JP2003028093A - 羽根車の整流部材取付け構造 - Google Patents

羽根車の整流部材取付け構造

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JP2003028093A
JP2003028093A JP2001211301A JP2001211301A JP2003028093A JP 2003028093 A JP2003028093 A JP 2003028093A JP 2001211301 A JP2001211301 A JP 2001211301A JP 2001211301 A JP2001211301 A JP 2001211301A JP 2003028093 A JP2003028093 A JP 2003028093A
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rectifying
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screw
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Keiichi Shiraishi
啓一 白石
Eiji Kato
英二 加藤
Yoshiji Aono
義嗣 青野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 羽根車整流部材の緩みや脱落を防止するこ
と。 【解決手段】 整流部材11を回転軸50にねじ込んで
固定した後、舌付座金210を挟んで回転止めボルト2
00を整流部材11に設けられた孔15に挿入し、回転
軸50の端部50aに設けられたネジ穴50bへ、当該
回転止めボルト200をねじ込む。緩み止め部材である
舌付座金210の一端は、整流部材11の頂部19に形
成された平面19a向かって折り曲げられており、もう
一端は回転止めボルト200の頭部側面に向かって折り
曲げられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機、送風機、
水力発電用の水車、風力発電用の風車あるいは過給機等
の羽根車に使用する整流部材を取付ける構造に関し、さ
らに詳しくは、整流部材の緩みや脱落を防止して信頼性
の高い運転ができる羽根車の整流部材取付け構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】軸流圧縮機の空気取り入れ口に使用され
る羽根車や、水力発電に使用する水車のランナ、あるい
は過給機における空気圧縮用の羽根車には、流体の流れ
を整流する目的で整流部材が使用されている。ここで
は、内燃機関の過給機を例にとって、これまで使用され
てきた整流部材の取付け構造について説明する。図10
は、内燃機関の過給機で使用されてきた従来の整流部材
の取付け構造を示す説明図である。
【0003】空気圧縮用の羽根車500は、回転軸51
0によってタービン翼車520と連結されており、ター
ビン翼車520がエンジンの排気ガスによって回転する
と羽根車500も回転する。ここで、図10(b)に示
すように、羽根車500は、回転軸510の先端部にネ
ジを切り、回転軸用ナット560によって回転軸510
に固定されている。そして、空気取り入れ口530から
流入する空気は、羽根車500のボス部501に取付け
られた整流部材540よって滑らかに羽根車500へ導
かれて圧縮機550へ送り込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10
(b)に示すように、従来は、羽根車500を回転軸5
10に取付けるためのネジを利用して、回転軸510の
先端に整流部材540をねじ込んで固定していた。しか
し、この取付け方法は単に整流部材540を回転軸51
0にねじ込むだけであったので、長時間運転を続けるう
ちに整流部材540が緩む場合があった。整流部材が緩
むと振動を発生する原因となり、装置各部に不具合を発
生させることがあった。そして、緩みが進行して整流部
材540が回転軸510から脱落した場合には、流体の
整流機能が果たせなくなるだけでなく、脱落した整流部
材540が回転する羽根車500に巻き込まれて羽根車
500を損傷するおそれもあった。
【0005】また、過給機の羽根車はケーシングで密閉
されているので、いったん羽根車が破損するとそれを修
理・交換することは容易ではなかった。さらに、船舶の
ディーゼルエンジンに使用される過給機では、航海中に
整流部材が脱落して過給機を損傷すると、その後の航海
に支障をきたすおそれもあった。このため、信頼性の高
い運転をするために、整流部材の緩みを防止してその脱
落を防ぐ必要があった。そこで、この発明は、上記に鑑
みてなされたものであって、整流部材の緩みや脱落を防
止して信頼性の高い運転ができる羽根車の整流部材取付
け構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る羽根車の整流部材取付け構造は、
羽根車に整流部材を取付けるにあたって、羽根車のボス
部に存在する整流部材取付け部材に雄ネジを形成し、当
該雄ネジと組み合う雌ネジを形成した整流部材を当該整
流部材取付け部材にねじ込んで固定するとともに、締結
手段によって前記整流部材を前記整流部材取付け部材に
固定したことを特徴とする。
【0007】この羽根車の整流部材取付け構造は、整流
部材の緩みおよび脱落を防止するため、ボルトやナット
等の締結手段により整流部材を回転軸や羽根車軸等の整
流部材取付け部材に固定する。この発明において、整流
部材取付け部材には雄ネジが、整流部材には雌ネジが形
成されており、整流部材を整流部材取付け部材にねじ込
むことで固定する。さらに、締結手段によって両者を固
定するので、整流部材が緩む方向に回転しようとして
も、この締結手段によって整流部材の回転が阻止され
る。これによって整流部材の緩みや脱落を防止できるの
で、振動等の発生を抑えて安定した運転ができ、また装
置全体の信頼性も向上する。
【0008】ここで、整流部材取付け部材とは広く整流
部材を取付けるものをいい、例えば、羽根車が取付けら
れている回転軸に整流部材を取付ける場合の回転軸が該
当する。また、羽根車の整流部材が取付けられる部分
に、例えば新たに台座を設けて、これに整流部材を取付
けるような場合の台座も整流部材取付け部材に含まれ
る。さらに、羽根車の整流部材が取付けられる部分を加
工して、例えば凸状に台座を成形して、ここに整流部材
を取付けるような場合における凸状の台座も整流部材取
付け部材に含まれる。
【0009】また、整流部材取付け部材が羽根車のボス
部に存在するとは、例えば羽根車のボス部に台座等の整
流部材取付け部材を設けるような場合をいう。また、羽
根車のボス部に、当該ボス部と一体に整流部材取付け部
材を設けるような場合も含まれる。さらに、図1に示す
ように、整流部材取付け部材として使用する回転軸50
が、羽根車4のボス部4aから突き出ている状態も含ま
れる。
【0010】なお、本発明に係る羽根車の整流部材取付
け構造は、圧縮機、送風機、水力発電用の水車、風力発
電用の風車あるいは過給機等の羽根車およびこれらの羽
根車に使用する整流部材に対して適用できる。
【0011】また、請求項2に係る羽根車の整流部材取
付け構造は、上記羽根車の整流部材取付け構造におい
て、さらに、前記締結手段に回り止め部材を取付けたこ
とを特徴とする。この羽根車の整流部材取付け構造は、
さらに、ボルトやナット等の締結手段に回り止め部材を
設けている。この回り止め手段によって締結手段は自由
な回転が阻止されるため、締結手段が緩んだり脱落した
りすることはない。したがって、整流部材の緩みおよび
脱落をさらに確実に防止できるため、振動の発生をさら
に抑制してより安定した運転ができる。ここで回り止め
部材には、例えば舌付座金やワイヤ、ピン、あるいはロ
ックナット等が含まれる。特に舌付座金やワイヤ、また
はロックナットを使用した場合には、分解が容易なので
保守・点検に手間を要さない。
【0012】また、請求項3に係る羽根車の整流部材取
付け構造は、上記羽根車の整流部材取付け構造におい
て、さらに、前記締結手段は、前記整流部材取付け部材
に形成したネジとは逆方向のネジを有することを特徴と
する。この羽根車の整流部材取付け構造は、整流部材取
付け部材に形成したネジとは逆方向のネジを有するボル
トやナットを使用して、整流部材を整流部材取付け部材
に固定する。例えば、整流部材取付け部材には右ネジで
雄ネジを切っておき、締結手段には左ネジを切ってお
く。ここで、整流部材にも右ネジで雌ネジが切ってあ
る。このとき、整流部材が緩む方向に回転しようとする
と締結手段もそれにともなって回転しようとするが、こ
の回転方向は締結手段が締まる方向である。このよう
に、整流部材が緩もうとしても締結手段によって逆に締
め付けられるため、整流部材の緩みおよび脱落が防止で
きる。この整流部材取付け構造は簡単な構造であり、既
存の取付け構造に対してほとんど設計変更することなし
に適用できる。また、回り止め部材が不要になるため部
品点数を削減でき、また、信頼性および耐久性も向上す
る。
【0013】また、請求項4に係る羽根車の整流部材取
付け構造は、羽根車のボス部に存在する整流部材取付け
部材と、前記整流部材取付け部材の少なくとも一部を軸
方向に貫通させる貫通孔を備えた整流部材と、前記貫通
孔から突き出した前記整流部材取付け部材に組み付け
て、前記整流部材が前記整流部材取付け部材の軸方向に
移動することを拘束する、外寸が前記貫通孔よりも大き
い抜け防止部材と、を備えたことを特徴とする。
【0014】この羽根車の整流部材取付け構造は、ネジ
を使用せずに整流部材を取付け、さらにボルトやナット
等の締結手段を使用しないで整流部材の脱落を防止する
ものである。このため、整流部材に設けた貫通孔に整流
部材取付け部材の一部を貫通させて、Eリング等の抜け
防止部材によって整流部材の脱落を防止する。この整流
部材取付け構造はネジを使用していないので緩むこと自
体が発生しないので、緩みを防止する手段を講じなくと
もよい。
【0015】また、ネジを使用しないため整流部材取付
け構造部には引張応力が作用しないので、特に環境温度
が高い場合であっても、熱膨張やクリープ伸びに起因す
るネジの緩みを考慮する必要がなくなる。このため、前
記伸びを考慮して予め多めに締めこむ必要はなくなるの
で、整流部材取付け構造部には無理な力が作用しなくな
る。その結果、整流部材取付け構造部の信頼性を高くで
き、また寿命も長くできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、下記実施の形
態における構成要素には、当業者が容易に想定できるも
のが含まれるものとする。なお、次の説明においては内
燃機関に使用する過給機を例にとって説明するが、この
発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。
【0017】(実施の形態1)図1は、この発明の実施
の形態1に係る羽根車の整流部材取付け構造を示す説明
図である。羽根車4(一部省略)は、回転軸用ナット7
によって回転軸50に固定されている。この羽根車4は
内燃機関の過給機に使用されるものであり、羽根車4の
反対側にはタービン翼車(図示せず)が取付けられてい
る。内燃機関(図示せず)からの排気ガスによってター
ビン翼車が回転し、その回転が回転軸50を介して羽根
車4に伝わって、コンプレッサ(図示せず)に空気を送
り込む。
【0018】実施の形態1においては、回転軸50を整
流部材取付け部材として利用するため、回転軸50の端
部50aには、締結部材である回転止めボルト200を
取付けるためのネジ穴50bが備えられている。回転軸
50は羽根車4のボス部4aから突き出ており、整流部
材取付け部材である回転軸50が羽根車のボス部に存在
する状態となっている。
【0019】また、回転軸50には、羽根車4を回転軸
に固定するための回転軸用ナット7をねじ込むために、
その一端に雄ネジ17が切られている。整流部材11に
は雌ネジ14が切られており、回転軸に切られた雄ネジ
17に整流部材11をねじ込んで固定する。また、整流
部材11の略中心部には、整流部材11を軸方向に貫通
する孔15が開けられており、この孔15に回転止めボ
ルト200を通すようになっている。
【0020】さらに、整流部材11の頂部19は凸状に
形成されており、回転止めボルト200の台座となる。
また、頂部19の外周面は少なくとも一つの平面19a
を備えており、図1(b)に示すように、回転止めボル
ト200の回り止め部材として使用する舌付座金210
の一端を止めるようになっている。なお、頂部19の外
周面に平面を2以上形成すれば、整流部材11を回転軸
50にねじ込む際に、この頂部19にスパナ等の工具を
掛けて整流部材11を回転軸50へ確実にねじ止めでき
るため好ましい。
【0021】図2は、回り止め部材である舌付座金を留
めるもう一つの方法を示す説明図である。実施の形態1
においては、必ずしも整流部材11に凸状の頂部19
(図1参照)を設け、頂部19に設けた平面19aで舌
付座金を係止させなくともよい。この図に示すように、
整流部材11に溝部11aを設けて、この溝部11aに
舌付座金210の一端を挿入して、回り止め部材として
の機能を発揮させるようにすることもできる。
【0022】整流部材11を回転軸50にねじ込んで固
定した後、回り止め部材である舌付座金210を挟んで
回転止めボルト200を整流部材11に設けられた孔1
5に挿入する。そして、回転軸50の端部50aに設け
られたネジ穴50bへ、当該回転止めボルト200をね
じ込む。回り止め部材である舌付座金210の一端は、
整流部材11の頂部19に形成された平面19a(図1
参照)に向かって折り曲げられており、もう一端は回転
止めボルト200の頭部側面に向かって折り曲げられて
いる。なお、舌付座金210は最初L字形状をしてお
り、回転止めボルト200をねじ込んだ後、もう一端を
回り止めボルト200の頭部側面と略平行になるまで曲
げて、当該ボルト200が緩むことを防止する。
【0023】この実施の形態に係る羽根車の整流部材取
付け構造では、整流部材11が緩む方向に回転しようと
しても回転止めボルト200によってその回転が阻止さ
れるので、整流部材11の脱落を防止できる。また、回
転止めボルト200は舌付座金210によってその緩み
が防止されるので、回転止めボルト200が脱落するこ
ともない。
【0024】本実施の形態に係る羽根車の整流部材取付
け構造によれば、整流部材11の回転を確実に防止でき
るため整流部材11が脱落することもなく、信頼性の高
い運転ができる。また、整流部材11の回転を防止して
確実に回転軸50へ固定できるので、整流部材11の緩
みに起因する振動等を抑制して安定した運転ができる。
【0025】(変形例)図3は、実施の形態1の変形例
に係る羽根車の整流部材取付け構造を示す説明図であ
る。この変形例は、締結手段である回転止めボルトのネ
ジの方向と整流部材および整流部材取付け部材である回
転軸に切られたネジの方向とを互いに逆にした点に特徴
がある。例えば、整流部材11および回転軸50に切ら
れたネジを右ネジ(右に回すと締まる)とし、回転止め
ボルト200のネジを左ネジ(左に回すと締まる)とす
る。このようにすると、整流部材11が緩む方向、すな
わち左に回転すると、これに合わせて回転止めボルト2
00も左に回転しようとする。ところが回転止めボルト
200には左ネジが切られているため、回転止めボルト
200は締まる方向に進むことになる。したがって、整
流部材11が緩もうとするほど回転止めボルト200は
締まるので、これによって整流部材の回転が阻止されて
脱落を防止できる。
【0026】この変形例に係る羽根車の整流部材取付け
構造では、締結手段として回転止めボルトを付加するだ
けで整流部材の脱落を防止できる。このため、舌付座金
等の緩み止め部材が不要になる結果、部品点数を削減で
きる。また、保守・点検の際には回転止めボルトを緩め
るだけで整流部材を分解できるので、作業に手間を要さ
ない。なお、この変形例に係る羽根車の整流部材取付け
構造に、舌付座金等の緩み止め部材を適用してもよい。
この場合は保守・点検の手間はやや要するが、逆ネジの
作用と緩み止め部材の作用とで、さらに確実に整流部材
の脱落を防止できるため、信頼性は非常に高くなる。
【0027】(実施の形態2)図4は、この発明の実施
の形態2に係る羽根車の整流部材取付け構造を示す軸方
向断面図である。この羽根車の整流部材取付け構造は、
締結部材であるボルトに孔を開けて、この孔にワイヤや
ピン等の緩み止め部材を挿入してボルトの緩みを防止す
る点に特徴がある。図4(a)に示すように、締結部材
である回転止めボルト201の頭部201aには、軸方
向に対して垂直に貫通孔201bが開けてある。また、
整流部材11の頂部19にも、整流部材11の軸方向に
対して垂直に、貫通孔19bが開けてある。なお、この
貫通孔19bは整流部材のボルト201が貫通する部分
を避けて開けることが好ましい。ボルト201に孔を開
ける必要がなくなるからである。
【0028】回転止め部材であるワイヤ211はボルト
201に開けられた貫通孔201bと整流部材11の頂
部19に開けられた貫通孔19bとに通された後、その
両端を結合させてある。なお、貫通孔201bの代わり
にボルト201の頂部に溝を設けて、この部分にワイヤ
211を掛けるようにしてもよい。このワイヤ211に
よって、ボルト201と整流部材11とが結ばれるた
め、ボルト201の自由な回転を阻止してその回転を防
止する。整流部材11を分解する必要があるときには、
ワイヤ211をほどくだけでよいので、保守・点検の手
間を要さない。
【0029】また、図4(b)および(c)に示すよう
に、回転止めボルト202の頭部側面に当該ボルトの軸
方向に平行な溝212cを設け、また、整流部材11の
頂部19へ垂直に穴19cを開ける。そして、緩み止め
部材であるピン212を穴19cに挿して、このピン2
12の側面の一部を溝212cにかみ合わせることで回
転止めボルト202の回転を防止してもよい。このとき
ピン212の先端を回転止めボルト202の頂部から突
き出しておくと、容易にピン212を引き抜いて回転止
めボルト202を緩めることができる。
【0030】(実施の形態3)図5は、この発明の実施
の形態3に係る羽根車の整流部材取付け構造を示す軸方
向断面図である。この羽根車の整流部材取付け構造は、
回転軸の先端に雄ネジを備えた棒状の部材を突き出し
て、ボルトの代わりにナットを締結手段として使用する
点に特徴がある。回転軸51の端部には、棒状の部材6
0が備えられており、先端部には雄ネジが切られてい
る。この棒状の部材60は、回転軸51の端部に穴を開
け、焼きばめ等によって当該穴へはめ込んでもよいし、
また、回転軸51と一体に成形してもよい。整流部材1
1の略中心部には、整流部材11を軸方向に貫通する孔
15が設けられており、この孔15に前記棒状の部材6
0が貫通する。
【0031】図5(a)に示すように、整流部材11を
回転軸51にねじ込んで取付けると、棒状の部材60が
孔15を貫通して、その先端が整流部材11の頂部から
突き出す。ここに、締結手段であるナット203が舌付
座金210を介して取付けられる。この羽根車の整流部
材取付け構造では、締結手段であるナット203によっ
て整流部材11の回転が阻止されるので、整流部材11
の脱落を防止できる。また、舌付座金210によってナ
ット203の回転も阻止されるので、確実に整流部材1
1の脱落を防止できる。
【0032】なお、上述したように、舌付座金210の
代わりに緩み止め部材としてワイヤやピンも使用しても
よい。ピンを使用する場合には、例えば、整流部材11
の頂部19に、整流部材11の軸方向に対して垂直に孔
を開けて、この孔にピンを挿入して棒状の部材60とも
に貫く方法がある。さらに、図5(b)に示すように、
回り止め部材としてロックナット213を使用して、締
結部材であるナット203をこのロックナット213で
締め付けてもよい。また、棒状の部材60の先端部に溝
を設けて、この溝にEリング等を取付けることで、整流
部材11の回転および脱落を防止してもよい。このよう
にすると、締結部材であるナットやボルトを使用する必
要がなくなるので、回り止め部材も不要になる。
【0033】(実施の形態4)図6は、この発明の実施
の形態4に係る羽根車の整流部材取付け構造を示す軸方
向断面図である。この羽根車の整流部材取付け構造は、
回転軸に切ってある整流部材を取付けるための雄ネジ
を、回転軸の方向に対して逆ネジとした点に特徴があ
る。整流部材取付け部材である回転軸52の先端部分5
2aには、整流部材12を取付けるために雄ネジが切っ
てある。このネジは左ネジとなっており、整流部材12
を左に回すとネジが締まるものである。すなわち、整流
部材12を締めると、整流部材12の方から見た場合に
は、相対的に回転軸52が右回りになる。
【0034】一方、羽根車4は、整流部材の方から見た
場合に時計回りの方向、すなわち右回りに回転するよう
になっている。このため、羽根車4の回転中は整流部材
12も羽根車4と同じ方向に回転するが、このとき回転
軸52は右回りになるため、整流部材12は締まる方向
に進むことになる。したがって、羽根車4の回転中は、
常に整流部材12が締まる方向に進むので、整流部材1
2が緩んだり脱落したりすることはない。この実施の形
態に係る羽根車の整流部材取付け構造は、極めて簡単な
構造によって整流部材の緩みおよび脱落を防止できる。
【0035】(実施の形態5)図7は、この発明の実施
の形態5に係る羽根車の整流部材取付け構造を示した説
明図である。この羽根車の整流部材取付け構造は、ネジ
を使用しないで整流部材を回転軸に取付けて、キーやス
プライン等の回転防止手段によって整流部材の回転を阻
止する点に特徴がある。回転軸53にはキー溝53dが
形成されており、また整流部材13の内周面にもキー溝
13dが形成されている。整流部材13を回転軸53に
取付ける際には、前記キー溝53dおよび13dにキー
70をはめ込んで、整流部材13の回転を防止する。な
お、キーの代わりにスプラインを使用してもよい。ま
た、整流部材13の回転を許容できる場合には、キーや
スプライン等の回転防止手段は不要である。
【0036】回転軸53の先端部53aは段付加工が施
してあり、棒状の部分80が整流部材13の略中心に開
けられた貫通孔15に挿入される。棒状の部分80の先
端には溝81が設けられており、整流部材13を回転軸
53に取付けた後に、溝81(図7(b)参照)へ抜け
防止部材であるEリング85を取付けて、整流部材の抜
け落ちを防止する。なお、この例においては、回転軸5
3の先端部53aおよび棒状の部分80が、羽根車4の
ボス部4aに存在する整流部材取付け部材となる。ここ
で、図7(a)に示すように、抜け防止部材であるEリ
ング85の外寸は、貫通孔15の径よりも大きくなって
いる。なお、整流部材13のがたつきを防止するため、
ばね座金86を介してEリングを取付けるのが好まし
い。
【0037】図8は、実施の形態5に係るもう一つの羽
根車の整流部材取付け構造を示した説明図である。図8
に示すように、回転軸54に段付加工しないで先端部に
溝82を形成し、この溝にEリング85を取付けて整流
部材18の脱落を防止してもよい。回転軸を段付加工す
るこのようにすると、回転軸54を段付加工する手間を
省くことができるので、回転軸54の製造に手間を要し
ない。また、この取付け構造では段付部の応力集中がな
くなるため、強度が優れたものとなる。このため、回転
軸の耐久性が高くなり装置全体の信頼性も向上する。な
お、この例においては、回転軸54の先端部54aが、
羽根車4のボス部4aに存在する整流部材取付け部材と
なる。
【0038】図9は、抜け防止部材の例を示した説明図
である。図9(a)および(b)に示すように、抜け防
止機構を備えたEリング88を使用してもよい。このよ
うなEリング88を使用すると、Eリング88の脱落を
より確実に防止できるので、さらに信頼性が高くなる。
また、Eリングの代わりに図9(c)に示すようなロッ
ク部材87を使用してもよい。このようなロック部材8
7を使用すると、回転軸53に設けてある棒状の部分8
0に、Eリングを取付ける溝81(図7(b)参照)を
設けることが不要になるので、棒状の部分80の加工が
容易になる。さらに、棒状の部材80(図7参照)等の
先端へその軸方向に対して垂直にピンを挿入して抜け防
止手段としてもよいし、ワイヤで棒状の部分80等と整
流部材13とを結合して整流部材13の脱落を防止して
もよい。
【0039】実施の形態5に係る羽根車の整流部材取付
け構造では、整流部材を取付けたりその脱落を防止する
ためにネジを使用しないため、整流部材取付け構造部に
は引張応力が作用しない。したがって、特に高温環境下
で使用する場合には、熱膨張による緩みやクリープ伸び
に起因するネジの緩みを考慮する必要はない。このた
め、前記伸びを考慮して予め多めに締めこむ必要はなく
なるので、整流部材取付け構造部には無理な力が作用し
ない。その結果、整流部材取付け構造部の信頼性を高く
でき、また寿命も長くできる。
【0040】なお、実施の形態1〜3で説明したよう
に、締結部材としてボルトやナットを使用して整流部材
の回転を防止してもよい。この場合には、上述したよう
にキーやスプラインの回転防止手段を併用すると、整流
部材13の回転が阻止されるので、整流部材を締結して
いるボルトやナットも回転しなくなる。したがって、回
転防止手段を設けない場合と比較するとボルトやナット
といった締結部材の緩みは低減できるので、舌付座金等
の回り止め部材を使用しなくともボルトやナットの緩み
を抑えることができる。また、舌付座金等の回り止め部
材を使用すれば、より確実にボルトやナットの緩みを抑
えることができるので、整流部材の緩みや脱落を確実に
防止して、装置の信頼性を向上させることができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の羽根車
の整流部材取付け構造(請求項1)では、整流部材の緩
みおよび脱落を防止するため、ボルトやナット等の締結
手段により整流部材を回転軸や羽根車軸等の整流部材取
付け部材に固定するようにした。この発明では、整流部
材を整流部材取付け部材にねじ込んで固定した後、さら
に締結手段によって両者を固定するので、整流部材が緩
む方向に回転しようとしても、この締結手段によって整
流部材自体の回転が阻止される。これによって整流部材
の緩みや脱落を防止できるので、振動等の発生を抑えて
安定した運転ができる。また装置全体の信頼性も向上す
る。
【0042】また、この発明の羽根車の整流部材取付け
構造(請求項2)では、上記羽根車の整流部材取付け構
造において、さらに、ボルトやナット等の締結手段に回
り止め部材を設けるようにした。このため、回り止め手
段によって締結手段の自由な回転が阻止されて、締結手
段の緩みや脱落を防止できる。したがって、整流部材の
緩みおよび脱落をさらに確実に防止して、より安定した
信頼性の高い運転ができる。
【0043】また、この発明の羽根車の整流部材取付け
構造(請求項3)では、上記羽根車の整流部材取付け構
造において、さらに、整流部材取付け部材に形成したネ
ジとは逆方向のネジを有する締結手段を使用することと
した。すなわち、整流部材取付け部材に形成したネジと
は逆方向のネジを有するボルトやナット等の締結手段を
使用して、整流部材を整流部材取付け部材に固定するよ
うにした。このため、整流部材が緩む方向に回転しよう
としても、整流部材のネジとは逆方向のネジが切られた
締結手段によって締め付けられるため、整流部材の緩み
および脱落が防止できる。この整流部材取付け構造は、
回り止め部材が不要になるため部品点数を削減でき、ま
た、その分信頼性および耐久性も向上する。
【0044】また、この発明の羽根車の整流部材取付け
構造(請求項4)では、ネジを使用せずに整流部材を取
付け、さらにボルトやナット等の締結手段を使用しない
で整流部材の脱落を防止するようにした。この整流部材
取付け構造はネジを使用していないので緩むこと自体が
発生しないので、緩みを防止する手段を講じなくともよ
い。また、ネジを使用しないため整流部材取付け構造部
には引張応力が作用しないので、特に環境温度が高い場
合であっても、熱膨張やクリープ伸びに起因するネジの
緩みを考慮する必要がなくなる。その結果、前記伸びを
考慮して予め多めに締めこむ必要はなく、整流部材取付
け構造部には無理な力が作用しなくなるので、整流部材
取付け構造部の信頼性を高くでき、また寿命も長くでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る羽根車の整流部
材取付け構造を示す説明図である。
【図2】回り止め部材である舌付座金を留めるもう一つ
の方法を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の変形例に係る羽根車の整流部材
取付け構造を示す説明図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係る羽根車の整流部
材取付け構造を示す軸方向断面図である。
【図5】この発明の実施の形態3に係る羽根車の整流部
材取付け構造を示す軸方向断面図である。
【図6】この発明の実施の形態4に係る羽根車の整流部
材取付け構造を示す軸方向断面図である。
【図7】この発明の実施の形態5に係る羽根車の整流部
材取付け構造を示した説明図である。
【図8】実施の形態5に係るもう一つの羽根車の整流部
材取付け構造を示した説明図である。
【図9】抜け防止部材の例を示した説明図である。
【図10】内燃機関の過給機で使用されてきた従来の整
流部材の取付け構造を示す説明図である。
【符号の説明】
4、500 羽根車 4a、501 ボス部 7、560 回転軸用ナット 11、12、13、18 整流部材 11a 溝部 13d キー溝 14 雌ネジ 15 貫通孔 17 雄ネジ 19 頂部 19a 平面 19b 貫通孔 19c 穴 50、51、52、53、54、510 回転軸 50a 端部 50b ネジ穴 52a、53a、54a 先端部分 53d、54d キー溝 60 棒状の部材 70、71 キー 80 棒状の部分 81、82 溝 85、88 Eリング 86 ばね座金 87 ロック部材 200、201、202 回転止めボルト 201a 頭部 201b 貫通孔 203 ナット 210 舌付座金 211 ワイヤ 212 ピン 212c 溝 213 ロックナット 520 タービン翼車 530 空気取り入れ口 540 整流部材 550 圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青野 義嗣 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 Fターム(参考) 3G005 EA04 EA16 FA13 FA51 GB73 GB78 3H033 AA02 AA17 BB03 BB06 CC01 CC06 DD14 DD30 EE11 3H078 AA01 AA26 BB12 BB15 BB19 CC01 CC41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車に整流部材を取付けるにあたっ
    て、羽根車のボス部に存在する整流部材取付け部材に雄
    ネジを形成し、当該雄ネジと組み合う雌ネジを形成した
    整流部材を当該整流部材取付け部材にねじ込んで固定す
    るとともに、締結手段によって前記整流部材を前記整流
    部材取付け部材に固定したことを特徴とする羽根車の整
    流部材取付け構造。
  2. 【請求項2】 さらに、前記締結手段に回り止め部材を
    取付けたことを特徴とする請求項1に記載の羽根車の整
    流部材取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記締結手段は、前記整流部材取付け部
    材に形成したネジとは逆方向のネジを有することを特徴
    とする請求項1に記載の羽根車の整流部材取付け構造。
  4. 【請求項4】 羽根車のボス部に存在する整流部材取付
    け部材と、 前記整流部材取付け部材の少なくとも一部を軸方向に貫
    通させる貫通孔を備えた整流部材と、 前記貫通孔から突き出した前記整流部材取付け部材に組
    み付けて、前記整流部材が前記整流部材取付け部材の軸
    方向に移動することを拘束する、外寸が前記貫通孔より
    も大きい抜け防止部材と、 を備えたことを特徴とする羽根車の整流部材取付け構
    造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102748326A (zh) * 2012-07-20 2012-10-24 湖北省风机厂有限公司 一种高速转子的叶轮自动锁紧装置
CN104110403A (zh) * 2014-08-06 2014-10-22 南京磁谷科技有限公司 离心式鼓风机导风叶轮总成
CN110486320A (zh) * 2019-08-15 2019-11-22 深圳市捷晶能源科技有限公司 一种叶轮紧固件及输送装置、增压装置
EP4001664A1 (en) * 2020-11-12 2022-05-25 BSH Hausgeräte GmbH Blower and household appliance

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