JP2003018672A - ネットワーク・システム - Google Patents

ネットワーク・システム

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JP2003018672A
JP2003018672A JP2001202376A JP2001202376A JP2003018672A JP 2003018672 A JP2003018672 A JP 2003018672A JP 2001202376 A JP2001202376 A JP 2001202376A JP 2001202376 A JP2001202376 A JP 2001202376A JP 2003018672 A JP2003018672 A JP 2003018672A
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剛史 星野
Yoshitaka Shibata
吉隆 柴田
Yukinobu Maruyama
幸伸 丸山
Atsushi Katayama
淳詞 片山
Takushi Yoshimaru
卓志 吉丸
Yoichi Horii
洋一 堀井
Satoko Kojima
聡子 小嶋
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    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
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    • G08C2201/70Device selection
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単で、制御対象を簡単に、正確かつ
間違いなく指摘してリモートコントロールできるように
する。 【解決手段】 室内に冷蔵庫8やTVセット9,エアコ
ン10,照明灯10などの電機製品が設置されており、
これらを含むように、ビデオカメラ1の視野が設定され
ている。この視野内に設定されているこれら電機製品を
含む制御対象範囲内6において、ユーザがリモコン4か
ら可視のレーザ光5を発生させてそれによる角のポイン
タ7で所定の電機製品を指摘すると、このポインタ7を
可視レーザ工5の波長のみを抽出して撮像するビデオカ
メラ1が撮像し、その出力から制御ボックス3がポイン
タ7の制御対象範囲6での位置を検出してこのポインタ
7が指摘する電機製品を検出し、この検出した電機製品
について、リモコン4の操作によってリモートコントロ
ールできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電気機器の
リモートコントロールのためのネットワーク・システム
に係り、特に、家庭内の電気製品などに適用して好適な
ネットワーク・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭内で使用されている電気機器
(電気製品)は、リモートコントロール機能を備えたも
のが多くなり、離れた場所からも電気製品のリモートコ
ントロールができるようになってきている。しかし、通
常、夫々の電気製品毎にそれ専用のリモートコントロー
ラ(以下、リモコンという)が組み合わされている。こ
のため、必要とするリモコンの個数が多くなり、その保
管,管理が面倒となるし、また、ある電気製品の制御を
行ないたいときには、それ専用のリモコンを探し出して
使用しなければならず、手間がかかって不便なものとな
る。
【0003】このため、複数の電気製品に1つのリモコ
ンを共通に使用できるようにしたシステムが提案されて
いる。
【0004】その1つの従来例としては、例えば、特開
平11ー98028号公報に記載の「リモコン送信器」
の発明がある。これは、同じリモコンコードを使用する
複数の電気製品(ここでは、天井灯を例にしている)に
1つの共通のリモコン(リモコン送信器)を使用するも
のであって、このリモコンから電気製品を制御するため
の赤外線と可視光線とを重ねて制御対象とする電気製品
に送るものである。
【0005】通常、リモコンから送信する制御用に赤外
線は、ある程度の広がりをもって放射され、これによ
り、リモコンを制御対象とする電気製品に大まかに向け
て操作するだけで、この赤外線がこの電気製品の受光部
で受光できるようにしている。しかし、このように赤外
線がある程度の広がりをもって送信されると、複数の天
井灯の赤外線受光部が室内で比較的近接して配置されて
いる場合、赤外線が同時に2つ以上の天井灯を制御する
こともあり得、このため、上記従来技術では、リモコン
からの赤外線の広がりを狭く制限し(即ち、指向性を持
たせ)、これとともに、この非可視の赤外線が照射され
る対象物が判るようにするために、上記の可視光を、こ
れに指向性を持たせて(ここでは、可視レーザ光として
いる)、この赤外線と同じ光軸でリモコンから発生する
ようにしている。
【0006】以上の従来例は、同じリモコンコードの複
数の電気製品に対するリモートコントロールに関するも
のであったが、他の従来例として、リモートコードが互
いに異なる複数の電気製品に対して、1つのリモコンを
共通に使用することができるようにしたシステムが、例
えば、特開平11ー136776号公報に記載されてい
る。
【0007】これは、リモコンに内蔵のメモリに各電気
製品に使用するリモコンコードを記憶しておき、このリ
モコンの表示部で表示される内容からキー入力部を操作
して制御対象とする電気製品を選択することにより、こ
の電気製品で称するリモコンコードがメモリから読み出
され、このリモコンコードで変調された赤外線が送信さ
れるものである。従って、リモコンを制御対象とする電
気製品の赤外線受光部に向け、以上の操作を行なうこと
により、この電気製品の制御をすることができる。
【0008】また、特開平9ー238385号公報に
は、テレビ画面などの画面にネットワーク接続された機
器のGUI(Graphic User Interface)を表示し、これ
をリモコンで操作する技術も開示されているし、また、
特開2001ー36976号公報には、リモコンの表示
部に操作ボタン(GUI)が表示され、これを操作する
ことにより、ネットワーク接続された機器を操作できる
ようにした技術も記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上記特
開平11ー98028号公報や特開平11ー13677
6号公報に記載の従来技術は、複数の電気製品に1つの
リモコンを共通に使用できることを可能とするものであ
るから、リモコンの保管,管理がし易く、電気製品毎に
リモコンを選択するという手間が省けるものである。
【0010】しかしながら、上記いずれの従来技術にお
いても、制御用の赤外線を制御対象となる電気製品の赤
外線受光部で受光させなければならず、このために、こ
れを使用するユーザとしては、少なくともリモコンを制
御対象とする電気製品の赤外線受光部に向ける動作が必
要となる。特に、制御対象となる電気製品に近い場所で
リモコンを使用する場合には、このリモコンから出力さ
れる赤外線がある程度の広がりをもって放射されても、
赤外線は非可視であるため、赤外線がどこに照射されて
いるか判らず、リモコンをかなり正確に赤外線受光部に
向ける必要がある。このため、一般ユーザにとっては、
その操作性が問題となる。
【0011】特開平11ー98028号公報に記載の従
来例では、赤外線と同軸状に可視光を照射するようにし
て、赤外線が照射される位置が判るようにしているが、
制御用の赤外線とは別に、単にその照射位置を判らせる
だけに可視光を用いるものであり、リモコンに可視光の
出射手段などが付加されて構成が複雑かつ大型化,高価
となる。
【0012】また、上記特開平9ー238385号公報
に記載の従来技術は、テレビ画面でテレビ番組などのT
Vコンテンツを観ているときに上記のコントロール用の
GUIをこの画面に表示すると、このTVコンテンツが
隠れてしまったり、小さくしなければならず、非常に観
づらいものとするし、また、操作する場合も、メニュー
から、まず、始めに操作したい機器を選択する必要があ
り、操作手順が増えて操作性に問題がある。
【0013】また、上記特開2001ー36976号公
報に記載の従来技術は、上記の特開平9ー238385
号公報に記載の従来技術と同様に、操作の階層が増えて
操作性に問題があるとともに、セットトップボックスタ
イプのコントローラに向かって操作しなければならない
ため、例えば、ネット接続されたVTRなどの機器が部
屋の反対側にあるような場合、操作しようとしてVTR
に向けてリモコンを操作しても、受光せず、直接的な操
作感がない。
【0014】本発明の目的は、かかる問題を解消し、簡
単な操作や動作でもって異なる種類の電気機器を制御す
ることができるようにしたネットワーク・システムを提
供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電気機器などの制御対象体をリモートコ
ントロールするためのネットワーク・システムであっ
て、制御対象体を含むように視野もしくは視野内の制御
対象範囲が設定され、特定の波長領域の可視光のみを検
出するビデオカメラと、視野内もしくは制御対象範囲内
の任意の位置に向けて電磁波を発生することにより、電
磁波の照射位置に特定波長の可視のポインタを生じさ
せ、かつリモコン操作を可能とする指示体と、ビデオカ
メラの出力信号を処理してポインタで指示される制御対
象体を検出するとともに、指示体からそのリモコン操作
に伴う操作信号を受信し、ポインタによって指示された
制御対象体に、ネットワークを介して、操作信号に応じ
た制御信号を供給する制御装置とを有し、ポインタで指
示される制御対象体を指示体のリモコン操作に応じて制
御する構成としたものである。
【0016】また、電気機器毎に、ビデオカメラの視野
内での範囲を規定する機器認識範囲が規定されており、
制御装置は、ポインタによって機器認識範囲の1つが指
示されたとき、ポインタで指示される機器認識範囲に対
する電気機器を検出し、検出した電気機器に制御信号を
供給する構成とするものである。
【0017】そして、上記電気機器は照明灯であって、
ポインタによって該照明灯を指示する毎に、制御装置は
照明灯をON,OFF制御し、ON状態の照明灯の機器
認識範囲内でポインタを移動させることにより、制御装
置が照明灯の調光制御を行なうことができるようにす
る。
【0018】また、上記電気機器は空気調和機であっ
て、かつ視野もしくは制御対象範囲内の機器認識範囲以
外の領域に画像を投写するプロジェクタを設け、ポイン
タによって空気調和機を指示する毎に、制御装置は空気
調和機をON,OFF制御し、ポインタによって空気調
和機を指示するとともに、指示体の所定のリモコン操作
により、制御装置は、プロジェクタを制御することによ
り、空気調和機の操作パネルを視野内もしくは制御対象
範囲内に表示させ、空気調和機のリモートコントロール
を操作パネルで可能とするものである。
【0019】また、上記電気機器はテレビセットであっ
て、かつ視野もしくは制御対象範囲内の機器認識範囲以
外の領域に画像を投写するプロジェクタを設け、ポイン
タによってテレビセットを指示する毎に、制御装置はテ
レビセットをON,OFF制御し、ポインタによってテ
レビセットを指示するとともに、指示体の所定のリモコ
ン操作により、制御装置は、プロジェクタを制御するこ
とにより、テレビセットの操作パネルを視野内もしくは
制御対象範囲内に表示させ、テレビセットのリモートコ
ントロールを操作パネルで可能とするものである。
【0020】また、上記電気機器はテレビセットと冷蔵
庫とであって、ポインタによって冷蔵庫を指示すること
により、制御装置は冷蔵庫を指定状態に登録し、冷蔵庫
の指定が登録されている状態で、ポインタによってテレ
ビセットを指示するとともに、指示体の所定のリモコン
操作により、制御装置は、テレビセットを制御すること
により、テレビセットに冷蔵庫の収納状態を表示させる
ものである。
【0021】また、上記電気機器はテレビセットと冷蔵
庫と電子レンジであって、ポインタによって冷蔵庫と該
電子レンジを指示することにより、制御装置は冷蔵庫と
電子レンジとを指定状態に登録し、冷蔵庫と電子レンジ
との指定が登録されている状態で、ポインタによってテ
レビセットを指示するとともに、指示体の所定のリモコ
ン操作により、制御装置は、テレビセットを制御して、
テレビセットに冷蔵庫の収納品から可能な料理の情報を
表示させるようにする。
【0022】また、上記電気機器はテレビセットと冷蔵
庫と電子レンジであって、ポインタによって冷蔵庫と電
子レンジを指示することにより、制御装置は冷蔵庫と電
子レンジとを指定状態に登録し、冷蔵庫の指定が登録さ
れている状態で、ポインタによってテレビセットを指示
するとともに、指示体の所定のリモコン操作により、制
御装置は、テレビセットを制御することにより、テレビ
セットに冷蔵庫の収納状態を表示させ、テレビセットで
冷蔵庫の収納状態を表示した状態で、電子レンジとを指
定状態に登録することにより、テレビセットに冷蔵庫の
収納品から可能な料理の情報を表示させるようにする。
【0023】また、テレビセットの視野もしくは制御対
象範囲内の機器認識範囲以外の領域に画像を投写するプ
ロジェクタを設け、視野もしくは制御対象範囲内の機器
認識範囲以外の領域で、ポインタにより、枠を描くこと
により、制御装置がビデオカメラの出力から枠の位置を
検出し、プロジェクタを制御して枠内に画像を投写表示
させるようにする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明によるネットワーク・シ
ステム装置の一実施形態を示す構成図であって、1はビ
デオカメラ、2はプロジェクタ、3は制御ボックス、3
aはアンテナ、4はリモコン、5はレーザ光、6は制御
対象範囲、7はポインタ、8は冷蔵庫、9はテレビ受像
機(以下、TVセットという)、10は空気調和機(以
下、エアコンという)、11は照明灯、12は信号線で
ある。
【0025】同図において、いま、室内にこの実施形態
でリモートコントロールの制御対象となる電気機器が設
置されており、かかる電気機器を、図示するように、冷
蔵庫8やTVセット9,エアコン10,照明灯11,電
子レンジ(図示せず)といった電気製品とする。通常、
このような電気製品は室内の壁際に配置される。ここで
は、説明の都合上、これら電気製品8〜11はこの室内
の同じ壁側に配置されているものとする。また、この室
内には、ビデオカメラ1やプロジェクタ2が設置されて
いる。このビデオカメラ1は、その視野内に設定される
制御対象範囲6内にこれら電気製品8〜11の全てが含
まれるように、固定して設置されている。また、プロジ
ェクタ2は、この制御対象範囲6内に所定の画像を投写
するものである。
【0026】図2は設定された制御対象範囲6の一具体
例を摸式的に示したものであって、図示する全体はビデ
オカメラ1の視野内での室内の様子を示すものである。
上記の電気製品8〜11や電子レンジ13がこの室内の
一方の壁際に配置されており、ビデオカメラ1(図示せ
ず)は、少なくともその視野内に制御対象となるこれら
電気製品8〜11が全て含まれるような位置に設置され
る。そして、かかる視野内で、これら電気製品8〜1
1,13が全て含まれるように、制御対象範囲6が設定
される。
【0027】なお、以下では、ビデオカメラ1の視野を
制御対象範囲6とするが、勿論、ビデオカメラ1の視野
の範囲の一部を制御対象範囲6としてもよい。
【0028】図1において、この実施形態では、各電気
製品8〜11を制御対象として指示し、その制御対象と
して指示した電気製品をリモートコントロールするため
の指示体として、可視のレーザ光を出力するリモコン4
を使用するものとする。
【0029】リモコン4は、ユーザの操作のもとに、可
視のレーザビーム5を出力する。このレーザビーム5を
制御対象範囲6内に照射すると、この制御対象範囲6内
の壁の表面(図示せず)や電気商品8〜11などの表面
での照射点が可視的なポインタ7として現われ、このポ
インタ7がビデオカメラ1で撮像される。
【0030】制御ボックス3は、ビデオカメラ1やプロ
ジェクタ2,電気製品8〜11と信号線12によって接
続されており、ビデオカメラ1からその撮像出力が供給
されるとともに、プロジェクタ2や電気製品8〜11を
制御する。また、制御ボックス3は受信アンテナ3aを
備えており、リモコン4から無線送信される情報信号を
受信できるようにしている。
【0031】図3は図1における各部の機能と接続関係
を示すブロック図であって、3Aは制御部、3Bは受信
部、3Cは記憶部、3Dはネットワーク接続部、4Aは
操作部、4Bはレーザポインタ、4Cは無線送信部、1
4は電動雲台、15aはA/V機器、15bは家電機
器、15cは照明機器であり、図1に対応する部分には
同一符号を付けている。
【0032】同図において、ビデオカメラ1とプロジェ
クタ2とは電動雲台14上に固定されている。この電動
雲台14は、ビデオカメラ1やプロジェクタ2を室内に
取り付けるとき、その視野範囲を調整するときなどに使
用する。制御ボックス3は、制御部3Aや受信部3B,
記憶部3Cなどを内蔵している。この制御部3Aは、ネ
ットワーク接続部3Dを介して、図1に示したTVセッ
ト9やステレオコンポなどのA/V機器15a、図1に
示したエアコン10や冷蔵庫8,電子レンジ,電気洗濯
機などの家電機器15b、図1に示した照明灯11など
の照明機器15cなどの電気製品に接続されている。制
御ボックス3の受信部3Bは、アンテナ3a(図1)を
介してリモコン4からの送信信号を受信するものであ
り、制御部3Aはビデオカメラ1の出力信号や受信部3
Bからの受信信号に応じて、プロジェクタ2や各電気製
品15a〜15cのON/OFFを含む各種の制御をす
る。
【0033】リモコン4は、操作部4Aとレーザポイン
タ4Bと無線送信部4Cとを備えている。かかるリモコ
ン4の一具体例を図4によって説明する。但し、図4
(a)は上面図、図4(b)は側面図、図4(c)は正
面図、図4(d)は図4(b)の分断線B−Bから見た
横断面図、図(e)は図4(a)の分断線A−Aから見
た縦断面図であって、4a,4bは操作ボタン(なお、
これらを夫々Aボタン,Bボタンという)、4cは窓、
4d1,4d2はレーザ発生部、4e1,4e2はホログラ
ムフィルタ、4fは無線基板、4gは電池であり、図3
に対応する部分には同一符号を付けている。
【0034】図4(a)〜(c)において、リモコン4
の筐体の上面は、2つの操作ボタン、即ち、Aボタン4
aとBボタン4bとが設けられた操作部4Aをなし、ま
た、この筐体の正面には、各レーザビームを透過させる
窓4cが設けられている。
【0035】また、このリモコンの筐体内部では、図4
(d),(e)に示すように、レーザポインタ4Bと無線送
信部4Cと電源としての電池4gとが内蔵されている。
レーザポインタ4Bには、2つのレーザ発生部4d1
4d2と、これらレーザ発生部4d1,4d2に夫々対向
してホログラムフィルタ4e1,4e2が設けられてい
る。ホログラムフィルムは、これを通過するレーザ光に
よるポインタの視覚的形状を変化させる。レーザ発生部
4d1とホログラムフィルタ4e1,レーザ発生部4d2
とホログラムフィルタ4e2が夫々レーザポインタを構
成しており、従って、このリモコン4には、2つのレー
ザポインタが設けられていることにもなる。ここで、例
えば、ホログラムフィルタ4e1は●形状のポインタ7
を形成するものであり、ホログラムフィルタ4e2は☆
形状のポインタ7を形成するものである。また、これら
ホログラムフィルタ4e1,4e2によってレーザ光が拡
散されるので、レーザ光が目に当たっても、影響がな
く、安全なものとなる。
【0036】また、無線送信部4Cには、各種処理回路
や送信回路,送信アンテナ(以上、図示せず)が搭載さ
れた無線基板4fが設けられている。
【0037】ここで、Aボタン4aとBボタン4bと
は、2段押込み操作ができるように構成されており、以
下、1段目の操作を半押し操作といい、これよりもさら
に押し込む2段目の操作を全押し操作という。Aボタン
4aを半押し操作すると、レーザ発生部4d1で可視レ
ーザ光が発光し、Bボタン4bを半押し操作すると、レ
ーザ発生部4d2で可視レーザ光が発光する。レーザ発
生部4d1で発光した可視レーザ光は、ホログラムフィ
ルタ4e1を通過し、窓4cから外部に出射される。ま
た、レーザ発生部4d2で発光した可視レーザ光は、ホ
ログラムフィルタ4e2を通過し、窓4cから外部に出
射される。このように、Aボタン4a,Bボタン4bを
操作したときのレーザ光が通過するホログラムフィルタ
が異なり、これによって形成されるポインタ7の形状が
異なるので、ポインタ7の形状から、A,Bボタン4
a,4bのいずれを操作しているのかも容易に判別でき
る。また、Aボタン4a,Bボタン4bを全押し操作す
ると、無線送信部4cからこの全押しに応じた信号が無
線送信される。なお、Aボタン4a,Bボタン4bを全
押し操作するときには、また、レーザ発生部4d1,4
2から可視レーザ光が出力されることはいうまでもな
い。
【0038】図5はこの実施形態での信号の流れを示す
ブロック図であって、1aはバンドパスフィルタ、2a
はバンドカットフィルタ、4C1,4c2は無線送信
部、3bはUSB(Universal Serial Bus)キーボード
改、3cは制御用パソコン(パーソナルコンピュー
タ)、16a〜16dはリレー、17a,17bはキー
ボード改、18a,18bはGUI(Graphic User Int
erface)用パソコン、19はスキャンコンバータであ
り、前出図面に対応する部分には同一符号を付けて重複
する説明を省略する。
【0039】同図において、リモコン4では、Aボタン
4a,Bボタン4b毎に無線送信部4C1,4C2が設け
られており、これらAボタン4a,Bボタン4bを全押
し操作すると、これら無線送信部4C1,4C2から異な
る信号が送信される。無線送信部4C1,4C2から送信
される信号は、制御ボックス3において、アンテナ3a
から受信部3Bで受信され、USBキーボード改3bを
介して制御用パソコン3cに供給される。この制御用パ
ソコン3cは、図3における制御部3Aや記憶部3C,
ネットワーク接続部3Dなどを含むものである。
【0040】また、ビデオカメラ1には、ほぼリモコン
4で出力される可視のレーザ光の波長領域のみを通過さ
せるバンドパスフィルタ1aが着脱可能に取り付けられ
ており、このバンドパスフィルタ1aが取り付けられて
いるときには、図1で説明したように、リモコン4から
出力されて電気製品や壁の面などで反射された可視のレ
ーザ光がビデオカメラ1の撮像面に入射される。このビ
デオカメラ1から出力される映像信号は、制御ボックス
3の制御部3Aに供給される。
【0041】制御ボックス3の制御用パソコン3cは、
上記のリモコン4からの信号とビデオカメラ1からの映
像信号とに基づいて、プロジェクタ2や電気製品8〜1
1,13を制御する。この制御は、電気製品9〜11,
13のON/OFFを含む各種の制御を行なうものであ
り、また、この制御のために、プロジェクタ2を制御し
て電気製品9〜11,13の操作画面を制御対象とする
電気製品の表面や壁の表面などに表示させることができ
る。また、冷蔵庫8の収納品をTVセット9に表示さ
せ、その中身をユーザが確認できるようにすることもで
きるし、インターネットなどを利用することにより、現
在の収納品から可能な食品に関する情報なども取得して
表示させるようにすることもできる。
【0042】以下、以上のようなことについて説明する
が、まず、制御対象となる電気製品を指定しなければな
らないが、この実施形態でのその方法について説明す
る。
【0043】図1〜図5において、制御対象となる電気
製品の指定は、リモコン4から発生される可視のレーザ
光5のポインタ7をビデオカメラ1の出力から検出する
ことによって行なわれる。そこで、かかる指定に際して
は(即ち、この実施形態の使用状態では)、図5に示す
ように、ビデオカメラ1にバンドパスフィルタ1aが図
示しないカメラレンズ取り付けられており、レーザ光5
のみを撮像面に入射するようにして、ビデオカメラ1の
視野内の他の被写体像はカットするようにする。そし
て、制御ボックス3の制御用パソコン3cは、ビデオカ
メラ1からのかかる映像信号からレーザ光5の受光画像
を検出し、この受光画像位置が図2に示す制御対象範囲
6内のどの位置にあるか、即ち、この制御対象範囲6に
設定した座標系での座標位置を検出し、この制御対象範
囲6でのどの電気製品8〜11,13に設定されている
座標位置に対応するかを判定することにより、このレー
ザ光によって指定される電気製品を特定するものであ
る。
【0044】このために、図6(a)に示すようなビデ
オカメラ1の視野内での様子に対し(図2と同じ)、図
6(b)に示すように、ビデオカメラ1の視野20のX
Y座標系での制御対象範囲6の座標位置、及びこの制御
対象範囲6内のxy座標系での制御対象となる電気製品
8〜11,13の領域(以下、機器認識範囲という)の
座標位置が予め求めておき、得られたかかる情報を制御
ボックス3の記憶部3c(図3)に記憶しておく。な
お、図6(b)において、AR8は冷蔵庫8に対して設定
された機器認識範囲であり、同様に、AR9,AR10
AR11,AR13は夫々TVセット9,エアコン10,照
明灯11,電子レンジ13に対して設定された機器認識
範囲である。従って、ビデオカメラ1で検出されたポイ
ンタ7が冷蔵庫8を指しているときには、図6(b)に
おいては、制御対象範囲6内でのこのポインタ7に対す
る画像の位置(以下、ポイント位置という)は冷蔵庫8
の機器認識範囲AR8内に含まれることになる。そし
て、これにより、制御用パソコン3cは、レーザ光によ
ってこの冷蔵庫8が指定された(これをポインタによっ
て指定された、という。以下同様)ものと判定する。他
の電気製品の指定も、これと同様である。
【0045】なお、ここでは、機器認識範囲としては、
電気製品が実際に占める範囲を含み、この範囲よりも若
干大きめの矩形状として示しているが、これに限るもの
ではなく、電気製品が実際に占める範囲そのものを表わ
すなど、他の形状で表わすようにしてもよい。
【0046】ビデオカメラ1の視野内での制御対象範囲
6の設定や、この制御対象範囲6内での各電気製品の機
器認識範囲の設定は、後述するように、リモコン4の操
作と制御ボックス3の操作とによって行なうことができ
るが、専用機器(パソコン)を用いて行なうこともでき
る。この場合には、バンドパスフィルタ1aをカメラレ
ンズから取り外して状態でビデオカメラ1から得られる
映像信号をパソコンに供給し、その画面表示しながら処
理することにより、行なうことができ、これによって得
られる図6(b)に示すようなビデオカメラ1の視野2
0に対する各電気製品の機器認識範囲の位置関係を示す
データ(以下、機器認識範囲の配置情報という)を制御
ボックス3に供給して、その記憶部3cに記憶すればよ
い。
【0047】図7は図5における制御パソコン3cでの
制御部3と記憶部3Cの機能構成を示す図であって、3
1はポインタ抽出部、3A2はポインタ位置計算部、3
3は操作内容判別部、3A4は制御信号決定部、3A5
は制御コード決定部、3C1はキャリブレータデータ、
3C2は機器認識範囲データベース、3C3は機器状態デ
ータベース、3C4は機器制御データベースである。
【0048】同図において、記憶部3Cでは、ビデオカ
メラ1の視野の変動を補正するための座標変換、即ち、
カメラ座標系から正しい座標系(システム座標系)に変
換するための変換テーブルがキャリブレーションデータ
3C1として記憶されている。制御部3Aでは、レンズ
部にバンドパスフィルタ1aが取り付けられたビデオカ
メラ1からの取得カメラ映像があると、ポインタ抽出部
3A1でこの映像からポインタ7(図1)の映像を抽出
し、カメラ座標系でのその位置を求める。このポインタ
位置は、ポインタ位置計算部A2により、記憶部3Cで
のキャリブレーションデータ3C1を用いて、システム
座標系での座標位置に変換される。
【0049】記憶部3Cには、図6(b)に示す制御対
象範囲6での各機器認識範囲AR8〜AR11,AR13
配置関係がxy座標系で表わされる上記の機器認識範囲
の配置情報が、機器認識範囲データベース3C2とし
て、記憶されている。制御部3Aでは、操作内容判別部
3A3において、ポインタ位置計算部3A2で得られたシ
ステム座標系(xy座標系)で表わされるポインタ位置
が、この機器認識範囲データベース3C2をもとに、ど
の機器認識範囲内に含まれるか判定される。これによ
り、図1において、ユーザがリモコン4によるポインタ
7で指し示す電気製品が判明する。
【0050】図7において、記憶部3Cには、制御対象
範囲6内の各電気製品8〜11,13のON/OFF状
態を表わす状態変数やその他の状態を表わす詳細設定値
などが、機器状態データベース3C3として、記憶され
ている。かかる機器状態データベース3C3の一具体例
を図8に示す。ここで、Li,Ai,Teを夫々照明灯
11,エアコン10,TVセット9のON/OFFを示
す状態変数とし、Re,Miを夫々冷蔵庫8,電子レン
ジ13の指定の有無を示す状態変数とする。電子レンジ
13や冷蔵庫8の指定とは、電子レンジ13や冷蔵庫8
の内部状態をTVセット9に表示させるために指定する
ものであり(この場合、かかる指定には、TVセット9
も指定することが必要)、例えば、電子レンジ13を後
述するように指定すると、この電子レンジ13の内部の
状態がTVセット9で表示されるものである。
【0051】そこで、上記のxy座標系でのポインタ位
置の検出とともに、リモコン4からボタン操作による信
号が受信部3B(図3)で受信されると、操作内容判別
部3A3では、また、この受信信号と検出したポインタ
位置とから、リモコン4の操作内容が判別され、その判
別結果が制御信号決定部3A4に供給される。
【0052】そこで、制御信号決定部3A4では、操作
内容判別部3A3で判別した機器認識範囲の電気製品が
どのような状態にあるかを機器状態データベース3C3
を用いて検出し、この検出結果と上記の判別したリモコ
ン4の操作内容とから、この電気製品に対する制御信号
を決定する。例えば、この受信信号がエアコン10をO
N状態にするための指令信号とすると、制御信号決定部
3A4は、機器状態データベース3C3から、この受信信
号がエアコン10の状態変数の信号であること、現在こ
のエアコン10がOFF状態にあることなどを検出し、
エアコン10をON状態にする制御信号を決定する。
【0053】記憶部3Cには、各電気製品毎に、制御の
種類に応じたコード(制御コード)を設定した機器制御
データベース3C4が記憶されている。制御コード決定
部3A5は、この機器制御データベース3C4に基づい
て、制御信号決定部3A4で決定された制御信号をこれ
に対する制御コードに変換し、接続機器である制御対象
の電気製品に送る。
【0054】次に、リモコン4の操作に伴うこの実施形
態の動作について説明する。図9はかかる動作のメイン
ルーチンを示すフローチャートである。
【0055】図5及び図9において、いま、例えば、こ
の実施形態が設置されている部屋の入口などに設けられ
ている図示しないメインスイッチをONすると、制御ボ
ックス3やビデオカメラ1で電源が投入され、これらが
動作状態になる(ステップ100)。
【0056】そして、制御ボックス3の制御用パソコン
3cは、その記憶部3Cでの機器状態データベース3C
3(図7)での各電気製品8〜11,13の状態変数を
OFFに初期設定するとともに、リレー16a〜16d
をOFFにしてこれら電気製品8〜11,13をOFF
状態に初期設定するとともに、電子レンジ13や冷蔵庫
8を指定されていない状態とする(ステップ101)。
【0057】次に、キャリブレーションが必要かどうか
を判定する(ステップ102)。必要がなければ、ステ
ップ104に進み、必要であれば、キャリブレーション
を行ない(ステップ103)、ステップ104に進む。
キャリブレーションを必要とするかどうかを決める情報
は予め制御用パソコン3Cに設定されており、設定され
ていれば、ステップ101の初期化後、必ずステップ1
03に進み、設定されていなければ、ステップ103に
進まずにステップ104に進む。
【0058】図10はステップ103の処理の一具体例
を示すフローチャートである。このキャリブレーション
には、振動などの何らかの原因により、ビデオカメラ1
の視野が変動した場合の補正(視野キャリブレーショ
ン)と、機器認識範囲の設定とがある。
【0059】図10(a)において、まず、視野キャリ
ブレーションが必要かどうかを判定する(ステップ20
0)。このために、プロジェクタ2で、図10(b)に
示すように、リモコン4からの可視レーザ光と同色の基
準枠21を投影し、これをバンドパスフィルタ1aがレ
ンズ系に取り付けられたビデオカメラ1で撮像し、その
映像信号を制御ボックス3の制御用パソコン3cに供給
する。制御用パソコン3cでは、この映像信号からこの
基準枠21の部分を抽出し、ビデオカメラ1の視野20
でのこの基準枠21の位置を求める。一方、制御ボック
ス3の記憶部3Cには、この視野20でのこの基準枠2
1の正確な位置情報が格納されており、この位置情報と
映像信号から得られた基準枠21の求めた位置とを比較
する。そして、図10(a)において、これらが一致し
ている場合には、視野キャリブレーションは必要ないと
して(ステップ200)、ステップ202に進み、これ
らが一致しない場合には、視野キャリブレーションは必
要として(ステップ200)、ステップ201に進む。
このステップ201では、制御ボックス3が基準枠21
を格納されている位置情報による位置に一致させるため
の位置補正情報を算出し、記憶部3Cにキャリブレータ
データ3C1、従って、変換テーブルを修正する。
【0060】視野キャリブレーションが終了すると、機
器認識範囲の設定が必要か否かを判断する(ステップ2
02)。そして、新たに電気製品を追加したり、電気製
品を移動させたりしたときには、その機器認識範囲の設
定を行なうものである(ステップ203)。
【0061】新たに設置された電気製品がなければ、ス
テップ204に進むが、例えば、図10(b)に示すよ
うに、電子レンジ13が新たに追加され、これについて
もユーザがこのシステムによるリモートコントロールが
できるようにしたい場合には、制御ボックス3のUSB
キーボード3b(図5)とリモコン4とを用いてユーザ
がそのための操作をすると、図10(a)において、ス
テップ204からステップ203に戻り、この電子レン
ジ13に対する機器認識範囲の設定をすることができ
る。
【0062】即ち、制御ボックス3において、まず、U
SBキーボード3bを操作して機器認識範囲の設定モー
ドに設定し、リモコン4を操作してレーザ光5により、
電子レンジ13の回りにそれを含む軌跡を描く。この軌
跡はビデオカメラ1で撮像され、制御用パソコン3cが
このビデオカメラ1の出力から軌跡の画像を抽出してそ
の軌跡に概略応じた矩形状の領域をこの電子レンジ13
の機器判定領域AR13として記憶部3Cに、図7で説明
したように、機器認識範囲データベース3C2に追加登
録する。これにより、図10(c)に示すように、電子
レンジ13に対する機器認識範囲AR13が設定されるこ
とになる。また、この電子レンジ13に対するリモート
コントロールのための制御信号やかかる制御信号とリモ
コン4の操作との関係は、例えば、USBキーボード3
bから入力するようにし、かかる入力情報は、図7で説
明したように、記憶部3Cに登録される。かかる登録が
終わると、USBキーボード3bで設定終了操作するこ
とにより、この電子レンジ13に対する機器認識範囲の
設定処理(図10のステップ203)が終了し、ステッ
プ204に進む。
【0063】先に、機器認識範囲の設定専用のパソコン
を用いて各電気製品の機器認識範囲の設定方法について
説明したが、これに限らず、上記のように、リモコン4
と制御ボックス3の操作とにより、各電気製品8〜11
の機器認識範囲の設定を行なうこともできる。
【0064】図9に戻って、ステップ104では、上記
のメインスイッチをOFFしてシステムを停止しない限
り、そのままの状態が保持され、制御ボックス3はその
状態でビデオカメラ1からの映像信号を取得している
が、ポインタ7の位置が検出されると(即ち、ポインタ
7によって電気製品8〜11,13などの指示が行なわ
れると:ステップ105)、A,Bボタン4a,4bの
全押しによるリモコン4からの受信信号の有無を検出す
る(ステップ106)。そして、この受信信号が得られ
ると、ステップ107に進む。
【0065】ステップ107では、制御対象範囲6での
ポインタ7の位置とリモコン4でのA,Bボタン4a,
4bの全押しの操作の仕方(シングルクリックとダブル
クリック)に応じて、次のような動作が行なわれる。
【0066】〔照明灯11のリモートコントロール〕 図9のステップ107の;即ち、ポインタ7が照明灯
11の機器認識範囲AR11(図6(b))内にあり、リ
モコン4でAボタン4aがシングルクリックされた場
合:これは、図11に示す動作が行なわれる場合であ
り、この場合には、図12に示すフローチャートに従う
制御が行なわれる。
【0067】即ち、図11(a)に示すように、ユーザ
がリモコン4のAボタン4aを半押ししてレーザ光を出
力させ、これを照明灯11に向けてポインタ7を照明灯
11に直接またはその近傍に当て、さらに、図11
(b)に示すように、リモコン4のAボタン4aを1回
全押ししてシングルクリックした場合であって、制御ボ
ックス3の制御用パソコン3cは、ビデオカメラ1の出
力からこのポインタ7が照明灯11の機器認識範囲AR
11内にあることを検出すると、図12において、記憶部
3C(図7)での機器状態データベース3C3をもと
に、照明灯11の状態変数Liを確認し(ステップ30
0)、Li=ONであるときには、現在照明灯11は点
灯しているとして、照明灯11にこれを消灯するための
制御信号を送り、リレー16b(図5)を作動させて照
明灯11を消灯させる。これとともに、機器状態データ
ベース3C3での上記状態変数LiをOFFにする(ス
テップ301)。現在照明灯11が消灯しているときに
は(ステップ300でLi≠ON)、同様にして、照明
灯11を点灯させ、機器状態データベース3C3での上
記状態変数LiをONにする(ステップ302)。
【0068】このように、ポインタ7で照明灯11を指
定し、リモコン4のAボタン4aをシングルクリックす
る毎に、照明灯11が点灯,消灯を繰り替す。
【0069】図9のステップ107の;即ち、ポイン
タ7が照明灯11の機器認識範囲AR11(図6(b))
内にあり、リモコン4でAボタン4aがダブルクリック
された場合:これは、図13に示す動作が行なわれる場
合であり、この場合には、図14に示すフローチャート
に従う制御が行なわれる。
【0070】即ち、ユーザがリモコン4のAボタン4a
を半押ししてレーザ光を出力させ、これを照明灯11に
向けてポインタ7を照明灯11に直接またはその近傍に
当て、図13に示すように、リモコン4のAボタン4a
をダブルクリックすると、制御用パソコン3cは、その
ときのポインタ7の制御対象領域6での座標位置(x
0,y0)を検出し、これが照明灯11の機器認識範囲
AR11内にあれば、このポインタ7の座標位置(x0,
y0)を、基準位置として、記憶部3Cに記憶させる
(図14のステップ400)。そして、機器状態データ
ベース3C3(図7)でのこの照明灯11の状態変数L
iがONであれば(即ち、照明灯11が点灯していれ
ば:図14のステップ401)、そのままステップ40
3に進んで調光モードに入るが、この状態変数LiがO
FFであれば(即ち、照明灯11が消灯していれば:図
14のステップ401)、制御用パソコン3cはリレー
16b(図5)を作動させて照明灯11を点灯させ(図
14のステップ402)、図14のステップ403に進
む。
【0071】調光モードに入ると(図14のステップ4
03)、制御用パソコン3cは、ビデオカメラ1で撮像
するポインタ7の高さ変化を観測する。いま、図13
(b)に示すように、ユーザがリモコン4を上記のダブ
ルクリックしたときよりも上向きにし、ポインタ7をA
ボタン4aのダブルクリック時の基準位置(x0,y
0)よりも高くしたときには、制御用パソコン3cは、
これを検出すると(図14のステップ404)、照明灯
11の明るさを1ランク増すように制御する。この基準
位置(x0,y0)よりも高いところでポインタ7を高
さ方向に繰り返し振ることにより、その振り動作を行な
う毎に最大明るさになるまで一定の割合で増光させる
(図14のステップ405)。また、図13(c)に示
すように、逆に、基準位置(x0,y0)よりも低いと
ころでポインタ7を高さ方向に繰り返し振ることにより
(図14のステップ404)、その振り動作を行なう毎
に最小明るさになるまで一定の割合で減光させる(図1
4のステップ406)。
【0072】ポインタ7が2秒以上消えなければ(図1
4のステップ407)、ステップ403からのかかる調
光モードが継続し、図13(d)に示すように、ポイン
タ7が2秒以上消え続けると、図9でのステップ104
に戻る。
【0073】なお、以上のような調光モードでは、図7
において、操作内容判別部3A3において、Aボタン4
aの無線部ボタン操作入力とポインタ位置計算部3A2
で検出されるポタンタ7の位置変化をもとに、上記の調
光制御信号が形成されるのである。
【0074】以上のように、ソファなどに座った状態
で、ユーザは照明灯11のON,OFFや調光モード
(明るさ)の設定を行なうことができ、しかも、可視の
レーザ光で制御対象となる照明灯11の周りで指示操作
をすることにより、かかる設定を行なうことができるも
のであるから、操作がし易く、しかも、間違いのない操
作を行なうことができる。
【0075】〔エアコン10のリモートコントロール〕 図9のステップ107の;即ち、ポインタ7がエアコ
ン10の機器認識範囲AR10(図6(b))内にあり、
リモコン4でAボタン4aがシングルクリックされた場
合:この場合には、図15に示すフローチャートに従う
制御が行なわれる。
【0076】即ち、図16(a)に示すように、ユーザ
がリモコン4のAボタン4aを半押ししてレーザ光を出
力させ、これをエアコン10に向けてポインタ7をエア
コン10に当て、さらに、リモコン4のAボタン4aを
1回全押ししてシングルクリックした場合であって、制
御ボックス3の制御用パソコン3cは、ビデオカメラ1
の出力からこのポインタ7がエアコン10の機器認識範
囲AR10内にあることを検出すると、図15において、
制御ボックス3の制御用パソコン3cは、記憶部3C
(図7)での機器状態データベース3C3をもとに、エ
アコン10の状態変数Aiを確認し(ステップ50
0)、Ai=ONであるときには、現在エアコン10は
ONしているとして、エアコン10に制御信号を送り、
リレー16a(図5)を作動させてエアコン10を停止
させる。これとともに、機器状態データベース3C3
の上記状態変数AiをOFFにする(ステップ50
1)。現在エアコン10が停止しているときには(ステ
ップ500でAi≠ON)、同様にして、エアコン10
をONさせ、機器状態データベース3C3での上記状態
変数AiをONにする(ステップ502)。
【0077】このように、ポインタ7でエアコン10を
指定し、リモコン4のAボタン4aをシングルクリック
する毎に、エアコン10が起動,停止を繰り替す。
【0078】図9のステップ107の;即ち、ポイン
タ7がエアコン10の機器認識範囲AR10(図6
(b))内にあり、リモコン4でAボタン4aがダブル
クリックされた場合:これは、図16に示す動作が行な
われる場合であり、この場合には、図17に示すフロー
チャートに従う制御が行なわれる。
【0079】即ち、図16(a)に示すように、ユーザ
がリモコン4のAボタン4aを半押ししてレーザ光を出
力させ、これをエアコン10に向けてポインタ7をエア
コン10に当て、図16(b)に示すように、リモコン
4のAボタン4aをダブルクリックすると、制御用パソ
コン3cは、そのときのポインタ7の制御対象領域6で
の座標位置がエアコン10の機器認識範囲AR10内にあ
ることを検出し、機器状態データベース3C3(図7)
でのこのエアコン10の状態変数AiがONであれば
(即ち、エアコン10がONしていれば:図17のステ
ップ600)、そのまま図17のステップ602に進む
が、この状態変数AiがOFFであれば(即ち、エアコ
ン10が停止していれば)、制御用パソコン3cはリレ
ー16a(図5)を作動させてエアコン10を動作させ
て機器状態データベース3C3での状態変数AiをON
にし(図17のステップ601)、ステップ602に進
む。
【0080】ステップ602では、図16(b)に示す
ように、制御用パソコン3cが記憶部3Cから図12
(c)に示すようなエアコンの操作パネル22の画像を
読み取ってプロジェクタ2に供給し、これを、図16
(c)に示すように、表示させる。かかる操作パネル2
2の表示は、プロジェクタ2(図1)により行なわれる
が、この操作パネル22には、レーザ光と同色の部分は
含まれていない。従って、バンドパスフィルタ1aが取
り付けられたビデオカメラ1の撮像画面には、この操作
パネル22の画像は現われない。
【0081】この操作パネル22には、図16(f)に
示すように、「風量」,「温度」,「タイマー」,「運
転」といった設定項目のアイコン22aが左右方向に配
列され、これらアイコン22a毎に、それらの上側に
「△」マーク22bが、下側に「▽」マーク22cが夫
々設けられている。この操作パネル22が、図16
(g)に示すように、エアコン10の近傍の壁23の面
に表示される。これら設定項目のアイコン22aと
「△」,「▽」マーク22b,22cとをポインタ7で
指示することにより、選択した設定項目について、エア
コン10の動作を制御することができる。
【0082】例えば、タイマ設定を行なう場合、図16
(c)に示すように、ポインタ7を「タイマ」のアイコ
ン22aに合わせると、この「タイマー」の設定項目が
選択されたことになり(図17のステップ603)、次
に、温度を高める場合には、図16(d)に示すよう
に、ポインタ7を「タイマー」のアイコン22aの上側
の「△」マーク22bに合わせてそのままの状態にして
おくと、所定時間毎に、例えば、1分ずつ設定時間が長
くなる(図17のステップ605)。また、タイマの設
定時間を短くする場合には、ポインタ7を「タイマー」
のアイコン22aの下側の「▽」マーク22cに合わせ
ることにより、例えば、1分ずつ設定時間が短くなる
(図17のステップ606)。
【0083】以上の動作後、ステップ603に戻って他
の設定項目についての制御を行なうことができるが、図
16(e)に示すように、ポインタ7を操作パネル22
上のどこかの位置に設定してAボタン4aをダブルクリ
ックすると(図17のステップ607)、エアコン10
に対する設定制御が終わって図9のステップ104に戻
る。
【0084】以上のようにして、ソファなどに座った状
態で、ユーザはエアコン10のON,OFFや所望操作
事項の設定を行なうことができ、しかも、可視のレーザ
光で制御対象となるエアコン10や壁に拡大表示された
その操作パネル22を指示することにより、かかる設定
を行なうことができるものであるから、操作がし易く、
しかも、間違いのない操作を行なうことができる。
【0085】〔TVセット9のリモートコントロール〕 図9のステップ107の;即ち、ポインタ7がTVセ
ット9の機器認識範囲AR9(図6(b))内にあり、
リモコン4でAボタン4aがシングルクリックされた場
合:この場合には、図18に示すフローチャートに従う
制御が行なわれる。
【0086】即ち、ユーザがリモコン4のAボタン4a
を半押ししてレーザ光を出力させ、これをTVセット9
に向けてポインタ7をTVセット9に当て、さらに、リ
モコン4のAボタン4aを1回全押ししてシングルクリ
ックした場合であって、制御ボックス3の制御用パソコ
ン3cは、ビデオカメラ1の出力からこのポインタ7が
TVセット9の機器認識範囲AR9内にあることを検出
すると、制御ボックス3の制御用パソコン3cは、記憶
部3C(図7)での機器状態データベース3C3をもと
に、TVセット9の状態変数Teを確認し(図18のス
テップ700)、Te=ONであるときには、現在TV
セット9はONしているとして、TVセット9に制御信
号を送り、リレー16d(図5)を作動させてTVセッ
ト9を停止させる。これとともに、機器状態データベー
ス3C3での上記状態変数TeをOFFにする(ステッ
プ701)。現在TVセット9が停止しているときには
(図18のステップ700でTe≠ON)、同様にし
て、TVセット9をONさせ、機器状態データベース3
3での上記状態変数TeをONにする(図18のステ
ップ702)。
【0087】このように、ポインタ7でTVセット9を
指定し、リモコン4のAボタン4aをシングルクリック
する毎に、TVセット9が起動,停止を繰り替す。
【0088】ここで、TVセット9がON状態にあると
き、ポインタ7をTVセット9に当てAボタン4aをダ
ブルクリックすることにより、エアコン10の場合と同
様、TVセット9の操作パネルが表示され、チャンネ
ル,音量などの設定項目を変更することができる。この
操作パネルの表示場所としては、TVセット9の近くの
壁の面上としてもよいし、あるいはまた、番組などが表
示されているTVセット9の表示画面で表示される番組
と重ねて表示するようにしてもよい。この表示される操
作パネルにボタンタ7を当ててAボタンをダブルクリッ
クすると、この操作パネルの表示が消える。
【0089】図9のステップ107の;即ち、ポイン
タ7がTVセット9の機器認識範囲AR9(図6
(b))内にあり、リモコン4でAボタン4aがダブル
クリックされた場合:この場合には、図19に示すフロ
ーチャートに従ってTVセット9の制御が行なわれるの
である。
【0090】即ち、ユーザがリモコン4のAボタン4a
を半押ししてレーザ光を出力させ、これをTVセット9
に向けてポインタ7をTVセット9に当て、リモコン4
のAボタン4aをダブルクリックすると、制御用パソコ
ン3cは、そのときのポインタ7の制御対象領域6での
座標位置がTVセット9の機器認識範囲AR9内にある
ことを検出し、即ち、機器状態データベース3C3(図
7)でのこのTVセット9の状態変数TeがONであれ
ば(即ち、TVセット9がONしていれば:ステップ8
00)、そのままステップ802に進むが、この状態変
数TeがOFFであれば(即ち、TVセット9が停止し
ていれば)、制御用パソコン3cはリレー16d(図
5)を作動させてTVセット9をONとし、ステップ8
02に進む。
【0091】このとき、冷蔵庫8も電子レンジ13も指
定されていないときには、上記のように、TVセット9
の操作パネルの表示が行なわれ、さらに、同様の状態で
リモコン4のAボタン4aをダブルクリットすると、ス
テップ802,804を通って図9でのステップ104
に戻り、TVセット9はON状態に保持されるだけであ
る。
【0092】ここで、図9におけるステップ105〜1
07において、 ステップ107の;即ち、ポインタ7が冷蔵庫8の機
器認識範囲AR8(図6(b))内にあり、リモコン4
でBボタン4b(図4)が全押しによってシングルクリ
ックされた場合には、図20に示すように、冷蔵庫8が
指定されたことになり、制御ボックス3の記憶部3Cに
おける機器状態データベース3C3での冷蔵庫8に対す
る状態変数ReはONとなる。これにより、冷蔵庫8は
指定されている状態になっていることを示している。
【0093】同様にして、 ステップ107の;即ち、ポインタ7が電子レンジ1
3の機器認識範囲AR13(図6(b))内にあり、リモ
コン4でBボタン4b(図4)が全押しによってシング
ルクリックされた場合には、図15に示すように、電子
レンジ13が指定されたことになり、制御ボックス3の
記憶部3Cにおける機器状態データベース3C3での電
子レンジ13に対する状態変数MiはONとなる。これ
により、電子レンジ13が指定されている状態になって
いることを示している。
【0094】そこで、図22(a)に示すように、ポイ
ンタ7で冷蔵庫8を指示してリモコン4のBボタン4b
をシングルクロックして冷蔵庫8を指定した状態とし、
次いで、図22(b)に示すように、ポインタ7をTV
セット9に当ててリモコン4でAボタン4aをダブルク
リックすると、図19において、TVセット9がONし
ているときには(ステップ800)、あるいはまた、T
Vセット9をON状態にすると(ステップ801)、制
御用パソコン3cは、記憶部3Cの機器状態データベー
ス3C3での状態変数Re,Miから、冷蔵庫8や電子
レンジ13の指定の有無を検出する。このときには、R
e=ON,Mi=OFFであって、冷蔵庫8のみが指定
されている。
【0095】ここで、図9の初期状態設定時(ステップ
101)、冷蔵庫8内の情報(これに収納されている料
理の材料となる飲食品のリストなど)が制御ボックス3
によって読み取られ、記憶部3Cに記憶されている。ま
た、この冷蔵庫8には、例えば、収納品を登録する手段
が設けられており、ユーザが冷蔵庫で料理の材料となる
飲食品を出し入れするとき、この材料の品名を登録す
る。かかる登録手段としては、キーボードのような入力
手段とし、ユーザが材料を出し入れするとき、その品名
を入力するようにしてもよいし、また、バーコードセン
サを設け、購入した商品に付されている品名のバーコー
ドを読み取るようにしてもよい。
【0096】冷蔵庫8には、飲食品の出し入れを管理す
る手段が設けられており、この管理手段は、飲食品の出
し入れがあると、その収納品リストを修正する。
【0097】図19に戻って、図22(a)に示すユー
ザの操作で冷蔵庫8のみが指定されているときには、R
e=ON,Mi=OFFであるから(ステップ80
2)、図22(b)に示すように、ポインタ7をTVセ
ット9に当ててリモコン4でAボタン4aをダブルクリ
ックすると、制御用パソコン3cは、記憶部3Cから冷
蔵庫8内の情報を読み取り、図23(a)に示すように
放送番組24の表示状態にあるTVセット9を、図23
(b)に示すように、冷蔵庫8内の情報25を表示さし
た状態にする。そして、これとともに、制御用パソコン
3cでは、記憶部3Cの機器状態データベース3C3
おける冷蔵庫8指定の状態変数ReがOFFに初期化さ
れる(図19のステップ803)。
【0098】このようにして、TVセット9で冷蔵庫8
の収納品をユーザは知ることができるのである。
【0099】また、図24(a)に示すように、図22
(a)と同様の操作によって冷蔵庫8を指定し、さら
に、図24(b)に示すように、電子レンジ13につい
ても、リモコン4のBボタン4bをシングルクリックし
て指定し、しかる後、図24(c)に示すように、図2
2(b)と同様のTVセット9に対してAボタン4aの
ダブルクロックをすると、Re=ON,Mi=ONであ
って、冷蔵庫8と電子レンジ13とが指定されているこ
とになり(図19のステップ804)、現在の冷蔵庫8
に収納されている飲食品を用いて可能な料理が、例え
ば、これまでの料理番組の記録やインターネットなどを
用いて検索され、図23(c)に示すように、その料理
に関する検索情報26がTVセット9に表示される。そ
して、制御用パソコン3cは、記憶部3Cの機器状態デ
ータベース3C3での冷蔵庫8や電子レンジ13指定の
状態変数Re,MiをOFFに初期化する(図19のス
テップ805)。
【0100】なお、ポインタ7がTVセット9の機器認
識範囲AR9(図6(b))内にあって、リモコン4で
Aボタン4aがダブルクリックされたときに、冷蔵庫8
ばかりでなく、既に電子レンジ13も指定されていると
きには、ステップ802,804を経て、図23(c)
に示すように、直ちに料理に関する情報26も表示され
ることになるが、図23(b)に示すように、上記のよ
うにして冷蔵庫8の収納情報25が表示されている状態
(図19でのステップ803)で、図24(b)に示す
ように、電子レンジ13を指定したときには、図19に
おいて、ステップ803からステップ804を経てステ
ップ805に進み、TVセット9では、図23(c)に
示す料理に関する情報26が表示された状態となる。
【0101】また、図23(b)に示す冷蔵庫8内での
収納飲食品のリストの表示状態(図19でのステップ8
03)、あるいは図23(c)に示す料理情報の表示状
態(図19のステップ805)にあるときに、ポインタ
7をTVセット9に合わせてリモコン4でAボタン4a
がダブルクリックされると、図9のステップ104に戻
る。
【0102】〔その他の表示〕 図9のステップ107の;即ち、ポインタ7を制御対
象範囲6での機器認識範囲AR8〜AR11,AR13以外
の領域内に置き、リモコン4でAボタン4aがダブルク
リックされた場合:この場合には、図25に示すフロー
チャートに従う制御が行なわれる。
【0103】即ち、ポインタ7で制御対象範囲6での機
器認識範囲AR8〜AR11,AR13以外の部分を指示
し、リモコン4でAボタン4aがダブルクリックする
と、制御用パソコン3cは記憶部3Cから図26(a)
に示すような部屋プロパティ(属性)情報27を読み取
り、プロジェクタ2に供給する。プロジェクタ2は、こ
の情報の画像27を、図26(b)に示すように、壁面
23の所定の場所に投影表示する。この部屋プロパティ
としては、例えば、部屋毎の戸締まり状況,電気の使用
状態,電子メールの着信などの情報,家族の様子などで
あって、各部の監視装置などから制御用パソコン3cに
採り込まれて、記憶部3Cに部屋プロパティ情報27と
して記憶されている(図25のステップ1100)。
【0104】かかる表示状態でAボタン4aを再度ダブ
ルクリックすると、この表示が終了して図9のステップ
104に戻る(図25のステップ1104)。
【0105】図26(a)に示す部屋プロパティ情報2
7では、「TV番組表示」,「気象表示」,「セキュリ
ティチェック表示」,「部屋プロパティ表示」などの項
目を選択するためのメニューも表示される。そして、図
26(b)に示す状態で、その事項の1つ(ここでは、
一例として、「TV番組表示」とする)をポインタ7で
指示してAボタン4aをシングルクリックすることによ
って選択し(図25でのステップ1101)、さらに、
図27(a)に示すように、Aボタン4aを半押ししな
がら、壁23の所定の場所にポインタ7の軌跡28を描
き、このAボタン4aをシングルクリックすると(図2
5のステップ1102)、その描いた軌跡28に近似し
た矩形状の領域29が設定され、この領域29内で、図
27(b)、従って、図26(c)に示すように、プロ
ジェクタ2により、所定のチャンネルのテレビ番組が投
写表示される。このテレビ番組は別途設けられたテレビ
受信機によって受信されるものであって、その受信映像
信号が制御用パソコン3cの制御のもとにプロジェクタ
2に供給される。また、この領域29には、操作パネル
(図示せず)も表示され、ポインタ7で選択してAボタ
ン4aをシングルクリック操作することにより、受信チ
ャンネルや音量などを変えることができる(ステップ1
103)。
【0106】このようなテレビ番組の表示状態で、壁面
23にポインタ7を設定した状態でAボタン4aをダブ
ルクリックすると、この表示が終了して図9のステップ
104に戻る。
【0107】このようにして、この実施形態では、壁2
3の面での簡単なポインタ操作により、所望の情報を表
示させることができる。
【0108】図9において、リモコン4で操作がなされ
ず、室内が制御中の状態にないときには、ステップ10
4の状態にあるが、かかる状態で上記のメインスイッチ
などの操作により、この実施形態のシステムを停止状態
にすると、各電機製品は初期状態に戻される(ステップ
108)。
【0109】以上のように、この実施形態では、ポイン
タ7を制御対象となる電気製品に向けるだけでその電気
製品のリモートコントロールが可能となるものであっ
て、このポインタが可視的に表示するものであるから、
制御対象となる電気製品を決めるための操作が非常にし
易く、しかも、制御対象となる電気製品を決めるのに、
まず、間違いが生ずることもない。また、異なる種類の
電気製品を共通の操作方法でリモートコントロールでき
るものであるから、リモコンも簡単な構成とすることが
でき、コントロール操作が簡単なものとなる。
【0110】なお、ユーザがポインタ7を制御対象とす
る電気製品の面に設定すれば、このポインタ7は必ずこ
の電気製品に対して設定されている機器認識範囲内にあ
るものであり、かかる状態でリモコン4のAボタン4
a,Bボタン4bをクリック操作することにより、上記
のようなリモートコントロールが可能である。
【0111】また、照明灯11の制御のように、ポイン
タ7の移動動作も制御の態様を決めるものである場合に
は、かかる電気製品の機器認識範囲としては、この電気
製品の実際の表面よりもある程度広めに設定することが
必要である。これにより、例えば、図11(b)に示し
た照明灯11の調光モードにおいて、ポインタ7が照明
灯11の表面上にはなく、その表面からはずれた場合で
も、ポインタ7を上下させることにより、照明灯11を
明るくしたり、暗くしたりすることができる。このこと
は、他の電気製品についても同様である。また、上記実
施形態では、照明灯11が2個以上設けられるなど、同
一種類の電気製品が2個以上設けられた場合でも、夫々
毎に機器認識範囲を設定することにより、同様にこれを
独立にリモートコントロールできることはいうまでもな
い。
【0112】また、この実施形態では、電気製品などの
指示体として、可視レーザ光によってポインタ7を生じ
させるリモコンとしたが、非可視のレーザ光を含む指向
性の電磁波を出力するリモコンとし、各電気製品や壁の
所定の場所などにかかる電磁波で励磁して特定の波長の
可視光を発光するシート状などの物体を貼り付けるよう
にしてもよい。これにより、このシート状などの物体に
リモコンからこの電磁波を照射すると、この照射点に可
視のポインタが出現する。
【0113】また、上記実施形態の説明では、ビデオカ
メラ1の視野6内に制御対象となる電気製品が全て設置
されているものとして説明したが、必ずしもこれに限る
ものではなく、制御対象となる電気製品に対する機器認
識範囲がビデオカメラ1の視野6内にあればよく、この
場合でも、かかる電気製品のリモートコントロールがで
きる。例えば、図1において、冷蔵庫1が別の部屋に設
置されていて、ビデオカメラ1の視野6内になくとも、
この冷蔵庫8に対してその機器認識範囲AR8がビデオ
カメラ1の視野6内に設定されていれば、この機器認識
範囲AR8をポインタ7で指示することにより、この冷
蔵庫8を指定することができる。かかる機器認識範囲の
設定は、先に説明したように、ユーザがポインタを用い
て行なうことができるものであって、かかる機器認識範
囲の設定場所を必ずしもこれに対する電気製品の設置場
所と一致させる必要はない。但し、かかる機器認識範囲
はユーザが黙視することができないものであるから、そ
の設定位置に何等かの目印を置いておくとか、案内のパ
ンフレットのようなものを作成しておくとか、あるいは
また、ユーザがポインタで壁の面を指示したとき、その
指示点が設定された機器認識範囲の場所内にあることが
ビデオカメラ1の出力から制御ボックス3が検出する
と、制御ボックス3はプロジェクタがその場所に視野6
外の電気製品の画像や操作パネルなどを表示させて、ユ
ーザに知らせるなどの方法がある。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
簡単な操作や動作でもって異なる種類の電気機器を簡単
に制御することができるし、制御対象とする電気製品の
選択も、簡単な手法でもって行なうことができ、操作性
が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるネットワーク・システムの一実施
形態を示す構成図である。
【図2】図1における制御対象範囲の一具体例を摸式的
に示す図である。
【図3】図1における各部の機能と接続関係を示すブロ
ック図である。
【図4】図1におけるリモコンの一具体例を示す構成図
である。
【図5】図1に示した実施形態での信号の流れを示すブ
ロック図である。
【図6】図1に示す実施形態での制御対象範囲と各電気
製品毎の機器認識範囲について説明するための図であ
る。
【図7】図5における制御用パソコンでの制御部と記憶
部の機能構成を示す図である。
【図8】図7における機器状態データベースの一具体例
を示す図である。
【図9】図1に示す実施形態でのリモコンの操作に伴う
動作のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図10】図9におけるステップ103の動作の一具体
例を示す図である。
【図11】図9でのステップ107における制御のた
めのユーザの操作例を示す図である。
【図12】図11に示すユーザの操作による図1におけ
る照明灯のON,OFF制御動作を示すフローチャート
である。
【図13】図9のステップ107における照明灯の調光
制御のためのユーザの操作例を示す図である。
【図14】図13に示すユーザの操作による照明灯の調
光制御動作を示すフローチャートである。
【図15】図9のステップ107におけるエアコンにO
N,OFF制御を示すフローチャートである。
【図16】図9のステップ107におけるエアコンに設
定制御のためのユーザの操作例を示す図である。
【図17】図13に示すユーザの操作によるエアコンの
設定制御動作を示すフローチャートである。
【図18】図9のステップ107におけるTVセットの
ON,OFF制御を示すフローチャートである。
【図19】図9のステップ107におけるTVセットの
情報表示制御を示すフローチャートである。
【図20】図9でのステップ107における冷蔵庫の指
定制御を示すフローチャートである。
【図21】図9でのステップ107における電子レンジ
の指定制御を示すフローチャートである。
【図22】図19でのステップ107における情報表示
制御で制御冷蔵庫内の情報のTVセットでの表示のた
めのユーザの操作例を示す図である。
【図23】図19に示す制御動作でTVセットに表示さ
れる画面例を示す図である。
【図24】図19でのステップ107における情報表示
制御で制御冷蔵庫内の材料による料理に関する情報の
TVセットでの表示のためのユーザの操作例を示す図で
ある。
【図25】図19でのステップ107における情報表示
制御を示すフローチャートである。
【図26】図25に示す制御動作で壁面に表示される情
報例を示す図である。
【図27】図25に示す制御動作のためのユーザの操作
例を示す図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ 1a バンドパスフィルタ 2 プロジェクタ 2a バンドカットフィルタ 3 制御ボックス 3a アンテナ 3c 制御用パソコン 3A 制御部 3A1 ポインタ抽出部 3A2 ポインタ位置計算部 3A3 操作内容判別部 3A4 制御信号決定部 3A5 制御コード決定部 3B 受信部 3C 記憶部 3C1 キャリブレータデータ 3C2 機器認識範囲データベース 3C3 機器状態データベース 3C4 機器制御データベース 3D ネットワーク接続部 4 リモコン 4A 操作部 4B レーザポインタ 4C 無線送信部 4a,4b 操作ボタン 4c 窓 4c1,4c2 無線送信部 4d1,4d2 レーザ発生部 4e1 バンドパスフィルタ 4e2 ホログラムフィルタ 5 レーザ光 6 制御対象範囲(視野) 7 ポインタ 8 冷蔵庫 9 TVセット 10 エアコン 11 照明灯 13 電子レンジ 20 視野 21 基準枠 22 操作パネル 23 壁 24 テレビ画面 25 冷蔵庫内の情報 26 料理情報 27 部屋プロパティ(属性)情報 28 ポインタの軌跡 29 テレビ番組の表示領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 11/02 103 F24F 11/02 103C 5K048 F25D 11/00 101 F25D 11/00 101B G06F 3/00 G06F 3/00 E H04N 5/00 H04N 5/00 A 5/44 5/44 A (72)発明者 丸山 幸伸 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 片山 淳詞 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 吉丸 卓志 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 堀井 洋一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 小嶋 聡子 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 LA01 LA18 PA02 PA03 3L061 BA05 3L086 AA01 CA04 CA09 DA24 5C025 DA10 5C056 AA04 AA07 BA01 5K048 AA04 BA12 CA08 DA02 DB02 DC04 EA11 EB02 FB08 FC01 HA01 HA02 HA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器などの制御対象体をリモートコ
    ントロールするためのネットワーク・システムであっ
    て、 該制御対象体を含むように視野もしくは該視野内の制御
    対象範囲が設定され、特定の波長領域の光のみを検出す
    るビデオカメラと、 該視野内もしくは該制御対象範囲内の任意の位置に向け
    て電磁波を発生することにより、該電磁波の照射位置に
    該特定波長の光のポインタを生じさせ、かつリモコン操
    作を可能とする指示体と、 該ビデオカメラの出力信号を処理して該ポインタで指示
    される該制御対象体を検出するとともに、該指示体から
    そのリモコン操作に伴う操作信号を受信し、該ポインタ
    によって指示された該制御対象体に、ネットワークを介
    して、該操作信号に応じた制御信号を供給する制御装置
    とを有し、該ポインタで指示される該制御対象体を該指
    示体のリモコン操作に応じて制御することを特徴とする
    ネットワーク・システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記電気機器毎に、前記ビデオカメラの視野内での前記
    電気機器の範囲を規定する機器認識範囲が設定されてお
    り、 前記制御装置は、前記ポインタによって該機器認識範囲
    の1つが指示されたとき、前記ポインタで指示される該
    機器認識範囲に対する前記電気機器を検出し、該検出し
    た電気機器に前記制御信号を供給することを特徴とする
    ネットワーク・システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記電気機器は照明灯であって、 前記ポインタによって該照明灯を指示する毎に、前記制
    御装置は該照明灯をON,OFF制御し、 ON状態の該照明灯の前記機器認識範囲内で前記ポイン
    タを移動させることにより、前記制御装置が該照明灯の
    調光制御を行なうことを特徴とするネットワーク・シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記電気機器は空気調和機であって、かつ前記視野内も
    しくは前記制御対象範囲内での前記機器認識範囲以外の
    領域に画像を投写するプロジェクタを設け、 前記ポインタによって該空気調和機を指示する毎に、前
    記制御装置は該空気調和機をON,OFF制御し、 前記ポインタによって該空気調和機を指示するととも
    に、前記指示体の所定のリモコン操作により、前記制御
    装置は、該プロジェクタを制御することにより、該空気
    調和機の操作パネルを前記視野内もしくは前記制御対象
    範囲内に表示させ、該空気調和機のリモートコントロー
    ルを該操作パネルで可能としたことを特徴とするネット
    ワーク・システム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記電気機器はテレビセットであって、かつ前記視野内
    もしくは前記制御対象範囲内での前記機器認識範囲以外
    の領域に画像を投写するプロジェクタを設け、 前記ポインタによって該テレビセットを指示する毎に、
    前記制御装置は該テレビセットをON,OFF制御し、 前記ポインタによって該テレビセットを指示するととも
    に、前記指示体の所定のリモコン操作により、前記制御
    装置は、該プロジェクタを制御することにより、該テレ
    ビセットの操作パネルを前記視野内もしくは前記制御対
    象範囲内に表示させ、該テレビセットのリモートコント
    ロールを該操作パネルで可能としたことを特徴とするネ
    ットワーク・システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または2において、 前記電気機器はテレビセットと冷蔵庫とであって、 前記ポインタによって該冷蔵庫を指示することにより、
    前記制御装置は該冷蔵庫を指定状態に登録し、 該冷蔵庫の指定が登録されている状態で、前記ポインタ
    によって該テレビセットを指示するとともに、前記指示
    体の所定のリモコン操作により、前記制御装置は、該テ
    レビセットを制御することにより、該テレビセットに該
    冷蔵庫の収納状態を表示させることを特徴とするネット
    ワーク・システム。
  7. 【請求項7】 請求項1または2において、 前記電気機器はテレビセットと冷蔵庫と電子レンジであ
    って、 前記ポインタによって該冷蔵庫と該電子レンジを指示す
    ることにより、前記制御装置は該冷蔵庫と該電子レンジ
    とを指定状態に登録し、 該冷蔵庫と該電子レンジとの指定が登録されている状態
    で、前記ポインタによって該テレビセットを指示すると
    ともに、前記指示体の所定のリモコン操作により、前記
    制御装置は、該テレビセットを制御することにより、該
    テレビセットに該冷蔵庫の収納品から可能な料理の情報
    を表示させることを特徴とするネットワーク・システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項1または2において、 前記電気機器はテレビセットと冷蔵庫と電子レンジであ
    って、 前記ポインタによって該冷蔵庫と該電子レンジを指示す
    ることにより、前記制御装置は該冷蔵庫と該電子レンジ
    とを指定状態に登録し、 該冷蔵庫の指定が登録されている状態で、前記ポインタ
    によって該テレビセットを指示するとともに、前記指示
    体の所定のリモコン操作により、前記制御装置は、該テ
    レビセットを制御することにより、該テレビセットに該
    冷蔵庫の収納状態を表示させ、 該テレビセットで該冷蔵庫の収納状態を表示した状態
    で、該電子レンジとを指定状態に登録することにより、
    該テレビセットに該冷蔵庫の収納品から可能な料理の情
    報を表示させることを特徴とするネットワーク・システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項2において、 前記視野内もしくは前記制御対象範囲内での前記機器認
    識範囲以外の領域に画像を投写するプロジェクタを設
    け、 前記視野内もしくは前記制御対象範囲内での前記機器認
    識範囲以外の領域で、前記ポインタにより、枠を描くこ
    とにより、前記制御装置が前記ビデオカメラの出力から
    該枠の位置を検出し、該プロジェクタを制御して該枠内
    に画像を投写表示させることを特徴とするネットワーク
    ・システム。
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