JP2003024838A - 塗装ガン - Google Patents

塗装ガン

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JP2003024838A
JP2003024838A JP2001215767A JP2001215767A JP2003024838A JP 2003024838 A JP2003024838 A JP 2003024838A JP 2001215767 A JP2001215767 A JP 2001215767A JP 2001215767 A JP2001215767 A JP 2001215767A JP 2003024838 A JP2003024838 A JP 2003024838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エア用開閉弁を構成するタペットとエアシー
ト、及び塗料用開閉弁を構成するニードルの3部品のガ
ン本体に対する着脱作業性の向上を図る。 【解決手段】 エアシート36を貫通するシャフト22
にニードル24を連結し、シャフト22に、タペット3
9とエアシート36を前方から押動するワッシャ46
(タペット用前部押動手段、エアシート用押動手段)
と、タペット39を後方から押動するバネ受け部43
(タペット用後部押動手段)を設けたので、ニードル2
4とタペット39とエアシート36は、一体的に取り扱
うことができ、ガン本体10に対し一括して着脱するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装ガンに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、塗装ガンとしては、ガン本体の銃
身前端部に常閉式の塗料用開閉弁を内蔵するとともに、
銃身後端部に常閉式のエア用開閉弁を塗料用開閉弁と同
軸状に内蔵し、トリガの操作により、両開閉弁を開弁し
てノズルから塗料とエアを吐出させるようにしたものが
ある。2つの開閉弁は、トリガの操作により同時に開閉
されるようにするため、次のような構造とされている。
塗料用開閉弁は、ニードルとニードルの後端を保持する
ベローズとからなり、ベローズには後方から押すように
シャフトの前端部が嵌合されている。一方、エア用開閉
弁は、Oリングからなるエアシートと、このエアシート
に対して後方から当接するタペットとを備えており、タ
ペットの軸部はOリングを貫通して前方へ延び、その前
端部には、上記シャフトの後端部が連結されている。そ
して、タペットに対して後方から当接するスプリングに
より、タペット、シャフト及びニードルが前方、即ち閉
弁方向へ付勢されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の塗装ガンに
おいて、洗浄などの目的でニードル、エアシート及びタ
ペットをガン本体から外す際には、まず、タペットとシ
ャフトを後方へ抜き取り、その後で、エアシートを抜き
取るとともに、ニードルをベローズと一緒に抜き取り、
また、これらの部品を取り付ける際には、上記とは逆
に、ニードルを取り付けるとともにエアシートを取り付
け、その後でタペットをシャフトと一緒に取り付けるよ
うになっていた。このように、従来では、タペットとエ
アシートとニードルの3部品のガン本体に対する着脱
を、各部品毎に別個に行っていたため、作業性の点で改
善が望まれていた。
【0004】本願発明は上記事情に鑑みて創案され、エ
ア用開閉弁を構成するタペットとエアシート、及び塗料
用開閉弁を構成するニードルの3部品のガン本体に対す
る着脱作業性の向上を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ガン
本体の前端部に塗料用開閉弁が内蔵され、前記ガン本体
の後端部にエア用開閉弁が前記塗料用開閉弁と同軸状に
内蔵され、トリガの操作により、前記2つの開閉弁が開
弁されてノズルから塗料とエアが吐出されるようになっ
ているとともに、前記塗料用開閉弁を構成するニードル
と、前記エア用開閉弁を構成するエアシート及びこのエ
アシートに対して後方から当接されるタペットとが、前
記ガン本体の後端の開口から着脱されるようになってい
る塗装ガンにおいて、前記ニードルには、前記エアシー
ト及び前記タペットを貫通するシャフトが一体移動可能
に連結され、このシャフトには、前記タペットを前方か
ら押動可能なタペット用前部押動手段と、前記タペット
を後方から押動可能なタペット用後部押動手段と、前記
エアシートを前方から押動可能なエアシート用押動手段
とが設けられている構成とした。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記エアシートが、合成樹脂材料からなり、スプリ
ングによって前方へ付勢されているとともに、ストッパ
によって前止まりされている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】[請求項1の発明]ニードルに
は、エアシート及びタペットを貫通するシャフトが一体
移動可能に連結され、このシャフトには、タペットに対
して前方から押動可能なタペット用前部押動手段と、タ
ペットに対して後方から押動可能なタペット用後部押動
手段と、エアシートに対して前方から押動可能なエアシ
ート用押動手段とが設けられているので、ニードルとタ
ペットとエアシートは、一体的に取り扱うことができ、
ガン本体に対し一括して着脱することができる。
【0008】[請求項2の発明]エアシートは、合成樹
脂製であって変形し難く、エア用開閉弁の開閉時にタペ
ットが前後移動してもスプリングとストッパによって前
後方向における所定の位置に保持されているので、エア
用開閉弁の開閉動作が確実に行われる。また、エアシー
トをOリングとした場合には変形させつつ凹所に押し込
んで摩擦によって位置決めするため、エアシートを外す
ときには治具を差し込んでOリングに引っ掛けるという
手間のかかる作業が必要であったが、本発明では、エア
シートをスプリングとストッパによって位置決めするの
で、摩擦に抗してエアシートを押し込むという必要がな
く、スプリングを先に外すだけでエアシートを簡単に取
り出すことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】[実施形態1]以下、本発明を具
体化した実施形態1を図1乃至図7を参照して説明す
る。本実施形態の塗装ガンは、ガン本体10の銃身11
内の前端部に常閉式の塗料用開閉弁20を内蔵するとと
もに、銃身11内の後端部に塗料用開閉弁20と同軸状
に常閉式のエア用開閉弁30を内蔵したものであり、ト
リガ12を後方へ引くことにより、2つの開閉弁20,
30が開弁して、塗料Pと霧化用エアASとパターン用
エアAPがノズル13から吐出され、高電圧発生装置1
4により静電印加された塗料Pが霧化用エアASにより
霧化されるとともに、その霧化された塗料Pに対してパ
ターン用エアAPが吹き付けられるようになっている。
【0010】まず、塗料用開閉弁20について説明す
る。銃身11の内部には、前後方向に細長い円形孔21
が形成され、この円形孔21内にはシャフト22が前後
方向への移動可能に収容されている。シャフト22は、
円形孔21内に固定されたガイド筒23内に嵌通された
前部シャフト22Fと、この前部シャフト22Fの後端
に螺合により一体移動可能に連結されてガイド筒23の
後方に露出した後部シャフト22Rとから構成されてい
る。前部シャフト22Fの前端部には、前端部が先細り
のテーパ面とされたニードル24の後端部がピン25に
より一体移動可能に連結されている。このニードル24
は、第1スプリング48Aにより前方へ付勢され、常に
は、円形孔21の前端部に固定されている筒状の弁座2
6に対して当接する状態に保持されている。また、ニー
ドル24の最大外径寸法は、ガイド筒23の最小内径よ
りも小さい寸法とされている。円形孔21における弁座
26の後端とガイド筒23の前端との間の空間は弁室2
7されている。そして、銃身11の前端部には、塗料供
給パイプ28が接続され、その塗料供給パイプ28が弁
室27内に連通されている。ニードル24が後方へ移動
して弁座26から離間すると、弁室27内に供給されて
いる塗料Pが、ニードル24と弁座26との隙間及び弁
座26の中空内を通り、ノズル13の塗料吐出口15か
ら前方へ吐出される。
【0011】次に、エア用開閉弁30について説明す
る。ガン本体10内における円形孔21よりも後方に
は、円形孔21と連通する収容空間31が形成されてお
り、この収容空間31内には、保持部材32が固定され
ている。保持部材32内には、円形孔21に対して同心
状に連通するとともに、前端部に段差状縮径部34を有
する円形のガイド孔33が形成されている。このガイド
孔33の前端部には、後端部外周に鍔部35Aを有する
円筒形のストッパ35が、その鍔部35Aを段差状縮径
部34に対して後方から当接させることで前止まりされ
且つ後方への移動は許容された状態で取り付けられい
る。
【0012】また、ガイド孔33には、ストッパ35に
対して後方から当接するように円筒形のエアシート36
が嵌合されている。エアシート36は、合成樹脂製であ
り、外周には周方向の連通溝36Aが形成されていると
ともに、この連通溝36Aの溝底面(エアシート36の
外周面)とエアシート36の内周面との間を連通させる
連通孔36Bが形成されている。また、エアシート36
の外周には周方向のシール溝36Cが形成され、このシ
ール溝36CにはOリング37が装着されている。この
ストッパ35とエアシート36は、エアシート36の後
端面と、ガイド孔33の後端の着脱孔16に螺合した筒
状栓体38との間に介装した圧縮コイルバネからなる第
3スプリング48C(本発明の構成要件であるスプリン
グ)により、前方へ付勢され、常には、ストッパ35が
段差状縮径部34に当接するとともにエアシート36が
ストッパ35に当接することで、ストッパ35とエアシ
ート36が前止まり状態に保持されている。
【0013】ストッパ35とエアシート36の中空に
は、タペット39の円筒形をなす軸部39Aが径方向の
ガタ付きなく、且つ前後方向への相対移動を可能に貫通
されている。タペット39は、軸部39Aと、その軸部
39Aの後端に連なる環形の弁体部39Bとから構成さ
れる。弁体部39Bは、軸部39Aよりも径が大きく、
エアシート36の内周後端縁の弁座36Dに当接するテ
ーパ状をなしている。このタペット39は、その後端面
に当接するとともに後部シャフト22Rに外嵌されたバ
ネ受け体40と、筒状栓体38との間に介装した圧縮コ
イルバネからなる第2スプリング48Bにより、前方へ
付勢され、常には、弁体部39Bをエアシート36の弁
座36Dに当接させた閉弁状態に保持されている。
【0014】円形孔21におけるエアシート36よりも
後方の空間は、弁室41とされ、グリップ17内に設け
たエア供給管18の上端がこの弁室41内に連通されて
いる。タペット39が後方へ移動してエアシート36の
後端の弁座36Dから離間すると、弁室41内に供給さ
れているエアAが、弁体部39Bと弁座36Dとの隙
間、エアシート36の内周と軸部39Aとの隙間、連通
孔36B及び連通溝36Aを通り、保持部材32に形成
した霧化用エア流路32Sとパターンエア流路32Pへ
流入される。霧化用エア流路32Sに供給された霧化用
エアASは、ノズル13の霧化用エア噴出口19Sから
塗料Pを囲むように噴出してその塗料Pを霧化する。ま
た、パターンエア流路32Pに供給されたパターン用エ
アAPは、パターン幅調整弁42を通ってノズル13の
パターンエア噴出口19Pから霧化された塗料Pに対し
て上下から挟むようにして噴出し、霧化された塗料Pを
所定のパターン幅の楕円形断面流とする。
【0015】タペット39の軸部39Aには、上記した
後部シャフト22Rが径方向のガタ付きなく且つ前後方
向への相対移動可能に嵌通されている。この後部シャフ
ト22Rには、タペット39のバネ受け体40よりも後
方に位置する鍔状のバネ受け部43(本発明の構成要件
であるタペット用後部押動手段)が形成され、このバネ
受け部43と筒状栓体38との間に介装した圧縮コイル
バネからなる第1スプリング48Aにより、前後両シャ
フト22F,22R及びニードル24が前方へ付勢さ
れ、常には、ニードル24が弁座26に当接して塗料用
開閉弁20が閉弁状態に保持されている。また、後部シ
ャフト22Rの後端には、筒状栓体38に貫通されたス
ライダ44が離脱可能に嵌合されており、そのスライダ
44の後端には摘み部材45が固着されている。
【0016】この後部シャフト22Rには、リング状の
ワッシャ46(本発明の構成要件であるタペット用前部
押動手段、エアシート用押動手段)が前後方向への相対
移動を可能に外嵌されている。このワッシャ46は、前
後両シャフト22F,22Rを連結する手段としてのナ
ット47(本発明の構成要件であるタペット用前部押動
手段、エアシート用押動手段)とタペット39の軸部3
9Aとの間に位置している。また、ワッシャ46は、ガ
ン本体10に対して着脱可能とされたトリガ12によっ
て後方へ押動されるようになっている。尚、ワッシャ4
6及びナット47の外径は円形孔21の最小内径よりも
小さく、また、ワッシャ46の外径はタペット39の軸
部39Aの外径よりも大きい。したがって、ワッシャ4
6が後方へ移動すると、ワッシャ46は軸部39A及び
ストッパ35に対して前方から当接することになる。
【0017】次に、本実施形態の作用を説明する。トリ
ガ12を引くと、このトリガ12によって後方へ押され
たワッシャ46が、軸部39Aの前端を押してタペット
39を第2スプリング48Bの付勢に抗して後方へ移動
させる。これにより、エア用開閉弁30が開弁され、霧
化用エアとパターン用エアAPがノズル13から噴出さ
れる。この状態からトリガ12の引き操作を進めると、
タペット39と一体に後方移動したバネ受け体40が、
後部シャフト22Rのバネ受け部43に当接し、第1ス
プリング48Aの付勢に抗して後部シャフト22R、前
部シャフト22F及びニードル24を一体的に後方へ移
動させる。これにより、塗料用開閉弁20が開弁し、塗
料Pがノズル13から吐出される。また、トリガ12の
引き操作を解除すると、第1スプリング48Aと第2ス
プリング48Bの弾性復元力により、前後両シャフト2
2F,22R及びニードル24が前進して塗料用開閉弁
20が閉弁するとともに、タペット39が前進してエア
用開閉弁30が閉弁する。
【0018】さて、ニードル24、タペット39及びエ
アシート36をガン本体10から外す際には、まず、図
5に示すように、筒状栓体38とスライダ44と摘み部
材45をガン本体10から外すとともに、第1〜第3の
スプリング48A,48B,48Cを抜き取り、さら
に、トリガ12をガン本体10から外しておく。この状
態から、後部シャフト22Rの後端部を摘んで後方へ引
っ張ると、前後両シャフト22F,22R、ニードル2
4及びナット47が一体的に移動してそのナット47が
ワッシャ46に当接し、それ以降は、ワッシャ46もナ
ット47と一体的に移動する。その後、ワッシャ46が
タペット39の軸部39Aの前端に当接し、その後は、
ワッシャ46に押されたタペット39が前後両シャフト
22F,22R及びニードル24と一体的に後方へ移動
する。この後、ワッシャ46がストッパ35にも当接
し、それ以降はワッシャ46に押されたストッパ35と
このストッパ35に押されたエアシート36とが、前後
両シャフト22F,22R、ニードル24及びタペット
39と一体的に後方へ移動する。このようにして、前後
両シャフト22F,22R、ニードル24、タペット3
9、ストッパ35及びエアシート36が、一体的に移動
しつつガン本体10から抜き取られる。
【0019】また、ニードル24、タペット39及びエ
アシート36をガン本体10に組み付ける際には、後部
シャフト22Rの後端部を摘み、ニードル24を先に向
けてガン本体10内に挿入する。すると、ニードル24
と前後両シャフト22F,22Rが一体となって前方へ
移動するとともに、バネ受け部43がタペット39を後
方から押してそのタペット39をニードル24及び前後
両シャフト22F,22Rと一体に前方移動させるとと
もに、タペット39の弁体部39Bがエアシート36を
後方から押すことによって、エアシート36とストッパ
35が、ニードル24、前後両シャフト22F,22R
及びタペット39と一体的に前方へ移動する。以上によ
り、前後両シャフト22F,22R、ニードル24、タ
ペット39、ストッパ35及びエアシート36が、一体
的に移動しつつガン本体10内に組み付けられる。この
後は、第1〜第3のスプリング48A,48B,48C
を円形孔21内に収容するとともに、筒状栓体38及び
スライダ44と摘み部材45をガン本体10の着脱孔1
6に組み付ければ、組付け作業が完了する。
【0020】上述のように本実施形態においては、タペ
ット39がエアシート36に対して後方から当接する構
造とした上で、ニードル24に、エアシート36及びタ
ペット39を貫通するシャフト22を一体移動可能に連
結し、このシャフト22に、タペット39を前方から押
動可能なタペット用前部押動手段とエアシート36を前
方から押動可能なエアシート用押動手段とを兼ねるナッ
ト47とワッシャ46、タペット39を後方から押動可
能なタペット用後部押動手段としてのバネ受け部43を
設けた構成としている。これにより、ニードル24とタ
ペット39とエアシート36は、1つのユニットとして
一体的に取り扱うことができるので、ガン本体10に対
し一括して着脱することができるようになっている。
【0021】また、エアシート36は高い気密性が要求
されるため、細長いドライバのような治具を使用して着
脱を行おうとすると、エアシート36が傷付けられたり
変形を来たしてシール性の低下を招くことが懸念され
る。その点本実施形態では、着脱時にエアシート36の
弁座36Dに対して後方から当たるのは、本来シールを
確保するための手段であるタペット39となっている。
また、エアシート36においてエアシート用押動手段と
してのワッシャ46が当たるのは、エアシート36にお
ける弁座36Dとは反対側の前側部分であるから、例え
ワッシャ46の表面が平滑でなくても、弁座36Dに影
響を及ぼすことはない。したがって、エアシート36の
シール性が低下する虞はない。
【0022】また、エアシート36は、合成樹脂製であ
ってゴムに比べて変形し難く、エア用開閉弁30の開閉
時にタペット39が前後移動しても第3スプリング48
Cとストッパ35によって前後方向における所定の位置
に保持されているので、エア用開閉弁30の開閉動作が
確実に行われる。また、エアシートをゴム製のOリング
とした場合には変形させつつ凹所に押し込んで摩擦によ
って位置決めする構造をとることになるため、そのOリ
ングを外すときには治具を差し込んでOリングに引っ掛
けるという手間のかかる作業が必要である。しかし、本
実施形態では、エアシート36をゴムに比べて変形し難
い合成樹脂製にするとともに、第3スプリング48Cと
ストッパ35によって位置決めしているので、摩擦に抗
してエアシート36を凹所へ押し込むという必要がな
く、第3スプリング48Cを外しておくだけでエアシー
ト36を簡単に取り出すことができる構造になってい
る。
【0023】[他の実施形態]本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではエアシートを合成樹脂製とする
とともに筒形状としたが、本発明によれば、ゴム製のO
リングとしてもよい。 (2)上記実施形態では静電塗装用のものに適用した例
を説明したが、本発明は、非静電塗装用のものにも適用
することができる。
【0024】(3)上記実施形態では塗料を霧化用エア
によって霧化するようにしたが、本発明は、ポンプで高
圧に加圧された塗料を吐出することで霧化し、その霧化
塗料に対してパターンエアを付加するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の断面図
【図2】エア用開閉弁の閉弁状態をあらわす部分拡大断
面図
【図3】エア用開閉弁の開弁状態をあらわす部分拡大断
面図
【図4】塗料用開閉弁の開弁状態をあらわす部分拡大断
面図
【図5】ニードル、タペット及びエアシートをガン本体
から外す工程をあらわす一部切欠断面図
【図6】ニードル、タペット及びエアシートをガン本体
から外した状態をあらわす一部切欠断面図
【図7】ガン本体から外した状態のニードル、タペット
及びエアシート等をあらわす斜視図
【符号の説明】
10…ガン本体 12…トリガ 13…ノズル 20…塗料用開閉弁 22…シャフト 24…ニードル 30…エア用開閉弁 35…ストッパ 36…エアシート 39…タペット 43…バネ受け部(タペット用後部押動手段) 46…ワッシャ(タペット用前部押動手段、エアシート
用押動手段) 47…ナット(タペット用前部押動手段、エアシート用
押動手段) 48C…第3スプリング(スプリング)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F033 QA01 QB02Y QB03X QB12Y QB18 QD13 QD21 QE06 QE15 QE17 QE19 QF07Y QK22Y QK26Y 4F034 AA03 BA02 BA04 BA15 BA36 BB04 BB07 BB25 BB28

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガン本体の前端部に塗料用開閉弁が内蔵
    され、前記ガン本体の後端部にエア用開閉弁が前記塗料
    用開閉弁と同軸状に内蔵され、トリガの操作により、前
    記2つの開閉弁が開弁されてノズルから塗料とエアが吐
    出されるようになっているとともに、 前記塗料用開閉弁を構成するニードルと、前記エア用開
    閉弁を構成するエアシート及びこのエアシートに対して
    後方から当接されるタペットとが、前記ガン本体の後端
    の開口から着脱されるようになっている塗装ガンにおい
    て、 前記ニードルには、前記エアシート及び前記タペットを
    貫通するシャフトが一体移動可能に連結され、 このシャフトには、 前記タペットを前方から押動可能なタペット用前部押動
    手段と、 前記タペットを後方から押動可能なタペット用後部押動
    手段と、 前記エアシートを前方から押動可能なエアシート用押動
    手段とが設けられていることを特徴とする塗装ガン。
  2. 【請求項2】 前記エアシートが、合成樹脂材料からな
    り、スプリングによって前方へ付勢されているととも
    に、ストッパによって前止まりされていることを特徴と
    する請求項1記載の塗装ガン。
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Cited By (3)

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