JP2003021680A - レーダ波浪測定方法及び装置 - Google Patents

レーダ波浪測定方法及び装置

Info

Publication number
JP2003021680A
JP2003021680A JP2001207336A JP2001207336A JP2003021680A JP 2003021680 A JP2003021680 A JP 2003021680A JP 2001207336 A JP2001207336 A JP 2001207336A JP 2001207336 A JP2001207336 A JP 2001207336A JP 2003021680 A JP2003021680 A JP 2003021680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spectrum
wave
radar
calculated
amplitude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001207336A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4827330B2 (ja
Inventor
Tatsuo Matsuno
達夫 松野
Yoshiaki Nakajima
喜明 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2001207336A priority Critical patent/JP4827330B2/ja
Publication of JP2003021680A publication Critical patent/JP2003021680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4827330B2 publication Critical patent/JP4827330B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A90/00Technologies having an indirect contribution to adaptation to climate change
    • Y02A90/10Information and communication technologies [ICT] supporting adaptation to climate change, e.g. for weather forecasting or climate simulation

Landscapes

  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーダによる波浪測定において、連続する多
数スキャンのレーダ反射信号を不要とし、連続する2ス
キャンのレーダ反射信号から精度よく、波長、波速、波
向き、波高等の波浪情報を得ること。 【解決手段】 それぞれ2次元フーリエ変換した2スキ
ャン分のレーダデータの2次元クロススペクトルを演算
し、この2次元クロススペクトルの振幅スペクトルと位
相スペクトルを求める。この2次元クロススペクトルの
振幅スペクトルと位相スペクトルを波速関係式に基づい
てフィルタリングする。フィルタリングされた2次元ク
ロススペクトルの振幅スペクトルと位相スペクトルを用
いて、波浪情報を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダのシークラ
ッタ信号を収集し、フーリエ変換処理を施して、波長、
波速、波向き、波高等の波浪の特性を測定するレーダに
よる波浪測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パルスレーダを使用して、海
面からのレーダ反射信号を利用して波浪の特性、例えば
波長、波速、波向き、波高等を測定することが行われて
いる。
【0003】例えば、海面からのレーダ反射信号の最初
の画面の2次元FFT演算出力と次の画面の2次元FF
T演算出力とから2画面のクロススペクトル演算を行
い、そのクロススペクトルから振幅情報と位相情報を求
め、この求めた振幅情報と位相情報に基づいて、波浪の
各特性を求める波浪レーダ観測方式が、特公平2−30
674号公報(以下、文献1)に示されている。
【0004】また、連続する多数枚(例、32枚)のレ
ーダ画像を3次元フーリエ変換して、波浪の各特性を求
めることが、ESTIMATION OF SEA STATE DIRECTIONAL S
PECTRA BY USING MARINE RADAR IMAGING OF SEA SURFAC
E,Proceedings of ETCE/OMAE2000 February14-17,2000,
NewOrleans,LA(以下、文献2)に示されている。この
文献2における処理概要は、図3に示されるように、レ
ーダ31でシークラッタを取得し、レーダ信号集録手段
32に連続する32スキャンのレーダ信号を記録する。
次に、3次元FFT手段33で32スキャン分のレーダ
信号を極座標から直角座標に変換し、3次元FFT処理
を行い、3次元スペクトラムI(k、ω)を得る。次
に、波浪スペクトル推算手段34において、計算された
3次元スペクトラムI(k、ω)を、分散関係式ω2
gkに当てはめることによりフィルタリングし、雑音を
除去して、本来の波に関する3次元スペクトラムF
(k、ω)だけを抽出する。そして、シーステート解析
手段35で、抽出された3次元スペクトラムF(k、
ω)を用いて、波長、波速、波向き、波高等の波浪情報
を算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
文献1の波浪レーダ観測方式では、2画面のクロススペ
クトルから求めた振幅情報と位相情報から直接波浪の各
特性を求めるから、クロススペクトルに含まれる雑音成
分による悪影響を受けることは避けられず、特に荒天下
での測定ではその影響が大きくなってしまう。
【0006】また、文献2の方式では、分散関係式を用
いて3次元スペクトラムI(k、ω)をフィルタリング
しているから、雑音成分の多くが除去されるが、そのた
めに連続する多数スキャンのレーダ信号を必要とする。
このため、陸上設置のレーダであれば、近くのレーダや
レーダビーコン、その他の電波源の干渉を受けた場合に
は、観測結果に悪影響を受けることになる。また、船上
のレーダの場合には、電波の干渉の外に、船体の動揺や
旋回により画像が歪む等の悪影響を受けることになって
しまう。
【0007】そこで、本発明は、レーダによる波浪測定
において、連続する多数スキャンのレーダ反射信号を不
要とし、連続する2スキャンのレーダ反射信号から精度
よく、波長、波速、波向き、波高等の波浪情報を得るこ
とができる、レーダによる波浪測定方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
レーダ波浪測定方法は、それぞれ2次元フーリエ変換し
た2スキャン分のレーダデータの2次元クロススペクト
ルを演算し、この2次元クロススペクトルの振幅スペク
トルと位相スペクトルを求め、この2次元クロススペク
トルの振幅スペクトルと位相スペクトルを波速関係式に
基づいてフィルタリングし、フィルタリングされた2次
元クロススペクトルの振幅スペクトルと位相スペクトル
を用いて、波浪情報を算出することを特徴としている。
【0009】本発明の請求項2に係るレーダ波浪測定方
法は、請求項1記載のレーダ波浪測定方法において、前
記フィルタリングは、位相スペクトルに基づいて計算さ
れた計算波速が、波速関係式から求まる理論波速に整合
するか否かにしたがって、当該位相スペクトル及びその
対応する振幅スペクトルを通過或いは阻止させることを
特徴としている。
【0010】本発明の請求項3に係るレーダ波浪測定装
置は、順次入力される連続する2スキャン分のレーダデ
ータを記録するレーダ信号集録手段と、前記2スキャン
分のレーダデータに他の電波源からの干渉の有無を検出
し、干渉がある場合にはそのレーダデータを廃棄するレ
ーダ干渉検出手段と、前記レーダ干渉検出手段で干渉が
ないと判断された、前記2スキャンのレーダデータをそ
れぞれ2次元フーリエ変換し、この2次元フーリエされ
たデータから2次元クロススペクトルを演算し、この2
次元クロススペクトルの振幅スペクトルと位相スペクト
ルを求める2次元演算手段と、前記2次元クロススペク
トルの振幅スペクトルのピーク値に対応する位相スペク
トルに基づいて波速を計算し、この計算された計算波速
が波速関係式から求まる理論波速に整合するか否かにし
たがって、その位相スペクトル及び対応する振幅スペク
トルを通過或いは阻止させるフィルタリングを行う波浪
スペクトル推算手段と、前記波浪スペクトル推算手段で
フィルタリングされた2次元クロススペクトルの振幅ス
ペクトルと位相スペクトルを用いて、波浪情報を算出す
るシーステート解析手段を有することを特徴としてい
る。
【0011】本発明の請求項4に係るレーダ波浪測定装
置は、請求項3記載のレーダ波浪測定装置において、前
記2次元演算手段から出力される2次元クロススペクト
ルの振幅スペクトルと位相スペクトルを、所定回数分の
平均をとって、前記波浪スペクトル推算手段に入力する
ことを特徴としている。
【0012】本発明の請求項5に係るレーダ波浪測定装
置は、請求項3,4記載のレーダ波浪測定装置におい
て、前記波浪スペクトル推算手段でフィルタリングされ
た2次元クロススペクトルのスペクトルピーク点に基づ
いて波長及び波向きを算出し、さらにそのピーク点に対
応する位相スペクトルに基づいて波速を算出することを
特徴としている。
【0013】本発明の請求項6に係るレーダ波浪測定装
置は、請求項3,4記載のレーダ波浪測定装置におい
て、前記波浪スペクトル推算手段でフィルタリングされ
る前の振幅スペクトルの総和Wを算出し、シーステート
解析手段で2次元クロススペクトルの振幅スペクトルの
ピーク点及びその周囲所定範囲の振幅スペクトルの和S
を算出し、その振幅スペクトルの和Sと、前記振幅スペ
クトルの総和Wから振幅スペクトルの和Sを引いた値W
−Sとの比から、予め求めておいた回帰係数を用いた回
帰式により、波高値を求めることを特徴としている。
【0014】本発明の請求項7に係るレーダ波浪測定装
置は、請求項6記載のレーダ波浪測定装置において、波
の2次元クロススペクトルの振幅スペクトルのピーク値
が複数ある場合には、それぞれ各ピーク点及びその周囲
所定範囲の振幅スペクトルの和S1,S2・・・を算出
し、各波高値Wh1、Wh2・・・を、Wh1=A+B
×{S1/(W−S1−S2・・・)}、Wh2=A+
B×{S2/(W−S1−S2・・・)}・・・により
求めることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係るレーダ
波浪測定装置の概略ブロック構成を示す図であり、図2
はそのフローチャートである。
【0017】本発明では、それぞれ2次元フーリエ変換
した2スキャン分のレーダデータの2次元クロススペク
トルを演算し、この2次元クロススペクトルの振幅スペ
クトルと位相スペクトルを求め、その位相スペクトルに
基づいて計算された計算波速が、波速関係式から求まる
理論波速に整合するか否かにしたがって、当該位相スペ
クトル及びその対応する振幅スペクトルを通過させるフ
ィルタリングを行い、フィルタリングされた2次元クロ
ススペクトルの振幅スペクトルと位相スペクトルを用い
て、波高、波長、波速、波向き等の波浪情報を算出す
る。
【0018】このように、本発明では、波速関係式から
求まる理論波速に整合するように、位相スペクトル及び
振幅スペクトルをフィルタリングすることにより雑音に
よる成分は除去されるから、連続する多数スキャンのレ
ーダ反射信号を不要とし、また、2スキャンのレーダ反
射信号から精度よく、波長、波速、波向き、波高等の波
浪情報を得ることができる。
【0019】図1のレーダ波浪測定装置の概略ブロック
構成図において、レーダ11は一般的な船舶用のパルス
レーダでよく、海面反射信号を受信し、増幅・検波し
て、必要な距離分解能に合致した周期でサンプリング
し、A/D変換する。なお、このレーダ波浪測定装置の
各手段は、コンピュータを使用してソフトウエアにより
実施されることになる。
【0020】レーダ信号集録手段12は、レーダ11で
取得したレーダデータを連続する2スキャン分記録す
る。
【0021】レーダ干渉検出手段13では、レーダ信号
集録手段12に記録されたレーダデータが、他のレーダ
やレーダビーコンなどの他の電波源による電波干渉を受
けていないかどうかを検出する。干渉をうけている場合
には、そのスキャンのレーダデータを廃棄し、干渉を受
けていない連続する2スキャンのレーダデータが、2次
元演算手段14に供給されるようにする。
【0022】このレーダ干渉検出手段13における電波
干渉の有無は、種々の検出方法があるが、1つの方法と
してデータのレベルが通常レベルを超えている場合に干
渉と見なすことができる。例えば、極座標の距離方向の
データを加算し、通常の信号レベルを超えている場合
に、干渉とする。通常の信号レベルとは、例えば8ビッ
トのA/D変換器を使用している場合には、0〜255
の値をとるが、64近辺の値とする。
【0023】2次元演算手段14では、電波干渉を受け
ていない連続する2スキャンのレーダデータを受けて、
まず、近距離ほど受信レベルが大きいので距離方向の強
度補正を行い、レーダデータを極座標から直交座標に座
標変換する。なお、海面の監視範囲を決めるために、レ
ーダデータを例えば正方形状(辺の長さD)に切り出
す。この切り出しは、座標変換時でもよく、またそれ以
前に行ってもよい。
【0024】座標変換されたレーダデータを、スキャン
毎に2次元フーリエ変換(以後、2次元FFT、とす
る)し、そのクロススペクトルP(k,l)を求め
る。さらに、この2次元クロススペクトルP(k,
l)の各ポイント毎の振幅スペクトルSa及び位相スペ
クトルSφを算出する。
【0025】平均化手段15では、2次元演算手段14
から供給される2次元クロススペクトルP(k,l)
の各ポイント毎の振幅スペクトルSa及び位相スペクト
ルSφを所定回数N(例えば32回)だけ加算し除算し
て、振幅スペクトルSa及び位相スペクトルSφの平均
値を求める。この平均化の処理は、連続する2スキャン
のデータを入力しながら処理が行われるので、電波干渉
がない場合にはN+1スキャンのデータを平均すること
になる。この平均化により、振幅スペクトルSa及び位
相スペクトルSφの2次元クロススペクトルP(k,
l)毎の値のばらつきが吸収されるから、以後の演算・
解析が安定して行われることになる。
【0026】波浪スペクトル推算手段16では、まず、
平均化された2次元クロススペクトルP(k,l)か
ら振幅スペクトルSaのピーク値を求める。このピーク
点の位相スペクトルSφに対応する位相をφとすると、
計算波速Wvcは、式(1)により求められる。
【0027】
【数1】
【0028】但し、Dは辺の長さ、k、lは二次元クロ
ススペクトル上の波数、Tはレーダのスキャン時間であ
る。
【0029】一方、波の性質から波速関係式により決定
される理論波速Wvt は、式(2)により、求められ
る。
【0030】
【数2】
【0031】但し、Wlは、波長である。
【0032】なお、この理論波速を決める波速関係式
は、次のようにして求められる。一般に波の分散関係式
は、式(3)で表される。
【0033】
【数3】
【0034】ここで、dは水深、kvは波数ベクトル、
Uは表面の流れである。水深が深くなるとtanh()
の項はなくなり、U=0の場合は、分散関係式は、式
(4)になる。
【0035】
【数4】
【0036】この分散関係式ωに、波速の一般式Wvt
=ω/kvを適用し、ωを消去すると、kv=2π/
Wl だから、式(2)が求められる。
【0037】このように、一方では、計算波速Wvc
が、ピーク点の振幅スペクトルに対応する位相スペクト
ルSφ、その二次元クロススペクトル上の波数により計
算され、他方では、理論波速Wvt が波長、言い換え
れば二次元クロススペクトル上の波数により計算され
る。
【0038】したがって、ピーク点の振幅スペクトル及
びそれに対応する位相スペクトルSφが本来の波による
ものであるか、或いは雑音によるものであるかは、計算
波速Wvcが理論波速Wvt に整合するか否かによっ
て、決定することができる。この整合の程度は、計算波
速Wvcが理論波速Wvt に対して例えば±10%以
内の差であれば、整合していると判定する。このときの
計算波速Wvcが、求める波速となる。
【0039】この結果、計算により求められた2次元ク
ロススペクトルの振幅スペクトルPC(k,l)の振幅
スペクトルSa及び位相スペクトルSφは、波浪スペク
トル推算手段16でフィルタリングされ、本来の波の振
幅スペクトルSa及び位相スペクトルSφが出力され、
シーステート解析手段17に供給される。
【0040】シーステート解析手段17では、波浪スペ
クトル推算手段16でフィルタリングされた2次元クロ
ススペクトルPC(k,l)の振幅スペクトルSaのピ
ーク点に基づいて波長Wl及び波向きWdを算出し、さ
らに対応する位相スペクトルSφに基づいて波速Wvc
を波毎に、例えば振幅スペクトルSaの大きい波につい
て算出する。
【0041】また、波浪スペクトル推算手段16でフィ
ルタリングされる前の振幅スペクトルSaの総和Wを算
出し、シーステート解析手段17で2次元クロススペク
トルの振幅スペクトルSaのピーク点及びその周囲所定
範囲の振幅スペクトルの和Sを算出し、予め求めておい
た回帰係数A,Bに基づく回帰式により、波高値Wh
を、Wh=A+B×{S/(W−S)}により求める。
波が複数である場合には、それぞれ各ピーク点のポイン
ト及びその周囲所定範囲の振幅スペクトルの和S1,S
2・・・を算出し、各波高値を、計算式Wh1=A+B
×{S1/(W−S1ーS2・・・)}、計算式Wh2
=A+B×{S2/(W−S1ーS2・・・)}・・
・、により求める。
【0042】次に、この波浪レーダ測定装置の動作を図
2のフローチャートを参照して、説明する。
【0043】動作が開始されると、レーダ11で取得さ
れたスキャン毎のレーダデータが、1スキャン分入力さ
れバッファに移されるとともに、次の1スキャン分が入
力される(ステップ101、102)。このデータ入力
は、レーダでのデータ取得とともに、順次更新されてい
く。
【0044】ステップ103において1スキャンバッフ
ァに格納されたデータについて前述のような手法により
電波干渉の有無を検出し、電波干渉を受けている場合に
は、そのレーダデータを廃棄する。連続する2スキャン
のレーダデータのいずれにも電波干渉がない場合に、両
レーダデータを利用するから、1つのスキャンのレーダ
データはその前後のスキャンのレーダデータと組み合わ
される。しかし、1つのスキャンのレーダデータが廃棄
されたときには、その前のスキャンのレーダデータはさ
らにその前のデータのみと組み合わされ、その後のスキ
ャンのレーダデータはさらにその後のデータのみと組み
合わされる。このような処理が、図1のレーダ信号集録
手段12及びレーダ干渉検出手段13で行われる。
【0045】次に、電波干渉を受けていないスキャンの
レーダデータに対して、近距離ほど受信レベルが大きい
ので距離方向の強度補正を行い(ステップ104)、極
座標データから直交座標データに座標変換する(ステッ
プ105)。なお、海面の監視範囲に応じて、各スキャ
ンのレーダデータを同じ範囲の例えば正方形状(辺の長
さD)に切り出す。
【0046】次に、座標変換され、所定の範囲に切り出
されたレーダデータを、スキャン毎に2次元FFTし、
2次元のフーリエ変換値F(k,l)を得る(ステップ
106)。
【0047】
【数5】
【0048】ここで、f(n,m)はレーダデータ、F
(k,l)は空間スペクトルである。また、n,mは座
標値、k,lは波数を表す。
【0049】次に、連続するスキャンのレーダデータに
対する2次元FFT値間のクロススペクトルPC(k,
l)を求める(ステップ107)。
【0050】
【数6】
【0051】次に、この2次元クロススペクトルP
C(k,l)の各ポイント毎の振幅スペクトルSa及び
位相スペクトルSφを算出する(ステップ108)。各
ポイントのクロススペクトルPC(k,l)は、複素数
で表現されるから、その実数部をRe、虚数部をImと
すると、
【0052】
【数7】
【0053】となる。なお、atan2は、アークタン
ジェントを表す。
【0054】このようにして、連続する2スキャンのレ
ーダデータに対する2次元FFT値間のクロススペクト
ルPC(k,l)及びその振幅スペクトルSa及び位相
スペクトルSφを求める。
【0055】次に、2次元クロススペクトルPC(k,
l)の各ポイント毎の振幅スペクトルSa及び位相スペ
クトルSφを順次加算し、平均化処理を行う(ステップ
109)。この平均化処理が、所定回数N(例えば32
回)行われたかどうかを判断し、N回に満たない場合に
は、ステップ101に戻って、ステップ109までの処
理を繰り返し実行する。なお、この平均化処理は、途中
に電波干渉を受けて廃棄されたスキャンのレーダデータ
があってもよく、多数回連続している必要はない。平均
化処理がN回行われた場合には、その時点の平均化処理
された振幅スペクトルSa及び位相スペクトルSφを出
力する。このようなステップ104〜ステップ109の
処理が、図1の2次元演算手段14及び平均化手段15
で行われる。
【0056】次に、位相スペクトルSφから振幅スペク
トルSaの曖昧さを除去する(ステップ110)。2次
元クロススペクトルPC(k,l)の振幅スペクトルS
a及び位相スペクトルSφは、原点に対して点対称な位
置に現れる。この場合、波の移動がある場合には、点対
称な位置に現れる位相スペクトル同士は異符号となる。
これを利用して、位相スペクトルの点対称な2点を比較
し、異符号の場合には負側の位相スペクトル及び振幅ス
ペクトルをクリアする。なお、同符号の場合には、波の
移動がないときであるから、両方の位相スペクトル及び
振幅スペクトルを残す。
【0057】次に、全ての振幅スペクトルのSaの総和
Wを計算する(ステップ111)。レーダデータに基づ
いて演算された2次元クロススペクトルPC(k,l)
の振幅スペクトルSa及び位相スペクトルSφは、本来
の波に基づくものの外、実際には種々の条件により生じ
た雑音成分によるものがある。このステップ111で
は、本来の波に基づくか雑音成分に基づくかに関わら
ず、全ての振幅スペクトルSaの総和Wを計算する。
【0058】次に、振幅スペクトルSaの最も値の大き
いピーク値を検出する(ステップ112)。そして、そ
のピーク値の位置周辺±Lの位相スペクトルから位相ス
ペクトルの重心を計算し、その重心の位相スペクトルを
用いて、前掲の式(1)により、計算波速Wvcを求め
る。ここで、ピーク値の位置の位相スペクトルをそのま
ま用いることもできるが、この場合ディジタル処理に特
有の離散値となる。したがって、位相スペクトルの重心
を計算して用いる方が本来の中心が得られるから、精度
を向上することができる。
【0059】次に、波速関係式(前掲の式(2))によ
る理論波速Wvtを用いて計算波速Wvcを評価するこ
とにより、位相スペクトルSφと振幅スペクトルSaの
フィルタリングを行う(ステップ114)。つまり、ピ
ーク点の振幅スペクトルに対応する位相スペクトルSφ
が本来の波によるものであるか、或いは雑音によるもの
であるかを、計算波速Wvcが理論波速Wvt に整合
するか否かによって、決定する。この整合の程度は、計
算波速Wvcが理論波速Wvt に対して例えば±10
%以内の差であれば、整合していると判定する。整合し
ていると判断されたときの、計算波速Wvcが、求める
波速となる。このように、本来の波の振幅スペクトルS
a及び位相スペクトルSφが波浪スペクトル推算手段1
6でフィルタリングされ出力される。このようなステッ
プ110〜ステップ114の処理が、図1の波浪スペク
トル推算手段16で行われる。
【0060】次に、フィルタリングされた本来の波の位
相スペクトルSφについて、そのピーク値周辺±Lの座
標内で重心が求められ(ステップ115)、その位相ス
ペクトルの重心から、波長Wl及び波向きWdをそれぞ
れ、式(9)、式(10)により求める(ステップ11
6)。
【0061】
【数8】
【0062】次に、フィルタリングされた本来の波の振
幅スペクトルSaについて、そのピーク値周辺±L内の
総和Sを求める(ステップ117)。ここで、振幅スペ
クトルSaのピーク値を用いることとしてもよいが、一
定範囲の周辺±L内の総和を用いることにより、より安
定して波高関連値を得ることができる。
【0063】なお、ステップ114でのフィルタリング
の結果、計算波速Wvcが理論波速Wvt に整合しな
かった場合には、そのときの振幅スペクトル及び位相ス
ペクトルは、本来の波のものではないから、ステップ1
15〜ステップ117の処理は行われない。
【0064】これにより、振幅スペクトルSaの最も値
の大きいピーク値について、ステップ112〜ステップ
117の処理が終了したことになる。この一連の処理
を、振幅スペクトルSaのピーク値の第2番目以降の大
きい順に、所定のM回繰り返す(ステップ118)。そ
して、ステップ114でのフィルタリングの結果、計算
波速Wvcが理論波速Wvt に整合し、本来の波と判
断されたものについては、波速Wvc、波長Wl、波向
きWdをそれぞれ求める。また、フィルタリングされた
本来の波の振幅スペクトルSaについて、そのピーク値
周辺±L内の総和Sを求める。
【0065】なお、この所定回数Mの代わりに、本来の
波と判断されたスペクトルの数(例えば2)としてもよ
く、また振幅スペクトルSaのピーク値の大きさが、所
定値以上のものとすることができる。
【0066】次に、波高関連値を、波の振幅スペクトル
の総和Sと全振幅スペクトルの総和Wとを用いて、S/
(W−S)により求める(ステップ119)。全振幅ス
ペクトルの総和Wから波の振幅スペクトルの総和Sを減
算することにより、信号対雑音比が正確にとれる。
【0067】また、波が複数ある場合(例えば2波)に
は、それぞれの波の振幅スペクトルの総和をS1,S2
とし、第1の波に対する波高関連値を、S1/(W−S
1−S2)として求め、第2の波に対する波高関連値
を、S2/(W−S1−S2)として求める。これによ
り、複数の波がある場合にも、それぞれの波に対する波
高関連値を正しく求めることができる。
【0068】次に、超音波波高計やブイ式波高計等によ
り、予め求めておいた回帰係数A,Bに基づく1次回帰
式に、波高関連値S/(W−S)、S1/(W−S1−
S2)、S2/(W−S1−S2)を適用して、波高W
h,Wh1,Wh2を次のように求める(ステップ12
0)。 Wh=A+B×S/(W−S) Wh1=A+B×S1/(W−S1−S2) Wh2=A+B×S2/(W−S1−S2) このようなステップ115〜ステップ120の処理が、
図1のシーステート解析手段で行われて、一連の処理が
終了する。
【0069】
【発明の効果】本発明のレーダ波浪測定方法及び装置に
よれば、連続する2スキャンのレーダデータから2次元
クロススペクトルを求め、その振幅スペクトル及び位相
スペクトルを、波速の理論式(波速関係式)によりフィ
ルタリングしているから、連続する多数スキャンのレー
ダデータを不要とし、連続する2スキャンのレーダデー
タから精度よく、波長、波速、波向き、波高等の波浪情
報を得ることができる。
【0070】また、位相スペクトルに基づいて計算され
た計算波速が、波速関係式から求まる理論波速に整合す
るか否かにしたがってフィルタリングしているから、こ
のフィルタリングの処理とともに、波速を得ることがで
きる。
【0071】また、2次元クロススペクトルの振幅スペ
クトルと位相スペクトルを、所定回数分の平均をとって
フィルタリングするから、振幅スペクトル及び位相スペ
クトルのばらつきが吸収され、以後の演算・解析が安定
して行われる。
【0072】また、フィルタリングされた2次元クロス
スペクトルのスペクトルピーク点に基づき重心を算出し
て波長及び波向きを求め、さらにそのピーク点に対応す
る位相スペクトルに基づいて波速を算出するから、精度
よく、波長、波向き及び波速を得ることができる。
【0073】また、波高関連値を、特定の波の振幅スペ
クトルの総和S1と全振幅スペクトルの総和Wから各波
の振幅スペクトルの総和S1、S2・・を引いて、S1
/(W−S1−S2・・)により求めるから、信号対雑
音比が正確にとれ、波高を精度よく得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーダ波浪測定装置
の概略ブロック構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係るレーダ波浪測定装置
のフローチャート。
【図3】従来のレーダ波浪測定装置の概略ブロック構成
図。
【符号の説明】
11 レーダ 12 レーダ信号集録手段 13 レーダ干渉検出手段 14 2次元演算手段 15 平均化手段 16 波浪スペクトル推算手段 17 シーステート解析手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ2次元フーリエ変換した2スキ
    ャン分のレーダデータの2次元クロススペクトルを演算
    し、この2次元クロススペクトルの振幅スペクトルと位
    相スペクトルを求め、 この2次元クロススペクトルの振幅スペクトルと位相ス
    ペクトルを波速関係式に基づいてフィルタリングし、 フィルタリングされた2次元クロススペクトルの振幅ス
    ペクトルと位相スペクトルを用いて、波浪情報を算出す
    ることを特徴とするレーダ波浪測定方法。
  2. 【請求項2】 前記フィルタリングは、位相スペクトル
    に基づいて計算された計算波速が、波速関係式から求ま
    る理論波速に整合するか否かにしたがって、当該位相ス
    ペクトル及びその対応する振幅スペクトルを通過或いは
    阻止させることを特徴とする請求項1記載のレーダ波浪
    測定方法。
  3. 【請求項3】 順次入力される連続する2スキャン分の
    レーダデータを記録するレーダ信号集録手段と、 前記2スキャン分のレーダデータに他の電波源からの干
    渉の有無を検出し、干渉がある場合にはそのレーダデー
    タを廃棄するレーダ干渉検出手段と、 前記レーダ干渉検出手段で干渉がないと判断された、前
    記2スキャンのレーダデータをそれぞれ2次元フーリエ
    変換し、この2次元フーリエされたデータから2次元ク
    ロススペクトルを演算し、この2次元クロススペクトル
    の振幅スペクトルと位相スペクトルを求める2次元演算
    手段と、 前記2次元クロススペクトルの振幅スペクトルのピーク
    値に対応する位相スペクトルに基づいて波速を計算し、
    この計算された計算波速が波速関係式から求まる理論波
    速に整合するか否かにしたがって、その位相スペクトル
    及び対応する振幅スペクトルを通過或いは阻止させるフ
    ィルタリングを行う波浪スペクトル推算手段と、 前記波浪スペクトル推算手段でフィルタリングされた2
    次元クロススペクトルの振幅スペクトルと位相スペクト
    ルを用いて、波浪情報を算出するシーステート解析手段
    を有することを特徴とするレーダ波浪測定装置。
  4. 【請求項4】 前記2次元演算手段から出力される2次
    元クロススペクトルの振幅スペクトルと位相スペクトル
    を、所定回数分の平均をとって、前記波浪スペクトル推
    算手段に入力することを特徴とする請求項3記載のレー
    ダ波浪測定装置。
  5. 【請求項5】 前記波浪スペクトル推算手段でフィルタ
    リングされた2次元クロススペクトルのスペクトルピー
    ク点に基づいて波長及び波向きを算出し、さらにそのピ
    ーク点に対応する位相スペクトルに基づいて波速を算出
    することを特徴とする請求項3,4記載のレーダ波浪測
    定装置。
  6. 【請求項6】 前記波浪スペクトル推算手段でフィルタ
    リングされる前の振幅スペクトルの総和Wを算出し、シ
    ーステート解析手段で2次元クロススペクトルの振幅ス
    ペクトルのピーク点及びその周囲所定範囲の振幅スペク
    トルの和Sを算出し、その振幅スペクトルの和Sと、前
    記振幅スペクトルの総和Wから振幅スペクトルの和Sを
    引いた値W−Sとの比から、予め求めておいた回帰係数
    を用いた回帰式により、波高値を求めることを特徴とす
    る請求項3,4記載のレーダ波浪測定装置。
  7. 【請求項7】 波の2次元クロススペクトルの振幅スペ
    クトルのピーク値が複数ある場合には、それぞれ各ピー
    ク点及びその周囲所定範囲の振幅スペクトルの和S1,
    S2・・・を算出し、各波高値Wh1、Wh2・・・
    を、Wh1=A+B×{S1/(W−S1ーS2・・
    ・)}、Wh2=A+B×{S2/(W−S1ーS2・
    ・・)}・・・により求めることを特徴とする請求項6
    記載のレーダ波浪測定装置。
JP2001207336A 2001-07-09 2001-07-09 レーダ波浪測定方法及び装置 Expired - Lifetime JP4827330B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207336A JP4827330B2 (ja) 2001-07-09 2001-07-09 レーダ波浪測定方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207336A JP4827330B2 (ja) 2001-07-09 2001-07-09 レーダ波浪測定方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003021680A true JP2003021680A (ja) 2003-01-24
JP4827330B2 JP4827330B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=19043336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001207336A Expired - Lifetime JP4827330B2 (ja) 2001-07-09 2001-07-09 レーダ波浪測定方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4827330B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156192A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Japan Radio Co Ltd 波浪観測装置
JP2010044050A (ja) * 2008-07-14 2010-02-25 Ihi Corp レーザレーダの姿勢認識方法及びレーザレーダ
JP2011033529A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Japan Radio Co Ltd レーダ波浪解析装置
WO2015001892A1 (ja) * 2013-07-04 2015-01-08 古野電気株式会社 海象検出装置、レーダ装置、海象検出方法、および、プログラム
JP2015014472A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 古野電気株式会社 エコー信号処理装置、波浪レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム
JP2020094998A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 日本無線株式会社 水深計測装置及び水深計測プログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102062792B1 (ko) 2018-12-21 2020-01-06 (주)지케스 회귀 분석 기반의 추정 알고리즘에 의하여 변형된 칼만 필터 알고리즘을 적용한 파고 데이터 연산을 사용하는 간이형 파고 측정 장치

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5166862A (ja) * 1974-12-06 1976-06-09 Boeicho Gijutsu Kenkyu Honbuch Hoisokuteihoshiki
JPS5676073A (en) * 1979-11-27 1981-06-23 Japan Radio Co Ltd Interference eliminating device of meteorological radar
JPH02118481A (ja) * 1988-10-28 1990-05-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 波向検出装置
JPH0230674B2 (ja) * 1983-07-19 1990-07-09 Japan Radio Co Ltd
JPH03262990A (ja) * 1990-03-13 1991-11-22 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 波浪観測レーダ
JP2000314773A (ja) * 1999-05-07 2000-11-14 Kokusai Kogyo Co Ltd 短波海洋レーダ観測装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5166862A (ja) * 1974-12-06 1976-06-09 Boeicho Gijutsu Kenkyu Honbuch Hoisokuteihoshiki
JPS5676073A (en) * 1979-11-27 1981-06-23 Japan Radio Co Ltd Interference eliminating device of meteorological radar
JPH0230674B2 (ja) * 1983-07-19 1990-07-09 Japan Radio Co Ltd
JPH02118481A (ja) * 1988-10-28 1990-05-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 波向検出装置
JPH03262990A (ja) * 1990-03-13 1991-11-22 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 波浪観測レーダ
JP2000314773A (ja) * 1999-05-07 2000-11-14 Kokusai Kogyo Co Ltd 短波海洋レーダ観測装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005156192A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Japan Radio Co Ltd 波浪観測装置
JP2010044050A (ja) * 2008-07-14 2010-02-25 Ihi Corp レーザレーダの姿勢認識方法及びレーザレーダ
JP2011033529A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Japan Radio Co Ltd レーダ波浪解析装置
JP2015014472A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 古野電気株式会社 エコー信号処理装置、波浪レーダ装置、エコー信号処理方法、及びエコー信号処理プログラム
WO2015001892A1 (ja) * 2013-07-04 2015-01-08 古野電気株式会社 海象検出装置、レーダ装置、海象検出方法、および、プログラム
JPWO2015001892A1 (ja) * 2013-07-04 2017-02-23 古野電気株式会社 海象検出装置、レーダ装置、海象検出方法、および、プログラム
JP2020094998A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 日本無線株式会社 水深計測装置及び水深計測プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4827330B2 (ja) 2011-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110584631B (zh) 一种基于fmcw雷达的静态人体心跳和呼吸信号提取方法
CN111142105B (zh) 复杂运动目标isar成像方法
Grosdidier et al. Ship detection based on morphological component analysis of high-frequency surface wave radar images
JP6292772B2 (ja) レーダ画像処理装置及びレーダ画像処理方法
JP4827330B2 (ja) レーダ波浪測定方法及び装置
CN117838083A (zh) 一种基于毫米波雷达的体征快速精确检测方法
CN116312623B (zh) 一种鲸类信号重叠分量的方向脊线预测追踪方法及系统
JP3736154B2 (ja) レーダ信号処理装置
JP3773779B2 (ja) レーダ信号処理装置
US20220381877A1 (en) Method for removing random noise of radar collection signal in biometric signal measurement radar, and apparatus for same
JP3786205B2 (ja) レーダ波浪観測装置
JP3881078B2 (ja) 周波数推定方法、周波数推定装置、ドップラソナーおよび潮流計
JP4077092B2 (ja) ドップラ周波数測定方法およびドップラソナー
Xu et al. A novel SAR imaging method based on morphological component analysis
JP2020112564A (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
CN112034454A (zh) 一种基于mimo雷达的桥梁自振振型获取方法
JP2005017143A (ja) 気象レーダ信号処理装置
JP6983960B2 (ja) 信号処理装置及び信号処理方法
JP4110896B2 (ja) レーダ装置
CN117647788B (zh) 一种基于人体3d点云的危险行为识别方法及设备
CN114252873B (zh) 一种毫米波雷达目标加速度精确实时估计方法及其系统
Zhang et al. An adaptive filter for speckle reduction in medical ultrasound image processing
CN116430354B (zh) 一种fmcw激光雷达目标信息解算方法及系统
JP3075272B2 (ja) 目標自動追尾方法及び装置
Guo et al. Cartesian based FFBP algorithm for circular SAR using NUFFT interpolation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080701

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090119

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4827330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term