JP2003026332A - 補給計画の方法 - Google Patents
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Abstract
準化、車両積載計画実施後に、その翌日発注分の補給計
画を車両手配用に利用するときに生じ易い車両手配の無
駄を少なくする。 【解決手段】 車両積載計画立案処理25の後に行われ
た計画修正を反映するように翌日の昼間に車両手配のた
めに再度補給計画立案処理22を行い、その日の夜間に
生産計画反映処理21から車両積載計画立案処理25ま
でを実行する。
Description
案し、立案された補給計画に対し発側倉庫の輸送能力及
び着側倉庫の受入れ能力を基に平準化を行い、その結
果、得られる補給計画を基にして車両積載計画を立案す
るという一連の処理方法に係わり、特に車両手配台数を
算出するために、この一連の処理で立案した補給計画を
利用する処理方法に関するものである。
して手配車両に対して積載計画を立案していた。そして
その結果として得られる翌日発注分補給計画を車両手配
台数算出のために利用していた。しかし手配車両計画を
前日夜間に立案した補給計画の翌日発注分補給計画を利
用して立案した場合、当日に着側倉庫からの緊急な要望
等により前日に立案された翌日発注分補給計画の追加を
行った場合、追加分は車両手配台数には反映されなかっ
た。そのため車両手配不足により要求通りの補給ができ
ない場合や、車両手配過剰により手配車両キャンセルや
手配車両を無駄にしないために本来不要な商品を過剰に
補給してしまうケースが発生する。
化処理(発側輸送能力及び着側受入れ能力を反映する平
準化)の影響で、実際に手配車両に対して積載を行う補
給計画と、手配時に使用した翌日発注分補給計画とに差
が生じる。このため上記のような問題が発生する。
給計画立案、補給量平準化、車両積載計画実施後に、翌
日発注分の補給計画を車両手配用に利用した場合に、そ
の翌日補給計画には、平準化による前倒し(補給計画の
発注日を当該発注日に補給量が集中したために予定発注
日より前に発注するように変更すること)や後倒し(前
倒しとは逆に補給計画発注日を予定発注日より後に変更
すること)、さらに車両積載時に積み残し(車両の手配
不足により当日積載できなくて発注日を1日後にずらす
こと)の影響を受けた補給計画となっている。そのため
この時の翌日発注分補給計画を翌日の車両手配用の補給
計画とした場合に、翌日の夜間に立案される車両積載の
積み残しの影響を受けていない補給計画とは大きく異な
る場合がある。そのために翌日発注分補給計画量に基づ
いて手配車両台数を算出しても、当日立案した補給計画
量が大きく異なった場合に過剰な手配車両による積載率
の低下や、逆に過少の手配車両のための積み残しによる
着倉庫側での品切れ等の問題が生じる。
をそのまま翌日の車両手配用の補給計画とした場合に、
車両積載処理実施後に当日の積み残し状況や、着側の在
庫状況によって多量の緊急補給計画が発生した場合に対
応することができなくなり多量の積み残しが発生する。
せず、緊急の補給計画も発生しない場合でも、翌日発注
の補給計画は予測した在庫計画からの補給計画であり、
当日末の確定在庫数量とは異なる場合がある。その影響
で補給計画量のばらつきが生じたり、予測した補給経路
とは別の経路で補給計画が作成されることがある。その
結果、車両手配した補給経路とは別の経路にて補給計画
が立案された場合は全て積み残しとなり、さらに予定し
ていた経路に補給計画が立案されない場合は手配した車
両に対し空積載の車両積載計画が立案されるという問題
が生じる。
計画の方法を提供することにある。
に本発明では、手配車両用の翌日発注分補給計画を車両
積載計画立案処理まで実施後に、処理の対象となる日付
を1日進めて(翌営業日にして)再度補給計画を立案し
なおすこととした。これにより車両積載計画立案処理で
の積み残しや前倒し積載が発生し、翌日発注分補給計画
が乱れた場合でも、新たに作成しなおすのでその影響を
受けることはない。さらに処理日付を翌営業日として処
理を実行することにより、翌日夜間に処理する日付と同
日付になり、補給立案後の平準化期間が同様となり、翌
日に処理する補給計画立案及び補給量平準化の実施条件
と同じになる。これにより手配用の翌日発注分補給計画
の精度があがり、手配車両の無駄が少なくなる。
画の処理結果を確認する時間をおいた後に実行すること
により、車両積載計画の結果により発生した緊急の補給
計画追加対応を反映する補給計画を立案することができ
る。これにより緊急の補給対応にも対応した翌日発注分
補給計画を翌日の手配車両算出の元データとして利用す
ることができ、手配車両の無駄が少なくなる。
と同条件にした場合でも、再処理にて翌日発注分補給計
画を作成する際に使用する在庫データは多くの場合当日
の予想在庫値を使用することになる。そのため実際夜間
に処理する際に使用する当日末の確定在庫値と異なる可
能性がある。
にしたがって補給計画を立案すると、着側倉庫である流
通センタの在庫実績が予想していた在庫計画値より多か
った場合には、補給計画量が減る。この場合、在庫計画
値では当該補給量に対し第一優先度の発側倉庫では在庫
が足りなく第二優先度の発側倉庫から補給計画が立案さ
れていたのに対し、補給計画量が減ったために、第一優
先度の発側倉庫から補給できるようになり、第一優先度
の発側倉庫からの補給計画が立案される場合がある。そ
の場合、手配車両は第二優先度からの経路で手配されて
いるのに対し、実際は第一優先度の発側倉庫から補給計
画が立案されているため、当該手配車両が不要になり空
積載となるという問題が生じる。
優先順位の他に手配車両が用意されている日に対しては
(手配車両がある日以降については通常通りの補給立案
を実施することにより、本来の補給計画に基づいた手配
用の翌日発注分補給計画を作成することができる。)補
給計画立案時に手配車両算出に使用した翌日発注分補給
計画にある、補給経路及び補給計画量を考慮して補給計
画を立案することによって手配車両算出時に用いた翌日
発注分補給計画に極力合わせる補給立案を行うことがで
き、手配した車両の無駄を少なくすることができる。
応方法もある。この問題は当日末の在庫実績値と前日に
予測した翌日在庫計画値が異なることが原因で生じてい
る。そこで当日の処理に対し、補給計画立案処理対象日
は当日+1日(翌日日付)とし、その他の処理は当日に
して処理するか、若しくは全ての処理を当日+1日で実
施する。これにより当日発注分補給計画は再計算され
ず、前日に手配用に使用した翌日発注分補給計画がその
まま残ることになる。これによって手配した車両に無駄
がなくなる。しかしこの場合は前日に算出した翌日発注
分補給計画に対して車両積載を実施するため、当日末在
庫実績値を使用していなく前日に予測した翌日在庫計画
値を使用していることになる。そのため車両積載計画立
案処理の対象となる補給が必ずしも適正な補給であると
いう保証が持てないという欠点もある。
詳細に説明する。まず日々処理を行う補給計画、補給量
平準化、車両積載計画について説明する。
図である。1は生産工場であり生産計画にしたがって生
産を行っている場所である。生産が完了すると商品は工
場付属倉庫2へと入庫される。3は流通センタであり、
倉庫を有し取引先4への出荷を行っている。本システム
の対象範囲は生産工場から流通センタまである。特に本
処理では工場付属倉庫2から流通センタ3への補給計画
部分の処理について述べる。
ーである。これは本処理で必要となるデータとそれを利
用する一連の処理から成る。これらの処理は夜間に実施
され、翌朝始業時間前には終了している。また処理対象
期間は設定可能である。本実施形態では、処理対象期間
を処理開始日から20営業日としている。
本処理を実行するにあたり前もって生産計画12と在庫
実績60が必要となる。生産計画12は生産工場1から
送られてくる。また在庫実績60については在庫を保有
する倉庫から毎日その日の日末在庫が実績値として送ら
れてくる。生産計画反映処理21は、在庫実績60また
は在庫計画70を基に生産計画12を加味して在庫出納
を実施する。この在庫出納を基に流通センタ3から取引
先4への出荷予測値である出荷見通し14が作成され
る。補給計画立案処理22は、出荷見通し14と補給の
タイミングを指定する在庫基準を基に工場付属倉庫2か
ら流通センタ3への補給計画を立案する。ここで発注点
は、在庫が指定された数値になったとき補給をかけるこ
とを意味する。また補充点は、発注点を切ったとき在庫
値が指定された数値になるように補給することを意味す
る。ここで立案される補給量は、工場付属倉庫2からの
輸送能力及び流通センタ3での受入能力は考慮されてい
ない。そのため補給量平準化処理23では、立案された
補給量を発側倉庫の輸送能力、着側倉庫の受入能力を基
に補給計画を平準化する。この際に能力を満たしている
場合についても補給量が各日にばらつきが無い様に調整
している。
処理20は、工場付属倉庫2及び流通センタ3の在庫計
画値において倉庫の保管能力を超えているかどうかをチ
ェックする。保管能力を超えている場合は優先順位に基
づいて倉庫間の移動計画を立案する。移動計画とは工場
付属倉庫2間での移動及び流通センタ3間での移動を意
味する。25は車両積載計画立案処理である。ここでは
立案された補給計画及び流通部門16(車両の手配を行
っている部所)から送られてくる車両手配データ11に
基づいて手配されている車両に対し車両積載計画を立案
する。立案の際には、手配日の補給量を積載後にまだ手
配車両に積載余裕がある場合には、補給計画の前倒しを
行い積載余裕分の積載を実施する。また手配車両が不足
していて手配日補給量が全て積載しきれない時には、補
給量の積み残しを行っている。生産計画反映処理21か
ら車両積載計画立案処理25までが夜間に実施する処理
である。
対する修正業務について図3により説明する。業務担当
者は、夜間に行われた車両積載計画立案処理25の終了
後の車両積載計画32、補給計画33及び在庫計画70
の結果を修正業務用の端末30から確認する。特に車両
積載計画立案処理25の結果については、車両の手配不
足による積み残された商品の有無および積み残し商品に
問題はないかを確認する。また流通センタ3からの緊急
の補給依頼に対して、当日発注の場合は前日の夜間にて
車両積載処理実施済なので、業務担当者は車両積載計画
32を参照して手動で商品の積み替えを実施する。翌日
以降の発注分については、車両積載計画立案処理25の
実施前なので、その都度補給計画33に依頼数量を追加
する。夜間実施される補給計画立案は、すでに作成され
た補給計画を一旦削除し、当日の在庫実績を使用して補
給計画33を再作成する。そのため単にデータを追加し
たのでは夜間処理にて削除されてしまうため、追加した
ことがわかるように手修正を示すフラグを立てて補給計
画33を追加する。これによって追加した補給計画33
は翌日以降の処理でも削除されることはなく有効とな
り、緊急の追加補給にも対応できる。
成用にした場合、補給計画33は、当日発注分補給量の
修正(追加補給や積載済品名の積み替え等)がされてい
た場合にこの補給量修正分を見込んだ補給計画とはなっ
ていない。そこで再度翌日発注分補給量を算出する処理
が必要になる。そこで本実施形態では夜間処理によって
翌日発注分補給量を算出した後に昼間処理によってその
処理対象日について再度発注分補給量を算出する。
るスケジューリングプログラム及び生産計画反映処理な
どの処理手順を示す図である。スケジューリングプログ
ラムは、まずシステムから当日の日付及び時刻を読み込
む(ステップ40)。次に読み込んだ時刻によって夜間
処理か昼処理かを判定し、各々の処理手順を選択する
(ステップ41)。夜間処理は営業日に実施されるもの
とする。夜間処理の場合には、ステップ44で実行する
夜間処理用モジュールを選択する(ステップ42)。次
に夜間処理用パラメータ0を設定する(ステップ4
3)。このパラメータは、生産計画反映処理及び補給計
画立案処理に渡すパラメータである。次にこのパラメー
タに従って、生産計画反映処理、補給計画立案処理、補
給計画平準化処理、倉庫保管量チェック/倉庫間移動計
画立案及び車両積載計画立案を順次実行する(ステップ
44)。
いてカレンダテーブル50を参照し、夜間処理の処理日
付に続く翌営業日を取得する(ステップ45)。カレン
ダテーブル50は、図5に示すように日付と営業日フラ
グからなるデータであり、本実施例では営業日はフラグ
1、休日はフラグ0としている。ステップ40で読み込
んだ日付が営業日であればその日付が翌営業日である。
次に処理対象日を翌営業日に更新する(ステップ4
6)。
とにより、前日の夜間処理をそのまま繰り返すのではな
く、前日の夜間処理終了後に修正した車両積載計画や補
給計画を反映し、さらにその営業日当日に夜間処理によ
って実行される補給計画立案処理、補給計画平準化処理
の処理日付及び処理対象期間が同じ条件で、車両手配用
の翌日発注分補給計画を立案することが可能となる。こ
のように昼処理で作成した翌日車両手配用補給計画と次
の夜間処理で作成される翌日補給計画が同じ条件で実施
されることになり、翌日車両手配用補給に見合った車両
手配を実施した場合、積載効率のよい車両積載計画を立
案することができる。
ジュールを選択する(ステップ47)。次に昼処理用パ
ラメータ1を設定する(ステップ48)。このパラメー
タは、生産計画反映処理及び補給計画立案処理に渡すパ
ラメータである。次にこのパラメータに従って、生産計
画反映処理、補給計画立案処理及び補給計画平準化を順
次実行する(ステップ49)。
ータと昼処理用パラメータによる在庫データの適用方法
について説明する。在庫データは、在庫実績60及び在
庫計画70に示すように、日付、品名、数量の項目を含
むデータからなっている。また日付は夜間処理実施日を
△年○月n日としてある。昼処理は、翌日昼に実施する
こととしている。本例は翌日が営業日の場合であり、昼
処理実施日は△年○月n+1日となる。
させるために確実な在庫情報を使用する必要がある。そ
のため在庫計画値ではなく在庫実績値を使用している。
図6よりP001、P002は夜間処理当日の在庫実績
があるので、それぞれ100、200を在庫実績値とし
て使用する。しかしP300のように当日の在庫実績値
がない場合は、図7のP003の当日在庫計画値80を
使用するのではなく、図6の最新の在庫実績である処理
日前日、つまり△年○月n−1日の在庫実績値である5
0を使用する。これにより初日の補給計画立案ときの在
庫引当てを実績値で行えるため、在庫計画値をもとにし
た在庫引当てや在庫出納に沿った補給計画立案処理等を
なくし、精度の高い補給計画立案処理及び車両積載計画
立案処理を行うことができる。
庫実績が既に確定している場合は在庫実績値を使用す
る。これは夜間処理と同様である。しかし昼処理では処
理実施時刻により処理日の在庫実績が確定していないこ
とがあり得る。夜間処理では、実績値が確定していない
場合は最新の在庫実績値を使用するが、昼処理では、在
庫実績がまだ確定していない場合は図7に示すn+1日
の在庫計画値を利用することを特徴としている。これは
昼処理時点では当日の納入・出荷・生産状況などにより
在庫を確定できない場合があり、前日の確定在庫値を使
用するよりも前日に立案した計画値を使用する方が精度
がよいという判断による。これにより在庫実績が昼処理
前に確定していない場合でも、精度の高い翌日車両手配
用の補給計画を作成することができる。
れば、夜間処理後すぐに昼処理せずに、一定時間おくこ
とにより、夜間処理終了時点から昼処理実施時までに入
力した緊急の補給計画データに対応した翌日車両手配用
の補給計画を作成することができる。
てステップ49の処理を実行するが、それより後の許容
できるぎりぎりの時間まで待ち、ステップ49に示す処
理を開始してもよい。夜間処理終了後、午前中の業務に
よって補給計画及び車両積載結果確認と緊急の補給対応
の作業を実施する。その結果を受けて、昼休み以後にス
テップ49の処理を実施する。これにより緊急補給を反
映した翌日手配車両算出の基となる翌日発注分補給計画
を作成することができる。また当日発注分の積載品名の
積み替えに関しても、昼休みに工場付属倉庫へ送付する
ことにより、午前中の業務での緊急な積載品名の積み替
えに対応することができる。
補給計画再立案処理時に使用する当日在庫計画値(本事
例では、前日夜間処理で立案した予測在庫値)と当日夜
間処理にて使用する当日在庫実績値(当日末の確定在
庫)とが必ずしも一致するとは限らない。この在庫量の
差異が原因で昼処理によって在庫計画値を使用して計算
した手配用の翌日発注分補給計画と当日在庫実績を使用
する夜間処理で立案される当日発注分補給計画とは異な
ったものになる可能性がる。これにより車両を手配した
ルートに補給計画が立案されない場合は手配車両が空積
載となり、逆に車両手配用の補給計画にないルートの補
給計画が立案された場合は、車両手配不足による当該ル
ート全補給量積み残しになり得る。また補給ルートは同
一でも補給量が異なることにより、車両の積載率の低下
や積み残し等が発生し得る。
理と夜間処理の補給計画立案処理の処理方法を変えて対
応している。特に夜間での補給計画立案処理では当日昼
処理にて立案した手配車両台数算出量の翌日発注分補給
計画を参照することを特徴としている。
を示す図である。まず補給優先度降順に補給元工場付属
倉庫を選択する(ステップ80)。次に工場付属倉庫ご
とに補給可能量を算出する(ステップ81)。次にパラ
メータが0:夜間処理か、1:昼処理かを判定する(ス
テップ82)。昼処理では、次いでステップ87の処理
へ行きこの補給可能量を基に流通センタの補給要望量と
比較して補給量を決定している。しかし夜間処理でも同
様の方法にて補給量を決定した場合、前述したとおり手
配車両台数決定用の補給計画と夜間処理で立案される補
給計画に差が生じることにより前述の問題が生じる。そ
こで夜間処理ではステップ83からステップ86に示す
処理が追加されている。夜間処理の特徴は以下の2点で
ある。
日発注分補給計画を参照して、それに合わせて補給計画
を立案している点である。具体的な処理内容について説
明する。ステップ81で算出された補給可能量をそのま
ま工場付属倉庫の補給可能量とするのではなく、ステッ
プ84に示すように昼処理で作成した車両手配用翌日発
注分補給計画での手配用補給量とステップ81で算出し
た補給可能量とを比較する。そこで補給可能量の方が多
い場合は、このまま立案すると手配される車両が不足
し、立案された補給計画が車両積載できずに積み残され
る可能性がある。そこでこの場合は手配用補給量を当該
工場付属倉庫からの補給可能量とすることにより、この
問題が解決される。仮に第一優先度のルートが手配時に
使用した翌日発注分補給計画に無く、第二優先度のルー
トに存在した場合は、第一優先度の補給可能量は0にな
り、車両手配用補給にない第一優先度ルートに比べ優先
的に立案される。これにより手配した車両に極力合わせ
た補給計画が立案されることになる。
して補給計画を立案した手配用翌日発注分補給計画で
は、流通センタに近い工場付属倉庫に在庫がなく優先度
の低い工場付属倉庫からの長距離の輸送となる場合で
も、夜間処理にて当日の在庫実績を使用して補給計画立
案処理を実施したときに、優先度が高く近距離の輸送で
賄えるという結果になる場合もある。この場合は、必ず
しも車両手配用補給計画通りに補給計画を立案するのが
最善の方法とは限らない。理由は以下の通りである。長
距離輸送の場合は物流コスト高になる。それに比べて手
配車両をキャンセルした方がコスト安になるためであ
る。本発明では以下に述べる方法にてこの問題に対応し
ている。
比較する前に、ステップ83にて手配用補給が近距離か
長距離かを判断し、長距離輸送の場合は手配用補給をそ
のまま使用せずにステップ85で近距離輸送での対応が
可能かどうかを判定し、近距離輸送が可能であれば、算
出した補給可能量をそのまま使用し、近距離輸送が不可
の場合は長距離輸送であっても手配用補給量を補給可能
量として補給計画を立案する処理に入る。
いて説明する。図9で示すように各工場付属倉庫及び流
通センタにはエリアコードが定義されている。これらの
エリアコードを利用することにより近距離輸送と長距離
輸送とを判別することができる。本事例の場合は、エリ
アコードが0と1の2種類あり、それぞれ東のエリア、
西のエリアを示している。ここで近距離輸送(優先度の
高い輸送経路)とは工場付属倉庫と流通センタのエリア
コードが同じものを指し、長距離輸送(優先度の低い輸
送経路)とは工場付属倉庫と流通センタのエリアコード
が異なるものを指す。このようにエリアコードを利用し
て近距離輸送か長距離輸送かを判定している。
つ車両手配用補給計画に合わせて補給計画を立案するこ
とが可能となり、手配車両に対し無駄のない車両積載を
実施することが可能となる。
く、既に車両手配が存在する日のみが対象となることも
特徴である。車両手配用補給計画に合わせて補給計画を
立案することは、本来の優先度と異なる優先度の工場付
属倉庫から補給計画が立案されることが考えられる。こ
れが処理期間すべてで実施された場合、適正在庫基準に
基づいた補給計画立案ができなくなる。本事例では、通
常車両手配は1日ずつ行われるため、夜間処理日翌日発
注分のみが本処理の対象となる。そのため車両手配用の
翌日発注分補給計画については通常の適正在庫基準に基
づいて作成されていくため、補給計画立案処理そのもの
が車両手配用補給計画に影響されることはない。
翌日発注分補給計画立案時に在庫出納の基となる初期在
庫計画と夜間補給計画立案時の在庫出納の基となる日末
在庫実績に差がある場合においても、極力手配時の補給
計画のルート及び補給量に合わせた補給計画が可能とな
る。この結果、翌日発注分補給計画によって算出し手配
した車両に対して、効率的な積載が可能となる。
間の補給計画立案を実施することにより緊急時の補給対
応について対応可能となり、さらに手配車両用の翌日発
注分補給計画を車両積載処理当日立案時の補給計画立案
とほぼ同じ条件で作成できる。この結果、手配車両算出
用の補給計画の精度があがり、それを基に算出している
手配車両台数に無駄がなくなる。また手配車両算出用補
給計画立案時の在庫出納の基となる初期在庫量と車両積
載処理当日補給計画立案時の在庫出納の基となる初期在
庫量に差が生じた場合でも、車両手配用の翌日発注分補
給計画に合わせて補給ルート及び補給量を算出している
ため、手配時補給計画と夜間に立案される補給計画とは
極力同じになるようにしている。その結果、手配した車
両に対し積載の高い効率的な積載が可能になる。
計画の処理フロー図である。
である。
図である。
ータ、22:補給計画立案処理、25:車両積載計画立
案処理、32:車両積載計画、33:補給計画
Claims (5)
- 【請求項1】流通センタ倉庫の出荷計画、工場の生産計
画及び工場倉庫の当日の在庫実績を基にして翌日以降発
注分の前記流通センタ倉庫への補給計画を立案し、輸送
能力及び荷役能力に基づいて補給量平準化処理を行い、
手配車両に応じて車両積載計画を立案する補給計画の方
法において、 前記車両積載計画の立案後に行われた修正を反映するよ
うに前記翌日に相当する日に車両手配のために再度前記
補給計画を立案し、その後の前記翌日に相当する日の夜
間に前記補給計画を立案し、前記補給量平準化処理を行
い、前記車両積載計画を立案することを特徴とする補給
計画の方法。 - 【請求項2】前記の再度前記補給計画を立案するに際し
て前記翌日に相当する日の在庫実績値と前記翌日に相当
する日の在庫計画値のうち存在する方を適用することを
特徴とする請求項1記載の補給計画の方法。 - 【請求項3】前記の再度前記補給計画の立案の手配用補
給量がその後の前記翌日に相当する日の夜間に行う前記
補給計画の立案の補給可能量より小さい場合に前記手配
用補給量を前記補給可能量とすることを特徴とする請求
項1記載の補給計画の方法。 - 【請求項4】前記の再度前記補給計画の立案の手配用補
給が同一エリア外補給であり、その後の前記翌日に相当
する日の夜間に行う前記補給計画の立案の補給が同一エ
リア外補給である場合に、前記手配用補給の補給量を前
記補給計画の立案の補給可能量とすることを特徴とする
請求項1記載の補給計画の方法。 - 【請求項5】流通センタ倉庫の出荷計画、工場の生産計
画及び工場倉庫の当日の在庫実績を基にして翌日以降発
注分の前記流通センタ倉庫への補給計画を立案し、輸送
能力及び荷役能力に基づいて補給量平準化処理を行い、
手配車両に応じて車両積載計画を立案する一連の補給計
画処理を行い、 前記車両積載計画の立案後に行われた修正を反映するよ
うに前記翌日に相当する日に車両手配のために再度前記
補給計画を立案し、その後の前記翌日に相当する日の夜
間に前記一連の補給計画処理を行うことを特徴とする補
給計画の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001216256A JP2003026332A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 補給計画の方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001216256A JP2003026332A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 補給計画の方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003026332A true JP2003026332A (ja) | 2003-01-29 |
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ID=19050758
Family Applications (1)
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JP2001216256A Pending JP2003026332A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | 補給計画の方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003026332A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000062916A (ja) * | 1998-08-18 | 2000-02-29 | Hitachi Ltd | 輸送計画作成方法及びシステム |
-
2001
- 2001-07-17 JP JP2001216256A patent/JP2003026332A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000062916A (ja) * | 1998-08-18 | 2000-02-29 | Hitachi Ltd | 輸送計画作成方法及びシステム |
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