JP2003021751A - 光ファイバコネクタの端面検査装置 - Google Patents

光ファイバコネクタの端面検査装置

Info

Publication number
JP2003021751A
JP2003021751A JP2001207519A JP2001207519A JP2003021751A JP 2003021751 A JP2003021751 A JP 2003021751A JP 2001207519 A JP2001207519 A JP 2001207519A JP 2001207519 A JP2001207519 A JP 2001207519A JP 2003021751 A JP2003021751 A JP 2003021751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber connector
face
cleaning
inspection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001207519A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigefumi Kume
重文 久米
Koji Yoshida
幸司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
NTT Advanced Technology Corp
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
NTT Advanced Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd, NTT Advanced Technology Corp filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP2001207519A priority Critical patent/JP2003021751A/ja
Publication of JP2003021751A publication Critical patent/JP2003021751A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光ファイバコネクタの端面を自動で洗浄して検
査することができる光ファイバコネクタの端面検査装置
を提供する。 【解決手段】端面検査装置20は、光ファイバコネクタ
10の端面を洗浄する洗浄部28を備えている。洗浄部
28は、走行する洗浄布76で光ファイバコネクタ10
の先端面を払拭することにより洗浄する。洗浄後、洗浄
布76は水平移動して光ファイバコネクタ10の下から
退避し、これにより、光ファイバコネクタ10の端面が
CCDカメラ40で撮像可能になる。そして、このCC
Dカメラ40で撮像された画像データに基づいて端面の
傷等の検査が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバコネク
タの端面検査装置に係り、特に光ファイバコネクタの端
面に生じた傷等の有無を検査する光ファイバコネクタの
端面検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に光ファイバ同士の接続には光ファ
イバコネクタが用いられ、光ファイバが挿入されたフェ
ルールの端面同士を突き合わせて接続している。この光
ファイバコネクタは、端面に傷があると光ファイバの性
能に悪影響を及ぼすおそれがあることから端面の傷検査
が行われる。
【0003】一般に傷検査は、光ファイバコネクタの端
面をCCDカメラで撮像し、その画像データに基づいて
検査している。このとき光ファイバコネクタの端面に埃
や汚れなどが付着していると、正確な検査ができないこ
とから、検査時は光ファイバコネクタの端面を洗浄して
から検査するようにしている。そして、従来、光ファイ
バコネクタの端面の洗浄は、検査装置とは別の洗浄装置
を用いて作業者が1本1本手作業で洗浄していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように作業者が1本1本手作業で光ファイバコネクタの
洗浄を行うと、検査に時間がかかり、また、作業者にも
多大な労力がかかるという欠点がある。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、光ファイバコネクタの端面を自動で洗浄して
検査することができる光ファイバコネクタの端面検査装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、光ファイバコネクタの端面を撮像手段で
撮像し、その画像データに基づいて光ファイバコネクタ
の端面を検査する光ファイバコネクタの端面検査装置に
おいて、前記光ファイバコネクタの端面を洗浄する洗浄
手段を備えたことを特徴とする光ファイバコネクタの端
面検査装置を提供する。
【0007】本発明によれば、光ファイバコネクタの端
面を洗浄する洗浄手段を備えているので、別途洗浄装置
で洗浄してから検査する必要がなくなり、同じ装置で一
度に洗浄と検査を行うことができる。これにより、作業
工数を削減して、効率よく検査作業をすすめることがで
きる。また、検査装置内で洗浄を行うので、洗浄から検
査までの間に汚れ等が端面に付着することがなく、常に
清浄な状態で検査を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る光ファイバコネクタの端面検査装置の好ましい実施
の形態について詳説する。
【0009】図1は、検査対象となる光ファイバコネク
タ10の側面断面図である。光ファイバコネクタ10
は、円筒状に形成されたフェルール12と、そのフェル
ール12の基端部に取り付けられた端末部品14とで構
成されている。光ファイバ16は、先端部を残してその
周囲が被覆18によって覆われており、その被覆18に
よって覆われた部分が端末部品14の内径部に挿入され
て保持されている。また、被覆18から露出した先端部
分が、フェルール12の内径部に挿入されて保持されて
いる。以下に説明する端面検査装置20では、この光フ
ァイバコネクタ10の先端面の検査を行う。
【0010】図2〜図4は、それぞれ本発明に係る端面
検査装置の第1の実施の形態の要部の構成を示す斜視
図、正面断面図、側面図である。同図に示すように、本
実施の形態の端面検査装置20は、主として保持部2
2、撮像部24、検査部26、洗浄部28、制御部30
で構成されている。
【0011】保持部22は、検査対象の光ファイバコネ
クタ10を保持する。図3及び図4に示すように、水平
に設置されたベースプレート32上には、支柱34が垂
直に立設されている。支柱34の頂部には、アーム35
が水平に取り付けられており、そのアーム35の先端部
に光ファイバコネクタ10を保持するホルダ36が取り
付けられている。ホルダ36は、矩形の板状に形成され
ており、その中心にワーク挿入穴38が形成されてい
る。光ファイバコネクタ10は、このワーク挿入穴38
に挿入することで垂直に保持される。
【0012】撮像部24は、ホルダ36に保持された光
ファイバコネクタ10の先端面をCCDカメラ40で撮
像する。図3及び図4に示すように、ホルダ36の下部
には、レンズ一体型のCCDカメラ40が配設されてい
る。このCCDカメラ40は、ベースプレート32上に
垂直に設置されており、その撮影光軸がホルダ36に形
成されたワーク挿入穴38と同軸上に位置するように配
置されている。このため、光ファイバコネクタ10をホ
ルダ36にセットすると、光ファイバコネクタ10は、
その先端面がCCDカメラ40と対向するようにセット
される。なお、CCDカメラ40に備えられたレンズ
は、図示しない測距手段による測距情報に基づいてオー
トフォーカスされ、ホルダ36に保持された光ファイバ
コネクタ10の端面に自動的に焦点が合わせられる。
【0013】検査部26は、CCDカメラ40で撮像し
た光ファイバコネクタ10の端面の画像データに基づき
傷や欠けの検査をする。図2に示すように、CCDカメ
ラ40から出力された光ファイバコネクタ10の端面の
画像データは、図示しない画像処理ボードを介してパー
ソナルコンピュータ42に入力される。パーソナルコン
ピュータ42は、内蔵するメモリにあらかじめ記録され
た動作プログラムに従って入力された画像データを画像
処理して、光ファイバコネクタ10の端面を検査する。
すなわち、傷や欠けの検査をする。そして、その検査結
果をディスプレイ44上に表示する。
【0014】洗浄部28は、光ファイバコネクタ10の
端面を洗浄する。図2〜図3に示すように、ベースプレ
ート32上には一対のガイドレール46、46が所定の
間隔をもって敷設されている。このガイドレール46、
46上には、U字状に形成された移動テーブルがスライ
ダ48、48、…を介してスライド自在に支持されてい
る。
【0015】移動テーブル50の基端部上面には、L字
状に形成された接続金具52が固着されており、この接
続金具52にはテーブル駆動用シリンダ54のロッド5
6が接続されている。テーブル駆動用シリンダ54は、
ガイドレール46に沿って設置されており、L字状に形
成された支持金具58を介してベースプレート32上に
設置されている。移動テーブル50は、このテーブル駆
動用シリンダ54を駆動することにより、ガイドレール
46、46上を走行する。そして、図4に示すように、
所定の待機位置(図4に実線で示した位置)と洗浄位置
(図4に二点破線で示した位置)との間を往復移動す
る。
【0016】移動テーブル50上には、供給軸62と巻
取軸64とがガイドレール46、46に沿って平行に配
設されている。供給軸62は、その両端部が移動テーブ
ル50上に設置された軸受ブロック66、66に着脱自
在に軸支されている。一方、巻取軸64は、その一端が
移動テーブル50上に設置された軸受ブロック68に着
脱自在に軸支され、他端が移動テーブル50上に配設さ
れた巻取モータ70の出力軸72にカップリング74を
介して接続されている。巻取軸64は、この巻取モータ
70を駆動することにより回転する。
【0017】供給軸62には、洗浄布76がロール状に
巻かれた供給リール78が着脱自在に装着される。一
方、巻取軸64には、その洗浄布76を巻き取る巻取リ
ール80が着脱自在に装着される。洗浄布76は、たと
えば帯状の不織布で形成されており、その先端は巻取リ
ール80の中心軸に固定されている。供給リール78と
巻取リール80をそれぞれ供給軸62と巻取軸64とに
取り付けて、巻取モータ70を駆動すると、供給リール
78から巻取リール80に洗浄布76が巻き取られ、こ
れにより、洗浄布76が供給リール78から巻取リール
80に向かって走行する。
【0018】なお、洗浄布76は、図3に示すように、
一対のガイドロッド84、86にガイドされながら走行
し、これにより、供給リール78と巻取リール80との
間を水平に走行する。この一対のガイドロッド84、8
6のうち供給リール側のガイドロッド84は、供給軸6
2の斜め上方に配設されており、その両端部が軸受ブロ
ック66、66に軸支されている。一方、巻取リール側
のガイドロッド86は、巻取軸64の斜め上方に配設さ
れており、その一端が軸受ブロック68に軸支されると
ともに、他端が巻取モータ70のハウジングに軸支され
ている。
【0019】また、洗浄布76は、図4に示すように、
移動テーブル50を洗浄位置に移動させると、CCDカ
メラ40の真上に移動し、待機位置に移動させると、C
CDカメラ40の上から退避する。そして、移動テーブ
ル50が洗浄位置に位置した状態でホルダ36に光ファ
イバコネクタ10をセットすると、その光ファイバコネ
クタ10の先端面が、洗浄布76に当接する。
【0020】制御部30は、パーソナルコンピュータ4
2から出力される制御信号に基づいて端面検査装置20
を構成する各構成機器を統括的に制御する。
【0021】前記のごとく構成された本実施の形態の端
面検査装置20の作用は、次のとおりである。
【0022】検査が開始されると、まず、テーブル駆動
用シリンダ54が駆動され、移動テーブル50が所定の
洗浄位置(図4に示す二点破線の位置)に移動する。こ
れにより、CCDカメラ40の上方に洗浄布76が移動
する。
【0023】次に、作業者が検査対象の光ファイバコネ
クタ10をホルダ36にセットする。すなわち、光ファ
イバコネクタ10の先端フェルール部をホルダ36に形
成されたワーク挿入穴38に挿入する。これにより、光
ファイバコネクタ10の先端面が洗浄布76に当接す
る。
【0024】光ファイバコネクタ10がホルダ36にセ
ットされると、巻取モータ70が駆動され、巻取リール
80が所定の回転速度で回転する。これにより、洗浄布
76が走行する。ここで、上記したように洗浄布76
は、光ファイバコネクタ10の先端面に接触しているの
で、この状態で洗浄布76が走行することにより、光フ
ァイバコネクタ10は、走行する洗浄布76によって、
その先端面が払拭される。これにより、光ファイバコネ
クタ10の先端面に付着したゴミや埃、皮脂等の汚れ等
が除去される。
【0025】洗浄布76の走行は、洗浄布76が巻取リ
ール80に所定量巻き取られると停止され、これにより
洗浄作業が終了する。そして、洗浄作業が終了すると、
テーブル駆動用シリンダ54が駆動され、移動テーブル
50が再び元の待機位置(図4に示す実線の位置)に移
動する。これにより、CCDカメラ40の上方から洗浄
布76が退避する。
【0026】この後、光ファイバコネクタ10は、その
端面の画像がCCDカメラ40によって撮像され、その
画像データに基づいてパーソナルコンピュータ42によ
り端面の検査が行われる。検査終了後は、作業者がホル
ダ36から光ファイバコネクタ10を取り除き、以下同
様の手順で順次検査作業を進行する。
【0027】このように、本実施の形態の端面検査装置
20では、ホルダ36に検査対象の光ファイバコネクタ
10をセットすると、自動でその端面を洗浄して検査を
するので、検査前に別途洗浄作業を行う必要がない。こ
れにより、作業工数を削減でき、効率よく検査作業を進
めることができる。
【0028】また、検査装置内で洗浄を行うため、洗浄
から検査までの間にゴミや埃、皮脂等の汚れが付着する
おそれがなく、常に清浄な状態で検査を行うことができ
る。これにより、常に正確な検査を行うことができるよ
うになる。
【0029】なお、本実施の形態では、洗浄布76を移
動させて光ファイバコネクタ10の端面を洗浄している
が、光ファイバコネクタ10を移動させて、その端面を
洗浄するようにしてもよい。すなわち、たとえば図4に
おいて、洗浄部28を実線で示した待機位置に固定し、
ホルダ36を洗浄布上方の洗浄位置とCCDカメラ上方
の撮像位置との間を移動できるように構成する。そし
て、洗浄時はホルダ36を洗浄位置に移動させて洗浄布
で洗浄し、検査時は、ホルダ36を撮像位置に移動させ
てCCDカメラで撮像する。このような構成にしても1
つの検査装置内で洗浄と検査を同時に行うことができ
る。
【0030】図5は、本発明に係る端面検査装置の第2
の実施の形態の要部の構成を示す側面図である。
【0031】同図に示すように、本実施の形態の端面検
査装置90では、検査用ホルダ92Aと洗浄用ホルダ9
2Bとを備えており、洗浄用ホルダ92Bに光ファイバ
コネクタ10をセットすると自動的に端面の洗浄が行わ
れ、検査用ホルダ92Aに光ファイバコネクタ10をセ
ットすると自動的に検査が行われる構成になっている。
詳しくは、以下のとおりである。
【0032】なお、本実施の形態の端面検査装置90
は、上述した第1の実施の形態の端面検査装置20と同
様に光ファイバコネクタ10の端面をCCDカメラ40
で撮像し、その画像データに基づいて端面の状態を検査
するものである。したがって、上述した第1の実施の形
態の端面検査装置20と同じ構成部材には、同じ符号を
付して、その説明は省略する。
【0033】図5に示すように、ベースプレート32に
は、所定の間隔をもって一対の支柱94A、94Bが垂
直に立設されている。この支柱94A、94Bの頂部に
は、それぞれアーム(不図示)が水平に取り付けられて
おり、このアームの先端部に検査用ホルダ92Aと洗浄
用ホルダ92Bとが取り付けられている。各ホルダ92
A、92Bは、それぞれ矩形の板状に形成されており、
その中心にワーク挿入穴98A、98Bが形成されてい
る。光ファイバコネクタ10は、このワーク挿入穴98
A、98Bに挿入することで垂直に保持される。
【0034】検査用ホルダ92Aの下部には、CCDカ
メラ40が設置されている。このCCDカメラ40は、
ベースプレート32上に垂直に設置されており、その撮
影光軸が検査用ホルダ92Aに形成されたワーク挿入穴
98Aと同軸上に位置するように設置されている。この
ため、光ファイバコネクタ10を検査用ホルダ92Aに
セットすると、光ファイバコネクタ10は、その先端面
がCCDカメラ40と対向するようにセットされる。
【0035】一方、洗浄用ホルダ92Bの下部には、洗
浄布76が水平に設置されている。この洗浄布76は、
巻取モータ70を駆動することにより、供給リール78
から巻取リール80に向かって走行する。なお、この洗
浄布76を走行させる機構は、上述した第1の実施の形
態の端面検査装置20と同じなので、その具体的な構成
については説明を省略する。
【0036】前記のごとく構成された本実施の形態の端
面検査装置90の作用は次のとおりである。
【0037】まず、作業者は、検査対象の光ファイバコ
ネクタ10を洗浄用ホルダ92Bにセットする。すなわ
ち、光ファイバコネクタ10の先端フェルール部を洗浄
用ホルダ92Bに形成されたワーク挿入穴98Bに挿入
する。これにより、光ファイバコネクタ10の先端面が
洗浄布76に当接する。
【0038】光ファイバコネクタ10が洗浄用ホルダ9
2Bにセットされると、巻取モータ70が駆動され、巻
取リール80が所定の回転速度で回転する。これによ
り、洗浄布76が走行する。光ファイバコネクタ10
は、この走行する洗浄布76によって先端面が払拭さ
れ、これにより、光ファイバコネクタ10の先端面に付
着したゴミや埃、皮脂等の汚れ等が除去される。
【0039】洗浄布76の走行は、洗浄布76が巻取リ
ール80に所定量巻き取られると停止され、これにより
洗浄作業が終了する。
【0040】洗浄作業が終了すると、作業者は洗浄用ホ
ルダ92Bから光ファイバコネクタ10を回収する。そ
して、その回収した光ファイバコネクタ10を検査用ホ
ルダ92Aにセットする。
【0041】光ファイバコネクタ10が検査用ホルダ9
2Aにセットされると、その端面の画像がCCDカメラ
40に撮像される。撮像された画像データは、図示しな
いパーソナルコンピュータに出力され、パーソナルコン
ピュータは、その画像データを画像処理して、光ファイ
バコネクタ10の端面の検査を行う。
【0042】このように、本実施の形態の端面検査装置
90では、洗浄用ホルダ92Bに光ファイバコネクタ1
0をセットするだけで自動的に端面の洗浄を行うことが
できる。そして、洗浄後は光ファイバコネクタ10を検
査用ホルダ92Aにセットするだけで自動的に端面の検
査を行うことができる。これにより、効率よく検査作業
を進めることができる。
【0043】また、端面洗浄用のユニットを移動させる
機構が不要なので、シンプルな構成となり、装置をコン
パクト化することができる。
【0044】図6は、本発明に係る端面検査装置の第3
の実施の形態の要部の構成を示す平面図である。
【0045】同図に示すように、本実施の形態の端面検
査装置100では、洗浄布102に一定の間隔で撮影用
の撮影穴104、104、…が形成されており、この撮
影穴104を介して光ファイバコネクタ10の端面をC
CDカメラ40で撮像するようになっている。詳しく
は、以下のとおりである。
【0046】なお、本実施の形態の端面検査装置100
は、上述した第1の実施の形態の端面検査装置20と同
様に光ファイバコネクタ10の端面をCCDカメラ40
で撮像し、その画像データに基づいて端面の状態を検査
するものである。したがって、上述した第1の実施の形
態の端面検査装置20と同じ構成部材には、同じ符号を
付して、その説明は省略する。
【0047】図6に示すように、ホルダ36の下部に
は、CCDカメラ40が設置されている。このCCDカ
メラ40とホルダ36との間には洗浄布102が水平に
配設されている。洗浄布102は、帯状に形成されてお
り、一定の間隔をもって所定径の撮影穴104、10
4、…が複数形成されている。この洗浄布102は、供
給リール78に巻回されており、巻取モータ70を駆動
することにより、供給リール78から巻取リール80に
向かって走行する。
【0048】なお、この洗浄布102を走行させる機構
は、上述した第1の実施の形態の端面検査装置20と同
じなので、その具体的な構成については説明を省略す
る。
【0049】前記のごとく構成された本実施の形態の端
面検査装置100の作用は次のとおりである。
【0050】まず、作業者は、検査対象の光ファイバコ
ネクタ10をホルダ36にセットする。すなわち、光フ
ァイバコネクタ10の先端フェルール部をホルダ36に
形成された38に挿入する。これにより、光ファイバコ
ネクタ10の先端面が洗浄布102に当接する。
【0051】光ファイバコネクタ10がホルダ36にセ
ットされると、巻取モータ70が駆動され、巻取リール
80が所定の回転速度で回転する。これにより、洗浄布
102が走行する。光ファイバコネクタ10は、この走
行する洗浄布102によって先端面が払拭され、これに
より、先端面に付着したゴミや埃、皮脂等の汚れ等が除
去される。
【0052】ここで、上記のように洗浄布102には、
一定の間隔で撮影穴104、104、…が形成されてお
り、洗浄布102は、この撮影穴104がホルダ36に
保持された光ファイバコネクタ10の真下に位置する
と、その走行が停止される。そして、これにより洗浄作
業が終了する。
【0053】洗浄が終了すると、洗浄布102に形成さ
れた撮影穴104を通して光ファイバコネクタ10の端
面がCCDカメラ40に撮像される。撮像された画像デ
ータは、図示しないパーソナルコンピュータに出力さ
れ、パーソナルコンピュータは、その画像データを画像
処理して光ファイバコネクタ10の端面の検査する。
【0054】そして、検査が終了し、ホルダ36から光
ファイバコネクタ10が取り除かれると、再び巻取モー
タ70が駆動されて、洗浄布102が所定長さ巻取リー
ル80に巻き取られる。これにより、撮影穴104の位
置がズレ、次に検査する光ファイバコネクタ10をホル
ダ36にセットした際、その光ファイバコネクタ10の
端面が洗浄布102に接触するようになる。
【0055】このように、本実施の形態の端面検査装置
100では、ホルダ36に光ファイバコネクタ10をセ
ットするだけで自動的に端面を洗浄し、検査することが
できる。これにより、効率よく検査作業を進めることが
できる。
【0056】また、端面洗浄用のユニットを移動させる
機構が不要なので、シンプルな構成となり、装置をコン
パクト化することができる。
【0057】なお、上述した一連の実施の形態では、光
ファイバコネクタ10の端面に生じた傷等を検査する例
で説明したが、端面の画像データを利用して寸法や偏芯
量を検査する装置の場合にも本発明は適用することがで
きる。
【0058】また、傷等の検査については、CCDカメ
ラ40で撮像した光ファイバコネクタ10の端面の画像
をディスプレイ44上に拡大表示させ、そのディスプレ
イ44上の映像を見て作業者が検査するようにしてもよ
い。
【0059】また、上述した実施の形態では、光ファイ
バコネクタ10を作業者が手作業でホルダにセットして
いるが、産業用ロボットを用いて自動でホルダにセット
し、回収するようにしてもよい。
【0060】また、上述した実施の形態では、光ファイ
バコネクタ10を1本ずつ検査する例で説明したが、た
とえば、ホルダとCCDカメラを複数並列して配置する
ことにより、複数の光ファイバコネクタを一度に検査で
きるように構成することもできる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
別途洗浄装置で洗浄してから検査する必要がなくなり、
同じ装置で一度に洗浄と検査を行うことができる。これ
により、作業工数を削減して、効率よく検査作業をすす
めることができる。また、検査装置内で洗浄を行うの
で、洗浄から検査までの間に汚れ等が端面に付着するこ
とがなく、常に清浄な状態で検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ファイバコネクタの構成を示す側面断面図
【図2】端面検査装置の第1の実施の形態の要部の構成
を示す斜視図
【図3】端面検査装置の第1の実施の形態の要部の構成
を示す側面図
【図4】端面検査装置の第1の実施の形態の要部の構成
を示す正面断面図
【図5】端面検査装置の第2の実施の形態の要部の構成
を示す側面図
【図6】端面検査装置の第3の実施の形態の要部の構成
を示す平面図
【符号の説明】
10…光ファイバコネクタ、12…フェルール、14…
端末部品、16…光ファイバ、18…被覆、20…端面
検査装置、22…保持部、24…撮像部、26…検査
部、28…洗浄部、30…制御部、32…ベースプレー
ト、34…支柱、35…アーム、36…ホルダ、38…
ワーク挿入穴、40…CCDカメラ、42…パーソナル
コンピュータ、44…ディスプレイ、46…ガイドレー
ル、48…スライダ、50…移動テーブル、52…接続
金具、54…テーブル駆動用シリンダ、56…ロッド、
58…支持金具、62…供給軸、64…巻取軸、66…
軸受ブロック、68…軸受ブロック、70…巻取モー
タ、72…出力軸、74…カップリング、76…洗浄
布、78…供給リール、80…巻取リール、84、86
…ガイドロッド、90…端面検査装置、92A…検査用
ホルダ、92B…洗浄用ホルダ、94A、94B…支
柱、98A、98B…ワーク挿入穴、100…端面検査
装置、102…洗浄布、104…撮影穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 幸司 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 2H036 KA03 RA31 RA32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバコネクタの端面を撮像手段で
    撮像し、その画像データに基づいて光ファイバコネクタ
    の端面を検査する光ファイバコネクタの端面検査装置に
    おいて、 前記光ファイバコネクタの端面を洗浄する洗浄手段を備
    えたことを特徴とする光ファイバコネクタの端面検査装
    置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄手段は、供給リールと巻取りリ
    ールとの間を走行する帯状の洗浄布に光ファイバコネク
    タの端面を接触させて洗浄することを特徴とする請求項
    1に記載の光ファイバコネクタの端面検査装置。
  3. 【請求項3】 前記洗浄手段は、洗浄位置と待機位置と
    の間を移動自在に設けられ、洗浄位置に位置すると、前
    記洗浄布が光ファイバコネクタの端面に接触することを
    特徴とする請求項2に記載の光ファイバコネクタの端面
    検査装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄布には一定の間隔で複数の穴が
    形成され、検査時は該穴を介して光ファイバコネクタの
    端面が撮像手段に撮像されることを特徴とする請求項2
    に記載の光ファイバコネクタの端面検査装置。
  5. 【請求項5】 前記端面検査装置は、光ファイバコネク
    タを保持する検査用保持手段と洗浄用保持手段とを備
    え、前記検査用保持手段に光ファイバコネクタを保持す
    ると、その端面が前記撮像手段に撮像され、前記洗浄用
    保持手段に光ファイバコネクタを保持すると、その端面
    が前記洗浄手段で洗浄されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の光ファイバコネクタの端面検査装置。
  6. 【請求項6】 前記端面検査装置は、光ファイバコネク
    タを保持して洗浄位置と撮像位置との間を移動する保持
    手段を備え、該保持手段が洗浄位置に位置すると、該保
    持手段に保持された光ファイバコネクタの端面が前記洗
    浄手段に洗浄され、該保持手段が撮像位置に位置する
    と、該保持手段に保持された光ファイバコネクタの端面
    が前記撮像手段に撮像されることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の光ファイバコネクタの端面検査装置。
JP2001207519A 2001-07-09 2001-07-09 光ファイバコネクタの端面検査装置 Pending JP2003021751A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207519A JP2003021751A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 光ファイバコネクタの端面検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207519A JP2003021751A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 光ファイバコネクタの端面検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003021751A true JP2003021751A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19043493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001207519A Pending JP2003021751A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 光ファイバコネクタの端面検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003021751A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224746A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Fujitsu Ltd クリーニングテープおよびクリーニング装置
JP2015010850A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 日本電信電話株式会社 端面観察装置
US10654076B2 (en) 2015-08-17 2020-05-19 Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. Automatic fiber cleaning system and method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008224746A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Fujitsu Ltd クリーニングテープおよびクリーニング装置
JP2015010850A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 日本電信電話株式会社 端面観察装置
US10654076B2 (en) 2015-08-17 2020-05-19 Tyco Electronics (Shanghai) Co. Ltd. Automatic fiber cleaning system and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9528908B2 (en) System and method of an integrated fiber optic inspection and cleaning apparatus
US5253412A (en) Tip processing apparatus for jacketed optical fibers
KR101208773B1 (ko) 프로브의 연마 방법 및 프로브 장치
JP7130485B2 (ja) 清掃装置及び清掃装置の制御方法
CN108422321B (zh) 化学机械研磨的抛光垫图像检测系统及方法
JP2003021751A (ja) 光ファイバコネクタの端面検査装置
KR20110046901A (ko) 기판검사시스템 및 기판검사방법
JP2007033372A (ja) 外観検査装置
JP2999936B2 (ja) 工作物の表面探傷装置
JP2000275594A (ja) 基板検査装置
JP2009133696A (ja) 基板の検査方法及び基板の検査装置
JP3797419B2 (ja) 光コネクタ端面検査装置
JP2001091474A (ja) 欠陥検査システム
US8506355B1 (en) System and method for in-situ inspection during metallurgical cross-sectioning
CN213239959U (zh) 一种渗透检测设备
JPH1081209A (ja) 車輌底面検視方法及び装置
JP2001050858A (ja) 表示用パネル基板の検査装置
JP2002039958A (ja) ワークの傷検出方法及び装置
JP2002181730A (ja) 外観検査装置
JP2008010029A (ja) スライダの検査方法および検査装置
KR0149715B1 (ko) 시각인식장치를 채용한 인쇄회로기판 검사시스템
JP2003021748A (ja) 光ファイバコネクタ端面の検査装置
JPH04314004A (ja) 光ファイバの端末処理装置
JP3996263B2 (ja) プローブに付着している異物の除去装置
JP2003050206A (ja) 光コネクタ端面検査装置