JP2003022282A - 検索システム及び検索方法 - Google Patents

検索システム及び検索方法

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JP2003022282A
JP2003022282A JP2001206139A JP2001206139A JP2003022282A JP 2003022282 A JP2003022282 A JP 2003022282A JP 2001206139 A JP2001206139 A JP 2001206139A JP 2001206139 A JP2001206139 A JP 2001206139A JP 2003022282 A JP2003022282 A JP 2003022282A
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evaluation
music
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axis
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Satoshi Kodama
聡 児玉
Tetsuya Oishi
哲也 大石
Takayuki Ogino
孝之 荻野
Hideji Sukou
秀次 須向
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザにより設定された言葉を用いて所望の
楽曲を検索でき、従来に比べて使い勝手がよい楽曲検索
システム及び楽曲検索方法を提供する。 【解決手段】 評価軸データベース22に、評価軸毎に
評価値範囲が設定された言葉を記録しておく。また、楽
曲評価データベース21には、楽曲毎に各評価軸の評価
値が記録されている。制御部11は、入力された検索ワ
ードを、評価軸データベース22を用いて、評価軸毎の
評価値範囲に変換する。その後、検索すべき楽曲の検索
評価値範囲を決定し、この検索評価値範囲に合致する楽
曲を楽曲評価データベース21から検索する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の母集団デー
タにより構成される母集団から所望の母集団データを抽
出する検索システム及び検索方法に関し、特にユーザに
より設定された言葉を用いて多数の楽曲のうちから所望
の楽曲を検索するのに好適な検索システム及び検索方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、楽曲データベースから所望の
楽曲を抽出する場合には、アーティスト名や楽曲名、楽
曲のジャンルなどを検索ワードとして検索する。しか
し、この方法では、ユーザがアーティスト名や楽曲名等
を正確に知らなければ、所望の楽曲を抽出することがで
きない。
【0003】特開平10−11463号には、曲調、テ
ンポ、明るさ及び歌手の歌唱力等を評価軸として楽曲を
検索する方法が開示されている。この方法では、楽曲毎
に曲調、テンポ、明るさ及び歌手の歌唱力等を数値化し
ておき、ユーザは用意された曲調、テンポ、明るさ及び
歌唱力等の評価軸のうちから所望の評価軸を1又は複数
選択し、それらの評価軸の数値範囲を指定することによ
り楽曲を検索する。
【0004】また、特開2000−207415号に
は、明るさ、テンポ及び騒がしさを評価軸とした楽曲の
検索方法が開示されている。この方法でも、ユーザが各
評価軸の数値を設定することにより、所望の楽曲を検索
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の楽曲検索方法は、いずれも評価軸の数値をユー
ザ自身が決めるものであり、使い勝手がよくない。例え
ば、従来の楽曲検索方法では、「元気が出る曲を聴きた
い」とか、「明るくてさわやかな曲が聴きたい」という
ようなユーザの抽象的な要求に対応することができな
い。
【0006】以上から、本発明の目的は、ユーザにより
設定された言葉を用いて所望の楽曲又は母集団データを
検索でき、従来に比べて使い勝手がよい検索システム及
び検索方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の検索システム
は、評価軸毎に評価値範囲が設定された複数の言葉を記
録した評価軸データベースと、母集団を構成する各母集
団データ毎に前記評価軸の評価値が設定された母集団デ
ータ評価データベースと、ユーザにより設定された言葉
に対し前記評価軸データベースを用いて前記評価軸毎に
検索評価値範囲を決定し、これらの検索評価値範囲に合
致する母集団データを前記母集団データ評価データベー
スを用いて抽出する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の検索方法は、複数の評価軸
を用意し、検索ワード毎に前記複数の評価軸の評価値範
囲を決めて評価軸データベースに記録し、更に、母集団
を構成する各母集団データ毎に前記複数の評価軸の評価
値を決めて母集団データ評価データベースに記録し、ユ
ーザから与えられた1又は複数の検索ワードから前記評
価軸データベースを参照して検索すべき母集団データの
各評価軸毎の検索評価値範囲を決め、前記母集団データ
評価データベースから前記検索評価値範囲に合致する母
集団データを抽出することを特徴とする。
【0009】本発明においては、評価軸毎に評価値範囲
が設定された言葉を記録した評価軸データベースを使用
する。ユーザにより設定された言葉は、この評価軸デー
タベースを用いて評価軸毎の検索評価値範囲に変換さ
れ、これらの評価軸の検索評価値範囲を用いて楽曲又は
その他の母集団データを検索する。従って、ユーザが楽
曲又はその他の母集団データ検索時に使用すると考えら
れる言葉とその評価値範囲とを評価軸データベースに登
録しておけば、ユーザが抽象的な言葉を用いても、該当
する楽曲又は母集団データを抽出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の検索システムの構成を示すブロック図である。なお、
本実施の形態は、本発明を楽曲検索システムに適用した
例を示している。
【0011】本実施の形態の楽曲検索システムは、制御
部11と、楽曲再生部12と、楽曲データベース13
と、表示装置14と、操作部15と、再生履歴記憶部1
7と、マイク18と、音声認識部19と、音声入力辞書
データベース20と、楽曲評価データベース21と、評
価軸データベース22とにより構成されている。楽曲デ
ータベース13は、例えばHDD(ハードディスクドラ
イブ)等の大容量記憶装置により構成されており、多数
の楽曲データ(オーディオデータ)が記録されている。
本実施の形態では、楽曲データはMP3(MPEG1 Audio L
ayer3)等のオーディオ圧縮方式で圧縮されており、楽曲
データ毎にアーティスト名、曲名及びアルバム名等のデ
ータ(以下、付加データという)が付加されているもの
とする。但し、本発明はこれに限定されず、楽曲データ
はCD(Compact Disc)やMD(Mini Disc) に記録された
ものでもよい。
【0012】楽曲再生部12は、楽曲データベース13
から楽曲データを読み出してアナログオーディオ信号に
変換し、このオーディオ信号をアンプを介してスピーカ
ー(図示せず)に供給する。表示装置14は任意の文字
及び図形の表示が可能なCRT(Cathode Ray Tube) 又
は液晶パネルにより構成されている。操作部15には、
当該楽曲検索システムを操作するためのジョイスティッ
クや「決定」キー等の各種操作キー(いずれも図示せ
ず)等が設けられている。
【0013】音声認識部19は、マイク18から入力さ
れたアナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換
し、音声入力辞書データベース20を用いて認識して、
音声信号に対応する文字列データ(又は特定のコード:
以下、単に「文字列データ」という)を出力する。音声
入力辞書データベース20には、ユーザが楽曲を検索す
るときに用いられると考えられる言葉(以下、「検索ワ
ード」ともいう)と音声信号とが対応付けされて記録さ
れている。従って、例えばユーザが「明るい」と発音す
ると、音声認識部19は音声入力辞書データベース20
を参照して、「明るい」という文字列データを出力す
る。
【0014】また、この音声入力辞書データベース20
には類似語及び同義語も登録されている。このため、音
声認識部19では、例えば「明るい」、「明るく」及び
「明るくて」等は同じ検索ワードとして認識される。評
価軸データベース22には、検索ワード毎に設定された
曲想が記録されている。本実施の形態では6つの評価軸
を用い、1つの評価軸には相反する2つの曲想を対応さ
せている。つまり、図2に示すように、評価軸1にはダ
ーク(暗い)/ブライト(明るい)という2つの曲想が
対応付けされており、0を中心としてマイナス(−)側
をダーク、プラス(+)側をブライトとしている。以下
同様に、評価軸2にはマイナス側にセンシティブ(繊
細)、プラス側にパワフル(力強い)を対応付けてい
る。評価軸3にはマイナス側にライト(軽い)、プラス
側にヘビー(重い)を対応付けている。評価軸4にはマ
イナス側にアコースティック、プラス側にエレクトリッ
クを対応付けている。評価軸5にはマイナス側にドラ
イ、プラス側にウェットを対応付けている。評価軸6に
はマイナス側にスロー、プラス側にクイックを対応付け
ている。いずれも、数値(絶対値)が大きいほどその曲
想の特徴が強く、0に近いほど曲想の特徴が弱いことを
示している。
【0015】図3は、本実施の形態において、評価軸デ
ータベース22に記録された検索ワード毎の評価値の例
を示す図である。この図3に示すように、検索ワード
は、評価軸毎に決められた評価値の範囲を有している。
なお、評価軸データベース22には、図3に示す以外に
もユーザが楽曲検索に使用すると考えられる多数の検索
ワードが記録されている。
【0016】楽曲評価データベース21には、図4に示
すように、楽曲毎に各評価軸の評価値が記録されてい
る。この評価値は、例えばレコード会社によって付与さ
れた値であり、楽曲とともに配信される。但し、これに
限定されず、レコード会社以外のものが評価値を設定し
てデータベースを構築してもよい。再生履歴記憶部17
はユーザの楽曲に対する嗜好を記録する部分であり、本
実施の形態では再生された楽曲のジャンル及びアーティ
スト毎の累積再生回数が記録される。
【0017】制御部11は、音声認識部19から検索ワ
ードを入力すると、評価軸データベース22を参照して
検索すべき楽曲の評価軸1〜6の各評価値の範囲を決
め、その後楽曲評価データベース21を検索して該当す
る楽曲を抽出し、これらの抽出した楽曲の曲名等を表示
装置14にリスト形式で表示する。また、ユーザにより
楽曲の再生の操作がなされると、制御部11は楽曲再生
部12及び楽曲データベース13を制御して楽曲を再生
するとともに、再生履歴記憶部17に再生履歴を記録す
る。
【0018】以下、図5に示すフローチャートを参照し
て、上述の楽曲検索システムによる楽曲検索方法につい
て説明する。まず、ステップS11において、ユーザが
マイク18に向かって、例えば「明るくて軽快な感じの
曲が聴きたいな」と発音すると、音声認識部19が音声
入力辞書データベース20を参照して、「明るい」、
「軽快」、「曲」及び「聴きたい」という言葉を認識
し、これらの文字列データを制御部11に送る。
【0019】これにより、ステップS12に移行し、制
御部11では、「明るい」及び「軽快」を検索ワードと
し、「曲」及び「聴きたい」という一連の文字列データ
を検索トリガとして、楽曲の検索を開始する。すなわ
ち、制御部11は、評価軸データベース22を参照し
て、「明るい」及び「軽快」の2つの検索ワードの評価
軸1〜6の評価値範囲を取得する。その後、ステップS
13に移行し、各評価軸毎に評価値範囲の重なりを演算
して、検索すべき楽曲の評価軸1〜6の評価値範囲(検
索評価値範囲)を決定する。この例では、「明るい」の
評価値範囲と「軽快」の評価値範囲との重なりを演算す
るので、図3からわかるように、評価軸1の評価値範囲
は+2〜+5、評価軸2の評価値範囲は−3〜+3、評
価軸3の評価値範囲は−1〜+1、評価軸4の評価値範
囲は−1〜+1、評価軸5の評価値範囲は−8〜+1、
評価軸6の評価値範囲は+2〜+5となる。
【0020】このようにして検索すべき楽曲の評価軸1
〜6の評価値範囲(検索評価値範囲)が決定すると、ス
テップS14に進み、制御部11は楽曲評価データベー
ス21を用いて、上記評価軸の評価値範囲に合致する曲
を検索する。そして、ステップS15に移行し、図6に
示すように検索条件に合致した楽曲の曲名、アーティス
ト名、アルバム名及びジャンル等を表示装置14にリス
ト形式で表示する。
【0021】その後、ステップS16において、例えば
ユーザが操作部15のジョイスティックを操作して1又
は複数の楽曲を選択し、「決定」ボタンを押すと、制御
部11は楽曲再生部12及び楽曲データベース13を制
御して、選択された楽曲の再生を開始する。これによ
り、楽曲再生部12からアナログオーディオ信号が出力
され、スピーカーに供給される。
【0022】また、制御部11により、ユーザが選択し
た楽曲のデータ(ジャンル及びアーティスト名等)が再
生履歴記憶部17に送られ、再生履歴記憶部17にジャ
ンル及びアーティスト毎の累積再生回数が記録される。
再生履歴記憶部17に記録されたデータは、例えば検索
結果を表示装置14にリスト表示するときに使用され、
検索条件に合致する楽曲が複数ある場合に、ユーザの好
みのジャンル又はアーティストの楽曲をリストの上位に
表示する。
【0023】なお、検索ワードによる楽曲の検索の前
に、アーティスト名やジャンルで楽曲を検索し、その
後、上記のように検索ワードによって対象曲を絞り込む
ような使い方も可能である。逆に、上記のように検索ワ
ードによって検索して多数の楽曲を抽出した後、アーテ
ィスト名やジャンルで対象曲を絞り込むような使い方も
できる。
【0024】ステップS17,S18は必要に応じて実
行される処理である。例えば、明るい曲を検索したのに
明るくない曲が抽出されたとユーザが感じたときは、そ
の楽曲の再生を停止して、マイク18に向って例えば
「明るくない」と発音する(ステップS17)。これに
より、音声認識部13から制御部11に、検索ワード
「明るい」に対する評価値範囲変更のコマンドが出力さ
れる。このコマンドに応じて、制御部11は、評価軸デ
ータベース22の「明るい」という検索ワードの評価値
範囲をプラス方向にずらす(ステップS18)。その結
果、次回からは、「明るい」という検索ワードで、より
明るい(ブライト)曲のみが抽出されるようになる。
【0025】なお、検索ワード毎に、変更する評価軸の
順番を設定しておくことが好ましい。例えば、検索ワー
ドの「明るい」に対する評価値範囲変更のコマンドが入
力されたときは、1回目では評価軸1の評価値範囲を変
更し、2回目には評価軸2の評価値範囲を変更するとい
うように、変更する評価軸の順番や頻度を設定してお
く。楽曲評価データベース21が一人のユーザのみに使
用される場合は、評価軸データベース22の評価値範囲
を変更する代わりに、楽曲評価データベース21の各楽
曲毎の評価値を変更してもよい。
【0026】本実施の形態においては、上述したよう
に、評価軸毎に評価値範囲が設定された言葉を評価軸デ
ータベース22に記録しておく。そして、ユーザにより
設定された言葉は、評価軸データベース22を用いて評
価軸毎の検索評価値範囲に変更し、この評価軸の検索評
価値範囲を用いて楽曲を検索する。従って、ユーザが楽
曲検索時に使用すると考えられる言葉とその評価値範囲
を評価軸データベースに登録しておけば、ユーザが抽象
的な言葉を用いても、該当する楽曲を検索することがで
きる。
【0027】また、本実施の形態においては、必要に応
じて、評価軸の評価値範囲を変更するので、ユーザの曲
想に対する癖を学習し、より適切な楽曲のみを抽出する
ことができるようになる。更に、本実施の形態によれ
ば、ユーザが曲名やアーティスト名を知らない楽曲であ
っても、ユーザの好みやそのときの気分に合った楽曲を
提供することができる。
【0028】なお、上記実施の形態において、楽曲デー
タベース12、楽曲評価データベース21及び評価軸デ
ータベース22は制御部11と同じ装置内に設けられて
いる必要はなく、例えば通信回線を介して制御部11と
接続されるサーバ上に楽曲データベース12、楽曲評価
データベース21及び評価軸データベース22が設けら
れていてもよい。このような構成とすることにより、例
えば、インターネットを用いた楽曲の配信に本発明を適
用することができる。
【0029】また、上記実施の形態では、音声認識部1
9を介してユーザの言葉を入力するものとしたが、キー
ボード又はその他の方法でユーザの言葉を制御部11に
入力するようにしてもよい。例えば、評価軸データベー
ス22に記録されている検索ワードの一覧を表示装置1
4に表示し、これらの検索ワードからユーザが任意の検
索ワードを指定するようにしてもよい。
【0030】(第2の実施の形態)図7は、本発明の第
2の実施の形態の検索システムの構成を示すブロック図
である。本実施の形態は、本発明を旅行ルートの設定
(ドライブ設定)に適用した例を示している。本実施の
形態の検索システムは、制御部31と、表示装置32
と、操作部33と、マイク35と、音声認識部36と、
音声入力辞書データベース37と、母集団データ評価デ
ータベース38と、評価軸データベース39とにより構
成されている。
【0031】音声認識部36は,マイク35から入力さ
れたアナログの音声信号をデジタルの音声信号に変換
し、音声入力辞書データベース37を用いて認識して、
音声信号に対応する文字列データを出力する。音声入力
辞書データベース37には、第1の実施の形態と同様に
類似語及び同義語も登録されており、音声認識部36で
は類似語及び同義語も同じ意味をもつ言葉として認識す
る。
【0032】評価軸データベース39には、検索ワード
毎に設定された各評価軸毎の評価値の範囲が設定されて
いる。本実施の形態では、6つの評価軸を使用し、各検
索ワード毎に評価値の範囲を決めている。図8に、検索
ワードと評価値範囲の例を示す。この例では、評価軸1
に「実利がある/ない」、評価軸2に「エンターテイメ
ント性ない/ある」、評価軸3に「時間がかかる/かか
らない」、評価軸4に「お金がかかる/かからない」、
評価軸5に「気軽/本気」、評価軸6に「タイムリーで
ない/タイムリーだ」を設定している。
【0033】評価軸1では、市街地を通り買い物ができ
るルートや、途中にドライブイン等があるルート、目的
地に駐車場がある場合にはプラスの値となり、これらの
施設がない場合にはマイナスの値となる。評価軸2で
は、途中に遊びの要素があるルート、例えばアミューズ
メント施設や景色のよいルートの場合はプラスの値とな
り、遊びの要素がないルートの場合はマイナスの値とな
る。評価軸3では、時間がかからないルートはプラスの
値となり、時間がかかるルートはマイナスの値となる。
評価軸4では、景勝地などを通るルートはプラスの値と
なり、高速を使うルートや、目的地が遊園地やディスコ
等の場合にはマイナスの値となる。評価軸5では、始め
て行く場所や泊りがけの場合はプラスの値となり、一度
行ったことのある場所や日帰りのルートの場合はマイナ
スの値となる。評価軸6では、例えば夕日のきれいな場
所を夕方にドライブしたり、紅葉の時期に紅葉の名所に
行く場合はプラスの値となり、逆に夏にスキー場に行く
ような場合はマイナスの値となる。
【0034】母集団データ評価データベース38には、
旅行ルート(母集団データ)毎の評価値が設定されてい
る。この母集団データ評価データベース38は、例えば
情報提供者により評価値が設定されて構築される。以
下、本実施の形態による旅行ルートの検索方法について
説明する。第1の実施の形態と同様に、ユーザがマイク
に向って、例えば「気軽に、のんびりできるところに行
きたい」と発音すると、音声認識部36が音声入力辞書
データベース37を参照して、「気軽に」、「のんび
り」及び「行きたい」という言葉を認識し、これらの文
字列データを制御部31に送る。
【0035】これにより、制御部31は旅行ルートの検
索を開始する。すなわち、制御部31は、評価軸データ
ベース39を参照して、「気軽に」及び「のんびり」の
2つの検索ワードの評価軸1〜6の評価値範囲を取得す
る。その後、各評価軸毎に評価値範囲の重なりを演算し
て、検索すべき旅行ルートの評価軸1〜6の評価値範囲
(検索評価値範囲)を決定する。この例では、検索すべ
き旅行ルートの評価軸1の評価値範囲は−7〜+4、評
価軸2の評価値範囲は−1〜+5、評価軸3の評価値範
囲は+1〜+2、評価軸4の評価値範囲は+3〜+9、
評価軸5の評価値範囲は−8〜0、評価軸6の評価値範
囲は−9〜+1となる。
【0036】このようにして検索すべき旅行ルートの評
価軸1〜6の評価値範囲が決定すると、制御部31は母
集団データ評価データベース38を用いて、上記評価値
範囲に合致する旅行ルートを検索する。そして、検索条
件に合致した旅行ルートを表示装置32にリスト形式で
表示する。これらの旅行ルートのリストからユーザが所
望の旅行ルートを選択すると、例えば当該旅行ルートを
プリンタに出力する。また、検索結果をカーナビゲーシ
ョン装置のルート設定に使用してもよい。例えば、選択
された旅行ルートをメモリカード等の記憶媒体に記憶
し、当該メモリカードをカーナビゲーション装置に装着
して、カーナビゲーション装置により旅行ルートに沿っ
た旅行(ドライブ)ができるようにしてもよい。
【0037】本実施の形態によれば、ユーザが抽象的な
言葉を用いても、ユーザの好みやそのときの気分に合っ
た旅行ルートを検索することができる。なお、本実施の
形態において、第1の実施の形態と同様に、ユーザの設
定した言葉に対し検索結果が適当でない場合には、母集
団データ評価データベース18の検索ワードの評価値範
囲や評価軸データベース39の評価値を変更するように
してもよい。
【0038】また、第1の実施の形態と同様に、ユーザ
の嗜好を記憶しておく記憶部を設け、検索結果を表示装
置32に表示する際に、ユーザの嗜好に合った旅行ルー
トをリストの上位に表示するようにしてもよい。 (第3の実施の形態)以下、本発明の第3の実施の形態
について説明する。
【0039】近年、デジタルTV/デジタルラジオやイ
ンターネット経由で多数のニュースが配信されている。
これらのニュースからユーザが好みのニュースを検索す
る場合にも、本発明を適用することができる。この場
合、検索システムの構成は基本的に第2の実施の形態と
同じであるので、図7も参照して説明する。図9は、ニ
ュース検索に使用する検索ワードと評価値範囲の例を示
す図である。この例でも6つの評価軸を用いており、評
価軸1には「古い/新しい」、評価軸2には「暗い/明
るい」、評価軸3には「地元/全国」、評価軸4には
「個人/社会」、評価軸5には「小さい/大きい」、評
価軸6には「柔らかい/固い」を割り当てている。
【0040】評価軸1は、古いニュースほどマイナスの
値が大きく、新しいニュースほどプラスの値が大きく設
定される。評価軸2の「明るい/暗い」では、明るいニ
ュースほどプラスの値が大きく、暗いニュースほどマイ
ナスの値が大きく設定される。評価軸3の「地元/全
国」では、例えば参議院選挙や内閣改造等のように全国
的なニュースの場合はプラスの値が大きく、小浜港でう
に漁解禁などのローカルなニュースではマイナスの値が
大きくなる。
【0041】評価軸4の「個人/社会」では、参議院選
挙等の万人向けのニュースの場合はプラスの値が大き
く、ユーザの興味のあるスポーツやアーティスト等のニ
ュースはマイナスの値が大きく設定される。評価軸5の
「小さい/大きい」は、大事件の場合はプラスに設定さ
れ、小さい事件の場合はマイナスに設定される。評価軸
6の「固い/柔らかい」は、例えば政治や経済のニュー
スではプラスに設定され、くだけたニュースではマイナ
スに設定される。これらのデータは、評価値データベー
ス39に記録される。
【0042】一方、母集団データ評価データベース38
には、ニュース(母集団データ)ごとの評価値が設定さ
れている。この母集団データ評価データベース38は、
例えばニュース配信会社等により評価値が設定されて構
築される。このような構成により、ユーザの発声した言
葉に応じたニュースが提供される。本実施の形態におい
ては、ユーザが抽象的な言葉を用いても,ユーザの好み
やそのときの気分に合った旅行ルートを検索することが
できる。
【0043】(第4の実施の形態)本発明は映画やバッ
クグランドビデオ(BGV)等の映像の検索にも適用で
きる。例えば、図10に示すように、4つの評価軸を使
用し、「ブライト/ダーク」、「ヘビー/ライト」、
「ウェット/ドライ」、「ファニー/シリアス」を割り
当てる。検索ワードには、「パーとした」や、「さわや
かな」や、「スピード感のある」などを用い、これらの
検索ワードに評価値範囲を割り付ける。これらのデータ
は、評価軸データベース39に記録される。
【0044】一方、母集団データ評価データベース38
には、情報提供者により評価軸毎の評価値が設定された
映画名又はBGV名を記録しておく。検索ワードには、
例えば楽曲検索に使用したような言葉(図3参照)を使
用する。このような構成により、ユーザの発声した言葉
に応じた映画又はBGVが抽出される。なお、映画やB
GVのコンテンツは情報センタのサーバで一元管理して
おき、通信回線を介してクライアントに配信するように
してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
評価軸毎に評価値範囲が設定された言葉を記録した評価
軸データベースを使用し、この評価軸データベースを用
いてユーザにより設定された言葉を評価軸毎の検索評価
値範囲に変更して、これらの評価軸の検索評価値範囲を
用いて楽曲又はその他の母集団データを検索する。従っ
て、ユーザが検索時に使用すると考えられる言葉とその
評価値範囲とを評価軸データベースに登録しておけば、
ユーザが抽象的な言葉を用いても、ユーザが所望する楽
曲又はその他の母集団データを検索することができる。
これにより、従来に比べて、使い勝手が向上するととも
に、例えば曲名やアーティスト名を知らない楽曲であっ
ても、ユーザの好みやそのときの気分に合った楽曲を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態の楽曲検索
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、第1の実施の形態で使用する6つの評
価軸とそれらの評価軸に対応付けした曲想を示す図であ
る。
【図3】図3は、第1の実施の形態において、評価軸デ
ータベースに記録された検索ワード毎の評価値の例を示
す図である。
【図4】図4は、第1の実施の形態において、楽曲評価
データベースに記録された楽曲毎に各評価軸の評価値を
示す図である。
【図5】図5は、第1の実施の形態の楽曲検索システム
による楽曲検索方法を示すフローチャートである。
【図6】図6は、第1の実施の形態の楽曲検索システム
による楽曲検索後の画面表示例を示す図である。
【図7】図7は、本発明の第2の実施の形態の検索シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図8】図8は、第2の実施の形態において、評価軸デ
ータベースに記録された検索ワード毎の評価値の例を示
す図である。
【図9】図9は、第3の実施の形態において、評価軸デ
ータベースに記録された検索ワード毎の評価値の例を示
す図である。
【図10】図10は、第4の実施の形態で使用する評価
軸を示す図である。
【符号の説明】
11,31…制御部、 12…楽曲再生部、 13…楽曲データベース、 14,32…表示装置、 15,33…操作部、 17…再生履歴記憶部、 18,35…マイク、 19,36…音声認識部、 20,37…音声入力辞書データベース、 21…楽曲評価データベース、 22…評価軸データベース、 38…母集団データ評価データベース、 39…評価軸データベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻野 孝之 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 (72)発明者 須向 秀次 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 ア ルパイン株式会社内 Fターム(参考) 5B075 ND14 NK02 NK35 PP07 PQ04 PQ46 PQ72 PR03 QP03 5D015 AA05 KK01 KK02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価軸毎に評価値範囲が設定された複数
    の言葉を記録した評価軸データベースと、 母集団を構成する各母集団データ毎に前記評価軸の評価
    値が設定された母集団データ評価データベースと、 ユーザにより設定された言葉に対し前記評価軸データベ
    ースを用いて前記評価軸毎に検索評価値範囲を決定し、
    これらの検索評価値範囲に合致する母集団データを前記
    母集団データ評価データベースを用いて抽出する制御手
    段とを有することを特徴とする検索システム。
  2. 【請求項2】 更に、音声認識手段を有し、前記制御手
    段は前記音声認識手段を介して前記ユーザにより設定さ
    れた言葉を入力することを特徴とする請求項1に記載の
    検索システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、ユーザの指示に応じて
    前記母集団データ評価データベースの評価値及び前記評
    価軸データベースの評価値範囲の少なくとも一方を変更
    することを特徴とする請求項1に記載の検索システム。
  4. 【請求項4】 評価軸毎に評価値範囲が設定された複数
    の言葉を記録した評価軸データベースと、 楽曲毎に前記評価軸の評価値が設定された楽曲評価デー
    タベースと、 ユーザにより設定された言葉に対し前記評価軸データベ
    ースを用いて前記評価軸毎に検索評価値範囲を決定し、
    これらの検索評価値範囲に合致する楽曲を前記楽曲評価
    データベースを用いて抽出する制御手段とを有すること
    を特徴とする検索システム。
  5. 【請求項5】 更に、音声認識手段を有し、前記制御手
    段は前記音声認識手段を介して前記ユーザにより設定さ
    れた言葉を入力することを特徴とする請求項4に記載の
    検索システム。
  6. 【請求項6】 更に、文字表示が可能な表示装置と、 複数の楽曲データが記録された楽曲データベースと、 前記楽曲データベースから読み出された楽曲データをオ
    ーディオ信号に変換する楽曲再生手段とを有し、 前記表示手段及び前記楽曲データベースは前記制御手段
    により制御されることを特徴とする請求項4に記載の検
    索システム。
  7. 【請求項7】 前記楽曲再生手段で再生された楽曲の履
    歴を記憶する再生履歴記憶手段を有し、前記制御手段
    は、前記再生履歴記憶手段に記憶された再生履歴を参照
    して前記表示装置に表示する楽曲の表示順位を決めるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の検索システム。
  8. 【請求項8】 複数の評価軸を用意し、 検索ワード毎に前記複数の評価軸の評価値範囲を決めて
    評価軸データベースに記録し、 更に、母集団を構成する各母集団データ毎に前記複数の
    評価軸の評価値を決めて母集団データ評価データベース
    に記録し、 ユーザにより設定された1又は複数の検索ワードから前
    記評価軸データベースを参照して検索すべき母集団デー
    タの各評価軸毎の検索評価値範囲を決め、 前記母集団データ評価データベースから前記検索評価値
    範囲に合致する母集団データを抽出することを特徴とす
    る検索方法。
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