JP2003018981A - 成型加工食品の真空凍結乾燥方法および成型加工食品の真空凍結乾燥装置 - Google Patents

成型加工食品の真空凍結乾燥方法および成型加工食品の真空凍結乾燥装置

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JP2003018981A JP2001205918A JP2001205918A JP2003018981A JP 2003018981 A JP2003018981 A JP 2003018981A JP 2001205918 A JP2001205918 A JP 2001205918A JP 2001205918 A JP2001205918 A JP 2001205918A JP 2003018981 A JP2003018981 A JP 2003018981A
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Kyowa Vacuum Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凍結乾燥庫内において、真空下で材料内水分
を昇華させることで行う凍結乾燥により、ポーションタ
イプの成型加工食品に製造する際の、凍結乾燥庫内にお
ける成型凍結体の乾燥時間を大巾に短縮して、それの凍
結乾燥による成型加工食品の製造コストを低減せしめ
る。 【解決手段】液材料の裸の成型凍結体を、底面を網体ま
たは多孔板としたトレイ内に投入して、そのトレイご
と、凍結乾燥庫内に上下に並列するよう棚設せる加熱棚
と加熱棚との中間位置に装入し、その凍結乾燥庫により
両面輻射加熱・両面昇華の条件下において凍結乾燥させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、お粥やスープ類等
の調理済みの食品が、凍結乾燥により一食分づつ固形の
成型品に成形されて、熱湯により即席に戻して一人分の
食事として使用される成型加工食品を成型加工する真空
凍結乾燥手段およびこれに用いる真空乾燥装置と容器に
ついての改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上述の成型加工食品を真空凍結乾燥装置
を用いて生産する手段は、従前にあっては、例えば、調
理した卵スープを真空凍結乾燥により成型加工食品の製
品に加工する手段について、図1に示す模式図に従い具
体的に説明すれば、まず、卵白・卵黄をとき卵様にとい
たスープに、ネギ・エビ・ホウレン草等の具を加えて調
理した卵スープである液材料Mを作り、これを、図2に
示しているように、アルミニューム等の金属材よりなる
トレイB内に落し込んで装入しておくプラスチック材で
成形した容器a…に、一人分の分量となる所定量づつ分
注する。
【0003】このプラスチック材の容器a…は、シート
状の樹脂材により、多数の容器a…が縦・横に整列して
成形されて、全体が前述の金属材よりなるトレイB内に
落し込める大きさ・形状のトレイ状に形成してある。
【0004】次に、この液材料Mを分注した容器a…
を、それら容器a…がトレイB内に装填されている状態
において、そのトレイBごと、トロリーCに上下に並列
してある支持枠11…に支架する。
【0005】トロリーCは、図3に示しているように、
フレーム1の上面側に、施設の建物内および予備凍結庫
Dの内部の天井部ならびに凍結乾燥庫Eの内部の天井部
に装設してあるモノレールFに対し懸架せしめる車輪1
0…が軸支してある台車であり、それのフレーム1の左
右の側面には、アングル状の支持枠11を前後に一対に
対向させて、上下に多段に並列するように装設してあ
る。
【0006】前述の液材料Mを分注した容器a…が装入
してあるトレイB…は、それを、トロリーCの左右の両
側から、各支持枠11…に挿し込むようにしてそれに支
架させる。
【0007】次に、この状態において、トロリーCを押
して、トロリーCごと予備凍結庫D内に装入し、ここ
で、マイナス30℃程度に冷却されたエアーブラストに
より容器a…内の液材料M…を凍結させ、外形が容器a
の内面形状に倣う成型凍結体に形成する。
【0008】次に、この予備凍結を終えて成型凍結体と
なった容器a…内の液材料Mを、容器a…を収容するト
レイBが支架されているトロリーCごと引き出して、そ
のトロリーCごと凍結乾燥庫E内に装入する。
【0009】このとき、トロリーCの各支持枠11…に
支架してあるトレイB…は、そのトロリーCの各支持枠
11…に対応させて凍結乾燥庫E内に棚設してある加熱
棚2…の棚間隔内に、図4に示している状態となって凍
結乾燥庫E内に装入される。
【0010】そして、この図4にある状態において、真
空下に保持されて加熱棚2・3から供給される昇華熱に
より、液材料Mの材料内水分が昇華して凍結乾燥される
ようになる。
【0011】これにより液材料Mの乾燥が終えたところ
で、凍結乾燥庫Eを開いて、トロリーCごと容器a内に
おいて乾燥した液材料Mの乾燥品を搬出し、それを、プ
ラスチックの容器a…から取り出して、包装装置により
個別包装して成型加工食品の製品とする、という工程に
よって行われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の従前の成型加工
食品を凍結乾燥により生産する手段は、乾燥時間が著し
く長く、得られる凍結乾燥製品のコストが増大するとい
う重大な欠点がある。
【0013】本発明は、従来手段に生じているこの乾燥
時間が長い問題を解消せしめるためになされたものであ
って、液材料を容器内に分注して予備凍結庫において成
型凍結体に凍結させ、それを凍結乾燥庫内において、真
空下で材料内水分を昇華させることで行う凍結乾燥によ
り、ポーションタイプの成型加工食品に製造する際の、
凍結乾燥庫内における成型凍結体の乾燥時間を大巾に短
縮して、それの凍結乾燥による成型加工食品の製造コス
トを低減せしめる新たな手段を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】そして本発明手段は、上
述の目的を達成するために、乾燥庫内において成型加工
食品が凍結乾燥されていく工程について、種々の検討を
加えて得られた知見に基づいて完成したものである。
【0015】金属製のトレイB内に装填したプラスチッ
クの容器a…に分注された液材料Mの乾燥は、図4にお
いて、Eは凍結乾燥庫、Bはその凍結乾燥庫E内に装入
したトレイ、aはそのトレイB内に収容してある容器、
Mは容器a内に分注された液材料、2はトレイBの上方
に位置する凍結乾燥庫E内の上部の加熱棚、3はトレイ
Bの下方に位置する下部の加熱棚、40はその下部の加
熱棚3から液材料Mに対し供給される熱流、41は上部
の加熱棚2から液材料Mに対し供給される熱流、Lは液
材料Mの液厚、42は液材料Mの自由表面、43は液材
料Mに生成してくる既乾燥層、lはその既乾燥層43の
厚さ、44はその既乾燥層43の下面側に形成される昇
華面、45はトレイBの底面、46は容器aの底面、5
0は水蒸気流をそれぞれ示しているとすると、液材料M
は、トレイBの上方および下方に位置する上部の加熱棚
2と下部の加熱棚3から供給される昇華熱により、材料
内水分が昇華して乾燥していくが、このときの水蒸気の
脱出面は、液材料Mがプラスチックの容器aの内面に密
着して凍結していることで、自由表面42の側の一面だ
けとなり、従って、両面輻射加熱・片面昇華の形態で乾
燥が進行していくようになっている。
【0016】そして、このように、液材料Mをプラスチ
ックの容器a内に分注後に凍結させることで、液材料M
が、プラスチックの容器aの内面に密着して凍結し、そ
れの昇華面44と昇華した水蒸気の脱出面が、凍結液材
料Mの自由表面42側の一面となり、トレイBの底面4
5側には昇華面が形成されないことから、両面輻射加熱
・片面昇華となって乾燥が進行し、そのときの、下部の
加熱棚からトレイBの底面45とプラスチックの容器a
の底面46を経て昇華面44へ伝わる熱流40は、液材
料Mの厚さLから既乾燥層43の厚さを引いた厚さL−
lの凍結層(昇華工程中の平均厚L/2)を通過してい
き、また、上部の加熱棚2から自由表面42を経て昇華
面に伝わる熱流41は、厚さlの既乾燥層(昇華工程中
の平均厚L/2)を通過するようになり、さらに両熱流
40・41により昇華面44から発生する水蒸気流50
は、厚さlの既乾燥層(平均層L/2)を通過して、自
由表面42側からだけ凍結乾燥庫E内の自由空間に脱出
することになることで、乾燥の進行の効率が著しく悪く
なっていることによるものであることが判ってきた。
【0017】また、プラスチック容器aは面積をAsと
すれば、昇華水蒸気流の脱出流路面積もAsであり、ア
ルミトレイB底面とプラスチック容器aの底面との間に
接触伝熱抵抗があることも乾燥時間を長くする原因とな
っている。
【0018】さらに、水蒸気流が昇華面から多孔体の既
乾燥層を通過するとき、圧力差△Pが生じる。△Pは水
蒸気流量と既乾燥層の水蒸気移動抵抗Rに比例する。ま
た、水蒸気移動抵抗Rは既乾燥層厚に比例して乾燥層面
積に反比例する。凍結乾燥中で昇華面の許容圧力Ps
は、凍結体の固体化が弛緩する限界温度Tfの平衡蒸気
圧Pf*以下にする必要があり、昇華速度(水蒸気流
量)の既乾燥層の最大水蒸気圧力差△Pは(Pf*−P
O)以下であり、この昇華速度しか許されない。
【0019】また、既乾燥層を通過する熱流についても
同様の関係であるから、凍結乾燥中に既乾燥層表面の温
度tdが許容温度を超えない限度で可能な既乾燥層内の
熱流量となる。
【0020】また、凍結層内を通して昇華面へ伝わる熱
流40により既乾燥層内熱流を補充できるけれども熱流
が凍結層を通して昇華面へ伝わるとき、熱流量と凍結層
厚に比例する伝熱温度差が生じる。その温度差だけプラ
スチックトレイ底面温度は昇華面温度よりさらに上昇す
る。従って、乾燥速度の制約が既乾表面の加熱である場
合は、プラスチックトレイ内凍結材料の昇華速度が低下
することにより緩和するが、乾燥速度の制約が凍結固化
の弛緩であれば、凍結層内の熱流は、かえって昇華速度
を引き下げることになる。
【0021】加熱棚2、3は単純に熱媒体または加熱ヒ
ーターで同一温度制御で一般的に実施している。この場
合、加熱棚2からの熱流41を既乾燥層表面が許容温度
以下にするべく制御するか、加熱棚3から熱流40を液
材料Mの凍結部が許容温度以下にするべきか、どちらか
の条件で決まる。加熱棚は多段に積層される為に加熱棚
の上面への熱流と下面への熱流のどちらかの一方の許容
温度で制限される。
【0022】このように、プラスチック容器a内で凍結
した液材料Mの凍結乾燥が長時間を要する主な原因が、
昇華水蒸気の脱出面が片面(自由表面)に限られ、熱流
および水蒸気流の通過厚さが倍加し、昇華面積が半減す
るためであることが、判ってきた。
【0023】そこで、プラスチックの容器a…内に分注
して予備凍結庫Dにおいて凍結させた液材料M…を、容
器a…から剥離させて取り出し裸の凍結した液材料Mと
し、これを、別に形成した底面を多孔板または網体とし
たトレイB内に移して、そのトレイBを、トロリーCの
支持枠11に支架し、これを、凍結乾燥庫E内に装入し
て凍結乾燥する試みを行った。
【0024】図5は、これを、前述の図4に示している
手段と同様に模式的に表した図で、同図5において、E
は凍結乾燥庫、2はその凍結乾燥庫E内に棚設せる加熱
棚、3はそれの下位に棚設せる加熱棚、Cはトロリー、
Bは底面を網体に形成したトレイ、M…は、金属材より
なる通常のトレイB内に装填したプラスチックの容器a
…内に分注して予備凍結庫D内において凍結させた後
に、その容器a内から剥離して取り出し前述の底面が網
体のトレイB内に移した裸の凍結した液材料を示す。
【0025】そして、60はこの容器aの内腔形状に倣
う形状に成形された裸の凍結した液材料Mの上表面側で
ある上部の自由表面、61はその凍結した液材料Mの下
部の自由表面、62はそれの上部の昇華面、63はそれ
の下部の昇華面、64は上部の昇華面62からの水蒸気
流、65は下部の昇華面63からの水蒸気流、66は凍
結した液材料Mの上部側に形成されていく上部の既乾燥
層、67はそれの下部側に形成されていく下部の既乾燥
層、68は上部の加熱棚2から上部の自由表面60に伝
わる熱流、69は下部の加熱棚3から下部の自由表面6
1に伝わる熱流、Lは凍結した液材料の厚さ、lは既乾
燥層66・67の厚さを示している。
【0026】この底面を網状としたトレイBに移した裸
の液材料Mの成型凍結体の凍結乾燥について見れば、上
部および下部の加熱棚2・3から、上部および下部の自
由表面60・61へ伝わる熱流68・69は、凍結して
いる液材料Mの表裏から水蒸気が脱出できるために、既
乾燥層厚66・67を通過して昇華面62・63に達す
ることにより、ほぼ上下対称となるため、通過する既乾
燥層66・67の厚さは0からL/2まで変化し、昇華
工程中の平均厚はそれぞれL/4である。同様に両昇華
面62・63から発生する水蒸気流を通過する既乾燥層
の平均厚は、それぞれL/4であり、昇華水蒸気流の流
路面積は2Asである。即ち、両面輻射加熱・両面昇華
となる。
【0027】また、昇華速度(水蒸気流量)の既乾燥層
の最大水蒸気圧力差△Pは、図4に示した従来の金属製
のトレイB内に入れるプラスチック容器a内の液材料M
の場合に比して1/4となり、従って、昇華速度は、図
4の従来手段に比して4倍の昇華速度となる。
【0028】上下両面輻射加熱・両面昇華は上下共に中
心部を中心に対称である為、加熱棚2・3は同一温度制
御でする合理的設計となる。
【0029】また、既乾燥層を通過する熱流についても
同様の関係であるから、凍結乾燥中に既乾燥層表面の温
度tdが許容温度を超えない限度で可能な既乾燥層内の
熱流量も前述の図4に示す従来手段に比し、4倍とな
る。
【0030】即ち、このプラスチックの容器a内で凍結
させた液材料Mを、その容器aから剥離させて取り出
し、裸の状態として底面を網状または多孔状としたトレ
イB内に移して凍結乾燥庫Eにおいて凍結乾燥させると
きは、従来手段に比して乾燥速度を著しく早めるように
なることが判り、そして、実際にも、プラスチックの容
器a…内に固形分20%の卵スープを液材料として分注
し凍結させて、1個46gr、厚さ20mmの成型され
た液材料Mの成型凍結体を形成し、それを凍結乾燥庫E
において凍結乾燥させたところ、乾燥時間が約3分の1
短縮される結果が得られている。
【0031】そして、このことから、本発明手段におい
ては、前述の目的を達成するための手段として、請求項
1に記載した、お粥やスープ類等の調理済みの加工食品
たる液材料を、所定の形状・容量の容器内に一食分づつ
の量として分注し、それを予備凍結庫内において凍結さ
せて形成した固形の凍結体を容器内から剥離させて取り
出し裸の成型凍結体とし、その液材料の裸の成型凍結体
を、底面を網体または多孔板としたトレイ内に投入し
て、そのトレイごと、凍結乾燥庫内に上下に並列するよ
う棚設せる加熱棚と加熱棚との中間位置に装入し、その
凍結乾燥庫により両面輻射加熱・両面昇華の条件下にお
いて凍結乾燥させることを特徴とする成型加工食品の真
空凍結乾燥方法を提起するものである。
【0032】また、この請求項1の手段を実施するため
の凍結乾燥装置として、請求項2・請求項3・請求項4
・請求項5・請求項6に記載した調理済みの加工食品の
液材料を一食分づつの固形の成型凍結体に凍結させる予
備凍結庫と、凍結させた成型凍結体を支承するトレイ
と、そのトレイを支持枠に支架するトロリーと、そのト
ロリーの装入によりそれの支持枠に支架せるトレイの上
位および下位に位置するように棚設された加熱棚を具備
する凍結乾燥庫とからなる成型加工食品の真空凍結乾燥
装置において、トレイを、金属材によりそれの底面が網
体または多孔板とした形態に形成しておくことを特徴と
する成型加工食品の真空凍結乾燥装置。および、調理済
みの加工食品の液材料を一食分づつの固形の成型凍結体
に凍結させる予備凍結庫と、凍結させた成型凍結体を支
承するトレイと、そのトレイを支持枠に支架するトロリ
ーと、そのトロリーの装入によりそれの支持枠に支架せ
るトレイの上位および下位に位置するように棚設された
加熱棚を具備する凍結乾燥庫とからなる成型加工食品の
真空凍結乾燥装置において、トレイを、金属材により底
面が盲の底板となるように形成して、それの内部に、金
属材よりなる網体または多孔板を、底面から所定の間隔
寸法をおいて浮き上がる高さ位置に棚設しておくことを
特徴とする成型加工食品の真空凍結乾燥装置。および、
調理済みの加工食品としたお粥やスープ類等の液材料
を、一食分づつの量として分注するプラスチックの容器
と、その容器を複数個整列させた状態で収容する金属材
よりなるトレイを、そのトレイを支持枠に支架するトロ
リーと、そのトロリーの支持枠に支架したトレイ内のプ
ラスチック容器に分注した液材料を凍結させる予備凍結
庫と、そのトロリーの装入によりそれの支持枠に支架せ
るトレイの上位および下位に位置するよう棚設された加
熱棚を具備する凍結乾燥庫とからなる成型加工食品の真
空凍結乾燥装置において、一食分づつの量の液材料を分
注するプラスチックの容器を、それの底面に開放口が開
口する形状に形成して、その開放口を液材料の凍結後に
剥離し得るシートまたは装脱自在の蓋により閉塞してお
くことを特徴とする成型加工食品の真空凍結乾燥装置。
および、調理済みの加工食品としたお粥やスープ類等の
液材料を、一食分づつの量として分注するプラスチック
の容器と、その容器を複数個整列させた状態で収容する
金属材よりなるトレイを、そのトレイを支持枠に支架す
るトロリーと、そのトロリーの支持枠に支架したトレイ
内のプラスチック容器に分注した液材料を凍結させる予
備凍結庫と、そのトロリーの装入によりそれの支持枠に
支架せるトレイの上位および下位に位置するよう棚設さ
れた加熱棚を具備する凍結乾燥庫とからなる成型加工食
品の真空凍結乾燥装置において、一食分づつの量の液材
料を分注するプラスチック容器を、それの底面に開放口
が開口する形状に形成して、その開放口を液材料の凍結
後に剥離し得るシートまたは装脱自在の蓋により閉塞し
ておき、かつ、180度反転させた状態においてトレイ
内に装填し得る形状に形成しておくことを特徴とする成
型加工食品の真空凍結乾燥装置。ならびに、プラスチッ
ク容器には、それの上面側の開放口の口縁に、それに分
注した液材料を凍結させた状態においてトレイ内で18
0度反転させたときに、凍結した液材料の表面よりも下
方に突出して、その液材料の表面を、トレイの底面から
浮かせてその液材料の表面を自由空間に連通させる支脚
となる突出壁を設けておくことを特徴とする請求項5記
載の成型加工食品の真空凍結乾燥装置を提起するもので
ある。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る発明の実
施には、液材料を、所定形状・大きさで裸の状態の成型
凍結体に形成するための予備凍結装置が必要である。
【0034】この予備凍結装置としては、裸の状態の液
材料Mの成型凍結体が形成できるものであればよく適宜
に構成してよいものであるが、効率よく裸の状態の液材
料の成型凍結体が形成し得るようにするため、例えば、
図6にあるように、一対に対向するローラ80・80
に、エンドレスに金属板よりなるベルト81をかけまわ
して、同図において矢印方向に回動するよう駆動し、そ
のベルト81の外周に、プラスチック材により多数の容
器a…を成形してベルト状に連続させたプラスチックの
ベルト82を巻き付け装着し、これの上方の回動側の回
動方向における始端側の上方に、回動してくるプラスチ
ックの容器a…内に液材料を所定量づつ分注する分注ヘ
ッド83を設け、液材料が分注された容器a…が回動し
てくる途中に、冷却されたエアーを吹き出す冷凍機84
・84を配設し、これらにより構成するベルトフリーザ
ーの形態の凍結機8を用い、これを、庫内を冷凍温度に
保持し得る冷凍庫85内に設置して予備凍結庫Dとし、
これの前記凍結機8のエンドレスに回動する金属ベルト
81の搬送方向の終端側の回動端部の下方に、そこに回
動してきて反転する各容器a…から裸の成型凍結体とし
て放出される凍結した液材料Mを、回収して集積させる
回収部86を設けて、ここに、その凍結した液材料M…
を搬出する搬出手段と取出口87とを設けるように構成
してよい。
【0035】そして、このベルトフリーザーの形態に構
成した予備凍結庫Dの取出口87から取り出される裸の
成型凍結体である凍結した液材料Mを、トレイBに投入
するようにするが、そのトレイBは、底面を網体90ま
たは多孔板とした形態のトレイBに構成しておき、それ
の底面の網体90または多孔板の上に凍結した液材料M
の成型凍結体を裸のまま投入していくようにする。
【0036】このとき、この形態のトレイBは、従前手
段において使用されているトロリーCの支持枠11…に
支架される形状・寸法のものに構成しておいてよく、そ
のようにすることで、トレイB…をトロリーCに支架し
た状態で、トロリーCごと従前形態の凍結乾燥庫E内に
装入していくことにより両面輻射加熱・両面昇華の形態
で凍結乾燥していけるようになる。
【0037】このように構成して用いるトレイBは、容
器a…内に所定形状の成型凍結体として凍結させた液材
料Mを、容器aから取り出して裸の成型凍結体の状態と
してこのトレイB内に投入し、それの底面の網体90ま
たは多孔板の上に敷き並べ、その状態でトレイBを凍結
乾燥庫E内に装入して加熱棚2と加熱棚3との中間に位
置させて、凍結乾燥することで、凍結した液材料Mの成
型凍結体を両面から輻射加熱し、水蒸気が両面から昇華
する状態として乾燥していけるようにするためであり、
凍結乾燥庫E内の加熱棚2と加熱棚3との中間位置に配
置することで、両面輻射加熱で両面昇華の態様で凍結し
液材料の裸の成型凍結体の乾燥が行えるようになればよ
く、上述の構成に限定されるものではない。例えば、図
7に示しているように、トレイBは金属板により従前の
トレイBと同様に形成しておいて、それの内腔の底部に
網状体91または多孔板を、トレイBの底壁の上面から
所定の距離だけ浮き上がる高さ位置に、棚板状に落し込
み、この網状体91または多孔板が、トレイB内に投入
する凍結した液材料Mの成型凍結体を支承するトレイB
の底面となるようにして、その網状体91または多孔板
の上に並列させる凍結した液材料Mよりなる裸の成型凍
結体が、その網状体91または多孔板とトレイBの底壁
上面との間に形成される空間を介して凍結乾燥庫E内の
自由空間に対し連通するようにする場合、また、トレイ
B自体を網状体または多孔板で成形しておく場合など適
宜に構成してよい。
【0038】また、トレイB内に投入する凍結させた液
材料Mを、容器aから取り出して裸の成型凍結体とする
のは、それの上下の両面側に、自由空間に接する自由表
面60・61が形成されるようにして、両面輻射加熱・
両面昇華の態様で凍結乾燥が行われるようにするためで
あり、凍結させた液材料Mの成型凍結体を容器aから剥
離して裸の状態とすることは、必ずしも必要がない。
【0039】凍結した液材料Mの成型凍結体を形成する
予備凍結庫Dに、前述した図6に示す実施例において、
ベルトフリーザーの形態の予備凍結庫Dを用いているの
は、凍結した液材料Mの成型凍結体を効率よく得られる
ようにするためである。
【0040】従前のトロリーCに支架せるトレイBにプ
ラスチックの容器a…を装填し、これら容器a…内に液
材料Mを分注し、トロリーCごと予備凍結庫D内に装入
して、凍結させることで、成型凍結体とし、これを、容
器aから剥離反転させて、底面を網体90または多孔板
としたトレイB内に放出させるようにするようにしてよ
いことは勿論である。
【0041】このとき、液材料Mを分注して成型凍結体
に成形するプラスチックの容器aを特殊な形態に構成し
ておくことで、その容器a内に液材料Mを分注して凍結
させた成型凍結体に成形したときに、その成型凍結体を
容器aから剥離させて取り出すことなく、その成型凍結
体を容器a内面に凍結して密着・結合している状態とし
たまま、両面輻射加熱・両面昇華の状態として凍結乾燥
していくことは可能である。
【0042】これには、例えば、トレイBは、それの底
面を網体90または多孔板とした形態のものを用い、こ
のトレイB内に装填しておくプラスチックの容器aを、
図8にあるように、それの底面に開口92が開放し、そ
の開口92が剥離可能なシール93で閉塞された構造の
ものとするか、図9にあるように装脱自在の蓋94によ
り閉塞した構造のものとしておく。
【0043】そして、このトレイB内に装填したプラス
チックの容器a…内に液材料Mを分注し、トロリーCに
支架して予備凍結庫D内に装入して、液材料Mを凍結さ
せたときに、トレイBから容器a…を持ち上げて、底面
のシール93または蓋94を取り除いて、その底面の開
口92を開放し、その状態で容器a…をトレイB内に戻
すようにする。
【0044】これにより、容器a内に分注して凍結させ
た液材料Mは、図10・図11に示しているように、容
器aの内面形状に倣う所定形状の成型凍結体として凍結
して容器aに密着・結合した状態で、上下の両面が自由
表面となり、かつ、容器aを支承するトレイBの底面が
網体90または多孔板としていることで、そのトレイB
をトロリーCの支持枠11に支架してトロリーCを凍結
乾燥庫E内に装入して凍結乾燥するときに、容器a内に
凍結させた液材料Mの成型凍結体に、図5の模式図にあ
るように上下の両面側に既乾燥層66・67が形成され
て、両面昇華により乾燥されていくようになる。
【0045】また、このように、プラスチックにより成
形する容器aを、それの底面に、開口92を開設してお
き、それを剥離可能のシール93または装脱自在の蓋9
4により閉塞した形態のものとして形成しておく手段
は、液材料Mを凍結させた容器a…を、底面を網体90
または多孔板としたトレイB内で、図12にあるように
反転させた状態とし、この状態において、容器a…の底
面に開設しておいた開口92…から、蓋94…またはシ
ール93…を取り外すことで各容器a…内に凍結してい
る液材料Mの成型凍結体の上下の両面が自由表面となる
から、この状態でトレイBを凍結乾燥庫Eの加熱棚2・
3…の棚間隔内に装入して凍結乾燥することにより両面
輻射加熱、両面昇華により乾燥させていけるようにな
る。
【0046】また、この容器aの底面に開口92を開放
して、それを、蓋94またはシール93により閉塞して
おく手段は、その容器aの上面側の開放口の口縁部に、
図13・14にあるように、その容器a内に分注して凍
結させる液材料Mの上表面よりも高く立ち上がる立上壁
95を、それの上端側に切欠部を形成するか、孔隙を形
成して形設するか、または、前後・左右の一対に対向す
る側に形設しておくことで、この容器aを反転させてト
レイBの底面に支承させたときに、図15にあるよう、
立上壁95が支脚となって、容器a内に凍結してその容
器a内面に密着・結合している液材料Mの成型凍結体
の、下面側となった反転前の上面側を、トレイBの底面
から浮き上がらせて、支脚となる立上壁95に設けた切
欠部または孔隙または欠除部を介して凍結乾燥庫E内の
自由空間に対し連通する状態とし得るようになる。
【0047】従って、このように容器aの形状を形成し
ておくときは、分注した液材料Mの予備凍結を終えたと
きに、容器aをトレイB上において反転させて、底面側
に設けておいたシール93または蓋94を外すことで、
容器a内の凍結した液材料Mを容器aから剥離させず、
容器a内面に密着・結合している状態において、両面輻
射加熱・両面昇華により乾燥していけるようになる。
【0048】そして、この手段においては、トレイB
は、それの底面が、盲板であってもよく、そのため、図
15にあるよう従前の金属製の在来トレイBを用いて
も、両面加熱・両面昇華により凍結乾燥していけるよう
になる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明による成型
加工食品の真空凍結乾燥手段は、お粥やスープ類の調理
済みの加工食品である液材料を、所定の形状・容量の容
器内に、一食分づつの分量として分注し、予備凍結庫に
おいて凍結し、それを、トレイに支架して凍結乾燥庫の
加熱棚の棚間隔内に装入して凍結乾燥させることで、ポ
ーションタイプの成型加工食品を生産するのに、容器内
で凍結させた液材料を、容器から剥離させて取出し、裸
の成型凍結体として、これを、底面を網体または多孔板
としたトレイ内に投入して、凍結乾燥庫の加熱棚の棚間
隔内に装入することで、両面輻射加熱・両面昇華により
凍結乾燥させるようにしているのだから、成型凍結体の
乾燥時間が大巾に短縮されて、成型加工食品の製造コス
トを著しく低減し得るようになる。また、液材料を一食
分づつの成型凍結体に凍結させるプラスチックの容器
を、それの底面に、蓋またはシールにより閉塞される開
口を具備する形態に作っておくことで、容器内に凍結さ
せて液材料の成型凍結体を、容器から剥離させずに、容
器に密着・結合している状態のままで、両面輻射加熱・
両面昇華により凍結乾燥していけるようになり、乾燥時
間の大巾の短縮と製造コストの低減が得られるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空凍結乾燥による成型加工食品の製造工程の
説明図である。
【図2】真空凍結乾燥装置により成型加工食品を製造す
る際に用いられるトレイとそれに装填したプラスチック
で成形される容器の一部破断した斜視図である。
【図3】同上のトレイを指示棚に支架して搬送するトロ
リーの斜視図である。
【図4】同上のトレイ内に装填したプラスチックの容器
内に分注して凍結させた液材料の成型凍結体の、凍結乾
燥庫内における乾燥工程の説明図である。
【図5】本発明手段による液材料の成型凍結体の、凍結
乾燥庫内における乾燥工程の説明図である。
【図6】本発明手段の実施に用いる予備凍結庫の縦断側
面図である。
【図7】本発明手段の実施に用いるトレイの縦断面図で
ある。
【図8】本発明手段の実施に用いるプラスチックの容器
の縦断面図である。
【図9】同上容器の別の実施例の縦断面図である。
【図10】同上の図8の実施例の容器のトレイ内に装填
した状態の縦断面図である。
【図11】同上の図9の実施例の容器のトレイ内に装填
した状態の縦断面図である。
【図12】同上の図8および図9に示す実施例の容器の
別の使用態様の縦断面図である。
【図13】同上の容器のさらに別の実施例の斜視図であ
る。
【図14】同上実施例の容器のトレイに装填した状態の
縦断面図である。
【図15】同上実施例の容器の、反転させてトレイ内に
収容させた状態の縦断面図である。
【符号の説明】
B…トレイ、C…トロリー、D…予備凍結庫、E…凍結
乾燥庫、F…モノレール、L・l…厚さ、M…液材料、
Pf…平衡蒸気圧、Ps…許容圧力、R…水蒸気移動抵
抗、Ts…限界温度、td…温度、a…容器、1…フレ
ーム、10…車輪、11…支持枠、2…加熱棚、3…加
熱棚、40・41…熱流、42…トレイの底面、42…
自由表面、43…既乾燥層、44…昇華面、45…トレ
イの底面、46…プラスチック容器の底面、50…水蒸
気流、60・61…自由表面、62・63…昇華面、6
4・65…水蒸気流、66・67…既乾燥層、68・6
9…熱流、8…連結器、80…ローラ、81・82…ベ
ルト、83…分注ヘッド、84…冷凍機、85…冷凍
庫、86…回収部、87…取出口、90…網体、91…
網状体、92…開口、93…シール、94…蓋、95…
立上壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA01 AA02 AB02 AB06 AC08 AC21 AC23 AC24 AC36 AC41 AC48 AC56 AC63 AC64 AC67 AC74 AC76 AC86 BA16 BA36 DA06 DA10 4B022 LA01 LB06 LJ05 LJ06 LR06 LT04 4B023 LC07 LC08 LE20 LP14 LP15 LP19 LT26 LT41 4B036 LE05 LF01 LF07 LH29 LH41 LP09 LP14 LP17 LT29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お粥やスープ類等の調理済みの加工食品
    たる液材料を、所定の形状・容量の容器内に一食分づつ
    の量として分注し、それを予備凍結庫内において凍結さ
    せて形成した固形の凍結体を容器内から剥離させて取り
    出し裸の成型凍結体とし、その液材料の裸の成型凍結体
    を、底面を網体または多孔板としたトレイ内に投入し
    て、そのトレイごと、凍結乾燥庫内に上下に並列するよ
    う棚設せる加熱棚と加熱棚との中間位置に装入し、その
    凍結乾燥庫により両面輻射加熱・両面昇華の条件下にお
    いて凍結乾燥させることを特徴とする成型加工食品の真
    空凍結乾燥方法。
  2. 【請求項2】 調理済みの加工食品の液材料を一食分づ
    つの固形の成型凍結体に凍結させる予備凍結庫と、凍結
    させた成型凍結体を支承するトレイと、そのトレイを支
    持棚に支架するトロリーと、そのトロリーの装入により
    それの支持枠に支架せるトレイの上位および下位に位置
    するように棚設された加熱棚を具備する凍結乾燥庫とか
    らなる成型加工食品の真空凍結乾燥装置において、トレ
    イを、金属材によりそれの底面が網体または多孔板とし
    た形態に形成しておくことを特徴とする成型加工食品の
    真空凍結乾燥装置。
  3. 【請求項3】 調理済みの加工食品の液材料を一食分づ
    つの固形の成型凍結体に凍結させる予備凍結庫と、凍結
    させた成型凍結体を支承するトレイと、そのトレイを支
    持枠に支架するトロリーと、そのトロリーの装入により
    それの支持枠に支架せるトレイの上位および下位に位置
    するように棚設された加熱棚を具備する凍結乾燥庫とか
    らなる成型加工食品の真空凍結乾燥装置において、トレ
    イを、金属材により底面が盲の底板となるように形成し
    て、それの内部に、金属材よりなる網体または多孔板
    を、底面から所定の間隔寸法をおいて浮き上がる高さ位
    置に棚設しておくことを特徴とする成型加工食品の真空
    凍結乾燥装置。
  4. 【請求項4】 調理済みの加工食品としたお粥やスープ
    類等の液材料を、一食分づつの量として分注するプラス
    チックの容器と、その容器を複数個整列させた状態で収
    容する金属材よりなるトレイを、そのトレイを支持枠に
    支架するトロリーと、そのトロリーの支持枠に支架した
    トレイ内のプラスチック容器に分注した液材料を凍結さ
    せる予備凍結庫と、そのトロリーの装入によりそれの支
    持枠に支架せるトレイの上位および下位に位置するよう
    棚設された加熱棚を具備する凍結乾燥庫とからなる成型
    加工食品の真空凍結乾燥装置において、一食分づつの量
    の液材料を分注するプラスチックの容器を、それの底面
    に開放口が開口する形状に形成して、その開放口を液材
    料の凍結後に剥離し得るシートまたは装脱自在の蓋によ
    り閉塞しておくことを特徴とする成型加工食品の真空凍
    結乾燥装置。
  5. 【請求項5】 調理済みの加工食品としたお粥やスープ
    類等の液材料を、一食分づつの量として分注するプラス
    チックの容器と、その容器を複数個整列させた状態で収
    容する金属材よりなるトレイを、そのトレイを支持枠に
    支架するトロリーと、そのトロリーの支持枠に支架した
    トレイ内のプラスチック容器に分注した液材料を凍結さ
    せる予備凍結庫と、そのトロリーの装入によりそれの支
    持枠に支架せるトレイの上位および下位に位置するよう
    棚設された加熱棚を具備する凍結乾燥庫とからなる成型
    加工食品の真空凍結乾燥装置において、一食分づつの量
    の液材料を分注するプラスチック容器を、それの底面に
    開放口が開口する形状に形成して、その開放口を液材料
    の凍結後に剥離し得るシートまたは装脱自在の蓋により
    閉塞しておき、かつ、180度反転させた状態において
    トレイ内に装填し得る形状に形成しておくことを特徴と
    する成型加工食品の真空凍結乾燥装置。
  6. 【請求項6】 プラスチック容器には、それの上面側の
    開放口の口縁に、それに分注した液材料を凍結させた状
    態においてトレイ内で180度反転させたときに、凍結
    した液材料の表面よりも下方に突出して、その液材料の
    表面を、トレイの底面から浮かせてその液材料の表面を
    自由空間に連通させる支脚となる突出壁を設けておくこ
    とを特徴とする請求項5記載の成型加工食品の真空凍結
    乾燥装置。
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JP2011147419A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Kirin Kyowa Fd Kk オルニチン含有即席乾燥粥
JP2021529926A (ja) * 2018-06-29 2021-11-04 ユニバーシテイト ヘント 製品容量単位の凍結、乾燥および/またはフリーズドライ

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