JP2003019384A - 洗濯用シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】洗濯シートは炭の持っている無数のミクロの穴
が水に含んでいる不純物を取り去り、水のクラスターを
小さくする事により、洗濯物と汚れの間に入り込みやす
く、そして汚れを分離しやすくする事により、水本来の
洗浄力を引き出す洗濯シートを提供する物である。 【解決手段】炭の粉末をフェルトやスポンジ状の様な柔
らかく通水性のある物に含有させたシート状の物で水に
浮かせる為の平板状の浮遊体を挟み、炭が漏れない様な
目の細かい網状の収納体に収納して、構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯機を利用し
て洗濯をする際に炭を用いた洗濯用シートである。

【０００２】

【従来の技術】従来は、洗剤を入れて洗濯機で洗ってい
た。また備長炭の粉末とトルマリン等を混ぜ合わせボー
ル型にして洗濯をするタイプや実用新案（登録実用新案
第３０６８９８２）で備長炭その物を袋等に入れて洗濯
をする物はあった

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】化学洗剤を使用して洗
濯をして排水をすると化学成分が下水や川を汚染する事
となる。また洗剤を多く入れたりすると、洗剤を落とす
為に、すすぎに大量の水が必要になる。そして洗濯後、
洗濯物に洗剤の成分が残った時等、洗濯物を日に干す事
により化学変化をおこし乾燥後、独特の臭いがしてい
た。また備長炭とトルマリン等を混ぜて浮遊体を組み込
んだボール型のタイプも汚れや臭いは取ってくれるが、
ボール状の物は表面がプラスティック等硬い物質が使わ
れている。その為洗濯をする際に、先にボール状の物を
入れ、後から洗濯物を入れボール状の物が下に移動した
りした時や水面上に浮かんでいる時洗濯物が、からまり
下の方の持っていかれた時等パルセーターに接触し、パ
ルセーターやボールその物を破損させる可能性がある。
備長炭を袋に入れ洗濯機上部から吊るす、あるいは発砲
スチロール等に繰るんで洗濯槽に浮かべ洗濯をするの
は、備長炭が重く水に沈む為、かなり大きな浮遊体をつ
ける必要があり全自動洗濯機等、洗濯、すすぎ、脱水ま
で自動的に行う洗濯機には基本的に向かず一般的ではな
い。

【０００４】

【課題を解決するための手段】炭を細かく粉末状にし
て、フェルト状の通水性のある布状の物に含有させシー
ト状にして、かつ水面に常に浮くように炭のシートの間
に平板状の浮遊体を挟み、周りを通水性のある目の細か
い炭が外に漏れない様なメッシュとか不織布等網状の収
納体に収納して、その入り口を閉じ、洗濯物と一緒に洗
濯機の中に入れ洗濯をする。

【０００５】

【発明の第一の実施の形態】炭の粉をフェルト状等通水
性のある柔らかい布状体に含有させた炭のシート（２）
の間に平板状の発泡スチロールとか空気を均等に含んだ
エアーキャップのような浮遊体（３）を挟み、目が細か
く炭が外に漏れない様に、かつ通水性があり、開閉部を
持った網状のメッシュとか布織布等の平板状の袋（４）
の中に入れ、開閉部より容易に炭のシートや浮遊体を出
し入れ可能な袋の中に入れて繰り返し使える洗濯用シー
ト。本発明を洗濯機に利用して洗濯をする際に、洗濯槽
（６）に水（７）を張り洗濯物と一緒に入れる。炭は無
数のミクロの穴があり、水と一緒にすると水の含んでい
る不純物を吸着してくれる事がわかっており、洗濯層内
部に溜まった水の不純物を吸着して、水のクラスターを
小さくする働きが出る。その為洗濯物と汚れの間に水が
入りやすくなり、汚れと洗濯物の分離を起こしやすくす
る事が出来る。洗濯機のスイッチを入れ、洗濯層下部の
パルセーター（５）が回ると洗濯槽に入った水と洗濯物
が一緒に回るが、本発明を入れて置く事により水の不純
物を取り去り、また本発明は常に水面上に浮かんでいる
状態

【図４】の為、洗濯槽内部に入っている水が回転しよう
とした際に水面の上が本発明と回転しようとする水流と
の間に摩擦がおきて洗濯槽下部より上部の方が流体速度
（ａ）の遅くなる現象が起きる。その為、洗濯槽の上下
で流体速度の差が大きく出来る事となり洗濯物が捩れる
様になる。またパルセーター（５）は一般的に一定期間
で反転を繰り返す為常に洗濯物を絞っては緩める事の繰
り返しとなり、捩れ現象がより多くなり汚れを分離しや
すくする事を促進する効果が出る。また、この洗濯シー
ト（１）が裏返しになっても効果が出る様に、炭シート
の間に浮遊体（３）を挟む事により、常時この炭のシー
トの裏表どちらかが洗濯槽の水に触れている様にする。
また一般の化学洗剤を使用せず、本発明のみを使用した
時には、洗濯が終わり、洗い残った化学洗剤を洗い流
す、いわゆるすすぎが入らず直接脱水が行える事になり
大幅な節水効果が期待出来る。さらに、炭のミクロの穴
は臭いを吸着する事もわかっており洗濯物の臭いも吸着
してくれ洗濯後も化学洗剤を使用した時等の独特の臭い
もせず、まったくの無臭となる。そして汚れが多い時等
は塩を一掴み入れる事により塩の持っている漂白作用が
作用して、より汚れが落ちやすくなる。本発明は、洗濯
後洗濯物が柔らかくなる特徴があるが、より柔らかくし
たければ、お酢を一杯程度一緒に入れ洗濯をすれば、よ
り柔らかくなる。洗濯、脱水後は、洗濯物と一緒に乾燥
させれば良く取り扱いも簡単である。

【その他の発明の形態】本発明は洗濯のみならず、浴槽
でも使用出来る。その場合、浴槽の中のお湯に浮かばせ
て置く事により、お湯の小さな不純物を吸着してくれ、
いわゆる一番風呂のピリピリ感がなくなり、お湯その物
が柔らかくなる。また、お湯を沸かす事により、お湯の
対流が起き、より細かい不純物は炭のミクロの穴が吸着
してくれ、比較的大きなゴミは本発明の周りに覆った網
状の収納体が絡み取ることが出来る。

【０００７】

【発明の効果】（ア） 化学洗剤と一緒に使用しない
時、つまりこのシート単体（１）で洗濯をした時は洗剤
を落とす為の、すすぎが入らず水の節水効果が期待出来
る。 （イ） 自然の物を利用している為、下水や川等を汚
す事も無く公害を減らす事にも効果がある。 （ウ） 炭自身がミクロの穴で臭いを吸着してくれる
為、洗濯後に臭いがつかず、快適に衣類を着る事が出来
る。 （エ） 洗濯槽水面上に常に浮いている為

【図４】洗濯機を壊す心配がない。 （オ） シート単体（１）で洗濯をすると、洗い上が
りの衣類が柔らかくなる。 （カ） 水面上に常に浮いている為（図４）、洗濯物
に捩れ現象を起こし、より汚れを落とす効果がある。 （キ） （カ）の原理を使う為、炭の粉末状シート、
浮遊体、周りを覆う網状の収納体と少ない資源で構成す
る事が出来る。 （ク） 炭に備長炭や竹炭の粉末を使用すれば、ミク
ロの穴が、より小さくより多い為、一般の炭を使うよ
り、より大きな効果が期待出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の外形斜視図である。

【図２】本発明の断面図である。

【図３】本発明の分解斜視図である。

【図４】本発明の使用状態のイメージ図である。矢印の
大きさは水流の勢いを表す。

【符号の説明】

（１） 洗濯用シート （２） 炭のシート （３） 浮遊体 （４） 目の細かい収納体 （５） パルセーター （６） 洗濯槽 （７） 洗濯水 （ａ） 水流の動き

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】平板状の浮遊体を炭の粉末を含有した炭シ
   ートで覆った状態で網状の収納体に収納した洗濯用シー
   ト
2. 【請求項２】前記収納体は開閉機能を有する開口部を持
   ち、開口部から炭シート及び浮遊体を取り出し可能とな
   っている事を特徴にする請求項１記載の洗濯シート