JP2003019232A - ゴルフクラブ - Google Patents

ゴルフクラブ

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JP2003019232A
JP2003019232A JP2001210509A JP2001210509A JP2003019232A JP 2003019232 A JP2003019232 A JP 2003019232A JP 2001210509 A JP2001210509 A JP 2001210509A JP 2001210509 A JP2001210509 A JP 2001210509A JP 2003019232 A JP2003019232 A JP 2003019232A
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golf club
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head
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JP2001210509A
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Takeshi Naruo
丈司 鳴尾
Mototaka Iwata
元孝 岩田
Yoshihiro Fujikawa
良宏 藤川
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Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0466Heads wood-type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0408Heads characterised by specific dimensions, e.g. thickness
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    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0458Heads with non-uniform thickness of the impact face plate

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフクラブのヘッド部において、高反発係
数の領域の面積を増大することにより、ヘッド部の反発
特性を向上する。 【解決手段】 本発明のゴルフクラブは、金属製のヘッ
ド部1を備え、該ヘッド部1のフェース面上の任意の点
にて測定した伝達関数の200Hzから2500Hzの
範囲で現れるピークの周波数を計測したときに、任意の
周波数f以下の周波数を示すフェース面上の面積Sが、
S≧3.14×f−2983(mm2)である。上記周
波数fと面積Sは、他の局面では、S≧3.20×f−
2880(mm2)あるいはS≧6.30×f−535
5(mm2)の関係を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴルフクラブに関
し、特に、ヘッド部のフェースにおいて、伝達関数の2
00Hzから2500Hzの範囲で現れるピークを示す
周波数以下の周波数を示す部分の面積と、その周波数値
との関係を適切に規定することにより、フェースの反発
特性を向上したゴルフクラブに関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブに要求される重要な項目と
して飛距離がある。特に、飛距離が大きく伸びれば次の
ショットが楽になり、スコアを向上することができる。
【0003】飛距離を伸ばす一因子として、ボールの初
速を速くすることが挙げられるが、ボールの初速を決定
する要因にゴルフクラブヘッドの反発係数がある。すな
わち、ヘッドスピードが同一である場合、より反発係数
の高いヘッドほどボール初速が速くなり飛距離が向上す
る。
【0004】ゴルフクラブヘッドの反発係数を高める手
法が、特公平7−98077号公報や特公平5−330
71号公報等に記載されている。
【0005】特公平7−98077号には、ゴルフクラ
ブヘッドの固有振動数をゴルフボールの固有振動数の近
傍に設計し、ゴルフクラブヘッドの反発特性を向上させ
る旨が記載されている。
【0006】特公平5−33071号では、ゴルフボー
ルのメカニカルインピーダンスの一次のピーク値の近傍
に、ゴルフクラブヘッドのメカニカルインピーダンスの
一次のピーク値を有するヘッドが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記各文献に記載のよ
うにゴルフクラブヘッドの固有振動数をゴルフボールの
固有振動数に近づけることによりゴルフクラブヘッドの
反発特性を向上させることができるが、本願発明者等の
更なる研究により、固有振動数が低いほどゴルフクラブ
ヘッドの反発係数を向上することができることが判明し
た。
【0008】そこで、従来のゴルフクラブヘッド(従来
品1〜3)についてフェース面のスイートスポットある
いはその近傍における200Hz〜2500Hzの範囲
内に見られる伝達関数のピークの周波数(以下、ピーク
周波数と略す)を計測したところ、図13〜図15に示
す結果が得られた。また、図16〜図18に、従来品1
〜3についてのピーク周波数の実測値の2次平滑化後の
結果を示す。
【0009】図13〜図18において、フェース面のス
イートスポット位置を原点(0,0)とし、クラウンか
らソールに向かう方向でソールセンターラインに平行な
方向にy軸をとり、スイートスポットからクラウンに向
かう方向を正とし、トーからヒールに向かう方向でソー
ルセンターラインに垂直な方向にx軸をとり、スイート
スポットからヒールに向かう方向を正とする。
【0010】図13〜図18に示すように、ピーク周波
数の分布は3種のヘッドに関し、フェース面上のスイー
トスポットSS付近が最小値でそこから離れるにつれピ
ーク周波数は大きくなる。その上、これらの図を従来品
として見れば従来品は1000Hz以下の領域が存在し
ないか、あるいはあったとしても該領域の面積が小さい
のがわかる。
【0011】したがって、従来のゴルフクラブヘッドで
は、高反発係数の領域の面積が小さく、ゴルフクラブヘ
ッドの反発特性が不充分であると言える。
【0012】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものである。本発明の目的は、ゴルフクラブのヘッ
ド部において、高反発係数の領域の面積を増大すること
により、該ヘッド部の反発特性を向上することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るゴルフクラ
ブは、金属製のヘッド部を備え、1つの局面では、該ヘ
ッド部のフェース面上の任意の点にて測定した伝達関数
の200Hzから2500Hzの範囲で現れる最大ピー
ク値の周波数を計測したときに、任意の周波数f以下の
周波数を示すフェース面上の面積Sが、S≧3.14×
f−2983(mm2)である。
【0014】本願発明者は、伝達関数の200Hzから
2500Hzの範囲で現れるピークの周波数f(本発明
におけるピーク周波数)と、当該周波数を有するフェー
ス部の面積Sとの関係に着目し、従来品1〜3について
周波数fと面積Sとの間の関係を調査したところ、図2
に示す結果が得られた。この結果より、従来品1〜3の
データは、S=3.14×f−2983(mm2)の直
線よりも下側に位置するのがわかる。よって、上記周波
数fと面積SとがS≧3.14×f−2983(m
2)の関係を満足することにより、従来品よりもピー
ク周波数の低い領域を広くすることができ、ヘッド部の
フェースにおいて高反発係数の領域を拡張することがで
きる。
【0015】本発明に係るゴルフクラブは、他の局面で
は、ヘッド部のフェース面上の任意の点にて測定した伝
達関数の200Hzから2500Hzの範囲で現れる最
大ピーク値の周波数を計測したときに、任意の周波数f
以下の周波数を示すフェース面上の面積Sが、S≧3.
20×f−2880(mm2)である。
【0016】本発明に係るゴルフクラブは、さらに他の
局面では、ヘッド部のフェース面上の任意の点にて測定
した伝達関数の200Hzから2500Hzの範囲で現
れる最大ピーク値の周波数を計測したときに、任意の周
波数f以下の周波数を示すフェース面上の面積Sが、S
≧6.30×f−5355(mm2)である。
【0017】上記のように周波数fと面積Sとの間の関
係を規定した場合にも、図2に示すようにヘッド部のフ
ェースにおける高反発係数の領域を従来例よりも拡張す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1から図12を用いて、
本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明
に係る金属製ウッドゴルフクラブにおけるヘッド部1の
一例を示す図である。なお、図1では、シャフトおよび
グリップの図示を省略している。
【0019】図1に示すように、ヘッド部1は、フェー
ス部2と、クラウン部3と、ソール部4と、トー部5
と、ヒール部6とを備える。そして、本発明では、ヘッ
ド部1(フェース部2)の伝達関数の200Hzから2
500Hzの範囲で現れるピークを示す周波数以下であ
るフェース部2の面積と、その周波数値との関係を適切
に規定することにより、フェースの反発特性を向上する
ことを重要な特徴とする。
【0020】ゴルフボールおよびヘッド部1(フェース
部2)の各々に打撃等の衝撃が加えられた場合、その物
体の持つ固有の振動数(いわゆる固有振動数)で振動を
行なう性質がある。
【0021】固有振動数とは、振動工学の分野における
伝達関数のピークを示す周波数のことを指す。伝達関数
には、その計測方法により、コンプライアンス(complia
nce)、モビリティー(mobility)、アクセラレンス(accel
erance)、動剛性(dynamic stiffness)、メカニカルイン
ピーダンス(mechanical impedance)、動質量(dynamicma
ss)の6通りがあり、これらをまとめると表1のように
なる。
【0022】
【表1】
【0023】表1に示すように、上記6種の伝達関数の
最初の3種と後の3種では、定義において逆数の関係と
なっている。よって、上記最初の3種と後の3種の伝達
関数のピークは、それぞれ極大値あるいは極小値となっ
て現れる。
【0024】固有振動数には、1次、2次、3次…とあ
るが、ゴルフボールとヘッド部1との衝突に際しての反
発特性に特に影響のある周波数は、200Hz〜250
0Hzの範囲の測定で認められる振動数である。
【0025】そこで、本明細書においては、固有振動数
とは、上記6種のいずれかの伝達関数の200Hzから
2500Hzの範囲で現れる最大ピーク値を示す周波数
のことを称するものと定義する。
【0026】ところで、ヘッド部1(フェース)の固有
振動数を低下させるには、たとえばフェース部2の厚み
小さくすればよいものと考えられる。ただし、単純にフ
ェース部2の厚みを小さくするだけでは、本発明のヘッ
ド部1は得られず、たとえば図1(a)に示すようにフ
ェース部2を複数の領域に分割し、図1(b)〜(d)
に示すように、各々の領域の厚みを適切に調整する等の
特有の工夫が必要である。
【0027】具体的には、図1(b)〜(d)に示す発
明品1〜3のように、スイートスポット7(SS)を含
むフェース部2の中央部の厚みを最も厚くし、中央部の
周縁部にテーパ部を設け、該テーパ部の周囲に複数の周
辺領域を設け、さらに周辺領域の周縁部にテーパ部を設
ける。
【0028】発明品1では、中央部の厚みを3mmと
し、右側の周辺領域の厚みを2.6mmとし、左側の周
辺領域の厚みを2.8mmとし、周辺領域の周縁部の厚
みを2.0mmとしている。発明品2,3におけるフェ
ース部2の厚み分布は、図1(c),(d)に示すとお
りである。
【0029】次に、上記の発明品1〜3のフェース部2
の各位置におけるピーク周波数を計測したので、その測
定方法および結果について説明する。
【0030】まず図11および図12を用いて、伝達関
数より得られるピーク周波数の測定方法について説明す
る。図11にヘッド部1(フェース)のピーク周波数測
定装置の概略図を示し、図12にそのブロック図を示
す。また、表2に、この実験に用いた測定装置を記す。
【0031】
【表2】
【0032】図11および図12に示すように、ヘッド
部1を振動発生機8のインピーダンスヘッド9上に載置
し、振動発生機8によりヘッド部1を振動させる。そし
て、インピーダンスヘッド9から力ピックアップ信号お
よび加速度ピックアップ信号がメカニカルインピーダン
ス測定用アンプ10に入力され、このメカニカルインピ
ーダンス測定用アンプ10からの信号が騒音・振動解析
器11に入力される。
【0033】騒音・振動解析器11からのデータがコン
ピュータシステム12に入力され、伝達関数が得られ、
そのピーク周波数を読み取ることでピーク周波数が得ら
れる。なお、騒音・振動解析器11は、電力増幅器13
に接続され、この電力増幅器13により所定の電力が振
動発生機8に与えられる。
【0034】ここで得られる伝達関数のピーク周波数
は、インピーダンスヘッドによって、拘束した点でボー
ルをインパクトして、接触した状態でのヘッドの固有振
動数を示すものとなる。よって、インピーダンスヘッド
の拘束点により伝達関数のピーク値が変わり、それぞれ
のフェースのインパクトポイントでの固有振動数を計測
したことになる。
【0035】次に、図5〜図10を用いて、ピーク周波
数の測定結果について説明する。図5〜図7に、発明品
1〜3についてフェース面のスイートスポット7あるい
はその近傍におけるピーク周波数を計測した結果を示
し、図8〜図10に、発明品1〜3についてのピーク周
波数の実測値の2次平滑化後の結果を示す。
【0036】図5〜図7に示すように、ピーク周波数の
値が、従来品1〜3の場合よりも明らかに低くなってい
るのがわかる。具体的には、ピーク周波数の値がほぼ1
000Hz以下となっており、特にスイートスポット7
(SS)の近傍では800〜900Hz程度と低くなっ
ている。
【0037】また、図8〜図10に示すように、100
0Hz以下のピーク周波数を有する領域の面積も従来品
より格段に広くなっているのがわかる。下記の表3に、
発明品1〜3と従来品1〜3とで、1000Hz以下、
1200Hz以下、1400Hz以下のピーク周波数を
有する領域の面積の比較結果を示す。
【0038】
【表3】
【0039】次に、本発明に係るヘッド部1の反発係数
について説明する。まず、反発係数の測定方法について
説明する。反発係数は、所定のゴルフボールを金属製中
空外殻構造のヘッド部1におけるフェース部2(スイー
トスポット)に所定速度(48.8m/s)で衝突さ
せ、その衝突前後の速度を測定し、下記の数式(1)に
よって得られる。 Vout/Vb in=(eM−m)/(M+m)・・・(1) 数式(1)において、Voutは衝突後のゴルフボール
スピードを示し、Vb inは衝突前のゴルフボールスピ
ードを示し、Mは、ヘッド質量を示し、mはゴルフボー
ルの質量を示し、eは、反発係数を示す。
【0040】なお、ゴルフボールとしては、ACUSHNET C
OMPANYより販売のPinnnacle GOLD LSであって約23℃
の室内で保管したものを用いた。
【0041】図4に、本発明品1〜3および従来品1〜
3の反発係数の値と、反発係数が0.80以上を示す領
域の面積とを併記する。
【0042】図4および表3に示すように、本発明品1
〜3の反発係数が、従来品1〜3の反発係数よりも格段
に高くなり、また反発係数が0.80以上を示す領域の
面積も従来品より格段に増大しているのがわかる。よっ
て、スイートスポット7を外して打球した場合において
も、ある程度の飛距離を確保することができ、飛距離の
極端な低下を抑制することができる。
【0043】次に、本願発明者は、ピーク周波数(周波
数)fと、所定の周波数f以下の周波数を有する領域の
面積Sとの間の関係について検討を行なったので、その
結果を図2に示す。
【0044】図2に示すように、周波数fが約900H
z〜1900Hzの範囲で、発明品1〜3における所定
の周波数f以下の部分の面積Sの値が、S=3.14×
f−2983(mm2)やS=3.20×f−2880
(mm2)の直線よりも上側にほとんど位置するのがわ
かる。したがって、発明品1〜3におけるフェース部2
の任意の位置の周波数をfとしたときに、この周波数f
以下である部分の面積Sは、S≧3.14×f−298
3(mm2)あるいはS≧3.20×f−2880(m
2)を満足するといえる。
【0045】また、発明品2については周波数fが約8
50Hz〜1900Hzの範囲で、任意の周波数f以下
の部分の面積Sの値は、S=6.30×f−5355
(mm 2)の直線よりも上側に位置するのがわかる。発
明品3については周波数fが約1000Hz〜1900
Hzの範囲で、同様のことが言える。
【0046】したがって、発明品2については周波数f
が約850Hz〜1900Hzの範囲で、発明品3につ
いては周波数fが約1000Hz〜1900Hzの範囲
で、所定の周波数f以下である部分の面積Sは、S≧
6.30×f−5355(mm 2)を満足するといえ
る。
【0047】フェース部2において周波数f以下である
部分の面積Sを上記の範囲とすることにより、周波数f
が従来品よりも低い領域を拡張することができ、フェー
スの反発係数を向上することができる。それにより、フ
ェースの反発特性を向上することができる。
【0048】なお、上記の各直線の傾きは正であるの
で、周波数fが1900Hz〜2500Hzの範囲にお
いても上記と同様の結果となる。
【0049】図3に、トー・ヒール方向におけるピーク
周波数(周波数)の分布を示す。図3に示すように、発
明品1〜3の方が、従来品1〜3よりもなだらかな周波
数分布となっているのがわかる。このことも、ヘッド部
1の反発特性向上に寄与し得る。
【0050】本発明のゴルフクラブヘッドを実際に作製
するには、たとえばフェース部2、ソール部4、クラウ
ン部3をβ系チタン合金(Ti−15V−3Cr−3S
n−3Al)の鍛造製とし、ネック部を純チタンとすれ
ばよい。このとき、フェース部2における厚み分布を図
1(b)〜(d)に示すものとする。
【0051】また、一般にクラブヘッドを作る際によく
用いられる素材である鉄,ステンレス系では、オーステ
ナイト系のSUS301,303,304,304N
1,304N2,305,309S,310S,31
6,317,321,347,XM7,マルテンサイト
系のSUS410,420,431,440,析出硬化
系のSUS630,フェライト系のSUS405,43
0,444,軟鋼では、S15C,S20C,S25
C,S30C,S35C,特殊鋼では、高張力鋼、超高
張力鋼、オースフォーミング鋼、マルエージング鋼、ば
ね鋼、チタン合金では、純チタン1種,2種,3種,4
種,α合金5Al−2.5V,α−β合金3Al−2.
5V,6Al−4V,4.5Al−3V−2Fe−2M
o,β合金15V−3Cr−3Sn−3Al,10V−
2Fe−3Al,13V−11Cr−3Al,15Mo
−5Zr,15V−6Cr−4Al,15Mo−5Zr
−3Al,20V−4Al−1Sn,22V−4Al,
3Al−8V−6Cr−4Mo−3Zr,アルミニウム
系では、純アルミ、2017,2024,7075,3
003,5052,5056,6151,6053,6
061(Aluminum Association規格),マグネシウム系
では、AZ63A,AZ81A,AZ91A,AZ91
C,WE54,EZ33A,クラッド系では、上記各材
質の組合せによる合わせ板、タングステン,銅,ニッケ
ル,ジルコニウム,コバルト,マンガン,亜鉛,シリコ
ン,錫,クロム,FRP,合成樹脂,セラミックス,ゴ
ムなどの単一素材あるいはこれらの材料の中から選択さ
れた2種類以上の組合せによってクラブヘッドを製造し
てもよい。
【0052】製造方法としては、精密鋳造方法がコスト
も安くつき、寸法精度も高いので利用可能である。その
他、ヘッド本体はダイキャストやプレスや鍛造でも製造
できる。一方、プレスや鍛造や精密鋳造やメタルインジ
ェクション,ダイキャスト,切断加工,粉末治金などに
よって各パーツを製造し、それらを溶接や接着や圧入,
嵌合,圧接,ビス止め,ろう付けなどによって接着させ
てクラブヘッドを作製する方法も可能である。
【0053】このように本発明の実施の形態について説
明を行なったが、今回開示した実施の形態は全ての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、
特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変
更が含まれる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘッド部のフェースにおいて高反発係数の領域を拡張す
ることができるので、ゴルフクラブヘッドの反発係数を
向上することができ、飛距離を大きく伸ばすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は、本発明に係るゴルフクラブにおけ
るヘッド部のフェース面側から見た透視図である。
(b)〜(d)は、発明品1〜3におけるフェースの肉
厚分布例を示す断面図である。
【図2】 ピーク周波数(Hz)と、所定のピーク周波
数以下の領域の面積(mm2)との関係を示す図であ
る。
【図3】 ピーク周波数の分布を示す図である。
【図4】 発明品1〜3と従来品1〜3のスイートスポ
ットにおける反発係数と、フェース部において反発係数
0.8以上の領域の面積を示す図である。
【図5】 発明品1のフェース部における各位置のピー
ク周波数の実測値を示す図である。
【図6】 発明品2のフェース部における各位置のピー
ク周波数の実測値を示す図である。
【図7】 発明品3のフェース部における各位置のピー
ク周波数の実測値を示す図である。
【図8】 発明品1のピーク周波数の実測値の2次平滑
化後の結果を示す図である。
【図9】 発明品2のピーク周波数の実測値の2次平滑
化後の結果を示す図である。
【図10】 発明品3のピーク周波数の実測値の2次平
滑化後の結果を示す図である。
【図11】 ピーク周波数測定装置の概略図である。
【図12】 ピーク周波数測定装置のブロック図であ
る。
【図13】 従来品1のフェース部における各位置のピ
ーク周波数の実測値を示す図である。
【図14】 従来品2のフェース部における各位置のピ
ーク周波数の実測値を示す図である。
【図15】 従来品3のフェース部における各位置のピ
ーク周波数の実測値を示す図である。
【図16】 従来品1のピーク周波数の実測値の2次平
滑化後の結果を示す図である。
【図17】 従来品2のピーク周波数の実測値の2次平
滑化後の結果を示す図である。
【図18】 従来品3のピーク周波数の実測値の2次平
滑化後の結果を示す図である。
【符号の説明】
1 ヘッド部、2 フェース部、3 クラウン部、4
ソール部、5 トー部、6 ヒール部、7 スイートス
ポット、8 振動発生機、9 インピーダンスヘッド、
10 メカニカルインピーダンス測定用アンプ、11
騒音・振動解析器、12 コンピュータシステム、13
電力増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤川 良宏 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目12番35 号 美津濃株式会社内 Fターム(参考) 2C002 AA02 CH01 MM04 PP02 SS02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のヘッド部(1)を備えたゴルフ
    クラブであって、 前記ヘッド部(1)のフェース面上の任意の点にて測定
    した伝達関数の200Hzから2500Hzの範囲で現
    れるピークの周波数を計測したときに、任意の前記周波
    数f以下の周波数を示す前記フェース面上の面積Sが、
    S≧3.14×f−2983(mm2)である、ゴルフ
    クラブ。
  2. 【請求項2】 金属製のヘッド部(1)を備えたゴルフ
    クラブであって、 前記ヘッド部(1)のフェース面上の任意の点にて測定
    した伝達関数の200Hzから2500Hzの範囲で現
    れるピークの周波数を計測したときに、任意の前記周波
    数f以下の周波数を示す前記フェース面上の面積Sが、
    S≧3.20×f−2880(mm2)である、ゴルフ
    クラブ。
  3. 【請求項3】 金属製のヘッド部(1)を備えたゴルフ
    クラブであって、 前記ヘッド部(1)のフェース面上の任意の点にて測定
    した伝達関数の200Hzから2500Hzの範囲で現
    れるピークの周波数を計測したときに、任意の前記周波
    数f以下の周波数を示す前記フェース面上の面積Sが、
    S≧6.30×f−5355(mm2)である、ゴルフ
    クラブ。
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