JP2003025042A - 粉粒体の偏析解消方法及び装置 - Google Patents

粉粒体の偏析解消方法及び装置

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JP2003025042A
JP2003025042A JP2001210306A JP2001210306A JP2003025042A JP 2003025042 A JP2003025042 A JP 2003025042A JP 2001210306 A JP2001210306 A JP 2001210306A JP 2001210306 A JP2001210306 A JP 2001210306A JP 2003025042 A JP2003025042 A JP 2003025042A
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JP
Japan
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powder
segregation
classifying
granular material
remixing
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Application number
JP2001210306A
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English (en)
Inventor
Yasutsugu Matsukawa
安次 松川
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JFE Pipe Fitting Mfg Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kokan Pipe Fitting Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒度が不揃いで偏析が生じている鋳物砂等粉
粒体の偏析を、分級と再混合の操作によって簡単に解消
する。 【解決手段】 粒度が不揃いで偏析が生じている鋳物砂
等の粉粒体Mを複数の水準に分級する分級装置1と、こ
の分級された各水準の粉粒体M1,M2,M3を所定の
割合で再混合する再混合装置2とを備える。再混合装置
2は、分級された各水準の粉粒体M1,M2,M3をそ
れぞれ一旦貯蔵する分級ホッパ9a,9b,9cと、各
分級ホッパの底の出口に取り付けられ該ホッパ内の粉粒
体を所定の切り出し速度で取り出す切り出しフィーダー
10a,10b,10cと、各切り出しフィーダーから
取り出された粉粒体M1,M2,M3を載せて走行する
再混合用のベルトコンベヤー11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粒度が不揃いな粉
粒体の偏析現象を解消できる粉粒体の偏析解消方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳物砂等の粉粒体の輸送及び貯蔵過程
で、しばしば粒度偏析現象が発生する。たとえば、粒度
が不揃いな鋳物砂を貯蔵タンクに貯蔵する場合、貯蔵タ
ンクの中心部に細かい砂が、周辺部に粗い砂が集まる傾
向がある。このため、貯蔵タンクの底の出口から砂を切
り出す場合に、その粒度が時間的に変化し、これによっ
て鋳物砂の品質が変動し、鋳物の品質のバラツキや鋳物
不良の原因の一つとなっていた。ところで、粒度が不揃
いな粉粒体を貯蔵タンクに投入することにより生じる偏
析現象を防止する方法として、回転分配や隔室法などの
方法がある(粉粒体輸送装置(1969) 狩野 武著
発行所:日刊工業新聞社)。回転分配は、鉛直軸のま
わりに360゜回転する樋によって粉粒体を貯蔵タンク
内に一様にばらまいて供給する方法である。隔室法は、
タンク内部を同心円状の壁で区切る方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、貯蔵タンク
内の粒度分布をできるだけ一様にするという上記回転分
配の方法は、効果的であるが実際上、回転機構が大がか
りとなり、隔室法は実際上施工が難しく(前掲の著書参
照)、それぞれ実際上の問題があって実用化に乏しく、
また、現在のところ偏析を完全に避けることは不可能で
ある、といわれている。
【0004】本発明の目的は、このような問題を解決す
るためになされたもので、偏析が生じている粉粒体の偏
析の解消を簡単に実用化できる粉粒体の偏析解消方法及
び装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の粉粒体の偏析解
消方法は、粒度が不揃いで偏析が生じている粉粒体を複
数の水準に分級した後、この分級された各水準の粉粒体
を所定の割合で再混合することに特徴を有するものであ
る。
【0006】上記構成の偏析解消方法によれば、粒度が
不揃いで偏析の生じている粉粒体の偏析を簡単に消滅す
ることができ、粒度指数の均一化と制御が簡単に行え
る。
【0007】本発明の粉粒体の偏析解消装置は、粒度が
不揃いで偏析が生じている粉粒体を複数の水準に分級す
る分級装置と、この分級された各水準の粉粒体を所定の
割合で再混合する再混合装置とを備えており、この再混
合装置は、分級された各水準の粉粒体をそれぞれ一旦貯
蔵する分級ホッパと、各分級ホッパの底の出口に取り付
けられ該ホッパ内の粉粒体を所定の切り出し速度で取り
出す切り出しフィーダーと、各切り出しフィーダーから
取り出された粉粒体を載せて走行するベルトコンベヤー
とを備えていることに特徴を有するものである。この場
合において、前記分級装置としては、分級用のベルトコ
ンベヤー上の偏析が生じている粉粒体を該ベルトコンベ
ヤーの走行によってその走行経路の端部から空中に放出
し、粉粒体の粒径による飛行距離の違いを利用して分級
する慣性分級装置を使用することができる。
【0008】上記構成の偏析解消装置によれば、偏析が
生じている粉粒体の偏析を容易に消滅することができ、
偏析のない粉粒体を簡単に得ることができる。この場
合、それぞれの切り出しフィーダーの切り出し速度を調
節することによって、粉粒体の粒度分布を自由に制御す
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る粉粒体の偏析解消方
法は、粒度が不揃いで偏析が生じている粉粒体を複数の
水準に分級したのち、この分級された各水準の粉粒体を
所定の割合で再混合するというものである。
【0010】図1はこの発明の方法を実施することので
きる偏析解消装置の概略図を示している。この偏析解消
装置は、粒度が不揃いで偏析が生じている粉粒体を複数
の水準に分級する分級装置1と、この分級された各水準
の粉粒体を所定の割合で再混合する再混合装置2により
構成される。
【0011】分級装置1は、たとえば、分級用のベルト
コンベヤー3上の偏析が生じている粉粒体Mを該ベルト
コンベヤー3の走行によってその走行経路の端部から空
中に放出し、粉粒体Mの粒径による飛行距離の違いを利
用して分級する慣性分級装置である。この装置自体の構
成は、先に本出願人が提案した特開2000−2461
79号公報に記載されている慣性分級装置と同じもので
ある。
【0012】すなわち、特開2000−246179号
公報に記載される慣性分級装置1は次のように構成され
る。粒度が不揃いな鋳物砂等の粉粒体Mは、粉粒体供給
部4からベルトコンベヤー3のゴムベルト3aの上に幅
方向に均一に投入される。ベルトコンベヤー3は、その
上に投入された粉粒体Mの層厚が粒径の数倍以内に保た
れるのに十分な速度で矢印X方向に走行している。ベル
トコンベヤー3の走行によってその走行経路の端部に運
ばれた粉粒体Mは、その走行経路の端部31から空中に
放出される。こうして空中に放出された粉粒体Mは、そ
の慣性力と空気抵抗の影響を受け、粒径に応じた軌跡を
描いて落下する。すなわち、粉粒体Mの放出される空間
Sの空気が静止しているか整流であれば、粉粒体Mの粒
径に応じて飛行経路が異なり、粒径が大きい程遠くまで
飛行するので、粉粒体回収部5の適切な位置に仕切板6
を設けておくことによって複数の水準に分級することが
できる。なお、図示例では、粒度が不揃いな粉粒体M
が、白抜き大円で表した粗粒M1と、白抜き小円で表し
た中粒M2と、黒塗り小円で表した細粒M3の3つの水
準に分級した場合を表している。
【0013】上記慣性分級装置1では、上記のように空
気中に放出された粉粒体Mが飛行すると、その飛行経路
に沿った空気の流れが生じる。特に、粒度分布に大きな
ピークがある場合、このピークの粒径の粒子(含有比率
の多い粒子:ピーク粒子)の飛行経路に沿って強い空気
の流れが生じるので、細かい粒子がこの空気流に引き込
まれて分級・分離効率が低下する。そこで、上記慣性分
級装置1では、さらに、ベルトコンベヤー3の走行経路
の端部近くに、粉粒体Mの飛行経路に同伴する空気流を
分断すると共に粉粒体Mの飛行経路を下向きに変化させ
る空気流を吹き出す空気ノズル7を設けている。これに
より、粉粒体Mは、ベルトコンベヤー3から空中に放出
された直後に空気ノズル7からの空気流によって下向き
の力を受けて飛行方向が下向きに変えられるため、落下
地点が粒径によって大きく変えられる。また、空気ノズ
ル7から吹き出される空気流により、粉粒体Mと同伴す
る空気の流れが分断されることによって、この同伴空気
流による分級・分離効率への影響も最小限度に抑えられ
る。すなわち、ピーク粒子の飛行経路に同伴する空気の
流れによる影響が他の粒径の粒子の飛行経路に及びにく
くなり、それぞれの粒径の粒子にその粒径に応じた正し
い飛行軌跡を描かせて分級・分離効率を向上させること
ができる。
【0014】そして、再混合装置2では、上記分級装置
1によって複数の水準に分級した粗粒M1、中粒M2、
及び細粒M3をそれぞれ、一旦、粉粒体落下地点に並列
状に設置された分級ホッパ9a,9b,9cに貯蔵す
る。そのうえで粗粒M1、中粒M2、及び細粒M3は、
各分級ホッパ9a,9b,9cの底の出口に取り付けら
れた切り出しフィーダー10a,10b,10cにより
適切な切り出し速度で取り出し、切り出しフィーダー1
0a,10b,10cの下方に設置した再混合用のベル
トコンベヤー11の上に投入して所定割合で再び混合す
るというものである。この分級後の再混合操作により偏
析のない粉粒体を簡単に得ることができる。
【0015】この場合、それぞれの切り出しフィーダー
10a,10b,10cの切り出し速度を調節すること
によって、粉粒体の粒度分布を自由に制御することがで
きる。再混合された粉粒体は、大量にタンクに貯蔵する
と再度偏析現象が生じるため、そのまま、つまりベルト
コンベヤー11で運ばれるまま使用することが望まし
い。鋳物砂等粉粒体の粒度分布の均一化や粒度分布の制
御が可能となるので、人為的に適切な粒度分布を選ぶこ
とによって、たとえば鋳物の品質の均一化や不良率の低
減が可能となった。
【0016】再混合装置2において、分級ホッパ9a,
9b,9cを設置することができない場合は、ノズル
(図示せず)、切り出しフィーダー10a,10b,1
0cなどで、直接流量を制御するように構成することが
できる。この場合、粒度によって残ってくる粉粒体があ
れば、これをオーバーフローさせて上記慣性分級装置1
に戻すなどの操作を行う。なお、慣性分級装置1の替わ
りに、マルチスクリーン(多段式振動ふるい)を用いて
分級してもよい。しかし、この場合は、細かい目のスク
リーンでは、目詰まりが起こり易いので注意が必要であ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、粒度が不揃いで偏析が
生じている鋳物砂等粉粒体の偏析を、分級と再混合の操
作によって簡単に解消することができ、したがって、例
えば鋳物の品質の均一化や不良率の低減に寄与できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体の偏析解消装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 分級装置 2 再混合装置 3 分級用のベルトコンベヤー 9a,9b,9c 分級ホッパ 10a,10b,10c 切り出しフィーダー 11 再混合用のベルトコンベヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B22C 5/16 B22C 5/16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒度が不揃いで偏析が生じている粉粒体
    を複数の水準に分級した後、この分級された各水準の粉
    粒体を所定の割合で再混合することを特徴とする粉粒体
    の偏析解消方法。
  2. 【請求項2】 粒度が不揃いで偏析が生じている粉粒体
    を複数の水準に分級する分級装置と、この分級された各
    水準の粉粒体を所定の割合で再混合する再混合装置とを
    備えており、 この再混合装置は、分級された各水準の粉粒体をそれぞ
    れ一旦貯蔵する分級ホッパと、各分級ホッパの底の出口
    に取り付けられ該ホッパ内の粉粒体を所定の切り出し速
    度で取り出す切り出しフィーダーと、各切り出しフィー
    ダーから取り出された粉粒体を載せて走行する再混合用
    のベルトコンベヤーとを備えていることを特徴とする粉
    粒体の偏析解消装置。
  3. 【請求項3】 前記分級装置が、分級用のベルトコンベ
    ヤー上の偏析が生じている粉粒体を該ベルトコンベヤー
    の走行によってその走行経路の端部から空中に放出し、
    粉粒体の粒径による飛行距離の違いを利用して分級する
    慣性分級装置である請求項2記載の粉粒体の偏析解消装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105939798A (zh) * 2014-08-29 2016-09-14 新东工业株式会社 造型砂处理设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105939798A (zh) * 2014-08-29 2016-09-14 新东工业株式会社 造型砂处理设备

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