JP2003019576A - レーザマーキングの装置および方法 - Google Patents

レーザマーキングの装置および方法

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JP2003019576A JP2001206719A JP2001206719A JP2003019576A JP 2003019576 A JP2003019576 A JP 2003019576A JP 2001206719 A JP2001206719 A JP 2001206719A JP 2001206719 A JP2001206719 A JP 2001206719A JP 2003019576 A JP2003019576 A JP 2003019576A
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density distribution
laser marking
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Shigeyuki Sakurai
茂行 桜井
Naoki Mitsuyanagi
直毅 三柳
Yoshiya Nagano
義也 長野
Teru Morita
輝 森田
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CSP等のiチップむき出しのICパッケー
ジや薄型の電子部品等にレーザ光で刻印するとき加工深
さが浅くかつ視認性の優れたレーザマーキングの装置お
よび方法を提供する。 【解決手段】 被加工物14にレーザ光12を照射して
パターンをマーキングするレーザマーキング装置であ
り、レーザ光を出力するレーザ発振器11と、レーザ発
振器から出力されるレーザ光のパワー密度分布を複数の
ピークを持つパワー密度分布に変換する回折装置18
と、複数のピークを持つパワー密度分布に係るレーザ光
を被加工物に導いて結像させ、被加工物の表面にパター
ンとして複数のピークを持つパワー密度分布に対応した
凹凸部を形成する結像光学装置20を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザマーキングの
装置および方法に関し、特に、レーザ光を利用してシリ
コンチップ、金属、セラミック基板等に文字や符号等を
刻印するレーザマーキングの装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のICパッケージは図16に示すご
とくSi(シリコン)チップ101を樹脂封止した形で
製造されている。ICパッケージに対する製造番号、製
造年月、型式等の文字や符号を刻印すなわちマーキング
するのは樹脂封止部の表面に行われる。マーキングには
レーザ光が利用される。樹脂封止されたICパッケージ
に対するレーザ光によるマーキング技術としては、特許
第2773661号公報、特許第2500048号公
報、特開平10−323787号公報、特開平11−1
56563号公報を挙げることができる。
【0003】近年の樹脂封止タイプのICパッケージで
は軽薄短小化が進んでいる。その例を図17に示す。こ
のICパッケージは、Siチップ102がむき出し状態
のCSP(Cip Size Pakage)103が増加してきてい
る。このSiチップむき出しのICパッケージへのレー
ザマーキングの方法としては一筆書きの要領で刻印する
スキャン式レーザマーカが実用に供している。
【0004】上記スキャン式レーザマーカによるCSP
103へのマーキングについて図18を参照して説明す
る。CSP103におけるSiチップ102の上側表面
には、通常、バックグラインド仕上げが行われるので、
当該表面にはバックグラインド痕104が残っている。
バックグラウンド痕104はその深さが約0.5μm程
度であり、その断面を見ると図18のごとくである。当
該CSP103のSiチップ102の表面に対するレー
ザマーキングは、例えば図19に示すごとく、レーザ光
105を集光レンズ(図示せず)により集光し、光路の
途中に配置されたガルバノミラー等により矢印106の
ごとく走査し、Siチップ102のバックグラウンド痕
104の凹凸を溶融平坦化することにより行われる。1
07はレーザマーキング痕である。その他、図20に示
すように、レーザ光105の集光点でのパワー密度を高
くし、Siチップ102のシリコン表面を深く削り込む
ことによりマーキングが行われる。この場合のレーザマ
ーキング痕107は深くなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】Siチップ102がむ
き出しのCSP103に対してレーザマーキングを行う
場合においても、従来のレーザマーキングと同様に、良
好な視認性と浅い加工深さが要求される。浅い加工深さ
を求めるのはSiチップに対するダメージを少なくする
ためである。
【0006】上記の「視認性」は、マーキングされた箇
所に対して或る角度で照射される照明光が、被加工物の
マーキング面で反射されかつ散乱され、観察者の目やそ
の他の検出装置に入力された場合において、マーキング
されている面とされていない面の各々に入力される光量
の差が大きいときに、視認性が高いと判断される。また
人の目による視認性は、照明光が反射・散乱される角度
による依存性が少ないこと、すなわち、どの角度から見
ても良く見えるということが、視認性良好の1つの判断
となる。換言すれば、マーキング面に照射される照明光
が広角に散乱されるようにマーキングが行われることが
望まれるのである。広角散乱の状態は、マーキングされ
た部分の凹凸が非常に激しいことが条件となる。
【0007】しかしながら、図19に示すごとく、従来
のSiチップ102の表面へのマーキングによれば、溶
融平坦化を行うので底の浅いフラットな加工となる。加
工された凹所107の底がフラットになるので、外部か
らの光に対して散乱角が狭く、或る角度では見えるが、
他の角度では見えないという問題が発生する。
【0008】上記の状態例を図21に示す。図21にお
いて、照明光200がA方向から照射される場合にはA
方向からはバックグラインド痕104からの散乱光20
1は検出されず、さらにレーザマーキング痕(加工痕)
107の部分からの散乱光201も検出されない。すな
わち位置A’に目を置きA方向からSiチップ102の
レーザマーキング痕107を見ると、全面が黒い状態に
なり、視認性が悪くなる。また位置B’に目を置きB方
向から見た場合には、バックグラインド痕107からの
散乱光201は検出されるが、レーザマーキング痕10
7からの散乱光202は検出されない。このためバック
グラインド痕104の部分は白に、レーザマーキング痕
107の部分は黒に見え、視認性は良好になる。さらに
位置C’に目を置きC方向から見た場合には、バックグ
ラウンド痕104およびレーザマーキング痕107から
の散乱光が検出されるため、両方が白の状態になり、レ
ーザマーキング痕の視認性が悪くなる。このように図1
9に示した底の浅いレーザマーキング痕107の場合に
は、照明光の角度や検出しようとする角度に依存してお
り、良好な視認性を有するマーキングということはでき
ない。
【0009】一方、高いパワー密度に設定されたレーザ
光を利用して削り込んだマーキングを行う場合には、レ
ーザ光のパワー密度は急峻なガウス分布をしているの
で、レーザ光のパワー最高値が高くなりすぎ、Siチッ
プ102上のレーザ光照射部を瞬間的に気化させる。そ
の加工状態を図22に示す。この加工例によれば、例え
ば50μm程度の深さが削り取られる。さらに一筆書き
で加工を行う場合には、開始位置、停止位置、各コーナ
の減速箇所の各々で100μm程度の深い穴が形成され
る場合がある。この場合には、図22に示すようにレー
ザマーキング痕203はA方向からの照明光を広い角度
で散乱させ(状態204)、図22に示すごとく良好な
視認性を発揮させることができる。しかしながら、前述
のした通り、CSP103では浅い加工深さが要求され
る。また一般的に薄型の電子部品に深い加工痕のマーキ
ングを行うことは、内部に欠陥やダメージを発生させる
ことになる。従って、Siチップむき出しのCSP10
3や薄型の電子部品に対して深い加工痕を生じさせるレ
ーザマーキングを用いることは困難である。
【0010】本発明の目的は、上記の問題を解決するこ
とにあり、CSP等のごときSiチップむき出しのIC
パッケージや薄型の電子部品等にレーザ光で刻印すると
き加工深さが浅くかつ視認性の優れたレーザマーキング
の装置および方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明に係る
レーザマーキングの装置および方法は、上記の目的を達
成するため、次のように構成される。
【0012】第1のレーザマーキング装置(請求項1に
対応)は、被加工物にレーザ光を照射してパターンをマ
ーキングするレーザマーキング装置であり、レーザ光を
出力するレーザ発振器と、レーザ発振器から出力される
レーザ光のパワー密度分布を複数のピークを持つパワー
密度分布に変換する変換手段と、複数のピークを持つパ
ワー密度分布に係るレーザ光を被加工物に導いて結像さ
せ、被加工物の表面にパターンとして複数のピークを持
つパワー密度分布に対応した凹凸部を形成する結像装置
と、を備えるように構成される。
【0013】第2のレーザマーキング装置(請求項2に
対応)は、上記の構成において、好ましくは、変換手段
によりパワー密度分が複数のピークを持つパワー密度分
布に変換される位置にパターンマスクを配置し、パター
ンマスクに基づくレーザ光を結像装置によって被加工物
の表面に結像させるように構成される。
【0014】第3のレーザマーキング装置(請求項3に
対応)は、上記の構成において、好ましくは、結像装置
は、変換手段によりパワー密度分が複数のピークを持つ
パワー密度分布に変換される位置を被加工物の表面に結
像させ、被加工物の表面での結像点を移動させる移動手
段を備えるように構成される。
【0015】第4のレーザマーキング装置(請求項4に
対応)は、上記の構成において、好ましくは、被加工物
の表面でのレーザ光による結像点を移動させる移動手段
を備えるように構成される。
【0016】第5のレーザマーキング装置(請求項5に
対応)は、上記の構成において、好ましくは、変換手段
は回折装置であることを特徴とする。
【0017】第6のレーザマーキング装置(請求項6に
対応)は、上記の構成において、好ましくは、変換手段
は複数の開口が形成されたマスク部材であることを特徴
とする。
【0018】第1のレーザマーキング方法(請求項7に
対応)は、被加工物にレーザ光を照射してパターンをマ
ーキングする方法であり、レーザ発振器から出力される
レーザ光のパワー密度分布を複数のピークを持つパワー
密度分布に変換する第1ステップと、複数のピークを持
つパワー密度分布に係るレーザ光を被加工物の表面に結
像させる第2ステップと、を含むように構成されてい
る。
【0019】第2のレーザマーキング方法(請求項8に
対応)は、上記の方法において、好ましくは、第1ステ
ップで、回折現象を利用して複数のピークを持つパワー
密度分布への変換を行うようにしている。
【0020】第3のレーザマーキング方法(請求項9に
対応)は、上記の方法において、好ましくは、第1ステ
ップで、レーザ光を複数の開口を通過させることにより
複数のピークを持つパワー密度分布への変換を行うよう
にしている。
【0021】本発明に係るレーザマーキングの装置およ
び方法によれば、レーザ発振器から出力されたレーザ光
のパワー密度分布を、被加工物に照射される前の段階
で、回折装置等を利用して複数のピークを持つパワー密
度分布に変換し、その後に被加工物の表面に照射させる
ようにしている。その結果、CSPのSiチップ等の被
加工物におけるバックグラインド表面に微細凹凸の底面
を有する加工痕を形成することができ、加工深さが浅く
ても高い視認性を実現することが可能となる。レーザ光
のパワー密度分布を複数のピークを有するものにするた
め、回折装置、複数の矩形開口が形成された金属マスク
等のマスク部材が使用される。複数のピークを持つパワ
ー密度分布に係るレーザ光は、当該レーザ光が被加工物
の表面に結像されるように光学的な条件を満たしつつ、
所定の光学系により導かれる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面に基づいて説明する。
【0023】実施形態で説明される構成、形状、大き
さ、および配置関係については本発明が理解・実施でき
る程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および
各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従っ
て本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範
囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができ
る。
【0024】図1〜図6を参照して本発明に係るレーザ
マーキング装置の第1実施形態を説明する。図1は視認
性の高いレーザマーキング装置を実現するための基本的
構成を示し、図6はレーザマーキング装置の構成を示し
ている。
【0025】図1において、レーザ発振器11はレーザ
発振動作を行いレーザ光12を出力する。レーザ発振器
11の発振動作はレーザ発振器制御部13により制御さ
れる。CSPのごとき薄板形状の被加工物(ワーク)1
4はXYテーブル15の上に配置されている。XYテー
ブル15は座標系16で示されるようにX軸方向および
Y軸方向に移動動作を行い、被加工物14の位置を水平
面内で変化させることができる移動機構を備えている。
XYテーブル15の移動動作はXYテーブル制御部17
によって制御される。レーザ発振器11から出力された
レーザ光12は、回折装置18を通過し、ベンドミラー
19で方向を変えられ、結像光学装置(例えば結像レン
ズ)20を通過した後、被加工物14に照射される。回
折装置18は、複数の矩形形状の開口が規則的に配置さ
れた構造を有している。複数の矩形形状の開口は回折装
置18の面に全面的に均一な分布で形成されていること
が望ましい。なお開口の形状は矩形以外の任意の形状で
もよく、開口の配置は不規則的であってもよく、また位
置がずれていてもよい。開口が形成された回折装置の代
わりにメッシュ構造を利用した回折装置であってもかま
わない。
【0026】上記の回折装置18は、上記構造に基づい
て、回折像を作り、レーザ発振器11から出力されたレ
ーザ光12が通過した際に、当該レーザ光12のパワー
密度分布を複数のピークを持つパワー密度分布に変換す
る手段である。
【0027】結像光学装置20は、回折装置18による
変換で作られた複数のピークを有するパワー密度分布の
レーザ光12を被加工物14の表面に結像する。上記の
レーザ発振器制御部13とXYテーブル制御部17はさ
らに上位に位置する装置制御部21により制御指令を受
ける。
【0028】上記の構成において、レーザ発振器11か
ら出力されたレーザ光12は、その光路上に配置された
上記回折装置18を通過し、後段に配置された結像光学
装置20を経て被加工物14に照射される。レーザ光1
2の光路上で、結像光学装置20と被加工物14は、複
数の矩形開口を有する回折装置18により形成された回
折像が或る倍率で被加工物14の表面に結像されるよう
に配置されている。例えば矩形開口を有する回折装置1
8により形成される回折像の強度分布Iは、下記の(数
1)により求められる。回折像の強度分布Iはレーザ光
12の複数のピークを有するパワー密度分布に対応して
いる。
【0029】
【数1】
【0030】上記式で表される回折像の強度分布Iを図
で示すと、図2と図3のようになる。図2は、レーザ発
振器11から出力されたレーザ光12を複数の矩形形状
の開口が規則的に配置された回折装置18を通した後に
被照射物22に照射したときの強度分布のグラフ23を
示す。図2に示したグラフ23で、軸23aはパワー密
度(レーザ光の強度)、軸23bはレーザ光のビーム中
心を基準とする位置(分布に関する広がり位置)を示し
ている。グラフ23で明らかなようにレーザ光のビーム
中心部の強度が高く周辺に向かうほど低くなっている。
また図3は強度分布を平面的に示したものであり、背景
(斜線部)に対して複数の閉じたループ24が示されて
いる。図3の中心位置がレーザ光のビーム中心位置であ
り、中心位置に大きなループが描かれている。これらの
ループが強度分布における複数のピークに対応してい
る。
【0031】本実施形態に係るレーザマーキング装置に
よる被加工物14へのマーキングでは、上記のごとき回
折装置18を利用することによりパワー密度分布におい
て複数のピークを有するレーザ光を作り、当該レーザ光
を利用してマーキングを行う。本実施形態に係るレーザ
マーキング装置の回折装置18に基づく複数のピークを
有するレーザ光12を用いて被加工物14に対してレー
ザマーキングを行うと、前述のごときパワー密度分布
(強度分布)を有することになるため、図4に示すよう
な断面形状の加工痕(レーザマーキング痕)25が形成
される。加工痕25は微細な凹凸が形成される。被加工
物14の表面の凹凸26はバックグラインド痕である。
被加工物14の表面に形成されたバックグラインド痕2
6に対して当該表面に刻印される加工痕25は微細な凹
凸を有するように形成されるので、被加工物14の表面
における加工痕25の視認性が高くなる。
【0032】また上記の回折装置18に加えて、回折装
置18の後段側に、さらに複数の開口(任意の形状)が
規則的あるいは不規則に形成されたマスク部材を所定の
条件で用いることもできる。このマスク部材を併用する
場合には、図5に示すような断面形状の加工痕27が形
成される。加工痕27は、複数のピークを有するパワー
密度分布が重なり合い、微細凹凸がさらに激しいものと
なる。
【0033】従来のレーザ光の集光に基づくマーキング
によれば、従来の技術の欄で説明した通り、レーザ光の
パワー密度分布がガウス分布であるため、加工痕もその
分布に従う。当該加工痕の断面形状は既に図19で示さ
れた通りである。これに対して、本実施形態によるレー
ザマーキング装置の基本構成によれば、レーザ光のパワ
ー密度分布におけるピークを分散させ、複数のピークを
形成し、かつマクロ的にはトップフラット(分布の頂部
の平坦化)のパワー密度分布とする。これによって、C
SP等のレーザマーキングで加工深さが浅い場合であっ
ても表面の凹凸を激しくすることができるので、広角散
乱が生じ、視認性を向上することができ、照明光を散乱
して良好な視認性を得ることができ、さらに被加工物1
4に対するダメージを低減することができる。
【0034】前述した本実施形態に係るレーザマーキン
グ装置の基本構成を利用して所望形状のパターンを被加
工物14の表面にマーキングする装置構成例を図6に示
す。図6において、図1で説明した要素と実質的に同一
の要素には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。この構成では、回折装置18とベンドミラー19の
間の光路上に金属マスク31が配置されている。金属マ
スク31には一例として「F」という文字のパターンが
形成されている。実際には金属板にFの形状を有する孔
が形成されているだけである。パターンとしては文字、
記号、符号、その他の図案等が含まれる。装置としての
その他の構成は図1で説明した構成と同じである。
【0035】上記構成において、レーザ発振器11から
出力されたレーザ光12は回折装置18と金属マスク3
1を通過し、ベンドミラー19で進行方向を変えられ、
結像光学装置20で結像され、XYテーブル15上の被
加工物14の表面に照射される。結像光学装置20と被
加工物14は金属マスク31のパターンが結像される位
置に配置されている。さらに金属マスク31は、回折装
置18の複数の矩形開口に基づき発生する複数のピーク
を持つ回折像が形成される位置に配置されている。上記
の構成によって、金属マスク31上のパワー密度分布
は、複数のピークを持つ分布が形成されており、この金
属マスク31によるパターンを或る倍率で被加工物14
の表面に結像させた場合には、加工痕は、図5に示され
た前述の加工断面のようになる。かつ当該加工痕の外形
輪郭は、金属マスク31のパターンの形状で制限を受
け、Fというパターンが描かれる。従って、被加工物1
4の表面において、比較的に浅い加工痕であってかつ視
認性が高い「F」という文字のパターンに係るレーザマ
ーキングを行うことができる。
【0036】前述の実施形態では、回折装置18の後段
に置かれるマスク部材を金属マスク31としたが、これ
に限定されず、ガラスマスク等でもよい。またマスク部
材は、透過型マスクに限定されず、反射型のマスクであ
ってもよい。さらに回折装置18も複数の矩形開口を有
するが、複数の矩形開口が形成される場所がFという文
字パターンを形作る領域にすることもできる。このよう
な場合には回折装置18そのものにパターンを描くこと
ができるので、金属マスク31を省略することが可能と
なる。
【0037】図7を参照して本発明に係るレーザマーキ
ング装置の第2実施形態を説明する。図7において、前
述の第1実施形態で説明した要素と同一の要素には同一
の符号を付している。
【0038】レーザ発振器11から出力されたレーザ光
12は、回折装置18を通過し、ガルバノミラー35で
進行方向を変えられ、結像光学装置20および被加工物
14の方向に向けられる。被加工物14はXYテーブル
15の上に置かれている。回折装置18とガルバノミラ
ー35の間の光路上には2つの光学レンズ36とマスク
37が配置される。マスク37は2つの光学レンズ36
の間に配置されている。ガルバノミラー35のミラー角
度(走査用動作)はガルバノミラー制御部38によって
制御される。ガルバノミラー制御部38と、前述のレー
ザ発振器制御部13およびXYテーブル制御部17と
は、上位の装置制御部21から制御指令を受ける。
【0039】結像光学装置20と被加工物14は、マス
ク37で与えられる面を結像する位置に配置され、さら
にマスク37は、矩形開口により形成された複数のピー
クを持つ回折像が形成される位置に配置されている。マ
スク37の上でのパワー密度分布は複数のピークを有す
る分布が形成されており、マスク37の面は或る倍率で
被加工物14の表面に結像される。この実施形態では、
結像光学装置20とマスク37の間にはレーザ光12を
スキャンするためのガルバノミラー35が設けられてい
る。マスク37を通過したレーザ光12は被加工物14
の所望の位置に照射され移動させられる。これにより被
加工物14の表面にパターンが刻印される。
【0040】上記の第2実施形態では、第1実施形態と
比較して、2つのレンズ36およびマスク37、ガルバ
ノミラー35およびこれを制御するガルバノミラー制御
部38を使用した点が異なっており、その他の構成は第
1実施形態と同じである。この第2実施形態によっても
第1実施形態と同様な作用を生じ、CSP等に対する加
工深さの浅いレーザマーキングであっても、加工痕の凹
凸を微細にすることができるので、広角散乱が生じ、視
認性の高めることができる。
【0041】本実施形態では、ガルバノミラー35を利
用してレーザ光の照射位置を走査させるようにしたが、
この走査動作は、レーザ光12に対して相対的に移動す
るXYテーブル15に基づいて行うこともできる。
【0042】さらに、マスク37と2つの光学レンズ3
6の代わりに、第1実施形態で使用した金属マスク31
およびこれに類似する部材を用いることができるのは勿
論である。
【0043】次に図8〜図10を参照して本発明に係る
レーザマーキング装置の第3実施形態を説明する。図8
において、前述の第1実施形態で説明した要素と同一の
要素には同一の符号を付している。
【0044】本実施形態によるレーザマーキング装置に
おける特徴的な構成は、複数の矩形形状の開口が規則的
に配置された回折装置41と所望の形状をしたパターン
が描かれた金属マスク42とが一体となるように配置さ
れたことである。金属マスク42に描かれた所望のパタ
ーン42aは、前述の実施形態と同様に「F」という文
字を表すパターンである。通常、金属マスク42を、F
という形状の孔が形成されるように打ち抜くことによ
り、金属マスク42に上記パターンが描かれる。レーザ
発振器11から出力されたレーザ光12は、回折装置4
1と金属マスク42を通過した後に、ベンドミラー1
9、結像光学装置20を経て被加工物14に照射され
る。結像光学装置20と被加工物14は金属マスク42
のパターンを結像させる位置に配置されている。この場
合、被加工物14は代表的にCSPのSiチップや金属
である。その他の構成は、第1実施形態と同じである。
【0045】上記の実施形態によっても、図9に示すよ
うな微細な凹凸を有する加工痕43をSiチップ44等
の表面に刻印することができる。従って、加工深さの浅
いレーザマーキングであっても、視認性の高いレーザマ
ーキングを行うことができる。これは、開口を通過した
際に複数の矩形開口に基づくドットパターンが形成され
るが、この矩形ドットパターンの内部のパワー密度分布
が矩形開口の縁部での回折によって図10に示すごとく
複数のピークを有するパワー密度分布45が構成されて
いることによるものである。図10に示されたパワー密
度分布45におけるピークは、前述の第1実施形態等で
説明されたパワー密度分布23に比較して、ピークとボ
トムの間の差が少なくなっている。このため、パワー密
度分布の効果が顕著に表れるのは、Siチップや金属等
の溶融温度の高い対象物にレーザマーキングを行う場合
である。他方、溶融温度の低い樹脂等では、その隣合う
ピークの間の熱伝導に基づいてフラットな形状が形成さ
れるので、これらに用いることは望ましくない。
【0046】上記の実施形態では、マスク部材として金
属マスク42を用いることとしたが、ガラスマスクでも
よい。
【0047】上記の第3実施形態の変形例として、一体
化された回折装置41と金属マスク42を用いる代わり
に、図11に示した金属マスク46のみを設置して構成
することもできる。この金属マスク46には、Fという
字体を表すパターン46aが複数の矩形形状の開口47
を規則的配置で穿設することにより形成されている。こ
のような金属マスク46を使用すれば、金属マスク46
でマーキングしようとする所望のパターンを与えること
ができると共に、金属マスク46自体で回折現象を生じ
させることができる。従って、前述の第3実施形態と同
様に、Siチップや金属等の溶融温度の高い対象物にレ
ーザマーキングを行う場合に、視認性の高いレーザマー
キングを行うことができる。
【0048】次に図12を参照して本発明に係るレーザ
マーキング装置の第4実施形態を説明する。図12にお
いて、前述の実施形態で説明した要素と実質的に同一の
要素には同一の符号を付している。
【0049】この実施形態では、レーザ発振器11の出
力部の前方にレーザ光12の偏光状態を所望の状態に合
わせるための波長板(偏光子)51が配置され、さらに
レーザ光12のビーム径を拡大するエキスパンダ52が
配置されている。さらにレーザ光12の光路には液晶5
3が設置される。液晶53の液晶面には所望のパターン
が表示されるマスク部材として機能する。液晶53に対
して液晶制御部54が設けられる。液晶制御部54は、
液晶53に含まれる多数の横方向透明電極膜と縦方向透
明電極膜の各々に対してゲート信号またはソース信号を
与え、液晶54で表示されるパターンを任意に形作る。
液晶53の後段には、偏光ビームスプリッタ55が設置
され、さらにこれにはアブソーバ56が付加されてい
る。偏光ビームスプリッタ55は、液晶53に基づいて
特性が変化したレーザ光と変化しなかったレーザ光を分
別する手段である。液晶53で上記のパターン部分を通
過したレーザ光12は偏光ビームスプリッタ55によっ
て結像光学装置20の側へ送られ、パターン以外の部分
を通過したレーザ光12は偏光ビームスプリッタ55に
よってアブソーバ56の側へ送られる。上記液晶制御部
54は上記の装置制御部21によって制御指令を受け
る。その他の構成は、前述の実施形態で説明された構成
と同じである。なお図12においてレーザ光12の光路
上で示される矢印の記号はレーザ光の偏光の向きを示し
ている。
【0050】液晶53の液晶面に表示されたパターンに
係る像は被加工物14の表面に結像され、このパターン
形状に基づいてマーキングが行われる。被加工物14と
しては、特にSiチップや金属である。
【0051】液晶53において、レーザ光は、液晶面を
形成する多数の液晶セルと呼ばれるドットを通過する。
図13に液晶53の矩形の液晶面53aの正面図を示
す。液晶面53aでは、図13中左側の辺に沿ってゲー
ト信号を入力させる多数の信号線から成る配線61が設
けられ、上側の辺に沿ってソース信号を入力させる多数
の信号線から成る配線62が設けられている。液晶面5
3aは、多数の横方向の透明電極膜と多数の縦方向の透
明電極膜を格子状に配列することにより形成され、横方
向透明電極膜と縦方向透明電極膜との交差部として上記
の多数の液晶セルが作られている。
【0052】図13では、液晶面53aの一部を拡大し
て63として示している。液晶面の一部63では、横方
向の透明電極膜64と縦方向の透明電極膜65が示さ
れ、かつその交差部として形成される液晶セル66が示
されている。このような構造によれば、液晶セル66と
透明電極64,65の縁部分での回折現象に基づいて前
述した図10のパワー密度分布45が作られる。この結
果、被加工物14におけるマーキングされた加工断面は
前述した図9のごとくなり、視認性の高いレーザマーキ
ングを行うことができる。パワー密度分布45の特性に
ついては前述した通りである。本実施形態によるレーザ
マーキング装置は、Siチップや金属等の溶融温度の高
い部材に対するマーキングに適している。
【0053】次に図14を参照して本発明に係るレーザ
マーキング装置の第5実施形態を説明する。図14にお
いて、前述の実施形態で説明した要素と実質的に同一の
要素には同一の符号を付している。特にこの実施形態で
は、レーザ光12で被加工物14の表面をスキャンする
ことにより所定のパターンを刻印し、もってレーザマー
キングするようにしている。この点で、前述の第2実施
形態と同じ構成を有している。すなわちガルバノミラー
35でスキャン動作を行っている。
【0054】この実施形態に係るレーザマーキング装置
では、レーザ発振器11から出力されたレーザ光12
は、2つの光学レンズ71と金属マスク72を通過し、
ガルバノミラー35で進行方向を変えられ、結像光学装
置20および被加工物14の方向に向けられる。金属マ
スク72は2つの光学レンズ71の間に配置されてい
る。金属マスク72は矩形開口が形成されている。また
被加工物14はXYテーブル15の上に置かれている。
ガルバノミラー35のミラー角度(走査用動作)はガル
バノミラー制御部38によって制御される。ガルバノミ
ラー制御部38と、前述のレーザ発振器制御部13およ
びXYテーブル制御部17とは、上位の装置制御部21
から制御指令を受ける。
【0055】結像光学装置20と被加工物14は、金属
マスク72を結像する位置に配置されている。これは、
金属マスク72の開口を通過した際に開口内部のパワー
密度はやはり矩形開口の縁部での回折により上記の図1
0に示された複数のピークを有するパワー密度分布が構
成されることに基づいている。金属マスク72でのパワ
ー密度分布は複数のピークを持つように形成されてお
り、この金属マスク72の面は或る倍率で被加工物14
の表面に結像される。この実施形態では、結像光学装置
20と金属マスク72の間にはレーザ光12をスキャン
するためのガルバノミラー35が設けられている。金属
マスク72を通過したレーザ光12は被加工物14の所
望の位置に照射され、かつ移動させられる。これによ
り、図15に示すごとく被加工物14の表面上に所望の
パターンに係る凹部73が形成される。
【0056】本実施形態では、ガルバノミラー35を利
用してレーザ光の照射位置を走査させるようにしたが、
この走査動作は、レーザ光12に対して相対的に移動す
るXYテーブル15に基づいて行うこともできる。
【0057】上記の第5実施形態では、その他の構成は
上記の実施形態と同じである。この第5実施形態によっ
ても第4実施形態等と同様な作用を生じ、CSP等に対
する加工深さの浅いレーザマーキングであっても、加工
痕の凹凸を微細にすることができるので、広角散乱が生
じ、視認性の高めることができる。なお前述した通り、
複数のピークを有するパワー密度分布においてピークと
ボトムの差が小さいので、本実施形態に基づくレーザマ
ーキングはSiチップや金属等の溶融温度の高い対象物
に適している。
【0058】上記の第5実施形態ではマスク部材として
金属マスクを用いたが、ガラスマスクでもよく、その他
に反射型の表示装置を用いることもできる。
【0059】前述の実施形態では、矩形のマスク部材を
用いたが、形状は矩形に限定されない。
【0060】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明によ
れば、CSPのSiチップ等の被加工物の表面にレーザ
光を導いて照射し、当該表面に文字等のパターンをマー
キングするレーザマーキング装置あるいはレーザマーキ
ング方法において、レーザ発振器から出力されたレーザ
光を途中の段階で複数のピークを持つパワー密度分布を
有するレーザ光に変換し、その後に被加工物の表面に結
像させるように構成したため、加工痕の加工深さを浅く
して被加工物へのダメージを少なくすることができると
共に、加工痕の底面に微細な凹凸を作ることを可能にす
るにより視認性の高いマーキングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザマーキング装置の第1実施
形態の基本的構成を示す構成図である。
【図2】回折装置によってレーザ光のパワー密度分布で
複数のピークが生じる状態を説明するための構成および
グラフの図である。
【図3】回折装置によってレーザ光のパワー密度分布で
複数のピークが生じる状態を示す図である。
【図4】複数のピークを持つレーザ光による加工痕を示
す断面図である。
【図5】複数のピークを持つレーザ光の他の例による加
工痕を示す断面図である。
【図6】第1実施形態に係るレーザマーキング装置の構
成図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るレーザマーキング
装置の構成図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係るレーザマーキング
装置の構成図である。
【図9】第3実施形態における加工痕を示す断面図であ
る。
【図10】第3実施形態の場合のパワー密度分布の例を
示すグラフである。
【図11】複数のピークを持つパワー密度分布を作る金
属マスクの一例を示す正面図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係るレーザマーキン
グ装置の構成図である。
【図13】第4実施形態で使用される液晶の詳細説明の
ための図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係るレーザマーキン
グ装置の構成図である。
【図15】第5実施形態における加工痕を示す断面図で
ある。
【図16】従来のレーザマーキング装置で加工対象であ
るSiチップの一例を示す平面図である。
【図17】近年においてレーザマーキング装置で加工さ
れるようになりつつCSPの平面図である。
【図18】CSPでのSiチップの断面図である。
【図19】レーザ光を用いてSPでのSiチップの表面
へのマーキングを行う状態を示す断面図である。
【図20】高いパワー密度のレーザ光を用いてCSPで
のSiチップの表面へのマーキングを行う状態を示す断
面図である。
【図21】視認性の問題を説明するための図である。
【図22】視認性の問題を説明するための図である。
【符号の説明】
11 レーザ発振器 12 レーザ光 14 被加工物 18,41 回折装置 20 結像光学装置 31,42 金属マスク 46 金属マスク 53 液晶 72 金属マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長野 義也 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機フ ァインテック株式会社内 (72)発明者 森田 輝 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機フ ァインテック株式会社内 Fターム(参考) 2H049 AA02 AA44 AA50 AA60 4E068 AB01 CD05 DA10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物にレーザ光を照射してパターン
    をマーキングするレーザマーキング装置において、 前記レーザ光を出力するレーザ発振器と、 前記レーザ発振器から出力される前記レーザ光のパワー
    密度分布を複数のピークを持つパワー密度分布に変換す
    る変換手段と、 前記複数のピークを持つパワー密度分布に係る前記レー
    ザ光を前記被加工物に導いて結像させ、前記被加工物の
    表面に前記パターンとして前記複数のピークを持つ前記
    パワー密度分布に対応した凹凸部を形成する結像装置
    と、 を備えるレーザマーキング装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段により前記パワー密度分が
    前記複数のピークを持つパワー密度分布に変換される位
    置にパターンマスクを配置し、前記パターンマスクに基
    づく前記レーザ光を前記結像装置によって前記被加工物
    の表面に結像させることを特徴とする請求項1記載のレ
    ーザマーキング装置。
  3. 【請求項3】 前記結像装置は、前記変換手段により前
    記パワー密度分が前記複数のピークを持つパワー密度分
    布に変換される位置を前記被加工物の表面に結像させ、
    前記被加工物の表面での結像点を移動させる移動手段を
    備えることを特徴とする請求項1記載のレーザマーキン
    グ装置。
  4. 【請求項4】 前記被加工物の表面での前記レーザ光に
    よる結像点を移動させる移動手段を備えることを特徴と
    する請求項2記載のレーザマーキング装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は回折装置であることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のレーザマ
    ーキング装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は複数の開口が形成された
    マスク部材であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れか1項に記載のレーザマーキング装置。
  7. 【請求項7】 被加工物にレーザ光を照射してパターン
    をマーキングするレーザマーキング方法であり、 レーザ発振器から出力されるレーザ光のパワー密度分布
    を複数のピークを持つパワー密度分布に変換する第1ス
    テップと、 前記複数のピークを持つパワー密度分布に係るレーザ光
    を前記被加工物の表面に結像させる第2ステップと、 を含むレーザマーキング方法。
  8. 【請求項8】 前記第1ステップで、回折現象を利用し
    て前記複数のピークを持つパワー密度分布へ変換するこ
    とを特徴とする請求項7記載のレーザマーキング方法。
  9. 【請求項9】 前記第1ステップで、前記レーザ光を複
    数の開口を通過させることにより前記複数のピークを持
    つパワー密度分布へ変換することを特徴とする請求項7
    記載のレーザマーキング方法。
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