JPS63288289A - スクリ−ン - Google Patents

スクリ−ン

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JPS63288289A
JPS63288289A JP12138487A JP12138487A JPS63288289A JP S63288289 A JPS63288289 A JP S63288289A JP 12138487 A JP12138487 A JP 12138487A JP 12138487 A JP12138487 A JP 12138487A JP S63288289 A JPS63288289 A JP S63288289A
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岩科 蕃
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IWASHINA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抄紙原料工程において、原料の離解と精選と
を一台のもので処理し、且っ離解と精選の効率を極めて
上昇させ、処理量増大を図ると同時に動力の削減ができ
るスクリーンに関する。
〔従来の技術及びその問題点等〕
従来より、抄紙原料工程における精選のスクリーンは、
抄紙原料を選別(精選)する筒状スクリーンプレートが
1箇所のみで処理されているものであった。その代表的
なものとして、セントリフニーガルフロースクリーンや
セントリビータルフロースクリーンが存在している。こ
のように1箇所のみでの筒状スクリーンプレートでは、
入口圧と出口圧の圧力差にかかわりなく、抄紙原料の脈
動を起こす重大な問題点があり、これによって、抄紙の
坪量の変動が生じる欠点があった。
また、このような筒状スクリーンプレートが1箇所のみ
の精選のスクリーンでは、抄紙量に対して動力がかかり
すぎ、省エネルギー、省力化ができない問題点もあった
また、前述の精選のためのスクリーンに抄紙原料を送る
離解装置は、別々に構成されたり、或いは精選のスクリ
ーンと一体化したものがあった。
このように精選のスクリーンと離解装置(M解スクリー
ン等)が一体化したものは、離解と精選とが効率的にて
きなっかったり、処理量を増加させることができなかっ
たり、所要動力費が多くなる等の問題点があった。
〔問題点を解決するための手段] そこで発明者は、前記問題点等を解決すべく鋭意、研究
を重ねた結果、本発明を、円板状スクリーンプレートを
介して、原料入口を有する第1処理部本体と、原料出口
を有する第2処理部本体とを形成し、第2処理部本体に
軸着した駆動軸にて回転する離解用羽根を第1処理部本
体内において前記円板状スクリーンプレートに近接させ
て設け、その第2処理本体を、前記円板状スクリーンプ
レートを壁状とするストックルームと、内側筒状スクリ
ーンプレートを有する内側ストックルームと。
外側筒状スクリーンプレートを有する外側ストックルー
ムとに分割形成し、その内側筒状スクリーンプレートと
外側筒状スクリーンプレートとの適宜の間隔部を、スト
ックルームに連通した選別室とし、該選別室内に、前記
駆動軸にて回転する撹拌体を設け、前記内側ストックル
ームと外側ストックルームとに連通した原料出口を設け
たスクリーンとしたり、前記発明における選別室におい
て、仕切り周壁にて内側選別室、外側選別室に仕切り形
成し、該内側選別室、外側選別室白人々に、前記駆動軸
にて回転する撹拌体を設けたスクリーンとしたり、さら
に、前述の発明における第1処理部本体内に複数の連通
路により前記第2処理部本体と連通させた環状室を設け
、該環状室に前記円板状スクリーンプレートに対応する
副円板状スクリーンプレートを設け、円板状スクリーン
プレート及び副円板状スクリーンプレートの夫々の面に
近接させつつ、第2処理部本体に軸着した駆動軸にて回
転する離解用羽根及び副離解用羽根を設けたスクリーン
としたことにより、抄紙原料工程において、原料の離解
と精選とを一台のもので処理し、且つ離解と精選の効率
を極めて上昇させ、処理量増大を図る同時に動力の削減
ができ、前記の問題点等を解決し、その目的を達成した
ものである。
(実施例〕 以下、本発明の実施例を第1図乃至第14図に基づいて
説明する。
本発明のスクリーンは、第1図、第2図、第14図に示
すような竪型のもの、第12図に示すような水平型のも
の、第13図に示すような傾斜型のもの等が存在する。
まず、説明では、竪型で、単槽の選別室 を有する精選
スクリーンについて、第1図乃至第8図について説明す
ると、円筒状の本体は、円板状スクリーンプレートlを
介して、原料入口2を有する第1処理部本体Aと、原料
出口3を有する第2処理部本体Bとに分離構成されてい
る。その第1処理部本体Aと、第2処理部本体Bとは、
円板状スクリーンプレートlの箇所にて、フランジにて
重合固着され、着脱自在に設けられている。
その第1処理部本体Aの円周上の接線方向を向いて、前
記原料入口2が設けられ、その第1処理部本体Aの略中
央上端には、軽量異物等が流出する吐出口4aが設けら
れている。また、第1処理部本体Aの側部には、不純物
(ホントメルト・異物・結束繊wR)が吐出するりジェ
クト出口4bが設けられている。第1処理部本体Aの略
中夫に位置するように、ドーナツ形の環状室5が設けら
れ、該環状室5は、該円周寄りに適宜の間隔をおいて複
数設けた連通路6,6.・・・を介して、前記第2処理
部本体Bとが連通されている。
その環状室5に前記円板状スクリーンプレート1に対応
する側内板状スクリーンプレート7が設けられている。
具体的には、その環状室5の下面に、この略大きさの側
内板状スクリーンプレート7が固着されている。
8は離解用羽根で、9は副離解用羽根であり、両方共に
、放射状に離解用刃が形成され、略同等形状をなし、離
解用羽[8,副離解用羽根9は、前記円板状スクリーン
プレート1及び側内板状スクリーンプレート7の夫々の
面に近接して、前記第2処理部本体Bに軸着した駆動軸
10の上端に固着されている。このとき、円板状スクリ
ーンプレート1と離解用羽f18と、側内板状スクリー
ンプレート7と副離解用羽根9との間隔を、調節螺子等
により、適宜微調整できるように構成され、原料の離解
状態を加減するように構成されている。
前記第2処理部本体Bは、前記円板状スクリーンプレー
トlに連通ずるストックルームCと、内側ストックルー
ムDと、外側ストックルームEとに分割形成されている
前記内側ストックルームDは、内側筒状スクリーンブレ
ー)11を有し、第2処理部本体Bの中心側に固定して
形成されている。具体的には、前記駆動軸ケース10a
と、該上部と、第2処理部本体Bの底部板B1と、後述
するりジェクトルーム19の環状底板19aと、内側筒
状スクリーンブレー)11とで側部からみてハツト形で
、第2処理部本体Bの略同軸心上に形成されている。そ
の内側筒状スクリーンプレート11にはスリット11a
又は丸孔がその抄紙原料の種類に応じて適宜の大きさに
穿孔されている。その内側筒状スクリーンプレート11
は内側ストックルームDの外周を覆うように設けられて
いる。
前記外側ストックルームEは、外側筒状スクリーンプレ
ート12を有し、第2処理部本体Bの外周側に固定して
形成されている。具体的には、第2処理部本体Bの内壁
部と、ストックルームCの底部板C1と、後述するりジ
ェクトルーム19の環状天板19bと、外側筒状スクリ
ーンプレート12とで、厚肉の筒状で、第2処理部本体
Bの略同軸心上に形成されている。その外側筒状スクリ
ーンプレート12にもスリット!2a又は丸孔がその抄
紙原料の種類に応じて適宜の大きさに穿孔され、その外
側筒状スクリーンプレート12は、外側ストックルーム
Eの内周を覆うように設けられている。
13は選別室であって、前記内側筒状スクリーンプレー
ト11と外側筒状スクリーンプレート12との適宜の厚
みを有した単槽の筒状の間隔部として形成されている。
その選別室13は第2処理部本体Bの上部のストックル
ームCに連通している。
Fは撹拌体であって、第2処理部本体Bの中心に上部及
び下部の軸受14.14にて軸着した、前記駆動軸10
の上端に固着した孔あき円板15の外周端に固着され、
前記選別室13内に存在して回転可能に設けられている
その撹拌体Fの実施例は複数存在し、第1実施例は、第
1図乃至第5図等に示すように、主に、複数の内側スク
リーンブレード16aと複数の外側スクリーンブレード
16bとで形成されている。
具体的には、上部取付リング17と下部補強リング18
とに、この内周又は内周寄りを内側スクリーンブレード
16aが、その外周又は外周寄りを外側スクリーンブレ
ード16bが夫々千鳥状に合計4本づつ等分に固着され
ている。
その内側スクリーンブレード+6a、外側スクリーンブ
レード16bの断面も夫々翼状をなし、内側スクリーン
ブレード16aは、第5図の白抜き矢印方向に回転する
と、その翼面内側前半で、内側筒状スクリーンプレート
11のスリット11a又は丸孔側に抄紙原料を押し出す
作用をなし、翼面内側後半で、スリット11a又は丸孔
箇所から抄紙原料を吸引するような作用を呈するような
曲線が形成されている。具体的には、抄紙原料の種類や
、精選スクリーンの容量1回転数等によって実験的に求
められる。
また、外側スクリーンブレード16bも、第5図の白抜
き矢印方向に回転すると、その翼面外側前半で、外側筒
状スクリーンプレート12のスリ7)12a又は丸孔側
に抄紙原料を押し出す作用をなし、翼面外側後半で、ス
リット12a又は丸孔箇所から抄紙原料を吸引するよう
な作用を呈するような曲線が形成され、この具体的数値
曲線も、抄紙原料の種類や、精選スクリーンの容量3回
転数等によって実験的に求められる。
特に、内側スクリーンブレード16aの翼面内側と、内
側筒状スクリーンプレート11との各々の距離と、外側
スクリーンブレード16bの翼面内側と、外側筒状スク
リーンプレート12との各々の距離とが、略等しく形成
することが好ましい。
撹!↑体Fの第2実施例は、第6図、第7図に示すよう
に、略波形曲線を有する波形円筒部16cが前記上部取
付リング17に固着されている。
第6図の波形円筒部16cは、内側筒状スクリーンプレ
ート+1や外側筒状スクリーンプレート12側に抄紙原
料を押し出す作用をなすときに、強くなるように、段付
き弧状部が形成されている。
第7図の波形円筒部16cは、単にサインカーブが円周
状に巻きつけ形成されたものである。
撹拌体Fの第3実施例は、第8図に示すように、丸棒1
6d又は楕円捧等が多数適宜の間隔をおいて上部携行リ
ング17に垂設されている。前記第2実施例の波形円筒
部16cの具体的形状も、第3実施例の丸棒16d又は
楕円棒等の直径も、第1実施例と同様に実験的に求めら
れる。
19はリジェクトルームであって、前記円板状スクリー
ンプレートl及び副円板状スクリーンプレート7を通過
し、その後内側筒状スクリーンプレート11及び外側筒
状スクリーンプレート12を不通過の原料及び不純物を
溜める室であり、第2処理部本体Bの下部側内壁と、内
側ス)−/クルームロを構成する環状底板19aと、外
側ストックルームEを構成する環状天板19bと、内側
筒状スクリーンプレート11の下部とで形成されている
。このリジェクトルーム19の第2処理部本体Bの1箇
所よりテール出口20が設けられている。該テール出口
20は前記原料入口2と第1処理部本体A及び第2処理
部本体Bを平面的にみて対称的な位置に設けられている
前記原料出口3は、内側ストックルームDと外側ストッ
クルームEとに連通している。
第9図乃至第11図に示した精選スクリーンは、竪型で
、2槽の選別室13を有したものであり、該選別室13
の中間に仕切り周壁21が形成され、これによって、内
側選別室13aと外側選別室13bとに2槽に分離形成
されている。
この場合の撹拌体Fは、第9図等に示すように、複数の
内側スクリーンブレード16aは、内側選別室13a内
のみを旋回し、複数の外側スクリーンブレード16bは
、外側選別室13b内のみを旋回するように構成されて
いる。
2槽の選別室13を有した。竪型の精選スクリーンでも
、単槽の選別室13の場合の第6図乃至第8図の波形円
筒部16cや丸棒16d又は楕円棒等を、内側選別室1
3aと外側選別室13bとに2槽に夫々独立して設ける
こともある。
また、その仕切り周壁21が、第9図に示すように、環
状底板19aに固着されている場合には、仕切り周壁2
1の下端に、リジェクトが出る孔部21aが形成されて
いる。また、図示しないが、仕切り周壁21を、撹拌体
Fに固着してこれと一体的に回転させる構成にすること
もある。この場合には、仕切り周壁21の下端と、環状
底板19a面とが回転に必要な僅かの間隔を有し、且つ
仕切り周壁21の下端にリジェクトが出る切欠き部が形
成されている。
2槽の選別室13を有したスクリーンのその他の構成は
、単槽の選別室13を有した精選スクリーン(第1図、
第2図等参照)と同様である。
図中22は駆動軸IO上下端固着されたプーリー、23
はモータ、24はベルト、25はベースである。
第12図に示したスクリーンは、横型であり、前記竪型
のスクリーン(第1図等参照)と略同様の構成である。
特に、テール出口20が、リジェクトルーム19の下端
位Wに設けられている。
第13図に示したスクリーンは、傾斜型であり、竪型の
スクリーン(第1図等参照)と同様の構成であるが、テ
ール出口20が、前記リジェクトルーム19の傾斜下端
位置に設けられ、原料出口3も、そのテール出口20付
近に設けられている。
第14図に示したスクリーンは、竪型であり、特に、第
1処理部本体への内部に、環状室5や。
副因板状スクリーンプレート7や、副離解用羽根9等が
存在せず、離解用羽[8のみが存在したスクリーンであ
り、第2処理部本体Bの構成は、第1図5第2図のスク
リーンと同様の構成である。
以上の説明における精選スクリーンは、圧力式であるが
、開放式にし、選別室13内又は内側選別室13a、外
側選別室13b内に撹拌体Fを旋回可能に設けることも
ある。
(作用〕 紙料の調整された抄紙原料は、第1処理部本体への原料
入口2に送られ、第1処理部本体A内で、環状室5や、
副因板状スクリーンプレート7や。
副乱解用羽根9等が存在する構成の第1図のようなスク
リーンでは、その抄紙原料が、直接に、円板状スクリー
ンプレートlに、離解用羽根8にてスラッシングされ、
且つ、この他の抄紙原料は、連通路6を介して環状室5
に入り、これが副因板状スクリーンプレート7に、副離
解用羽Mi9にてスラッシングされて充分に離解される
このとき、円板状スクリーンプレート1及び副因板状ス
クリーンプレート7を通過しない未離解原料及び不純物
(ホットメルト・異物・結束繊維)は、離解用羽Ifl
s及び副離解用羽根9の回転により生ずる遠心力で第1
処理部本体Aの外周等排除され、リジェクト出口4bか
ら排出される。また、原料中の軽質異物は、環状室5の
空心部に対応する上部が低圧の渦流中心となるため、こ
の部分に集まって吐出口4aから外部へ排除される。
そして、この第1次離解された抄紙原料は、第2処理部
本体B内のストックルームCに入り、これから選別室1
3又は内側選別室13a、外側選別室13bに入る。こ
こに入った抄紙原料は撹拌体Fの回転により、内側筒状
スクリーンプレート11及び外側筒杖スクリーンブレー
)12にて選別される0選別された良原料は、内側筒状
スクリーンプレート11を通過して第2処理部本体B内
の内側ストックルームDに、外側筒状スクリーンプレー
ト12を通過して外側ストックルームEに夫々運ばれる
。内側ス)7クルームD、外側ストックルームEに運ば
れた良原料は、原料出口3を通じて精選原料となる。
このとき、円板状スクリーンプレートl及び副因板状ス
クリーンプレート7を通過し、内側筒状スクリーンプレ
ート11及び外側筒状スクリーンプレート12を不通過
の原料及び不純物は、内側筒状スクリーンプレート11
及び外側筒状スクリーンプレート12面に沿って第2処
理部本体Bのリジェクトルーム19に運ばれテール出口
20を通してテール処理機器にブローされる。
(発明の効果) まず、特許請求の範囲第1項記載の発明においては、円
板状スクリーンプレートlを介して、原料入口2を有す
る第1処理部本体八と、原料出口3を有する第2処理部
本体Bとを形成し、第2処理部本体已に軸着した駆動軸
10にて回転する離解用羽18を第1処理部本体A内に
おいて前記円板状スクリーンプレート1に近接させて設
け、その第2処理部本体Bを、前記円板状スクリーンプ
レート1を壁状とするストックルームCと、内側筒状ス
クリーンプレート11を有する内側ストックルームDと
、外側筒状スクリーンプレート12を有する外側ストッ
クルームEとに分割形成し、その内側筒状スクリーンプ
レート11と外側筒状スクリーンプレート12との適宜
の間隔部を、ストックルームCに連通した選別室13と
し、謹選別室13内に、前記駆動軸lOにて回転する撹
拌体Fを設け、前記内側ストックルームDと外側ストッ
クルームEとに連通した原料出口3を設けたスクリーン
としたことにより、第1に原料の離解と精選とを一台の
もので処理し、且つ離解と精選の効率を掻めて上昇させ
ることができ、第2に処理量増大を図ることでき、しか
も同時に動力の削減ができ、第3に原料を無理にスクリ
ーンプレートを通過させないようにでき、これにより処
理された精選原料の中に不純物が大巾に除去でき、第4
に脈動が微少の為、抄紙への影響がなくなり抄紙機械で
の製品の均一化ができる等の効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、円板状スクリ
ーンプレート1を介して、原料入口2を有する第1処理
部本体Aと、原料出口3を有する第2処理部本体Bとを
形成し、第2処理部本体Bに軸着した駆動軸10にて回
転する翻解用羽[8を第1処理部本体A内において前記
円板状スクリーンプレート1に近接させて設け、その第
2処理部零体Bを、選別室13内で撹拌体Fにて選別さ
せて後の内側筒状スクリーンプレート11を有する内側
ストックルームDと5外側筒状スクリーンプレート12
を有する外側ストックルームEとを設けたので、その第
1処理部本体A内で、まず送り込まれた抄紙原料は、円
板状スクリーンプレート1に近接させた離解用羽1Bに
て、エツジによりカッティングされると共に、離解用羽
根8と円板状スクリーンプレートlとの間でスラッシン
グされて良好に離解される。この離解された抄紙原料は
、そのままに側等の第2処理部本体B内で、今度は、撹
拌体Fの撹拌で、内側筒状スクリーンプレートI1.外
側筒状スクリーンプレート12を経て精選されることと
なり、一台の411vAにて、極めて効率的な離解及び
精選作業ができ、設備費用の節約になるのみならず、離
解及び精選が良好となって、より質の高い抄紙原料を提
供できることにもなる等の利点を有する。
また、本発明では、特に、第2処理部本体B内において
、内側筒状スクリーンプレート11.外側筒状スクリー
ンプレート12の2箇所を設け、これを撹拌体Fにて旋
回させつつ選別させたことにより、抄紙原料の処理量を
単純に2倍又はこれと同程度に増加させることができて
も、即ち、開口面積が増大し、処理量が増加しても、こ
れによるモータ23のトルクは、略一定の圧力差(入口
圧と出口圧との差)、シかも略一定の原料濃度(約2%
乃至約3%程度)では殆ど変わらないため、同一の動力
消費量に対しての抄紙原料の処理量が著しく増加し、結
果的には、単位処理量に対しての動力消費量の削減を図
ることができる。
このようなことから、同一機種を小型にしても、これと
同程度の効果を得ることができ、設備費用の低減化を図
る効果がある。
また、同一機種にて、抄紙原料の処理量を著しく増加さ
せうる効果を奏することは勿論である。
さらに、内側筒状スクリーンプレート11.外側筒状ス
クリーンブレー)12の2箇所の2箇所を設けたことに
より、その精選面積が倍加したので、圧力差(入口圧と
出口圧との差)を小さくしても、精選が可能となる。従
って、抄紙原料を、内側筒状スクリーンプレート11.
外側筒状スクリーンプレート12にて無理に通過させな
い圧力差で稼動でき、これにより処理された精選原料の
中に不純物が大巾に除去できる利点がある。即ち、スク
リーンニング効果が極めて大きいものにできる。
本発明では、内側ストックルームDと外側ストックルー
ムEとに連通した原料出口3を設けたことにより、撹拌
体Fによる吐出作用にても、内側ストックルームDと外
側ストックルームEに一旦溜り、そこから原料出口3へ
と流出することとなって、吐出工程が長くなるのと、撹
拌体Fから内外の箇所である。内側ストックルームDと
外側ストックルームEへと流出し、両方からの抄紙原料
が混ざったときには、脈動圧を互いに打ち消す作用をな
すこともあり、これらによって、原料出口3からの脈動
が極めて微少となり、抄紙原料への影響が殆どなくなり
、抄紙機械での製品の均一化ができる大きな効果を奏す
る。
次に、特許請求の範囲第2項記載の発明においては、第
1項記載の発明において、その選別室13を、仕切り周
壁21にて内側選別室13a、外側選別室13bに仕切
り形成し、該内側選別室13a、外側選別室13b内夫
々に、駆動軸lOにて回転する撹拌体Fを設けたことに
より、その内側選別室13a、外側選別室13bは夫々
独立した構成にすることができ、これによって、内側選
別室13a内の抄紙原料は専ら求心方向に流れる。
層流状態にでき、同時に、外側選別室13b内の抄紙原
料も専ら遠心方向に流れる。rrJ流状層状態きる。従
って、各選別室13a、13b内の抄紙原料の流れが極
めてスムーズとなり、より精選をより好適にできる。
他の構成は、第1項発明と同様であり、これと同様な効
果を奏する。
次に、特許請求の範囲第3項記載の発明においては、第
1項記載の発明においる第1処理部本体Aにおいて、該
第1処理部本体A内に複数の連通路6,6.・・・によ
り第2処理部本体Bと連通させた環状室5を設け、該環
状室5に前記円板状スクリーンプレート1に対応する開
田板状スクリーンプレート7を設け、円板状スクリーン
プレートl及び開田板状スクリーンプレート7の夫々の
面に近接させつつ、第2処理部本体Bに軸着した駆動軸
10にて回転する離解用羽根8及び副離解用羽根9を設
けたので、離解効果を格段と上昇させることができる。
即ち、第1処理部本体A内に、抄紙原料を送り込むと、
抄紙原料は離解用羽根8及び副離解用羽棋9の工ンジに
よりカッティングされると共に、離解川明ll18及び
副離解用羽根9と、円板状スクリーンプレート1及び開
田板状スクリーンプレート7との間にスラッシングされ
て離解され、円板状スクリーンプレートl及び開田板状
スクリーンプレート7を通過可能なものは第2処理部本
体BのストックルームCと環状室5とに出て、特に環状
室5のものは連通路6,6.・・・によりストックルー
ムCの紙料に合流されて、選別室I3の撹拌を介して精
選工程へ送られる。
特に、その円板状スクリーンプレートl及び開田板状ス
クリーンプレート7の2箇所を設け、これを離解用羽根
8及び副離解用羽fli9にて離解作用させたことで、
抄紙原料の処理量を単純に2倍又はこれと同程度に増加
させることができ、これで開口面積が増大し、離解の処
理量が増加し、これでもモータ23のトルクは、略一定
の圧力差等では略一定であり、同一の動力消費量に対し
ての抄紙原料の処理量が著しく増加し、結果的には、単
位離解処理量に対しての動力消費量の削減を図ることも
でき、離解効率を著しく上昇させることができる。
また、この離解作用と、第1項発明で詳述した精選作用
とが相乗的に作用し、処理量の増大と、離解と精選をよ
り精度の高いものにでき、高品質の抄紙原料加工を提供
できる効果がある。さらに、他の構成は、第1項発明と
同様であり、これと同様な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、その第1図
は本発明の一部切除した斜視図、第2図は本発明の一部
樅断した側面図、第3図は撹拌体の斜視図、第4図はt
#選状態図、第5図は第4図の一部拡大断面図、第6図
乃至第8図は第5図とは別の実施例の拡大断面図、第9
図は選別室を内側選別室と外側選別室とに仕切った状態
の要部斜視図、第1O図は第9図の場合の精選状態図、
第11図は第1O図の一部拡大断面図、第12図。 第13図は本発明の別の実施例の一部断面とした側面図
、第14図は本発明のさらに別の実施例の一部断面とし
た側面図である。 A・・・第1処理部本体、B・・・第2処理部本体、C
・・・・・・ストックルーム、 D・・・・・・内側ストックルーム、 E・・・・・・外側ストックルーム、F・・・・・・撹
拌体、1・・・・・・円板状スクリーンプレート、2・
・・・・・原料入口、3・・・・・・原料出口、5・・
・・・・環状室、 6・・・・・・連通路、7・・・・
・・副円板状スクリーンプレート、8・・・・・・離解
用羽根、 9・・・・・・副離解用羽根、lO・・・・
・・駆動軸、   13・・・・・・選別室、11・・
・・・・内側筒状スクリーンプレート、12・・・・・
・外側筒状スクリーンプレート、13a・・・内側選別
室、13b・・・外側選別室、21・・・・・・仕切り
周壁。 第1図 第6図 第7図 第3図 第4図 第5図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)円板状スクリーンプレートを介して、原料入口を
    有する第1処理部本体と、原料出口を有する第2処理部
    本体とを形成し、第2処理部本体に軸着した駆動軸にて
    回転する離解用羽根を第1処理部本体内において前記円
    板状スクリーンプレートに近接させて設け、その第2処
    理本体を、前記円板状スクリーンプレートを壁状とする
    ストックルームと、内側筒状スクリーンプレートを有す
    る内側ストックルームと、外側筒状スクリーンプレート
    を有する外側ストックルームとに分割形成し、その内側
    筒状スクリーンプレートと外側筒状スクリーンプレート
    との適宜の間隔部を、ストックルームに連通した選別室
    とし、該選別室内に、前記駆動軸にて回転する撹拌体を
    設け、前記内側ストックルームと外側ストックルームと
    に連通した原料出口を設けたことを特徴としたスクリー
    ン。
  2. (2)円板状スクリーンプレートを介して、原料入口を
    有する第1処理部本体と、原料出口を有する第2処理部
    本体とを形成し、第2処理部本体に軸着した駆動軸にて
    回転する離解用羽根を第1処理部本体内において前記円
    板状スクリーンプレートに近接させて設け、その第2処
    理本体を、前記円板状スクリーンプレートを壁状とする
    ストックルームと、内側筒状スクリーンプレートを有す
    る内側ストックルームと、外側筒状スクリーンプレート
    を有する外側ストックルームとに分割形成し、その内側
    筒状スクリーンプレートと外側筒状スクリーンプレート
    との適宜の間隔部を、ストックルームに連通した選別室
    とし、該選別室内を仕切り周壁にて内側選別室、外側選
    別室に仕切り形成し、該内側選別室、外側選別室内夫々
    に、前記駆動軸にて回転する撹拌体を設け、前記内側ス
    トックルームと外側ストックルームとに連通した原料出
    口を設けたことを特徴としたスクリーン。
  3. (3)円板状スクリーンプレートを介して、原料入口を
    有する第1処理部本体と、原料出口を有する第2処理部
    本体とを形成し、第1処理部本体内に複数の連通路によ
    り前記第2処理部本体と連通させた環状室を設け、該環
    状室に前記円板状スクリーンプレートに対応する副円板
    状スクリーンプレートを設け、円板状スクリーンプレー
    ト及び副円板状スクリーンプレートの夫々の面に近接さ
    せつつ、第2処理部本体に軸着した駆動軸にて回転する
    離解用羽根及び副離解用羽根を設け、その第2処理部本
    体を、前記円板状スクリーンプレートを壁状とするスト
    ックルームと、内側筒状スクリーンプレートを有する内
    側ストックルームと、外側筒状スクリーンプレートを有
    する外側ストックルームとに分割形成し、その内側筒状
    スクリーンプレートと外側筒状スクリーンプレートとの
    適宜の間隔部を、ストックルームに連通した選別室とし
    、該選別室内に、前記駆動軸にて回転する撹拌体を設け
    、前記内側ストックルームと外側ストックルームとに連
    通した原料出口を設けたことを特徴としたスクリーン。
JP12138487A 1987-05-20 1987-05-20 スクリ−ン Expired - Lifetime JPH0726353B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109338783A (zh) * 2018-11-29 2019-02-15 崔雪柯 一种纸浆回收装置

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