JP2003028482A - リモートコントローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧ボタンの誤作動を防止する。 【解決手段】 本体１の上面に突出した運転／停止用の
押圧ボタン５の周囲にリブ６を立設し、前記本体１が裏
返しの状態で床面に放置されたとしても、押圧ボタン５
の押圧面が床面に接触しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機等に使
用されるリモートコントローラに係わり、より詳細には
リモートコントローラが裏返しの状態で放置された場
合、主要な押しボタンが誤って押圧されないようにした
構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】空気調和機等に使用されるリモートコン
トローラは、例えば図３で示すように、樹脂材からなる
偏平状に形成された筐体の上面前部に操作状態を表示す
る表示部２１を設け、上面中央に、室内壁面に据付けら
れた空気調和機の運転開始あるいは停止を行う使用頻度
の高い運転／停止ボタン２２を突設させている。また、
上面後部には、開閉するカバー２３に覆われて運転の調
整を行う複数の調整ボタンが設けられている。使用者が
前記運転／停止ボタン２２、あるいは前記調整ボタンで
操作を行なった後、床面にリモートコントローラを裏返
しの状態で放置したような場合、前記調整ボタンは前記
カバー２３で覆われていることにより、床面に押圧され
て誤作動を生じるような不具合は発生しないが、使用頻
度の高い前記運転／停止ボタン２２は筐体の上面に突出
し、また、これを保護するものが設けられていないた
め、なんらかの小さな衝撃力が加わると床面に押圧され
てしまい、使用者の意図に反して空気調和機が運転を開
始したり、あるいは停止してしまうというような誤作動
を起こす不具合があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑み、裏返しの状態で床面等に放置されたような場合
に、上面に突設された運転／停止しボタンが誤って押圧
されないようにしたリモートコントローラを提供するこ
とを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、本体の上面前部に表示部を設け、上面中央
に、運転／停止ボタンを突設し、上面後部に、開閉する
カバーに覆われた複数の調整ボタンを設け、室内の壁面
に据付けられた空気調和機の遠隔操作を行うリモートコ
ントローラにおいて、前記本体の上面中央に突出した前
記運転／停止ボタンの周囲に、同運転／停止ボタンの突
出度と同等、あるいはこれより大きい楕円状のリブを立
設した構成となっている。

【０００５】更に、前記リブの後壁に、手指が挿通する
切欠きを設けた構成となっている。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。図１
（Ａ）は本発明によるリモートコントローラを示す外観
斜視図であり、図１（Ｂ）は上面のカバーを開いた状態
を示す外観斜視図である。図２（Ａ）は床面に裏返しの
状態で置かれた状態を示す図であり、図２（Ｂ）は操作
ボタンを示す上面図である。本発明によるリモートコン
トローラの第一実施例は、図１（Ａ）で示すように、樹
脂材からなる方形状に形成された本体１の上面前部に、
冷暖房運転の運転状況の表示、操作状態の表示及びタイ
マ等の設定を行う液晶画面による表示部２を設け、上面
前縁に、室内に据付けられた室内機の受光部に赤外線を
照射し、同赤外線により操作の指令を伝送する発光部３
を設けている。上面後部には、開閉自在にカバー４が設
けられ、同カバー４の内部には、図１（Ｂ）で示すよう
に、調整を行う各種の調整ボタン７が配設されている。

【０００７】前記本体１の上面中央には、前記室内機の
運転及び停止を指示する運転／停止ボタン５が突設され
るとともに、その周囲には、同運転／停止ボタン５の突
出度と同等、あるいはこれより大きい楕円形状のリブ６
が立設されている。同リブ６の後面側には切欠き６ａが
設けられており、同切欠き６ａにより使用者が前記運転
／停止ボタン５を押圧する際、前記リブ６が障害となら
ないようにしている。また前記リブ６の上端は断面が曲
面状に形成され、使用者の指先が接触しても、指先への
傷付の発生を防止し、不快な感触を与えないようにして
いる。

【０００８】使用者が、上記したリモートコントローラ
で室内機の操作を行い、その後、リモートコントローラ
を裏返しの状態で床面等に放置した場合、前記リブ６の
上端が床面に接触し、前記運転／停止ボタン５の押圧面
が床面に接触することを防止するようになっている。こ
れにより、床面に裏返しの状態で放置された前記本体１
に小さな衝撃力が加わり前記運転／停止ボタン５の押圧
面が床面に押され、誤作動してしまうというような不具
合の発生を防止するようになっている。

【０００９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
本体の上面に突出した押しボタンの周囲にリブを立設す
ることにより、前記本体が裏返しの状態で床面に放置さ
れたとしても、押しボタンの誤作動を防止することので
きるリモートコントローラとすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）は本発明によるリモートコントローラを
示す外観斜視図である。（Ｂ）は上面のカバーを開いた
状態を示す外観斜視図である。

【図２】（Ａ）はリモートコントローラが裏返しで床面
に置かれた状態を示す図である。（Ｂ）は運転／停止ボ
タンを示す上面図である。

【図３】従来例によるリモートコントローラを示す図で
ある。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 表示部 ３ 発光部 ４ カバー ５ 運転／停止ボタン ６ リブ ６ａ 切欠き ７ 調整ボタン

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体の上面前部に表示部を設け、上面中
   央に、運転／停止ボタンを突設し、上面後部に、開閉す
   るカバーに覆われた複数の調整ボタンを設け、室内の壁
   面に据付けられた空気調和機の遠隔操作を行うリモート
   コントローラにおいて、 前記本体の上面中央に突出した前記運転／停止ボタンの
   周囲に、同運転／停止ボタンの突出度と同等、あるいは
   これより大きい楕円状のリブを立設してなることを特徴
   とするリモートコントローラ。
2. 【請求項２】 前記リブの後壁に、手指が挿通する切欠
   きを設けてなることを特徴とする請求項１に記載のリモ
   ートコントローラ。