JP2003021660A - 耐電圧試験装置及び試験方法 - Google Patents

耐電圧試験装置及び試験方法

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JP2003021660A
JP2003021660A JP2001242958A JP2001242958A JP2003021660A JP 2003021660 A JP2003021660 A JP 2003021660A JP 2001242958 A JP2001242958 A JP 2001242958A JP 2001242958 A JP2001242958 A JP 2001242958A JP 2003021660 A JP2003021660 A JP 2003021660A
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松本  潔
Tsunezo Okuwaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐電圧試験装置内に分布する浮遊容量分及び
絶縁抵抗分に流れる電流による測定誤差を自動的に除去
する。 【解決手段】 耐電圧試験装置内の浮遊容量に流れる電
流を検出し、その値をメモリに記憶した後供試物に流れ
る電流を検出し、該検出値から既に記憶した耐電圧試験
装置内の浮遊容量に流れる電流値を差し引き、供試物に
のみに流れる電流値を自動的に得る。同様にして、シー
ルド状のケーブルを用いた測定の場合においてもケーブ
ルの線間容量による誤差電流を自動的に除去する。更
に、供試物が抵抗及び容量で形成される場合には夫々の
位相毎に弁別して直流化し、同様の引算を行った後ベク
トル合成値を算出する耐電圧試験装置と試験方法を実現
した。なお、メモリに記憶するか否かは選択可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐電圧性能を試験
する試験装置に関し、特に微小電流測定において交流の
高電圧出力部に分布する浮遊容量等に流れる電流によっ
て生ずる誤差を除去する耐電圧試験装置及び試験方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】耐電圧試験装置は、各種安全規格(JI
S規格、UL規格、CSA規格など)に合致するかを、
それらの規格上で要求される交流の高電圧を供試物に一
定時間印加して、該供試物の耐電圧性能を判定する試験
装置であり、その良否判定は、供試物に流れる電流を測
定することにより行われる。
【0003】図9は、トランスT1の2次側巻線端子c
−d間に生ずる高電圧を出力端子Ta−Tb間にケーブ
ル2を接続して供試物3に印加して供試物3に流れる電
流Ioを電流検出器Riにて検出することを示してい
る。この時、出力端子Tbは接地状態にある。
【0004】そして、トランスTの2次側巻線と接地間
の浮遊(以下「ストレー」という)容量をC1及びC2
とし、2次側巻線端子cから出力端子Taまでの配線回
路と接地間のストレー容量をC3及びC4とすると、出
力部1内には Cs=C1+C2+C3+C4 となるストレー容量Csが分布している。
【0005】但し、同図に示すように、ケーブル2を介
して試供物3に電圧を印加する場合には該ケーブルに分
布するストレー容量Caが更に加えられることになるた
め、出力部1の内部とケーブル2に分布する全ストレー
容量Cs1は Cs1=(Cs)+(Ca) となるが、ここでは便宜上Csを全ストレー容量として
説明する。
【0006】このストレー容量Csに流れる電流ICs
は、出力電圧Voを該ストレー容量のリアクタンス(=
1/ωCs)で割った値となり、例えば出力電圧を5k
Vrms(以下rmsを省略する。)とすると、 ICs=5kV÷(1/ωCs) となる。
【0007】前記ICsは、出力端子Tbと電流検出器
Riを経由してトランスTの2次側巻線端子dにリター
ンするため、電流検出器Riで検出される電流Ioは、
供試物3(抵抗成分Rtと容量成分Ctから成る。)に
流れる電流とストレー容量Csに流れる電流ICsとの
和になる。この場合、周知のとおり容量負荷に対する電
流は、90°の進み位相を有し、また電圧は90°の遅
れ位相を有するため、図5Aに示す如く、 となるベクトル合成値としてIoは電流検出器Riにて
検出されることになる。また、図5Aからは、該供試物
に流れる電流ICtとICsとが同位相であることが分
かる。このように、電流検出器Riでは該電流ICsを
加えたベクトル合成電流Ioを検出することになり、当
然この誤差は電流Ioが微小電流であればあるほど無視
できなくなる。
【0008】このような測定誤差を防止するため、図1
0に示す従来技術では電流ICsに比して180°の位
相を有する電流を該検出器Riに流し込むことで電流I
Csと相殺させ、電流ICsによって生ずる測定誤差を
除去している。即ちこの従来技術は、トランスTの2次
側巻線にタップ0を設け、該タップと接地間に検出器R
iを設けて供試物3に流れる電流を検出するようにし、
トランスTの2次側巻線L2から出力端子Taまでに分
布するストレー容量に流れる電流(ICsA)とトラン
スTの2次側巻線L1に分布するストレー容量に流れる
電流(ICsB)が、 ICsA=ICsB=(IC1+IC2+IC3)=
(IC1′+ICT) となるように、トランスTの2次側巻線L1と接地間に
接続した調整用コンデンサCTを調整して相殺電流IC
TをトランスTの2次側巻線L1と接地間に流し込み、
出力部1内に分布するストレー容量による誤差を除去す
るものである。なお、IC1′は、トランスTの2次側
巻線L1と接地間のストレー容量に流れる電流である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来技術には以下の問題がある。
【0010】即ちコンデンサCTを調整して適正な相殺
電流ICTを得るのは容易でなく、また、出力部1内に
分布する絶縁抵抗成分Rf及びケーブル2に分布する絶
縁抵抗成分Raによる測定誤差を除去できない。該コン
デンサには高耐圧性が不可欠であるため、高価とならざ
るを得ない。更に、タップ付のトランスは、タップ無し
トランスに比して大型化と重量化を招くと共にコストア
ップ、消費電力の増大を招きかねない。
【0011】本発明は、これらの問題点を解決するため
になされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、交流信号源からの正弦波信号に
てトランスを励磁して高電圧を得、該高電圧を供試物に
印加して電流検出器に流れる電流を測定する耐電圧試験
装置において、前記電流検出器にて検出される検出値を
直流化する第1の直流化手段と、該直流値をデジタル値
化する第1のA/D変換器を備え、前記第1のA/D変
換器にてデジタル値化された前記耐電圧試験装置内にの
み流れる電流を第1の値として記憶する記憶手段を備
え、前記第1のA/D変換器にてデジタル値化された前
記供試物に流れる電流を第2の値とし、該第2の値から
前記第1の値を差し引く引算手段を備えることを特徴と
する。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記第1の値及び第2の値を検出した時の出力電圧
を検知する電圧検知手段を備え、該検知電圧を直流化す
る第2の直流化手段と該直流値をデジタル値化する第2
のA/D変換器を備え、前記第1の値に基づき前記第2
の値を検出した時の検知電圧に対応する新たな第1の値
を算出する第1の演算手段を備え、前記第2の値から該
新たな第1の値を差し引くことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項1及び請求項2
において、前記電圧検知手段の出力信号と同相の信号に
より前記電流検出器からの検出値を整流する第1の整流
手段と、前記電圧検知手段の出力信号に対し90度の位
相差を有する信号により前記電流検出器からの検出値を
整流する第2の整流手段を備え、前記の位相毎に整流さ
れた前記耐電圧試験装置内にのみ流れる電流のデジタル
値を前記第1の値として記憶し、前記供試物に流れる電
流の各位相毎のデジタル値を前記第2の値とし、該第2
の値から該第1の値を差し引いた後ベクトル合成値を算
出する第2の演算手段を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1及び請求項3
において、前記記憶手段への書き込みを制御する制御手
段と、該書き込み状態を表示する表示手段を備えたこと
を特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、交流信号源からの正弦
波信号にてトランスを励磁して高電圧を得、該高電圧を
供試物に印加して電流検出器に流れる電流を測定する方
法において、出力端子或は測定ケーブルの先端が開放状
態であることを確認した後、交流の出力電圧を印加して
得た検出電流を直流化し、A/D変換して第1の値を
得、前記記憶手段への書き込みを制御する制御手段によ
り前記第1の値として記憶する第1ステップと、前記供
試物を接続した後、前記出力電圧を印加して得た検出電
流を直流化し、A/D変換して第2の値を得、前記引算
手段の一方端子に前記第1の検出値を入力し、前記引算
手段の他方端子に前記第2の検出値を入力して差し引
き、供試物にのみ流れる電流を得る第2ステップからな
ることを特徴とする耐電圧試験方法である。
【発明の実施の形態】
【0017】図1は、出力部1内に分布するストレー容
量Csに流れる電流ICsを自動的に除去する請求項1
の発明の一実施例を示したもので、以下にその動作につ
いて説明する。但し、同図に示すように、ケーブル2を
介して試供物3に電圧を印加する場合には該ケーブルに
分布するストレー容量Caが更に加えられ、出力部1の
内部とケーブル2に分布する全ストレー容量Cs1は Cs1=(Cs)+(Ca) となるが、本発明によれば、このような場合でも測定誤
差を除去できるため、ここでは便宜上Csを全ストレー
容量として説明する。
【0018】信号発生器10は、所望の交流電圧に設定
する可変型の発振器であり、該信号発生器からの交流信
号は増幅器11にて電力増幅され、トランスT1の1次
側巻線を励磁して2次側巻線と出力スイッチSoを介し
て出力端子Ta−Tb間に所望の電圧Voとして出力さ
れる。そして、先ず出力端子Ta−Tb間を開放状態に
し、出力部1内に分布するストレー容量Csに流れる電
流ICsを電流検出器40にて検出し、積分回路6(絶
対値変換回路とローパスフィルタから成る。)にて直流
化した後、A/D変換器5にてデジタル値化する。な
お、積分回路6を構成する絶対値変換回路は、全波整流
形或は半波整流形の何れを用いても良い。
【0019】図11は、前記絶対値変換回路の一実施例
を示しており、以下にその動作について説明する。まず
演算増幅器Qv1のプラス端子に交流電圧波形を入力す
ると、演算増幅器Qv1の出力電圧波形のマイナス側
は、ダイオードDv1および抵抗Rv2を介して演算増
幅器Qv1のマイナス端子に入力され、 の比で増幅される。次に、増幅されたその出力は抵抗R
v3を介して演算増幅器Qv2のマイナス端子に入力さ
れ、 の比で増幅される。このようにして、Qv2の出力端子
からプラスに極性反転した半サイクルの出力信号を得
る。また、Qv1の出力に接続されるダイオードDv2
は、Qv1のプラスの出力波形をQv1のマイナス端子
に入力する一方、Qv2のプラス端子にもQv1のプラ
スの出力波形を入力することで、極性の反転しない出力
波形がQv2の出力から得られ、最終的にはプラスの全
波整流波形が得られるように動作する。なお、図12は
積分回路6を構成するローパスフィルタの一例を示して
いるが、動作説明は省略する。
【0020】図1において、A/D変換器5にてデジタ
ル値化された検出値は、除去すべき電流即ち第1の検出
値としてメモリー4に記憶されるが、出力端子Ta−T
b間にケーブル2を接続した場合には該ケーブルに分布
するストレー容量Caを出力部1内に分布するストレー
容量Csに加えた検出値がメモリー4に記憶される。そ
して、メモリー4に除去すべき電流値(第1の検出値)
を記憶した後、出力端子Ta−Tb間或はケーブルの先
端に供試物3を接続して電圧Voを印加して電流検出器
40にて検出される電流値(除去すべき電流を含むI
o)を積分回路6とA/D変換器5にて直流化されたデ
ジタル値に変換し、該デジタル値を第2の検出値とす
る。この第2の検出値から既にメモリー4に記憶した第
1の検出値を引き算器7にて差し引く。
【0021】図2は、電流検出器40にて第1の検出値
及び第2の検出値を検出した時の出力電圧をトランスT
1の2次側巻線c−d間にて検知し、既に記憶手段に記
憶された第1の検出値に基づき、第2の検出値を検出し
た時の検知電圧に対応した新たな第1の検出値を自動的
に演算して第2の検出値からこの演算値を差し引く請求
項2の発明の一実施例を示したもので、以下に図1及び
図2に基づきその動作について説明する。
【0022】図1において、トランスT1の2次側巻線
c−d間に接続した電圧検知器60は、電流検出器40
にて第1の検出値及び第2の検出値を検出した時の出力
電圧を検知するものである。この検知電圧は、図2から
分かるとおり、積分器6aとA/D変換器5aを介して
演算器50に入力され、また電流検出器40からの検出
値は積分器6とA/D変換器5を介して演算器50に入
力される。先ず電流ICsを電流検出器40にて検出し
た時の出力電圧をVo1とすると、制御器9はこの検出
値を第1の検出値としてメモリー4へ記憶するように指
令すると共に、演算器50へ出力電圧Vo1時における
第1の検出値として記憶した旨の情報を伝達する。次
に、供試物3に流れる電流Ioを電流検出器40で検出
した時の出力電圧をVo2とすると、演算器50は、こ
の出力電圧Vo2とVo1と比較し、メモリー4から第
1の検出値を読み出し、Vo2に対応する新たな第1の
検出値を演算する。即ち、メモリー4に記憶された第1
の検出値をyとし、新たな第1の検出値をy′とする
と、演算器50は、 の演算を行い、Vo2に対応する新たな第1の検出値を
算出する。このようにして、出力電圧Voに関係なく、
自動的に第1の検出値を求めることができる。なお、制
御器9は、第1の検出値をメモリー4へ記憶する際にそ
のアドレス(ADD)を指令する役目、及び正確な引算
結果を得るためにメモリー4から第1の検出値を引算器
7へ転送タイミング、A/D変換器5から第2の検出値
を引算器7へ転送するタイミングなどを制御するもので
あり、本実施例の場合、制御器9と演算器50にCPU
を用いているが、該CUPを制御器9と演算器50を兼
用しても良く、またCPUの代わりにDSPを用いても
良い。同様に、メモリー4もCPU或はDSPでも良
い。
【0023】以上のようにして、第1の検出値を検出し
た時の出力電圧と第2の検出値を検出した時の出力電圧
との間の差異に関係なく、正確な引算値を得ることが出
来る上、タップ付きのトランス及び調整容量CTを用い
ることなくストレー容量に流れる電流ICsを自動的に
除去することができる。
【0024】図3は、供試物3が容量成分Ctと抵抗成
分Rtから成るインピーダンスを形成する場合において
ストレー容量Csに流れる電流ICsと出力部1内に分
布する絶縁抵抗分Rfに流れる電流IRfを自動的に除
去する請求項3の発明の一実施例を示したもので、図4
は、図3に示す本発明における一連のデジタル信号処理
部分を詳細に表したブロック図である。以下に、図3及
び図4に基づき本発明の動作について説明する。但し、
図3に示すケーブル2を介して試供物3に電圧を印加す
る場合には、前述した如く該ケーブルに分布するストレ
ー容量Ca及び絶縁抵抗分Raがストレー容量Cs及び
該Rfと並列に接続されることになるため、出力部1の
内部とケーブル2に分布する全絶縁抵抗分RAは となり、全ストレー容量Cs1は、 Cs1=(Cs)+(Ca) となるが、本発明は、このような場合でも該Ca及び該
Raによる誤差を除去できるため、以降の説明では便宜
上Csを全ストレー容量、Rfを全絶縁抵抗分として説
明する。
【0025】前述した如く、容量成分に流れる電流は、
トランスT1の2次側巻線に対して90°の進み位相と
なり、抵抗成分に流れる電流はトランスT1の2次側巻
線に対して同相となるため、供試物3が容量成分Ctと
抵抗成分Rtから成るインピーダンスを形成する場合に
おいては、 のベクトル合成電流が電流Ioとして電流検出器40で
検出されることになる。そこで、先ず出力端子Ta−T
b間を開放状態にして所定の電圧Voを供給し、ストレ
ー容量Csに流れる電流ICs及び絶縁抵抗分Rfに流
れる電流IRfを電流検出器40で検出してトランスT
1の2次側巻線に対し0°位相の成分と90°位相の成
分とに分離抽出するため、夫々の位相に対応する位相検
波回路23a及び23bに入力する。なお、この位相検
波回路23a及び23bは前記絶対値変換機能を兼備し
ており、図6は、0°位相及び90°位相の検出電流波
形及び絶対値変換回路における電流波形とタイミング関
係を示している。
【0026】そして、図6の出力(3)から分かるとお
り、これらの位相検波回路からは、夫々の位相に対応し
た全波整流波形と右肩上がり波形又は全波整流波形と左
肩上がりの波形を合成した信号が出力される。これらの
信号を積分回路6(ローパスフィルタから成る。)に入
力すると、0°位相時のIRf(a)と90°位相時の
ICs(b′)の全波整流波形は直流化され、0°位相
時のICs(b)と90°位相時のIRf(a′)の直
流値はゼロのとなる結果夫々の位相毎の全波整流波形に
分離できる。このようにして分離抽出されたトランスT
1の2次側巻線に対して0°位相時のIRf(a)と9
0°位相時のICs(b′)は、次段のA/D変換器5
にてデジタル化され、メモリー4の所定番地に夫々除去
すべき電流即ち第1の検出値として記憶される。
【0027】メモリー4に第1の検出値を記憶した後、
出力端子Ta−Tb間或はケーブルの先端に供試物3を
接続して電圧Voを印加して電流検出器40にて検出さ
れる合成電流Ioを、前段同様、位相検波回路(23a
と23b)及び積分回路6にて0°位相時のデータ(a
とb)と、90°位相時のデータ(a′、b′)とに分
離した上直流化し、A/D変換器5にて夫々第2の検出
値(除去すべき電流を含んだ電流Io)としてデジタル
値化する。そして、引算器7にて同一位相同士の第2の
検出値から第1の検出値を夫々差し引くと、これらの電
流値は、 第2の検出値 第1の検出値 0°位相の電流 a IRt − a IRf = A b ICt − b ICs = ゼロ 90°位相の電流 a′IRt − a′IRf = ゼロ b′ICt − b′ICs = B となるため、引算器7にて得たデジタル値A及びBを次
段の演算器12に入力して、 のベクトル演算を行う。なお、制御器9は、前述した第
1の検出値をメモリー4へ記憶する際にそのアドレス
(ADD)を指令する役目、及び正確な引算結果やベク
トル合成演算結果を得るためにメモリー4から第1の検
出値を引算器7へ転送タイミング、A/D変換器5から
第2の検出値を引算器7へ転送するタイミングなどを制
御する他、演算器12の計算するタイミングを制御する
ものである。以上のようにして、電流ICs及びIRf
を除去し、Ct及びRtにて形成される供試物3のみに
流れる電流のベクトル合成値を得ることができる。
【0028】位相検波回路(23a及び23b)は、図
3に示すとおり、夫々の位相に対応する位相検出器(2
2a及び22b)の出力により動作が制御され、そし
て、これらの位相検出器にはトランスT1の2次側巻線
に対して0°位相の正弦波信号と該正弦波信号に対し9
0°位相の位相差を有する正弦波信号が夫々入力され
る。この場合、トランスT1の2次側巻線c−d間に接
続した電圧検知器60から同相信号を得ると共に、該検
知器60の出力に接続したコンデンサと抵抗を直列に接
続して該抵抗を接地し、該抵抗の両端から90°の位相
差を有する信号を得ている。
【0029】図5Cは、位相検波回路(23a及び23
b)の一実施例を示したもので、前述した如く、これら
の位相検波回路は絶対値変換機能を兼備しており、位相
検出器(22a及び22b)からの出力によってスイッ
チSp1(2)のオン/オフタイミングを制御すること
で、全波整流形検波出力を得ている。以下に、図5C及
び図6に基づき該位相検波回路の動作を説明する。図5
Cにおいて、(1)は入力信号波形を表し、Sp1
(2)はスイッチ、(3)は演算増幅器Qp1の出力信
号波形を表している。先ず電流検出器40で検出された
合成電流波形がRp3、Rp4を介して演算増幅器Qp
1のプラス端子に入力されると、図6の各信号波形のタ
イミング関係から明らかなように、スイッチSp1
(2)がオフのときは、Qp1は増幅度1のフォロワー
アンプとして動作し、該スイッチがオンになると演算増
幅器Qp1は、 の反転増幅器として動作する。但し、増幅度は1でなく
ても良い。即ち該位相検波回路は、スイッチSp1のオ
ン/オフに応答して、演算増幅器Qp1を反転増幅器と
して動作するか、または非反転増幅器として動作する。
なお、図5Bは、前記位相検波回路のスイッチSp1
(2)を制御している位相検出器(22a及び22b)
の一実施例を示したものであるが、動作説明は省略す
る。
【0030】次に、請求項5の工程(ステップ)につい
て図7のフローチャート及び図3に基づき詳述する。電
源スイッチをオンにし(スタート:ステップf1−
1)、供試物3の測定電流Ioから出力部1に分布する
ストレー容量Cs且つ又絶縁抵抗分Rfに流れる電流を
差し引くために、これらの電流値をメモリー4に記憶す
るか否かを判断する(ステップf1−2)。この判断
は、ストレー容量Cs且つ又絶縁抵抗分Rfに流れる電
流が供試物3のみに流れる電流に対し充分小さいときに
は、以降のステップの実行を不用とすることを意味して
いる。
【0031】先ず出力部1内の除去すべき電流(IRf
且つ又ICs)を検出するため、出力端子Ta−Tbが
開放状態であることを確認する(ステップf1−3)。
次に、出力スイッチSoをオフにする(ステップf1−
4)。但し、図1及び図3に示す出力スイッチSoの位
置は、必ずしもここに限定する必要はなく、例えば増幅
器11の出力をオン、オフするように配置しても良い。
次に、信号発生器10により所望の電圧に設定する(ス
テップf1−5)。次に、出力スイッチSoをオンにし
出力端子Ta−Tb間に出力電圧を供給する(ステップ
f1−6)。
【0032】前述した如く、電流ICs及びIRfは接
地点に流れ込み、電流検出器40を介して2次側巻線の
他方端子にリターンするため、電流検出器40にて検出
された電流ICs及びIRfを前述した如く夫々の位相
成分に弁別し分離した後積分回路6にて直流化する(ス
テップf1−7)。次に、この直流化した信号をA/D
変換器5にてデジタル値化する(ステップf1−8)。
なお、本実施例では、A/D変換器5を4ビットとして
いているが、格別4ビットに限る必要はない。
【0033】請求項4は、本工程(ステップ)に係る発
明であって、既にメモリー4に記憶した除去すべき電流
値を供試物3に流れる電流Ioから差し引く状態を保持
し続けるか、又は既にメモリー4へ記憶した除去すべき
電流値を更新して供試物3に流れる電流から該更新デー
タを差し引くかを選択するスイッチS1を設けると共
に、このスイッチと連動する例えばランプ或はLED等
の表示器を設け、これらの点灯により除去すべき電流値
がメモリー4へ記憶されているか否かを操作者に視認さ
せるものである。以下に、図3及び図7に基づき該スイ
ッチの動作と工程を説明する。
【0034】前記スイッチS1は、通常オフであり、こ
の状態ではA/D変換器5にてデジタル変換されたデー
タは次段のメモリー4に記憶されない。即ち前記記憶ス
イッチS1を“オン”にすると、メモリー4(RAM)
ライト 該メモリーの各データ入力端子d〜d(且つ又D
からD)に入力されたデータを指定番地に書き込む
(ステップf1−9)。このようにして、メモリー4の
所定番地に除去すべき電流値即ち第1の検出値(IRf
且つ又ICs)が記憶される。なお、本実施例ではメモ
リー4を4ビットとしていているが、格別4ビットに限
る必要はない。そして、書き込み終了後は、出力スイッ
チSoをオフにして出力端子Ta−Tb間の電圧Voを
一旦遮断する(ステップf1−10)。
【0035】次に、出力端子Ta−Tb間に供試物3を
接続して電流検出器40にて検出した電流を直流化し、
そのA/D変換したデジタル値を第2の検出値とし、引
算器7にて第2の検出値から第1の検出値を引算して供
試物3のみに流れる電流値を得る工程について説明す
る。第1の検出値をメモリー4に記憶した後、供試物3
を出力端子Ta−Tb間に接続し(ステップf1−1
1)、所定の検出電流値(電流レンジ)に設定した(ス
テップf1−12)後、出力スイッチSoをオンにし
て、供試物3に出力電圧Voを印加する(ステップf1
−13)。このとき、電流検出器40で検出された電流
Ioは、積分回路6で直流化され(ステップf1−1
4)、次段のA/D変換器5にて第2の検出値としてデ
ジタル値化される(ステップf1−15)。なお、図8
はケーブル2を使用した場合の追加されるスッテプと変
更されるステップを示したものである。
【0036】次に、既に所定番地に記憶されている第1
の検出値を、メモリー4の出力イネ テップf1−16)、引算器7の一方のデータ入力端子
に転送する。そして、ステップf1−15にてデジタル
値化された第2の検出値を引算器7の他方のデータ入力
端子(dからd且つ又DからD)に転送して引
算(第2の検出値−第1の検出値)を実行し(ステップ
f1−17)、デジタル値化された電流値を得る。該デ
ジタル化された電流データは、次段の演算器12でベク
トル合成され、更にD/A変換器8にてアナログ信号に
変換され(ステップf1−18)、電流測定器等により
判定がされ(ステップf1−19)、工程を終了する。
なお、D/A変換器8は格別4ビットに限定する必要は
ない。
【発明の効果】
【0037】以上説明した通り、本発明によれば以下の
ような効果を奏することができる。 (1)微小電流の測定において、耐電圧試験器内に分布
するストレー容量分に流れる電流及び絶縁抵抗分に流れ
る電流を自動的に除去し、中点タップ付の出力トランス
を用いることなく高精度の電流測定を実現した耐電圧試
験装置とその試験方法を提供できる。 (2)ケーブルを使用した試験或は直接供試物を出力端
子に接続する場合に関係なく精度の高い電流測定を実現
した耐電圧試験装置とその試験方法を提供できる。 (3)既に記憶した値を保持し続けるか、或は再書き込
みをするかを容易に選択し得る耐電圧試験装置の実現及
びその試験方法を提供できる。 (4)除去すべき電流データが記憶されているか否かを
容易に視認できる耐電圧試験装置の実現及びその試験方
法の提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例
【図2】請求項2の発明の一実施例
【図3】請求項3の発明の一実施例
【図4】図3のデジタル信号処理部の詳細説明図
【図5】(A)合成電流としてのIo
【図5】(B)位相検出器Pzの一実施例
【図5】(C)絶対値変換回路と位相検波機能を兼備す
る位相検波回路PdのPの一実施例
【図6】位相と電流波形のタイミング関係を示すグラフ
【図7】本発明のフローチャート
【図8】ケーブル2を用いたときの追加される工程と変
更になる工程を示したフローチャート
【図9】ストレー容量の分布についての説明図
【図10】従来技術による対策済み実施例ブロック図
【図11】絶対値変換回路の一実施例
【図12】ローパスフィルタの一実施例
【符号の説明】
1:出力部 2:ケーブル 3:供試物 4:メモリー 5及び5a:A/D変換器 6及び6a:積分器 7:引算器 8:D/A変換器 9:制御器 10:信号発生器 11:増幅器 12:演算器 22a、b:位相検出器 23a、b:位相検波回路 40:電流検出器 50:演算器 60:電圧検知器 Cs:出力部1内に分布する全ストレー容量 Rf:出力部1内に分布する絶縁抵抗成分 Rt:供試物3の抵抗成分 Ct:供試物3の容量成分 Ca:ケーブルの線間容量 Ra:ケーブルの絶縁抵抗成分 ADD:アドレス So:出力オン/オフスイッチ S1:書き込みスイッチ T、T1:トランス Ta、Tb:出力端子 Vm:電圧検知器 G :接地電圧
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月20日(2001.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例を示した図であ
る。
【図2】請求項2の発明の一実施例を示した図であ
る。
【図3】請求項3の発明の一実施例を示した図であ
る。
【図4】図3のデジタル信号処理部の詳細説明図であ
る。
【図5】(A)合成電流としてのIoを示した図であ
る。(B)位相検出器Pzの一実施例を示した図であ
る。(C)絶対値変換回路と位相検波機能を兼備する
位相検波回路Pdの一実施例を示した図である。
【図6】位相と電流波形のタイミング関係をグラフで
示した図である。
【図7】本発明のフローチャートを示した図である。
【図8】ケーブル2を用いたときの追加される工程と
変更になる工程をフローチャートで示した図である。
【図9】ストレー容量の分布についての説明図であ
る。
【図10】従来技術による対策済み実施例のブロック
である。
【図11】絶対値変換回路の一実施例を示した図であ
る。
【図12】ローパスフィルタの一実施例を示した図で
ある。
【符号の説明】 1:出力部 2:ケーブル 3:供試物 4:メモリー 5及び5a:A/D変換器 6及び6a:積分器 7:引算器 8:D/A変換器 9:制御器 10:信号発生器 11:増幅器 12:演算器 22a、b:位相検出器 23a、b:位相検波回路 40:電流検出器 50:演算器 60:電圧検知器 Cs:出力部1内に分布する全ストレー容量 Rf:出力部1内に分布する絶縁抵抗成分 Rt:供試物3の抵抗成分 Ct:供試物3の容量成分 Ca:ケーブルの線間容量 Ra:ケーブルの絶縁抵抗成分 ADD:アドレス So:出力オン/オフスイッチ S1:書き込みスイッチ T、T1:トランス Ta、Tb:出力端子 Vm:電圧検知器 G :接地電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流信号源からの正弦波信号にてトラン
    スを励磁して高電圧を得、該高電圧を供試物に印加して
    電流検出器に流れる電流を測定する耐電圧試験装置にお
    いて、 前記電流検出器にて検出される検出値を直流化する第1
    の直流化手段と、 該直流値をデジタル値化する第1のA/D変換器を備
    え、 前記第1のA/D変換器にてデジタル値化された前記耐
    電圧試験装置内にのみ流れる電流を第1の値として記憶
    する記憶手段を備え、 前記第1のA/D変換器にてデジタル値化された前記供
    試物に流れる電流を第2の値とし、 該第2の値から前記第1の値を差し引く引算手段を備え
    ることを特徴とする耐電圧試験装置
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記第1の値及び第2の値を検出した時の出力電圧を検
    知する電圧検知手段を備え、 該検知電圧を直流化する第2の直流化手段と、 該直流値をデジタル値化する第2のA/D変換器を備
    え、 前記第1の値に基づき前記第2の値を検出した時の検知
    電圧に対応する新たな第1の値を算出する第1の演算手
    段を備え、 前記第2の値から該新たな第1の値を差し引くことを特
    徴とする耐電圧試験装置
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2において、 前記電圧検知手段の出力信号と同相の信号により前記電
    流検出器からの検出値を整流する第1の整流手段と、 前記電圧検知手段の出力信号に対し90度の位相差を有
    する信号により前記電流検出器からの検出値を整流する
    第2の整流手段を備え、 前記の位相毎に整流された前記耐電圧試験装置内にのみ
    流れる電流のデジタル値を前記第1の値として記憶し、 前記供試物に流れる電流の各位相毎のデジタル値を前記
    第2の値とし、該第2の値から該第1の値を差し引いた
    後ベクトル合成値を算出する第2の演算手段を備えたこ
    とを特徴とする耐電圧試験装置
  4. 【請求項4】 請求項1及び請求項3において、前記記
    憶手段への書き込みを制御する制御手段と、該書き込み
    状態を表示する表示手段を備えたことを特徴とする耐電
    圧試験装置
  5. 【請求項5】 交流信号源からの正弦波信号にてトラン
    スを励磁して高電圧を得、該高電圧を供試物に印加して
    電流検出器に流れる電流を測定する方法において、 出力端子或は測定ケーブルの先端が開放状態であること
    を確認した後、交流の出力電圧を印加して得た検出電流
    を直流化し、A/D変換して第1の値を得、前記記憶手
    段への書き込みを制御する前記制御手段により前記第1
    の値として記憶する第1ステップと、 前記供試物を接続した後、前記出力電圧を印加して得た
    検出電流を直流化し、A/D変換して第2の値を得、前
    記引算手段の一方端子に前記第1の検出値を入力し、前
    記引算手段の他方端子に前記第2の検出値を入力して差
    し引き、供試物にのみ流れる電流を得る第2ステップか
    らなることを特徴とする耐電圧試験方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019124357A1 (ja) * 2017-12-19 2019-06-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 評価システム、評価方法、選別方法、製造方法、絶縁材、及び、パッケージ
JPWO2019124357A1 (ja) * 2017-12-19 2020-12-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 評価システム、評価方法、選別方法、製造方法、絶縁材、及び、パッケージ

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