JP2003023277A - 閉鎖型分割カバー - Google Patents

閉鎖型分割カバー

Info

Publication number
JP2003023277A
JP2003023277A JP2001208406A JP2001208406A JP2003023277A JP 2003023277 A JP2003023277 A JP 2003023277A JP 2001208406 A JP2001208406 A JP 2001208406A JP 2001208406 A JP2001208406 A JP 2001208406A JP 2003023277 A JP2003023277 A JP 2003023277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
split
split cover
attached
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001208406A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Fukuoka
顕 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001208406A priority Critical patent/JP2003023277A/ja
Publication of JP2003023277A publication Critical patent/JP2003023277A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Patch Boards (AREA)
  • Distribution Board (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 任意の分割カバーからの取り付け、取り外し
が可能であり、分割カバーの重ね合わせ部の段差を外観
から無くした構造の閉鎖型分割カバーを得る。 【解決手段】 分割カバーは、互いに一部が重ね合わせ
られる上段カバー21と下段カバー22よりなり、上段
カバー21は平板形状であり、下段カバー22は平板形
状に加え、上段カバー21に重ね合わせられる平板上縁
部に、上段カバー21の裏面側に入りこむ重ね合わせ部
22bを設けた構造とする。上段カバー21を盤本体1
1に取り付けた状態で、その下段に下段カバー22を取
り付ける場合は、下段カバー22を斜めに傾けて、重ね
合わせ部22bを上段カバー21の裏面側に挿入した状
態となるように取り付け、下段カバー22を取り外す際
は、下段カバー22を傾斜させて引き抜くように取り外
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筐体の内部に配
置される盤内実装機器などを外部と遮断するために用い
る複数枚の分割カバーからなる閉鎖型分割カバーに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術による分割カバーを、図13
ないし図15を用いて説明する。図において、符号11
は内部に制御盤・配電盤などを収納した筐体である盤本
体、23は盤本体11の正面または背面など、直方体の
側面に位置する開放された面に、上中下段に分割されて
取り付けられた分割カバーのうち、盤本体11を閉鎖型
構造とするために下縁部23cを表面側(外観側)に段
曲げした上、中段の分割カバー、24は下段の分割カバ
ー、23a、23bはカバーを盤本体11に固定するた
めの穴、23b、24bはつまみネジを盤本体11に取
り付けた状態で、カバーの取り付け、取り外しをするた
めのダルマ穴、32は工具レスでカバーを盤に固定する
ためのつまみネジ、50はカバー取り付け、取り外し時
のための回転取手である。
【0003】盤本体11に従来の分割カバーを取り付け
る場合の動作について説明する。まず、盤本体11に、
ダルマ穴23b、24bに嵌合させるつまみネジ32を
途中までねじ込んで取り付ける。次に、このつまみネジ
32の頭部をダルマ穴23b、24bの大径部に通して
分割カバー23、24をこのつまみネジ32に引っ掛け
る。その後に、穴23a、24aに嵌合させるつまみネ
ジ32をねじ込み取り付ける。なお、分割カバー23、
24の取り付けには順序があり、下段より順に取り付け
していく必要がある。盤本体11から分割カバーを取り
外す場合の動作については、上記とは逆の動作となるた
め、上部より順に取り外していく必要がある。また、別
の従来の技術が特開平9−312910号公報に開示さ
れており、盤内の気流を調整可能な制御盤について示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の分割カバーは、
上記のように取り付け、取り外しに順序の制約があるた
め、例えば保守などで盤の最下部に位置する実装品のメ
ンテナンスをする際に、下段の分割カバー24のみを取
り外すことができず、上部より順に全ての分割カバー2
3、24を取り外す必要があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、任意の分割カバーの取り付
け、取り外しを、分割カバーの配置順序に制約されるこ
となく実施できメンテナンス作業性の向上を図ることが
可能であり、分割カバーの重ね合わせ部分の段差を外観
から無くすことで意匠性の向上を図ることが可能な閉鎖
型分割カバーを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる閉鎖型
分割カバーは、筐体の側面に脱着可能に取り付けられ、
上記筐体内部を閉鎖し、上下方向に配置される複数枚の
分割カバーよりなる閉鎖型分割カバーにおいて、上記分
割カバーは、互いに一部が重ね合わせられる上段カバー
と下段カバーを備え、上記上段カバーは平板形状であ
り、上記下段カバーは平板形状に加え、上記上段カバー
に重ね合わせられる平板上縁部に、上記上段カバーの裏
面側に入りこむ重ね合わせ部を設けたものである。
【0007】また、この発明に係わる閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記筐体は、盤内実装
機器を収納し、上記分割カバーによって外部との遮断を
図るものである。
【0008】さらに、この発明に係わる閉鎖型分割カバ
ーは、上記のような構成において、上記分割カバーの裏
面には補強金具が配置され、上記補強金具で上記分割カ
バーの反りを防止するとともに、上記分割カバーの重量
を支持するものである。
【0009】また、この発明に係わる閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記分割カバーを上記
筐体に固定する固定ネジとして、抜け止めワッシャ付つ
まみネジを用いるものである。
【0010】さらに、この発明に係わる閉鎖型分割カバ
ーは、上記のような構成において、上記分割カバーを上
記筐体に固定する固定ネジの受け側に、フローティング
ナットを設置するものである。
【0011】また、この発明に係わる閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記分割カバーの裏面
側に、上記分割カバーと上記筐体との隙間を塞ぐように
ゴムシートを貼り付けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1の閉鎖型分割カバーを、直方体形状の筐体
である盤本体の側面に取り付けた斜視図(この図1で
は、閉鎖型分割カバーが取り付けられる側面が正面とな
っている。)であり、図2は、盤本体に分割カバーを取
り付けた状態で、分割カバーが左側に位置するように側
面から観察した側断面図である。図3は分割カバーの正
面図を示している。閉鎖型分割カバーは、盤本体に脱着
可能に取り付けられている。
【0013】図において、符号21は、上下方向に配置
される複数枚の分割カバー(この図の場合は、上中下段
に配置された分割カバー)のうち、上段に配置された上
段カバーを示すものであり、図3に示すように、平板形
状となっている。22は、中下段に配置された下段カバ
ー(中段、下段の分割カバーは形状が同じなので、総称
して下段カバーとする。)であり、平板形状に加え、上
段カバー21と重ね合わせられる平板上縁部に、上段カ
バー21の裏面側に入りこむ、段曲げされた形状の重ね
合わせ部22bを備えている。上段、下段カバー21、
22は、重ね合わせ部22bを、その上段の下縁部裏側
に入りこませることで、互いに一部が重ね合わせられ、
盤本体11に固定ネジにより取り付けられる。
【0014】21a、22aは上段、下段カバー21、
22を盤本体11に固定する際にネジ31を嵌合させる
穴であり、上段、下段カバー21、22にはそれぞれ従
来のものと同様に、カバー取り付け、取り外し時のため
の回転取手50が設けられている。なお、図1ないし図
3には、分割カバーが1枚の上段カバー21と2枚の下
段カバー22からなる三段構成の例を示しているが、二
段構成の場合は1枚の上段カバー21と1枚の下段カバ
ー22から分割カバーが構成され、四段以上の構成の場
合は、最上段に配置される1枚の上段カバー21と、そ
の下段に連続して配置される3枚以上の下段カバー22
によって構成される。
【0015】次に、盤本体11に分割カバーを取り付け
る場合の動作について説明する。従来の分割カバーは取
り付け順序に制約があったが、この発明による分割カバ
ーは、上段カバー21、下段カバー22のいずれのカバ
ーからでも盤本体11に取り付けることが可能である。
上段カバー21の取り付けの際は、盤本体11の所定の
位置に上段カバー21を配置し、穴21aにネジ31を
ねじ込んで取りつけする。図2に示すように、上段カバ
ー21を取り付け後、中段または下段に位置する下段カ
バー22を取り付ける場合は、下段カバー22を傾斜さ
せて重ね合わせ部22bを盤本体11の内側に、その上
段に位置する分割カバーの下縁部裏側に挿入し、上下位
置合わせをしてから下段カバー22を垂直に戻した上、
穴22aにネジ31をねじ込み取り付ける。
【0016】盤本体11から分割カバーを取り外す場合
は、例えば中段に位置する下段カバー22のみを取り外
すには、ネジ31を取り外した後に下段カバー22の下
縁部を手前に引いて傾斜させ、下段カバー22を斜め下
に移動することにより取り外すことができる。
【0017】この実施の形態1による閉鎖型分割カバー
では、任意の分割カバーからの取り付け、取り外しを可
能としてメンテナンス作業性の向上を図れるだけでな
く、下段カバー22に形成した重ね合わせ部22bを、
その上段に配置された分割カバーの裏面側に配置し、外
観から段差を無くすことで意匠性の向上も図ることが可
能である。上記の分割カバーは、配電盤・制御盤などの
盤内実装機器を収納し、外部との遮断を図るものである
ことは言うまでもないが、その他、盤内実装機器の種別
に関わらず、箱型の盤に取り付ける閉鎖型分割カバーと
して用いるいことが可能である。
【0018】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2の閉鎖型分割カバーを図4ないし図6を用いて説明
する。図4は盤本体11に分割カバーを取り付けた状態
で、分割カバーが左側に位置するように側面から観察し
た側断面図、図5は分割カバーの正面図、図6は盤本体
11の分割カバーの取り付け面のフレーム部分を示す正
面図である。図において、符号60は、上段カバー21
および下段カバー22の裏面側に配置された横方向に伸
びるカバー反り止めのための補強金具であり、41は補
強金具60を支持するように盤本体11の分割カバー取
り付け面のフレームに固定された受金具である。11a
は盤本体11の分割カバー取り付け面のフレーム部分に
形成された固定ネジを嵌合させるためのネジ穴であり、
上段、下段カバー21、22に設けられた穴21a、2
2aの位置に対応するように開口されている。
【0019】補強金具60は、図5に示すように、盤本
体11の分割カバー取り付け面のフレーム部分の内側と
なる位置、つまり、盤本体11のフレーム部分に形成さ
れた、分割カバーの固定に用いる穴21a、22aの位
置よりも内側(同一面内、中央寄り)に配置される。受
金具41は、上段カバー21または下段カバー22に取
り付けられた補強金具60を下方向から支持できるよう
に、盤本体11の分割カバー取り付け面のフレームから
内側(同一面内、中央寄り)に突き出すように配置形成
されている。
【0020】なお、図4および図5には上段、下段カバ
ー21、22にそれぞれ2本の補強金具60が取り付け
られ、下側の補強金具60を受金具41で支持する例を
示しているが、これに限ることなく、三本以上の直線的
な補強金具60を用いてもよいし、上側の補強金具60
を、または上下両方の補強金具60を、それぞれの位置
に対応させて配置した受金具41で支持する構造として
もよい。以上のように、例えば鋼板よりなる分割カバー
の重量を、受金具41で支える構造としたため、上段、
下段カバー21、22の取り付け、取り外しの作業性が
向上するとともに、ネジ31をねじ込み取り付けする際
に分割カバーの重量によりネジ山が破損することを防ぐ
ことができる。
【0021】実施の形態3.次に、この発明の実施の形
態3の閉鎖型分割カバーを図7ないし図9を用いて説明
する。図7は盤本体11に分割カバーを取り付けた状態
で、分割カバーが左側に位置するように側面から観察し
た側断面図であり、図8は分割カバーを盤本体に取り付
けるネジとネジ受けを含むカバー固定部の詳細分解側断
面図、図9は分割カバーの正面図である。図において、
符号12は盤本体、32は上段、下段カバー21、22
の取り付けに用いる固定ネジである抜け止めワッシャ付
のつまみネジ、42は盤本体12の分割カバー取り付け
面のフレームに、内側(同一面内、中央寄り)に突き出
すように取り付けられた、つまみネジ32のネジ受けと
なる受金具、33はつまみネジ32を構成する部品であ
る抜け止めワッシャ、21aa、22aaは上段、下段
カバー21、22にそれぞれ設けられたつまみネジ32
を嵌合させるための穴であり、この穴21aa、22a
aの開口位置は、それぞれ受金具42に形成されたネジ
部42aの位置と合致する。
【0022】なお、上述の実施の形態1および実施の形
態2では、分割カバーは盤本体11の分割カバー取り付
け面のフレームに開口された穴にネジ31を嵌合させる
ことで取り付けていたが、この実施の形態3では盤本体
12の分割カバー取り付け面のフレームから内側に突き
出す受金具42につまみネジ32を嵌合させて取り付け
をするため、上段、下段カバー21、22にそれぞれ開
口される穴21aa、22aaは、実施の形態1または
実施の形態2の穴21a、22aの開口位置よりも内側
(同一面内、中央寄り)に設けられている。
【0023】つまみネジ32は、図8に示すように、ネ
ジ頭付近の直径がネジ径よりも小さくなっており、抜け
止めワッシャ33でカバー21、22を挟んだ状態で、
つまみネジ32が貫通している。具体的には、つまみネ
ジ32として、タキゲンA−176などを用いることが
できる。抜け止めワッシャ33としてはナイロン製のも
のを用いることができる。受金具42の前後取り付け位
置は、つまみネジ32を緩めた場合の逃げ寸法を確保し
つつ補強金具60を支えられる位置となっている。受金
具42のネジ部42aは、つまみネジ32が嵌合するめ
ねじが切られている。
【0024】以上のように、つまみネジ32の抜け落ち
を防止した構造としたため、工具レスでのカバーの取り
付け、取り外し作業が可能になるとともに、つまみネジ
32の落下紛失を防ぐことが可能となる。また、外側の
抜け止めワッシャ33により、つまみネジ32の回転時
に、分割カバー表面が傷付くことを防止できる。また、
実施の形態2の場合と同様に、補強金具60を受金具4
2が支持する状態となるように、受金具42の配置がな
されているため、上段、下段カバー21、22の重量に
よって、カバー取り付け時にねじ山が破損することを防
ぐことができる。
【0025】実施の形態4.次に、この発明の実施の形
態4について図10および図11を用いて説明する。上
述の実施の形態3では、固定ネジの受け側となる受金具
42は、ネジ部42aとしてめねじが切られた単純な構
造のものを示したが、この実施の形態4では、受金具に
容易に取り付けることが可能な、カバー固定用の可動構
造のフローティングナットを設ける場合について説明す
る。
【0026】図10は、実施の形態4による受金具43
を示す側断面図であり、図11は受金具43に取り付け
られるフローティングナット44の構成を示す分解斜視
図である。図において、符号43aは、盤本体の分割カ
バー取り付け面のフレームから内側に突き出した受金具
43の、ネジ受けとなる部分に開口された開口部、44
は固定ネジが嵌合する金属製の角ナット44bと、その
角ナット44bを包む金属製のケース44aによって構
成され、受金具43の開口部43aに、ケース44aの
屈曲部を嵌め込んで取り付けられるフローティングナッ
トである。
【0027】また、44bbは角ナット44bに切られ
ためねじ部分であるネジ部、44aaはケース44a
の、ネジ部44bbに合致する位置に設けられたボルト
逃げのための開口部をそれぞれ示している。なお、ケー
ス44aの側面部には、角ナット44bの抜け落ち止め
の枠が取り付けられている。ケース44a内において、
角ナット44bは2mm程度自在に動くよう、ケース4
4aの収納部分は角ナット44bよりも大きく形成され
ている。
【0028】以上のように、フローティングナット44
の角ナット44bを可動構造としたため、分割カバーの
取り付け時の多少の位置ズレにも柔軟に対応することが
できる。また、角ナット44bのネジ部43bが破損し
てしまった場合に、容易に交換することが可能である。
【0029】実施の形態5.次に、この発明の実施の形
態5について図12を用いて説明する。図12は、分割
カバーのうちの下段カバー22の重ね合わせ部22bの
端部を含む正面部分図である。図において符号70は重
ね合わせ部22bの裏面側に貼り付けられたゴムシート
であり、このゴムシート70は下段カバー22と筐体で
ある盤本体との隙間を塞ぐように配置されている。
【0030】既に、例えば実施の形態1の図2に示した
ように、中段に位置する下段カバー22を、上段、下段
に位置する分割カバーを取り付け後に取り付けようとし
た場合、点線で示すように下段カバー22を傾斜させ、
重ね合わせ部22bを上段カバー21の裏面側に挿入す
るように取り付けを行う。この時、重ね合わせ部22b
を挿入しやすくするために、分割カバーの取り付け面と
なる盤本体11のフレームの開口寸法は、重ね合わせ部
22bの幅よりも大きくなるように構成されている。従
って、重ね合わせ部22bの端部と盤本体11のフレー
ムとの間に隙間が生じてしまうが、この実施の形態5で
示したように、ゴムシート70を重ね合わせ部22b端
部の裏面に、盤本体11のフレーム側に突出するように
貼り付けて配置し、その隙間を塞ぐことで防塵効果が得
られる。
【0031】なお、上記の配置に限らず、上段、下段カ
バー21、22の裏面に、盤本体11との隙間を塞ぐよ
うにゴムシート70を適宜配置することで、防塵効果を
高めることができる。また、ゴムシート70を取り付け
ることで、分割カバーの取り付け、取り外し時の接触に
より盤本体11が傷付くことを防止である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の閉鎖型
分割カバーによれば、筐体の側面に脱着可能に取り付け
られ、上記筐体内部を閉鎖し、上下方向に配置される複
数枚の分割カバーよりなる閉鎖型分割カバーにおいて、
上記分割カバーは、互いに一部が重ね合わせられる上段
カバーと下段カバーを備え、上記上段カバーは平板形状
であり、上記下段カバーは平板形状に加え、上記上段カ
バーに重ね合わせられる平板上縁部に、上記上段カバー
の裏面側に入りこむ重ね合わせ部を設けたため、任意の
分割カバーからの取り付け、取り外しが可能であり、メ
ンテナンス作業性を向上させることができるとともに、
分割カバーの表面の段差を無くしたため、意匠性を向上
させることができる。
【0033】また、この発明による閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記筐体は、盤内実装
機器を収納し、上記分割カバーによって外部との遮断を
図るものであり、盤内実装機器の保護に適しており、ま
た、筐体内部に配置される実装機器のメンテナンス作業
性を向上させることができ、分割カバーの意匠性を向上
させることができる。
【0034】さらに、この発明による閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記分割カバーの裏面
には補強金具が配置され、上記補強金具で上記分割カバ
ーの反り止めを防止するとともに、上記分割カバーの重
量を支持するものであるため、上記のような効果に加
え、分割カバーの重量によって、固定用のネジのねじ山
が破損することを防止できる。
【0035】また、この発明による閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記分割カバーを上記
筐体に固定する固定ネジとして、抜け止めワッシャ付つ
まみネジを用いるため、上記のような効果に加え、固定
ネジの紛失、抜けを防止でき、工具レスで分割カバーの
取り付け、取り外しを行うことができ、また、つまみネ
ジに設けられた抜け止めワッシャにより、つまみネジの
回転時に分割カバーの表面が傷付くことを防止できる。
【0036】さらに、この発明による閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記分割カバーを上記
筐体に固定する固定ネジの受け側に、フローティングナ
ットを設置するため、上記のような効果に加え、分割カ
バー固定時の多少の位置ズレにも柔軟に対応することが
でき、またフローティングナットを構成する角ナットの
ねじ山が破損してしまった場合には、容易に交換するこ
とが可能となる。
【0037】また、この発明による閉鎖型分割カバー
は、上記のような構成において、上記分割カバーの裏面
側に、上記分割カバーと上記筐体との隙間を塞ぐように
ゴムシートを貼り付けたため、上記のような効果に加
え、防塵効果を得られるとともに、分割カバーの取り付
け、取り外し時の接触により筐体が傷付くことを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における閉鎖型分割
カバーを取り付けた盤本体の斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における分割カバー
を取り付けた盤本体の側断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1における分割カバー
の平面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における分割カバー
を取り付けた盤本体の側断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態2における分割カバー
の平面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2における盤本体の分
割カバー取り付け面のフレームを示す平面部分図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3における分割カバー
を取り付けた盤本体の側断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3における分割カバー
固定部の詳細分解側断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態3における分割カバー
の平面図である。
【図10】 この発明の実施の形態4における受金具の
側断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態4におけるフローテ
ィングナットの構成を示す分解斜視図である。
【図12】 この発明の実施の形態5における分割カバ
ーの正面部分図である。
【図13】 従来の分割カバーの側面図である。
【図14】 従来の分割カバーの側面図である。
【図15】 従来の分割カバーの正面図である。
【符号の説明】
11、12 盤本体 11a ネジ穴 21 上段カバー 21a、21aa、
22a、22aa 穴 22 下段カバー 22b 重ね合わせ
部 31 ネジ 32 つまみネジ 33 抜け止めワッシャ 41、42、43
受金具 42a、44bb ネジ部 43a、44a 開
口部 44 フローティングナット 44a ケース 44b 角ナット 50 回転取手 60 補強金具 70 ゴムシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AB02 AB12 AB51 AD01 BA08 BC05 ED02 ED06 ED17 ED27 FA08 GA06 GA22 GA23 GA47 GA53 GB93 GB94 5G016 AA04 CC03 CC10 CC13 5G361 AC01 AC04 AE01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の側面に脱着可能に取り付けられ、
    上記筐体内部を閉鎖し、上下方向に配置される複数枚の
    分割カバーよりなる閉鎖型分割カバーにおいて、上記分
    割カバーは、互いに一部が重ね合わせられる上段カバー
    と下段カバーを備え、上記上段カバーは平板形状であ
    り、上記下段カバーは平板形状に加え、上記上段カバー
    に重ね合わせられる平板上縁部に、上記上段カバーの裏
    面側に入りこむ重ね合わせ部を設けたことを特徴とする
    閉鎖型分割カバー。
  2. 【請求項2】 上記筐体は、盤内実装機器を収納し、上
    記分割カバーによって外部との遮断を図ることを特徴と
    する請求項1記載の閉鎖型分割カバー。
  3. 【請求項3】 上記分割カバーの裏面には補強金具が配
    置され、上記補強金具で上記分割カバーの反り止めを防
    止するとともに、上記分割カバーの重量を支持すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の閉鎖型分
    割カバー。
  4. 【請求項4】 上記分割カバーを上記筐体に固定する固
    定ネジとして、抜け止めワッシャ付つまみネジを用いる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の閉鎖
    型分割カバー。
  5. 【請求項5】 上記分割カバーを上記筐体に固定する固
    定ネジの受け側に、フローティングナットを設置するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の閉鎖型
    分割カバー。
  6. 【請求項6】 上記分割カバーの裏面側に、上記分割カ
    バーと上記筐体との隙間を塞ぐようにゴムシートを貼り
    付けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の閉鎖型分割カバー。
JP2001208406A 2001-07-09 2001-07-09 閉鎖型分割カバー Pending JP2003023277A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001208406A JP2003023277A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 閉鎖型分割カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001208406A JP2003023277A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 閉鎖型分割カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003023277A true JP2003023277A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19044235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001208406A Pending JP2003023277A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 閉鎖型分割カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003023277A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5188989B2 (ja) * 2007-01-22 2013-04-24 三菱電機株式会社 エレベータのかご天井装置
JP2017012694A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 ホシザキ株式会社 ガスフライヤー
JP2018170433A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社デンソーウェーブ セキュリティボックス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5188989B2 (ja) * 2007-01-22 2013-04-24 三菱電機株式会社 エレベータのかご天井装置
JP2017012694A (ja) * 2015-07-06 2017-01-19 ホシザキ株式会社 ガスフライヤー
JP2018170433A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 株式会社デンソーウェーブ セキュリティボックス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100306771B1 (ko) 게임기의시큐리티케이지및이것을사용한게임기
JP2763137B2 (ja) キーボードユニットおよびこのキーボードユニットを備えた小形電子機器
US6746502B2 (en) Electronics assembly with air filter
JP2003023277A (ja) 閉鎖型分割カバー
US6286916B1 (en) Computer bezel having a pivotable drive cover
JP5524713B2 (ja) 電子機器収納箱
US20080098638A1 (en) Window Unit for Display, Protection and Preventive Conservation of an Object of Limited Thickness
JP2003142857A (ja) ラックマウント型電子機器収納箱
JP5524712B2 (ja) 電子機器収納箱
JPH07303306A (ja) 機器配設ボックス
JP2011096922A (ja) 電気機器収納用キャビネット
JP6692513B1 (ja) 真空開閉器およびスイッチギヤ
JPH11184559A (ja) 携帯形情報機器
JPH09250775A (ja) 空気調和機
JP2001174050A (ja) 天井埋込形空気調和機
JP2022148588A (ja) 覆い蓋および装置
EP4312327A1 (en) Hanging assembly
JP2004159766A (ja) キャビネットの配線構造
JP2704596B2 (ja) パチンコ機
JP2008060388A (ja) キャビネットのカバー開閉構造
JPH03142899A (ja) ラックマウントケース
JPH09117021A (ja) 屋外形配電盤
RU2004126222A (ru) Портативное многодисплейное устройство
JP2002374079A (ja) モニター監視用ラック
JP2523046Y2 (ja) 電気装置のrom取りつけ構造