JP2003025557A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2003025557A
JP2003025557A JP2001212969A JP2001212969A JP2003025557A JP 2003025557 A JP2003025557 A JP 2003025557A JP 2001212969 A JP2001212969 A JP 2001212969A JP 2001212969 A JP2001212969 A JP 2001212969A JP 2003025557 A JP2003025557 A JP 2003025557A
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JP2001212969A
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Yutaka Shoji
裕 庄司
Yoshikane Matsumoto
吉兼 松本
Hiroshi Takahagi
浩 高萩
Yutaka Ikeda
裕 池田
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は連続して搬送される記録媒体にイン
クジェットヘッドを用いて記録を行うインクジェット記
録装置に関するものであり、インク乾燥部のヒータ等の
熱源や電源ケーブル等の集約、小型化、および搬送部の
実装サイズを小型化することを課題とする。 【解決手段】 供給ロール部と巻取ロール部との位置関
係が水平となるような搬送部におけるスキュー補正部を
鉛直方向に設け、インクジェット記録部へ搬入される記
録媒体搬入経路とインクジェット記録部から搬出される
記録媒体搬出経路とが隣接して平行となる様なガイドロ
ール部を設け、更にその記録媒体搬入経路と記録媒体搬
出経路とにまたがったインク乾燥部を設けるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続して搬送され
る記録媒体にインクジェットヘッドを用いて記録を行う
インクジェット記録装置に係わり、特に、その記録媒体
の記録部、搬送部及びインク乾燥部の構成に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】連続して搬送される記録媒体にインクジ
ェットヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装
置における記録媒体の記録部、搬送部の構成としては、
特開平10−86472で開示されている様に、記録媒
体の搬送部においては小径の搬送ロールを使用し、記録
部においてはロータリーエンコーダを設けた従動ドラム
の円筒上に巻かれた連続紙に、複数のインクジェットヘ
ッドから高精度に記録を行うものも知られている。しか
しながら、インクジェットヘッドでの高速印刷時に重要
なインク乾燥については何も開示されていない。
【0003】一方、インク乾燥部が設けられている例と
しては、特開平5−286128で開示されている様
に、ホットメルトインクを使用した記録部の記録媒体搬
送方向上流側と下流側の両方にヒータを設けたものが知
られている。しかしながら、本例はカット紙での低速印
刷に係る開示であるため、記録媒体の搬送部やインク乾
燥部等もコンパクトな構成で、高速印刷を行う連続紙の
インクジェット記録装置とは大きな違いがある。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】高速にて連続搬送さ
れる記録媒体にインクジェットヘッドを用いて記録を行
うインクジェット記録装置においては、記録後における
記録媒体上のインクを短時間に乾燥させる必要がある。
これは、記録媒体上のインクが未乾燥のまま搬送ローラ
等に接触すると、記録媒体上からのインク剥れや滲み等
による印刷品質不良や、搬送ローラ等に付着したインク
が次にくる記録媒体上に付着してしまうような問題が発
生するためである。当然、インクジェット記録部から搬
送ローラまでの搬送経路を、インクが自然乾燥できる長
さにすればインク乾燥部は不要となるが、この場合、連
続した記録媒体の搬送経路が極端に長くなり、製品サイ
ズも大型化する等の大きな問題がある。また、溶剤系イ
ンクを使用すれば短時間でのインク乾燥は可能である
が、最近では、環境面で優れた水系インクを多く使用し
ており、短時間でのインク乾燥の重要性は非常に高まっ
ている。
【0005】一般的なインク乾燥の方法としては、赤外
線ヒータによる輻射熱や、ヒータプレートによる伝導熱
による強制的なインク乾燥部の設置が知られている。こ
の場合、インクジェット記録部の記録媒体搬送方向上流
側と下流側の両方にインク乾燥部を設けると、インク乾
燥部の実装スペースが大きくなり、インクジェット記録
装置の大型化につながってしまうことが避けられなかっ
た。また、インクジェット記録部の記録媒体搬送方向上
流側と下流側の離れた位置に、それぞれインク乾燥部を
設けるため、熱源や電源ケーブル等の配線が複雑になる
といった欠点があった。
【0006】また、供給ロール部と巻取ロール部との位
置関係は、各々が重量物なので床から近い高さにほぼ水
平に設置されるため、記録媒体の基本的な搬送方向は自
ずと水平方向となるのが一般的である。従って、記録媒
体のスキュー補正部も自ずと水平方向に設けられるた
め、記録媒体のスキュー補正部の搬送経路が長くなると
いう欠点があった。
【0007】本発明の目的は、インクジェット記録部の
記録媒体搬送方向上流側と下流側のインク乾燥部を1ヶ
所にまとめてヒータ等の熱源や電源ケーブル等を集約、
小型化させることが出来、また、記録媒体のスキュー補
正部の搬送方向を鉛直方向にすることにより、記録媒体
搬送方向の記録装置サイズを小型化でき、更には、記録
を行う従動ドラムへの記録媒体の巻角を大きくして複数
の記録ヘッドの搭載を可能とし、そして、従動ドラムか
ら搬出する記録媒体搬出経路上での未乾燥インクのガイ
ドロールへの付着を防ぐことが可能なインクジェット記
録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、連続して搬送される記録媒体にイン
クジェットヘッドを用いて記録を行うインクジェット記
録装置において、記録媒体の搬送を行う駆動ロール部
と、該駆動ロール部の記録媒体搬送方向下流側に位置し
円筒上に記録媒体を巻くよう設けられた従動ドラム部
と、該従動ドラム部へ搬入される記録媒体搬入経路と該
従動ドラム部から搬出される記録媒体搬出経路とが隣接
して平行となるよう設けられたガイドロール部と、該ガ
イドロール部の記録媒体搬送方向下流側に位置したプラ
ー部と、前記従動ドラム部に対向し、記録媒体にインク
を付着させて記録を行うインクジェット記録部と、前記
ガイドロール部により構成される記録媒体搬入経路と記
録媒体搬出経路とにまたがって設けられたインク乾燥部
とを有する。
【0009】また、記録媒体搬送方向の最上流側に位置
する供給ロール部と、該供給ロール部の記録媒体搬送方
向下流側に位置し、記録媒体を鉛直方向に搬送するよう
設けられた第1のスキュー補正部と、前記プラー部の記
録媒体搬送方向下流側に位置し記録媒体を鉛直方向に搬
送するよう設けられた第2のスキュー補正部と、該第2
のスキュー補正部の記録媒体搬送方向下流側に位置し、
前記供給ロール部との位置関係が水平となるよう設けら
れた巻取ロール部とを有し、且つ前記供給ロール部、前
記巻取ロール部、前記第1のスキュー補正部、および前
記第2のスキュー補正部とをそれぞれ着脱可能な構成と
する。
【0010】更に、記録媒体へ記録を行う従動ドラム部
へ搬入される記録媒体搬入経路と、従動ドラム部から搬
出される記録媒体搬出経路とが隣接して平行となるとこ
ろにまたがってインク乾燥部を設けた。また、第1、第
2のスキュー補正部を記録媒体が鉛直方向に搬送される
よう設ける。
【0011】また、従動ドラム部へ搬入されるガイドロ
ール部の記録媒体搬入経路には、従動ドラムに隣接した
位置に記録媒体の記録面側が接触するガイドロールを設
け、従動ドラム部から搬出されるガイドロール部の記録
媒体搬出経路には、従動ドラム部とインク乾燥部との間
の位置に記録媒体の記録面側が接触するガイドロールを
設けないようにする。
【0012】あるいは、ガイドロール部の記録媒体搬入
経路および記録媒体搬出経路を、従動ドラムの回転軸方
向の断面における最上位置又は最下位置とし、インクジ
ェット記録部を従動ドラムの回転軸方向の断面における
左右対称位置に設ける。
【0013】また、インク乾燥部におけるガイドロール
部により構成される記録媒体搬出経路には熱源を設け、
記録媒体搬入経路には熱源を設けず前記記録媒体搬出経
路の熱源の余熱を利用する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の例
を説明する。図1は、本発明の一例を示すインクジェッ
ト記録装置の側面を示す断面図である。
【0015】1は連続した供給側の記録媒体2をロール
状に巻いた供給ロール部で、記録媒体2の搬送方向の最
上流側に位置し、矢印A方向に搬送される。また、供給
ロール部1は図示されない適度な搬送力とブレーキ力が
得られるような回動機構を有して筐体3に着脱可能に装
着されている。
【0016】4は供給ロール部1の記録媒体2の搬送方
向下流側に位置し、記録媒体2を鉛直方向に搬送するよ
う設けられた第1のスキュー補正部で、回転中心軸が固
定されているガイドローラ4a、4b、4eと、記録媒
体2搬送時のスキュー方向に対して移動可能なガイドロ
ーラ4c、4dからなる。ここで、移動可能なガイドロ
ーラ4c、4dの平行ローラによるスキュー補正は、連
続した記録媒体を搬送するオフセット印刷機で広く使わ
れている機構であり詳細説明を省略する。また、第1の
スキュー補正部4は、筐体3に着脱可能に装着されてい
る。従って、第1のスキュー補正部4の搬送方向を鉛直
方向にすることにより、記録媒体搬送方向の記録装置サ
イズを小型化できる。
【0017】5は第1のスキュー補正部4における記録
媒体2の搬送方向下流側に位置し、記録媒体2の搬送を
行う駆動ロール部で、記録媒体2の記録面2aの裏側に
位置し図示されない駆動モータと連結した駆動ロール5
aと、記録面2a側に位置して駆動ロール5aに付勢さ
れている従動ロール5bとからなる。
【0018】6は駆動ロール部5の記録媒体2の搬送方
向下流側に位置した従動ドラム部で、駆動源はなく従動
ドラム部6の円筒上に巻かれた記録媒体2の張力から発
生する摩擦力により従動で回転する。一方、従動ドラム
部6の内壁には図示されないヒータが設けられており、
従動ドラム部6表面が一定温度となるようコントロール
されている。また、従動ドラム部6の材質は熱伝導性の
良いアルミニウムからなり、図示されないベアリングに
より筐体3に回動可能に保持されている。
【0019】7は従動ドラム部6へ搬入される記録媒体
搬入経路7aと従動ドラム部6から搬出される記録媒体
搬出経路7bとが隣接して平行となるよう設けられたガ
イドロール部で、記録媒体搬入経路7aには従動ドラム
部6に隣接した位置に記録媒体2の記録面側2aが接触
するガイドロール7cを設けてある。また、従動ドラム
部6から搬出される記録媒体搬出経路7bには、従動ド
ラム部6に隣接した位置に記録媒体2の記録面側2aが
接触するガイドロールを設けていない。また、従動ドラ
ム部6へ搬入される記録媒体搬入経路7aと従動ドラム
部6から搬出される記録媒体搬出経路7bとは、従動ド
ラム部6の回転軸方向の断面における最下位置としてい
る。
【0020】8はガイドロール部7の記録媒体2の搬送
方向下流側に位置したプラー部で、駆動ロール部5より
1〜5%程度大きな搬送速度に設定され、且つ、駆動ロ
ール部5との速度差を吸収するための図示されないトル
クリミッタ機構を有している。
【0021】9はプラー部8の記録媒体2の搬送方向下
流側に位置し、記録媒体2を鉛直方向に搬送するよう設
けられた第2のスキュー補正部であり、その構成は第1
のスキュー補正部4と同じである。
【0022】10は第2のスキュー補正部9における記
録媒体2の搬送方向下流側に位置し、供給ロール部1と
の位置関係が水平となるよう設けられた巻取ロール部
で、記録媒体2は矢印B方向に搬送される。また、巻取
ロール部10は図示されない適度な搬送力が得られるよ
うな回動機構を有して筐体3に着脱可能に装着されてい
る。
【0023】11は従動ドラム部6に対向し、従動ドラ
ム部6に巻かれた記録媒体2にインクを付着させて記録
を行うインクジェット記録部で、従動ドラム部6の軸方
向にのびたライン状のヘッドを有し、従動ドラム部6の
回転軸方向の断面における左右対称位置に設けられてい
る。また、インクジェット記録部11は記録媒体2の搬
送方向上流側から順に、ブラックインクを吐出するイン
クジェットヘッド11a、シアンインクを吐出するイン
クジェットヘッド11b、マゼンタインクを吐出するイ
ンクジェットヘッド11c、イエローインクを吐出する
インクジェットヘッド11dから構成されている。ここ
で、インクジェットヘッド11aとインクジェットヘッ
ド11bのインク吐出方向はほぼ水平に構成されてお
り、且つ、インクジェットヘッド11cとインクジェッ
トヘッド11dも同方向の吐出方向になるため、インク
ジェットヘッドの吐出方向がすべてほぼ水平方向に統一
されるため、吐出特性の安定性が高くなるばかりでな
く、インクジェットヘッドの図示されないパージ機構等
のヘッド保全機構についても、左右対称位置にあるため
共通化をはかることができる。逆に、従動ドラム部6の
回転軸方向の断面における上下方向の対称位置にインク
ジェット記録部11を設けた場合は、インクジェットヘ
ッドの吐出方向は上向きと下向きの正反対方向になるた
め、インクジェットヘッドの吐出特性の安定性が落ちる
ばかりでなく、前記したインクジェット保全機構につい
ても上下対称位置においての共通化がはかれない。ま
た、従動ドラム部6に対する記録媒体2の巻角が大きい
為、複数のインクジェットヘッドの搭載が可能となる。
【0024】12は、ガイドロール部7により構成され
る記録媒体搬入経路7aと記録媒体搬出経路7bとにま
たがって、一体に設けられたインク乾燥部である。記録
媒体搬出経路7bにおける記録媒体2の両面には、熱源
であるヒータ12a、12bを設け、記録媒体搬入経路
7aの片面にはヒータ12bの熱が伝わる構成となって
いる。従って、インク乾燥部12を1ヶ所にまとめてヒ
ータ等の熱源や電源ケーブル等を集約、小型化させるこ
とが出来る。
【0025】次に記録媒体2の搬送動作を説明すれば、
この記録装置において搬送速度及び搬送精度を決定して
いるのは駆動ロール部5の駆動ロール5aである。先
ず、供給ロール部1から駆動ロール部5までの搬送動作
について説明すれば、前述したように供給ロール部1は
適度な搬送力とブレーキ力が得られるような回動機構を
有しているため、供給ロール部1から駆動ロール部5ま
での間は記録媒体2の弛みが生じることなく、第1のス
キュー補正部4でスキュー補正された記録媒体2が駆動
ロール部5に搬送されることになる。次に、駆動ロール
部5からプラー部8までの搬送動作について説明すれ
ば、前述したようにプラー部8は駆動ロール部5より1
〜5%程度大きな搬送速度にして、駆動ロール部5から
プラー部8までの間は記録媒体2の弛みが生じないよう
にしている。ここで、プラー部8における記録媒体2の
搬送力は従動ドラム部6の回転を行うのに必要十分な設
定であることは言うまでもない。一方、前述したように
従動ドラム部6へ搬入される記録媒体搬入経路7aと従
動ドラム部6から搬出される記録媒体搬出経路7bとが
隣接して平行となるよう設けられているため、つまり、
従動ドラム部6に対する記録媒体2の巻角が大きくなる
ため、記録媒体2の張力から発生する摩擦力により容易
に従動ドラム部6が回転する。従って、インクジェット
記録部11における従動ドラム部6に巻かれた記録媒体
2と従動ドラム部6とは弛みや滑りを起こすことなく一
体で安定回転することが可能となる。更に、プラー部8
から巻取ロール部10までの搬送動作について説明すれ
ば、前述したように巻取ロール部10は適度な搬送力が
得られるような回動機構を有しており、プラー部8から
巻取ロール部10までの間は記録媒体2の弛みが生じる
こと無く、第2のスキュー補正部9でスキュー補正され
た記録媒体2が巻取ロール部10に搬送されることにな
る。尚、巻取ロール部10はインクジェット記録済みの
記録媒体の巻取りであるため、小さなスキューによる巻
取りズレを許容できれば、第2のスキュー補正部9を削
除しても差し支え無い。また、供給ロール部1、巻取ロ
ール部10、第1のスキュー補正部4、および第2のス
キュー補正部9とをそれぞれ着脱可能な構成としたた
め、他の汎用の供給ロール部、巻取ロール部やスキュー
補正部を組み合わせることが出来る。
【0026】次に、記録媒体2へのインクジェット記録
動作を説明すれば、ガイドロール部7により構成される
記録媒体搬入経路7aにおける記録媒体2は、インク乾
燥部12のヒータ12bによって加熱された状態で従動
ドラム部6へ搬入される。前述したように従動ドラム部
6自体もヒータにより温度制御出来るため、記録媒体2
は任意の温度に制御された状態で、インクジェットヘッ
ド11a、11b、11c、11dからインクが吐出さ
れる。次に、従動ドラム部6で記録された記録媒体2上
のインクはガイドロール部7により構成される記録媒体
搬出経路7bにおいて、インク乾燥部12のヒータ12
aによって加熱され乾燥する。尚、インクジェットヘッ
ドに使用するインクが水系の場合、記録媒体搬入経路7
a、および従動ドラム部6における記録媒体2の温度を
上げ過ぎると、インクジェットヘッドのノズル部のイン
ク蒸発が発生してしまうことがある。このため、水系イ
ンクを使用する場合は記録媒体搬入経路7aにおける記
録媒体2の温度は低めにして、記録媒体搬出経路7bに
おける記録媒体2の温度を高めに設定する。一方、使用
するインクが熱により相変化する固形の場合には、イン
クジェットヘッドから吐出した溶融インクが即固化する
ため、記録媒体搬出経路7bにおける記録媒体2の温度
は低め、あるいはヒータ不要であっても良い。
【0027】また、記録媒体搬出経路7bにおいて、従
動ドラム部6とインク乾燥部12との間の位置に記録媒
体2の記録面側が接触するガイドロールが無い為、記録
媒体2上のからのインク剥れや滲み等の問題は発生しな
い。また、従動ドラム部6と記録媒体2とは滑りをおこ
さないで回転しているため、従動ドラム部6の回転軸に
ロータリーエンコーダーを取り付け、その発生した電気
パルスから記録ヘッド11a、11b、11c、11d
間の吐出タイミングを制御すれば、従動ドラム部6に回
転変動が発生しても、各インクジェットヘッド間のイン
ク着地精度を向上させることができる。
【0028】本発明の例では、第1のスキュー補正部4
および第2のスキュー補正部9を、移動可能な平行ロー
ラによる構成としたが、駆動ロールと従動ロールの2本
ロールの構成とし、記録媒体の幅方向においての従動ロ
ールの押付け力を変えてスキュー補正する構成であって
も良い。
【0029】また、本発明の例では、従動ドラム部6へ
搬入される記録媒体搬入経路7aと従動ドラム部6から
搬出される記録媒体搬出経路7bとは、従動ドラム部6
の回転軸方向の断面における最下位置としたが、最上位
置としても良い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェット記録部の記録媒体搬送方向上流側と下流
側のインク乾燥部を1ヶ所にまとめることにより、ヒー
タ等の熱源や電源ケーブル等を集約、小型化することが
できる。
【0031】また、記録媒体のスキュー補正部の搬送方
向を鉛直方向にすることにより、記録媒体搬送方向の記
録装置サイズを小型化することができる。
【0032】また、従動ドラム部へ搬入されるガイドロ
ール部の記録媒体搬入経路には、従動ドラムに隣接した
位置にガイドロールを設け、従動ドラム部から搬出され
るガイドロール部の記録媒体搬出経路には、従動ドラム
部とインク乾燥部との間の位置に記録媒体の記録面側が
接触するガイドロールを設けないようにした為、従動ド
ラムへの記録媒体の巻角を大きくして、複数の記録ヘッ
ドの搭載ができるばかりでなく、従動ドラムから搬出す
る記録媒体搬出経路上での未乾燥インクのガイドロール
への付着が無くなる。従って、記録媒体上からのインク
剥れや滲み等を防ぐことができる。
【0033】更に、従動ドラム部へ搬入される記録媒体
搬入経路と従動ドラム部から搬出される記録媒体搬出経
路を、従動ドラム部の回転軸方向の断面における最下位
置、又は最上位置としたので、インクジェットヘッドの
吐出方向がすべてほぼ水平方向に統一される。従って、
吐出特性の安定性が高くなるばかりでなく、インクジェ
ットヘッドの図示されないパージ機構等のヘッド保全機
構についても、左右対称位置にあるため共通化をはかる
ことができる。
【0034】あるいは、供給ロール部、巻取ロール部、
第1のスキュー補正部、および第2のスキュー補正部と
をそれぞれ着脱可能な構成としたため、他の汎用の供給
ロール部、巻取ロール部や第1のスキュー補正部、第2
のスキュー補正部を組み合わせることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一例を示すインクジェット記録装置
を示す側面図である。
【符号の説明】
1は供給ロール部、2は記録媒体、3は筐体、4は第1
のスキュー補正部、5は駆動ロール部、6は従動ドラム
部、7はガイドロール部、7aは記録媒体搬入経路、7
bは記録媒体搬出経路、8はプラー部、9は第2のスキ
ュー補正部、10は巻取ロール部、11はインクジェッ
ト記録部、12はインク乾燥部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 裕 茨城県ひたちなか市武田1060番地 日立工 機株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA05 EA23 HA29 HA41 HA46 2C060 BA04 BC03 BC04 BC12 BC15 3F103 AA02 BA01 3F104 AA02 CA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続して搬送される記録媒体にインクジェ
    ットヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置
    において、記録媒体の搬送を行う駆動ロール部と、該駆
    動ロール部の記録媒体搬送方向下流側に位置し円筒上に
    記録媒体を巻くよう設けられた従動ドラム部と、該従動
    ドラム部へ搬入される記録媒体搬入経路と該従動ドラム
    部から搬出される記録媒体搬出経路とが隣接して平行と
    なるよう設けられたガイドロール部と、該ガイドロール
    部の記録媒体搬送方向下流側に位置したプラー部と、前
    記従動ドラム部に対向し、記録媒体にインクを付着させ
    て記録を行うインクジェット記録部と、前記ガイドロー
    ル部により構成される記録媒体搬入経路と記録媒体搬出
    経路とにまたがって設けられたインク乾燥部と、を有す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】記録媒体搬送方向の最上流側に位置する供
    給ロール部と、該供給ロール部の記録媒体搬送方向下流
    側に位置し、記録媒体を鉛直方向に搬送するよう設けら
    れた第1のスキュー補正部と、前記プラー部の記録媒体
    搬送方向下流側に位置し記録媒体を鉛直方向に搬送する
    よう設けられた第2のスキュー補正部と、該第2のスキ
    ュー補正部の記録媒体搬送方向下流側に位置し、前記供
    給ロール部との位置関係が水平となるよう設けられた巻
    取ロール部とを有し、且つ前記供給ロール部、前記巻取
    ロール部、前記第1のスキュー補正部、および前記第2
    のスキュー補正部とをそれぞれ着脱可能な構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  3. 【請求項3】前記従動ドラム部へ搬入される前記ガイド
    ロール部の記録媒体搬入経路には、前記従動ドラムに隣
    接した位置に記録媒体の記録面側が接触するガイドロー
    ルを設け、前記従動ドラム部から搬出される前記ガイド
    ロール部の記録媒体搬出経路には、前記従動ドラム部と
    前記インク乾燥部との間の位置に記録媒体の記録面側が
    接触するガイドロールを設けないことを特徴とする請求
    項1または2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記ガイドロール部の記録媒体搬入経路お
    よび記録媒体搬出経路を、前記従動ドラムの回転軸方向
    の断面における最上位置又は最下位置とし、前記インク
    ジェット記録部を前記従動ドラムの回転軸方向の断面に
    おける左右対称位置に設けたことを特徴とする請求項1
    乃至3記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】前記インク乾燥部における前記ガイドロー
    ル部により構成される記録媒体搬出経路には熱源を設
    け、記録媒体搬入経路には熱源を設けず前記記録媒体搬
    出経路の熱源の余熱を利用することを特徴とする請求項
    1乃至4記載のインクジェット記録装置。
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