JP2003023641A - 動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置

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JP2003023641A
JP2003023641A JP2002133197A JP2002133197A JP2003023641A JP 2003023641 A JP2003023641 A JP 2003023641A JP 2002133197 A JP2002133197 A JP 2002133197A JP 2002133197 A JP2002133197 A JP 2002133197A JP 2003023641 A JP2003023641 A JP 2003023641A
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Yuriko Tsukahara
由利子 塚原
Toshiaki Watanabe
敏明 渡邊
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実質的に動きの無い画像を含む動画像に対
し、例え高域の多い画像でも不要に符合量を多くするこ
と無く必要情報を送ることにより、受信側で高品質の画
像を再生できるようにすること。 【解決手段】 動画像が変化しても背景などの動きのな
い部分を含む場合、変化のある高周波成分のみを符号化
して送信し、前記背景などの動きのない部分は符号化し
て送信しないようにすることにより、実質的に動きの無
い画像を含む動画像に対し、例え高域の多い画像でも不
要に符合量を多くすること無く必要情報を送ることによ
って高品質の画像を再生することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階層符号化方式に
おいて、符号の冗長化を防止でき且つ、高品質の画像を
再生できる動画像符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代の低帯域通信網としてATM(As
yncronous Transffer Mode)を利用したB−ISDNが
有望視されている。また、ATMを用いるテレビ会議な
どの動画像を伝送する方式として、セル廃棄に耐性のあ
る階層符号化方式が検討されている。階層符号化方式の
一例としては、PCSJ90(ピクチャー・コーディン
グ・シンポジウム・ジャパン′90)に発表された「A
TM用動画像符号化方式に関する一検討」(9−3)の
例がある。
【0003】上記「ATM用動画像符号化方式に関する
検討」に記載の動画像符号化の再生装置の送信器の構造
を図7に示す。図8は、階層符号化方式に利用されるデ
ータ構造(CIFフォーマット)の説明図である。
【0004】まず、データ構造について示すと、図8に
おいて、一画面に相当するフレーム1は12のグループ
2に分割され、各グループ2は33のマクロブロック
(MB)3に分割される。各マクロブロック3は8×8
の輝度ブロック4の4個の集合から成る。各マクロブロ
ック3に対しては8×8のU成分色差ブロック5とv成
分色差ブロック6とが対応され、各色差ブロック5、6
はそれぞれ2倍(16×16)化されてマクロブロック
3に重ね合わされる。
【0005】次に、送信器の構造を示すと、図7におい
て、送信器7の入力端子8は、フレーム内符号化情報
(以下、イントラ(intra)情報と称す)を入力す
るイントラ端子9と、減算器10と、動き補償回路(Mo
tion Compensation)11とに分岐されて接続されてい
る。減算器10は、前記イントラ情報に対応するフレー
ム間符号化情報であるインター(inter)情報を入
力するインター端子12と接続されている。イントラ端
子9とインター端子12は、切換えスイッチSW1を介
して変換回路(DCT)13と接続されるようになって
いる。変換回路13は、量子化回路(Quant.)1
4と接続され、この量子化回路14は、第1VLC回路
15と、第2VLC回路16と接続される誤差量子化回
路17と接続されている。量子化回路14はステップサ
イズ設定端子18と接続される。誤差量子化回路17
は、ステップサイズ設定端子19と接続される。各VL
C回路15、16はそれぞれの出力端子20、21と接
続される。
【0006】さらに、前記量子化回路14は、逆量子化
回路(Dequant.)22、逆変換回路23、加算
器24の直列回路と接続される。加算器24の出力端
は、前述の動き補償回路11とも接続されるフレームメ
モリ25と接続される。フレームメモリ25の出力端は
前記減算器10の入力端と接続されている。また、フレ
ームメモリ25の出力端はインター端子26と接続され
ている。このインター端子26と空端子27は前記切換
えスイッチSW1と連動操作される切換えスイッチSW
2を介して前記加算器24の入力端と接続されるように
なっている。
【0007】送信器7の作用を示すと、まずイントラ情
報ではスイッチSW1、SW2は端子9、27とそれぞ
れ接続され、入力端子8から入力されたデータは変換回
路を介してブロック単位で量子化回路14に入力され、
ステップサイズQで量子化され、第1VLC回路15を
介して可変長符号化され出力端子20から通信網へ出力
される。以上が階層符号化の第1段階である。量子化回
路14で発生された誤差は誤差量子化回路17において
ステップサイズQe(Qe<Q)で量子化され、第2V
LC回路16を介して端子21から出力される。以上が
階層符号化の第2段階で、この符号化方式は2段階から
成る階層符号化方式である。
【0008】一方、インター情報では、ステッチSW
1、SW2は端子12、26と接続される。入力画像は
マクロブロック3に分けられて減算器10で前フレーム
との差分をとり、変換回路13において離散コサイン変
換され、量子化回路14においてステップサイズQで量
子化される。この情報は逆量子化回路22と逆変換回路
23を経て加算器24で前フレームの参照分を加算され
てフレームメモリ25に蓄えられ、前記減算器10の入
力端に入力される。よって、減算器10は画像の変化分
のみを出力することができる。動き補償回路11は動き
ベクトルゼロのとき、出力をゼロとさせることができ
る。通信網では、第2段階の符号化情報セルを第1段階
のものに優先して廃棄することにより、フレーム間予測
及び動き補償時のエラー伝搬を極力おさえることができ
る。
【0009】同様の効果をもつ方式として、他に変換回
路13による変換後の変換係数を低域部と高域部に分
け、低域部を第1段階、高域部を第2段階として伝送す
る方式などがある(参考:真鍮他、「H261を基本と
した可変ルート階層符号化方式の検討」ピクチヤー・コ
ーテイング・シンポジウム・ジャパン″90)(9−
6)。これらの符号化方式は、いずれも第1段階までの
情報即ち低域変換係数を用いたぼやけた画像を参照フレ
ームとしてフレーム間予測又は動き補償を行うものであ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】セル廃棄対策のない通
常の方式では、伝送したい情報の全てをつかった参照フ
レームを用いてフレーム間予測や動き補償をおこなうの
で、一度高域まで送られた部分は、特に変化がない限
り、再び情報を伝送する必要がない。よって背景部分な
どは一度に伝送されると以後殆ど更新の必要がない。し
かし上記に説明したように、セル廃棄対策のため一部の
段階まのでの情報を用いた低域のみの画像を参照フレー
ムとして用いる従来方式では、低域交換係数を用いたぼ
やけた画像を参照フレームとしてフレーム問予測または
動き補償を行うものであったため、フレーム間差分をと
る毎に高域成分があらわれると、毎フレームについてこ
の高域情報を伝送し直さなければならない。つまり符合
量を増加させている。また、動きベクトルがゼロの場合
にはその画像を全て伝送しないような方式であったた
め、動きベクトルが送信画像とぼやけた像との間で算出
されているような場合、本来の動きゼロの状態が確実に
捉えられておらず、送るべき画像を送らない状態が生
じ、伝送品質を低下させているという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、動画像の背景部分な
ど、実質的に動きの無い画像を含む動画像に対し、例え
高域の多い画像でも不要に符合量を多くすること無く必
要情報を送ることができ、受信側で高品質の画像を再生
することができる動画像符号化装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の特徴は、動画像のフレームを所定数
の画像ブロックに分けた後、各ブロックを低周波成分の
第1階層と、その他の第2階層とに別けて階層符号化し
て送信する動画像符号化装置において、前記動画像のフ
レームを所定数の画像ブロックと前記第1階層で符号化
されたブロックを復号化して得た画像ブロックとの差分
をとる差分手段と、前記差分手段により得られた差分を
符号化して送信する符号化送信手段とを具備することに
ある。
【0013】上記発明によれば、前記動画像のフレーム
を所定数の画像ブロックと前記第1の階層で符号化され
たブロックを復号化して得た画像ブロックとの差分をと
り、得られた差分を符号化して送信する。動画像が変化
したフレームでも、静止画像部分のように変化していな
い部分を重複送信することがなくなり、符号化して送信
する符合量を低減させつつ、再生側(受信側)は実質的
に動きの無い画像についてのみ前フレームの画像を用い
て再生するため、再生画像を高品質とすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施例を説明する。図1は本発明の一実施例に係る動
画像符号化装置の送信部分のブロック図、図2はその受
信器部分のブロック図を示す。図1において、図7で示
した送信器7の各部材と同一機能を果す部材には同一符
号を用いて示す。また、データ構造は図8のものを用い
るものとする。
【0015】本例の送信器28は、図7に示す送信器7
に対し、変換回路13の出力端に減算器29が接続さ
れ、その出力端に誤差量子化回路30が接続され、その
出力端は前記第2VLC回路16に接続されている。ま
た、この誤差量子化回路30の出力端には、逆量子化回
路31は加算器32と逆変換回路33と加算器34と第
2フレームメモリ35と減算器36の直列回路が接続さ
れている。前記加算器32の一入力端には前記逆量子化
回路22の出力端と接続されている。逆量子化回路22
の出力は前記減算器29の一入力端にも出力される。前
記スイッチSW2から入力される信号は前記加算器34
に入力されるようになっている。
【0016】さらに、前記フレームメモリ25を第1フ
レームメモリとして、その後段には帝域フイルタ37が
介在されている。そして、前記減算器36、動き補償回
路11、量子化回路14の各出力端は、実質的に動きの
無いブロック(無意ブロック)を検出して、これを送信
しないよう量子化回路14、誤差量子化回路30を制御
する無意ブロック判別制御回路(Significant MB)S
MBと接続されている。各VLC回路の後段にはバッフ
ァ38、39が設けられている。
【0017】以上の送信器28の構成において、イント
ラ情報では、スイッチSW1、SW2は端子9、27と
それぞれ接続されている。送信ブロックは離散コサイン
変化を行う変換回路13及び量子化回路14を介して第
1VLC回路15に入力され、可変長符号化される。
【0018】インター情報に対してはスイッチSW1、
SW2は端子12、26とそれぞれ接続され、減算器1
0を介して差分信号が出力され可変長符号化される。た
だし現マクロブロックが無意ブロックの場合は、変換係
数はゼロクリアされる。無意ブロックの判別方式につい
ては図3以下で詳述する。量子化回路14で量子化され
たマクロブロック3は、第1VLC回路15において可
変長符号化され伝送される。また逆量子化と逆変換が回
路22、23において行われ、加算器24を介して第1
フレームメモリ25に蓄えられる。
【0019】第2段階の符号化方式を説明する。第2段
階では、減算器29において、変換回路13で変換され
た計数値と、量子化回路14で量子化され逆量子化回路
22で逆量子化された量子化値との差分がとられ、誤差
量子化回路30において任意の方法で再び量子化され
る。ただし送信ブロックが無意ブロックの場合、差分は
ゼロクリアされる。さらに第2VLC回路16において
可変長符号化され伝送される。また逆量子化回路31、
逆変換回路33において第1段階の情報をも合わせた情
報が逆量子化及び逆変換され、加算器34を介して第2
フレームメモリ35に蓄えられる。ただし送信ブロック
が無意の場合は書き替えを行わない。
【0020】一方、図2に示すように受信器30は、前
記出力端子20、21から出力され、ATM網を介して
入力されだデータをそれぞれ入力するデータ入力端子4
0、41を有し、各端子に、復合回路42、43と、逆
量子化回路44、45の直列回路がそれぞれ接続されて
いる。逆量子化回路44の出力端は逆変換回路46と接
続され、他方の逆量子化回路45は加算器47を介して
他の逆変換回路48と接続されている。この加算器47
には逆量子化回路44の出力情報が入力され、逆量子化
回路45の出力と加算されて逆変換回路48に入力され
る。
【0021】前記逆変換回路46の出力端は加算器49
と接続されている。この加算器49の出力端は第3フレ
ームメモリ50とフィルタ回路51の直列回路と接続さ
れている。このフイルタ回路51の出力端子52は、切
換えスイッチSW3を介して前記加算器49の一入力端
と接続されている。スイッチSW3はイントラ情報では
端子53側にインター情報に対しては前記端子52側に
切換えられるものである。
【0022】前記スイッチSW3と切換え接続される端
子53は、前記逆変換回路48の出力端と接続される加
算器54の一入力端と接続される。加算器54の出力端
にはスイッチ操作回路55と切換え端子56が接続さ
れ、このスイッチ操作回路55で切換え操作されるスイ
ッチSW4を介してディスプレイ57と接続される。前
記スイッチSW4は、前記端子56または他の端子58
側と接続されるようになっており、この端子58と前記
スイッチSW4との間には、スイッチSW4が端子58
と接続されたとき、前記ディスプレイ57に対し前フレ
ームの出力信号をそのまま出力するための第4フレーム
メモリ59が接続されている。
【0023】以上の構成の受信器39において、スイッ
チSW3はイントラ情報に対しては端子53と接続さ
れ、インター情報に対して端子52と接続されている。
また、スイッチSW4は、前述の無意情報に対しては端
子58と接続されるが、有意ブロック情報に対しては端
子56と接続されている。
【0024】従って、イントラ情報に関しては、加算器
54で全段階の情報が加算されてデイスブレイ表示され
る。また、インター情報では、第1段階の符号化情報は
逆量子化回路44、逆変換回路46を経たのち第3フレ
ームメモリ50に蓄えられる。第2段階の符号化情報は
復号回路43、逆量子化回路45を経たのち第1段階の
情報と合わせて逆変換回路48において逆変換され、参
照画像であるフレームメモリ50の内容を加算し、第4
フレームメモリ59に蓄えられる。ただし、符号化情報
即ちフレーム間差分情報や動きベクトル情報がないマク
ロブロックの場合には、第4フレームメモリ59を書き
替えない。また画面の該当部分も更新しない。
【0025】誤差について補足すると、本発明方式で
は、誤差は送信ブロックから前フレームの該当ブロック
(低域のみ)を差し引いたフレーム問予測誤差と、送信
ブロックから前フレームの該当ブロックと動きベクトル
の合成値を引いた動き補償後の誤差と、送信ブロックか
ら前フレームのきれいな該当ブロック(低域成分と他の
成分の合成値)を引いた有意/無意判定のための誤差の
3種類に分けられる。
【0026】ここに、通常の方式では、動きベクトルと
動き補償後の誤差を送る。または動き補償後の誤差がゼ
ロのとき動きベクトルのみ送る。または動きベクトルが
ゼロのときフレーム間予測誤差を送る。または動きベク
トルのフレーム間予測誤差もゼロのとき何も送らない。
【0027】これに対し、発明方式の場合は、動きベク
トルがゼロのときフレーム間予測を送る場合について、
有意/無意判定のための誤差を特に計算して有意/無意
判定を行う。無意ならば強制的に何も送らないこととし
てしまうことで、高域の送り直しを防ぎ、本当に動いて
いるものの他、動きはないが何かの変化が起きている有
意ブロックのみを残している。
【0028】図3は無意ブロックの判別制御手段SMB
における無意ブロック判別方式の一例を示すロフーチヤ
ートである。ステップ301では、イントラ情報または
インター情報が判別される。ステップ302では、動き
ベクトルがゼロであるか否かが判別される。ステップ3
03では、送信ブロックと第2フレームメモリ35との
差分の2乗平均値σ2 を閾値Thrと比較する。インタ
ー情報で、動きベクトルがゼロで、かつσ2<Thrの
とき、当該送信ブロックは無意情報(無意ブロック)で
あると判別する。その他の送信ブロックはステップ30
5で全て有意情報(有意ブロック)であるとする。無意
ブロックは、実質的に動きの無いブロックであることを
意味する。
【0029】一般に、動きベクトルは、ぼやけた画像と
送信画像との問で算出されるので、実質的に動きの有る
ブロックを動きが無いと判別してしまう。これに対し、
本例では、ステップ303を追加しσ2<Thrのと
き、無意ブロックであると判別するので、より確実に実
際動作を検出し、受信器39において高品質の画像を再
生できる。
【0030】即ち、受信器39のスイッチ操作回路55
は、有意または無意ブロックに応じてスイッチSW4を
操作し、有意ブロックについては加算器54の出力をそ
のままデイスプレイ57に表示し、力、つ第4フレーム
メモリに蓄積する。そして、無意ブロックでは、スイッ
チSW4を端子58に接続し、第4フレームメモリ59
の記憶内容を充当する。
【0031】図4は他の無意ブロック判別方式を示す。
ステップ401、402はステップ301、302と同
様である。ステップ403は、送信ブロックと第2フレ
ームメモリ35との差分を離散コサイン変換し、所定の
ステップサイズで量子化すると非ゼロになる係数が存在
するか否かを判別するものである。有ればステップ40
5へ移行してこれは有意ブロックであるとする。動きベ
クトルがゼロで、かつ非ゼロ係数が無しの場合、これは
無意ブロックであるとする。これにより、より確実に動
きの無い画像を検出し、高品質の画像を再生できる。
【0032】図5は、aを変換回路13において離散コ
サイン変換を行う情報の2乗平均値、または量子化回路
14において量子化を行った後の情報の2乗平均値と
し、bを送信ブロックと第2フレーム35との差分の2
乗平均値(σ2)とし、a≧bで無意ブロックを判別す
るものである。
【0033】図6は、さらに他の無意ブロック判別方式
を示すフローチャートである。本例では、ステップ60
3で量子化回路14で量子化後、全ての係数の量子化値
がゼロとなる場合を判別し、これがゼロの場合に当該ブ
ロックを無意ブロックであるとするものである。
【0034】図4〜図6の判別方式を採用する場合に
は、図2に示す無意ブロック判別制御回路SMBの信号
入力線を適宜接続変更すれば良い。また、図3〜図6の
ステップ304、404、504、604に示す判別方
式は、適宜組み合わせて使用することができる。
【0035】以上により、本例の動画像符号化装置によ
れば、第1、第2の量子化回路14、30を介して低域
及び高域の画像を階層符号化方式にて符号化し送信する
のでセル廃棄対策に対し対応でき、かつインター情報に
おいて動きベクトルがゼロである場合には、ステップ3
04、404、504、604に示した判別を追加する
ことにより実質的に動きの無い画像についてのみ前フレ
ームの画像を用いることができ、セル廃棄対策のため生
じた符号の冗長性をなくし、対策のない場合とほぼ同等
の画質が得られる。
【0036】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形して
実施し得る。
【0037】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、動画像が変化した場合、変化のある高周波成分の
み送信し、背景などの動きのない部分の重複送信を避け
ることにより、実質的に動きの無い画像を含む動画像に
対し、例え高域の多い画像でも不要に符合量を多くする
こと無く必要情報を送ることができ、受信側で高品質の
画像を再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る動画像符号化装置の送
信部分の構成を示すブロック図。
【図2】上記動画像符号化装置の受信器部分の構成を示
すブロック図。
【図3】上記送信器の無意ブロック判別制御回路の無意
ブロック判別方式を示すフローチャート。
【図4】他の無意ブロック判別方式を示すフローチャー
ト。
【図5】その他の無意ブロック判別方式を示すフロート
チャート。
【図6】さらに他の無意ブロック判別方式を示すフロー
チャート。
【図7】従来の動画像符号化装置の一例を示すブロック
図。
【図8】CIFフオーマットによるデータ構造を示す説
明図。
【符号の説明】
3 マルチブロック 11 動き補償回路 13 変換回路 14 量子化回路 22、31 逆量子化回路 25 第1フレームメモリ 23、33 逆変換回路 30 誤差量子化回路 35 第2フレームメモリ 50 第3フレームメモリ 55 スイッチ操作回路 59 第4フレームメモリ SMB 無意ブロック判別制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 MA05 MA23 MA32 MC11 MC38 ME01 PP04 PP16 RB02 RB14 RB17 SS07 TA21 TB07 TC02 TC03 TC04 TC06 TC12 TC13 TC27 TD03 TD05 TD12 UA02 UA05 UA33 5J064 AA01 BA13 BA16 BB01 BC01 BC08 BC14 BC16 BD02 BD03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像のフレームを所定数の画像ブロッ
    クに分けた後、各ブロックを低周波成分の第1階層と、
    その他の第2階層とに別けて階層符号化して送信する動
    画像符号化装置において、 前記動画像のフレームを所定数の画像ブロックと前記第
    1階層で符号化されたブロックを復号化して得た画像ブ
    ロックとの差分をとる差分手段と、 前記差分手段により得られた差分を符号化して送信する
    符号化送信手段と、 を具備することを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 動画像のフレームを所定数の画像ブロッ
    クに分けた後、各画像ブロックを直交変換符号化して、
    低周波成分の第1階層とその他の第2階層とに分離して
    送信する動画像符号化装置において、 前記直交変換された画像ブロックと前記第1階層の画像
    信号として直交変換後、量子化された画像ブロックを逆
    量子化して得られた画像ブロックとの差分を得る差分手
    段と、 前記差分手段により得られた差分画像を前記第2階層の
    画像信号として送信する送信手段と、 を具備することを特徴とする動画像符号化装置。
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