JP2003022162A - タッチパネル用透明電極板及びタッチパネル - Google Patents

タッチパネル用透明電極板及びタッチパネル

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JP2003022162A
JP2003022162A JP2001207343A JP2001207343A JP2003022162A JP 2003022162 A JP2003022162 A JP 2003022162A JP 2001207343 A JP2001207343 A JP 2001207343A JP 2001207343 A JP2001207343 A JP 2001207343A JP 2003022162 A JP2003022162 A JP 2003022162A
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electrode plate
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transparent
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JP2001207343A
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Yoshiya Kurachi
与志也 倉地
Hiroaki Takehata
浩明 竹端
Hiroki Hatakeyama
宏毅 畠山
Tomoji Onda
智士 恩田
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性、透明性及び薄膜密着性に優れた樹脂
基板を有するタッチパネル用透明電極板及びこの透明電
極板を含むタッチパネルを提供すること。 【解決手段】 透明基板と、該透明基板の少なくとも一
表面上に形成された透明導電性膜とを有するタッチパネ
ル用透明電極板であって、前記透明基板が、メタクリル
酸メチル単位と、多官能(メタ)アクリレート単位とを含
む共重合体であって、ゲル分率が95質量%以上で、荷
重たわみ温度が125℃以上である共重合体を含むこと
を特徴とするタッチパネル用透明電極板を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、透明性、
薄膜密着性に優れた透明基板を有するタッチパネル用透
明電極板及びこの透明電極板を含むタッチパネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶やブラウン管等の表示装置上に透明
なタッチパネルを配置した表示装置一体型入力装置は、
その表示画面を入力ペンや指で触れることにより、タッ
チパネルが入力装置として作用して入力操作を容易に行
うことができるので、携帯情報端末や銀行等の現金自動
預払機の操作画面として使用されている。特に、抵抗膜
方式のアナログタッチパネルは、あらゆる操作画面に対
応できるため、最も広く使用されている。抵抗膜方式の
アナログタッチパネルは、一般に、上部透明電極板と下
部透明電極板とを備え、上部及び下部透明電極板が、透
明基板とこの透明基板上に形成された透明導電性膜とを
有する透明電極板であり、上部及び下部透明電極板が、
互いの透明導電性膜が対向するように間隔をおいて配置
された構成を有する。このような構成を有するタッチパ
ネルの上部透明電極板を入力ペン又は指で押圧すると、
上部透明電極板が撓んでその押圧点において上部及び下
部透明電極板の透明導電性膜同士が接触する。そして、
この接触点の座標が電気抵抗の測定によって検知され
て、入力情報が読み取られる。このようなタッチパネル
の透明電極板としては、一般に、上部透明電極板には樹
脂板を、下部透明電極板にはガラス板又は樹脂板を透明
基板として使用し、これら透明基板の表面上に真空蒸着
法、スパッタリング法、CVD(chemical vapor depos
ition)法、イオンプレーティング法等の真空成膜法に
より透明導電性膜を形成したものが使用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガラス
板を透明基板として使用した下部電極板は、タッチパネ
ルの組立及び運搬の際、或いはペン又は手で押圧する際
に割れやすい、薄型化が困難である、軽量化が困難であ
る等の問題があった。一方、樹脂板を透明基板として使
用すると、上記ガラス板を透明基板として使用した場合
に生ずる基板の破損、薄型化及び軽量化の問題は容易に
解決できる。実際、樹脂板を透明基板として使用した上
部及び下部電極板も種々検討されている(特開2000
−276301、特開2001−14951及び特開2
001−34418号公報等)。しかしながら、これら
の公報で開示されているポリエチレンテレフタレート樹
脂等の樹脂板を用いた透明基板は、透明性が不十分であ
る。また、耐熱性が不足しているため、透明基板上に透
明導電性膜を形成させる際に熱変形しやすい、透明導電
性膜の密着性が低く耐久性が不十分であるため、透明基
板表面を更に加工する必要があるなどの問題があった。
また、特公平5−6570号公報は、メタクリル酸メチ
ルと、多官能(メタ)アクリレートであるネオペンチルグ
リコールジメタクリレートとを単量体として重合したメ
タクリル系樹脂成形材料を開示する。しかし、特公平5
−6570号公報は、このメタクリル系樹脂成形材料が
タッチパネル用透明電極板の透明基板として利用できる
ことについて全く開示しておらず、さらに、特公平5−
6570号公報に記載のメタクリル系樹脂成形材料は、
重合率が4〜62質量%と低いため、この成形材料を製
品とする際にはさらに圧縮成形、押出成形等の工程によ
って重合率を高くすることが必要であり、製造コストが
増大するという問題があった。従って、本発明の目的
は、上記問題を解決し、耐熱性、透明性及び薄膜密着性
に優れた樹脂基板を有するタッチパネル用透明電極板及
びこの透明電極板を含むタッチパネルを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため、鋭意検討した結果、透明基板としてメタ
クリル酸メチル単位と(メタ)アクリレート単位とを含む
共重合体であって、所定のゲル分率及び荷重たわみ温度
を有する共重合体が、優れた耐熱性、透明性及び薄膜密
着性を有することを見出し、本発明に達成したものであ
る。即ち、本発明は、透明基板と、該透明基板の少なく
とも一表面上に形成された透明導電性膜とを有するタッ
チパネル用透明電極板であって、前記透明基板が、メタ
クリル酸メチル単位と、多官能(メタ)アクリレート単位
とを含む共重合体であって、ゲル分率が95質量%以上
で、荷重たわみ温度が125℃以上である共重合体を含
むことを特徴とするタッチパネル用透明電極板に関す
る。また、本発明は、上部透明電極板と下部透明電極板
とを備え、該上部透明電極板及び該下部透明電極板が、
透明基板と、該透明基板の少なくとも一表面上に形成さ
れた透明導電性膜とを有する透明電極板であり、該上部
透明電極板と該下部透明電極板が、互いの透明導電性膜
が対向するように間隔をおいて配置されたタッチパネル
であって、上部透明電極板及び下部透明電極板の少なく
とも一方が、上記タッチパネル用透明電極板であること
を特徴とするタッチパネルに関する。以下、本発明につ
いて詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のタッチパネル用透明電極
板は、透明基板と、この透明基板の少なくとも一表面上
に形成された透明導電性膜とを有する。例えば、図1に
示すように、本発明のタッチパネル用透明電極板(1)
は、透明基板(2)と、この透明基板の上に設けられた透
明導電性膜(3)とを有する。
【0006】<透明基板>本発明のタッチパネル用透明
電極板を構成する透明基板は、メタクリル酸メチル単位
と多官能(メタ)アクリレート単位とを含む共重合体を含
有する樹脂板である。 [多官能(メタ)アクリレート]多官能(メタ)アクリレー
トとしては、官能基を2個以上有するアクリレート又は
メタクリレート、及びこれらの混合物が含まれる。ここ
で、官能基としては、アクリロイル基、又はメタクリロ
イル基が挙げられる。具体的には、以下の式(1)で表
される化合物であることが好ましい。 式中、R1及びR2は、H又はCH3であり、R3及びR4
は、H、又は炭素数3以下、好ましくは、炭素数1〜2
の炭化水素基であり、nは、1〜4、好ましくは、1〜
2の整数である。式(1)において、nが1以上であれ
ば、重合時の収縮が大きくなって基板の外観不良が発生
することもなく、また、nが4以下であれば、充分な耐
熱性が得られるので好ましい。
【0007】上記式(1)で表される化合物としては、例
えば、1,3−プロパンジオールジメタクリレート、
1,3−プロパンジオールジアクリレート、1,4−ブ
チレングリコールジメタクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジメタクリレート、2−メチル−1,3−プロ
パンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリ
レート及び2,2’−ジメチル−1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート等が挙げられる。好ましくは、ネオ
ペンチルグリコールジメタクリレート又はネオペンチル
グリコールジアクリレートである。
【0008】[他の単量体]本発明の共重合体には、さ
らに本発明の共重合体と共重合可能な他の単量体単位を
含むことができる。共重合可能な他の単量体としては、
例えば、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸i−
ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エ
チルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ト
リデシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸シク
ロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸イソ
ボルニル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸テト
ラヒドロフルフリル、メタクリル酸アリル、メタクリル
酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロ
ピル、メタクリル酸メトキシエチル及びメタクリル酸エ
トキシエチル等が挙げられる。
【0009】[ゲル分率]本発明のタッチパネル用透明
電極板を構成する透明基板に含まれる共重合体のゲル分
率は、95質量%以上、好ましくは、95〜100質量
%である。ここで、ゲル分率は、次のようにして求めら
れる。3mm以下の大きさに粉砕したサンプル約5gを精
秤し、agとする。そのサンプルをアセトン200mlに
入れて、56℃の温度で一晩かけてサンプルの可溶分を
アセトンに溶解させる。遠心分離機によって、そのアセ
トン溶液から上澄み液を除き、残った溶液を真空乾燥さ
せて精秤し、bgとする。求めた値a及びbから、ゲル
分率(質量%)=b/a×100が求められる。ゲル分率
が95質量%以上であれば、ゲル部と非ゲル部分との屈
折率の違いから生ずる共重合体の曇り(ヘイズ)が生じる
こともなく、加熱処理後の全光線透過率が低下すること
もなく、透明基板として好ましい共重合体を得ることが
できる。ゲル分率は100質量%であってもよい。 [荷重たわみ温度]本発明のタッチパネル用透明電極板
を構成する透明基板に含まれる共重合体の荷重たわみ温
度は、JIS−K6718に示された荷重たわみ温度の
測定法に準拠した値で、125℃以上、好ましくは、1
25〜175℃、より好ましくは、145〜175℃で
あることが好ましい。荷重たわみ温度が125℃以上で
あれば,成膜工程における乾燥等の加熱処理が可能とな
り、透明導電性膜の成膜が容易となる。
【0010】[単量体単位含有量]共重合体に含まれる
メタクリル酸メチル単位の量は、メタクリル酸メチル単
位と多官能(メタ)アクリレート単位の合計量に対し、例
えば、60〜90質量%、好ましくは、70〜90質量
%の範囲であることが好適である。60質量%以上であ
れば、タッチパネル用透明電極板として充分な透明性を
得ることができ、90質量%以下であれば、成膜前処理
工程或いは真空成膜処理の際に変形することのない充分
な耐熱性を得られるので好ましい。また、共重合体に含
まれる多官能(メタ)アクリレート単位の量は、メタクリ
ル酸メチル単位と多官能(メタ)アクリレート単位の合計
量に対し、例えば、10〜40質量%、好ましくは、1
0〜30質量%の範囲であることが好適である。多官能
(メタ)アクリレートが10質量%以上であれば、充分な
耐熱性を得ることができ、40質量%以下であれば、重
合時の収縮が大きくなって基板の外観不良が発生するこ
ともないので好ましい。共重合体に含まれる共重合可能
な他の単量体単位の量は、メタクリル酸メチル単位と多
官能(メタ)アクリレート単位の合計質量を100質量部
とした場合、例えば、0〜30質量部、好ましくは、0
〜25質量部の範囲であることが好適である。他の単量
体が30質量部以下であれば、タッチパネル用透明電極
板として充分な透明性を得ることができ、また、充分な
耐熱性を得ることができるので好ましい。
【0011】[透明基板の製造方法]本発明のタッチパ
ネル用透明電極板を構成する透明基板に含まれる共重合
体の重合方法としては、塊状重合による重合方法が挙げ
られる。好ましくは、上記共重合体の重合と成形とを同
時に行う鋳込重合により本発明の透明基板を製造するこ
とが好適である。鋳込重合は、一般に、鋳型に重合性混
合物を注入して重合し、得られた重合体を鋳型から剥離
して製品を得る方法である。以下に限定されるものでは
ないが、好ましい鋳込重合法をここに例示する。単量体
としてのメタクリル酸メチル及び多官能(メタ)アクリレ
ートを混合し、任意に他の単量体を加えて重合性混合物
を準備する。この重合性混合物に、必要であればさらに
重合開始剤及び重合調節剤を加えて吸引瓶に仕込み、脱
気する。この混合物を、鋳型に注入して気泡を除き、4
0〜60℃で2〜5時間、さらに100〜130℃で1
〜3時間重合を行うことにより、樹脂基板として使用し
得る共重合体からなる樹脂板が得られる。
【0012】ここで、重合開始剤としては、公知の重合
開始剤を用いることができる。本発明で使用し得る重合
開始剤としては、例えば、t−ブチルペルオキシピバレ
ート、t−ヘキシルペルオキシピバレート、t−ブチル
ペルオキシネオデカノエート、t−ヘキシルペルオキシ
ネオデカノエート、2,2’−アゾビス(4−メトキシ
−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2’−アゾ
ビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)及び2,2’
−アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられる。この重
合開始剤は、上記重合性混合物100質量部に対し、例
えば0.005〜0.2質量部、好ましくは、0.01
〜0.1質量部添加することが好ましい。共重合体の重
合に際し、重合調節剤を添加することにより、重合速度
を緩和することができる。これにより、急激な重合収縮
にともなう外観不良の発生を抑制することができる。本
発明で使用し得る重合調節剤としては、例えば、シロペ
ンタジエン及びテルペノイド系化合物、及びそれらの誘
導体、並びにこれらの混合物が挙げられる。さらに具体
的には、1,4−シクロヘキサジエン、1−メチル−
1,4−シクロヘキサジエン、α−テルピネン、β−テ
ルピネン、γ−テルピネン、テルピノレン、リモネン、
ミルセン、α−ピネン、β−ピネン、テルピノール等が
挙げられる。中でも、重合度への影響をほとんど与えず
に重合速度を緩和できる点から、テルピノレンが好まし
い。重合調節剤は、上記重合性混合物100質量部に対
し、例えば0.003〜0.03質量部、好ましくは、
0.005〜0.01質量部加えることが好適である。
重合調節剤が0.003質量部以上であれば、充分に重
合速度を緩和することができ、また0.03質量部以下
であれば、重合速度が遅すぎることなく充分に重合反応
が進み、充分な耐熱性を有する共重合体を得ることがで
きる。
【0013】なお、共重合体の重合に際し、必要に応じ
て、着色剤、離型剤、酸化防止剤、安定剤、帯電防止
剤、抗菌剤、難燃剤、耐衝撃改質剤、光安定剤、紫外線
吸収剤、光拡散剤、重合禁止剤及び連鎖移動剤等を添加
することができる。一方、共重合体の重合に際し、上記
重合性混合物には、メタクリル酸メチル系重合体を含ま
ないことが好ましい。単量体からなる重合性混合物に、
既に重合したメタクリル酸メチル系重合体が存在する
と、本発明の所望のゲル分率、耐熱性及び透明性が得ら
れないからである。また、メタクリル酸メチル系重合体
が存在すると、重合性混合物の粘度が高くなって鋳型へ
の注入が困難となり、1mm以下の厚みの樹脂基板を作
ることが困難となるからである。
【0014】また、上記鋳込重合に使用される鋳型に
は、例えば、一対の強化ガラスシートの間にガスケット
を挟んで構成される鋳型が使用される。ここで、強化ガ
ラスシートに代えて、鏡面SUSシート、対向して走行
する鏡面SUS製のエンドレスベルト等を使用すること
もできる。また、ガラスシート、SUSシート、エンド
レスベルト等においては、その表面に細かな凹凸が形成
されたものを使用することができる。さらに、重合性混
合物に溶解や膨潤しない素材からなり、且つ、その表面
に細かな凹凸が形成されたフィルムをガラスシート、S
USシート、エンドレスベルト等の表面に貼り付けるこ
ともできる。こうして表面に細かな凹凸が形成された共
重合体からなる透明基板を得ることもできる。その他、
ここで示す重合温度及び重合時間は、使用する単量体、
重合方法及び得られる共重合体の種類により適宜選択す
ることができる。
【0015】<透明導電性膜>本発明のタッチパネル用
透明電極板は、上記透明基板の少なくとも一表面上に透
明導電性膜を形成してなる。ここで透明導電性膜として
は、透明かつ導電性の薄膜であればよいが、例えば、無
機薄膜及び有機高分子薄膜が使用される。無機薄膜に使
用される材料としては、例えば、酸化錫、酸化インジウ
ム、錫添加酸化インジウム(以下ITOと省略する)等
の透明金属酸化物が挙げられる。中でも好ましくは、I
TOである。また、有機高分子薄膜に使用される材料と
しては、ポリイソチアナフテン等が挙げられる。
【0016】<タッチパネル用透明電極板>本発明のタ
ッチパネル用透明電極板は、上記透明基板と、この透明
基板の少なくとも一表面上に形成された透明導電性膜と
を有する。透明基板の上に上記透明導電性膜を成膜する
方法としては、公知の成膜法を使用することができる
が、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD
法、イオンプレーティング法等の各種真空成膜法が挙げ
られる。例えば、ITO薄膜のスパッタリング法による
成膜は、以下のように行われる。まず、洗浄工程におい
て水(純水)又はアルカリで透明基板を洗浄し、大気中で
120℃以上、好ましくは、120〜130℃の温度で
1〜4時間乾燥する。この後、真空下、100〜140
℃、好ましくは120℃の温度においてITOのスパッ
タリング処理が施される。この際、使用する透明基板の
耐熱性が充分でないと樹脂基板が変形を起こし、タッチ
パネル用透明電極板として使用することができない。ま
た120℃の温度での乾燥工程後、及びスパッタリング
処理後に透明性が低下すると、タッチパネル用透明電極
板として使用することが困難になる。
【0017】本発明のタッチパネル用透明電極板に使用
される透明基板の厚さは、例えば、0.1〜2mm、好
ましくは、0.2〜1mmであることが適当である。ま
た、本発明のタッチパネル用透明電極板に使用される透
明導電性膜の厚さは、例えば、10〜50nm、好まし
くは、25〜40nmであることが適当である。このよ
うな範囲内のタッチパネル用透明電極板であれば、ガラ
ス基板を使用した透明電極板と比べ、軽量化、薄肉化を
図ることができるので好適である。
【0018】本発明のタッチパネル用透明電極板を構成
する樹脂基板は無着色であることが好ましい。また、本
発明のタッチパネル用透明電極板の厚みが1mmである場
合、その全光線透過率は、JIS−K7105に示され
る全光線透過率の測定法に準拠した値で、91%以上、
例えば、91〜95%、好ましくは、92〜95%であ
ることが好ましい。全光線透過率が91%以上であれ
ば、タッチパネル用透明電極板として充分な透明性を得
ることができる。なお、全光線透過率は、光源から直接
入射する入射光量をT0とし、試験片を介した場合の全
光線透過光量をT1とし、全光線透過率(Tt)を次式:T
t=T1/T0×100から求められる。さらに、120
℃で8時間加熱処理後の全光線透過率の低下が、2%以
下であることが好ましく、0〜1%であることがより好
ましい。全光線透過率の低下が2%以下であれば、成膜
工程における加熱処理後も良好な透明性を維持すること
ができ、タッチパネル用透明電極板として使用すること
が容易となる。
【0019】<タッチパネル>以下、本発明のタッチパ
ネル用透明電極板が好ましく使用されるタッチパネルの
例を、図2に例示したタッチパネルに沿って説明する。
本発明のタッチパネルは、下部透明電極板(1)と上部透
明電極板(5)とがスペーサ(4)を介して配置された構造
を有する。下部透明電極板(1)は、透明基板(2)と、こ
の透明基板(2)上に形成された透明導電性膜(3)とを有
する。また、上部透明電極板(5)は、透明基板(7)と、
この透明基板(7)上に形成された透明導電性膜(6)とを
有する。下部透明電極板(1)と上部透明電極板(5)は、
透明導電性膜(3)と透明導電性膜(6)が対向するよう
に、スペーサー(4)を介して一定の間隔をおいて配置さ
れている。このような構成を有するタッチパネルは、図
2に示すように、上部透明電極板(5)の上からペンや指
で押圧すると、上部透明電極板(5)が変形して透明導電
性膜(3)と透明導電性膜(6)が接触導通し、入力が完了
する。ここで、本発明のタッチパネル用透明電極板は、
上記下部透明電極板(1)及び/又は上部透明電極板(5)
として使用される。本発明のタッチパネル用透明電極板
は、透明性が高く、且つ剛性も高いため、好ましくは、
下部透明電極板(1)として使用されることが好適であ
る。以下、実施例によりこの発明を具体的に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0020】
【実施例】以下に、樹脂基板の重合、ITO膜の成膜及
び評価方法を述べる。 <透明基板の製造> [実施例1]メタクリル酸メチル(以下、適宜「MM
A」という)90質量%と、多官能(メタ)アクリレー
トとしてネオペンチルグリコールジメタクリレート10
質量%とを混合し重合性混合物を準備した。この重合性
混合物100質量部当たり、重合開始剤として2,2’
−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.0
1質量部、及び重合調節剤としてテルピノレン0.00
5質量部をこの重合性混合物に添加して吸引瓶に仕込ん
だ。次いで、吸引瓶を水流アスピレーターによって約4
kPaまで真空脱気を行った。この混合物を、一対の強
化ガラスシートの間にガスケットを挟んでその間隔が1.
1mmになるように構成された鋳型に注入して気泡を除去
した。その後この鋳型を加熱炉に入れて50℃で4時
間、続いて125℃で2時間重合を行い、共重合した。
この鋳型を90℃に冷却して得られた共重合体を鋳型か
ら剥離し、さらに室温まで冷却して、長さ250mm×幅
250mm×厚さ1mmの透明基板を得た。 [実施例2]MMAを80質量%、ネオペンチルグリコ
ールジメタクリレートを20質量%使用した以外は、上
記実施例1と同様にして透明基板を得た。 [比較例1]MMAを98質量%、ネオペンチルグリコ
ールジメタクリレートを2質量%使用し、重合調節剤と
してテルピノレンを0.002質量部使用した以外は、
上記実施例1と同様にして透明基板を得た。
【0021】[評価] ・ゲル分率 実施例1及び2、比較例1で得られた共重合体からなる
透明基板について、ゲル分率を以下のようにして測定し
た。まず、3mm以下の大きさに粉砕したサンプル約5g
を精秤し、agとした。そのサンプルをアセトン200
mlに入れて、56℃の温度で一晩かけてサンプルの可溶
分をアセトンに溶解させた。遠心分離機によって、その
アセトン溶液から上澄み液を除き、残った溶液を真空乾
燥させて精秤し、bgとした。求めた値a及びbから、
ゲル分率(質量%)=b/a×100を求めた。 ・荷重たわみ温度 実施例1、実施例2及び比較例1で得られた共重合体か
らなる透明基板について、荷重たわみ温度を測定し、耐
熱性を評価した。荷重たわみ温度の測定は、JIS−K
6718に示された荷重たわみ温度の測定法に準拠して
行った。具体的には、幅12.7mm、長さ127m
m、厚さ1mmの試験片4枚を用意し、これら4枚を貼
りあわせて積層し、JIS−K7207に規定するA法
により、試験片に応力を加えながら一定速度で昇温し、
試験片が規定のたわみ量に達したときの伝熱媒体の温度
を荷重たわみ温度とした。荷重たわみ温度が高いほど耐
熱性であることを示す。実施例1及び2、比較例1で得
られた共重合体の組成及び評価結果を表1に示す。
【0022】<タッチパネル用透明電極板の製造>実施
例1、実施例2及び比較例1で得られた透明基板を、純
水で洗浄し、熱風乾燥炉に入れて大気中で120℃、2
時間乾燥した。次いで樹脂基板上にスパッタリング法に
よりITOを成膜して透明導電性膜を施し、タッチパネ
ル用透明電極板を得た。膜厚は約30nmに調整した。
スパッタリングは、質量比95/5のIn23/SnO
2をターゲットとし、10-3Paまで排気し、体積比9
2.5/7.5のアルゴン/酸素を導入ガスとし、12
0℃の加熱下でRFスパッタリングを行った。 [評価] ・肉眼による観察 透明導電性膜の製造における上記2時間の乾燥中、及び
スパッタリング法による成膜中における透明基板の変形
の有無、及び成膜されたITO膜の状態を肉眼で観察
し、タッチパネル用透明電極板の外観を評価した。成膜
されたITO膜の状態は、光学的な歪みや、クラック等
が認められない場合には良好であると判断し、光学的な
歪み役ラックが認められる場合には不良と判断した。 ・透明性の評価 実施例1、実施例2及び比較例1の透明基板に成膜した
各タッチパネル用透明電極板について、全光線透過率を
測定し、透明性を評価した。全光線透過率は、JIS−
K7105に示される全光線透過率の測定法に準拠して
測定した。具体的には、幅50mm、長さ50mm、厚
さ1mmの試験片を用意し、光源から直接入射する入射
光量をT0とし、試験片を介した場合の全光線透過光量
をT1とし、全光線透過率(Ts)を次式:Ts=T1/T0
×100から求めた。全光線透過率(Ts)が大きい程、
透明性が高く、良好なタッチパネル用透明電極板である
といえる。
【0023】・透明性の変化の評価 上記全光線透過率の測定後、更に各試験片を120℃で
8時間加熱し、室温に冷却した後の全光線透過率を測定
し、全光線透過率の低下率を測定して透明性の変化を評
価した。全光線透過率の低下率は、加熱処理前の全光線
透過率をTsとし、加熱処理後の全光線透過率をTt
し、全光線透過率の低下率(Tr)を次式:Tr=Ts−Tt
から求めた。全光線透過率の低下率(Tr)の値が小さい
程、透明性の経時変化が小さく、良好なタッチパネル用
透明電極板であるといえる。 ・密着性の評価 実施例1、実施例2及び比較例1の透明基板に成膜した
各タッチパネル用透明電極板について、透明導電性膜の
密着性を評価した。まず、カッターを使用して1mm間
隔で縦・横11本づつ格子状に、樹脂基板まで達するよ
うに傷を入れ、1×1mmの升目100個を作成した。
この升目の上に粘着テープ(ニチバン製、セロハンテー
プ)をよく密着させ、45゜手前方向に急激に剥した。
このとき、透明導電性膜が剥離せずに残存した升目の数
(n)をn/100として表示した。nの値は、好まし
くは、96個以上、より好ましくは、100個であるこ
とが適当である。nの値が大きい程、透明導電性膜の密
着性が高く、良好なタッチパネル用透明電極板であると
いえる。これらの評価結果を表1に示す。
【0024】表1
【0025】<タッチパネル>図2に示すタッチパネル
を作成し、タッチパネルの作動性について評価した。下
部透明電極板(1)として、実施例1、実施例2及び比較
例1のタッチパネル用透明電極板を横250mm×縦18
0mmに切り取って使用した。上部透明電極板(5)とし
て、厚さ188μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(帝人(株)製、製品名テトロンフィルム)上に、
上記透明導電性膜の製造の項に記載の方法と同一の方法
で膜厚約25nmのITO膜を成膜したものを用いた。
スペーサー(4)は、100μm厚のものを使用した。こ
れにより、12型に相当する大きさ、即ち、横250m
m×縦180mmのタッチパネルを作成した。実施例1
及び2のタッチパネル用透明電極板を用いたタッチパネ
ルは正常に動作した。比較例1のタッチパネル用透明電
極板を用いた透明電極板は変形が見られ、タッチパネル
用としては不適当なものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明のタッチパネル用透明電極板及び
タッチパネルは、アクリル系樹脂共重合体の優れた光学
特性を維持したまま、無機薄膜の成膜工程に耐え得る耐
熱性を持つものである。また薄膜密着性が極めて優れた
ものであり、これまで樹脂板を基板として使用する際に
必要であった表面処理を不要にすることができたもので
ある。またタッチパネル用透明電極板の基板に樹脂板が
使用できることで、タッチパネルの破損防止、軽量化、
薄肉化を容易にすることができ、従来のガラス板の使用
においては成し得なかった用途、形状への適用が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタッチパネル用透明電極板の概略図で
ある。
【図2】本発明のタッチパネルの概略図である。
【符号の説明】
1 透明電極板 2 透明基板 3 透明導電性膜 4 スペーサー 5 透明電極板 6 透明導電性膜 7 透明基板
フロントページの続き (72)発明者 畠山 宏毅 広島県大竹市御幸町20番1号 三菱レイヨ ン株式会社大竹事業所内 (72)発明者 恩田 智士 神奈川県川崎市多摩区登戸3816番地 三菱 レイヨン株式会社東京技術・情報センター 内 Fターム(参考) 4F100 AA17B AA17D AA28B AA28D AK25A AK42E AL01A AR00C AR00E BA05 BA07 BA10A BA10E DC30C EH66B EH66D GB41 JA20A JJ03 JL11 JN01 JN01A JN01E YY00A 5B068 AA01 AA33 BC08 5B087 AA04 CC14 CC16 CC36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板と、該透明基板の少なくとも一
    表面上に形成された透明導電性膜とを有するタッチパネ
    ル用透明電極板であって、前記透明基板が、メタクリル
    酸メチル単位と、多官能(メタ)アクリレート単位とを含
    む共重合体であって、ゲル分率が95質量%以上で、荷
    重たわみ温度が125℃以上である共重合体を含むこと
    を特徴とするタッチパネル用透明電極板。
  2. 【請求項2】 共重合体が、メタクリル酸メチル単位6
    0〜90質量%と、多官能(メタ)アクリレート単位10
    〜40質量%とを含む共重合体である、請求項1に記載
    のタッチパネル用透明電極板。
  3. 【請求項3】 多官能(メタ)アクリレート単位が、下記
    一般式(1)で示される、請求項1又は2に記載のタッチ
    パネル用透明電極板。 (式中、R1及びR2は、H又はCH3であり、R3及びR
    4は、H又は炭素数3以下の炭化水素基であり、nは、
    1〜4の整数を示す。)
  4. 【請求項4】 透明導電性膜が、ITO膜である、請求
    項1〜3のいずれかに記載のタッチパネル用透明電極
    板。
  5. 【請求項5】 上部透明電極板と下部透明電極板とを備
    え、該上部透明電極板及び該下部透明電極板が、透明基
    板と、該透明基板の少なくとも一表面上に形成された透
    明導電性膜とを有する透明電極板であり、該上部透明電
    極板と該下部透明電極板が、互いの透明導電性膜が対向
    するように間隔をおいて配置されたタッチパネルであっ
    て、上部透明電極板及び下部透明電極板の少なくとも一
    方が、請求項1〜4のいずれかに記載のタッチパネル用
    透明電極板であることを特徴とするタッチパネル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111503663A (zh) * 2019-01-31 2020-08-07 林内株式会社 加热烹调器
CN113481785A (zh) * 2021-07-06 2021-10-08 蔡金一 粒料及沥青稳定基层0℃~20℃弯沉值的温度修正方法

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CN111503663A (zh) * 2019-01-31 2020-08-07 林内株式会社 加热烹调器
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