JP2003025538A - スクリーン版の製造方法 - Google Patents

スクリーン版の製造方法

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JP2003025538A
JP2003025538A JP2001215564A JP2001215564A JP2003025538A JP 2003025538 A JP2003025538 A JP 2003025538A JP 2001215564 A JP2001215564 A JP 2001215564A JP 2001215564 A JP2001215564 A JP 2001215564A JP 2003025538 A JP2003025538 A JP 2003025538A
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tension
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mesh
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Yukihiro Koyama
幸宏 小山
Masahiro Shimizu
政宏 清水
Hitoshi Kimura
仁 木村
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷用スクリーンメッシュの張力を確実に調整
し得るスクリーン版の製造方法を提供する。 【解決手段】支持用スクリーンメッシュ1の面内の所定
領域P1に印刷用スクリーンメッシュ2を重ね合わせ
て、支持用スクリーンメッシュ1の領域P1の周縁に印
刷用スクリーンメッシュ2を接着する。更に、支持用ス
クリーンメッシュ1のうち、領域P1の部分を除去す
る。そして、除去の後に、支持用スクリーンメッシュ1
の張力を調整し、支持用スクリーンメッシュ1を版枠5
に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン版の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷に用いられるスクリーン
版として、支持用スクリーンメッシュと、印刷用スクリ
ーンメッシュとを組み合わせたコンビネーション張りス
クリーン版が知られている。この種のスクリーン版で
は、支持用スクリーンメッシュは面内に切り抜き孔を有
し、周辺部が版枠に固定され、張力が付与されている。
印刷用スクリーンメッシュは、支持用スクリーンメッシ
ュの一面側において支持用スクリーンメッシュの上記切
り抜き孔を覆うように切り抜き孔の周縁に接着され、支
持用スクリーンメッシュを介して張力が付与されてい
る。支持用スクリーンメッシュは、例えば、ポリエステ
ル等の有機樹脂材料により構成され、印刷用スクリーン
メッシュは、例えば、ステンレス鋼等の金属材料により
構成される。
【0003】スクリーン版を用いて、基板またはグリー
ンシート等にスクリーン印刷を施す場合、よく知られて
いるように、基板等の被印刷面に、印刷用スクリーンメ
ッシュの下面を、一定間隔を隔てて向き合うように配置
する。そして、印刷用スクリーンメッシュの上面に導電
ペースト等のインクを供給し、インクの供給された上面
上で、スキージを摺動させる。これによって、被印刷面
に、印刷用スクリーンメッシュ上の印刷パターンに従っ
たパターンで、インクが塗布される。このとき得られる
パターンの形状精度は、印刷用スクリーンメッシュの張
力に大きく影響される。
【0004】上述のスクリーン版を製造する場合、ま
ず、支持用スクリーンメッシュに張力を加えた状態で、
支持用スクリーンメッシュを版枠に固定する。次に、支
持用スクリーンメッシュの面内の所定領域に印刷用スク
リーンメッシュを重ね合わせ、印刷用スクリーンメッシ
ュの周縁を、支持用スクリーンメッシュに接着する。
【0005】接着後、支持用スクリーンメッシュのう
ち、印刷用スクリーンメッシュとの接着部の内側に位置
する上記領域の部分を除去し、支持用スクリーンメッシ
ュに復元力を生じさせる。この復元力により、印刷用ス
クリーンメッシュは引っ張られ、張力が付与される。
【0006】しかし、上述した製造方法において、印刷
用スクリーンメッシュは支持用スクリーンメッシュの復
元力により引っ張られるから、その引っ張り過程は緩慢
に進行する。このため、印刷用スクリーンメッシュの張
力も緩慢に変化し、張力の安定に長時間を要するという
問題点があった。
【0007】また、印刷用スクリーンメッシュは、支持
用スクリーンメッシュの復元力により引っ張られるか
ら、印刷用スクリーンメッシュの波うち、よれ等を完全
に解消することはできず、印刷用スクリーンメッシュの
張力のばらつきを招く。
【0008】更に、印刷用スクリーンメッシュの張力
は、支持用スクリーンメッシュの復元力により付与され
るから、版枠に支持用スクリーンメッシュを固定する段
階で、支持用スクリーンメッシュには、印刷用スクリー
ンメッシュの目標張力よりもかなり大きな張力を加えて
おかなければならない。
【0009】特に、印刷用スクリーンメッシュに大きな
張力を付与しようとする場合、支持用スクリーンメッシ
ュに過大な張力を加えなければならず、支持用スクリー
ンメッシュの破断、または版枠の歪み、変形等を招く。
【0010】しかも、支持用スクリーンメッシュにかな
り大きな張力を加えた状態で、支持用スクリーンメッシ
ュのうち、印刷用スクリーンメッシュとの接着部の内側
に位置する上記領域の部分を除去するから、除去の瞬
間、局所的な張力が印刷用スクリーンメッシュに加わ
り、印刷用スクリーンメッシュの変形または歪み等を招
く。
【0011】更に、上記張力は、印刷用スクリーンメッ
シュを構成する糸に沿って生じる。印刷用スクリーンメ
ッシュは、例えば、30度、45度または60度等の糸
角度をなすように矩形状に切断される。そして、この印
刷用スクリーンメッシュは支持用スクリーンメッシュに
接着され、支持用スクリーンメッシュと印刷用スクリー
ンメッシュとの接着部の内側から、支持用スクリーンメ
ッシュが除去される。
【0012】ここで、印刷用スクリーンメッシュの上記
糸の長さと、上記糸を延長した支持用スクリーンメッシ
ュの長さとの比が、印刷用スクリーンメッシュ内の位置
により異なるから、支持用スクリーンメッシュにかなり
大きな張力を加えた状態で上記除去工程を行うと、異な
る張力が印刷用スクリーンメッシュに加えられ、印刷用
スクリーンメッシュ内での張力のばらつきを招く。
【0013】また、近年、導体パターンを一度に大量に
印刷するため、印刷用スクリーンメッシュの面積は広く
なりつつあり、これに伴い、印刷用スクリーンメッシュ
を支持する支持用スクリーンメッシュの面積が、相対的
に狭くなりつつある。このため、支持用スクリーンメッ
シュの復元力を利用した印刷用スクリーンメッシュの張
力制御が、一層難しくなり、張力のばらつきも生じ易く
なっている。
【0014】また、上述した製造方法で印刷用スクリー
ンメッシュに付与される張力は、版枠に固定される段階
で支持用スクリーンメッシュに付与された張力に左右さ
れる。このため、複数のスクリーン版を製造する場合、
支持用スクリーンメッシュに付与された張力がばらつい
ていると、印刷用スクリーンメッシュの張力もばらつい
てしまう。
【0015】もう1つの製造方法として、特開2000
−177262号公報に開示された製造方法では、ま
ず、支持用スクリーンメッシュの面内の所定領域に印刷
用スクリーンメッシュを重ね合わせ、支持用スクリーン
メッシュに張力を付与した状態で、印刷用スクリーンメ
ッシュを、支持用スクリーンメッシュの上記領域の周縁
に接着する。
【0016】次に、印刷用スクリーンメッシュを接着し
た状態で支持用スクリーンメッシュの張力を調整し、こ
の状態で支持用スクリーンメッシュを版枠に固定する。
この後、支持用スクリーンメッシュのうち、印刷用スク
リーンメッシュとの接着部の内側に位置する上記領域の
部分を除去する除去工程を行う。
【0017】しかし、この製造方法では、支持用スクリ
ーンメッシュのうち、印刷用スクリーンメッシュとの接
着部の内側に位置する上記領域の部分が残っている段階
で、支持用スクリーンメッシュの張力を調整するので、
このときの支持用スクリーンメッシュの張力と印刷用ス
クリーンメッシュの張力との合成張力から、除去工程後
の印刷用スクリーンメッシュの張力を予測しなければな
らず、印刷用スクリーンメッシュの張力調整が不確実に
なる。
【0018】更に、除去工程後の印刷用スクリーンメッ
シュの張力は、印刷用スクリーンメッシュの材質または
構成等により異なり、上述の予測は実際には困難であ
る。
【0019】また、この製造方法では、支持用スクリー
ンメッシュのうち、印刷用スクリーンメッシュとの接着
部の内側に位置する上記領域の部分が残っている段階
で、支持用スクリーンメッシュの張力を調整するので、
支持用スクリーンメッシュには、印刷用スクリーンメッ
シュの目標張力よりもかなり大きな張力を加えなければ
ならない。
【0020】特に、印刷用スクリーンメッシュに大きな
張力を付与しようとする場合、支持用スクリーンメッシ
ュに過大な張力を加えなければならず、支持用スクリー
ンメッシュの破断を招く。
【0021】更に、この製造方法においても、支持用ス
クリーンメッシュにかなり大きな張力を加えた状態で、
支持用スクリーンメッシュのうち、印刷用スクリーンメ
ッシュとの接着部の内側に位置する上記領域の部分を除
去するから、除去の瞬間、局所的な張力が印刷用スクリ
ーンメッシュに加わり、印刷用スクリーンメッシュの変
形または歪み等を招く。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、印刷
用スクリーンメッシュの張力を確実に調整し得るスクリ
ーン版の製造方法を提供することである。
【0023】本発明のもう一つの課題は、印刷用スクリ
ーンメッシュに、安定した張力を付与し得るスクリーン
版の製造方法を提供することである。
【0024】本発明の更にもう一つの課題は、印刷用ス
クリーンメッシュに、大きな張力を付与し得るスクリー
ン版の製造方法を提供することである。
【0025】本発明の更にもう一つの課題は、印刷用ス
クリーンメッシュの歪みまたは変形等を回避し得るスク
リーン版の製造方法を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るスクリーン版の製造方法において
は、支持用スクリーンメッシュの面内の所定領域に印刷
用スクリーンメッシュを重ね合わせて、前記支持用スク
リーンメッシュの前記領域の周縁に前記印刷用スクリー
ンメッシュを接着する。
【0027】次に、前記支持用スクリーンメッシュのう
ち、前記領域の部分を除去する。そして、前記除去の後
に、前記支持用スクリーンメッシュの張力を調整し、前
記支持用スクリーンメッシュを版枠に固定する。
【0028】上述した本発明に係るスクリーン版の製造
方法においては、支持用スクリーンメッシュの面内の所
定領域に印刷用スクリーンメッシュを重ね合わせて、支
持用スクリーンメッシュの上記領域の周縁に印刷用スク
リーンメッシュを接着する。これにより、支持用スクリ
ーンメッシュと、印刷用スクリーンメッシュとを組み合
わせたコンビネーション張りスクリーン版の基本構造が
得られる。
【0029】次に、支持用スクリーンメッシュのうち、
印刷用スクリーンメッシュとの接着部の内側に位置する
上記領域の部分を除去する。
【0030】本発明の重要な特徴は、上記除去工程の後
に支持用スクリーンメッシュの張力を調整することであ
る。除去工程の後では、支持用スクリーンメッシュと印
刷用スクリーンメッシュとの接着部の内側から、支持用
スクリーンメッシュが除去されており、印刷用スクリー
ンメッシュだけが残っている。従って、支持用スクリー
ンメッシュに付与される張力が、印刷用スクリーンメッ
シュに直接に加わり、印刷用スクリーンメッシュの張力
が確実に調整される。
【0031】しかも、上述の張力調整工程において、印
刷用スクリーンメッシュは、支持用スクリーンメッシュ
を介して機械的に引っ張られる。従って、印刷用スクリ
ーンメッシュの張力を短時間で安定させることが可能と
なり、安定した張力を印刷用スクリーンメッシュに付与
することができる。
【0032】上述した張力調整工程においては、支持用
スクリーンメッシュに付与される張力が、印刷用スクリ
ーンメッシュに直接に加わる。このため、印刷用スクリ
ーンメッシュに大きな張力を付与しようとする場合で
も、支持用スクリーンメッシュには、従来より小さい張
力を加えるだけで済む。従って、支持用スクリーンメッ
シュの破断、または版枠の歪み、変形等を招くことはな
い。
【0033】更に、本発明においては、支持用スクリー
ンメッシュのうち、印刷用スクリーンメッシュとの接着
部の内側に位置する上記領域の部分を除去する除去工程
が、支持用スクリーンメッシュの張力を高める前に行わ
れるから、印刷用スクリーンメッシュの歪みまたは変形
等を回避することができる。
【0034】好ましくは、支持用スクリーンメッシュは
合成樹脂材料により構成され、印刷用スクリーンメッシ
ュは金属材料により構成される。この構成によれば、ス
クリーン印刷の際、支持用スクリーンメッシュを大きく
弾性変形させることができ、高い版離れ性を確保するこ
とができる。
【0035】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、添付図面を参照し、更に具体的に説明する。添付図
面は単に例を示すに過ぎない。
【0036】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るスクリーン版
の製造方法における実施例に含まれる工程を説明する平
面図、図2は図1の2−2線に沿った端面図である。ス
クリーン版の製造に当たり、図1、図2に示すように、
支持用スクリーンメッシュ1に第1の張力F1を付与す
る。詳しくは、支持用スクリーンメッシュ1に対し、X
軸方向、Y軸方向及びその合成方向XYで均等となるよ
うに、第1の張力F1を付与する。この張力付与工程
は、仮紗張り工程と称される。
【0037】張力付与手段としては、例えば、クランプ
61〜64を用いて支持用スクリーンメッシュ1を引っ
張ればよい。具体的には、1組のクランプ61、62に
より、支持用スクリーンメッシュ1のX軸方向の両端縁
をクランプし、もう1組のクランプ63、64により、
支持用スクリーンメッシュ1のY軸方向の両端縁をクラ
ンプする。
【0038】そして、これらのクランプ61〜64に対
し、支持用スクリーンメッシュ1を伸張させる向きに、
第1の引っ張り力TS1を加える。1組のクランプ6
1、62に加えられる第1の引っ張り力TS1は、X軸
上で支持用スクリーンメッシュ1を伸張させる向きであ
り、もう1組のクランプ63、64に加えられる第1の
引っ張り力TS1は、Y軸上で支持用スクリーンメッシ
ュ1を伸張させる向きである。これにより、支持用スク
リーンメッシュ1に第1の張力F1を付与することがで
きる。
【0039】図1、図2を参照すると、支持用スクリー
ンメッシュ1はシート状であり、その形状が矩形となっ
ている。支持用スクリーンメッシュ1は合成樹脂材料に
より構成することができる。例えば、支持用スクリーン
メッシュ1は、テトロンまたはナイロン等の合成樹脂繊
維を縦糸及び横糸として織られたメッシュ(網)であ
り、例えば250メッシュ(#250)程度のものであ
る。支持用スクリーンメッシュ1は、織布または不織布
の何れであってもよい。
【0040】図3、図4は、図1、図2に示した工程の
次の工程を説明する端面図である。まず、図3に示すよ
うに、支持用スクリーンメッシュ1の面内の領域P1に
印刷用スクリーンメッシュ2を重ね合わせる。領域P1
は、矩形状であり、支持用スクリーンメッシュ1のほぼ
中央に設定されている。一方、印刷用スクリーンメッシ
ュ2はシート状であり、その形状は領域P1に対応した
矩形となっており、寸法が領域P1よりもやや大きい。
【0041】印刷用スクリーンメッシュ2は、金属材料
により構成されている。例えば、印刷用スクリーンメッ
シュ2は、ステンレス鋼等の金属でなる細線を縦糸及び
横糸として織られたメッシュであり、例えば325メッ
シュ(#325)程度のものである。印刷用スクリーン
メッシュ2は、織布または不織布の何れであってもよ
い。
【0042】支持用スクリーンメッシュ1の領域P1に
印刷用スクリーンメッシュ2を重ね合わせるには、台板
67上に印刷用スクリーンメッシュ2を載置し、この台
板67を、支持用スクリーンメッシュ1の領域P1に向
かって上昇させ(矢印a参照)、台板67上の印刷用ス
クリーンメッシュ2を、支持用スクリーンメッシュ1の
領域P1に当接させればよい。
【0043】次に、図4に示すように、支持用スクリー
ンメッシュ1の領域P1の周縁に印刷用スクリーンメッ
シュ2を接着する。詳しくは、印刷用スクリーンメッシ
ュ2は、支持用スクリーンメッシュ1の領域P1を覆う
ように、その周縁の全周が支持用スクリーンメッシュ1
の領域P1の周縁に接着される。
【0044】接着手段としては、例えば、エポキシ樹脂
等の接着剤41を用いる。接着に当っては、例えば、支
持用スクリーンメッシュ1上から領域P1の周縁に接着
剤41を塗布する。そして、この接着剤41を、重ね合
わされた支持用スクリーンメッシュ1及び印刷用スクリ
ーンメッシュ2の間に浸透させ、接着剤41を硬化させ
ればよい。接着の後、台板67を下降させ、印刷用スク
リーンメッシュ2から台板67を離す。
【0045】図3に示すように支持用スクリーンメッシ
ュ1の面内の所定領域P1に印刷用スクリーンメッシュ
2を重ね合わせて、図4に示すように支持用スクリーン
メッシュ1の領域P1の周縁に印刷用スクリーンメッシ
ュ2を接着すると、支持用スクリーンメッシュ1と、印
刷用スクリーンメッシュ2とを組み合わせたコンビネー
ション張りスクリーン版の基本構造が得られる。
【0046】更に、図1、図2を参照して説明したよう
に、支持用スクリーンメッシュ1には第1の張力F1が
付与されており、図3に示した重ね合わせ及び図4に示
した接着は、第1の張力F1を保持した状態で行なえば
よい。
【0047】図5は、図3、図4に示した工程の次の工
程を説明する端面図である。図示のように、支持用スク
リーンメッシュ1のうち、上述の領域P1の部分を除去
する。除去するには、例えば、領域P1を囲む切断線C
1に沿って支持用スクリーンメッシュ1を切断し、切断
の後、支持用スクリーンメッシュ1の領域P1の部分を
除去すればよい。
【0048】図6は図5に示した工程の次の工程を説明
する平面図、図7は図6の7−7線に沿った端面図であ
る。図5に示した除去工程の後、図6、図7に示すよう
に、支持用スクリーンメッシュ1の張力を調整する。詳
しくは、支持用スクリーンメッシュ1の張力が、第1の
張力F1から第2の張力F2となるように調整する。第
2の張力F2は、第1の張力F1よりも大きな張力とし
て設定され、その大きさは必要に応じて定められる。更
に、第2の張力F2が、支持用スクリーンメッシュ1に
おいてX軸方向、Y軸方向及びその合成方向XYで均等
となるようにする。
【0049】支持用スクリーンメッシュ1に第2の張力
F2を付与するには、例えば、クランプ61〜64に、
第1の引っ張り力TS1よりも大きな第2の引っ張り力
TS2を与えればよい。図6、図7を参照して説明した
張力調整工程は、本紗張り工程と称される。
【0050】図5に示した除去工程により、支持用スク
リーンメッシュ1と印刷用スクリーンメッシュ2との接
着部の内側から、支持用スクリーンメッシュが除去され
ており、印刷用スクリーンメッシュ2だけが残ってい
る。従って、図6、図7に示すように、除去工程の後の
本紗張り工程(張力調整工程)では、支持用スクリーン
メッシュ1に付与される第2の張力F2が、印刷用スク
リーンメッシュ2に直接に加わる。このため、印刷用ス
クリーンメッシュ2の張力F5が確実に調整される。
【0051】しかも、除去工程の後の本紗張り工程にお
いて、印刷用スクリーンメッシュ2は、支持用スクリー
ンメッシュ1を介して機械的に引っ張られる。従って、
印刷用スクリーンメッシュ2の張力F5を短時間で安定
させることが可能となり、安定した張力F5を印刷用ス
クリーンメッシュ2に付与することができる。
【0052】上述したように、除去工程の後の本紗張り
工程では、支持用スクリーンメッシュ1に付与される第
2の張力F2が、印刷用スクリーンメッシュ2に直接に
加わる。このため、印刷用スクリーンメッシュ2に大き
な張力F5を付与しようとする場合でも、支持用スクリ
ーンメッシュ1には、従来よりも小さい第2の張力F2
を加えるだけで済む。従って、支持用スクリーンメッシ
ュ1の破断、または版枠5の歪み、変形等を招くことは
ない。
【0053】図5を参照すると、支持用スクリーンメッ
シュ1のうち、印刷用スクリーンメッシュ2との接着部
の内側に位置する領域P1の部分を除去する除去工程
が、支持用スクリーンメッシュ1の第1の張力F1を第
2の張力F2に高める前に行われるから、印刷用スクリ
ーンメッシュ2の歪みまたは変形等を回避することがで
きる。
【0054】図8は、図6、図7に示した工程の次の工
程を説明する平面図、図9は図8の9−9線に沿った端
面図である。図6、図7に示した本紗張り工程(張力調
整工程)の後、図8、図9に示すように、支持用スクリ
ーンメッシュ1を版枠5に固定する。これにより、支持
用スクリーンメッシュ1に付与された第2の張力F2
(図6、図7参照)が保持され、第2の張力F2の保持
により、印刷用スクリーンメッシュ2の張力F5も保持
される。
【0055】支持用スクリーンメッシュ1を版枠5に固
定するには、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤42を用
いて、支持用スクリーンメッシュ1を版枠5に接着すれ
ばよい。また、版枠5は、X軸方向(図において横方
向)でみて互いに対向する2辺、及びY軸方向(図にお
いて縦方向)でみて互いに対向する2辺を備えた枠体で
ある。版枠5は、例えば、アルミニウムまたは軽合金等
の軽量金属材料により構成することができる。
【0056】図10は、図8、図9に示した工程の次の
工程を説明する端面図である。図示のように、版枠5を
囲む切断線C2に沿って支持用スクリーンメッシュ1を
切断する。
【0057】図11は図10に示した工程の次の工程を
説明する平面図、図12は図11の12−12線に沿っ
た端面図である。図10に示した工程の後、図11、図
12に示すように、支持用スクリーンメッシュ1に目止
め剤45を塗布する。目止め剤45としてはニスまたは
感光性樹脂等を用いることができる。以上説明したスク
リーン版の製造方法により、スクリーン版が得られる。
【0058】次に、本発明の製造方法による効果を、実
験結果を参照して、具体的に説明する。本発明の製造方
法との比較のため、従来の製造方法によりスクリーン版
を製造した。この製造方法は次の通りである。
【0059】まず、支持用スクリーンメッシュに張力を
加えた状態で、支持用スクリーンメッシュを版枠に固定
した。次に、支持用スクリーンメッシュの面内の所定領
域に印刷用スクリーンメッシュを重ね合わせ、印刷用ス
クリーンメッシュを、支持用スクリーンメッシュの上記
領域の周縁に接着した。
【0060】次に、接着後、支持用スクリーンメッシュ
のうち、印刷用スクリーンメッシュとの接着部の内側に
位置する上記領域の部分を除去し、支持用スクリーンメ
ッシュに復元力を生じさせた。この復元力により、印刷
用スクリーンメッシュを引っ張り、印刷用スクリーンメ
ッシュに張力を付与した。その他の条件は、実施例のス
クリーン版の製造方法と同一とした。
【0061】上述した従来の製造方法及び実施例の製造
方法について、印刷用スクリーンメッシュに付与された
X軸方向の張力及びY軸方向の張力の時間変化を調べ
た。
【0062】図13、図14は、従来の製造方法により
得られた印刷用スクリーンメッシュについて、X軸方向
の張力及びY軸方向の張力の時間変化をグラフ化して示
す図である。
【0063】図15、図16は本発明に係る製造方法に
より得られた印刷用スクリーンメッシュについて、X軸
方向の張力及びY軸方向の張力の時間変化をグラフ化し
て示す図である。図13〜図16において、横軸は、支
持用スクリーンメッシュのうち、印刷用スクリーンメッ
シュとの接着部の内側に位置する部分を除去した時刻を
基準とした経過時間[Hr]を示しており、縦軸は、印
刷用スクリーンメッシュのX軸方向の張力またはY軸方
向の張力[mm]を示している。
【0064】図13、図14を参照すると、従来の製造
方法の場合、印刷用スクリーンメッシュの張力は、緩慢
に変化し、96時間を経ても安定しなかった。
【0065】これに対し、図15、図16を参照する
と、実施例の製造方法の場合、印刷用スクリーンメッシ
ュ2の張力F5は、24時間で安定した。
【0066】次に、従来の製造方法及び実施例の製造方
法について、印刷用スクリーンメッシュ内の張力分布を
調べた。具体的には、印刷用スクリーンメッシュ内の1
5箇所についてX軸方向の張力及びY軸方向の張力を測
定した。
【0067】図17、図18は、従来の製造方法により
得られた印刷用スクリーンメッシュについて、X軸方向
の張力及びY軸方向の張力と、印刷用スクリーンメッシ
ュ内の張力分布との関係をグラフ化して示す図である。
【0068】図19、図20は本発明に係る実施例の製
造方法により得られた印刷用スクリーンメッシュについ
て、X軸方向の張力及びY軸方向の張力と、印刷用スク
リーンメッシュ内の張力分布との関係をグラフ化して示
す図である。図17〜図20において、横軸は、印刷用
スクリーンメッシュのX軸方向の張力またはY軸方向の
張力[mm]を示し、縦軸は度数を示している。
【0069】図17、図18を参照すると、従来の製造
方法の場合、印刷用スクリーンメッシュ内の張力分布
は、 0.311±0.065(3σ)[mm] なり、張力のばらつきは±0.065[mm]となっ
た。
【0070】これに対し、図19、図20を参照する
と、実施例の製造方法の場合、印刷用スクリーンメッシ
ュ2内の張力分布は、 0.224±0.015(3σ)[mm] なり、張力のばらつきは±0.015[mm]となり、
従来の製造方法に比較して4分の1に低減された。
【0071】次に、従来の製造方法によるスクリーン版
と、実施例の製造方法によるスクリーン版について、ス
クリーン印刷後の版変形を調べた。具体的には、スクリ
ーン版を用いてスクリーン印刷を24000回行い、初
期座標に対する版変形量を測定した。
【0072】従来の製造方法によるスクリーン版の場
合、版変形量は±100〜150[μm]となった。こ
れに対し、実施例の製造方法によるスクリーン版の場
合、版変形量は±20[μm]となり、版変形量が低減
した。
【0073】実施例において、支持用スクリーンメッシ
ュ1は合成樹脂材料により構成され、印刷用スクリーン
メッシュ2は金属材料により構成されている。この構成
によれば、スクリーン印刷時、支持用スクリーンメッシ
ュ1を大きく弾性変形させることができ、高い版離れ性
を確保することができる。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)印刷用スクリーンメッシュの張力を確実に調整し
得るスクリーン版の製造方法を提供することができる。 (b)印刷用スクリーンメッシュに、安定した張力を付
与し得るスクリーン版の製造方法を提供することができ
る。 (c)印刷用スクリーンメッシュに、大きな張力を付与
し得るスクリーン版の製造方法を提供することができ
る。 (d)印刷用スクリーンメッシュの歪みまたは変形等を
回避し得るスクリーン版の製造方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリーン版の製造方法における
実施例に含まれる工程を説明する平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った端面図である。
【図3】図1、図2に示した工程の次の工程を説明する
端面図であって、印刷用スクリーンメッシュを接着する
前の状態を示している。
【図4】図1、図2に示した工程の次の工程を説明する
端面図であって、印刷用スクリーンメッシュを接着した
状態を示している。
【図5】図3、図4に示した工程の次の工程を説明する
端面図である。
【図6】図5に示した工程の次の工程を説明する平面図
である。
【図7】図6の7−7線に沿った端面図である。
【図8】図6、図7に示した工程の次の工程を説明する
平面図である。
【図9】図8の9−9線に沿った端面図である。
【図10】図8、図9に示した工程の次の工程を説明す
る端面図である。
【図11】図10に示した工程の次の工程を説明する平
面図である。
【図12】図11の12−12線に沿った端面図であ
る。
【図13】従来のスクリーン版の製造方法により印刷用
スクリーンメッシュに付与されたX軸方向の張力につい
て、その時間変化を示すグラフである。
【図14】従来のスクリーン版の製造方法により印刷用
スクリーンメッシュに付与されたY軸方向の張力につい
て、その時間変化を示すグラフである。
【図15】実施例のスクリーン版の製造方法により印刷
用スクリーンメッシュに付与されたX軸方向の張力につ
いて、その時間変化を示すグラフである。
【図16】実施例のスクリーン版の製造方法により印刷
用スクリーンメッシュに付与されたY軸方向の張力につ
いて、その時間変化を示すグラフである。
【図17】従来の製造方法により印刷用スクリーンメッ
シュに付与されたX軸方向の張力について、印刷用スク
リーンメッシュ内の張力分布を示すグラフである。
【図18】従来の製造方法により印刷用スクリーンメッ
シュに付与されたY軸方向の張力について、印刷用スク
リーンメッシュ内の張力分布を示すグラフである。
【図19】実施例の製造方法により印刷用スクリーンメ
ッシュに付与されたX軸方向の張力について、印刷用ス
クリーンメッシュ内の張力分布を示すグラフである。
【図20】実施例の製造方法により印刷用スクリーンメ
ッシュに付与されたY軸方向の張力について、印刷用ス
クリーンメッシュ内の張力分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1 支持用スクリーンメッシュ 2 印刷用スクリーンメッシュ 5 版枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 仁 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 2C035 AA06 FD01 FF02 FF16 FF17 FF22 FF23 FF24 FF25 FF26 2H084 AA30 BB07 BB08 BB10 CC10 2H114 AB03 AB05 DA04 DA41 EA06 FA01 GA11 GA34

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン版の製造方法であって、 支持用スクリーンメッシュの面内の所定領域に印刷用ス
    クリーンメッシュを重ね合わせて、前記支持用スクリー
    ンメッシュの前記領域の周縁に前記印刷用スクリーンメ
    ッシュを接着し、 前記支持用スクリーンメッシュのうち、前記領域の部分
    を除去し、 前記除去の後に、前記支持用スクリーンメッシュの張力
    を調整し、 前記支持用スクリーンメッシュを版枠に固定する工程を
    含む製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された製造方法であっ
    て、 前記支持用スクリーンメッシュは、合成樹脂材料により
    構成されており、 前記印刷用スクリーンメッシュは、金属材料により構成
    されている製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の何れかに記載された
    製造方法であって、 前記支持用スクリーンメッシュに第1の張力を付与した
    状態で、前記支持用スクリーンメッシュの前記領域の周
    縁に前記印刷用スクリーンメッシュを接着し、 前記除去の後に、前記支持用スクリーンメッシュの張力
    が、前記第1の張力よりも大きな第2の張力となるよう
    に調整する工程を含む製造方法。
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