JP2003020055A - 液状農薬または液状肥料の計量カップ付き包装体 - Google Patents
液状農薬または液状肥料の計量カップ付き包装体Info
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Abstract
カップを、使用する毎に洗浄することなく、収納するこ
との可能な液状農薬または液状肥料用包装体を提供す
る。 【解決手段】液状農薬または液状肥料が充填される容器
(1)と、該容器(1)の口筒(14)に螺合して取付けられる蓋
体(2)とを有する包装体において、螺条を内周面に設け
た螺筒(6)を、天板(5)を越えて上方に延長させた第2円
筒(7)を設け、該第2円筒(7)の内周面に計量カップ(3)
を保持する固定手段を設ける。
Description
々の計量カップを紛失することがないように、各容器に
収納することが可能な包装体およびそれを用いた計量カ
ップの収納方法に関する。
在、種々の農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤等)や肥料が
市販されているが、その使用者は農家や園芸業者だけに
留まらず、ガーデニングブームも関係して広く一般家庭
にまで底辺を広げてきている。一般家庭で行われる家庭
菜園やガーデニングでは、狭い面積に種々の野菜、草
花、観葉植物が植えられる為、使用される量は少量であ
るものの、対象(植物、害虫、病害、雑草)に応じて種
々の農薬が使用される。市販されている農薬の剤型とし
ては、そのまま使用できるエアゾール剤、スプレー剤、
粉剤、粒剤、水等で希釈して使用する乳剤、液剤等の剤
型がある。また、肥料においても固形粒状、スティック
状、濃縮液体等がある。農薬や肥料の使用時において、
その用法・用量を正確に守ることは重要であるが、水等
で希釈して使用する剤型の農薬を使用する場合、所定の
濃度に希釈する作業が必要であり、その際に濃度の高い
液状農薬または液状肥料を計量する作業が発生する。
は種々な形態で包装され、商品化されているが、その多
くはガラスあるいはプラスチック製の蓋付き容器に充填
されて販売されている。これらの液状農薬や液状肥料
は、散布時には所定量を計量し、多くの場合には水で希
釈して、対象物に噴霧される。希釈濃度は、薬剤の種類
により様々であるが、100〜1000倍の高希釈倍率
のものもある。農家や園芸業者等の防除を日常的に行っ
ている作業者の場合には、通常は別途用意しておいた計
量カップまたはメスシリンダー等を用いて所定量を計量
するが、農薬散布や施肥する機会の多くない家庭園芸を
楽しんでいる一般家庭の所謂“ホビー農家”において
は、専用の計量器を準備している例は多くない。
各々の包装体に計量カップを付属させている場合もあ
る。しかしながら、該計量カップは液体農薬が充填され
た容器とは別体である為に、紛失したり、保管中にどの
薬剤用の計量カップなのか判らなくなったりするという
問題があった。これに対して、例えば登録実用新案公報
第3015142号には、ボトル状の容器本体に計量カ
ップを兼ねた外蓋を装着させた計量カップ付き容器(該
容器の構成を図1に示す)が提案されている。該容器で
は、計量カップの内側に、口筒に螺合される内蓋が装着
されている。ところで、一部の農薬においては水生生物
に対する比較的高い毒性を有するものがある。この為、
農薬の取り扱い説明書においては、“容器等の洗浄水は
用水路・下水に流さないで下さい。”等の注意書きがし
ばしば記載されている。農薬の毒性に対する知識が十分
でないホビー農家にとっては、容器等を洗浄した後の洗
浄水をどのように処理するのかと頭を悩ませることとな
る。即ち、小さな計量カップであっても、農薬の希釈水
を調製する度に洗浄するということはなるべく避けたい
と感じている。しかしながら、上記の計量カップ付き容
器では、計量カップが容器本体の上部に固定される構成
であり、例えば液状農薬または液状肥料が付着した計量
カップを固定した場合、容器本体のみならず口筒に装着
された蓋をも汚すことになる。この為、該容器に計量カ
ップを固定して保管するには、使用者は農薬または肥料
の希釈水を調製する度に、必ず計量カップを洗浄しなけ
ればならない。
らは、容器本体およびその蓋体を汚すことなく、計量カ
ップを該容器に固定する機構について鋭意検討した結
果、容器の口筒に螺合する螺条を内周面に設けた螺筒
と、容器の口筒の上端と接する天板を有する蓋体におい
て、該螺筒を上方に延長させた第2円筒を設け、該第2
円筒の内周面に計量カップを保持する固定手段を設ける
ことにより、液状農薬または液状肥料が付着した計量カ
ップを、容器および蓋体を汚すことなく、包装体に収納
できることを見出し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明は、液状農薬または液状肥料が充填される容
器(1)と、該容器(1)の口筒(14)に螺合して取付けられる
蓋体(2)とを有する包装体であって、該蓋体(2)において
螺条を内周面に設けた螺筒(6)を、天板(5)を越えて上方
に延長させた第2円筒(7)を設け、該第2円筒(7)の内周
面に計量カップを保持する固定手段を備えることを特徴
とする液状農薬または液状肥料用の包装体、および、液
状農薬または液状肥料用の包装体の蓋体(2)の天板(5)の
上方に設けられた円筒(7)の内側に、液状農薬または液
状肥料用の計量カップ(3)を開口部を下向きにして取り
付ける収納方法を提供する。本発明の包装体によれば、
個々の液状農薬または液状肥料の計量カップ(3)を、使
用後に洗浄することなく、個々の液状農薬または液状肥
料の包装体に収納でき、保管時に計量カップを紛失した
りしない。
性成分として殺虫剤(例えば、アセフェート、マラソ
ン、MEP、ペルメトリン、アセタミプリド、エトフェ
ンプロックス、ケルセン、エトキサゾール)、殺菌剤
(例えば、TPN、チオファネートエチル、マンネブ、
トリホリン)、除草剤(DCPA、NAC、トリクロピ
ル、グリホサートイソプロピルアミン塩、MCPAナト
リウム塩)、植物生長調節剤(例えば、パクロブトラゾ
ール、4−CPA)等を含有する液状の製剤であり、乳
剤等の油製液体製剤、液剤、マイクロエマルジョン、サ
スポエマスジョン、懸濁製剤、エマルジョン製剤、マイ
クロカプセル懸濁等の水性農薬製剤等である。液状肥料
とは肥料成分として窒素、リン酸、カリウムの三大要
素、カルシウム、マグネシウム、硫黄、マンガン、亜鉛
等の微量要素を含有する液状肥料であり、いわゆる液
肥、懸濁型肥料等である。本発明おける液状農薬または
液状肥料が充填される容器(1)は、液状物の収納部であ
り、その材質は、液状農薬または液状肥料により侵され
ない材質であれば特に限定されず、金属、硝子、合成樹
脂が挙げられる。該容器は口筒(14)部分に蓋体(2)と螺
合する螺条を有する。本発明における蓋体(2)は、上記
の容器(1)の口筒(14)部と螺合する螺条を内面に有す螺
筒(6)と、該螺筒(6)に連接する天板(5)と、該螺筒(6)を
該天板(5)を越えて上方に延長させた第2円筒(7)とから
なる。該第2円筒(7)の内周面には、後述する計量カッ
プ(3)を保持する固定手段を備えている。また、本発明
の蓋体は、必要により天板の下側に、容器との密閉性を
向上させる為のパッキン(15)を備えていてもよく、螺筒
(6)の裾部にTE性(いたずら防止性)を有すバンド部
を備えていてもよい。該蓋体(2)の材質は、合成樹脂
(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)であり、顔
料により着色されていてもよい。第2円筒(7)における
計量カップを保持する固定手段としては、開口部を下に
した計量カップが容易に脱落しないように保持する機能
を有するものであれば特に限定されないが、保管時に液
状農薬または液状肥料の臭気が漏れないように、計量カ
ップの開口部を密着した状態で保持できるものが好まし
い。具体的には、計量カップの筒先部の外周面に螺条を
形成しておき、該螺条と螺合するような螺条(8)を第2
円筒の内周面に形成するか、あるいは、計量カップの筒
先部の外周に凸部(9)を形成しておき、該凸部と嵌合す
るような凹部(10)を第2円筒の内周部に形成する。ま
た、計量カップ(3)を固定した際に、密閉性を確保する
為に、第2円筒(7)下部にパッキン(11)を装着してもよ
い。本発明の包装体にて用いられる計量カップ(3)は、
上記の蓋体(2)の第2円筒(7)の内周に保持されるもので
ある。形状は、有底の円筒、または有底円筒の開口部を
やや広げたものであり、透明ないし半透明の合成樹脂性
である。該計量カップ(3)の側面には、目的とする液状
農薬または液状肥料の容量に応じた目盛(4)が付してあ
る。また、上記の蓋体(2)の第2円筒(7)の内周に形成さ
れた固定手段に対応する構造を有している。
肥料の計量に用いられる計量カップを、個々の包装体に
収納でき、保管時に計量カップを紛失することがない。
また、収納時の形態において特長を有する為、液状農薬
または液状肥料が内面に付着したままでも、包装体の容
器や開閉時に触れる蓋体の握り部分を汚染することがな
い。また、該計量カップを密閉的に収納できる場合は、
該計量カップに付着した液状農薬または液状肥料の臭気
が外部に漏れ出すこともない。
全体正面図である。
右半分は断面図である。この実施例では、計量カップは
蓋体に対して螺合により固定されている。
面図である。この実施例では、計量カップは筒先に形成
された凸部を蓋体に嵌合させることにより固定する。
Claims (4)
- 【請求項1】液状農薬または液状肥料が充填される容器
(1)と、該容器(1)の口筒(14)に螺合して取付けられる蓋
体(2)とを有する包装体であって、該蓋体(2)において螺
条を内周面に設けた螺筒(6)を、天板(5)を越えて上方に
延長させた第2円筒(7)を設け、該第2円筒(7)の内周面
に計量カップ(3)を保持する固定手段を備えることを特
徴とする液状農薬または液状肥料用の包装体。 - 【請求項2】固定手段が、計量カップ(3)の筒先部の外
周面の螺条と螺合するような、第2円筒の内周面に形成
された螺条(8)である、請求項1に記載の包装体。 - 【請求項3】固定手段が、計量カップ(3)の筒先部の外
周面の凸部と勘合するような、第2円筒の内周面に形成
された凹部(10)である、請求項1に記載の包装体。 - 【請求項4】液状農薬または液状肥料用の包装体の蓋体
(2)の天板(5)の上方に設けられた円筒(7)の内側に、液
状農薬または液状肥料用の計量カップ(3)を開口部を下
向きにして取り付ける収納方法。
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JP2001207594A JP4792668B2 (ja) | 2001-07-09 | 2001-07-09 | 液状農薬または液状肥料の計量カップ付き包装体 |
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Publications (2)
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPS54170903U (ja) * | 1978-05-22 | 1979-12-03 | ||
JPH0315142A (ja) * | 1989-06-12 | 1991-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 平板形画像表示装置 |
JP2000095256A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-04-04 | Namikosu:Kk | 閉蓋具 |
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- 2001-07-09 JP JP2001207594A patent/JP4792668B2/ja not_active Expired - Fee Related
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