JP2003028133A - ヒンジユニット - Google Patents

ヒンジユニット

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JP2003028133A
JP2003028133A JP2001219158A JP2001219158A JP2003028133A JP 2003028133 A JP2003028133 A JP 2003028133A JP 2001219158 A JP2001219158 A JP 2001219158A JP 2001219158 A JP2001219158 A JP 2001219158A JP 2003028133 A JP2003028133 A JP 2003028133A
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Japan
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fixed
hinge unit
shaft
thrust washer
inner layer
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Application number
JP2001219158A
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English (en)
Inventor
Azusa Tokiyoshi
梓 時吉
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 部品数が少なく、構造が簡単、組み立てが
容易で、しかも、小型で高トルクが得られ、ヒンジユニ
ット任意角度で位置固定しても、回動可能な、液晶ディ
スプレー用のヒンジユニットの提供。 【解決手段】 軸体と、該軸体に固着した固定部材、該
軸体に回動自在に配置した可動部材と該固定部材と可動
部材との間に配置されたスラストワッシャーからなり、
上記スラストワッシャーは、筒状の硬質の外層と弾性体
の内層の2層構造であって、該内層が上記固定部材と可
動部材の間で圧縮された状態で配置されてなるヒンジユ
ニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン、ワープ
ロ等のOA機器、液晶テレビ等の映像機器の液晶ディス
プレーを回動可能に、かつ任意角度で位置固定できるヒ
ンジユニットに関する。また、本発明は、組み立ての部
品数が少なく、構造が簡単、組み立てが容易で、しか
も、小型で高トルクが得られ、ヒンジユニットを任意角
度で自在に固定することによって、円滑な回動が可能
で、液晶ディスプレー用のヒンジユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】ラップトップパソコンやディスクトップ
パソコンやワープロ等の小型OA機器あるいは液晶テレ
ビでは、蓋体に液晶ディスプレーが設けられ利用者の見
やすい角度で位置固定するために、蓋体を機器本体に対
して回動自在に、かつ適宜の角度で位置固定するように
蓋体と機器本体をヒンジユニットで接続している。従
来、これらヒンジユニットは、上記のように任意角度で
位置固定が可能なように、所定の回転トルクを必要とし
ている。例えば、ラップトップパソコンのような小型の
ものでは、5 〜10kg、ディスクトップパソコン等では
液晶ディスプレーが重いので、20〜30kgの回転トルク
を必要としており、このようなトルクを固定部と可動部
の間の摺動摩擦により発生させるようにしている。
【0003】このような摩擦による回転トルク発生の手
段としては、従来、摩擦体を軸の長手方向に配置し、こ
の摩擦体と軸に対してラジアル方向に押圧して、両者間
の摺動摩擦により回転トルクを発生させるものと、固定
部材と回動部材との間に、軸と直交する方向に摩擦体を
配置し、これらをスラスト方向に押圧して、両者間の摺
動摩擦により回転トルクを発生させるものとに大別され
る。前者の摩擦体と軸に対してラジアル方向に押圧する
タイプのものとしては、回転軸に該回転軸の外径よりの
わずかに小さい内径の耐摩耗性プラスチック製の制動部
材を嵌装し、制動部材の内面を回転軸の外周面を摺動摩
擦面としたもの(特開2000−328832号公
報)、軸体の外周に摩擦部材を密着、配置し、軸体外周
面と摩擦部材との間を摺動摩擦面としたもの(実開平5
−71434号公報)がある。
【0004】後者の固定部材と回動部材との間に、軸と
直交する方向に摩擦体を配置し、これらをスラスト方向
に押圧して、両者間の摺動摩擦により回転トルクを発生
させるものとしては、軸体に回転摩擦板、装置本体取付
け板、回転摩擦板、スプリングワッシャ−(板バネ)及
びスペ−サを順に挿入し、軸体端部をかしめて、装置本
体取付け板の両側に回転摩擦板を圧接させもの(特開2
000−346047号公報)があり、後者の一般的な
タイプものとして、図3(断面図)及び図4(分解図)
に示すように軸体11に固定部材12、スペーサ13、
ワッシャ−14、可動部材15、ワッシャ−16、バネ
受け17、板バネ18を順に挿入し、押え板19で固定
して、可動部材の両側にワッシャー(摩擦板)を圧接さ
せるものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述す
るような技術においては、多くの解決すべき問題があ
り、例えば前者の軸体のラジアル方向に摩擦力を発生さ
せる方式のものでは、高トルクを得るためには、摩擦面
を大きくしなければならず、そのために軸体を長くした
り、軸径を大きくする必要があり、ヒンジが大型化する
問題がある。また、後者の軸に対してスラスト方向に摩
擦力を発生させるものでは、板バネとこの板バネの弾性
を受ける摩擦板等の部品点数が多くなって、組み立て工
程が煩雑となる問題点がある。そこで、本発明の課題
は、部品数が少なく、構造が簡単で、かつ組み立てが容
易で、しかも小型で、高トルクが得られるヒンジユニッ
トを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、エラストマ−
等の弾性変形する材料の弾性反発力を利用して、ヒンジ
ユニットのスラストワッシャーを作り、ワッシャー部を
圧縮して、その反発力を摩擦発生源として利用したもの
で、ヒンジユニットを軸体、該軸体に固着した固定部材
及び該軸体に回動自在に配置した可動部材から構成し、
該固定部材と可動部材の間に配置されたスラストワッシ
ャーを筒状の硬質の外層と弾性変形し得る内層の2層構
造のものを用いることを特徴とするもので、かつ内層を
上記固定部材と可動部材の間に圧縮された状態となるよ
うに配置することによって上記課題を解決した。
【0007】本発明は、以下の構成を基本的な特徴とす
るものである。 (1)軸体、該軸体に固着した固定部材、該軸体に回動
自在に配置した可動部材及び該固定部材と可動部材の間
に配置されたスラストワッシャーからなり、上記スラス
トワッシャーが筒状の硬質の外層と弾性体の内層の2層
構造であって、該内層が上記固定部材と可動部材の間で
圧縮された状態で配置されていることを特徴とするヒン
ジユニット。 (2)内層が、摩擦係数の高い熱可塑性エラストマ−で
あることを特徴とする上記(1)に記載のヒンジユニッ
ト。 (3)スラストワッシャ−が、可動部材又は可動部材の
いずれか一方を挟持するように配置されていることを特
徴とする上記(1)又は(2)に記載のヒンジユニッ
ト。
【0008】上記ヒンジユニットにおける内層は、熱可
塑性エラストマ−等の弾性体が適当で、高摩擦係数のも
のが好ましく、スラストワッシャ−の配置は、固定部材
又は可動部材を挟持した状態で配置することが好まし
い。また、外層は該内層の圧縮時に、外方への膨張を押
えることができる程度の硬質の材料で構成するものが適
当で、PPS(ポリエチレンサルファイド)等のプラス
チックや金属が用いられるが、特に摺動性能の優れたも
のが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のヒンジユニットの一実施
の形態を図1及び図2により説明する。図1は、本発明
のヒンジユニットの断面図、図2は、本発明の上記ヒン
ジユニットに用いるスラストワッシャーの断面図であ
る。なお、図3(断面図)及び図4(分解図)は、従来
の一般的な固定板と可動板の取付けを示すものである。
上記図1及び図2に示すように、固定部材1に固着され
た軸体2は、固定側の大径部2aと、その一方側に形成
された小径よりなる軸部2bよりなり、小径の軸2bに
は、大径の軸部2a側から順に、スラストワッシャー
3、5、可動体であるディスプレー体を支持する可動部
材4、スラストワッシャー5、押え板6が挿入され、こ
れらを軸方向に押圧して、小径の軸部bの端部をかし
めることによって可動部材4の両側にスラストワッシャ
−3、5を圧接させるようにしている。
【0010】上記スラストワッシャ−3、5は、図2に
示すように、外層と内層からなる。外層は、硬質で、摺
動性の円筒状であり、内層8は、外層7の内側に配置さ
れ、外層7からはみ出る長さで、エラストマ−のような
弾性を有する円筒状からなっている。図1のように組み
立てると、内層8は、大径軸部2a、可動部材4、押え
板6を介して軸方向に圧縮され、軸方向、すなわち、ス
ラスト方向に押圧力が発生すると共に、外層7によっ
て、膨張が押えられるため、軸に直交方向(ラジアル方
向)に押圧力が発生することになる。
【0011】したがって、スラストワッシャ−3、5を
可動部材4と共に回動するように構成すると,押え板6
とスラストワッシャ−3、5との当接面、軸体2の大径
軸部2aとスラストワッシャ−3、5との当接面、軸体
の小径部2bの外周面とスラストワッシャー5内面とに
摩擦力が発生し、大きなトルクが得られる。一方、上述
の可動部材4及び軸体2の関係を逆にして、軸体2を回
転軸、可動部材4を固定とし、固定部材1を可動とする
ように変更することもできる。例えばスラストワッシャ
−3、5と部材4を固定とするようにすると、軸体2の
小径軸部2bの外周面とスラストワッシャ−3、5との
内面及びスラストワッシャー5と押え板6及び大径部2
aとの当接面に摩擦力が発生し、スラストワッシャ−
3、5が軸体2と共に回動し、部材4のみを固定部材と
するようにすると、部材4とスラストワッシャ−3、5
との当接面に摩擦力が発生する。このように、本発明で
は、簡単な構造で多様なトルク得られ、さらにスラスト
ワッシャ−の内層材に摩擦係数の相違するものを選ぶこ
とによって、所望のトルクを得ることができる。
【0012】
【実施例】スラストワッシャ−の材質として、外層とし
てPPS(ポリエチレンサルファイド)系摺動部材(大
塚化学(株)ポチコンS80 )、内層として熱可塑性ポリ
ウレタン(ダウケミカル日本(株)ペレセン2103 90A)
を使用し、外層のサイズを、外径φ20mm、内径φ16m
m、幅2mm、内層のサイズを、外径φ16mm、内径φ
10mm、幅3mmとして、軸体をφ10mmとして、図1
(断面図)及び図2(平面図)に示すようなスラストワ
ッシャ−3、5を形成した。このスラストワッシャーの
回転トルクは20kgであった。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明のヒンジユニット
は、部品点数が少ないため製作が容易、かつ安価であ
り、しかも小型で、トルクの調整が容易であって、高ト
ルクを発生し得るものであるから、ラップトップパソコ
ンやワープロのような高いトルクを必要としないものか
ら、ディスクトップパソコンや液晶テレビのような高ト
ルクを必要とするものまで、幅広く使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒンジユニットの使用時の断面図
【図2】本発明のヒンジユニットに用いるスラストワッ
シャ−の断面図
【図3】従来のヒンジを示す断面図
【図4】図3のヒンジユニットの分解図
【符号の説明】
1 本発明のヒンジユニットの固定部材 2 軸体 2a 大径軸部 2b 小径軸部 3 スラストワッシャ− 4 可動部材 5 スラストワッシャー 6 押え板 7 スラストワッシャー外層 8 スラストワッシャー内層 11 従来のヒンジユニットの軸体 12 固定部材 13 スペーサ 14 ワッシャ− 15 可動部材 16 ワッシャ− 17 バネ受け 18 板バネ 19 押え板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸体、該軸体に固着した固定部材、該軸
    体に回動自在に配置した可動部材及び該固定部材と可動
    部材との間に配置されたスラストワッシャーからなり、
    上記スラストワッシャーが筒状の硬質の外層と弾性体の
    内層の2層構造であって、該内層が上記固定部材と可動
    部材の間で圧縮された状態で配置されていることを特徴
    とするヒンジユニット。
  2. 【請求項2】 内層が、摩擦係数の高い熱可塑性エラス
    トマ−であることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ
    ユニット。
JP2001219158A 2001-07-19 2001-07-19 ヒンジユニット Pending JP2003028133A (ja)

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