JP2003027386A - スクリ−ン装置 - Google Patents

スクリ−ン装置

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JP2003027386A
JP2003027386A JP2001211687A JP2001211687A JP2003027386A JP 2003027386 A JP2003027386 A JP 2003027386A JP 2001211687 A JP2001211687 A JP 2001211687A JP 2001211687 A JP2001211687 A JP 2001211687A JP 2003027386 A JP2003027386 A JP 2003027386A
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JP
Japan
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screen
raw material
papermaking raw
casing
screens
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Application number
JP2001211687A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Aikawa
川 叔 彦 相
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Aikawa Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Aikawa Iron Works Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP01124380A priority patent/EP1275771A3/en
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    • D21DTREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
    • D21D5/00Purification of the pulp suspension by mechanical means; Apparatus therefor
    • D21D5/02Straining or screening the pulp
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B1/00Sieving, screening, sifting, or sorting solid materials using networks, gratings, grids, or the like
    • B07B1/18Drum screens
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21D5/02Straining or screening the pulp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B2230/00Specific aspects relating to the whole B07B subclass
    • B07B2230/01Wet separation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コンパクトなスクリ−ン装置を提供
することを目的としている。 【解決手段】スクリ−ン装置1は、ケ−シング2と、こ
のケ−シング2内に製紙原料を供給する原料供給通路3
と、ケ−シング3内に設けられた複数のスクリ−ンS1
〜S6 と、この複数のスクリ−ンS1 〜S6 毎に設けら
れた複数の攪拌部材A1 〜A6 と、複数のスクリ−ンS
1 〜S6 によってケ−シング2内は原料供給通路3に連
通する製紙原料の流入側Aと精選された製紙原料の流出
側Bとに形成され、この流出側Bに設けられ、複数のス
クリ−ンS1 〜S6 の個々のスクリ−ンで精選された原
料を排出する精選排出通路Eと、製紙原料の流入側Aに
設けられ、複数のスクリ−ンS1 〜S6 で分離できない
異物を排出する異物排出通路D1 〜D 3 とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、スクリ−ン装置に係り、特に、
複数のスクリ−ンを有するスクリ−ン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製紙原料を、例えば、複数のスクリ−ン
装置で処理する場合、第1のスクリ−ン装置で分離でき
ない異物を第1の異物排出通路を介してチェストに入
れ、該チェスト内の異物を含む製紙原料を第1の供給通
路を介して第2のスクリ−ン装置に供給して処理するよ
うにしている。
【発明が解決しようとする課題】この第1のスクリ−ン
装置、第2のスクリ−ン装置にあっては、装置全体が大
きくなると共に、設置スペ−スが増大するという問題点
があった。本発明は、上述した問題点を除去するように
したスクリ−ン装置を提供するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のスクリ−ン装置は、ケ−シングと、
このケ−シング内に製紙原料を供給する原料供給通路
と、前記ケ−シング内に設けられた複数のスクリ−ン
と、この複数のスクリ−ン毎に設けられた複数の攪拌部
材と、前記複数のスクリ−ンの製紙原料の流入側は、前
記原料供給通路に連通し、前記複数のスクリ−ンの製紙
原料の流出側に連通し、前記複数のスクリ−ンで精選さ
れた製紙原料を排出する精選排出通路と、前記複数のス
クリ−ンの製紙原料の流入側に連通し、前記複数のスク
リ−ンで分離できない異物を排出する異物排出通路とを
備えているものである。
【0004】また、請求項2記載のスクリ−ン装置は、
請求項1記載のスクリ−ン装置において、精選排出通路
は、複数のスクリ−ンの製紙原料の個々の流出側に連通
し、前記複数のスクリ−ンで精選された製紙原料をケ−
シング外へ一括して排出する単一構成とするものであ
る。
【0005】また、請求項3記載のスクリ−ン装置は、
請求項1記載のスクリ−ン装置において、複数の攪拌部
材毎に設けられ、前記攪拌部材を回転させる複数のモ−
タと、この複数のモ−タのオン、オフ動作を制御する制
御手段を設けているものである。
【0006】また、請求項4記載のスクリ−ン装置は、
ケ−シングと、このケ−シング内に製紙原料を供給する
原料供給通路と、前記ケ−シング内に設けられた複数の
スクリ−ンと、この複数のスクリ−ンは、少なくとも第
1、第2、第3のスクリ−ンを有し、前記ケ−シング内
に設けられ、前記第1のスクリ−ンを他の前記第2のス
クリ−ン、前記第3のスクリ−ンから遮断する遮断壁
と、前記複数のスクリ−ン毎に設けられた複数の攪拌部
材と、前記第2のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ンの
製紙原料の流入側は、前記原料供給通路に連通し、前記
第2のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ンの前記製紙原
料の流出側に連通し、前記第2のスクリ−ン、前記第3
のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出する一次精選
排出通路と、前記第2のスクリ−ン及び前記第3のスク
リ−ンの製紙原料の流入側と前記第1のスクリ−ンの前
記製紙原料の流入側とを接続し、前記第2のスクリ−ン
及び前記第3のスクリ−ンで分離できない一次異物を含
む製紙原料を前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流
入側に導く通路と、前記第1のスクリ−ンの前記製紙原
料の流出側に連通し、前記第1のスクリ−ンで精選され
た製紙原料を排出する二次精選排出通路と、前記第1の
スクリ−ンの前記製紙原料の流入側に連通し、前記第1
のスクリ−ンで分離できない二次異物を排出する二次異
物排出通路とを備えているものである。
【0007】また、請求項5記載のスクリ−ン装置は、
請求項4記載のスクリ−ン装置において、複数の攪拌部
材は、少なくとも、第1のスクリ−ン用の第1の攪拌部
材、第2のスクリ−ン用の第2の攪拌部材、第3のスク
リ−ン用の第3の攪拌部材を含むものであり、前記攪拌
部材を回転させる複数のモ−タは、第1の攪拌部材用の
第1のモ−タ、第2の攪拌部材用の第2のモ−タ、第3
の攪拌部材用の第3のモ−タを含むものであり、前記第
1のモ−タ、前記第2のモ−タ、前記第3のモ−タのオ
ン、オフ動作を制御する制御手段を設けているものであ
る。
【0008】また、請求項6記載のスクリ−ン装置は、
請求項4記載のスクリ−ン装置において、通路を開閉す
る開閉弁と、この開閉弁の開閉動作を制御する制御手段
とを設けているものである。
【0009】また、請求項7記載のスクリ−ン装置は、
ケ−シングと、このケ−シング内に製紙原料を供給する
原料供給通路と、前記ケ−シング内に設けられた複数の
スクリ−ンと、この複数のスクリ−ンは、少なくとも第
1、第2、第3、第4のスクリ−ンを有し、前記ケ−シ
ング内に設けられ、前記第2のスクリ−ンを他の前記第
1のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ン、前記第4のス
クリ−ンから遮断する第1の遮断壁と、前記ケ−シング
内に設けられ、前記第1のスクリ−ンを他の前記第2の
スクリ−ン、前記第3のスクリ−ン、前記第4のスクリ
−ンから遮断する第2の遮断壁と、前記複数のスクリ−
ン毎に設けられた複数の攪拌部材と、前記第3のスクリ
−ン、前記第4のスクリ−ンの製紙原料の流入側は、前
記原料供給通路に連通し、前記第3のスクリ−ン、前記
第4のスクリ−ンの前記製紙原料の流出側に連通し、前
記第3のスクリ−ン、前記第4のスクリ−ンで精選され
た製紙原料を排出する一次精選排出通路と、前記第3の
スクリ−ン及び前記第4のスクリ−ンの製紙原料の流入
側と前記第2のスクリ−ンの前記製紙原料の流入側とを
接続し、前記第3のスクリ−ン及び前記第4のスクリ−
ンで分離できない一次異物を含む製紙原料を前記第2の
スクリ−ンの前記製紙原料の流入側に導く第1の通路
と、前記第2のスクリ−ンの前記製紙原料の流出側に連
通し、前記第2のスクリ−ンで精選された製紙原料を排
出する二次精選排出通路と、前記第2のスクリ−ンの製
紙原料の流入側と前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料
の流入側とを接続し、前記第2のスクリ−ンで分離でき
ない二次異物を含む製紙原料を前記第1のスクリ−ンの
前記製紙原料の流入側に導く第2の通路と、前記第1の
スクリ−ンの前記製紙原料の流出側に連通し、前記第1
のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出する三次精選
排出通路と、前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流
入側に連通し、前記第1のスクリ−ンで分離できない三
次異物を排出する三次異物排出通路とを備えているもの
である。
【0010】また、請求項8記載のスクリ−ン装置は、
請求項7記載のスクリ−ン装置において、第1の通路を
開閉する第1の開閉弁と、第2の通路を開閉する第2の
開閉弁と、この第1、第2の開閉弁の開閉動作を制御す
る制御手段とを設けているものである。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例のスクリ−ン装置を図面を
参照して説明する。
【0012】(実施例1)図1乃至図3において、1は
スクリ−ン装置で、スクリ−ン装置1は、製紙原料がス
クリ−ンの外側から内側に向かって流れて精選するセン
トリピ−タル式(外圧型)で、複数のスクリ−ン(例え
ば、S1 〜S6 )を内蔵し、脚部10により立設してい
る。2はケ−シングで、このケ−シング2は概略的に略
円筒形状をなし、例えば、下部材21と中間部材22の層
と、中間部材22と上部材23の層の2層に形成され、下部
材21と中間部材22との間にスクリ−ンS1 〜S6 が、中
間部材22と上部材23との間にスクリ−ンS1 〜S6 の流
出側がそれぞれ位置するようになっている。24は支柱
で、支柱24により中間部材22と上部材23との間隔を保持
している。
【0013】ケ−シング2内には、ケ−シング2の外周
に沿って複数のスクリ−ンS1 〜S6 が設けられてい
る。スクリ−ンS1 〜S6 は、例えば、円筒形状のスク
リ−ンであり、複数のスクリ−ンS1 〜S6 毎に複数の
攪拌部材A1 〜A6 (攪拌部材は、例えば、フォイル、
アジテ−タ等)が設けられている。攪拌部材A1 〜A6
は、各攪拌部材A1 〜A6 に設けられたモ−タM1 〜M
6 (図では、モ−タM1 〜M6 の内、M1 、M4 、M
5 、M6 を図示している。)の回転により回転し、スク
リ−ンS1 〜S6 に付着する製紙原料による目詰まりを
防止するようにしている。
【0014】3は、製紙原料をケ−シング2内に供給す
る原料供給通路で、原料供給通路3は複数のスクリ−ン
1 〜S6 の製紙原料の流入側Aに連通し、より具体的
には、図2に示すように、原料供給通路3の先端は、ケ
−シング2内の下部中央を貫通し、ケ−シング2内に臨
んでいる。複数のスクリ−ンS1 〜S6 によって、ケ−
シング2内は原料供給通路3に連通する製紙原料の流入
側Aと精選された製紙原料の流出側Bとに形成されてい
る。
【0015】そして、複数のスクリ−ンS1 〜S6 で精
選された製紙原料は、複数のスクリ−ンS1 〜S6 の製
紙原料の流出側Bに連通した精選排出通路Eより排出さ
れるようになっていて、具体的には、複数のスクリ−ン
1 〜S6 の個々のスクリ−ンで精選された原料は、流
出側Bに設けられた複数の精選排出通路E1 〜E6(図
では、E1 、E4 を図示している。)により個々に排出
され、この複数の精選排出通路E1 〜E6 はそれぞれ精
選排出通路Eに連通し、スクリ−ンS1 〜S 6 で精選さ
れた製紙原料を一括してケ−シング2外へ精選排出通路
Eにより排出するようになっている。つまり、ケ−シン
グ2内の精選された製紙原料は、一端を複数の精選排出
通路E1 〜E6 にそれぞれ連通し、他端をケ−シング2
外へ導くようにした精選排出通路Eにより、一括して排
出するようにしている。
【0016】また、複数のスクリ−ンS1 〜S6 で分離
できない異物は、複数のスクリ−ンS1 〜S6 の製紙原
料の流入側Aに連通した異物排出通路により排出するよ
うになっており、具体的には、複数のスクリ−ンS1
6 で分離できない異物は流入側Aに設けられた異物排
出通路D1 〜D3 (本実施例の異物排出通路D1 〜D3
は、隣接するスクリ−ンS1 とS2 、S3 とS4 、S5
とS6 の異物排出通路を共通化している。)により排出
するようになっている。なお、複数の異物排出通路D1
〜D3 には、通路内を開閉する開閉弁V1 〜V3 が設け
られ、これら開閉弁V1 〜V3 の開閉、モ−タM1 〜M
6 のオン、オフは、制御手段100 により制御されるよう
になっている。
【0017】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の下部中央よりケ−シング2の外周に向かい、複数のス
クリ−ンS1 〜S6 に供給される。製紙原料はスクリ−
ンS1 〜S6 の外側から内側に向かって流れ、製紙原料
中の良繊維は、スクリ−ンS1 〜S6 を通過するが、製
紙原料中の異物はスクリ−ンS1 〜S6 を通過できない
ことにより、製紙原料は分別される。その際、モ−タM
1 〜M6 は回転して、攪拌部材A1 〜A6 によりスクリ
−ンS1 〜S6 の目詰まりを防止している。スクリ−ン
1 〜S6 によって精選された製紙原料は、複数の精選
排出通路E1 〜E6 を介して精選排出通路Eから一括し
てケ−シング2外へと導かれる。また、製紙原料中の異
物がスクリ−ンS1 〜S6 の流入側Aで多くなると、制
御手段100 により開閉弁V1 〜V3 を開いて、異物を異
物排出通路D1 〜D3よりケ−シング2外へと排出する
ようにしている。このようにスクリ−ン装置1は、ケ−
シング2内に複数のスクリ−ンS1 〜S6 を内蔵し、更
に、原料供給通路3により一括して複数のスクリ−ンS
1 〜S 6 に供給すると共に、複数の精選排出通路E1
6 からの精選された製紙原料を精選排出通路Eにより
一括して排出する構成となっているため、スクリ−ン装
置1をコンパクトにすることができる。
【0018】なお、製紙原料の処理能力に応じて、処理
能力が大の場合、例えば、制御手段100 によりモ−タM
1 〜M6 をオンして、スクリ−ンS1 〜S6 の全てを運
転させ、処理能力が若干小さい場合、例えば、モ−タM
1 〜M6 の内の何れか一つを停止(例えば、モ−タM1
を停止、モ−タM2 〜M6 を運転)させ、スクリ−ンS
2 〜S6 の5個を使用して、つまり、複数のスクリ−ン
の運転を適宜の数行うことにより、製紙原料の処理能力
に対応することができる。更に、スクリ−ン装置1を工
場等において生産する際、ケ−シング、スクリ−ン、モ
−タを共通にし、処理能力に応じて、ケ−シングに搭載
できるスクリ−ンの数を選定することにより、スクリ−
ン装置を標準化して生産効率を向上させることもでき
る。
【0019】(実施例2)また、上述の実施例1におい
ては、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側に向かって
流れて精選するセントリピ−タル式(外圧型)スクリ−
ン装置に適用した例について説明したが、本発明のスク
リ−ン装置は、これに限らず、製紙原料がスクリ−ンの
内側から外側に向かって流れて精選するセントリフユ−
ガル式(内圧型)スクリ−ン装置にも適用できる。即
ち、図4及び図5においては、攪拌部材A1 〜A6 は、
スクリ−ンS1 〜S6 の内側に位置し、スクリ−ンS1
〜S6 は、中間部材22’と中間部材22’との間に位置し
ている(実施例2においては、上述の実施例1と同一部
分に同一符号を付して説明を省略している。)。
【0020】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の下部中央よりケ−シング2の外周に向かい、複数のス
クリ−ンS1 〜S6 に供給される。製紙原料はスクリ−
ンS1 〜S6 の内側から外側に向かって流れ、製紙原料
中の良繊維は、スクリ−ンS1 〜S6 を通過するが、製
紙原料中の異物はスクリ−ンS1 〜S6 を通過できない
ことにより、製紙原料は分別される。その際、モ−タM
1 〜M6 は回転して、攪拌部材A1 〜A6 によりスクリ
−ンS1 〜S6 の目詰まりを防止している。スクリ−ン
1 〜S6 によって精選された製紙原料は、複数の精選
排出通路E1 〜E6 を介して精選排出通路Eから一括し
てケ−シング2外へと導かれる。また、製紙原料中の異
物がスクリ−ンS1 〜S6 の流入側Aで多くなると、制
御手段100 により開閉弁V1 〜V3 (V1 のみ図示して
いる。)を開いて、異物を異物排出通路D1 〜D3 より
ケ−シング2外へと排出するようにしている。
【0021】(実施例3)上述の実施例1のスクリ−ン
装置1は、製紙原料をケ−シング2の下部中央よりケ−
シング2の外周に向かわせ、複数のスクリ−ンS1 〜S
6 で精選したが、本発明にあってはこれに限定されるこ
となく、図6乃至図8に示すように、製紙原料をケ−シ
ング2の下部外周よりケ−シング2の内周に向かわせ、
複数のスクリ−ンS1 〜S6 で処理するようにしても良
い。即ち、スクリ−ン装置1は、実施例1のスクリ−ン
装置1と同様に、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側
に向かって流れて精選するセントリピ−タル式(外圧
型)で、複数のスクリ−ン(例えば、S1 〜S6 )を内
蔵し、脚部10により立設している(図6乃至図8参
照)。スクリ−ンS1 〜S6 は、例えば、円筒形状のス
クリ−ンであり、複数のスクリ−ンS1 〜S6 毎に複数
の攪拌部材A1 〜A6 が設けられ、攪拌部材A1 〜A6
は、各攪拌部材A1 〜A6 に設けられたモ−タM1 〜M
6 (図では、モ−タM1 〜M6 の内、M1 、M2 、M
4 、M6 を図示している。)の回転により回転し、スク
リ−ンS1 〜S6 に付着する製紙原料による目詰まりを
防止するようにしている。
【0022】3は、製紙原料をケ−シング2内に供給す
る原料供給通路で、原料供給通路3の先端は、下部外周
よりケ−シング2の内周に向かうように、ケ−シング2
内に臨んでいる。これらスクリ−ンS1 〜S6 は、ケ−
シング2の下部材21とケ−シング2の中間部材22との間
に形成され、複数のスクリ−ンS1 〜S6 によってケ−
シング2は製紙原料の流入側Aと精選された製紙原料の
流出側Bとに形成されている。
【0023】なお、複数のスクリ−ンS1 〜S6 の個々
のスクリ−ンで精選された製紙原料は、流出側Bに設け
られた複数の精選排出通路E1 〜E6 (図では、E1
4 を図示している。)により個々に排出され、この複
数の精選排出通路E1 〜E 6 はそれぞれ精選排出通路E
に連通し、スクリ−ンS1 〜S6 で精選された製紙原料
を一括して精選排出通路Eにより排出するようになって
いる。
【0024】また、複数のスクリ−ンS1 〜S6 で分離
できない異物は製紙原料の流入側Aに設けられた異物排
出通路Dにより排出するようになっている。異物排出通
路Dは、一端を製紙原料の流入側に連通し、他端をケ−
シング2外へ導くようにしたものである。なお、異物排
出通路Dには、通路内を開閉する開閉弁(図示せず)が
設けられ、この開閉弁(図示せず)の開閉、モ−タM1
〜M6 のオン、オフは、制御手段100 により制御される
ようになっている。
【0025】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の下部外周よりケ−シング2の内周に向かい、複数のス
クリ−ンS1 〜S6 に供給される。その際、モ−タM1
〜M6 は回転しているため、攪拌部材A1 〜A6 により
スクリ−ンS1 〜S6 の目詰まりを防止しながら、製紙
原料より異物が除去される。精選された原料は、複数の
精選排出通路E1 〜E6 を介して精選排出通路Eへと導
かれる。また、製紙原料中の異物がスクリ−ンS1 〜S
6 の流入側Aで多くなると、制御手段100 により開閉弁
(図示せず)を開いて、異物を異物排出通路Dよりケ−
シング2外へと排出するようにしている。
【0026】(実施例4)また、上述の実施例3におい
ては、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側に向かって
流れて精選するセントリピ−タル式(外圧型)スクリ−
ン装置に適用した例について説明したが、本発明のスク
リ−ン装置は、これに限らず、製紙原料がスクリ−ンの
内側から外側に向かって流れて精選するセントリフユ−
ガル式(内圧型)スクリ−ン装置にも適用できる。即
ち、図9及び図10においては、攪拌部材A1 〜A6 は、
スクリ−ンS1 〜S6 の内側に位置し、スクリ−ンS1
〜S6 は、中間部材22’と中間部材22’との間に位置し
ている(実施例4においては、上述の実施例3と同一部
分に同一符号を付して説明を省略している。)。
【0027】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の外周よりケ−シング2の上部中央に向かい、複数のス
クリ−ンS1 〜S6 に供給される。製紙原料はスクリ−
ンS1 〜S6 の内側から外側に向かって流れ、製紙原料
中の良繊維は、スクリ−ンS1 〜S6 を通過し、製紙原
料中の異物はスクリ−ンS1 〜S6 を通過できないこと
により、製紙原料は分別される。その際、モ−タM1
6 は回転して、攪拌部材A1 〜A6 によりスクリ−ン
1 〜S6 の目詰まりを防止している。スクリ−ンS1
〜S6 によって精選された製紙原料は、複数の精選排出
通路E1 〜E6 (E1 、E4 のみ図示)を介して精選排
出通路Eから一括してケ−シング2外へと導かれる。複
数のスクリ−ンS1 〜S6 で分離できない異物は製紙原
料の流入側Aに設けられた異物排出通路Dにより排出す
るようになっている。異物排出通路Dは、一端を製紙原
料の流入側Aに連通し、他端をケ−シング2外へ導くよ
うにしたもので、異物排出通路Dには、通路内を開閉す
る開閉弁Vが設けられ、この開閉弁Vの開閉は、制御手
段100 により制御されるようになっている。従って、製
紙原料中の異物がスクリ−ンS1 〜S6 の流入側Aで多
くなると、制御手段100 により開閉弁Vを開いて、異物
を異物排出通路Dよりケ−シング2外へと排出するよう
にしている。
【0028】(実施例5)上述の実施例1〜4のスクリ
−ン装置1にあっては、製紙原料を複数のスクリ−ンS
1 〜S6 に並列的に供給して精選処理したが、次に示す
実施例においては、複数のスクリ−ンの内、第2のスク
リ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 で分離できない異物
を含む製紙原料を通路20を介して第1のスクリ−ンS1
に導いて更に精選しようとしたものである(図11乃至
図13参照)。
【0029】1はスクリ−ン装置で、スクリ−ン装置1
は、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側に向かって流
れて精選するセントリピ−タル式(外圧型)で、複数の
スクリ−ンS1 〜S6 を内蔵し、脚部10により立設して
いる。2はケ−シングで、このケ−シング2は概略的に
略円筒形状をなし、このケ−シング2内には、ケ−シン
グ2の外周に沿って複数のスクリ−ンS1 〜S6 が設け
られている。スクリ−ンS1 〜S6 は、例えば、円筒形
状のスクリ−ンであり、複数のスクリ−ンS1 〜S6
に複数の攪拌部材A1 〜A6 が設けられ、攪拌部材A1
〜A6 は、各攪拌部材A1 〜A6 に設けられたモ−タM
1 〜M6 (図では、モ−タM1 〜M6 の内、M1 、M
2 、M3 、M6 を図示している。)の回転により回転
し、スクリ−ンS1 〜S6 に付着する製紙原料による目
詰まりを防止するようにしている。
【0030】3は、製紙原料をケ−シング2内に供給す
る原料供給通路で、原料供給通路3は、第1のスクリ−
ンS1 を除く他の第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ
−ンS6 の製紙原料の流入側Aに連通し、具体的には、
原料供給通路3の先端は、ケ−シング2内の下部中央を
貫通し、ケ−シング2内に臨んでいる。ケ−シング2内
に設けられた遮断壁Kにより、第1のスクリ−ンS1
他の第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 から
遮断するようになっている。また、第2のスクリ−ンS
2 〜第6のスクリ−ンS6 によってケ−シング2内は製
紙原料の流入側Aと精選された製紙原料の流出側Bと、
第1のスクリ−ンS1 よって、第1のスクリ−ンS1
製紙原料の流入側A’と精選された製紙原料の流出側
B’とに形成されている。
【0031】なお、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスク
リ−ンS6 の個々のスクリ−ンで精選された製紙原料
は、流出側Bに設けられた一次精選排出通路Eにより排
出され、この一次精選排出通路Eは、第2のスクリ−ン
2 〜第6のスクリ−ンS6で精選された製紙原料の流
出側Bに連通し、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ
−ンS6 で精選された製紙原料を一括してケ−シング2
外へと排出するようになっている。
【0032】また、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスク
リ−ンS6 で分離できない一次異物を含む製紙原料は、
第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 の製紙原
料の流入側Aと第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流入
側A’を接続する通路20により第1のスクリ−ンS1
と導かれるようになっている。なお、この通路20には、
通路内を開閉する開閉弁Vが設けられ、この開閉弁Vの
開閉、モ−タM1 〜M6 のオン、オフは、制御手段100
により制御されるようになっている。21は、第1のスク
リ−ンS1 の製紙原料の流出側B’に設けられ、第1の
スクリ−ンS1 で精選された製紙原料を排出する二次精
選排出通路であり、22は、第1のスクリ−ンS1 の製紙
原料の流入側A’に連通し、第1のスクリ−ンS1で分
離できない二次異物を排出する二次異物排出通路であ
る。
【0033】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の下部中央よりケ−シング2の外周に向かい、第2のス
クリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 に供給される。そ
の際、モ−タM2 〜M6 は回転しているため、攪拌部材
2 〜A6 によりスクリ−ンS2 〜S6 の目詰まりを防
止しながら、製紙原料より異物が除去される。第2のス
クリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 で精選された原料
は、一次精選排出通路Eを介してケ−シング2外へと導
かれる。なお、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−
ンS6 の流入側Aで製紙原料中の異物が多くなると、制
御手段100 により開閉弁Vを開くと共にモ−タM1 が回
転し、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6
分離できない一次異物を含む製紙原料は、通路20を介し
て第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流入側A’に導か
れる。そして、第1のスクリ−ンS1 で精選された原料
は、二次精選排出通路21によりケ−シング2外へと排出
される。また、第1のスクリ−ンS1 の流入側A’の異
物の状態により、例えば、第1のスクリ−ンS1 の流入
側A’の異物が多ければ、二次異物排出通路22に設けた
開閉弁V’を開くように、制御手段100 により制御し、
二次異物排出通路22より異物をケ−シング2外へと排出
するようにしている。
【0034】このようにスクリ−ン装置1は、ケ−シン
グ2内に複数のスクリ−ンS1 〜S6 を内蔵し、更に、
原料供給通路3により一括して第1のスクリ−ンS1
除く複数のスクリ−ンS2 〜S6 に製紙原料を供給する
と共に、第1のスクリ−ンS1 を除く複数のスクリ−ン
2 〜S6 により精選された製紙原料を一次精選排出通
路Eにより一括して排出する構成となっているため、ス
クリ−ン装置1をコンパクトにすることができる。な
お、製紙原料の処理能力に応じて、処理能力が大の場
合、例えば、制御手段100 によりモ−タM1 〜M6 をオ
ンして、スクリ−ンS1 〜S6 の全てを運転させ、ま
た、処理能力が若干小さい場合、例えば、モ−タM2
6 の内の何れか一つを停止(例えば、モ−タM2 を停
止、モ−タM1 、モ−タM3 〜M6 を運転)させ、スク
リ−ンS1 、S3 〜S6 の5個を使用して、つまり、複
数のスクリ−ンの運転を適宜の数行うことにより、製紙
原料の処理能力に対応することができる。
【0035】(実施例6)また、上述の実施例5におい
ては、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側に向かって
流れて精選するセントリピ−タル式(外圧型)スクリ−
ン装置に適用した例について説明したが、本発明のスク
リ−ン装置は、これに限らず、製紙原料がスクリ−ンの
内側から外側に向かって流れて精選するセントリフユ−
ガル式(内圧型)スクリ−ン装置にも適用できる。即
ち、図14及び図15においては、攪拌部材A1 〜A6 は、
スクリ−ンS1 〜S6 の内側に位置し、スクリ−ンS1
〜S6 は、中間部材22’と中間部材22’との間に位置し
ている(実施例6においては、上述の実施例5と同一部
分に同一符号を付して説明を省略している。)。
【0036】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の下部中央よりケ−シング2の外周に向かい、第2のス
クリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 に供給される。製
紙原料は第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6
の内側から外側に向かって流れ、製紙原料中の良繊維
は、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 を通
過するが、製紙原料中の異物は第2のスクリ−ンS2
第6のスクリ−ンS6 を通過できないことにより、製紙
原料を分別する。その際、モ−タM2 〜M6 は回転して
いるため、攪拌部材A2 〜A6 により第2のスクリ−ン
2 〜第6のスクリ−ンS6 の目詰まりを防止しなが
ら、製紙原料より異物が除去される。第2のスクリ−ン
2 〜第6のスクリ−ンS6 で精選された原料は、一次
精選排出通路Eを介してケ−シング2外へと導かれる。
なお、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6
流入側Aで製紙原料中の異物が多くなると、制御手段10
0 により開閉弁Vを開くと共にモ−タM1 が回転し、第
2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 で分離でき
ない一次異物を含む製紙原料は、通路20を介して第1の
スクリ−ンS1 の製紙原料の流入側A’に導かれる。そ
して、第1のスクリ−ンS1 で精選された原料は、二次
精選排出通路21によりケ−シング2外へと排出される。
また、第1のスクリ−ンS1 の流入側A’の異物の状態
により、例えば、第1のスクリ−ンS1 の流入側A’の
異物が多ければ、二次異物排出通路22に設けた開閉弁
(図示せず)を開くように、制御手段100 により制御
し、二次異物排出通路22より異物をケ−シング2外へと
排出するようにしている。
【0037】(実施例7)上述の実施例5、6のスクリ
−ン装置1は、製紙原料をケ−シング2の下部中央より
ケ−シング2の外周に向かわせ、複数のスクリ−ンS2
〜S6 で精選したが、本発明にあってはこれに限定され
ることなく、図16乃至図18に示すように、製紙原料をケ
−シング2の下部外周よりケ−シング2の内周に向かわ
せ、複数のスクリ−ンS2 〜S6 で処理するようにして
も良い。
【0038】1はスクリ−ン装置で、スクリ−ン装置1
は、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側に向かって流
れて精選するセントリピ−タル式(外圧型)で、複数の
スクリ−ンS1 〜S6 を内蔵し、脚部10により立設して
いる。2はケ−シングで、このケ−シング2は概略的に
略円筒形状をなし、このケ−シング2内には、ケ−シン
グ2の外周に沿って複数のスクリ−ンS1 〜S6 が設け
られている。スクリ−ンS1 〜S6 は、例えば、円筒形
状のスクリ−ンであり、複数のスクリ−ンS1 〜S6
に複数の攪拌部材A1 〜A6 が設けられ、攪拌部材A1
〜A6 は、各攪拌部材A1 〜A6 に設けられたモ−タM
1 〜M6 (図では、モ−タM1 〜M6 の内、M1 、M
2 、M4 、M5 を図示している。)の回転により回転
し、スクリ−ンS1 〜S6 に付着する製紙原料による目
詰まりを防止するようにしている。
【0039】3は、製紙原料をケ−シング2内に供給す
る原料供給通路で、原料供給通路3の先端は、ケ−シン
グ2内の下部中央を貫通し、ケ−シング2内に臨んでい
る。ケ−シング2内に設けられた遮断壁Kにより、第1
のスクリ−ンS1 を他の第2のスクリ−ンS2 〜第6の
スクリ−ンS6 から遮断するようになっている。また、
第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 によって
ケ−シング2内は製紙原料の流入側Aと精選された製紙
原料の流出側Bと、第1のスクリ−ンS1 よって、製紙
原料の流入側A’と精選された製紙原料の流出側B’と
に形成されている。そして、第2のスクリ−ンS2 〜第
6のスクリ−ンS6 の製紙原料の流入側Aは、原料供給
通路3に連通している。
【0040】なお、第1のスクリ−ンS1 を除く第2の
スクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 の個々のスクリ
−ンで精選された製紙原料は、流出側Bに設けられた一
次精選排出通路Eにより排出され、この一次精選排出通
路Eは、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6
で精選された製紙原料の流出側Bに連通し、第2のスク
リ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 で精選された製紙原
料を一括してケ−シング2外へと排出するようになって
いる。
【0041】また、第1のスクリ−ンS1 を除く第2の
スクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 で分離できない
一次異物を含む製紙原料は、第2のスクリ−ンS2 〜第
6のスクリ−ンS6 の製紙原料の流入側Aと第1のスク
リ−ンS1 の製紙原料の流入側A’を接続する通路20に
より第1のスクリ−ンS1 へと導かれるようになってい
る。なお、この通路20には、通路内を開閉する開閉弁V
が設けられ、この開閉弁Vの開閉、モ−タM1 〜M6
オン、オフは、制御手段100 により制御されるようにな
っている。21は、第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流
出側B’に設けられ、第1のスクリ−ンS1 で精選され
た製紙原料を排出する二次精選排出通路であり、22は、
第1のスクリ−ンS1 で分離できない二次異物を排出す
る二次異物排出通路である。
【0042】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の下部中央よりケ−シング2の中心に向かい、第2のス
クリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 に供給される。そ
の際、モ−タM2 〜M6 は回転しているため、攪拌部材
2 〜A6 によりスクリ−ンS1 、S3 〜S6 の目詰ま
りを防止しながら、製紙原料より異物が除去される。第
2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 で精選され
た原料は、一次精選排出通路Eを介してケ−シング2外
へと導かれる。なお、第2のスクリ−ンS2 〜第6のス
クリ−ンS6 の流入側Aで製紙原料中の異物が多くなる
と、制御手段100 により開閉弁Vを開くと共にモ−タM
1 が回転し、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ン
6 で分離できない一次異物を含む製紙原料は、通路20
を介して第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流入側A’
に導かれる。そして、第1のスクリ−ンS1 で精選され
た原料は、二次精選排出通路21によりケ−シング2外へ
と排出される。また、第1のスクリ−ンS1 の流入側
A’の異物の状態により、例えば、第1のスクリ−ンS
1 の流入側A’の異物が多ければ、二次異物排出通路22
に設けた開閉弁(図示せず)を開くように、制御手段10
0 により制御し、二次異物排出通路22より異物をケ−シ
ング2外へと排出するようにしている。
【0043】このようにスクリ−ン装置1は、ケ−シン
グ2内に複数のスクリ−ンS1 〜S6 を内蔵し、更に、
原料供給通路3により一括して第1のスクリ−ンS1
除く複数のスクリ−ンS2 〜S6 に製紙原料を供給する
と共に、第1のスクリ−ンS1 を除く複数のスクリ−ン
2 〜S6 により精選された製紙原料を一次精選排出通
路Eにより一括して排出する構成となっているため、ス
クリ−ン装置1をコンパクトにすることができる。な
お、製紙原料の処理能力に応じて、処理能力が大の場
合、例えば、制御手段100 によりモ−タM1 〜M6 をオ
ンして、スクリ−ンS1 〜S6 の全てを運転させ、ま
た、処理能力が若干小さい場合、例えば、モ−タM2
6 の内の何れか一つを停止(例えば、モ−タM2 を停
止、モ−タM1 、モ−タM3 〜M6 を運転)させ、スク
リ−ンS1 、S3 〜S6 の5個を使用して、つまり、複
数のスクリ−ンの運転を適宜の数行うことにより、製紙
原料の処理能力に対応することができる。
【0044】(実施例8)また、上述の実施例7におい
ては、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側に向かって
流れて精選するセントリピ−タル式(外圧型)スクリ−
ン装置に適用した例について説明したが、本発明のスク
リ−ン装置は、これに限らず、製紙原料がスクリ−ンの
内側から外側に向かって流れて精選するセントリフユ−
ガル式(内圧型)スクリ−ン装置にも適用できる。即
ち、図19及び図20においては、攪拌部材A1 〜A6 は、
スクリ−ンS1 〜S6 の内側に位置し、スクリ−ンS1
〜S6 は、中間部材22’と中間部材22’との間に位置し
ている(実施例8においては、上述の実施例7と同一部
分に同一符号を付して説明を省略している。)。
【0045】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の上部外周よりケ−シング2の中心に向かい、第2のス
クリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 に供給される。製
紙原料は第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6
の内側から外側に向かって流れ、製紙原料中の良繊維
は、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 を通
過するが、製紙原料中の異物は第2のスクリ−ンS2
第6のスクリ−ンS6 を通過できないことにより、製紙
原料を分別する。その際、モ−タM2 〜M6 は回転して
いるため、攪拌部材A2 〜A6 により第2のスクリ−ン
2 〜第6のスクリ−ンS6 の目詰まりを防止しなが
ら、製紙原料より異物が除去される。第2のスクリ−ン
2 〜第6のスクリ−ンS6 で精選された原料は、一次
精選排出通路Eを介してケ−シング2外へと導かれる。
なお、第2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6
流入側Aで製紙原料中の異物が多くなると、制御手段10
0 により開閉弁Vを開くと共にモ−タM1 が回転し、第
2のスクリ−ンS2 〜第6のスクリ−ンS6 で分離でき
ない一次異物を含む製紙原料は、通路20を介して第1の
スクリ−ンS1 の製紙原料の流入側A’に導かれる。そ
して、第1のスクリ−ンS1 で精選された原料は、二次
精選排出通路21によりケ−シング2外へと排出される。
また、第1のスクリ−ンS1 の流入側A’の異物の状態
により、例えば、第1のスクリ−ンS1 の流入側A’の
異物が多ければ、二次異物排出通路22に設けた開閉弁
(図示せず)を開くように、制御手段100 により制御
し、二次異物排出通路22より異物をケ−シング2外へと
排出するようにしている。
【0046】上述の実施例5〜8の複数のスクリ−ンは
1 〜S6 と6個設けたが、本発明にあっては、これに
限定されることなく、少なくとも、第1、第2、第3の
スクリ−ンS1 〜S3 と3個備えていれば良く、かかる
場合、遮断壁Kにより第1のスクリ−ンS1 を第2、第
3のスクリ−ンS2 、S3 より遮断し、また、複数の攪
拌部材も、少なくとも、第1のスクリ−ン用の第1の攪
拌部材A1 、第2のスクリ−ン用の第2の攪拌部材A
2 、第3のスクリ−ン用の第3の攪拌部材A3を含むも
のであり、更に、前記攪拌部材を回転させる複数のモ−
タは、第1の攪拌部材用の第1のモ−タM1 、第2の攪
拌部材用の第2のモ−タM2 、第3の攪拌部材用の第3
のモ−タM3 を含むものであり、かかる場合、制御手段
100 は、第1のモ−タM1 、第2のモ−タM2 、第3の
モ−タM3 のオン、オフ動作を制御するようにすれば良
い。
【0047】(実施例9)上述の実施例5〜8のスクリ
−ン装置1にあっては、第2のスクリ−ンS2〜第6の
スクリ−ンS6 で分離できない異物を含む製紙原料を通
路20を介して第1のスクリ−ンS1 に導くと共に、第1
のスクリ−ンS1 (二次スクリ−ン)で分離できない異
物を含む製紙原料はケ−シング2の外に排出して処理さ
れたが、次に示す実施例においては、二次スクリ−ンで
分離できない異物を含む製紙原料を三次スクリ−ンで精
選処理するようにしたスクリ−ン装置について説明する
(図21乃至図23参照)。
【0048】1はスクリ−ン装置で、スクリ−ン装置1
は、製紙原料がスクリ−ンの外側から内側に向かって流
れて精選するセントリピ−タル式(外圧型)で、複数の
スクリ−ン(例えば、第1のスクリ−ンS1 、第2のス
クリ−ンS2 、第2’のスクリ−ンS’2 、第3のスク
リ−ンS3 、第4のスクリ−ンS4 、第5のスクリ−ン
5 、以下「S1 〜S5 」と称す。)を内蔵し、脚部10
により立設している。2はケ−シングで、このケ−シン
グ2は概略的に略円筒形状をなし、このケ−シング2内
には、ケ−シング2の外周に沿って複数のスクリ−ンS
1 〜S5 が設けられている。複数のスクリ−ンS1 〜S
5 は、例えば、円筒形状のスクリ−ンであり、複数のス
クリ−ンS1 〜S5 毎に複数の攪拌部材(例えば、第1
のスクリ−ンS1用の第1の攪拌部材A1 、第2のスク
リ−ンS2 用の第2の攪拌部材A2 、第2’のスクリ−
ンS’2 用の第2’の攪拌部材A’2 、第3のスクリ−
ンS3 用の第3の攪拌部材A3 、第4のスクリ−ンS4
用の第4の攪拌部材A4 、第5のスクリ−ンS5 用の第
5の攪拌部材A5 、以下「A1 〜A5 」と称す。)が設
けられ、攪拌部材A1 〜A5 は、各攪拌部材A1 〜A5
に設けられたモ−タ[例えば、第1の攪拌部材A1 用の
第1のモ−タM1 、第2の攪拌部材A2 用の第2のモ−
タM2 、第2’の攪拌部材A’2 用の第2’モ−タM’
2 、第3の攪拌部材A 3 用の第3のモ−タM3 、第4の
攪拌部材A4 用の第4のモ−タM4 、第5の攪拌部材A
5 用の第5のモ−タM5 、以下「M1 〜M5 」と称す。
(図では、モ−タM1 〜M5 の内、M1 、M’2 、M4
を図示している。)]の回転により回転し、スクリ−ン
1 〜S5 に付着する製紙原料による目詰まりを防止す
るようにしている。
【0049】3は、製紙原料をケ−シング2内に供給す
る原料供給通路で、原料供給通路3は、第3のスクリ−
ンS3 、第4のスクリ−ンS4 、第5のスクリ−ンS5
の製紙原料の流入側Aに連通し、具体的には、原料供給
通路3の先端は、ケ−シング2内の下部中央を貫通し、
ケ−シング2内に臨んでいる。このケ−シング2内に設
けられた第1の遮断壁K1 により、第2のスクリ−ンS
2 、第2’のスクリ−ンS’2 を他の第1のスクリ−ン
1 、第3のスクリ−ンS3 、第4のスクリ−ンS4
第5のスクリ−ンS5 から遮断し、また、ケ−シング2
内に設けられた第2の遮断壁K2 により、第1のスクリ
−ンS1 を他の第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ
−ンS’2 、第3のスクリ−ンS3 、第4のスクリ−ン
4 、第5のスクリ−ンS5 から遮断している。なお、
図示の第1の遮断壁K1 、第2の遮断壁K2 は、壁の一
部が兼用されているが、兼用することなく、第1の遮断
壁K1 、第2の遮断壁K2 を個別に設けても良い。ま
た、第3のスクリ−ンS3 、第4のスクリ−ンS4 、第
5のスクリ−ンS 5 によってケ−シング2内は第3のス
クリ−ンS3 、第4のスクリ−ンS4 、第5のスクリ−
ンS5 の製紙原料の流入側Aと精選された製紙原料の流
出側Bと、第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ−ン
S’2 によって、第2のスクリ−ンS2 、第2’のスク
リ−ンS’2 の製紙原料の流入側A’と精選された製紙
原料の流出側B’と、第1のスクリ−ンS1 によって、
第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流入側A”と精選さ
れた製紙原料の流出側B”とにそれぞれ形成されてい
る。そして、第3のスクリ−ンS3 、第4のスクリ−ン
4 、第5のスクリ−ンS5 の製紙原料の流入側Aは、
原料供給通路3に連通している。
【0050】また、第3のスクリ−ンS3 、第4のスク
リ−ンS4 、第5のスクリ−ンS 5 の個々のスクリ−ン
で精選された製紙原料は、第3のスクリ−ンS3 、第4
のスクリ−ンS4 、第5のスクリ−ンS5 の製紙原料の
流出側Bに設けられた一次精選排出通路E1 により排出
される。なお、一次精選排出通路E1 は、第3のスクリ
−ンS3 、第4のスクリ−ンS4 、第5のスクリ−ンS
5 で精選された製紙原料の流出側Bに連通し、第3のス
クリ−ンS3 〜第5のスクリ−ンS5 で精選された製紙
原料を一括してケ−シング2外へと排出するようになっ
ている。
【0051】また、第3のスクリ−ンS3 、第4のスク
リ−ンS4 、第5のスクリ−ンS 5 で分離できない一次
異物を含む製紙原料は、第3のスクリ−ンS3 、第4の
スクリ−ンS4 、第5のスクリ−ンS5 の製紙原料の流
入側Aと第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ−ン
S’2 の製紙原料の流入側A’を接続する第1の通路20
により第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ−ンS’
2 へと導かれるようになっている。なお、この第1の通
路20には、通路内を開閉する開閉弁Vが設けられ、この
開閉弁Vの開閉、モ−タM1 〜M5 のオン、オフは、制
御手段100 により制御されるようになっている。E2
は、第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ−ンS’2
の製紙原料の流出側B’に設けられ、第2のスクリ−ン
2 、第2’のスクリ−ンS’2 で精選された製紙原料
を排出する二次精選排出通路であり、30は、第2のスク
リ−ンS2 、第2’のスクリ−ンS’2 の製紙原料の流
入側A’と第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流入側
A”とを接続し、第2のスクリ−ンS2 、第2’のスク
リ−ンS’2 で分離できない二次異物を含む製紙原料を
第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流入側A”に導く第
2の通路である。また、E3 は、第1のスクリ−ンS1
の製紙原料の流出側B”に連通し、第1のスクリ−ンS
1 で精選された製紙原料を排出する三次精選排出通路で
あり、31は、第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の流入側
A”に連通し、第1のスクリ−ンS1 で分離できない三
次異物を排出する三次異物排出通路である。
【0052】従って、製紙原料が原料供給通路3よりケ
−シング2内に供給されると、製紙原料はケ−シング2
の下部中央よりケ−シング2の外周に向かい、第3のス
クリ−ンS3 〜第5のスクリ−ンS5 に供給される。そ
の際、モ−タM3 〜M5 は回転しているため、攪拌部材
3 〜A5 により第3のスクリ−ンS3 〜第5のスクリ
−ンS5 の目詰まりを防止しながら、製紙原料より異物
が除去される。第3のスクリ−ンS3 〜第5のスクリ−
ンS5 で精選された原料は、一次精選排出通路E1 を介
してケ−シング2外へと導かれる。なお、第3のスクリ
−ンS3 〜第5のスクリ−ンS5 の流入側Aで製紙原料
中の異物が多くなると、制御手段100 により第1の通路
20を開閉する第1の開閉弁Vを開くと共にモ−タM2
M’2 が回転し、第3のスクリ−ンS3 〜第5のスクリ
−ンS5 で分離できない一次異物を含む製紙原料は、第
1の通路20を介して第2のスクリ−ンS2 、第2’のス
クリ−ンS’2 の製紙原料の流入側A’に導かれる。そ
して、第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ−ンS’
2 で精選された原料は、二次精選排出通路E2 によりケ
−シング2外へと排出される。また、第2のスクリ−ン
2 、第2’のスクリ−ンS’2 の流入側A’で製紙原
料中の異物が多くなると、制御手段100 により第2の通
路30を開閉する第2の開閉弁V’を開くと共にモ−タM
1 が回転し、第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ−
ンS’2 で分離できない二次異物を含む製紙原料は、第
2の通路30を介して第1のスクリ−ンS1 の製紙原料の
流入側A”に導かれる。そして、第1のスクリ−ンS1
で精選された原料は、三次精選排出通路E3 によりケ−
シング2外へと排出される。なお、第1のスクリ−ンS
1 の流入側A”の異物の状態により、例えば、第1のス
クリ−ンS1 の流入側A”の異物が多ければ、三次精選
排出通路31に設けた第3の開閉弁V”を開くように、制
御手段100 により制御し、三次異物排出通路31より異物
をケ−シング2外へと排出するようにしている。
【0053】このようにスクリ−ン装置1は、ケ−シン
グ2内に複数のスクリ−ンS1 〜S5 を内蔵し、更に、
原料供給通路3により一括して第1のスクリ−ンS1
第2のスクリ−ンS2 、第2’のスクリ−ンS’2 を除
く複数のスクリ−ンS3 〜S5 に製紙原料を供給すると
共に、第1のスクリ−ンS1 、第2のスクリ−ンS 2
第2’のスクリ−ンS’2 を除く複数のスクリ−ンS3
〜S5 により精選された製紙原料を一次精選排出通路E
1 により一括して排出する構成となっているため、スク
リ−ン装置1をコンパクトにすることができる。なお、
製紙原料の処理能力に応じて、処理能力が大の場合、例
えば、制御手段100 によりモ−タM1 〜M5 をオンし
て、スクリ−ンS1 〜S5 の全てを運転させ、また、処
理能力が若干小さい場合、例えば、モ−タM2 〜M6
内の何れか一つを停止(例えば、モ−タM2 を停止、モ
−タM1 、モ−タM’2 〜M5 を運転)させ、スクリ−
ンS1 、S’2 〜S6 の5個を使用して、つまり、複数
のスクリ−ンの運転を適宜の数行うことにより、製紙原
料の処理能力に対応することができる。
【0054】又、上述の実施例9の複数のスクリ−ンは
1 〜S5 と6個設けたが、本発明にあっては、これに
限定されることなく、少なくとも、第1、第2、第3、
第4のスクリ−ンS1 〜S4 と4個備えていれば良く
(例えば、本実施例の第2’のスクリ−ンS’2 、第5
のスクリ−ンS5 を省略する)、また、複数の攪拌部材
も、少なくとも、第1のスクリ−ン用の第1の攪拌部材
1 、第2のスクリ−ン用の第2の攪拌部材A2 、第3
のスクリ−ン用の第3の攪拌部材A3 、第4のスクリ−
ン用の第4の攪拌部材A4 を含むものであり(例えば、
本実施例の第2’のスクリ−ンS’2 の第2’の攪拌部
材A’2 、第5のスクリ−ンS5 の第5の攪拌部材A5
を省略する)、更に、前記攪拌部材を回転させる複数の
モ−タは、第1のスクリ−ン用の第1のモ−タM1 、第
2のスクリ−ン用の第2のモ−タM2 、第3のスクリ−
ン用の第3のモ−タM3 、第4のスクリ−ン用の第4の
モ−タM4 を含むものであり(例えば、本実施例の第
2’のスクリ−ンS’2 の第2’のモ−タM’2 、第5
のスクリ−ンS5 の第5のモ−タM5 を省略する)、か
かる場合、制御手段100 は、第1のモ−タM1 、第2の
モ−タM2 、第3のモ−タM3 、第4のモ−タM4 のオ
ン、オフ動作を制御するようにすれば良い。更に、上述
の実施例9のスクリ−ン装置1は、製紙原料がスクリ−
ンの外側から内側に向かって流れて精選するセントリピ
−タル式(外圧型)であるが、本発明のスクリ−ン装置
は、セントリピ−タル式(外圧型)に限らず、製紙原料
がスクリ−ンの内側から外側に向かって流れて精選する
セントリフユ−ガル式(内圧型)スクリ−ン装置にも適
用できるものである。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載のスクリ−ン装置によれ
ば、ケ−シング内に複数のスクリ−ンを内蔵し、更に、
原料供給通路により一括して複数のスクリ−ンに供給し
て処理できるため、スクリ−ン装置をコンパクトにする
ことができる。
【0056】また、請求項2記載のスクリ−ン装置によ
れば、前述した請求項1記載の発明の効果に加え、精選
排出通路は、複数のスクリ−ンの製紙原料の個々の流出
側に連通し、前記複数のスクリ−ンで精選された製紙原
料をケ−シング外へ一括して排出する単一構成であるた
め、スクリ−ン装置をよりコンパクトにすることができ
る。
【0057】また、請求項3記載のスクリ−ン装置によ
れば、前述した請求項1記載の発明の効果に加え、制御
手段により複数の攪拌部材の運転、停止を制御すること
ができるため、製紙原料の処理能力に対応することがで
きる。
【0058】また、請求項4記載のスクリ−ン装置によ
れば、ケ−シング内に複数のスクリ−ンを内蔵し、更
に、原料供給通路により一括して第1のスクリ−ンを除
く複数のスクリ−ンに供給して処理できるため、スクリ
−ン装置をコンパクトにすることができる。
【0059】また、請求項5記載のスクリ−ン装置によ
れば、前述した請求項4記載の発明の効果に加え、制御
手段により複数の攪拌部材の運転、停止を制御すること
ができるため、製紙原料の処理能力に対応することがで
きる。
【0060】また、請求項6記載のスクリ−ン装置によ
れば、前述した請求項4記載の発明の効果に加え、制御
手段により通路に設けた開閉弁を制御することができる
ため、第2のスクリ−ン及び第3のスクリ−ンの製紙原
料の流入側の異物の状態に対応することができる。
【0061】また、請求項7記載のスクリ−ン装置によ
れば、ケ−シング内に複数のスクリ−ンを内蔵し、更
に、原料供給通路により一括して第1のスクリ−ン、第
2のスクリ−ンを除く複数のスクリ−ンに供給して処理
できるため、スクリ−ン装置をコンパクトにすることが
できる。
【0062】また、請求項8記載のスクリ−ン装置によ
れば、前述した請求項7記載の発明の効果に加え、制御
手段により第1、第2の通路に設けた第1、第2の開閉
弁を制御することができるため、第3のスクリ−ン、第
4のスクリ−ンの製紙原料の流入側、又は、第2のスク
リ−ンの製紙原料の流入側の異物の状態に対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例のスクリ−ン装置の
概略的斜視図である。
【図2】図2は、図1の2−2線による概略的断面図で
ある。
【図3】図3は、図2の3−3線による概略的断面図で
ある。
【図4】図4は、図1と異なる他の実施例のスクリ−ン
装置の概略的断面図である。
【図5】図5は、図4の5−5線による概略的断面図で
ある。
【図6】図6は、図4と異なる他の実施例のスクリ−ン
装置の概略的側面図である。
【図7】図7は、図6の7−7線による概略的断面図で
ある。
【図8】図8は、図7の8−8線による概略的断面図で
ある。
【図9】図9は、図6と異なる他の実施例のスクリ−ン
装置の概略的断面図である。
【図10】図10は、図9の10−10線による概略的
断面図である。
【図11】図11は、図9と異なる他の実施例のスクリ
−ン装置の概略的側面図である。
【図12】図12は、図11の12−12線による概略
的断面図である。
【図13】図13は、図12の13−13線による概略
的断面図である。
【図14】図14は、図11と異なる他の実施例のスク
リ−ン装置の概略的断面図である。
【図15】図15は、図14の15−15線による概略
的断面図である。
【図16】図16は、図14と異なる他の実施例のスク
リ−ン装置の概略的側面図である。
【図17】図17は、図16の17−17線による概略
的断面図である。
【図18】図18は、図17の18−18線による概略
的断面図である。
【図19】図19は、図16と異なる他の実施例のスク
リ−ン装置の概略的断面図である。
【図20】図20は、図19の20−20線による概略
的断面図である。
【図21】図21は、図19と異なる他の実施例のスク
リ−ン装置の概略的断面図である。
【図22】図22は、図21の22−22線による概略
的断面図である。
【図23】図23は、図21の23−23線による概略
的断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・スクリ−ン装置 2 ・・・・・ケ−シング 3 ・・・・・原料供給通路 E ・・・・・原料排出通路 S1 〜S6 ・・・・・複数のスクリ−ン A1 〜A6 ・・・・・複数の攪拌部材 E1 〜E6 ・・・・・複数のスクリ−ン排出通路 D1 〜D3 ・・・・・異物排出通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 29/26 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケ−シングと、 このケ−シング内に製紙原料を供給する原料供給通路
    と、 前記ケ−シング内に設けられた複数のスクリ−ンと、 この複数のスクリ−ン毎に設けられた複数の攪拌部材
    と、 前記複数のスクリ−ンの製紙原料の流入側は、前記原料
    供給通路に連通し、 前記複数のスクリ−ンの製紙原料の流出側に連通し、前
    記複数のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出する精
    選排出通路と、 前記複数のスクリ−ンの製紙原料の流入側に連通し、前
    記複数のスクリ−ンで分離できない異物を排出する異物
    排出通路とを備えていることを特徴とするスクリ−ン装
    置。
  2. 【請求項2】精選排出通路は、複数のスクリ−ンの製紙
    原料の個々の流出側に連通し、前記複数のスクリ−ンで
    精選された製紙原料をケ−シング外へ一括して排出する
    単一構成とすることを特徴とする請求項1記載のスクリ
    −ン装置。
  3. 【請求項3】複数の攪拌部材毎に設けられ、前記攪拌部
    材を回転させる複数のモ−タと、この複数のモ−タのオ
    ン、オフ動作を制御する制御手段を設けていることを特
    徴とする請求項1記載のスクリ−ン装置。
  4. 【請求項4】ケ−シングと、 このケ−シング内に製紙原料を供給する原料供給通路
    と、 前記ケ−シング内に設けられた複数のスクリ−ンと、 この複数のスクリ−ンは、少なくとも第1、第2、第3
    のスクリ−ンを有し、 前記ケ−シング内に設けられ、前記第1のスクリ−ンを
    他の前記第2のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ンから
    遮断する遮断壁と、 前記複数のスクリ−ン毎に設けられた複数の攪拌部材
    と、 前記第2のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ンの製紙原
    料の流入側は、前記原料供給通路に連通し、 前記第2のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ンの前記製
    紙原料の流出側に連通し、前記第2のスクリ−ン、前記
    第3のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出する一次
    精選排出通路と、 前記第2のスクリ−ン及び前記第3のスクリ−ンの製紙
    原料の流入側と前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の
    流入側とを接続し、前記第2のスクリ−ン及び前記第3
    のスクリ−ンで分離できない一次異物を含む製紙原料を
    前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流入側に導く通
    路と、 前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流出側に連通
    し、前記第1のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出
    する二次精選排出通路と、 前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流入側に連通
    し、前記第1のスクリ−ンで分離できない二次異物を排
    出する二次異物排出通路とを備えていることを特徴とす
    るスクリ−ン装置。
  5. 【請求項5】複数の攪拌部材は、少なくとも、第1のス
    クリ−ン用の第1の攪拌部材、第2のスクリ−ン用の第
    2の攪拌部材、第3のスクリ−ン用の第3の攪拌部材を
    含むものであり、 前記攪拌部材を回転させる複数のモ−タは、第1の攪拌
    部材用の第1のモ−タ、第2の攪拌部材用の第2のモ−
    タ、第3の攪拌部材用の第3のモ−タを含むものであ
    り、 前記第1のモ−タ、前記第2のモ−タ、前記第3のモ−
    タのオン、オフ動作を制御する制御手段を設けているこ
    とを特徴とする請求項4記載のスクリ−ン装置。
  6. 【請求項6】通路を開閉する開閉弁と、 この開閉弁の開閉動作を制御する制御手段とを設けてい
    ることを特徴とする請求項4記載のスクリ−ン装置。
  7. 【請求項7】ケ−シングと、 このケ−シング内に製紙原料を供給する原料供給通路
    と、 前記ケ−シング内に設けられた複数のスクリ−ンと、 この複数のスクリ−ンは、少なくとも第1、第2、第
    3、第4のスクリ−ンを有し、 前記ケ−シング内に設けられ、前記第2のスクリ−ンを
    他の前記第1のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ン、前
    記第4のスクリ−ンから遮断する第1の遮断壁と、 前記ケ−シング内に設けられ、前記第1のスクリ−ンを
    他の前記第2のスクリ−ン、前記第3のスクリ−ン、前
    記第4のスクリ−ンから遮断する第2の遮断壁と、 前記複数のスクリ−ン毎に設けられた複数の攪拌部材
    と、 前記第3のスクリ−ン、前記第4のスクリ−ンの製紙原
    料の流入側は、前記原料供給通路に連通し、 前記第3のスクリ−ン、前記第4のスクリ−ンの前記製
    紙原料の流出側に連通し、前記第3のスクリ−ン、前記
    第4のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出する一次
    精選排出通路と、 前記第3のスクリ−ン及び前記第4のスクリ−ンの製紙
    原料の流入側と前記第2のスクリ−ンの前記製紙原料の
    流入側とを接続し、前記第3のスクリ−ン及び前記第4
    のスクリ−ンで分離できない一次異物を含む製紙原料を
    前記第2のスクリ−ンの前記製紙原料の流入側に導く第
    1の通路と、 前記第2のスクリ−ンの前記製紙原料の流出側に連通
    し、前記第2のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出
    する二次精選排出通路と、 前記第2のスクリ−ンの製紙原料の流入側と前記第1の
    スクリ−ンの前記製紙原料の流入側とを接続し、前記第
    2のスクリ−ンで分離できない二次異物を含む製紙原料
    を前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流入側に導く
    第2の通路と、 前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流出側に連通
    し、前記第1のスクリ−ンで精選された製紙原料を排出
    する三次精選排出通路と、 前記第1のスクリ−ンの前記製紙原料の流入側に連通
    し、前記第1のスクリ−ンで分離できない三次異物を排
    出する三次異物排出通路とを備えていることを特徴とす
    るスクリ−ン装置。
  8. 【請求項8】第1の通路を開閉する第1の開閉弁と、 第2の通路を開閉する第2の開閉弁と、 この第1、第2の開閉弁の開閉動作を制御する制御手段
    とを設けていることを特徴とする請求項7記載のスクリ
    −ン装置。
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