JP2003029231A - Lcdの製造方法及び検査用lcdパネル - Google Patents

Lcdの製造方法及び検査用lcdパネル

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JP2003029231A
JP2003029231A JP2001216023A JP2001216023A JP2003029231A JP 2003029231 A JP2003029231 A JP 2003029231A JP 2001216023 A JP2001216023 A JP 2001216023A JP 2001216023 A JP2001216023 A JP 2001216023A JP 2003029231 A JP2003029231 A JP 2003029231A
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lcd
lighting
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seg
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Toshio Watanabe
俊夫 渡辺
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LCDパネル検査を低コストでIC実装(C
OG)前に行う。 【解決手段】 LCDパネルを製造する際に、透明電極
上にそのCOM電極及びSEG電極の各出力端子3,4
を導通する所定のサイズのCOM点灯パット1とSEG
点灯パット2とを形成し、前記各点灯パット1,2に電
圧を印加してLCDパネルの点灯検査を行い、その後各
点灯パット1,2をレーザーでカットして各出力端子毎
に電気的に切断し、その後LCDパネルにICを実装し
てCOG−LCDを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LCDの製造方法
及び検査用LCDパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)は高精細化する
なかで画素数が増大する傾向にあり、他方、ICのコス
トダウンの見地から、ICのシュリンク(縮小化)が実
施されており、例えば50μm以下のピッチのICも出現
している状況である。 そのため、LCDのITO透明電極出力端子の狭ピッチ化
は一層進む状況になってきており、この傾向を反映し
て、例えば、硝子基板の上に液晶駆動用ICを直接実装
するCOG(Chip on glass)−LCDでもITO(Ind
ium Tin Oxide)透明電極出力ピッチは通常100μm以
下とかなり狭くなっている。
【0003】図3はCOG−LCD用パネルの実装部の
ITO透明電極パターンを示している。その透明電極は
図中一点鎖線で示すICチップエッジ6に沿って複数の
COM(共通)電極3、SEG(セグメント)電極4及
び電源/信号入力出力端子8を備えている。
【0004】ところで、LCDはその製造工程において
ダストや或いは人が取り扱うことによる汚染等により不
良となることがあるため、製造ラインにおける検査は不
可欠である。しかし、このような100μm以下のピッチの
電極出力端子について、電極出力端子の全てに検査用プ
ローブを接触させ検査を実施することは容易でなく、実
際に検査を行う場合は、隣接する出力端子間間隔に合わ
せたプローブを備えたプローブカードを作製して行うこ
とになる。しかしながら、COG−LCD検査のための
プローブカードを作製しようとするとそれ自身かなり高
価なものとなる上、この様なプローブカードをCOG−L
CDの電極出力端子にアライメント(位置合わせ)する
ためには、画像処理にて付与されたマークを認識して行
う必要があり、検査装置はさらに高価なものとなる。従
って、これを行うと製品のコストが上昇し、かつ検査タ
クトが長くなるなどの問題がある。このような理由か
ら、ICを1チップ又は数チップしか実装しないCOG−L
CDでは、パネルのみの点灯検査はコストを要すること
から実施せず、IC実装後に点灯検査を行うのが通例で
ある。
【0005】図4Bは従来のCOG−LCDのIC実装
フローを模式的示した図である。このフロー図から明ら
かなように、従来はITO透明電極用出力端子のパター
ンを備えたパネルを作製後、ICを実装し、その後に点
灯検査を行っている。そのため、ICを実装した後に点
灯検査で不良品であることが判明すると、その段階では
パネルだけでなく、それより遙かに高価な良品のICま
で一緒に廃棄しなければならず、本来不必要なコストが
余分にかかることになる。
【0006】
【発明が解決すべき課題】従って、本発明の目的は、以
上の従来の問題の解決を図ることであって、パネルにI
Cを実装する前にパネルの点灯検査を行い、不良品のパ
ネルにICを実装することをなくすることである。ま
た、本発明の他の目的は、検査のためのプローブのアラ
イメントを簡単に行えるようにして、低廉なスプリング
プローブで点灯検査を行えるようにすると共に、スプリ
ングプローブのピッチを広くすることを可能にしてコン
タクト不良や誤判定を低減することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、LC
Dの製造方法において、透明電極上にそのCOM電極及
びSEG電極の各出力端子を導通する所定のサイズの導
体領域を形成し、前記各導体領域に電圧を印加してLC
Dの点灯検査を行い、その後前記導体領域を各出力端子
毎に電気的に分離し、前記LCDにICを実装すること
を特徴とするLCDの製造方法である。
【0008】請求項2の発明は、LCDの製造方法にお
いて、透明電極上にそのCOM電極及びSEG電極の各
出力端子を1つ置きに導通する所定のサイズの導体領域
を形成し、前記各導体領域に電圧を印加してLCDの点
灯検査を行い、その後前記導体領域を各出力端子毎に電
気的に分離し、前記LCDにICを実装することを特徴
とするLCDの製造方法である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
されたLCDの製造方法において、LCDの点灯検査の
ためのプローブは、前記導体領域に対しパネルの端面を
基準にアライメントを行うことを特徴とするLCDの製
造方法である。
【0010】請求項4の発明は透明電極上において、そ
のCOM電極及びSEG電極毎に、それぞれの出力端子
の全部又は一部を導通する所定サイズの導体領域を形成
したことを特徴とする検査用LCDである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態を図面を参照
して説明する。本発明のLCDパネルには、そのIC実
装フローを図4Aにおいて説明するように、ITO透明
電極用の各出力端子を以下で説明するように束ねてパタ
ーン化したショーティングパッドを形成し、そのLCD
パネルの点灯検査を行い、パネル検査後にショーティン
グパットをレーザーカットし、続いてIC(COG)を
実装する手順を採っている。つまり、不良LCDパネル
をまずチェックして排除した後にICの実装を行うよう
にしてICが無駄に消費されることを防止している。
【0012】図1及び2はそれぞれの実施形態のIC実
装部におけるITO透明電極用の出力端子の前記ショーテ
ィングパターンを示し、前記パターンはCOM点灯パッ
ト1とSEG点灯パット2とから成っている。図1は、
LCDを全点灯検査する場合におけるCOM点灯パット
1とSEG点灯パット2のパターンを示している。この
実施形態では、図示のように、COM出力端子3及びS
EG出力端子4を全て一束にして点灯パットを形成して
いる。また、図2は図1のパターンと同様であるが、C
OM出力端子3及びSEG出力端子4をそれぞれ一本置
きに間引いて、LCDパネルを市松模様に点灯するよ
う、出力端子を一束にして点灯パターンを形成してい
る。
【0013】次に、LCDパネルのオープン及び上下基
板のショートを検査するための検査、即ち、図1に示す
ショーティングパターンを用いてLCDを全点灯検査す
る場合について説明する。図1に示すショーティングパ
ターンは、スプリングプローブをパネル端面を基準位置
にして前記ショーティングパターンつまり、COM点灯
パット1及びSEG点灯パット2にアライメントできる
ように、前記透明電極出力端子のピッチと比較してかな
り大きなサイズに形成されている。つまり、スプリング
プローブは、それが夫々所定のサイズを有する点灯パッ
ト面の任意の位置に接触できればよいから、とくに各出
力端子にアライメントするときのような高い位置精度は
要しない。従って、本発明において所定のサイズは、単
にパネルの端面を基準にした位置合わせでプローブのア
ライメントが可能な程度の誤差を許容できるサイズを意
味する。なお、前記パットを数ブロックに分けることも
可能である。
【0014】LCDの全点灯検査は、前述のように、ス
プリングプローブをCOM点灯パット1及びSEG点灯
パット2の任意の位置に当接し、LCDのCOM出力端
子3とSEG出力端子4に電圧を印加して行う。数ブロ
ックに分かれている場合は、図示しない回路上でCOM
出力端子1、SEG出力端子2を束ねて行う。全点灯す
ることで線抜けがなく、ITO透明電極用のパターンに断
線が無いことが確認でき、同様に、上下基板のショート
も検査可能である。本実施形態では、全点灯を確認した
ら、続いて、レーザー(YAG)を用いて破線7のところで
ショーティングパット即ちCOM点灯パット1及びSE
G点灯パット2をカットして各出力端子毎に電気的に分
離し、この段階で初めてICを実装(COG)する。な
お、このショーティングパターンでは各出力端子間にお
けるショートの有無は検査できないため、このパターン
は隣接する出力端子間が比較的離れており、従って隣接
出力端子間でショートする可能性の低いLCDパネルの
検査に適合している。
【0015】次に、LCDのITO透明電極の隣接出力端
子間のショートを判別するための検査について説明す
る。この検査は、隣接する出力端子間が比較的接近して
おり、従って隣接出力端子間でショート不良が発生しや
すいLCDに適合しており、図2A、Bに示すショーテ
ィングパターンが用いられる。この場合も、各点灯パッ
ト1,2は、COM出力端子及びSEG出力端子のバン
プ5以内において、図示しないスプリングプローブが、
パネルの端面基準でアライメント可能なサイズ(又は面
積)を有しており、各出力端子を1本置きに束ねてショ
ーティングパット即ちCOM点灯パット1及びSEG点
灯パット2を形成している。なお、この場合も数ブロッ
クに分けることが可能である。
【0016】LCDの点灯検査は、このショーティング
パットのパターンにおいても、LCDのCOM出力端子
3とSEG出力端子4に電圧を印加して行う。この実施
形態の場合は、電圧を印加したときのLCDの市松表示
により、ITO透明電極パターンに隣接ショートが無いこ
とを確認することができる。なお、各出力端子が数ブロ
ックに分かれている場合は、全点灯検査の場合と同様
に、図示しない回路上で各ブロックをCOM出力端子
3、SEG出力端子4毎に束ねて電圧を印加する。隣接
ショートがないことを確認したら、続いて、レーザー(Y
AG)を用いて破線7のところでショーティングパットを
カットして電気的に各出力端子毎を分離し、この段階で
初めてICを実装(COG)する。以上、図1、2のそれぞ
れのショーティングパットのパターンについて説明した
が、そのいずれを選択するかは任意である。
【0017】次に、本発明の実施例について説明する。 実施例(その1) 1チップLCDの白黒STN−LCDを作製した(1/64D
uty、1/8Bias)。この実施例では、ITO透明電極の膜厚は
80nmとし、フォトリソ法によりパターン加工を実施し
た。その際、IC実装部周辺の図1A,B示す2種類の
パターンを形成した。COM電極のバンプピッチを60μ
m、1辺32本、2辺で64本の出力とし、SEG電極のパン
プピッチは60μmで、130本の出力とした。次に、図4A
に示すフローに従って、IC実装前にLCDパネルの点
灯検査を行った。即ち、LCDの透明電極のCOM点灯
パット1とSEG点灯パット2に電圧(80Hzのスタティ
ック波形)を印加し、かつ数ブロックに分かれている場
合は、プローブ後、COMブロックとSEGブロックに
束ねて実施した。ここで、ITO透明電極パターンに断線
が無く、上下基板ショートが無い場含は全画素が点灯
し、他方、ITO透明電極パターンに断線が発生時は、不
点灯ラインが発生する。また、上下基板間のショートが
ある場合には縦線、横線のクロスした不点灯ラインが発
生する。不点灯ラインが発生したLCDパネルは廃棄
し、次に、点灯検査を通過したLCDパネルについて、
YAGレーザーにてショーティングパットを電気的に切断
した。使用したYAGレーザーは、出力50W、波長1064nm、
ビーム径100μmであった。その後、異方性導電膜(ACF;
anisotropic conductive film)を貼り付けその上にIC
を実装し、点灯を再度確認した。その結果、オープン不
良又は上下基板ショート不良であるLCDにICを実装
することはなっかた。この実施形態では1チップで実施
したが、複数チップでも可能である。
【0018】実施例(その2) 1チップLCDの白黒STN−LCDを作製した(1/64Du
ty,1/8Bias)。この実施例でも、ITO透明電極の膜厚は80
nmとし、フォトリソ法によりパターン加工を実施した。
図2A、Bに示すIC実装周辺の2種類のパターンを形
成した。COM出力端子のバンプピッチは60μmで、1辺
一32本、2辺で64本の出力とし、SEGパンプピッチは6
0μmで、130本の出力とした。次に、図4Aのフローに
従ってIC実装前にLCDパネルの点灯検査を行った。
即ち、LCDの透明電極のCOM点灯パット1とSEG
点灯パット2に電圧(80Hzのスタティック波形)を印加
し、前記出力端子がそれぞれ数ブロックに分かれている
場合は、プローブ後、COMブロックとSEGブロック
に束ねて(ショーティングパッドを構成し)点灯検査を
実施した。ITO透明電極パターンに隣接ショートがない
場合は、市松表示となり、他方、ITOパターンが隣接シ
ョートがある場合は、市松表示が崩れることで不良を判
明する。不良パネルは廃棄し、次に、点灯検査を通過し
たLCDパネルについて、YAGレーザーにてショーティ
ングパットを電気的に切断した。使用したYAGレーザー
は、出力50W、波長1064hm、ビーム径100μmであった。
その後、異方性導電膜(ACF)により、ICを実装し点灯
を確認した。その結果、LCDのオープン不良、LCD
の上下基板ショート不良がある場合にICを実装するこ
とはなっかた。本実施例では1チップで実施したが、複
数チップでも可能である。また、以上、本発明をCOG
−LCDについて説明したがこれに限定されず、更にC
OB(Chip on bord)やCOF(Chip on frexiblecabl
e)タイプのものにも適用可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば以下の効果が得られる。 (1)LCDパネルでの点灯検査が行えるから、不良L
CDに高価なICを実装しなくてすむ。 (2)ショーティングパッドが所定のサイズを有するこ
とから、プローブのアライメントが容易であり、従っ
て、LCDのパネルの点灯検査を安価なスプリングプロ
ーブで可能であると共に、スプリングプローブのピッチ
を広げることができ、その結果、コンタクト不良、誤判
定を低減できる。 (3)LCDのパネルでの点灯検査を簡易に行うことが
でき、パターン認識処理が不要であるから高価な点灯検
査装置が不要であり、検査タクトも短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCOG−LCDの実装部のITO透明電
極パターンを示す。
【図2】本発明のCOG−LCDの実装部の他のITO透
明電極パターンを示す。
【図3】従来のCOG−LCDの実装部のITO透明電極
パターンを示す。
【図4】LCDへのIC実装のためのフロー図である。
【符号の説明】
1・・・COM点灯パット、2・・・SEG点灯パッ
ト、3・・・COM出力端子、4・・・SEG出力端
子、5・・・バンプ、6・・・ICチップエッジ、7・
・・レーザーカット線、8・・・電源/信号入力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA12 FA13 HA02 JA13 MA16 MA20 2H092 GA41 GA48 GA60 MA57 NA25 NA29 PA06 QA10 5G435 AA17 BB12 CC09 EE37 EE42 KK05 KK10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LCDの製造方法において、 透明電極上にそのCOM電極及びSEG電極の各出力端
    子を導通する所定のサイズの導体領域を形成し、 前記各導体領域に電圧を印加してLCDの点灯検査を行
    い、 その後前記導体領域を各出力端子毎に電気的に分離し、 前記LCDにICを実装する、ことを特徴とするLCD
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 LCDの製造方法において、 透明電極上にそのCOM電極及びSEG電極の各出力端
    子を1つ置きに導通する所定のサイズの導体領域を形成
    し、 前記各導体領域に電圧を印加してLCDの点灯検査を行
    い、 その後前記導体領域を各出力端子毎に電気的に分離し、 前記LCDにICを実装する、 ことを特徴とするLCDの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載されたLCDの製
    造方法において、 LCDの点灯検査のためのプローブは、前記導体領域に
    対しパネルの端面を基準にアライメントを行う、 ことを特徴とするLCDの製造方法。
  4. 【請求項4】 透明電極上において、そのCOM電極及
    びSEG電極毎に、それぞれの出力端子の全部又は一部
    を導通する所定サイズの導体領域を形成したことを特徴
    とする検査用LCDパネル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113899967A (zh) * 2021-09-08 2022-01-07 信利半导体有限公司 一种液晶显示屏的串漏笔测试方法及系统

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