JP2003023553A - 遠隔操作カメラおよび画像提供装置 - Google Patents

遠隔操作カメラおよび画像提供装置

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JP2003023553A
JP2003023553A JP2001206961A JP2001206961A JP2003023553A JP 2003023553 A JP2003023553 A JP 2003023553A JP 2001206961 A JP2001206961 A JP 2001206961A JP 2001206961 A JP2001206961 A JP 2001206961A JP 2003023553 A JP2003023553 A JP 2003023553A
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Eiji Kawamura
英二 川村
Takanari Kaneshiro
隆也 金城
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SAIBUAASU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切り出される画像が粗くなることなく、かつ所
望の範囲の画像が速く得られる遠隔操作カメラを提供す
る。 【解決手段】遠隔操作カメラは、撮像範囲の少なくとも
一部が重なるように対象範囲を撮像する複数の撮像装置
と、複数の撮像装置からの各画像データを繋ぎ合わせて
連続した少なくとも1つの合体画像を生成する合体画像
生成手段を有する。さらに、生成された合体画像の一部
を切り出す切出手段と、切出手段により切り出された切
出画像の画像データを出力するための出力手段とを有
し、複数の撮像装置は支持部材に固定され、切出画像の
範囲は予め決められ、あるいは指定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔操作カメラ及
び画像提供装置に関し、特に、複数の撮像装置を有する
遠隔操作カメラ及び画像提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、防犯、安全等のために監視カ
メラが利用されている。例えば、遠方からダム施設の監
視、混雑する街中の監視だけでなく、店舗内、倉庫内等
の人、物等の動態調査のための監視等、監視カメラの応
用される範囲は広い。監視対象の画像は、別の離れたと
ころにあるモニタ装置上に表示される。その代表的なカ
メラには、雲台に回転可能に設置された回転駆動式カメ
ラと、魚眼レンズを装着した魚眼レンズカメラがある。
【0003】前者は、屋内外の適当な場所に固定され、
遠隔操作により監視方向、範囲が指示されるものであ
る。従って、ズーム機能を使いながら回転可能な角度範
囲内で監視をすることができる。
【0004】後者は、典型的には屋内の天井等に固定さ
れ、魚眼レンズの特性により広い範囲を監視することが
できるものである。特に、魚眼レンズで撮影された画像
の湾曲収差を補正して収差を無くし、その画像中の指定
された領域を切り出し、パソコン等のモニタ装置の画面
にその領域の画像を表示する監視システムがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の回転可
能な監視カメラは、撮像装置は1つであるため、撮像可
能な範囲であっても撮像していない領域を映し出すに
は、遠隔操作によりカメラをその方向に回転させなけれ
ばならない。従って、その回転にはモータとモータ駆動
力伝達機構が必要なため、その所望の領域を映し出すま
でに時間が掛かるだけでなく、伝達機構の故障発生が多
い等の問題がある。
【0006】後者の魚眼レンズカメラは、前者のカメラ
のような回転時間および伝達機構の故障の問題はない
が、魚眼レンズの周辺部の映像は目視では判別し難いと
いう問題がある。また、画像周辺部の湾曲収差を補正し
て切り出された領域の画像を表示する監視システムで
は、周辺部の画像を拡大し、かつ湾曲収差を補正して
も、魚眼レンズの周辺部の像が形成される撮像素子上の
領域の画素密度が、中心部の像と形成される画素密度と
異なり、元々少ない画素数であるため、パソコンの画面
に表示される周辺部の画像は極めて粗い画像となってい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、上述
した点に鑑みてなされたものであり、周辺部の画像であ
っても切り出される画像が粗くなることなく、かつ所望
の範囲の画像が速く得られる遠隔操作カメラ及び画像提
供装置を提供することを目的とする。
【0008】本発明の遠隔操作カメラは、予め決められ
た撮像範囲を静止画像あるいは動画像で撮像する複数の
撮像装置と、複数の撮像装置からの各画像データを繋ぎ
合わせて連続した少なくとも1つの合体画像を生成する
合体画像生成手段と、生成された合体画像の一部を切り
出す切出手段と、切出手段により切り出された切出画像
の画像データを予め決められたサイズの画像に変換して
出力するための出力手段とを有し、複数の撮像装置は支
持部材に固定され、切出画像の範囲は予め決められ、あ
るいは指定されている。
【0009】本発明の画像提供装置は、本発明に係る遠
隔操作カメラから通信回線あるいは他の通信回線を介し
て送信された合体画像をメモリにストアし、画像提供装
置は、通信回線を介する端末装置からの要求に応じて前
記端末装置へストアした合体画像の一部を切り出し、あ
るいは予め決められた端末装置へ予め決められた前記合
体画像の一部を切り出して、端末装置へその切り出した
切出画像データを送信する送信手段を有する。
【0010】本発明の画像提供装置は、本発明に係る複
数の遠隔操作カメラから通信回線を介して送信された複
数の合体画像をメモリにストアし、画像提供装置は、遠
隔操作カメラの複数の視線光軸の差に基づいて、合体画
像中の物体の距離を演算する距離演算手段を有する。
【0011】本発明の画像提供装置は、本発明に係る複
数の遠隔操作カメラから通信回線を介して送信された複
数の前記合体画像をメモリにストアし、画像提供装置
は、複数の遠隔操作カメラにより撮像された同一対象物
の画像データをストアする。
【0012】このような構成により、周辺部の画像であ
っても切り出される画像が粗くなることなく、かつ所望
の範囲の画像が速く得られる遠隔操作カメラ及び画像提
供装置を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0014】まず図1及び図2に基づき、本実施の形態
に係わる遠隔操作カメラの構成につき説明する。
【0015】図1は、装置の構成を説明するための斜視
図である。1は、監視カメラとしての遠隔操作カメラで
あり、複数の撮像装置と信号処理回路を含む。遠隔操作
カメラ1の支持部材2に固定されたプリント基板3上
は、CMOS(Complemetary Metal
Oxide Semiconductor)タイプの
イメージセンサである5つの撮像装置4と、後述する各
種処理回路5が搭載され固定されている。
【0016】後述するように支持部材2に固定された複
数の撮像装置4の光軸情報、撮像装置間の距離情報、複
数の撮像装置による撮像画像間の画素単位毎の対応付け
等を、製造時、あるいは工場出荷時に測定あるいは演算
する。その測定あるいは演算された情報のデータを用い
て、後述する幾何変換演算処理等に用いられるパラメー
タを演算して遠隔操作カメラ内のメモリ等にストアされ
る。
【0017】支持部材2には、各撮像装置4による撮像
が妨げられない透明ガラスカバー6が取り付けられてい
る。図1は、遠隔操作カメラ1が、例えば建物内の天井
面に取り付けられると、撮像装置4は、床面の予め決め
られた撮像範囲を静止画像あるいは動画像で撮像する。
後述するように、各撮像装置の撮像範囲の少なくとも一
部が重なるように、複数の撮像装置4は、その撮像方向
が規定され、固定されて、後述する合体画像を得るため
の対象範囲の画像データが得られるようになっている。
中央の撮像装置4は、プリント基板3に対して鉛直方向
に光軸が向くように方向付けられているが、中央の撮像
装置の両側の4つの撮像装置4は、角度をつけるための
角度部材41上に設けられている。中央の撮像装置に対
して最も外側の2つの撮像装置4の角度部材41による
角度は、両側の2つの撮像装置4の角度部材41による
角度よりも大きくなるように設定される。このような角
度の関係を持たせることにより、後述するように所謂パ
ノラマ画像が得られるようにしている。なお、各撮像装
置の撮像範囲の一部が重なっていなくても、後述するよ
うに合体画像が得られればよい。いいかえば、合体画像
中の各撮像装置で撮像された範囲は互いに独立していて
もよい。さらに、実用上問題にならない範囲であれば、
一部範囲に抜けや欠けがあってもよい。
【0018】また、後述するように、パソコン等からの
データ通信による遠隔からの操作指令に基づいて、監視
者の視線方向、ズーム、視野範囲移動等が操作可能とな
っている。
【0019】図2は、遠隔操作カメラ1の回路構成例を
示す図である。
【0020】図2に示すように、遠隔操作カメラ1は、
中央処理装置(以下、CPUという)11と、複数の撮
像装置4と、各種処理回路を有する。本実施の形態で
は、遠隔操作カメラ1は、各種ハードウエア回路、FP
GA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)等のゲ
ートアレー、およびCPUにより実行されるソフトウエ
アプログラムにより構成されている。複数の撮像装置4
からの画像信号は、複数の画像メモリ12にそれぞれス
トアされる。画像メモリ12にストアされた画像信号
は、合体画像生成部13に供給される。合体画像生成部
13は、複数の画像信号に基づいて合体された合体画像
が生成される。
【0021】図3は、その合体画像について説明するた
めの図である。各画像信号は、イメージセンサ上には、
レンズによる各種歪、例えば湾曲収差を有する画像状態
の光が入射される。5つの撮像装置4の画像を4−1、
4−2、4−3、4−4および4−5とすると、歪を持
った画像の画像信号が各撮像装置4からメモリ12へ供
給され、ストアされる。図3に示すように、4−1と4
−2は、一部が重なった撮像領域4−12を有する。同
様に、4−2と4−3は、一部が重なった撮像領域4−
23、4−3と4−4は、一部が重なった撮像領域4−
34、そして、4−4と4−5は、一部が重なった撮像
領域4−45を有する。なお、図3においては、一方向
に撮像領域が設けられているが、いわゆるXY(縦横)
の2方向に撮像領域が重なっていてもよい。
【0022】合体画像生成部13は、図3で示すよう
に、5つの画像信号の否みを修正し、かつ重なり領域の
画像信号に基づいて幾何変換処理をし、かつ各画像デー
タを繋ぎ合わせて連続した少なくとも一つの合体画像4
−15を生成する。
【0023】幾何変換式は、例えば次式を用いる。
【0024】
【式】
Fij:合体画像の座標(i,j)における明度値 αkij:各撮像装置kの座標(i,j)に対応した補
正係数 Gk(p,q):各撮像装置kで撮像された画像の座標
p、qにおける明度値 k:各撮像装置の番号 n:撮像装置の数 pkij:各撮像装置kで撮像された画像の合体画像上
の座標(i,j)に対応する画像Gkのp座標 qkij:各撮像装置kで撮像された画像の合体画像上
の座標(i,j)に対応する画像Gkのq座標 なお、幾何変換処理による合体画像は、演算処理により
生成してもよいが、別途変換テーブルを設けそのテーブ
ルを用いて画像データを変換して生成するようにしても
よい。対応する画素データが変換テーブルになければ、
その部分のみ演算して求めるようにしてもよい。
【0025】その合体画像4−15は、5つの画像信号
に基づいて生成されたいわゆるパノラマ画像である。従
って、合体画像4−15は、1つの画像信号データであ
る。13−2は、マスク情報部であり、合体画像中に、
監視モニタ上で表示させたくない、あるいは画像処理さ
せたくない領域について、元の画像データに代えて出力
する代替画像データをストアするメモリである。合体画
像中に複数の表示したくない領域があれば、このマスク
情報部13−2に複数の代替画像データがストアされ、
合体画像上の対応する位置に代替画像が表示されるよう
に代替画像データが出力される。代替画像データのスト
アおよびマスク位置情報は、センタ装置上で合体画像を
見ながら監視者等が設定し、通信ラインを介して遠隔操
作カメラへ送信してマスク情報部13−2、合体画像生
成部13等へストアされる。
【0026】14はテーブルデータ部であり、15は座
標生成部であり、16はパラメータ生成部である。パノ
ラマ画像を得るためには、必要な幾何変換演算を撮像装
置4からの画像信号に施さなければならない。そこで、
上述した工場出荷時等に演算され、カメラ内のテーブル
データ14にストアされたパラメータが用いられて、上
述した幾何変換演算処理が施される。
【0027】そのパラメータデータの中で各種位置座標
に関するパラメータは座標生成部15に与えられ、メモ
リ12内の各撮像装置4からの画像信号について画素毎
に座標位置の対応付けを指示するための用いられる。
【0028】そのパラメータデータの中で幾何変換演算
に必要なパラメータはパラメータ生成部16へ与えら
れ、合体画像生成13において、各種幾何演算が実行さ
れるときに用いられる。
【0029】合体画像生成部13で生成された合体画像
(パノラマ画像)信号データは、画像メモリであるメモ
リ13−1にストアされる。切出処理部17は、メモリ
13−1から合体画像中の一部の画像データを読み出
す。切出処理部17において切り出された画像データ
は、メモリ18へ供給される。ここでは、切出処理部1
7は複数あり、合体画像中の指定された複数の領域の画
像データを切り出すことができる。合体画像中から切り
出される範囲すなわち領域(以下、切出領域ともいう)
は、各切出処理部毎に予め決められていてもよいし、あ
るいは後述するように外部から通信ラインを介して監視
者のパソコン等からのデータ通信による遠隔からの操作
指令に基づいて指定されてもよい。さらに各切出処理部
で切り出される領域は、互いに異なる領域、あるいは一
部が重なっている領域でもよいし、同一の領域でもよ
い。なお、パイプライン処理を用いたり、あるいは一部
の局所データをシフトレジスタに保持することにより、
画像全体の画像情報を一括して保存する画像メモリ1
2、合体画像用メモリ13−1あるいは切出画像用メモ
リ18、又はこれら全てのメモリを省略することもでき
る。
【0030】また、切出領域が、合体画像中を、予め決
められた範囲を所定の速度(一定速度でなくてもよい)
で移動するようにしてもよい。このようにすることで、
従来型の監視カメラをパンチルトさせて自動的にカメラ
の首振りをさせるのと同じ効果を得ることもできる。
【0031】合体画像生成部13の後段には、合体画像
データをストアするメモリ13−1が設けられている。
各切出処理部17はメモリ13−1から所定の範囲の画
像データを得る。メモリ13−1がシングルポートのメ
モリ(同時には1アクセスのみ可能なメモリ)であれ
ば、各切出処理部からの読み出し信号に応じて時分割に
画像データが読み出される。メモリ13−1が所謂マル
チポートタイプのメモリであれば、原則として複数の切
出処理部からの読み出し信号に応じて同時に複数の画像
データが読み出される。
【0032】なお、切出処理を行う切出処理部17は、
切出処理部17−1の後段に変換処理部17−2を設け
るようにしてもよい。変換処理部17−2では、画像デ
ータについての各種画像処理、例えばノイズ除去、エッ
ジ抽出の処理等を行なう。
【0033】メモリ18にストアされた切出画像は、画
像切換部19へ供給される。画像切換部19は、複数の
メモリ18にストアされた画像データの中から、予め決
められたあるいは監視者から指定された視線方向の範囲
のビデオ画像データを読み出し、画像処理部20により
予め決められた画像処理が施されてビデオ出力器21へ
アナログビデオ信号を出力する。ビデオ出力器21には
端子22が接続されて、アナログ画像信号が出力され
る。テレビ等のモニタ装置に接続された所定のケーブル
(図示せず)を端子22に接続することにより、モニタ
装置において指定された切出画像の映像が表示される。
なお、ビデオ出力端子は、複数有していてもよい。
【0034】また、画像切換部19は、次に説明する画
像処理部20による画像処理の結果情報を制御情報生成
部23へ出力する。
【0035】画像処理部20は、各種の画像処理を実行
する。画像処理部20では、コントラスト強調、輪郭強
調、明度変換、明度補正、色調変換、テクスチャー強
調、画像縮小等の画像処理だけでなく、登録されている
背景画像との差分をとる処理、予め決められた時間周期
での画像変化(時間差分)を抽出する処理、予め決めら
れた平滑化処理(空間的平滑化処理、時間的平滑化処
理)、予めストアされている特定したい形状とのマッチ
ング処理、予めストアされている特定形状の追跡処理等
も行われる。
【0036】また、切出処理部17において合体画像の
全体あるいは一部を切出領域として切り出されるが、画
像処理部20は、画像縮小処理によりその切出画像を予
め決められたサイズの画像に変換して(ここでは小さく
して)、出力する。
【0037】時間差分処理を用いることによって、監視
領域内への突然の侵入者の有無等を検出することができ
る。平滑化処理においては、空間的平滑化処理のパラメ
ータ値としては、例えば平均値、中央値等がある。ま
た、時間的平滑化処理のパラメータ値としては、1分間
等の時間値、所定時間内で検出された画像信号の平均値
を取るためのサンプリング個数等がある。マッチング処
理および追跡処理における特定形状データとしては、人
形状、顔画像等のデータがある。
【0038】これらの画像処理の結果データに基づい
て、後述する制御情報生成、イベント認識等の処理が行
われる。なお、画像処理部20は、これら全ての画像処
理を実行しなくてもよく、必要な処理のみを実行すれば
よい。
【0039】制御情報生成部23は、画像切換部19か
らの画像処理の結果データを受信し、各種制御情報を生
成する。制御情報としては、タイムスケジュールデータ
とマッチング処理による人検出データに基づくドアロッ
クの施錠または開錠信号、人検出データに基づくこの遠
隔操作カメラ以外の他の監視カメラの追跡動作指令コマ
ンド等がある。これらの制御信号は、制御情報生成部2
3から通信インターフェース(I/F)25を介して通
信ライン26から送信される。また、他にも制御信号と
しては、マッチング処理により検出された物体の大きさ
(サイズ)データに基づく切出領域の拡大・縮小コマン
ド等がある。縮小コマンド等の制御信号は、制御情報生
成部23から切出処理部17へ信号線27を介して供給
される。
【0040】制御情報生成部23からの制御情報及び画
像切換部19からの画像データは、イベント認識部24
へ供給される。イベント認識部24は、供給された画像
データおよび制御信号に基づいて、予め定められたイベ
ントが発生したか否かを判断し、認識結果をI/F25
を介して通信ライン26へ送信する。
【0041】なお、ビデオ出力器21からのビデオ画像
信号は、デジタル信号に変換して、I/F25からの通
信データとして出力するようにしてもよい。
【0042】イベント認識部24は、例えば、上述した
時間差分処理により画像に変化があったことと、マッチ
ング処理により人がいることの両方が認識されると、人
が存在することイベント情報を出力する。あるいはドア
の開閉があったことと、その開閉後の人の有無により人
の入退出があったことのイベント情報を出力する。同様
に、画像処理結果に基づいて自動車の有無、火災発生の
検出等が、予め決められたイベントとして判定あるいは
認識され、その認識結果が出力される。
【0043】以上説明した遠隔操作カメラの各構成要素
の全ては、ハードウエアにより実現されてもよいし、C
PU11により実行されるソフトウエアプログラムで実
現されてもよいし、上述したように、ハードウエア回路
とソフトウエアプログラムの両方により実現されてもよ
い。
【0044】なお、画像切換部19は、複数のメモリ1
8の中から指定された1つの画像データのみを読み出し
て画像処理するのではなく、複数の画像データ読み出し
て画像処理部20により画像処理を行ってもよい。その
場合、ビデオ出力器21へ出力される画像信号は、指定
された一つの切出画像の信号であるが、他の画像データ
については画像処理が行われ、制御情報生成およびイベ
ント認識の処理が行なわれる。従って、ビデオ出力器2
1へ出力されていない切出画像の中でなんらかのイベン
ト検出等がされたときに、その検出信号に応じた処理、
例えば通信ラインを介して検出信号の送信、イベント検
出された画像信号のビデオ出力器21への供給等を行う
ようにしてもよい。
【0045】図4は、合体画像の例を示す図であり、居
室の天井に図1に示す遠隔操作カメラ1を設置して撮像
して得られた合体画像の例である。図5は、遠隔操作カ
メラ1の各撮像装置の撮像範囲を説明するための図であ
る。図4の画像を得るために、角度部材41(図1参
照)上の各撮像装置は、図5に示すように5つの撮像装
置の隣り合う撮像領域が重なるように方向付けられてい
る。従って、遠隔操作カメラ1は、図3で説明したよう
に、重なり領域のデータが対応付けて、一つの合体画像
を作成する。
【0046】図5に示すように、遠隔操作カメラ1は、
天井31に設置され、床面32に向けて固定されてい
る。遠隔操作カメラ1の複数の撮像装置33、34、3
5、36、37は、それぞれ撮像領域R1、R2、R
3、R4、R5を撮像している。
【0047】図4において、4−15は、合体画像を示
す。合体画像4−15は、図3で示すように5つの撮像
装置からの画像データを合体したものである。図4にお
いて、31は、天井面であり、32は、床面である。4
1は机であり、42は椅子である。43と44はいわゆ
るパーティションである。45と49は窓であり、4
6、47及び48は書棚である。51は、切出領域であ
る。
【0048】上述したような合体画像を本遠隔操作カメ
ラにより監視しているとき、遠隔操作カメラ1の端子2
2にテレビモニタを接続すると切出領域51の画像が、
モニタ上に映し出される。
【0049】次にこのように監視しているときに、上述
した制御情報の生成、イベント認識の処理がどのように
行われるかを説明する。例えば、切出領域51の中に、
人が現れると、画像処理部20内のマッチング処理によ
り人が検出され、そのマッチング結果が制御情報生成部
23およびイベント認識部24へ供給される。制御情報
生成部23は、人検出のデータを受信すると、切出画像
のサイズを演算あるいは決定する。合体画像中の人画像
のある画素位置データ及び画素情報に基づいて、人の存
在する空間内の位置あるいは距離が判定できるので、切
出画像の大きさは、その位置あるいは距離データに基づ
いて、人の大きさに応じた大きさが決定される。あるい
は、画像データ中の対象物(人)の形状データの外接長
方形をとることによって、切り出すべき画面の縦横のサ
イズを決定するようにしてもよい。その長方形の中心位
置データと縦横の大きさデータ(あるいはそれよりも予
め決められた量だけ大きなサイズのデータ)の切出領域
信号が制御情報生成部23から切出処理器17へ与えら
れる。これらの位置データ等に基づいて、合体画像から
切り出される画像の領域、すなわち切出範囲が指定され
る。
【0050】その結果、ある広い範囲範囲を切り出して
監視していたときに、突然、人が現れた場合、従来のよ
うなズームされながら拡大されていくことなく、対象物
である人の大きさに合わせた切出画像が瞬時にビデオ信
号として出力され、モニタ上に映し出されることにな
る。また、その後、人が動いて、画像処理部20におい
てその移動方向が検出されると、その移動したことが制
御情報生成部あるいはイベント認識部24により判定さ
れる。その判定結果により、再度切出領域の位置および
サイズが演算され、その演算結果に基づいて切出領域信
号が切出処理器17へ与えられる。その結果、対象物で
ある人の動きに伴って切出範囲及びその画像のサイズ
(大きさ)が適切に調整された画像信号が出力できる。
【0051】このように、予め決められた撮像範囲を動
画像信号(あるいは単位時間当たりのコマ数の多い静止
画像)で撮像しているとき、人が現れるとマッチング処
理等の画像処理により人が検出されて上述したようにそ
の人の大きさに合わせた切出画像が瞬時にモニタ上に現
れる。そして、人が歩行する等してその予め決められた
撮像範囲内で動くと、その動きに応じてその切出画像
は、合体画像中の切出範囲が変更されていく。その切出
範囲は人の動きに応じて変更されるので、切出画像には
検出された人の画像が常に表示されることになる。
【0052】また、イベント認識部は、人が認識された
ので、人が現れたというイベントを認識し、そのイベン
ト情報をI/F25を介して通信ライン26へ送信す
る。送信されたイベント情報は、接続されたセンタ装置
(図示せず)へ供給される。
【0053】制御情報としては、上述したようにドアの
施錠あるいは開錠等、種々の制御情報がある。どのよう
な制御情報を生成するかは、画像データと画像処理結果
データに基づいて予め決められる。イベント情報も、上
述したように移動物体の検出等、種々のイベント情報が
ある。制御情報と同様、どのようなイベント情報を生成
するかは、画像データと制御情報データに基づいて予め
決められる。発生させたい制御情報およびイベント情報
が予め決められて、ハードウエア回路に設定されあるい
はソフトウエアプログラムに記述されているので、所望
の状態の発生に応じた制御および検出をすることができ
る。
【0054】特に、合体画像を得ることに関して、制御
情報は、露光調整に利用することもできる。各撮像装置
4は、露光調整手段を有し、撮像された画像データに基
づいて、各撮像装置4の露光調整を行う。具体的には、
複数の画像データを合体するときに、各撮像装置4で撮
像している領域の明るさの違いがあるとき、制御情報生
成部23は、各撮像装置4の絞りを制御する露光調整用
制御信号の生成をする。制御情報生成部23は、切出画
像が複数の撮像装置4による画像データの合体部分を含
む場合に、切出画像中の個々の撮像装置4による画像デ
ータの明度値を演算する。そして、それらの明度値に所
定以上の差があるときは、明度度値が等しくなるように
撮像装置4の絞りを制御する制御信号が生成されて、撮
像装置4へ制御信号線4−1を介して供給される。
【0055】なお、各撮像装置4の撮像画像の明るさの
平均値が、切出画像全体の明るさの平均値となるように
調整するのではなく、切出画像中の予め決められた領域
あるいは画素の露光が適切になるように調整してもよ
い。
【0056】さらに、露光調整は、絞り調整ではなく、
シャッタースピード調整あるいはAGC(オートゲイン
コントロール)のゲイン調整でもよい。
【0057】また、マスク情報部13−2の画像データ
の使用例を説明する。図4の合体画像中、固定された机
41上に置かれる書類を監視用テレビモニタに表示させ
たくない場合がある。その場合は、合体画像中の机41
の形状に合わせた円形の(あるいは矩形でもよいが)マ
スク用画像データ(所謂はめ込み画像データ)を、マス
ク情報部13−2にストアしておく。そして、机41の
部分はマスク領域として予め指定しておき、その合体画
像中の机41部分の画像だけがマスク用画像データで置
換されて、合体画像がメモリ13−1にストアされる。
なお、合体画像中の画像を置き換えるのではなく、切出
画像中の机の部分の画像データを置換するようにしても
よい。
【0058】このようにすることによって、予め指定さ
れたマスク領域が、監視用モニタに表示される領域と重
なったとしても、その領域の画像は予め指定されたマス
ク用画像データで置き換えられるので、監視用モニタに
より机41上の書類が覗かれることがない。
【0059】なお、遠隔操作カメラ1において、複数の
撮像装置の光軸が図6に示すような方向に向けられるよ
うにしてもよい。図6は、遠隔操作カメラ1の各撮像装
置の他の構成例を説明するための図であり、図5と同じ
ような撮像範囲であるが、各撮像装置の向けられている
方向が異なっていることを示している。中央の撮像装置
35の両側の4つの撮像装置33、34、36、37の
光軸L1、L2、L4、L5は、真中の撮像装置35の
光軸方向L3に対して、角度部材41により内側に向け
られるような所定の角度(θ1、θ2)を有するように
して方向が付けられている。従って、真中の3つの画像
データに基づいて得られる合体画像は、両側の撮像装置
を真中の撮像装置の光軸に対して外側に向けたときより
は、光軸がクロスするように配置されるので、装置全体
をコンパクトにすることができる。
【0060】図7は、遠隔操作カメラ1の各撮像装置の
さらに他の構成例を説明するための図である。ここで
は、撮像装置が3つの例を示す。ケース52内に3つの
撮像装置が設けられ、上蓋53には、ミラー面を有する
ミラー部材54a、54b、54cが固定されている。
ケース52の一面には開口部57が形成されており、そ
の開口部57は図7では手前左側側面に形成されてい
る。各撮像装置56a、56b、56cは、ケース52
に固定されたプリント基板55上に固定される。上蓋5
3をケース52にネジ止め、接着等により固定すること
で、遠隔操作カメラ1が完成する。ここで、プリント基
板55上の撮像装置56a、56b、56cは、開口部
を通ってミラー部材54a、54b、54cのミラー面
で反射された光線を受光する。ミラー部材54a、54
b、54cのミラー面は、開口部57の方向に対して傾
いている。すなわち、開口部57からの光線が、ミラー
面で反射させて対応する撮像装置に向かうように、各ミ
ラー面が傾けられている。このカメラを天井に設置する
のであれば、開口部57が床面に向けられる。なお、ミ
ラー面の角度を変更することで天井から真下方向以外の
床面方向の撮像が可能である。さらに、遠隔操作カメラ
1を斜めに向けようにして天井に設置してもよい。
【0061】図7では、開口部57からの光線は、各ミ
ラー面でほぼ直角に向きを変えられて撮像装置へ入る。
さらに、開口部57からミラー部材54a、54cのミ
ラー面に向かう光線の光軸は、開口部57から真中のミ
ラー部材54bのミラー面に向かう光線の光軸に対し
て、開口部57の中心から外側に向けられている。この
ような構成にすることにより、両側の撮像装置で撮像さ
れる範囲が広がり、開口部57の方向のパノラマ画像を
得ることができる。
【0062】また、プリント基板55上に撮像装置56
a、56b、56cを、前述した角度部材を用いずに設
けることができるので、製造上の工数も著しく低減す
る。図1に示したような角度部材4aを用いたときは、
撮像装置4とプリント基板3を電気的に接続するための
ケーブルを接続しなければならないが、図7のような構
成によれば、プリント基板55上の配線パターンだけを
用いるのでこのようなケーブル接続は不要となる。
【0063】図8は、図7の遠隔操作カメラを2つ上下
に重ねて構成された遠隔操作カメラの斜視図である。図
8では、各遠隔操作カメラの開口部が同方向に向けられ
ている。2つ重ねの遠隔操作カメラは、撮像装置56
a、56b、56c、56a'、56b'、56c'と、
ミラー部材54a、54b、54c、54a'、54
b'、54c'を有する。撮像装置56a、56b、56
cはプリント基板55に、撮像装置56a'、56b'、
56c'はプリント基板55'に固定されている。ミラー
部材54a、54b、54cは蓋53に、ミラー部材5
4a'、54b'、54c'は蓋53'に固定されている。
【0064】図7のカメラに比べて、6つの撮像装置を
用いているので、より広い範囲を撮像することができ
る。ここでは、2つのカメラの間の平面に対して面対象
となるように重ねられているが、面対象とならないよう
に重ねてもよい。また、上下に重ねるときにケース52
と52'の間にスペーサ等を設ける等して、上下の開口
部間で光線光軸が平行とならないで、広がるようにして
もよい。さらに、2つの開口部の方向は、同一方向でな
くてもよく、観察対象に応じて異なっていてもよい。
【0065】次に、上述した遠隔操作カメラを応用した
システムについて説明する。
【0066】また、本遠隔操作カメラは、赤外線等を利
用した人感知センサ、位置検出装置等と組み合わせて使
用することができる。図9は、位置検出装置と組み合わ
せて遠隔操作カメラを用いたシステム構成を説明するた
めの図である。ここでは、位置検出装置の位置検出手段
としては、いわゆるGPS(Global Posit
ioning System)による位置検出手段を用
いるが、他の位置検出手段を用いても良い。図9に示す
ように、遠隔操作カメラ1からの信号(ビデオ信号およ
び通信信号)が接続されたセンタ装置61は、位置情報
を受信するように位置検出装置62と接続されている。
例えば監視したい人物63にGPSを利用した位置検出
用の発信器64を携帯させ、位置検出装置62は、その
発信器64からの位置信号を受信する。位置検出装置6
2は、発信器64からの信号をアンテナ65により受信
することによって、発信器64の三次元空間内の座標位
置を検出することができる。検出された座標位置データ
は、センタ装置61へ供給される。センタ装置61は、
予め遠隔操作カメラによる合体画像の位置と、位置検出
装置62からの座標位置データとの関連付けデータを有
している。従って、センタ装置61は、位置検出装置6
2からの位置データが遠隔操作カメラ1の合体画像の範
囲内になると、発信器64の位置(上記人物63の位
置)を切り出すように遠隔操作カメラ1へ、切出領域を
指示するコマンドを送信する。切出領域指示コマンドに
は、位置データと切出画像の大きさデータが含まれる。
遠隔操作カメラ1は、その切出領域指示コマンドを受信
すると、そのコマンドに基づいて切出処理部17へ切出
コマンドを供給する。従って、位置検出装置62からの
位置データが受信されて、監視したい物、人物等を常に
監視するようなシステムを実現することができる。
【0067】さらに、同一範囲を複数の遠隔操作カメラ
でモニタしてもよい。その場合、位置検出装置からの座
標位置データに基づいて、複数の遠隔操作カメラによ
り、同一対象物の切出画像を得てその同一対象物の切出
画像のデータをセンタ装置のメモリ装置にストアするこ
とにより、同一対象物について視点を変更した監視画像
を得ることができる。
【0068】図10は、天井面に複数の遠隔操作カメラ
1を設け、同一の対象範囲を異なる視点から撮像して、
各カメラの視点からの合体画像を得るようにした場合を
説明するための図である。図11は、各遠隔操作カメラ
1から得られる切出画像の例を示す図である。各遠隔操
作カメラ1は、床面32上の人を検出あるいは人の位置
データに基づいて、人の画像を切出画像として撮像して
いる。視点が異なるので、切り出された画像は、図11
に示すようにそれぞれ異なる。真中の遠隔操作カメラ1
の画像は、図11の(B)に示すものであり、左の遠隔
操作カメラ1の画像は、図11の(A)に示すものであ
り、右の遠隔操作カメラ1の画像は、図11の(C)に
示すものである。従って、センタ装置の監視者は、いず
れかの視点からの切出画像を選択して対象を監視するこ
とができる。このような構成は、1方向からだけでは監
視対象の認識が不十分な場合等に特に有効である。
【0069】図12は、一つあるいは複数の遠隔操作カ
メラにより撮像された切出画像を、インターネットなど
の通信網を介して広く提供するシステムの構成を説明す
るための図である。図において、センタ装置71には、
複数の遠隔操作カメラ72が通信ライン73により接続
され、一つの監視システムが構築されている。接続方式
は、ここではカスケード型(いわゆるデイジーチェー
ン)で遠隔操作カメラ72が接続されているが、バス
型、スター型等の接続形式でもよい。通信プロトコルも
接続方式に合わせて、時分割通信等が採用される。セン
ター装置71及び遠隔操作カメラ72には、その通信プ
ロトコルを実行するための通信回路等が設けられる。さ
らに、監視センタ装置71は、通信ライン75に接続さ
れている。なお、通信ライン73は、いわゆるLAN
(ローカルエリアネットワーク)であってもよい。
【0070】センタ装置71とは別系統の監視システム
を構成するセンタ装置74があり、センタ装置71と同
じ通信ライン75に接続されている。センタ装置74に
も、複数の遠隔操作カメラ(図示せず)が接続されてい
る。センタ装置71、74以外のセンタ装置(図示せ
ず)が通信ライン75へ接続されていてもよい。メモリ
装置77が接続された画像提供装置であるサーバ装置7
6が、通信ライン75に接続されている。
【0071】ここでは、各遠隔操作カメラ72は、セン
タ装置71へ合体画像及び切出画像を送信する。センタ
装置71は、複数の遠隔操作カメラ72からの複数の合
体画像及び切出画像を、サーバ装置76へ送信する。サ
ーバ装置76は、受信した合体画像及び切出画像をメモ
リ装置77にストアする。78は、いわゆるゲートウエ
イ装置であり、インターネット網79と通信ライン75
を接続する装置である。このような構成において、サー
バ装置76は、インターネット網において、いわゆるウ
エブサーバとして機能する。
【0072】従って、インターネット79を介してその
インターネットに接続された端末装置(図示せず)か
ら、所望の切出画像をみたいという要求コマンドを送信
すると、その要求コマンドに応じて、サーバ装置76は
各センタ装置から受信した切出画像をその要求コマンド
を送信した端末装置へ送信する。
【0073】さらに、端末装置側のオペレータは、所望
の合体画像の中から所望の切出画像をインターネットを
介してみることができる。この場合、端末装置からその
合体画像と切出範囲を指定するデータをウエブサーバ装
置76へ送信する。ウエブサーバ装置76は、その指定
データを受信すると、対応する合体画像データから指定
された範囲の画像を切り出し、その要求をしてきた端末
装置へ切出画像データを送信する。なお、インターネッ
トを介して、パソコン等のモニタ上に表示されるだけで
なく、インターネットに接続可能な携帯電話の表示画面
上に表示されるようにしてもよい。
【0074】なお、要求コマンドを送信する端末装置
は、通信回線73に接続された端末装置であってもよ
い。さらに、ユーザからの要求がなくても、予め決めら
れた端末装置へ、予め決められた合体画像の予め決めら
れた一部の画像を切り出して、自動的に送信するように
してもよい。このような自動送信は、いわゆるプッシュ
型送信である。
【0075】また、ウエブサーバにストアされる合体画
像及び切出画像は、常に最新の画像をストアするのでは
なく、インターネットを介して表示要求があったときに
のみ最新の画像に置き換えるか、あるいは一定周期毎に
置き換えるようにしてもよい。
【0076】また、図12のシステムは、図9の位置検
出装置と組み合わせることもできる。遠隔にある対象
物、例えば人に発信器を携帯させれば、遠隔操作カメラ
の撮像範囲にある限りにおいて、その人の切出画像がイ
ンターネットを介して常にモニター装置上に表示させる
ことができる。
【0077】また、遠隔操作カメラ72の合体画像ある
いは切出画像が、他の遠隔操作カメラの合体画像あるい
は切出画像と重なっているときは、複数の遠隔操作カメ
ラ間の位置関係と、各合体画像あるいは各切出画像上の
同一物体の存在する方向の光軸(視線光軸)の角度デー
タとから、三角測量の原理によりその物体までの距離あ
るいは三次元空間内の位置を算出することができる。合
体画像と切出画像の各画素毎に視線光軸の角度値を予め
演算して求めておき、その物体上の画素の距離から視線
光軸の角度データを得ることができる。従って、遠隔操
作カメラ間の距離データと角度データに基づいて、サー
バ装置76あるいはセンタ装置71、74は距離を演算
することができる。なお、一つの撮像装置であっても複
数の視線光軸を有するときは、それらの視線光軸の差に
基づいて距離を演算することもできる。
【0078】また、上述した遠隔操作カメラはCPUを
搭載しているので、通信ラインを介して遠隔操作カメラ
へJAVA(登録商標)アプレットを送信し、CPUで
そのJAVA(登録商標)アプレットに記述されたプロ
グラムを実行させることもできる。そのプログラムとし
ては、画像処理部で実行される画像処理プログラム、制
御情報生成部の制御情報生成のためのプログラム、イベ
ント認識器のイベント認識プログラム等、種々のプログ
ラムがある。また、プログラム自体ではなく、既に遠隔
操作カメラに搭載されているプログラムが用いるパラメ
ータ等を変更するプログラム等でもよい。このようにJ
AVA(登録商標)アプレットを用いることによって、
時間、日、イベントに応じて、画像処理内容、制御内
容、イベント認識内容等を変更することもできる。
【0079】さらに、遠隔操作カメラの撮像装置として
は、通常の光を受光する受光素子の撮像装置ではなく、
赤外線を受光する受光素子の撮像装置であってもよい。
赤外線を利用することで、夜間等人間には見えない状況
における監視等に応用することができる。
【0080】以上説明したように、本実施の形態に係る
遠隔操作カメラは、従来の監視カメラに比べ、切り出さ
れる画像が粗くなることがない。設置状況あるいは監視
内容に応じて解像度をさらに上げる必要があるときは、
電子的撮像装置の数を増やせばよい。必要に応じて解像
度を高くすれば、より細かな監視を実現することができ
る。
【0081】さらに、上述した実施の形態に係る遠隔操
作カメラは、複数の電子的撮像装置を用いているので、
従来のモータ駆動式監視カメラに比べ、稼動部がなく故
障も少なく、かつ非常にコンパクトにすることができ
る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切り出される画像が粗くなることなく、かつ所望の範囲
の画像が速く得られる遠隔操作カメラ及び画像提供装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遠隔操作カメラ装置
の構成を説明するための斜視図である。
【図2】遠隔操作カメラ1の回路構成例を示す図であ
る。
【図3】合体画像について説明するための図である。
【図4】合体画像の例を示す図である。
【図5】遠隔操作カメラの各撮像装置の撮像範囲を説明
するための図である。
【図6】遠隔操作カメラの各撮像装置の他の構成例を説
明するための図である。
【図7】遠隔操作カメラのさらに他の構成例を説明する
ための図である。
【図8】遠隔操作カメラを2つ上下に重ねて構成された
遠隔操作カメラの斜視図である。
【図9】位置検出装置と組み合わせて遠隔操作カメラを
用いたシステム構成を説明するための図である。
【図10】複数の遠隔操作カメラを設け、同一の対象範
囲を異なる視点から撮像して合体画像を得るようにした
場合を説明するための図である。
【図11】各遠隔操作カメラから得られる切出画像の例
を示す図である。
【図12】複数の遠隔操作カメラにより撮像された切出
画像を通信網を介して広く提供するシステムの構成を説
明するための図である。
【符号の説明】
1、72・・・遠隔操作カメラ 2・・・支持部材 3・・・プリント基板 4、33、34、35、36、37・・・撮像装置 4a・・・角度部材 5・・・処理回路 6・・・カバー 11・・・CPU 12、13−1、18・・・メモリ 13・・・合体画像生成部 13−2・・・マスク情報部 14・・・テーブル部 15・・・座標生成部 16・・・パラメータ生成部 17、17−1・・・切出処理部 17−2・・・変換処理部 19・・・画像切換部 20・・・画像処理部 21・・・ビデオ出力部 22・・・端子 23・・・制御情報生成部 24・・・イベント認識部 25・・・インターフェース 52、52'・・・ケース 53、53'・・・蓋 54a、54b、54c、54a'、54b'、54c'
・・・ミラー部材 55、55'・・・プリント基板 56a、56b、56c、56a'、56b'、56c'
・・・撮像装置 61、71、74・・・センタ装置 62・・・位置検出装置 64・・・発信器 65・・・アンテナ 76・・・ウエブサーバ 78・・・ゲートウエイ 79・・・インターネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 15/00 U 5C054 17/00 17/00 B 17/17 17/17 17/56 17/56 Z G06T 3/00 400 G06T 3/00 400A H04N 5/232 H04N 5/232 B 7/18 7/18 D F V Fターム(参考) 2H002 CC01 CC21 GA01 GA02 GA32 GA33 GA35 GA66 GA71 JA07 JA08 2H101 FF00 2H105 EE16 5B057 AA19 BA02 BA19 BA24 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB08 CB12 CB16 CE09 CE10 5C022 AA01 AB61 AB62 AB65 AB66 AC42 AC69 5C054 AA02 AA04 ED02 FD02 HA18

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め決められた撮像範囲を静止画像あるい
    は動画像で撮像する複数の撮像装置と、 前記複数の撮像装置からの各画像データを繋ぎ合わせて
    連続した少なくとも1つの合体画像を生成する合体画像
    生成手段と、 生成された前記合体画像の一部を切り出す切出手段と、 該切出手段により切り出された切出画像の画像データを
    予め決められたサイズの画像に変換して出力するための
    出力手段とを有し、 前記複数の撮像装置は支持部材に固定され、前記切出画
    像の範囲は予め決められ、あるいは指定されていること
    を特徴とする遠隔操作カメラ。
  2. 【請求項2】請求項1の遠隔操作カメラにおいて、前記
    範囲の指定は、通信手段を介して受信されたデータによ
    り行われることを特徴とする遠隔操作カメラ。
  3. 【請求項3】請求項1の遠隔操作カメラにおいて、前記
    範囲の指定は、前記合体画像の範囲内に存在する対象物
    の位置データに基づいて行われ、前記位置データに基づ
    き、前記切出画像のサイズを決定することを特徴とする
    遠隔操作カメラ。
  4. 【請求項4】請求項1の遠隔操作カメラにおいて、前記
    範囲の指定は複数あることを特徴とする遠隔操作カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】請求項1の遠隔操作カメラにおいて、前記
    範囲が、予め指定された領域と重なっているときは、該
    重なっている部分の画像データは、予め指定された画像
    データで置換して出力することを特徴とする遠隔操作カ
    メラ。
  6. 【請求項6】請求項1の遠隔操作カメラにおいて、さら
    に、ミラー手段を有し、前記複数の撮像装置は、同一平
    面上に設けられ、前記撮影範囲からの光線を前記ミラー
    によって反射させることによって、前記光線の光軸を変
    更して前記撮像装置で受光するようにしたことを特徴と
    する遠隔操作カメラ。
  7. 【請求項7】請求項1の遠隔操作カメラにおいて、さら
    に画像処理手段を有し、該画像処理手段は、コントラス
    ト強調処理、輪郭強調処理、明度補正処理、色調変換処
    理、マッチング処理、背景認識処理及びテクスチャー強
    調処理の内、少なくとも1つを実行することを特徴とす
    る遠隔操作カメラ。
  8. 【請求項8】請求項7の遠隔操作カメラにおいて、前記
    画像処理手段の画像処理結果に基づき、切出画像の位置
    とサイズを決定することを特徴とする遠隔操作カメラ。
  9. 【請求項9】請求項1の遠隔操作カメラにおいて、さら
    に露光調整手段を有し、前記切出画像データに基づい
    て、各撮像装置の露光調整を行うことを特徴とする遠隔
    操作カメラ。
  10. 【請求項10】請求項1の遠隔操作カメラから通信回線
    を介して送信された前記合体画像をメモリにストアする
    画像提供装置であって、 該画像提供装置は、前記通信回線あるいは他の通信回線
    を介する端末装置からの要求に応じて前記端末装置へス
    トアした前記合体画像の一部を切り出し、あるいは予め
    決められた端末装置へ予め決められた前記合体画像の一
    部を切り出して、その切り出した切出画像データを送信
    する送信手段を有することを特徴とする画像提供装置。
  11. 【請求項11】請求項10の画像提供装置において、前
    記端末装置は、携帯電話あるいは携帯端末装置であるこ
    とを特徴とする画像提供装置。
  12. 【請求項12】複数の請求項1の遠隔操作カメラから通
    信回線を介して送信された複数の前記合体画像をメモリ
    にストアする画像提供装置であって、 該画像提供装置は、遠隔操作カメラの複数の視線光軸の
    差に基づいて、前記合体画像中の物体の距離を演算する
    距離演算手段を有することを特徴とする画像提供装置。
  13. 【請求項13】複数の請求項1の遠隔操作カメラから通
    信回線を介して送信された複数の前記合体画像をメモリ
    にストアする画像提供装置であって、 該画像提供装置は、複数の遠隔操作カメラにより撮像さ
    れた同一対象物の画像データをストアすることを特徴と
    する画像提供装置。
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