JPH0252036B2 - - Google Patents
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- JPH0252036B2 JPH0252036B2 JP62071800A JP7180087A JPH0252036B2 JP H0252036 B2 JPH0252036 B2 JP H0252036B2 JP 62071800 A JP62071800 A JP 62071800A JP 7180087 A JP7180087 A JP 7180087A JP H0252036 B2 JPH0252036 B2 JP H0252036B2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 4
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
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Landscapes
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、抄紙原料工程において、処理量増大
を図る同時に動力の削減ができる精選スクリーン
に関する。
を図る同時に動力の削減ができる精選スクリーン
に関する。
従来より、抄紙原料工程における精選スクリー
ンは、抄紙原料を選別(精選)するスクリーンプ
レートが1箇所のみで処理されているものであつ
た。その代表的なものとして、セントリフユーガ
ルフロースクリーンやセントリピータルフロース
クーンが存在している。このように1箇所のみで
のスクリーンプレートでは、入口圧と出口圧の圧
力差にかかわりなく、抄紙原料の脈動を起こす重
大な問題点があり、これによつて、抄紙の坪量の
変動が生じる欠点があつた。
ンは、抄紙原料を選別(精選)するスクリーンプ
レートが1箇所のみで処理されているものであつ
た。その代表的なものとして、セントリフユーガ
ルフロースクリーンやセントリピータルフロース
クーンが存在している。このように1箇所のみで
のスクリーンプレートでは、入口圧と出口圧の圧
力差にかかわりなく、抄紙原料の脈動を起こす重
大な問題点があり、これによつて、抄紙の坪量の
変動が生じる欠点があつた。
また、このようなスクリーンプレートが1箇所
のみの精選スクリーンでは、抄紙量に対して動力
がかかりすぎ、省エネギー、省力化ができない欠
点もあつた。
のみの精選スクリーンでは、抄紙量に対して動力
がかかりすぎ、省エネギー、省力化ができない欠
点もあつた。
そこで発明者は、前記課題を解決すべく、鋭
意、研究を重ねた結果、その発明を、駆動軸ケー
スと円筒状の内側スクリーンプレートとの間隔部
を内側ストツクルームとして形成し、且つ本体ケ
ースの円筒状側壁と円筒状の外側スクリーンプレ
ートとの間隔部を外側ストツクルームとして形成
し、前記内側スクリーンプレートと外側スクリー
ンプレートとの間隔部を、原料入口に連通した円
筒状空隙の選別室とし、該選別室内を仕切り周壁
にて内側選別室、外側選別室に仕切り形成し、該
内側選別室、外側選別室内に、本体ケースに軸着
した駆動軸にて回転する攪拌体をそれぞれ設け、
その内側選別室、外側選別室の各軸方向端に、仕
切り周壁より外周側でドーナツ状空隙のリジエク
トルームを形成し、前記内側ストツクルームと外
側ストツクルームの各軸方向端箇所に、原料出口
が連通するように本体ケースにに設けた精選スク
リーンとしたことにより、本発明は抄紙原料工程
において、処理量増大を図る同時に動力の削減が
でき、前記課題を解決し、その目的を達成したも
のである。
意、研究を重ねた結果、その発明を、駆動軸ケー
スと円筒状の内側スクリーンプレートとの間隔部
を内側ストツクルームとして形成し、且つ本体ケ
ースの円筒状側壁と円筒状の外側スクリーンプレ
ートとの間隔部を外側ストツクルームとして形成
し、前記内側スクリーンプレートと外側スクリー
ンプレートとの間隔部を、原料入口に連通した円
筒状空隙の選別室とし、該選別室内を仕切り周壁
にて内側選別室、外側選別室に仕切り形成し、該
内側選別室、外側選別室内に、本体ケースに軸着
した駆動軸にて回転する攪拌体をそれぞれ設け、
その内側選別室、外側選別室の各軸方向端に、仕
切り周壁より外周側でドーナツ状空隙のリジエク
トルームを形成し、前記内側ストツクルームと外
側ストツクルームの各軸方向端箇所に、原料出口
が連通するように本体ケースにに設けた精選スク
リーンとしたことにより、本発明は抄紙原料工程
において、処理量増大を図る同時に動力の削減が
でき、前記課題を解決し、その目的を達成したも
のである。
以下、本発明の実施例を第1図乃至第8図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
本発明の精選スクリーンは、第1図,第2図に
示すような竪型のもの、第7図に示すような水平
型のもの、第8図に示すような傾斜型のもの等が
存在する。まず、説明では、竪型で、2槽の選別
室5を有する精選スクリーンについて、第1図乃
至第6図について説明すると、1は円筒状の本体
ケースで、この上部に鏡板状の蓋体2がフランジ
を介して密閉固着されている。
示すような竪型のもの、第7図に示すような水平
型のもの、第8図に示すような傾斜型のもの等が
存在する。まず、説明では、竪型で、2槽の選別
室5を有する精選スクリーンについて、第1図乃
至第6図について説明すると、1は円筒状の本体
ケースで、この上部に鏡板状の蓋体2がフランジ
を介して密閉固着されている。
Aは内側スクリーンプレート3を有する断面略
ハツト型状空隙の内側ストツクルームであつて、
本体ケース1の中心側に固定して形成されてい
る。具体的には、後述する駆動軸ケース11aと
本体ケース1の底部板1aと、本体ケース1の中
間板1bと、後述するリジエクトルーム14の環
状底板14aと、筒状の内側スクリーンプレート
3とで側部からみて断面略ハツト形で、本体ケー
ス1の略同軸心上に形成されている。その内側ス
クリーンプレート3にはスリツト3a又は丸孔が
その抄紙原料の種類に応じて適宜の大きさに穿孔
されている。その内側スクリーンプレート3は内
側ストツクルームAの外周を覆うように設けられ
ている。
ハツト型状空隙の内側ストツクルームであつて、
本体ケース1の中心側に固定して形成されてい
る。具体的には、後述する駆動軸ケース11aと
本体ケース1の底部板1aと、本体ケース1の中
間板1bと、後述するリジエクトルーム14の環
状底板14aと、筒状の内側スクリーンプレート
3とで側部からみて断面略ハツト形で、本体ケー
ス1の略同軸心上に形成されている。その内側ス
クリーンプレート3にはスリツト3a又は丸孔が
その抄紙原料の種類に応じて適宜の大きさに穿孔
されている。その内側スクリーンプレート3は内
側ストツクルームAの外周を覆うように設けられ
ている。
Bは外側スクリーンプレート4を有する円筒状
空隙の外側ストツクルームであつて、本体ケース
1の外周側に固定して形成されている。具体的に
は、本体ケース1の内壁部と、本体ケース1の上
部板1cと、後述するリジエクトルーム14の環
状天板14bと、筒状の外側スクリーンプレート
4とで、厚肉の筒状で、本体ケース1の略同軸心
上に形成されている。その外側スクリーンプレー
ト4にもスリツト4a又は丸孔がその抄紙原料の
種類に応じて適宜の大きさに穿孔され、その外側
スクリーンプレート4は外側ストツクルームBの
内周を覆うように設けられている。
空隙の外側ストツクルームであつて、本体ケース
1の外周側に固定して形成されている。具体的に
は、本体ケース1の内壁部と、本体ケース1の上
部板1cと、後述するリジエクトルーム14の環
状天板14bと、筒状の外側スクリーンプレート
4とで、厚肉の筒状で、本体ケース1の略同軸心
上に形成されている。その外側スクリーンプレー
ト4にもスリツト4a又は丸孔がその抄紙原料の
種類に応じて適宜の大きさに穿孔され、その外側
スクリーンプレート4は外側ストツクルームBの
内周を覆うように設けられている。
5は選別室であつて、前記内側スクリーンプレ
ート3と外側スクリーンプレート4との適宜の厚
みを有した筒状の間隔部として形成されている。
その選別室5は本体ケース1の上部の原料入口6
に連通している。
ート3と外側スクリーンプレート4との適宜の厚
みを有した筒状の間隔部として形成されている。
その選別室5は本体ケース1の上部の原料入口6
に連通している。
さらに、具体的には、第4図乃至第6図に示す
ように、竪型の精選スクリーンとして、2槽の選
別室5を有したものであり、該選別室5の中間に
仕切り周壁17が形成され、これによつて、内側
選別室5aと外側選別室5bとに2槽に分離形成
されている。
ように、竪型の精選スクリーンとして、2槽の選
別室5を有したものであり、該選別室5の中間に
仕切り周壁17が形成され、これによつて、内側
選別室5aと外側選別室5bとに2槽に分離形成
されている。
また、その仕切り周壁17が、第4図に示すよ
うに、環状底板14aに固着されている場合に
は、仕切り周壁17の下端に、リジエクトが出る
孔部17aが形成されている。
うに、環状底板14aに固着されている場合に
は、仕切り周壁17の下端に、リジエクトが出る
孔部17aが形成されている。
以上のように、その内側選別室5aと外側選別
室5bとの総称として選別室5が存在している。
室5bとの総称として選別室5が存在している。
このような選別室5は、本体ケース1の原料入
口6箇所の原料流入ストツクルーム7に連通して
いる。その原料入口6は、本体ケース1を平面的
に見て、本体ケース1に接線方向から流入するよ
うに取り付けられているが、これに限定されな
い。
口6箇所の原料流入ストツクルーム7に連通して
いる。その原料入口6は、本体ケース1を平面的
に見て、本体ケース1に接線方向から流入するよ
うに取り付けられているが、これに限定されな
い。
Cは攪拌体であつて、本体ケース1の中心に上
部及び下部の軸受12,12にて軸着した、駆動
軸11の上端に固着した孔あき円板13の外周端
に固着され、前記選別室5内、即ち、内側選別室
5aと外側選別室5bとをそれぞれ独立して回転
可能に設けられている。
部及び下部の軸受12,12にて軸着した、駆動
軸11の上端に固着した孔あき円板13の外周端
に固着され、前記選別室5内、即ち、内側選別室
5aと外側選別室5bとをそれぞれ独立して回転
可能に設けられている。
その攪拌体Cの実施例は複数存在し、第1実施
例は、第1図乃至第3図等に示すように、主に、
複数の内側スクリーンブレード8aと複数の外側
スクリーンブレード8bとで形成されている。具
体的には、上部取付リング9と下部補強リング1
0とに、この内周又は内周寄りを内側スクリーン
ブレード8aが、その外周又は外周寄りを外側ス
クリーンブレード8bがそれぞれ千鳥状に合計4
本づつ等分に固着されている。
例は、第1図乃至第3図等に示すように、主に、
複数の内側スクリーンブレード8aと複数の外側
スクリーンブレード8bとで形成されている。具
体的には、上部取付リング9と下部補強リング1
0とに、この内周又は内周寄りを内側スクリーン
ブレード8aが、その外周又は外周寄りを外側ス
クリーンブレード8bがそれぞれ千鳥状に合計4
本づつ等分に固着されている。
その内側スクリーンブレード8a、外側スクリ
ーンブレード8bの断面もそれぞれ翼状をなし、
内側スクリーンブレード8aは、第6図の白抜き
矢印方向に回転すると、その翼面内側前半で、内
側スクリーンプレート3のスリツト3a又は丸孔
側に抄紙原料を押し出す作用をなし、また、翼面
外側後半で、スリツト3a又は丸孔箇所から抄紙
原料を吸引するような作用を呈するような曲線が
形成されている。具体的には、抄紙原料の種類
や、精選スクリーンの容量、回転数等によつて実
験的に求められる。
ーンブレード8bの断面もそれぞれ翼状をなし、
内側スクリーンブレード8aは、第6図の白抜き
矢印方向に回転すると、その翼面内側前半で、内
側スクリーンプレート3のスリツト3a又は丸孔
側に抄紙原料を押し出す作用をなし、また、翼面
外側後半で、スリツト3a又は丸孔箇所から抄紙
原料を吸引するような作用を呈するような曲線が
形成されている。具体的には、抄紙原料の種類
や、精選スクリーンの容量、回転数等によつて実
験的に求められる。
また、外側スクリーンブレード8bも、第6図
の白抜き矢印方向に回転すると、その翼面外側前
半で、外側スクリーンプレート4のスリツト4a
又は丸孔側に抄紙原料を押し出す作用をなし、翼
面外側後半で、スリツト4a又は丸孔箇所から抄
紙原料を吸引するような作用を呈するような曲線
が形成され、この具体的数値曲線も、抄紙原料の
種類や、精選スクリーンの容量、回転数等によつ
て実験的に求められる。
の白抜き矢印方向に回転すると、その翼面外側前
半で、外側スクリーンプレート4のスリツト4a
又は丸孔側に抄紙原料を押し出す作用をなし、翼
面外側後半で、スリツト4a又は丸孔箇所から抄
紙原料を吸引するような作用を呈するような曲線
が形成され、この具体的数値曲線も、抄紙原料の
種類や、精選スクリーンの容量、回転数等によつ
て実験的に求められる。
特に、内側スクリーンブレード8aの翼面内側
と、内側スクリーンプレート3との各々の距離
と、外側スクリーンブレード8bの翼面内側と、
外側スクリーンプレート4との各々の距離とが、
略等しく形成することが好ましい。
と、内側スクリーンプレート3との各々の距離
と、外側スクリーンブレード8bの翼面内側と、
外側スクリーンプレート4との各々の距離とが、
略等しく形成することが好ましい。
以上のように、その複数の内側スクリーンブレ
ード8aは、内側選別室5aのみを旋回し、複数
の外側スクリーンブレード8bは、外側選別室5
bのみを旋回するように構成されている(第4図
参照)。
ード8aは、内側選別室5aのみを旋回し、複数
の外側スクリーンブレード8bは、外側選別室5
bのみを旋回するように構成されている(第4図
参照)。
第4図の実施例では、その仕切り周壁17は固
定されているが、その仕切り周壁17を、図示し
ないが、攪拌体Cに固着してこれと一体的に回転
させる構成にすることもある。この場合には、第
3図において、上部取付リング9と下部補強リン
グ10との間に、筒状の仕切り周壁17を設け、
且つ内側スクリーンブレード8a,8a,…と複
数の外側スクリーンブレード8b,8b,…とが
内部、外部に分離するように設けられるものであ
る。
定されているが、その仕切り周壁17を、図示し
ないが、攪拌体Cに固着してこれと一体的に回転
させる構成にすることもある。この場合には、第
3図において、上部取付リング9と下部補強リン
グ10との間に、筒状の仕切り周壁17を設け、
且つ内側スクリーンブレード8a,8a,…と複
数の外側スクリーンブレード8b,8b,…とが
内部、外部に分離するように設けられるものであ
る。
14はリジエクトルームであつて、内側選別室
5a、外側選別室5bの各軸方向(筒体としての
軸)端に、仕切り周壁17より外周側でドーナツ
状空隙として形成されている。具体的には、本体
ケース1の下部側内壁と、内側ストツクルームA
を構成する環状底板14aと、外側ストツクルー
ムBを構成する環状天板14bと、内側スクリー
ンプレート3の下部とで略ドーナツ状空隙として
形成されている。このリジエクトルーム14の本
体ケース1の1箇所よりテール出口15が設けら
れている。該テール出口15は前記原料入口6と
本体ケース1を平面的にみて対称的な位置に設け
られている。
5a、外側選別室5bの各軸方向(筒体としての
軸)端に、仕切り周壁17より外周側でドーナツ
状空隙として形成されている。具体的には、本体
ケース1の下部側内壁と、内側ストツクルームA
を構成する環状底板14aと、外側ストツクルー
ムBを構成する環状天板14bと、内側スクリー
ンプレート3の下部とで略ドーナツ状空隙として
形成されている。このリジエクトルーム14の本
体ケース1の1箇所よりテール出口15が設けら
れている。該テール出口15は前記原料入口6と
本体ケース1を平面的にみて対称的な位置に設け
られている。
16は原料出口で、前記内側ストツクルームA
と外側ストツクルームBの各軸方向(筒体として
の軸)端箇所に連通するように本体ケース1に設
けられている。
と外側ストツクルームBの各軸方向(筒体として
の軸)端箇所に連通するように本体ケース1に設
けられている。
図中18は軽量異物の吐出口、19は駆動軸1
1の下端に固着されたプーリー、20はモータ、
21はベルト、22はベースである。
1の下端に固着されたプーリー、20はモータ、
21はベルト、22はベースである。
第7図に示した精選スクリーンは、横型であ
り、前記竪型の精選スクリーン(第1図等参照)
と略同様の構成である。特に、テール出口15
が、リジエクトルーム14の下端位置に設けられ
ている。
り、前記竪型の精選スクリーン(第1図等参照)
と略同様の構成である。特に、テール出口15
が、リジエクトルーム14の下端位置に設けられ
ている。
第8図に示した精選スクリーンは、傾斜型であ
り、竪型の精選スクリーン(第1図等参照)と同
様の構成であるが、テール出口15が、前記リジ
エクトルーム14の傾斜下端位置に設けられ、原
料出口16も、そのテール出口15付近に設けら
れている。
り、竪型の精選スクリーン(第1図等参照)と同
様の構成であるが、テール出口15が、前記リジ
エクトルーム14の傾斜下端位置に設けられ、原
料出口16も、そのテール出口15付近に設けら
れている。
以上の説明における精選スクリーンは、圧力式
であるが、開放式にし、選別室5又は内側選別室
5a、外側選別室5bに攪拌体Cを旋回可能に設
けることもある。
であるが、開放式にし、選別室5又は内側選別室
5a、外側選別室5bに攪拌体Cを旋回可能に設
けることもある。
紙料の調整された抄紙原料は、本体ケース1の
原料入口6に送られ、原料流入ストツクルーム7
から内側選別室5a、外側選別室5bに入る。こ
こに入つた抄紙原料は攪拌体Cの回転により、内
側スクリーンプレート3及び外側スクリーンプレ
ート4にて選別される。選別された良原料は、内
側スクリーンプレート3を通過して本体ケース1
の内の内側ストツクルームAに、外側スクリーン
プレート4を通過して外側ストツクルームBにそ
れぞれ運ばれる。内側ストツクルームA、外側ス
トツクルームBに運ばれた良原料は、原料出口1
6を通じて精選原料となる。
原料入口6に送られ、原料流入ストツクルーム7
から内側選別室5a、外側選別室5bに入る。こ
こに入つた抄紙原料は攪拌体Cの回転により、内
側スクリーンプレート3及び外側スクリーンプレ
ート4にて選別される。選別された良原料は、内
側スクリーンプレート3を通過して本体ケース1
の内の内側ストツクルームAに、外側スクリーン
プレート4を通過して外側ストツクルームBにそ
れぞれ運ばれる。内側ストツクルームA、外側ス
トツクルームBに運ばれた良原料は、原料出口1
6を通じて精選原料となる。
内側スクリーンプレート3及び外側スクリーン
プレート4を不通過の原料及び不純物(ホツトメ
ルト・異物・結束繊維)は、内側スクリーンプレ
ート3及び外側スクリーンプレート4面に沿つて
本体ケース1のリジエクトルーム14に運ばれテ
ール出口15を通じてテール処理機器にブローさ
れる。
プレート4を不通過の原料及び不純物(ホツトメ
ルト・異物・結束繊維)は、内側スクリーンプレ
ート3及び外側スクリーンプレート4面に沿つて
本体ケース1のリジエクトルーム14に運ばれテ
ール出口15を通じてテール処理機器にブローさ
れる。
本発明は、前記のような構成の精選スクリーン
としたことにより、第1に処理量増大を図ること
でき、しかも同時に動力の削減ができ、第2に原
料を無理にスクリーンプレートを通過させないよ
うにでき、これにより処理された精選原料の中に
不純物が大巾に除去でき、第3に独立した内側選
別室5a、外側選別室5b内で層流状態で精選が
でき、第4に脈動が微少のため、抄紙への影響が
なくなり抄紙機械での製品の均一化ができる等の
効果を奏する。
としたことにより、第1に処理量増大を図ること
でき、しかも同時に動力の削減ができ、第2に原
料を無理にスクリーンプレートを通過させないよ
うにでき、これにより処理された精選原料の中に
不純物が大巾に除去でき、第3に独立した内側選
別室5a、外側選別室5b内で層流状態で精選が
でき、第4に脈動が微少のため、抄紙への影響が
なくなり抄紙機械での製品の均一化ができる等の
効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、内側
スクリーンプレート3及び外側スクリーンプレー
ト4の2箇所を設け、これを攪拌体Cにて旋回さ
せつつ選別させたことにより、抄紙原料の処理量
を単純に2倍又はこれと同程度に増加させること
ができても、即ち、開口面積が増大し、処理量が
増加しても、これによるモータ20のトルクは、
略一定の圧力差(入口圧と出口圧との差)、しか
も略一定の原料濃度(約2%乃至約3%程度)で
は殆ど変わらないため、同一の動力消費量に対し
ての抄紙原料の処理量が著しく増加し、結果的に
は、単位処理量に対しての動力消費量の削減を図
ることができる。
スクリーンプレート3及び外側スクリーンプレー
ト4の2箇所を設け、これを攪拌体Cにて旋回さ
せつつ選別させたことにより、抄紙原料の処理量
を単純に2倍又はこれと同程度に増加させること
ができても、即ち、開口面積が増大し、処理量が
増加しても、これによるモータ20のトルクは、
略一定の圧力差(入口圧と出口圧との差)、しか
も略一定の原料濃度(約2%乃至約3%程度)で
は殆ど変わらないため、同一の動力消費量に対し
ての抄紙原料の処理量が著しく増加し、結果的に
は、単位処理量に対しての動力消費量の削減を図
ることができる。
このようなことから、同一機種を小型にして
も、これと同程度の効果を得ることができ、設備
費用の低減化を図る効果がある。
も、これと同程度の効果を得ることができ、設備
費用の低減化を図る効果がある。
また、同一機種にて、抄紙原料の処理量を著し
く増加させうる効果を奏することはは勿論であ
る。
く増加させうる効果を奏することはは勿論であ
る。
さらに、内側スクリーンプレート3及び外側ス
クリーンプレート4の2箇所を設けたことによ
り、その精選面積が倍加したので、圧力差(入口
圧と出口圧との差)を小さくしても、精選が可能
となる。従つて、抄紙原料を、内側スクリーンプ
レート3及び外側スクリーンプレート4にて無理
に通過させない圧力差で稼動でき、これにより処
理された精選原料の中に不純物が大巾に除去でき
る利点がある。即ち、スクリーンニング効果が極
めて大きいものにできる。
クリーンプレート4の2箇所を設けたことによ
り、その精選面積が倍加したので、圧力差(入口
圧と出口圧との差)を小さくしても、精選が可能
となる。従つて、抄紙原料を、内側スクリーンプ
レート3及び外側スクリーンプレート4にて無理
に通過させない圧力差で稼動でき、これにより処
理された精選原料の中に不純物が大巾に除去でき
る利点がある。即ち、スクリーンニング効果が極
めて大きいものにできる。
特に、その選別室5を、仕切り周壁17にて内
側選別室5a、外側選別室5bに仕切り形成し、
該内側選別室5a、外側選別室5b内に、本体ケ
ース1に軸着した駆動軸11にて回転する攪拌体
Cをそれぞれ設けたことにより、その内側選別室
5a、外側選別室5bはそれぞれ独立した構成に
することができ、これによつて、内側選別室5a
内の抄紙原料は専ら求心方向に流れる層流状態に
でき、同時に、外側選別室5b内の抄紙原料も専
ら遠心方向に流れる、層流状態にできる。従つ
て、各選別室5a,5b内の抄紙原料の流れが極
めてスムーズとなり、より精選をより好適にでき
る。
側選別室5a、外側選別室5bに仕切り形成し、
該内側選別室5a、外側選別室5b内に、本体ケ
ース1に軸着した駆動軸11にて回転する攪拌体
Cをそれぞれ設けたことにより、その内側選別室
5a、外側選別室5bはそれぞれ独立した構成に
することができ、これによつて、内側選別室5a
内の抄紙原料は専ら求心方向に流れる層流状態に
でき、同時に、外側選別室5b内の抄紙原料も専
ら遠心方向に流れる、層流状態にできる。従つ
て、各選別室5a,5b内の抄紙原料の流れが極
めてスムーズとなり、より精選をより好適にでき
る。
また、本発明では、内側ストツクルームAと外
側ストツクルームBの各軸方向端箇所に、原料出
口16が連通するように本体ケース1に設けたこ
とにより、攪拌体Cによる吐出作用にても、内側
ストツクルームAと外側ストツクルームBに一端
溜り、そこから原料出口16へと流出することと
なつて、吐出工程が長くなるのと、攪拌体Cから
内外の箇所である、内側ストツクルームAと外側
ストツクルームBへと流出し、両方からの抄紙原
料が混ざつたときには、脈動圧を互いに打ち消す
作用をなすこともあり、これらによつて、原料出
口16からの脈動が極めて微少となり、抄紙原料
への影響が殆どなくなり、抄紙機械での製品の均
一化ができる大きな効果を奏する。
側ストツクルームBの各軸方向端箇所に、原料出
口16が連通するように本体ケース1に設けたこ
とにより、攪拌体Cによる吐出作用にても、内側
ストツクルームAと外側ストツクルームBに一端
溜り、そこから原料出口16へと流出することと
なつて、吐出工程が長くなるのと、攪拌体Cから
内外の箇所である、内側ストツクルームAと外側
ストツクルームBへと流出し、両方からの抄紙原
料が混ざつたときには、脈動圧を互いに打ち消す
作用をなすこともあり、これらによつて、原料出
口16からの脈動が極めて微少となり、抄紙原料
への影響が殆どなくなり、抄紙機械での製品の均
一化ができる大きな効果を奏する。
また、本発明では、その内側選別室5a、外側
選別室5bの各軸方向端に、仕切り周壁17より
外周側でドーナツ状空隙のリジエクトルーム14
からは、内側スクリーンプレート3及び外側スク
リーンプレート4を不通過の抄紙原料及び不純物
(ホツトメルト・異物・結束繊維)が、選別室5
にて選別した直後に取れ、効果的にできる。
選別室5bの各軸方向端に、仕切り周壁17より
外周側でドーナツ状空隙のリジエクトルーム14
からは、内側スクリーンプレート3及び外側スク
リーンプレート4を不通過の抄紙原料及び不純物
(ホツトメルト・異物・結束繊維)が、選別室5
にて選別した直後に取れ、効果的にできる。
図面は本発明の実施例を示すものであつて、そ
の第1図は本発明の一部切除した斜視図、第2図
は本発明の一部縦断した側面図、第3図は仕切り
周壁を除いた攪拌体の斜視図、第4図は選別室を
内側選別室と外側選別室とに仕切つた状態の要部
斜視図、第5図は精選状態図、第6図は第5図の
一部拡大断面図、第7図,第8図は本発明の別の
実施例の一部断面とした側面図である。 1…本体ケース、C…攪拌体、3…内側スクリ
ーンプレート、4…外側スクリーンプレート、A
…内側ストツクルーム、B…外側ストツクルー
ム、5…選別室、5a…内側選別室、5b…外側
選別室、6…原料入口、11…駆動軸、11a…
駆動軸ケース、14…リジエクトルーム、16…
原料出口、17…仕切り周壁。
の第1図は本発明の一部切除した斜視図、第2図
は本発明の一部縦断した側面図、第3図は仕切り
周壁を除いた攪拌体の斜視図、第4図は選別室を
内側選別室と外側選別室とに仕切つた状態の要部
斜視図、第5図は精選状態図、第6図は第5図の
一部拡大断面図、第7図,第8図は本発明の別の
実施例の一部断面とした側面図である。 1…本体ケース、C…攪拌体、3…内側スクリ
ーンプレート、4…外側スクリーンプレート、A
…内側ストツクルーム、B…外側ストツクルー
ム、5…選別室、5a…内側選別室、5b…外側
選別室、6…原料入口、11…駆動軸、11a…
駆動軸ケース、14…リジエクトルーム、16…
原料出口、17…仕切り周壁。
Claims (1)
- 1 駆動軸ケースと円筒状の内側スクリーンプレ
ートとの間隔部を内側ストツクルームとして形成
し、且つ本体ケースの円筒状側壁と円筒状の外側
スクリーンプレートとの間隔部を外側ストツクル
ームとして形成し、前記内側スクリーンプレート
と外側スクリーンプレートとの間隔部を、原料入
口に連通した円筒状空隙の選別室とし、該選別室
内を仕切り周壁にて内側選別室、外側選別室に仕
切り形成し、該内側選別室、外側選別室内に、本
体ケースに軸着した駆動軸にて回転する攪拌体を
それぞれ設け、その内側選別室、外側選別室の各
軸方向端に、仕切り周壁より外周側でドーナツ状
空隙のリジエクトルームを形成し、前記内側スト
ツクルームと外側ストツクルームの各軸方向端箇
所に、原料出口が連通するように本体ケースに設
けたことを特徴とした精選スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7180087A JPS63243391A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 精選スクリ−ン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7180087A JPS63243391A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 精選スクリ−ン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63243391A JPS63243391A (ja) | 1988-10-11 |
JPH0252036B2 true JPH0252036B2 (ja) | 1990-11-09 |
Family
ID=13470998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7180087A Granted JPS63243391A (ja) | 1987-03-27 | 1987-03-27 | 精選スクリ−ン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63243391A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02134437U (ja) * | 1988-12-28 | 1990-11-08 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4511907Y1 (ja) * | 1969-03-08 | 1970-05-26 | ||
JPS6016797B2 (ja) * | 1976-03-31 | 1985-04-27 | 三菱電機株式会社 | 多重信号再生装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6016797U (ja) * | 1983-07-12 | 1985-02-04 | 三菱重工業株式会社 | ふるい分け装置 |
-
1987
- 1987-03-27 JP JP7180087A patent/JPS63243391A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4511907Y1 (ja) * | 1969-03-08 | 1970-05-26 | ||
JPS6016797B2 (ja) * | 1976-03-31 | 1985-04-27 | 三菱電機株式会社 | 多重信号再生装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02134437U (ja) * | 1988-12-28 | 1990-11-08 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63243391A (ja) | 1988-10-11 |
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