JP2003024391A - 車イス自動運転システム - Google Patents
車イス自動運転システムInfo
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- JP2003024391A JP2003024391A JP2001214970A JP2001214970A JP2003024391A JP 2003024391 A JP2003024391 A JP 2003024391A JP 2001214970 A JP2001214970 A JP 2001214970A JP 2001214970 A JP2001214970 A JP 2001214970A JP 2003024391 A JP2003024391 A JP 2003024391A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】既存の道路交通システムに手を加えること無
く、障害物の回避動作を自動化することによって搭乗者
の負担を軽減できる低コストな車イス自動運転システム
を提供する。 【解決手段】GPS受信部4と、地図情報を記憶するメ
モリ5と、車イス1を駆動させる駆動部15と、走行経
路上の障害物と、交通信号を検知する検知器である障害
物センサ7、CCDカメラ6と、GPS受信部4による
現在位置情報、メモリ5に記憶された地図情報、障害物
センサ7による障害物情報、CCDカメラ6による交通
信号情報に基いて、車イス1の走行手段を駆動させる駆
動部15を制御する制御部10(GPS制御部12、交
通信号・障害物検知制御部13、主制御部11)とを有
する。
く、障害物の回避動作を自動化することによって搭乗者
の負担を軽減できる低コストな車イス自動運転システム
を提供する。 【解決手段】GPS受信部4と、地図情報を記憶するメ
モリ5と、車イス1を駆動させる駆動部15と、走行経
路上の障害物と、交通信号を検知する検知器である障害
物センサ7、CCDカメラ6と、GPS受信部4による
現在位置情報、メモリ5に記憶された地図情報、障害物
センサ7による障害物情報、CCDカメラ6による交通
信号情報に基いて、車イス1の走行手段を駆動させる駆
動部15を制御する制御部10(GPS制御部12、交
通信号・障害物検知制御部13、主制御部11)とを有
する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者や身体障害
者等が乗って屋外を移動する車イス等の移動装置(本明
細書では、車イスと称する)の自動運転システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術】関連する技術として、例えば特開平9−
204222号公報に記載された移動体自律誘導システ
ムがある。 【0003】このシステムでは、移動体の走行経路上に
ポイントマーカを一定間隔で貼り付け、移動体に装備さ
れた誘導制御装置によりポイントマーカを認識するとと
もに、次のポイントマーカに向かって進行方向を自動的
に補正制御することにより、搭乗者の介在なしに移動体
が自律的に所定の経路を走行するというものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記移動体自律誘導シ
ステムでは、移動体の走行経路上にポイントマーカを一
定間隔で貼り付けなければならないので、実際に運用し
ようとすると、設備投資にばく大なコストがかかる。 【0005】また、移動体の走行経路上に障害物が存在
する場合、搭乗者自身の操作による障害物の回避動作が
必要である。 【0006】本発明の目的は、従来技術の問題点を解決
し、既存の道路交通システムに手を加えること無く、障
害物の回避動作を自動化することによって搭乗者の負担
を軽減できる低コストな車イス自動運転システムを提供
することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車イス自動運転システムは、GPS(Glob
al Positioning System)受信部と、地図情報を記憶す
るメモリと、車イスを駆動させる駆動部と、走行経路上
の障害物と、交通信号を検知する検知器と、前記GPS
受信部による現在位置情報、前記地図情報、前記検知器
による障害物情報、交通信号情報に基いて、前記駆動部
を制御する制御部とを含んでなることを特徴とする。 【0008】本発明では、上記構成により、既存の道路
交通システムに手を加えること無く、走行経路上に存在
する障害物の検知に基づく障害物回避、交通信号の検知
に基づく進行・停止を自動的に行いながら、GPSによ
り目的地に自動的に到達可能となり、搭乗者の負担を軽
減できる低コストな車イス自動運転システムを提供する
ことができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する
図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。 【0010】図2は本発明の実施の形態の車イス自動運
転システムの概略を示す図である。 【0011】図2において、1は車イス、20はGPS
衛星、21は道路上の障害物、22は交通信号、23は
座席、24は走行手段である車輪、2はGPSアンテ
ナ、7は道路上の障害物21を検知する障害物センサ、
6は交通信号22を検知するCCDカメラである。 【0012】図1は図2の車イスの構成を示すブロック
図である。 【0013】図1において、1は車イス、2はGPSア
ンテナ、3はGPSナビゲーション装置、4はGPS受
信部、5は地図情報等を記憶するメモリ、6は交通信号
を検知するCCDカメラ、7は超音波により障害物を検
知する障害物センサ、8は走行舵(左右に曲がる手
段)、アクセル、ブレーキ等のマニュアル(手動)操作
部、10は制御部、11は主制御部、12はGPS制御
部、13は交通信号・障害物検知制御部、14はマニュ
アル操作制御部、15は車イス1の進行、停止、走行舵
等の走行手段(図2の車輪23等)を駆動する電動モー
タ等からなる駆動部、16は各種情報を表示する表示部
である。 【0014】本実施の形態では、設備投資のコストを低
減するために、既存のGPS(グローバル ポジショニ
ング システム)を用いたナビゲーションシステム(道
路誘導システム)を利用する。これは、メモリ5に地図
情報(経路情報)が予め入力されたGPSナビゲーショ
ン装置3と、GPS衛星20(図2)を使用した位置確
認システムとを組み合わせ、道路を案内するシステムで
ある。地図情報は、例えば身体障害者用のバリアフリー
・ルート情報を持つ特別なものを記憶させておくことも
可能である。このナビゲーションシステムを利用してG
PSナビゲーション装置3によってルート検索を行い、
GPS制御部12、主制御部11を介して進行方向の指
示を駆動部15へ送り、車イス1の自動運転を行い、搭
乗者等が設定した目的地に自動的に到達することができ
る。なお、GPSナビゲーション装置3は、バリアフリ
ー化されたルートの検索を行うことができる。 【0015】また、障害物が進行方向の経路上にある場
合、超音波等を利用した障害物センサ7によって、障害
物の位置、すなわち、車イス1から障害物までの距離を
検知し、交通信号・障害物検知制御部13、主制御部1
1を介して所定の距離に達したら駆動部15へ指令して
障害物の回避動作を自動的に行う。なお、所定の距離
は、車イス1の現在走行速度に応じて自動的に変更され
る。車イス1の速度が速い場合は、所定の距離は長くな
り、車イス1の速度が遅い場合は、所定の距離は短くな
る。 【0016】また、交通信号が、青色、黄色、赤色であ
るかどうかを、CCDカメラ6による色認識により検知
し、判断し、交通信号・障害物検知制御部13、主制御
部11を介して駆動部15へ指令して車イス1の進行、
停止を行う。交通信号はある程度の高い位置に存在する
ので、その高さ位置を利用して交通信号の色を識別す
る。 【0017】上記のように、本実施の形態の車イス自動
運転システムは、GPS受信部4と、地図情報を記憶す
るメモリ5と、車イス1を駆動させる駆動部15と、走
行経路上の障害物と、交通信号を検知する検知器である
障害物センサ7、CCDカメラ6と、GPS受信部4に
よる現在位置情報、メモリ5に記憶された地図情報、障
害物センサ7による障害物情報、CCDカメラ6による
交通信号情報に基いて、車イス1の走行手段を駆動させ
る駆動部15を制御する制御部10(GPS制御部1
2、交通信号・障害物検知制御部13、主制御部11)
とを含んでなる。 【0018】本実施の形態では、このような構成によ
り、経路上に存在する障害物の回避、交通信号に基づく
進行・停止を自動的に行いながら、GPSにより目的地
に自動的に到達可能となり、搭乗者の負担を軽減できる
低コストな車イス自動運転システムを実現することがで
きる。つまり、この車イス自動運転システムによれば、
上記従来技術のように既存の道路交通システムに手を加
えること無く、車イス利用者の負担を低減することがで
きる。また、健常者にとっても、新たな交通手段となり
得る。 【0019】図3は本実施の形態の車イス自動運転シス
テムの、目的地に到達する流れ(メインルーチン)を示
すフローチャートである。図3、図1を参照して目的地
に到達するフローについて説明する。 【0020】まず、車イス1の使用者がGPSナビゲー
ション装置3(図1)によって目的地を設定する(図3
のS1)。 【0021】次に、GPSナビゲーション装置3のGP
S受信部4によって車イス1の現在位置情報を受信する
(S2)。 【0022】次に、この現在位置情報と、メモリ5に記
憶された地図情報に基いてGPSナビゲーション装置3
により目的地までの走行ルートが決定される(S3)。 【0023】次に、このルートに沿って、GPS制御部
12、主制御部11を介して駆動部15を駆動し、車イ
ス1を移動させる(S4)。 【0024】次に、GPSにより車イス1の現在位置情
報を確認する(S5)。 【0025】次に、車イス1の現在位置が目的地かどう
を判断する(S6)。 【0026】目的地に到達していない場合は、S4に戻
り、S4〜S6を繰り返す。 【0027】目的地に到達した場合は、車イス1を停止
させ、表示部16に「目的地に到達した」旨の表示や音
声による報知を行う。 【0028】図4は本実施の形態の車イス自動運転シス
テムの、交通信号、障害物を検知する流れを示すフロー
チャートである。図4のフローは、図3のメインルーチ
ンへの割込み処理される。図4、図1を参照して交通信
号、障害物を検知するフローについて説明する。 【0029】まず、車イス1の現在走行速度を取得する
(図4のS11)。 【0030】次に、この速度に応じて障害物、交通信号
の検知距離を決定する(S12)。 【0031】次に、障害物あるいは交通信号を検知した
かどうかを判断する(S13)。 【0032】検知しない場合は、S11に戻り、S11
〜S13を繰り返す。 【0033】検知した場合は、検知したものが障害物
か、交通信号かを判断する(S14)。 【0034】検知したものが障害物の場合は、障害物の
回避動作を行う(S15)。 【0035】検知したものが交通信号の場合は、交通信
号が青色、赤色かの判断を行う(S16)。 【0036】交通信号が青色の場合は、S11に戻り、
S11〜S16を繰り返す。 【0037】交通信号が赤色の場合は、車イス1を停止
させる。 【0038】交通信号が青色になった場合は、S11に
戻り、S11〜S16を繰り返す。 【0039】なお、上記各制御の優先準位は、搭乗者の
マニュアル(手動)操作制御、障害回避・交通信号制
御、GPS制御の順であり、危険回避が最優先される。 【0040】以上本発明を実施の形態に基づいて具体的
に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。例えば、上記障害物セ
ンサ7は、超音波を利用したものに限らず、ドップラー
センサ等も適用可能である。 【0041】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搭乗者の負担を軽減できる低コストで目的地に自動的に
到達可能な車イス自動運転システムを提供することがで
きる。
者等が乗って屋外を移動する車イス等の移動装置(本明
細書では、車イスと称する)の自動運転システムに関す
る。 【0002】 【従来の技術】関連する技術として、例えば特開平9−
204222号公報に記載された移動体自律誘導システ
ムがある。 【0003】このシステムでは、移動体の走行経路上に
ポイントマーカを一定間隔で貼り付け、移動体に装備さ
れた誘導制御装置によりポイントマーカを認識するとと
もに、次のポイントマーカに向かって進行方向を自動的
に補正制御することにより、搭乗者の介在なしに移動体
が自律的に所定の経路を走行するというものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記移動体自律誘導シ
ステムでは、移動体の走行経路上にポイントマーカを一
定間隔で貼り付けなければならないので、実際に運用し
ようとすると、設備投資にばく大なコストがかかる。 【0005】また、移動体の走行経路上に障害物が存在
する場合、搭乗者自身の操作による障害物の回避動作が
必要である。 【0006】本発明の目的は、従来技術の問題点を解決
し、既存の道路交通システムに手を加えること無く、障
害物の回避動作を自動化することによって搭乗者の負担
を軽減できる低コストな車イス自動運転システムを提供
することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車イス自動運転システムは、GPS(Glob
al Positioning System)受信部と、地図情報を記憶す
るメモリと、車イスを駆動させる駆動部と、走行経路上
の障害物と、交通信号を検知する検知器と、前記GPS
受信部による現在位置情報、前記地図情報、前記検知器
による障害物情報、交通信号情報に基いて、前記駆動部
を制御する制御部とを含んでなることを特徴とする。 【0008】本発明では、上記構成により、既存の道路
交通システムに手を加えること無く、走行経路上に存在
する障害物の検知に基づく障害物回避、交通信号の検知
に基づく進行・停止を自動的に行いながら、GPSによ
り目的地に自動的に到達可能となり、搭乗者の負担を軽
減できる低コストな車イス自動運転システムを提供する
ことができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する
図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。 【0010】図2は本発明の実施の形態の車イス自動運
転システムの概略を示す図である。 【0011】図2において、1は車イス、20はGPS
衛星、21は道路上の障害物、22は交通信号、23は
座席、24は走行手段である車輪、2はGPSアンテ
ナ、7は道路上の障害物21を検知する障害物センサ、
6は交通信号22を検知するCCDカメラである。 【0012】図1は図2の車イスの構成を示すブロック
図である。 【0013】図1において、1は車イス、2はGPSア
ンテナ、3はGPSナビゲーション装置、4はGPS受
信部、5は地図情報等を記憶するメモリ、6は交通信号
を検知するCCDカメラ、7は超音波により障害物を検
知する障害物センサ、8は走行舵(左右に曲がる手
段)、アクセル、ブレーキ等のマニュアル(手動)操作
部、10は制御部、11は主制御部、12はGPS制御
部、13は交通信号・障害物検知制御部、14はマニュ
アル操作制御部、15は車イス1の進行、停止、走行舵
等の走行手段(図2の車輪23等)を駆動する電動モー
タ等からなる駆動部、16は各種情報を表示する表示部
である。 【0014】本実施の形態では、設備投資のコストを低
減するために、既存のGPS(グローバル ポジショニ
ング システム)を用いたナビゲーションシステム(道
路誘導システム)を利用する。これは、メモリ5に地図
情報(経路情報)が予め入力されたGPSナビゲーショ
ン装置3と、GPS衛星20(図2)を使用した位置確
認システムとを組み合わせ、道路を案内するシステムで
ある。地図情報は、例えば身体障害者用のバリアフリー
・ルート情報を持つ特別なものを記憶させておくことも
可能である。このナビゲーションシステムを利用してG
PSナビゲーション装置3によってルート検索を行い、
GPS制御部12、主制御部11を介して進行方向の指
示を駆動部15へ送り、車イス1の自動運転を行い、搭
乗者等が設定した目的地に自動的に到達することができ
る。なお、GPSナビゲーション装置3は、バリアフリ
ー化されたルートの検索を行うことができる。 【0015】また、障害物が進行方向の経路上にある場
合、超音波等を利用した障害物センサ7によって、障害
物の位置、すなわち、車イス1から障害物までの距離を
検知し、交通信号・障害物検知制御部13、主制御部1
1を介して所定の距離に達したら駆動部15へ指令して
障害物の回避動作を自動的に行う。なお、所定の距離
は、車イス1の現在走行速度に応じて自動的に変更され
る。車イス1の速度が速い場合は、所定の距離は長くな
り、車イス1の速度が遅い場合は、所定の距離は短くな
る。 【0016】また、交通信号が、青色、黄色、赤色であ
るかどうかを、CCDカメラ6による色認識により検知
し、判断し、交通信号・障害物検知制御部13、主制御
部11を介して駆動部15へ指令して車イス1の進行、
停止を行う。交通信号はある程度の高い位置に存在する
ので、その高さ位置を利用して交通信号の色を識別す
る。 【0017】上記のように、本実施の形態の車イス自動
運転システムは、GPS受信部4と、地図情報を記憶す
るメモリ5と、車イス1を駆動させる駆動部15と、走
行経路上の障害物と、交通信号を検知する検知器である
障害物センサ7、CCDカメラ6と、GPS受信部4に
よる現在位置情報、メモリ5に記憶された地図情報、障
害物センサ7による障害物情報、CCDカメラ6による
交通信号情報に基いて、車イス1の走行手段を駆動させ
る駆動部15を制御する制御部10(GPS制御部1
2、交通信号・障害物検知制御部13、主制御部11)
とを含んでなる。 【0018】本実施の形態では、このような構成によ
り、経路上に存在する障害物の回避、交通信号に基づく
進行・停止を自動的に行いながら、GPSにより目的地
に自動的に到達可能となり、搭乗者の負担を軽減できる
低コストな車イス自動運転システムを実現することがで
きる。つまり、この車イス自動運転システムによれば、
上記従来技術のように既存の道路交通システムに手を加
えること無く、車イス利用者の負担を低減することがで
きる。また、健常者にとっても、新たな交通手段となり
得る。 【0019】図3は本実施の形態の車イス自動運転シス
テムの、目的地に到達する流れ(メインルーチン)を示
すフローチャートである。図3、図1を参照して目的地
に到達するフローについて説明する。 【0020】まず、車イス1の使用者がGPSナビゲー
ション装置3(図1)によって目的地を設定する(図3
のS1)。 【0021】次に、GPSナビゲーション装置3のGP
S受信部4によって車イス1の現在位置情報を受信する
(S2)。 【0022】次に、この現在位置情報と、メモリ5に記
憶された地図情報に基いてGPSナビゲーション装置3
により目的地までの走行ルートが決定される(S3)。 【0023】次に、このルートに沿って、GPS制御部
12、主制御部11を介して駆動部15を駆動し、車イ
ス1を移動させる(S4)。 【0024】次に、GPSにより車イス1の現在位置情
報を確認する(S5)。 【0025】次に、車イス1の現在位置が目的地かどう
を判断する(S6)。 【0026】目的地に到達していない場合は、S4に戻
り、S4〜S6を繰り返す。 【0027】目的地に到達した場合は、車イス1を停止
させ、表示部16に「目的地に到達した」旨の表示や音
声による報知を行う。 【0028】図4は本実施の形態の車イス自動運転シス
テムの、交通信号、障害物を検知する流れを示すフロー
チャートである。図4のフローは、図3のメインルーチ
ンへの割込み処理される。図4、図1を参照して交通信
号、障害物を検知するフローについて説明する。 【0029】まず、車イス1の現在走行速度を取得する
(図4のS11)。 【0030】次に、この速度に応じて障害物、交通信号
の検知距離を決定する(S12)。 【0031】次に、障害物あるいは交通信号を検知した
かどうかを判断する(S13)。 【0032】検知しない場合は、S11に戻り、S11
〜S13を繰り返す。 【0033】検知した場合は、検知したものが障害物
か、交通信号かを判断する(S14)。 【0034】検知したものが障害物の場合は、障害物の
回避動作を行う(S15)。 【0035】検知したものが交通信号の場合は、交通信
号が青色、赤色かの判断を行う(S16)。 【0036】交通信号が青色の場合は、S11に戻り、
S11〜S16を繰り返す。 【0037】交通信号が赤色の場合は、車イス1を停止
させる。 【0038】交通信号が青色になった場合は、S11に
戻り、S11〜S16を繰り返す。 【0039】なお、上記各制御の優先準位は、搭乗者の
マニュアル(手動)操作制御、障害回避・交通信号制
御、GPS制御の順であり、危険回避が最優先される。 【0040】以上本発明を実施の形態に基づいて具体的
に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。例えば、上記障害物セ
ンサ7は、超音波を利用したものに限らず、ドップラー
センサ等も適用可能である。 【0041】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搭乗者の負担を軽減できる低コストで目的地に自動的に
到達可能な車イス自動運転システムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の車イス自動運転システム
の車イスの構成を示すブロック図である。 【図2】本実施の形態の車イス自動運転システムの概略
を示す図である。 【図3】本実施の形態の目的地に到達する流れを示すフ
ローチャートである。 【図4】本実施の形態の交通信号、障害物を検知する流
れを示すフローチャートである。 【符号の説明】 1…車イス、2…GPSアンテナ、3…GPSナビゲー
ション装置、4…GPS受信部、5…メモリ、6…CC
Dカメラ、7…障害物センサ、8…マニュアル操作部、
10…制御部、11…主制御部、12…GPS制御部、
13…交通信号・障害物検知制御部、14…マニュアル
操作制御部、15…駆動部、16…表示部、20…GP
S衛星、21…道路上の障害物、22…交通信号、23
…座席、24…車輪。
の車イスの構成を示すブロック図である。 【図2】本実施の形態の車イス自動運転システムの概略
を示す図である。 【図3】本実施の形態の目的地に到達する流れを示すフ
ローチャートである。 【図4】本実施の形態の交通信号、障害物を検知する流
れを示すフローチャートである。 【符号の説明】 1…車イス、2…GPSアンテナ、3…GPSナビゲー
ション装置、4…GPS受信部、5…メモリ、6…CC
Dカメラ、7…障害物センサ、8…マニュアル操作部、
10…制御部、11…主制御部、12…GPS制御部、
13…交通信号・障害物検知制御部、14…マニュアル
操作制御部、15…駆動部、16…表示部、20…GP
S衛星、21…道路上の障害物、22…交通信号、23
…座席、24…車輪。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】GPS受信部と、 地図情報を記憶するメモリと、 車イスを駆動させる駆動部と、 走行経路上の障害物と、交通信号を検知する検知器と、 前記GPS受信部による現在位置情報、前記地図情報、
前記検知器による障害物情報、交通信号情報に基いて、
前記駆動部を制御する制御部とを含んでなることを特徴
とする車イス自動運転システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001214970A JP2003024391A (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 車イス自動運転システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001214970A JP2003024391A (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 車イス自動運転システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003024391A true JP2003024391A (ja) | 2003-01-28 |
Family
ID=19049696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001214970A Pending JP2003024391A (ja) | 2001-07-16 | 2001-07-16 | 車イス自動運転システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003024391A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005211442A (ja) * | 2004-01-30 | 2005-08-11 | Tottori Univ | 自律移動型車椅子 |
WO2007035122A1 (en) * | 2005-09-21 | 2007-03-29 | Universidade Do Minho | Omnidirectional electric wheelchair control system |
ES2296542A1 (es) * | 2006-10-09 | 2008-04-16 | Universidad De Malaga | Silla de ruedas robotizada con capacidad operativa autonoma. |
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