JP2502344Y2 - 塗装用スプレイガンの開閉弁開閉装置 - Google Patents

塗装用スプレイガンの開閉弁開閉装置

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JP2502344Y2
JP2502344Y2 JP5736992U JP5736992U JP2502344Y2 JP 2502344 Y2 JP2502344 Y2 JP 2502344Y2 JP 5736992 U JP5736992 U JP 5736992U JP 5736992 U JP5736992 U JP 5736992U JP 2502344 Y2 JP2502344 Y2 JP 2502344Y2
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JP
Japan
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valve
closing
paint
air
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JP5736992U
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JPH0624757U (ja
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輝夫 安藤
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Asahi Sunac Corp
Original Assignee
Asahi Sunac Corp
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Publication date
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  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ノズルに供給される塗
料の開閉弁とノズルの回りから噴出されるエアーの開閉
弁とを、エクステンシヨンとガン本体内において略同一
直線上に配設して、ガン本体に軸支したトリガの操作に
より開閉するようにした塗装用スプレイガンに関し、特
に、その両開閉弁の開閉装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗料開閉弁とエアー開閉弁とを同
一直線上に配置した塗装用スプレイガンの開閉弁開閉装
置としては、塗料開閉弁及びエアー開閉弁に夫々後面側
から接離して開閉する2個の弁体を設けた1本の作動杆
を、エクステンシヨンとガン本体にわたつて摺動自由に
挿通し、常にはばね弾力で作動杆を前進付勢して両開閉
弁を閉じ、作動杆と係合可能にガン本体に軸支したトリ
ガを引くことにより、作動杆をばね弾力に抗して後退さ
せて両開閉弁を開くようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の開閉
弁開閉装置は、例えば静電塗装ガンのようにエクステン
シヨンとガン本体とを別体に形成してあとから組み付け
る形式のスプレイガンにおいては、その組付けの際に両
開閉弁の芯出しをする必要があつて、そのためには部品
の加工精度が要求される。芯出しが不正確のままである
と開閉弁の作動不良やひいては故障を引き起こすおそれ
があつた。
【0004】そうかと言つて、各開閉弁を別々に開閉操
作する構造とすると、操作部材の部品点数の増加等によ
つて、ガンの重量増を招く欠点があつた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の塗装用スプレイ
ガンの開閉弁開閉装置は、叙上の点に鑑み案出されたも
のであつて、エクステンシヨン内に、塗料開閉弁に後面
側から接離して開閉する弁体を設けた第1作動杆を摺動
自由に挿通してばね弾力により前進付勢し、その第1作
動杆の後端に設けた係合部にトリガに突設した作動ピン
を係合するとともに、ガン本体内に、エアー開閉弁に後
面側から接離して開閉する弁体を設けた第2作動杆を摺
動自由に挿通してばね弾力により前進付勢し、その第2
作動杆の先端を作動ピンに衝当可能に対応させた構成と
した。
【0006】
【作用】トリガを引くと、それに突設した作動ピンが後
退し、第2作動杆の先端に当たつて第2作動杆がばね弾
力に抗して後方に押されて、その弁体がエアー開閉弁か
ら離間することによりエアー開閉弁が開くとともに、作
動ピンは第1作動杆の係合部に係合していることにより
第1作動杆がばね弾力に抗して後方に引かれ、その弁体
が塗料開閉弁から離間して塗料開閉弁が開く。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。図1において、符号1は静電塗装ガン
のガン本体であつて、その前面には中空のエクステンシ
ヨン2が取り付けられて、先端に図示しないノズルを取
り付けるハウジング3が嵌着されているとともに、ガン
本体1の下面には、塗料チユーブ5とエアーチユーブ6
とを挿通したグリツプ7が取り付けられている。
【0008】上記したハウジング3内には、エクステン
シヨン2の軸線上に対応して塗料室9が形成され、その
前面にノズルに連通する塗料開閉弁10が嵌着されてい
る。その塗料室9には、上記した塗料チユーブ5から、
ガン本体1内に形成した環形の塗料溜り11、それと連
通した塗料通路12、エクステンシヨン2に通した塗料
管13及びハウジング3内の塗料通路14を通して塗料
が供給されるようになつている。
【0009】ガン本体1内のエクステンシヨン2の軸線
と一致する位置には、前後に細長いエアー用の弁室16
が形成され、その途中に、後面側に弁シートを設けたエ
アー開閉弁17が嵌着されている。その弁室16のエア
ー開閉弁17の後面側には上記したエアーチユーブ6が
接続されているとともに、前面側は、回転式の流量調整
弁19を介してガン本体1内のエアー通路20に接続さ
れ、そこから、夫々図示はしていないが、エクステンシ
ヨン2に通したエアー管とハウジング3に形成したエア
ー通路を介して、ノズルの回りに形成されたエアー噴出
孔にエアーが供給されるようになつている。
【0010】続いて、塗料開閉弁10とエアー開閉弁1
7の開閉機構の詳細を説明する。塗料開閉弁10を設け
た塗料室9の後面側にはガイドパイプ21が嵌着され、
その中に、塗料開閉弁10の弁シートに接離して開閉す
るニードル弁体23を先端に設けた第1作動杆22が、
緊密にかつ摺動自由に嵌装されており、ガン本体1の前
面に形成したばね室25に装着した圧縮コイルばね26
の弾拡力で前方に移動付勢されて常には塗料開閉弁10
を閉じている。
【0011】その第1作動杆22の後端には、その摺動
方向に細長い長孔29を透設した係合部28が形成され
ており、その係合部28が、ガン本体1内において上記
のばね室25とエアー用の弁室16との間に連成された
トリガ室30内に、後方への移動可能に嵌装されてい
る。
【0012】ガン本体1には、上端側に二股の腕33を
形成したトリガ32が、左右の側面を挟むようにして軸
34により揺動自由に支持されており、そのトリガ32
の両腕33の間に渡した作動ピン35が、上記した第1
作動杆22の係合部28の長孔29内に嵌入されてい
る。
【0013】上記したエアー用の弁室16には、エアー
開閉弁17の弁シートに接離して開閉するタペツト37
を嵌着した第2作動杆36が、トリガ室30との間の気
密を保つて摺動自由に嵌装されており、タペツト37の
後面側に装着された圧縮コイルばね38の弾拡力により
前方に移動付勢されて常にはエアー開閉弁17を閉じて
いる。
【0014】この第2作動杆36の先端は弁室16の先
端からトリガ室30内に臨み、さらに、第1作動杆22
の係合部28の後端面に長孔29に達するように透設さ
れた貫通孔40を貫通して、上記のトリガ32の作動ピ
ン35と衝当可能に長孔29内に突出している。
【0015】次に、本実施例の作動を説明する。トリガ
32を引くと、図2の実線に示すように、作動ピン35
が第1作動杆22の係合部28の長孔29内を後退して
第2作動杆36の先端に衝当し、第2作動杆36が圧縮
コイルばね38を弾縮しつつ後方に押されて、タペツト
37がエアー開閉弁17の弁シートから離間することに
よつてエアー開閉弁17が開かれ、さらに、図2の鎖線
に示すように、作動ピン35が長孔29の後端に当たる
と、第2作動杆36の押圧を継続したまま第1作動杆2
2が圧縮コイルばね26を弾縮しつつ後方に引かれ、ニ
ードル弁体23が塗料開閉弁10の弁シートから離間し
て塗料開閉弁10が開く。
【0016】トリガ32を放すと、第1及び第2の作動
杆22、36が夫々圧縮コイルばね26、38の復元弾
拡力によりトリガ32を戻しつつ前方に移動復帰し、塗
料開閉弁10並びにエアー開閉弁17が閉じられる。
【0017】
【考案の効果】以上具体的に説明したように、本考案に
よれば、塗料開閉弁の開閉用の作動杆と、エアー開閉弁
の開閉用の作動杆とを分離して設けて、トリガと各別に
係合させる構造としたから、両開閉弁に芯ずれがあつて
も夫々に正確に開閉動作させることが可能である。した
がつて、エクステンシヨンとガン本体とを別体に形成し
てあとで組み付ける形式のスプレイガンにおいても、組
付け時に両開閉弁を芯出しするための細かい調整が不要
にでき、また、高い加工精度も不要にできて、コストの
低減を図ることができる。
【0018】また、上記のように開閉機構部分には高い
加工精度を必要としないから、ひずみや収縮を伴う樹脂
での成形も可能であり、金属で製造する場合に比べて、
安価にまた軽量に製造することができる。
【0019】また、長期の使用に伴つて外因により芯ず
れが生じたとしても正確な動作を期すことができ、修理
等を頻繁に行う必要がない。
【0020】さらに、その修理作業においても、芯出し
に気を配らなくて良い分、初心者でも簡単に行うことが
できる等の数々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】トリガ操作状態を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1:ガン本体 2:エクステンシヨン 3:ハウジング
9:塗料室 10:塗料開閉弁 16:弁室 17:
エアー開閉弁 21:ガイド管 22:第1作動杆 2
3:ニードル弁体 26:圧縮コイルばね 28:係合
部 29:長孔 32:トリガ 34:軸 35:作動ピン 36:第2
作動杆 37:タペツト 38:圧縮コイルばね 4
0:貫通孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガン本体の前面に先端にノズルを取着し
    たエクステンシヨンを突設し、該エクステンシヨン内に
    前記ノズルへ供給される塗料の開閉弁を、また、前記ガ
    ン本体内に前記ノズルの回りに設けたエアー噴出孔へ供
    給されるエアーの開閉弁を、互いに略同一直線上に配置
    して設け、前記ガン本体に軸支したトリガの操作により
    前記両開閉弁を開閉するようにした塗装用スプレイガン
    における前記両開閉弁の開閉装置であつて、 前記エクステンシヨン内に、前記塗料開閉弁に後面側か
    ら接離して開閉する弁体を設けた第1作動杆を摺動自由
    に挿通してばね弾力により前進付勢し、該第1作動杆の
    後端に設けた係合部に前記トリガに突設した作動ピンを
    係合するとともに、前記ガン本体内に、前記エアー開閉
    弁に後面側から接離して開閉する弁体を設けた第2作動
    杆を摺動自由に挿通してばね弾力により前進付勢し、該
    第2作動杆の先端を前記作動ピンに衝当可能に対応させ
    たことを特徴とする塗装用スプレイガンの開閉弁開閉装
    置。
JP5736992U 1992-07-22 1992-07-22 塗装用スプレイガンの開閉弁開閉装置 Expired - Lifetime JP2502344Y2 (ja)

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JPH0624757U JPH0624757U (ja) 1994-04-05
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FR3004127B1 (fr) * 2013-04-09 2020-05-01 Sames Kremlin Installation de projection electrostatique de produit de revetement et procede de commande d'un generateur d'alimentation en courant d'une unite haute tension dans une telle installation

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