JP2003025182A - 工作機械の切粉回収装置 - Google Patents

工作機械の切粉回収装置

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JP2003025182A
JP2003025182A JP2001220102A JP2001220102A JP2003025182A JP 2003025182 A JP2003025182 A JP 2003025182A JP 2001220102 A JP2001220102 A JP 2001220102A JP 2001220102 A JP2001220102 A JP 2001220102A JP 2003025182 A JP2003025182 A JP 2003025182A
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JP
Japan
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electromagnetic wall
wall body
chip
machine tool
chips
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JP2001220102A
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English (en)
Inventor
Ryuji Kamibayashi
竜司 上林
Makoto Toda
誠 戸田
Hirotaka Tsuge
浩貴 柘植
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体を使用しなくとも切粉の熱がワークや機
械の構造物に伝わることのない工作機械の切粉回収装置
を提供する。 【解決手段】 ワークテーブル9を囲むように摺動台1
0を設け、その摺動台10に電磁壁体5を配置した。電
磁壁体5は電磁石を内蔵したブロック体8を複数ベルト
状に連結してなり、個々のブロック体8はチェーン14
に連結され、チェーン14はスプロケット13を介して
モータ7により回動する。そして加工領域では摺動台1
0に設けた電極ブラシ体16から通電されて電磁石とな
り磁性を有する切粉を吸着搬送し、チップバケット6上
では通電を止めて吸着した切粉をチップバケット6内に
落下させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のワーク
加工中に発生する切粉を回収する切粉回収装置に関し、
特に磁性を有する切粉を回収する回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属塊等のワークを切削加工する工作機
械においては、ワークを固定するテーブルやチャックと
いった保持装置の周辺に、加工によって発生する切粉が
飛散、堆積するが、この切粉は加工によってワークから
むしり取られた時に発生した熱を持っているため、この
飛散した切粉を放置したままでは熱が機械の構造物に伝
わってしまい構造物に熱変位が発生して加工精度に重大
な影響を与えるため、この切粉を迅速に機械から排出さ
せなければならない。
【0003】そのための切粉の排出手段としては、テー
ブルやチャックの周辺に切粉を集める溝を設けておい
て、その溝から機械の外へ排出させるために、図5に示
すように加工中に使用される切削液26をポンプによっ
て溝27の上流側一端から噴射することで、下流側に設
けた切粉収容バケット28に排出を行なう方法や、図6
に示すように、溝27に螺旋状の押出し部材30を設置
して、モータ31で回転させて上記図5と同様に下流側
に設けた切粉収容バケット28に排出を行なう方法を採
っていた。尚、図5,図6は工作機械の概略図であり、
31は主軸、32はワークテーブルを示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの切粉
回収装置では、切粉が一度テーブルやワークの上に落下
するし、一部はそのまま堆積するなどのために切粉が持
っている熱を機械の構造物に伝えてしまう。これを防ぐ
ために、水等の流体によって切粉を強制的に押し出した
り、冷却を行なうことで対処することは可能であるが、
ドライ加工を行なう場合には、これらの方法は適用する
ことができない。そこで、本発明は上記問題点に鑑み、
流体を使用しなくとも切粉の熱がワークや機械の構造物
に伝わることのない工作機械の切粉回収装置を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、工作機械の加工領域外を含む加
工領域周囲を囲むよう壁状に配置した電磁壁体と、該電
磁壁体を循環移動させる移動手段と、電磁壁体の下部に
設けた切粉収容手段と、電磁壁体に通電して磁力を発生
させる通電手段とを備え、通電した電磁壁体を循環移動
させ磁力により加工時に発生する切粉を吸着搬送し、切
粉収容手段上で通電を解除して電磁壁体に吸着された切
粉を落下回収することを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、電磁壁体は、電磁石を内蔵する複数のブロック体を
ベルト状に連結して形成されて成ることを特徴とする。
又、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明におい
て、通電手段は、電磁壁体に摺動接触して通電する電極
ブラシ体を有することを特徴とする。更に、請求項4の
発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、切粉
収容手段上で電磁壁体に吸着した切粉を払い落とす払い
落とし手段を具備したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1乃至図3
は本発明に係る工作機械の切粉回収装置の一例を示し、
図1は切粉回収装置を工作機械に組み付けた状態の外観
図、図2は図1の切粉回収装置周りの平面図、図3は図
2のA−A線断面説明図を示している。図において、1
は工作機械、2は工具、3はワーク(被加工物)、4は
工作機械を覆うフードであり、5,6は切粉回収装置の
一部である電磁壁体とチップバケットである。
【0008】切粉回収装置は、電磁壁体5を主要部とし
て、電磁壁体5を移動操作する移動手段としてのモータ
7、電磁壁体に通電する通電手段としての電極ブラシ1
6、そして切粉回収手段としてのチップバケット6等か
ら構成されている。
【0009】電磁壁体5は、電磁石を内蔵した四角形状
のブロック体8を折り曲げ自在に複数連結してベルト状
に形成して成り、ワーク加工領域を囲むようにワークテ
ーブル9の周囲にリング状に形成した摺動台10上に壁
状に配置されている。個々のブロック体8は図3のA−
A線断面図に示すように下部に電磁壁体内側となるワー
クテーブル方向に突出したチェーン連結片12を有し、
ワークテーブル9の4隅に設けたスプロケット13に掛
け渡されたチェーン14に連結されている。この4個の
スプロケット13のうち一つがモータ7により駆動さ
れ、チェーン14の回転移動に従い電磁壁体5は循環移
動する。
【0010】摺動台10は、上面略中央に全長に渡り断
面コ字状の凹部10aが形成され、凹部10a内にはブ
ロック体8に通電するための通電手段として一対の電極
ブラシ体16が配設されている。この電極ブラシ体16
が移動中のブロック体8に摺動接触することで通電を可
能としている。そして、凹部10aの両脇となる摺動台
10の上面には電磁壁体5の移動をスムーズに行なうた
めのローラ15が一定間隔で複数埋設されている。
【0011】但し、摺動台10は全体が長円形状に配置
形成されているが、電極ブラシ体16は図2に示す範囲
Gには設けてあるが、加工領域外のチップバケット6上
方に位置する範囲Hには図4に示すように設けていな
い。図4は範囲Gの摺動台10の断面説明図である。
尚、ブロック体下面の電極ブラシ体16対応位置には内
部の電磁コイルに接続された電極17が設けられてい
る。また、18は切粉払い落とし用のブラシであり、チ
ップバケット6上で電磁壁体5の内側面を払うように固
定設置されている。
【0012】次に、上記切粉回収装置の作用を説明す
る。まず移動手段であるモータ7を駆動することで、チ
ェーン14が回転動作し、同時に電磁壁体5が摺動台1
0上で循環動作を始める。ここで、この電磁壁体の循環
動作はローラ15の作用により滑らかに行なわれる。そ
して、電極ブラシ体16に通電することで範囲Gである
加工領域でブロック体8は電磁石となり、切粉が磁性を
有していれば吸着動作する。そしてチップバケット6の
上方となる範囲Hで通電が無くなり吸着した切粉が落下
すると共に、ブラシ18で払い落とし操作する。
【0013】このように、ワークが磁性を有していれ
ば、加工中に飛散する切粉を加工領域周囲に立設したブ
ロック体が吸着するので落下する前の回収が可能であ
り、ワークや機械の構造物に切粉が落下して熱が伝わる
ことがなくなり、高精度加工する際に効果的である。ま
た、電磁壁体が複数のブロック体をベルト状に連結して
形成されているので、循環経路を容易に変更でき、加工
領域形状の異なる工作機械に対しても対応が容易であ
る。更に、電磁壁体が循環動作中であっても、電極ブラ
シ体を介して容易に電磁壁体に通電できるし、切粉払い
落とし手段としてブラシをもうけたので、電磁壁体に吸
着した切粉を確実にチップバケットに収容できる。尚、
上記実施の形態では通電手段を電極ブラシ体としたが、
更に摩擦の少ない回転動作するローラ状の電極を使用し
ても良いし、払い落とし手段は固定ブラシではなく回転
ブラシとすれば一層確実に切粉の払い落とし操作ができ
る。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、被加工物が磁性を有していれば、加工中に飛散
する切粉が吸着するので落下する前の回収が可能とな
り、ワークや構造物に切粉の熱が伝わることがなくな
り、高精度加工する際に効果的である。
【0015】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、電磁壁体を複数のブロック体をベルト状に連
結して形成したものであるから、形状を容易に変更で
き、加工領域形状の異なる工作機械に対しても対応が容
易である。
【0016】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の効果に加えて、電磁壁体が循環移動しても、容易に電
磁壁体に通電することが可能である。また請求項4の発
明にれば、更に電磁壁体に吸着した切粉を確実に切粉収
容手段に収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工作機械の切粉回収装置の実施の
形態の一例を示し、切粉回収装置を工作機械に組付けた
様子を示す斜視図である。
【図2】図1に示す切粉回収装置の平面図である。
【図3】図2の切粉回収装置のA−A線断面説明図であ
る。
【図4】非通電範囲にある電磁壁体の説明図である。
【図5】従来の切粉回収装置を設けた工作機械の概略図
である。
【図6】従来の他の切粉回収装置を設けた工作機械の概
略図である。
【符号の説明】
1・・工作機械、2・・工具、3・・ワーク、5・・電
磁壁体、6・・チップバケット、7・・モータ、8・・
ブロック体、9・・ワークテーブル、10・・摺動体、
13・・スプロケット、14・・チェーン、16・・電
極ブラシ体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柘植 浩貴 愛知県丹羽郡大口町下小口5丁目25番地の 1 オークマ株式会社内 Fターム(参考) 3C011 BB28

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械の加工領域外を含む加工領域周
    囲を囲むよう壁状に配置した電磁壁体と、該電磁壁体を
    循環移動させる移動手段と、電磁壁体の下部に設けた切
    粉収容手段と、電磁壁体に通電して磁力を発生させる通
    電手段とを備え、通電した電磁壁体を循環移動させ磁力
    により加工時に発生する切粉を吸着搬送し、切粉収容手
    段上で通電を解除して電磁壁体に吸着された切粉を落下
    回収することを特徴とする工作機械の切粉回収装置。
  2. 【請求項2】 電磁壁体は、電磁石を内蔵する複数のブ
    ロック体をベルト状に連結して形成されて成る請求項1
    記載の工作機械の切粉回収装置。
  3. 【請求項3】 通電手段は、電磁壁体に摺動接触して通
    電する電極ブラシ体を有する請求項1又は2記載の工作
    機械の切粉回収装置。
  4. 【請求項4】 切粉収容手段上で電磁壁体に吸着した切
    粉を払い落とす払い落とし手段を具備した請求項1乃至
    3の何れかに記載の工作機械の切粉回収装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007017273A (ja) * 2005-07-07 2007-01-25 Rigaku Corp 試料支持装置及びx線分析装置
CN110449972A (zh) * 2019-08-21 2019-11-15 沈恒祥 一种cnc高速加工中心
CN112024993A (zh) * 2020-09-02 2020-12-04 赖情依 一种具备金属屑收集功能的金属切削机床
CN112846292A (zh) * 2020-12-31 2021-05-28 深圳市中科华工科技有限公司 一种刹车片钻孔机及上下料机械手
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CN117564798A (zh) * 2024-01-15 2024-02-20 长春职业技术学院 一种便于对铁屑回收的数控加工装置
CN118123522A (zh) * 2024-05-08 2024-06-04 内蒙古工业大学 一种便于清理废料的数控机床工作台

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