JP2003019212A - 健康用布帛及びその用途 - Google Patents

健康用布帛及びその用途

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JP2003019212A
JP2003019212A JP2001208007A JP2001208007A JP2003019212A JP 2003019212 A JP2003019212 A JP 2003019212A JP 2001208007 A JP2001208007 A JP 2001208007A JP 2001208007 A JP2001208007 A JP 2001208007A JP 2003019212 A JP2003019212 A JP 2003019212A
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health
composite yarn
cloth
titanium carbide
carbide powder
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JP2001208007A
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English (en)
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Masayoshi Shindo
正義 進藤
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TOYO SERVICE CO Ltd
TOYO SERVICE KK
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TOYO SERVICE CO Ltd
TOYO SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体に接触させても肌に悪影響を与えること
なく、かつ、たとえば体内の乳酸の蓄積を抑制し、血流
の活発化を可能にする健康用布帛及びその用途を提供す
る。 【解決手段】 炭化チタン粉末を含有する熱可塑性線状
重合体を芯成分とし、炭化チタン粉末を含まない熱可塑
性線状重合体を鞘成分とする複合糸を含む複合糸条を用
いた健康用布帛である。用途として、健康用サポータ、
健康用タイツ、パンティストッキング、健康用インナ
ー、健康用テープ及び健康用パッドなどがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は健康用布帛及びその
用途に関し、さらに詳しくは、人体に直接接触させるこ
とにより体内の乳酸の蓄積を抑制し、血流を活発化させ
る機能を有する健康用布帛及びその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、筋肉痛、肩凝り、腰痛などを
癒す手段として、患部を揉みほぐしたり叩いたりして物
理的な力を加える療法、藻草や温湿布等による温熱を加
える温熱治療などが知られている。また、患部を温める
手段として、遠紫外線を利用するためにセラミックスを
コーティングした糸条、セラミックスを混入した糸条、
備長炭あるいはトルマリン粉末を混入した糸条等が知ら
れている。これらはいずれも加温性物質を繊維に付与
し、その繊維からなる布帛を利用して、これを人体に接
触させ、筋肉痛等の患部を癒そうとするものであり、そ
れなりの効果はあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような加温性物質がコーティング又は混入された糸条か
らなる布帛を直接人体に接触させると、接触した肌がか
ぶれたり、湿疹が出ることが多い。特に、アレルギー体
質の患者では、接触部だけではなく、全身に異常が発生
する可能性もあった。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の問題に鑑
み、人体に接触させても肌に悪影響を与えることなく、
かつ、たとえば体内の乳酸の蓄積を抑制し、血流の活発
化を可能にする健康用布帛及びその用途を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の健康用布帛は、炭化チタン粉末を含有する熱可塑性
線状重合体を芯成分とし、炭化チタン粉末を含まない熱
可塑性線状重合体を鞘成分とする複合糸を含む複合糸条
を用いたことを特徴とするものである。好ましくは、上
記複合糸の芯成分と鞘成分の重量比が40〜60/60
〜40であるものがよい。
【0006】また、上記健康用布帛の用途としては、上
記複合糸条を編製した健康用サポータ、健康用タイツ、
パンティストッキング、健康用インナー、健康用テープ
及び健康用パッドなどが挙げられる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の健康用布帛は、炭化チタ
ン粉末を含有する熱可塑性線状重合体を芯成分とし、炭
化チタン粉末を含まない熱可塑性線状重合体を鞘成分と
する複合糸を含む複合糸条を用いた構成からなる。
【0008】本発明において健康用布帛とは、人体に直
接接触させて、保温することにより生体内の機能を積極
的に活性化する機能を有するものをいい、人体に直接接
触しないように使用されるインテリア用布帛、コート、
ジャケット等の外着用衣料や、また人体に直接接触させ
ても保温しない水着などは含まない。
【0009】炭化チタン粉末の大きさは、出来るだけ粒
径の小さいものがよく、好ましくは粒径5μm以下、よ
り好ましくは0.5μm以下にすることが最適である。
炭化チタンの粒径が大きすぎると、これを混練して溶融
紡糸する際に、ポリマー濾過材で捕捉されるため、濾圧
の上昇、糸切れなどを引き起こす可能性がある。
【0010】また、芯成分における熱可塑性線状重合体
中の炭化チタン粉末の配合量としては、1〜20重量%
が好ましく、より好ましくは1〜10重量%にするのが
よい。炭化チタン粉末の配合量が少なすぎると、生体電
流の流れが劣る傾向があり、また多すぎると熱可塑性線
状重合体の溶融流動性が悪化して生産性が悪くなる傾向
がある。
【0011】本発明における複合糸は芯鞘構造からな
り、その芯成分の中に炭化チタン粉末を配合するように
すればよい。その他は従来の複合紡糸技術で製造するこ
とができる。複合糸の芯鞘構造の芯成分と鞘成分の重量
比としては、40〜60/60〜40が好ましい。
【0012】本発明の健康用布帛は、上記構成からなる
複合糸を含む複合糸条を用いて構成されている。つま
り、この複合糸条だけで構成されていてもよいし、ある
いは他の繊維と混合するようにしたものであってもよ
い。また、布帛とは、繊維糸条からシート状物に形成さ
れたものの総称であり、織物、編物、不織布等を含む概
念である。
【0013】本発明の健康布帛の用途としては、複合糸
条を編製した健康用サポータ、健康用タイツ、パンティ
ストッキング、健康用インナー、健康用テープ及び健康
用パッドであり、いずれも人体に直接接触させて、保温
する機能をもたせたものである。ここでインナーとは、
下着、肌着類のことで直接肌に接する衣類である。ま
た、パッドとは、粘着剤を介して肌に貼り付けるもので
あり、繊維構造としては、編物、織物等がある。
【0014】
【作用】本発明において、炭化チタン粉末入り複合糸が
人体に及ぼす機構は定かでないが、人体に本来備わって
いる生体内の機能をより積極的に活性化し、生体電流を
流れ易くすることにより、血流の流れを活発にし、乳酸
の蓄積を抑制するものと考えられる。また、炭化チタン
粉末を複合糸の芯成分に閉じ込めることにより、肌への
悪影響がなくなり、湿疹等の弊害が抑制されるものと考
えられる。
【0015】
【実施例】実施例1 粒径が1.1μmである炭化チタン粉末をナイロン6に
10重量%配合して溶融混練し、紡糸口金ノズルから水
中に押出し、固化させた後、カッターで切断して芯部用
マスターペレットを作った。一方、鞘部用としてナイロ
ン6のペレットを準備した。
【0016】この芯部用マスターペレットと鞘部用ペレ
ットを用いて、通常の芯鞘型複合紡糸機で複合紡糸を行
い、芯/鞘の重量比50/50、繊度80デシテック
ス、12フィラメントの複合糸条を得た。
【0017】この複合糸条をポリウレタンスパンデック
ス糸(30デシテックス)モノフィラメントにダブルカ
バリングした。この時のスパンデックス糸と複合糸条の
重量比は30/70であった。このカバリング糸を使っ
てニットにし、タイツを縫製した。
【0018】得られたタイツを着用し、250段の階段
を昇った際の運動を続けた場合の体内乳酸量を測定し、
その結果を表1に示した。比較例として、炭化チタン粉
末を配合しない芯部を用いた以外は実施例1と同様の条
件で得た複合糸を用いたタイツを作り、上記と同様の試
験を行い、その結果を表1に併記した。なお、着用後、
着用者は肌荒れ等の弊害は全くなかった。
【0019】
【表1】 表1の結果から明らかなように、本発明の健康用タイツ
は、乳酸の蓄積を抑制する効果があることが分かる。
【0020】
【発明の効果】本発明の健康用布帛によれば、人体に本
来備わっている生体内の機能をより積極的に活性化し、
生体電流を流れ易くすることにより、血流の流れを活発
にし、乳酸の蓄積を抑制する効果を奏することができ
る。また、炭化チタン粉末を複合糸の芯成分に閉じ込め
ているため、肌への悪影響がなくなり、湿疹等の弊害を
抑制することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D03D 15/00 D03D 15/00 E 4L041 D04B 1/16 D04B 1/16 4L048 1/26 1/26 Fターム(参考) 3B011 AA08 AA09 AA12 AB09 AB18 AC13 3B018 HB00 3B029 HA01 HB01 4C053 AA10 4L002 AA05 AA06 AB02 AB04 AB05 AC00 AC01 EA00 FA05 4L041 BA02 BA05 BA21 BC20 BD07 CA21 CB08 DD01 4L048 AA24 AA28 AA46 AA56 DA22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化チタン粉末を含有する熱可塑性線状
    重合体を芯成分とし、炭化チタン粉末を含まない熱可塑
    性線状重合体を鞘成分とする複合糸を含む複合糸条を用
    いたことを特徴とする健康用布帛。
  2. 【請求項2】 芯成分と鞘成分の重量比が40〜60/
    60〜40である請求項1に記載の健康用布帛。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の布帛からなり、
    前記複合糸条が編製されてなる健康用サポータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の布帛からなり、
    前記複合糸条が編製されてなる健康用タイツ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の布帛からなり、
    前記複合糸条が編製されてなる健康用パンティストッキ
    ング。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の布帛からなり、
    前記複合糸条が編製又は織製されてなる健康用インナ
    ー。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2に記載の布帛からなり、
    前記複合糸条が編製又は織製されてなる健康用テープ。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2に記載の布帛からなる健
    康用パッド。
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