JP2003018536A - 配信データ再生装置及び配信データ配信装置 - Google Patents

配信データ再生装置及び配信データ配信装置

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JP2003018536A
JP2003018536A JP2001202500A JP2001202500A JP2003018536A JP 2003018536 A JP2003018536 A JP 2003018536A JP 2001202500 A JP2001202500 A JP 2001202500A JP 2001202500 A JP2001202500 A JP 2001202500A JP 2003018536 A JP2003018536 A JP 2003018536A
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JP2001202500A
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English (en)
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Masayuki Nonaka
誠之 野中
Atsushi Fujimoto
淳 富士本
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Universal Entertainment Corp
Seta Corp
Original Assignee
Seta Corp
Aruze Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信データ再生装置において、配信したコン
テンツの再生状態を管理し、これによって配信コンテン
ツの著作権を保護する。 【解決手段】 コンテンツデータと制御データを含む配
信データを配信する配信データ配信装置と、配信された
配信データを受け取って再生やコピーを行う配信データ
再生装置とを含み、配信データ再生装置からコンテンツ
配信の要求がされると、配信データ配信装置は要求され
たコンテンツの配信データを配信データ再生装置に配信
する。配信データ再生装置は、配信された配信データに
含まれる制御データに定められる管理条件に従って再
生、コピー、消去等の管理を行う。配信データ配信装置
は、配信データ再生装置側で選択し実行した管理条件に
従って課金を行う。配信データ配信装置と配信データ配
信装置とによって、ビデオ・オン・デマンドによるコン
テンツ配信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オン・デマンド等
によって配信された配信データを記録し再生する配信デ
ータ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザーからの映画や番組等の取得要求
に応じて、サーバーから映像データや音声データを配信
するビデオ・オン・デマンドシステムが知られている。
このビデオ・オン・デマンドシステムでは、ユーザーは
ネットワークを介してサーバーにアクセスして映像デー
タや音声データのダウンロードやコピーを要求し、サー
バーから配信されたデータを受信する。受信した配信デ
ータは、表示装置で表示する他に、録画装置に録画した
後に再生することもできる。
【0003】データの配信において、サーバーとユーザ
ーとの間ではID(識別番号)及びパスワードで認証を
行うことによって正当なユーザーに対してデータの配信
を認め、バックアップを含む記録についてもID及びパ
スワードの認証によってアクセスを認めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】今後、ビデオ・オン・
デマンドではデジタルデータによるデータ配信が主とな
るが、デジタルデータはデータ記録においてデータの劣
化が極めて少なく常に高品質の映像や音声が得られるた
め、配信データに対して何らの管理もすることなく記録
し再生させることは、配信したコンテンツの著作権の保
護や料金の徴収の点で問題がある。
【0005】ビデオ・オン・デマンドによるコンテンツ
配信において、ユーザーにとっては配信された配信コン
テンツを記録しておき、連続して又は複数に分割して再
生したり、所望の箇所を再生するなど、所望の態様で再
生できることが望ましく、コンテンツの配信側にとって
は各再生態様においてコンテンツの著作権が十分に保護
されることが望ましい。また、利用料金については、ユ
ーザー及びコンテンツの配信側の両者にとって種々の再
生態様に応じて料金を徴収できることが望ましい。これ
によってビデオ・オン・デマンドによるコンテンツ配信
が普及することが期待される。そこで、本発明は、配信
したコンテンツの記録再生において再生状態を管理し、
これによって配信コンテンツの著作権を保護することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビデオ・オン
・デマンドによるコンテンツ配信において、配信するコ
ンテンツのコンテンツデータに加えて、コンテンツデー
タをどのような条件で再生、コピー、消去等を行うかと
いったコンテンツデータの管理条件を定めた制御データ
を配信することによって、受信側の配信コンテンツの管
理を配信側で行うことができ、これによって、再生状態
やコピー状態に応じた課金を行うと共に、配信コンテン
ツの著作権を保護する。
【0007】本発明は、コンテンツデータと制御データ
を含む配信データを配信する配信データ配信装置と、配
信された配信データを受け取って再生やコピーを行う配
信データ再生装置とを含み、配信データ再生装置からコ
ンテンツ配信の要求がされると、配信データ配信装置は
要求されたコンテンツの配信データを配信データ再生装
置に配信する。配信データ再生装置は、配信された配信
データに含まれる制御データに定められる管理条件に従
って再生、コピー、消去等の管理を行う。また、配信デ
ータ配信装置は、配信データ再生装置側で選択し実行し
た管理条件に従って課金を行う。これら配信データ配信
装置と配信データ配信装置とによって、ビデオ・オン・
デマンドによるコンテンツ配信を行う。
【0008】本発明の配信データ再生装置は、コンテン
ツデータと当該コンテンツデータの管理条件を定めた制
御データとを含む配信データを受信する受信手段と、受
信手段が受信した配信データを記録する記録手段と、記
録手段に記録されるコンテンツデータの再生及び又はコ
ピー、及び消去を制御する制御手段とを備える構成であ
り、制御手段は、制御データに従って、コンテンツの指
定及び指定するコンテンツのコンテンツデータの消去を
管理する。
【0009】一方、配信データ配信装置は、配信データ
再生装置からコンテンツの送信要求を受信し、配信デー
タ再生装置が要求するコンテンツのコンテンツデータと
当該コンテンツデータの管理条件を定めた制御データを
備える配信データを送信する送受信手段と、配信データ
再生装置が選択する、コンテンツ、及び当該コンテンツ
の制御データに設定する管理条件若しくは管理条件中で
実行した分に応じて課金を行う課金管理手段とを備える
構成である。
【0010】制御データは、管理するコンテンツを指定
すると共に、管理条件としてコンテンツデータをどのよ
うに消去するかを設定する。管理条件は消去の態様とし
て設定し選択することができる。本発明の配信データ再
生装置は種々の態様とすることができる。配信データ再
生装置の第1の態様はコンテンツを利用すると同時に消
去するものである。配信データ再生装置の制御手段は、
制御データで指定されたコンテンツについて再生あるい
はコピーを行うと同時にそのコンテンツのコンテンツデ
ータを即時に消去する。この第1の態様によれば、配信
先においてコンテンツを利用すると同時に配信したコン
テンツデータを消去することによって、配信コンテンツ
の再利用を防いで著作権を保護する。
【0011】配信データ再生装置の第2の態様は、コン
テンツを複数区分に分割し、各区分を単位として消去す
るものである。制御データは、コンテンツの時系列中に
少なくとも一つの指定位置を指定することでコンテンツ
を複数区分に分割する。配信データ再生装置の制御手段
は、再生停止時やコピー停止時にその停止位置より前の
時点にある指定位置まで再生あるいはコピーされたコン
テンツデータを消去する。この第2の態様によれば、コ
ンテンツを分割して消去することによって停止位置より
前の部分について分割区分を単位として再利用すること
ができるため、利用者の便宜を図ると共に著作権を保護
することができる。
【0012】配信データ再生装置の第3の態様は、コン
テンツにおいて設定した範囲を消去するものである。制
御データは、コンテンツについて消去範囲を設定する。
配信データ再生装置の制御手段は、制御データで指定さ
れたコンテンツについて再生あるいはコピーを行うと同
時に設定された消去範囲を消去する。この第3の態様に
よれば、コンテンツの消去範囲を設定することによって
消去する範囲と残す範囲を区分して管理することができ
るため、著作権を保護すると共に、コマーシャルや連絡
事項等を残すことができる。
【0013】配信データ再生装置の第4の態様は、コン
テンツにおいて設定した範囲を除いて消去するものであ
る。制御データは、コンテンツについて消去せずに残す
許容範囲を設定する。配信データ再生装置の制御手段
は、制御データで指定されたコンテンツについて再生あ
るいはコピーを行うと同時に設定された許容範囲を除い
て消去する。この第4の態様によれば、コンテンツの許
容範囲を設定することによって消去する範囲と残す範囲
を区分して管理することができるため、著作権を保護す
ると共に、コマーシャルや連絡事項等を残すことができ
る。
【0014】配信データ再生装置の第5の態様は、第3
の態様と同様にコンテンツにおいて設定した範囲を消去
するものである。配信データ再生装置の制御手段は、制
御データで指定されたコンテンツについて再生終了時あ
るいはコピー終了時に消去範囲を消去する。この第5の
態様によれば、第3の態様と同様の効果を奏する他、利
用者はコンテンツの再生終了前あるいはコピー終了前ま
でであれば再利用が可能である。
【0015】配信データ再生装置の第6の態様は、第4
の態様と同様にコンテンツにおいて設定した範囲を除い
て消去するものである。配信データ再生装置の制御手段
は、制御データで指定されたコンテンツについて再生終
了時あるいはコピー終了時に許容範囲を除いて消去す
る。この第6の態様によれば、第4の態様と同様の効果
を奏する他、利用者はコンテンツの再生終了前あるいは
コピー終了前までであれば再利用が可能である。
【0016】配信データ再生装置の第7の態様は、コン
テンツにおいて再生回数やコピー回数を設定するもので
ある。配信データ再生装置の制御手段は、制御データで
指定されたコンテンツについて設定回数を再生した後あ
るいは設定回数をコピー後に、そのコンテンツのコンテ
ンツデータを消去する。この第7の態様によれば、コン
テンツの利用回数を設定することができるため、利用者
の必要に応じて複数回の利用が可能となると共に利用回
数を管理することができる。
【0017】配信データ再生装置の第8の態様は、第7
の態様と同様に再生回数やコピー回数を設定する態様で
あって、各利用時において1回のみの利用に制限するも
のである。配信データ再生装置の制御手段は、制御デー
タで指定されたコンテンツについて設定回数を再生ある
いは設定回数をコピーすると共に、各再生回において再
生と同時に再生したコンテンツデータの再度の再生を禁
止、あるいは各コピー回においてコピーと同時にコピー
したコンテンツデータの再度のコピーを禁止し、設定回
数の再生あるいはコピーをした後にコンテンツデータを
消去する。この第8の態様によれば、重複した利用を防
ぎ著作権を保護することができる。
【0018】配信データ再生装置の第9の態様は、第8
の態様と同様に再生回数やコピー回数を設定すると共に
利用回中の再利用を禁止する態様であって、設定した許
容範囲を除いて消去するものである。配信データ再生装
置の制御手段は、制御データで指定されたコンテンツに
ついて設定回数を再生あるいは設定回数をコピーすると
共に、各再生回において再生と同時に許容範囲を除いて
再生したコンテンツデータの再度の再生を禁止、あるい
は各コピー回においてコピーと同時に許容範囲を除いて
コピーしたコンテンツデータの再度のコピーを禁止し、
設定回数の再生あるいはコピーの後にコンテンツデータ
を消去する。この第9の態様によれば、重複した利用を
防ぎ著作権を保護することができる。
【0019】配信データ再生装置の第10の態様は、コ
ンテンツにおいて再生時間やコピー時間を設定するもの
である。配信データ再生装置の制御手段は、制御データ
で指定されたコンテンツについて設定時間再生あるいは
コピーした後に、そのコンテンツのコンテンツデータを
消去する。この第10の態様によれば、コンテンツの利
用時間を設定することができるため、利用者の必要に応
じた時間数の利用が可能となると共に利用時間を管理す
ることができる。
【0020】配信データ再生装置の第11の態様は、コ
ンテンツにおいて複数回の再生やコピーを許容する再再
生範囲あるいは再コピー範囲を設定するものである。配
信データ再生装置の制御手段は、制御データで指定され
たコンテンツについて設定された再再生範囲を再度再生
すること、あるいは再コピー範囲を再度コピーすること
を許容し、再再生範囲を再度の再生した後、あるいは再
コピー範囲を再度コピーした後、そのコンテンツのコン
テンツデータを消去する。また、制御手段は、制御デー
タのパラメータを変更することによって再利用を行う範
囲は任意に設定することができる。この第11の態様に
よれば、設定された範囲であれば複数の利用が可能とな
ると共に再利用の範囲を管理することができる。
【0021】配信データ再生装置の第12の態様は、コ
ンテンツにおいて複数回の再生やコピーを許容する再再
生回数あるいは再コピー回数を設定するものである。配
信データ再生装置の制御手段は、制御データで指定され
たコンテンツについて設定された回数分の再生あるいは
コピーを許容し、各設定回数の再生あるいはコピーの
後、そのコンテンツのコンテンツデータを消去する。ま
た、制御手段は、制御データのパラメータを変更するこ
とによって再利用を行う回数は任意に設定することがで
きる。この第12の態様によれば、設定された回数であ
れば複数の利用が可能となると共に利用回数を管理する
ことができる。
【0022】配信データ再生装置の第13の態様は、コ
ンテンツデータを保持する期間を限定し、一定期間が経
過した後にコンテンツデータを消去するものである。配
信データ再生装置の制御手段は、制御データで指定され
たコンテンツについて、そのコンテンツに設定された期
間の間コンテンツデータを保持し、その間のコンテンツ
データの再生あるいはコピーによる利用を許容し、設定
期間が経過した後コンテンツデータを消去する。この第
13の態様によれば、配信先においてコンテンツデータ
を保持する期間を管理することによって、配信コンテン
ツの無制限の再利用を防いで著作権を保護する。
【0023】一方、本発明の配信データ配信装置につい
ても種々の態様とすることができる。配信データ配信装
置の第1の態様は、管理条件として再生回数あるいはコ
ピー回数を設定するものである。課金管理手段は、選択
したコンテンツについて、設定又は実行した再生回数、
若しくは設定又は実行したコピー回数に応じて課金す
る。この第1の態様によれば、コンテンツの利用回数に
応じて課金を行うことができる。配信データ配信装置の
第2の態様は、管理条件として再生時間あるいはコピー
時間を設定するものである。課金管理手段は、選択した
コンテンツについて、設定又は実行した再生時間、若し
くは設定又は実行したコピー時間に応じて課金する。こ
の第2の態様によれば、コンテンツの利用時間に応じて
課金を行うことができる。
【0024】配信データ配信装置の第3の態様は、管理
条件として再生範囲あるいはコピー範囲を設定するもの
である。課金管理手段は、選択したコンテンツについ
て、設定又は実行した再生範囲、若しくは設定又は実行
したコピー範囲に応じて範囲を単位として課金する。こ
の第3の態様によれば、コンテンツの利用範囲に応じて
課金を行うことができる。
【0025】配信データ配信装置の第4の態様は、管理
条件として特定のコンテンツを設定するものである。課
金管理手段は、選択したコンテンツが特定コンテンツで
あるとき、課金金額を減額する。この第4の態様によれ
ば、コマーシャル等の特定のコンテンツを利用すること
で課金金額を調整し、これによって利用者に便宜を図る
ことができる。
【0026】配信データ配信装置の第5の態様は、管理
条件として再生回数又はコピー回数、及び特定のコンテ
ンツを設定するものである。課金管理手段は、選択した
コンテンツが特定コンテンツであるとき、課金対象の再
生回数又はコピー回数の回数を増加する。この第5の態
様によれば、コマーシャル等の特定のコンテンツを利用
することで利用回数を調整することで、利用者に便宜を
図ることができる。
【0027】配信データ配信装置の第6の態様は、管理
条件として再生時間又はコピー時間、及び特定のコンテ
ンツを設定するものである。課金管理手段は、選択した
コンテンツが特定コンテンツであるとき、課金対象の再
生時間又はコピー時間の時間を延長する。この第6の態
様によれば、コマーシャル等の特定のコンテンツを利用
することで利用時間を調整することで、利用者に便宜を
図ることができる。
【0028】配信データ配信装置の第7の態様は、管理
条件として再生期間又はコピー期間、及び特定のコンテ
ンツを設定するものである。課金管理手段は、選択した
コンテンツが管理条件として再生期間又はコピー期間が
設定されているとき、その再生期間又はコピー期間の期
間の長さに応じて課金する。この第7の態様によれば、
コンテンツの利用期間に応じて課金を行うことができ
る。
【0029】本発明は、配信データ再生装置及び配信デ
ータ配信装置によってビデオ・オン・デマンドによるコ
ンテンツ配信を行うことによって、配信データ再生装置
側の再生状態を管理することができ、配信コンテンツの
著作権を保護することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。本発明は、配信データ配
信装置1と配信データ再生装置2とを通信網等を介して
通信接続することでビデオ・オン・デマンドのコンテン
ツ配信を行うシステムを構成する。
【0031】図1は本発明の配信データ配信装置の一態
様を説明するための構成例である。配信データ配信装置
1は、配信データ再生装置2からの要求に応じてコンテ
ンツを配信する装置であり、コンテンツメニューデータ
1m、映像や音声等のコンテンツデータ1d及びコンテ
ンツを再生管理する管理条件を定めた制御データ1cを
配信する。コンテンツメニューデータ1mは、デジタル
変調手段1iで変調された後、送信信号と受信信号を分
離する分離手段1bを通り、送受信手段1aから配信さ
れる。また、コンテンツデータ1dは符号化手段1eで
符号化された後、符号化データ記憶手段1fに記憶さ
れ、対応する制御データ1cと共にデータ形成手段1g
によって配信データの信号形態に形成された後、データ
記憶手段1hに記憶され、配信データ再生装置2からの
要求に応じてデジタル変調手段1i及び分離手段1bを
経て送受信手段1aから配信される。
【0032】一方、配信データ再生装置2からの要求信
号は、送受信手段1aで受けた後、分離手段1bで分離
されてデジタル変復調手段1jで復調され、通信制御手
段1kによって処理される。通信制御手段1kは、デー
タ記憶手段1hから要求されるコンテンツの配信データ
を読み出し配信するよう制御する。また、課金管理手段
1lに対して、要求されたコンテンツ及び利用状態に応
じて課金を行わせる。図2は本発明の配信データ再生装
置の一態様を説明するための構成例である。
【0033】配信データ再生装置2は、セットトップボ
ックス(STB)3及びセットトップボックス3の動作
を選択する選択手段2lを備える。セットトップボック
ス(STB)3は、配信データ配信装置1との間で送受
信を行う送受信手段2a、受信信号を復調するデジタル
復調手段2b、復調信号に含まれるコンテンツデータ,
制御データを分離するデータ分離手段2c、分離した各
データを記憶するHDD等の記憶手段2d、記憶手段2
dに記憶されるデータを復号する復号化手段2e、復号
化したデータをアナログ信号に変換するD/A変換手段
2f、変換されたメニューデータやコンテンツデータを
画像や音声で出力するモニタ2g、記憶手段2dに記憶
されるコンテンツデータの再生や消去を制御データに基
づいて管理する制御手段2hを備える。
【0034】また、セットトップボックス(STB)3
は、配信データ配信装置1にコンテンツを要求したり、
配信を受けたコンテンツの再生操作を指示する構成とし
て、端末制御手段2i,デジタル変復調手段2j,I/
O手段2k等を備え、送受信手段2aで受けデジタル変
復調手段2jで復調したメニューデータに基づいてコン
テンツのタイトルや利用料金や利用条件等をモニタ2g
に表示する。利用者はメニューを検討し、選択手段2l
で配信を受けるコンテンツを選択し、I/O手段2kを
介して端末制御手段2iに送る。端末制御手段2iは、
選択されたコンテンツのタイトルデータをデジタル変復
調手段2jで変調した後、送受信手段2aから配信デー
タ配信装置1に送信する。
【0035】また、端末制御手段2iは、選択手段2l
からコンテンツの再生や停止、利用条件の選択等の各要
求を受け、この要求に応じて制御手段2hに記憶手段2
dの管理を指示する。また、端末制御手段2iは、各要
求による利用状況についてもデジタル変復調手段2jで
変調した後、送受信手段2aから配信データ配信装置1
に送信する。配信データ配信装置1の課金管理手段1l
は、この配信データ再生装置2側が選択した管理条件や
利用状況に応じて課金を行う。
【0036】制御データは、管理するコンテンツを指定
すると共に、管理条件としてコンテンツデータの消去条
件等を設定し、この管理条件は複数設定し、選択するこ
とができる。制御データは、コンテンツデータと共に配
信データ配信装置1から配信データ再生装置2に送ら
れ、設定される管理条件が一つである場合にはその管理
条件に基づいてコンテンツデータを管理し、設定される
管理条件が複数ある場合には配信データ再生装置2側で
選択した管理条件に基づいてコンテンツデータを管理す
る。
【0037】以下、本発明の配信データ配信装置及び配
信データ再生装置による管理の態様例について説明す
る。なお、図3から図27を用いて主に配信データ再生
装置における動作に基づいて説明し、図28を用いて主
に配信データ配信装置における動作に基づいて説明す
る。
【0038】配信データ再生装置において、第1の態様
はコンテンツを利用すると同時に利用したコンテンツを
消去するものである。配信データ再生装置の制御手段
は、制御データで指定されたコンテンツについて再生あ
るいはコピーを行うと同時にそのコンテンツのコンテン
ツデータを即時に消去する。
【0039】図3,図4は配信データ再生装置の第1の
態様を説明するためのフローチャート、及びコンテンツ
データの模式図である。配信データ再生装置2におい
て、モニタ2gに表示されたメニューから所望とするコ
ンテンツを選択し、配信データ配信装置1に要求するこ
とによって、配信データ配信装置1から要求したコンテ
ンツのコンテンツデータ及びその制御データの配信を受
ける。制御手段2hは、データ分離手段2cで分離され
選択手段2lで選択された制御データに基づいてコンテ
ンツデータを管理する。
【0040】利用者がコンテンツの利用と同時に消去す
る管理態様を選択すると、制御手段2hは対応する制御
データによって記憶手段2dに記憶されるコンテンツデ
ータの管理を行う。また、どの制御データが選択された
かのデータは配信データ配信装置1に送られ、課金管理
に利用される(ステップS1a)。
【0041】選択手段2lの操作によって、記憶手段2
dに記憶されるコンテンツデータの再生(コピー)が要
求されると(ステップS1b)、制御手段2hは再生位
置(コピー位置)を記録すると共に(ステップS1
c)、再生(コピー)を実行し(ステップS1d)、再
生位置(コピー位置)を更新する(ステップS1e)。
制御手段2hは、この再生(コピー)と同時にコンテン
ツデータを消去する(ステップS1f)。
【0042】再生(コピー)の途中で停止要求が出され
た場合には再生(コピー)を停止し(ステップS1
h)、再生(コピー)の再開要求が出された後(ステッ
プS1i)再生位置(コピー位置)を読み出し(ステッ
プS1j)、ステップS1dに戻って再生(コピー)を
再開する。再生位置(コピー位置)が最終位置となった
段階で再生(コピー)を終了する。コンテンツデータは
再生(コピー)と同時に消去されているため、再生終了
時(コピー終了時)には全てのコンテンツデータは消去
されている(ステップS1g)。
【0043】図4(a)は再生前(コピー前)のコンテ
ンツデータを示している。コンテンツデータは再生(コ
ピー)と同時に消去され、図4(b)〜図4(e)に示
すように再生位置(コピー位置)より前のコンテンツデ
ータは消去され、再生位置(コピー位置)より後のコン
テンツデータのみが残る。再生終了時(コピー終了時)
には、図4(f)に示すように全てのコンテンツデータ
は消去される。この第1の態様によれば、配信先におい
てコンテンツを利用すると同時に配信したコンテンツデ
ータが消去されるため、配信コンテンツの再利用を防ぐ
ことができる。
【0044】配信データ再生装置において、第2の態様
はコンテンツを複数区分に分割し、各区分を単位として
消去するものである。制御データは、コンテンツの時系
列中に少なくとも一つの指定位置を指定することでコン
テンツを複数区分に分割している。配信データ再生装置
の制御手段は、再生停止時やコピー停止時にその停止位
置より前の時点にある指定位置まで再生あるいはコピー
されたコンテンツデータを消去する。
【0045】図5〜図8は配信データ再生装置の第2の
態様を説明するためのフローチャート、及びコンテンツ
データの模式図である。図5及び図6は再生位置(コピ
ー位置)と分割位置とを逐次比較し、再生位置(コピー
位置)が設定された分割位置となる毎に消去する態様で
あり、また、図7及び図8は再生(コピー)を停止した
時点で再生位置(コピー位置)と分割位置とを比較し、
再生位置(コピー位置)より前にある部分を消去する態
様である。
【0046】図5及び図6において、第1の態様と同様
にして、コンテンツを選択してコンテンツデータ及び制
御データの配信を受けた後、制御手段2hは、選択され
た制御データに基づいてコンテンツデータを管理する。
利用者が複数区分に分割されたコンテンツを各区分を単
位として消去する管理態様を選択すると、制御手段2h
は対応する制御データによって記憶手段2dに記憶され
るコンテンツデータの管理を行う。また、どの制御デー
タが選択されたかのデータは配信データ配信装置1に送
られ、課金管理に利用される(ステップS2a)。
【0047】制御データから分割位置P1,P2,…,
Pnを読み込み(ステップS2b)、選択手段2lの操
作によって、記憶手段2dに記憶されるコンテンツデー
タの再生(コピー)が要求されると(ステップS2
c)、再生位置P(コピー位置)を記憶し(ステップS
2d)、再生(コピー)すると共に(ステップS2
e)、再生位置P(コピー位置)を更新する(ステップ
S2f)。
【0048】再生位置P(コピー位置)を分割位置P
1,P2,…,Pnと比較し(ステップS2g)、再生
位置P(コピー位置)が分割位置Piに達した時点で分
割位置PiまでのコンテンツデータDiを消去する(ス
テップS2h)。再生位置が最終位置となった段階で全
てのコンテンツデータを消去する(ステップS2i,2
j)。
【0049】図6(a)は再生前のコンテンツデータを
示している。コンテンツデータは分割位置P1,P2,
…,Pnによって複数のデータ部分D1〜Dnに分割さ
れる。コンテンツデータは再生位置が分割位置Piとな
る毎に、図6(b)〜図6(e)に示すよう分割位置P
iより前のデータ部分Diが消去され、この分割位置P
iより後のコンテンツデータのみが残る。再生終了時に
は、図6(f)に示すように全てのコンテンツデータは
消去される。
【0050】また、図7及び図8において、第1の態様
と同様にして、コンテンツを選択してコンテンツデータ
及び制御データの配信を受けた後、制御手段2hは、選
択された制御データに基づいてコンテンツデータを管理
する。利用者が複数区分に分割されたコンテンツを各区
分を単位として消去する管理態様を選択すると、制御手
段2hは対応する制御データによって記憶手段2dに記
憶されるコンテンツデータの管理を行う。また、どの制
御データが選択されたかのデータは配信データ配信装置
1に送られ、課金管理に利用される(ステップS2
A)。
【0051】制御データから分割位置P1,P2,…,
Pnを読み込み(ステップS2B)、選択手段2lの操
作によって、記憶手段2dに記憶されるコンテンツデー
タの再生(コピー)要求によって(ステップS2C)再
生を実行する(ステップS2D)。再生(コピー)の途
中で停止要求が出された場合には再生(コピー)を停止
し(ステップS2E)、停止位置Pを記録する(ステッ
プS2F)。分割位置P1,P2,…,Pnと停止位置
Pとを比較し、停止位置Pの直前にある分割位置Piを
求める(ステップS2G)。求めた分割位置Piまでの
コンテンツデータD1〜Diを消去する(ステップS2
H)。分割位置Piが最終位置Pnである場合には(ス
テップS2I)、全てのコンテンツデータを消去する
(ステップS2L)。
【0052】分割位置Piが最終位置Pnに達していな
い場合には(ステップS2I)、再生が再開された後
(ステップS2J)、停止位置Pを読み出してステップ
S2Dから処理を再開する(ステップS2K)。図8
(a)は再生前のコンテンツデータを示している。コン
テンツデータは分割位置P1,P2,…,Pnによって
複数のデータ部分D1〜Dnに分割される。図8
(b),(d)に示すように、再生中においてはコンテ
ンツデータの消去は行われない。図8(c),(e)に
示すように、再生が停止したとき、停止位置Piよりも
前にある分割部分のコンテンツデータD1,D2(D
3,…)が消去sれ、分割位置Piより後のコンテンツ
データのみが残る。再生終了時には、図8(f)に示す
ように全てのコンテンツデータは消去される。
【0053】この第2の態様によれば、コンテンツを分
割して消去することによって停止位置より前の部分につ
いて分割区分を単位として再利用することができる。配
信データ再生装置において、第3の態様はコンテンツの
設定範囲を消去するものである。制御データは、コンテ
ンツについて消去範囲を設定する。配信データ再生装置
の制御手段は、制御データで指定されたコンテンツにつ
いて再生あるいはコピーを行うと同時に設定された消去
範囲を消去する。
【0054】図9,図10は配信データ再生装置の第3
の態様を説明するためのフローチャート、及びコンテン
ツデータの模式図である。図9及び図10において、第
1の態様と同様にして、コンテンツを選択してコンテン
ツデータ及び制御データの配信を受けた後、制御手段2
hは、選択された制御データに基づいてコンテンツデー
タを管理する。利用者がコンテンツ中の指定範囲を消去
する管理態様を選択すると、制御手段2hは対応する制
御データによって記憶手段2dに記憶されるコンテンツ
データの管理を行う。また、どの制御データが選択され
たかのデータは配信データ配信装置1に送られ、課金管
理に利用される(ステップS3a)。
【0055】制御データから指定範囲を定める開始位置
Ps及び終了位置Peを読み込み(ステップS3b)、
選択手段2lの操作によって記憶手段2dに記憶される
コンテンツデータの再生(コピー)が要求されると(ス
テップS3c)、再生(コピー)を実行すると共に再生
位置P(コピー位置)を求める(ステップS3d)。再
生位置P(コピー位置)を指定範囲Ps−Peと比較す
る(ステップS3e)。再生位置P(コピー位置)が指
定範囲Ps−Pe内である場合には、その指定範囲内に
おいて、開始位置Psから再生位置P(コピー位置)ま
でのコンテンツデータを消去し(ステップS3f)、再
生位置P(コピー位置)が指定範囲Ps−Pe外である
場合には、ステップS3d,3eを最終位置となるまで
繰り返す(ステップS3g)。
【0056】図10(a)は再生前のコンテンツデータ
を示している。コンテンツデータは、指定範囲P1s−
P1e,P2s−P2eによって消去範囲が指定されて
いる。図10(b)に示すように、再生位置Pが指定範
囲P1s−P1eに達していない場合には、コンテンツ
データの消去は行われない。再生が進んで、図10
(c)に示すように、再生位置Pが指定範囲P1s−P
1e内にある場合には、開始位置P1s−再生位置Pま
でのコンテンツデータを消去する。このとき、指定範囲
P1s−P1eにおいて、再生位置P−終了位置P1e
までのコンテンツデータ,指定範囲P2s−P2e内の
コンテンツデータ、及び指定範囲外のコンテンツデータ
は消去されることなく残されている。
【0057】同様にして指定範囲P2s−P2eにおい
ても、図10(d)に示すように、再生位置Pが指定範
囲P2s−P2eに達していない場合には、コンテンツ
データの消去は行われず、再生が進んで図10(e)に
示すように、再生位置Pが指定範囲P2s−P2e内に
ある場合には、開始位置P2s−再生位置Pまでのコン
テンツデータを消去する。再生終了時には、図10
(f)に示すように全てのコンテンツデータは消去され
る。
【0058】この第3の態様によれば、コンテンツの消
去範囲を設定することによって消去する範囲と残す範囲
を区分して管理することができる。配信データ再生装置
において、第4の態様はコンテンツの設定範囲を除いて
消去するものである。制御データは、コンテンツについ
て消去せずに残す許容範囲を設定する。配信データ再生
装置の制御手段は、制御データで指定されたコンテンツ
について再生あるいはコピーを行うと同時に設定された
許容範囲を除いて消去する。
【0059】図11,図12は配信データ再生装置の第
4の態様を説明するためのフローチャート、及びコンテ
ンツデータの模式図である。図11及び図12におい
て、第1の態様と同様にして、コンテンツを選択してコ
ンテンツデータ及び制御データの配信を受けた後、制御
手段2hは、選択された制御データに基づいてコンテン
ツデータを管理する。
【0060】利用者がコンテンツ中の許容範囲外を消去
する管理態様を選択すると、制御手段2hは対応する制
御データによって記憶手段2dに記憶されるコンテンツ
データの管理を行う。また、どの制御データが選択され
たかのデータは配信データ配信装置1に送られ、課金管
理に利用される(ステップS4a)。
【0061】制御データから許容範囲を定める開始位置
Ps及び終了位置Peを読み込み(ステップS4b)、
選択手段2lの操作によって記憶手段2dに記憶される
コンテンツデータの再生(コピー)が要求されると(ス
テップS4c)、再生(コピー)を実行すると共に再生
位置P(コピー位置)を求める(ステップS4d)。再
生位置P(コピー位置)を許容範囲Ps−Peと比較す
る(ステップS4e)。再生位置P(コピー位置)が許
容範囲Ps−Pe外である場合には、再生位置P(コピ
ー位置)までのコンテンツデータを消去し(ステップS
4f)、再生位置P(コピー位置)が許容範囲Ps−P
e内である場合には消去を行わず、ステップS4d,4
e,4fを最終位置となるまで繰り返す(ステップS4
g)。
【0062】図12(a)は再生前のコンテンツデータ
を示している。コンテンツデータは、範囲P1s−P1
e,P2s−P2eによって消去されない許容範囲が指
定されている。図12(b)に示すように、再生位置P
が許容範囲P1s−P1eに達していない場合には、コ
ンテンツデータが消去される。再生が進んで、図12
(c)に示すように、再生位置Pが許容範囲P1s−P
1e内にある場合には、コンテンツデータは消去されな
い。図12(d)に示すように、再生位置Pが許容範囲
P1s−P1eを過ぎると、終了位置P1eから再生位
置Pまでのコンテンツデータは再生と同時に消去され
る。
【0063】図12(e)に示すように、再生位置Pが
次の許容範囲P2s−P2e内にある場合には、コンテ
ンツデータは消去されない。再生終了時には、図12
(f)に示すように許容範囲を除く全てのコンテンツデ
ータが消去される。この第4の態様によれば、コンテン
ツの許容範囲を設定することによって消去する範囲と残
す範囲を区分して管理することができる。
【0064】配信データ再生装置において、第5の態様
は第3の態様と同様にコンテンツにおいて設定した範囲
を消去するものであり、第3の態様とは再生(コピー)
終了時に消去を行う点で相違する。制御データは、コン
テンツについて消去範囲を設定する。配信データ再生装
置の制御手段は、制御データで指定されたコンテンツに
ついて再生終了時あるいはコピー終了時に消去範囲を消
去する。
【0065】図13,図14は配信データ再生装置の第
5の態様を説明するためのフローチャート、及びコンテ
ンツデータの模式図である。図13及び図14におい
て、第1の態様と同様にして、コンテンツを選択してコ
ンテンツデータ及び制御データの配信を受けた後、制御
手段2hは、選択された制御データに基づいてコンテン
ツデータを管理する。利用者がコンテンツ中の指定範囲
を消去する管理態様を選択すると、制御手段2hは対応
する制御データによって記憶手段2dに記憶されるコン
テンツデータの管理を行う。また、どの制御データが選
択されたかのデータは配信データ配信装置1に送られ、
課金管理に利用される(ステップS5a)。
【0066】制御データから指定範囲を定める開始位置
Ps及び終了位置Peを読み込み(ステップS5b)、
選択手段2lの操作によって記憶手段2dに記憶される
コンテンツデータの再生(コピー)が要求されると(ス
テップS5c)、再生(コピー)を実行すると共に再生
位置P(コピー位置)を求める(ステップS5d)。
【0067】再生位置Pが最終位置となった時点で(ス
テップS5e)開始位置Psから再生位置P(コピー位
置)までのコンテンツデータを消去する(ステップS5
f)。図14(a)は再生前のコンテンツデータを示し
ている。コンテンツデータは、指定範囲P1s−P1
e,P2s−P2eによって消去範囲が指定されてい
る。図14(b)に示すように、再生位置Pが指定範囲
P1s−P1eに達していない場合には、コンテンツデ
ータの消去は行われない。再生が進んで、図14
(c)、(d),(e)に示すように、再生位置Pが指
定範囲P1s−P1e内、指定範囲P1s−P1eと指
定範囲P2s−P2eの間の指定範囲外、指定範囲P2
s−P2e内にある場合には、それぞれコンテンツデー
タは消去されずに残される。
【0068】再生終了時には、図10(f)に示すよう
に全てのコンテンツデータは消去される。この第5の態
様によれば、第3の態様と同様の効果を奏する他、利用
者はコンテンツの再生終了前あるいはコピー終了前まで
であれば再利用が可能であり、また、一度の消去処理で
終了させることができる。配信データ再生装置におい
て、第6の態様は第4の態様と同様にコンテンツにおい
て設定した範囲を除いて消去するものであり、第4の態
様とは再生(コピー)終了時に消去を行う点で相違す
る。制御データは、コンテンツについて消去せずに残す
許容範囲を設定する。配信データ再生装置の制御手段
は、制御データで指定されたコンテンツについて再生終
了時あるいはコピー終了時に許容範囲を除いて消去す
る。
【0069】図15,図16は配信データ再生装置の第
6の態様を説明するためのフローチャート、及びコンテ
ンツデータの模式図である。図15及び図16におい
て、第1の態様と同様にして、コンテンツを選択してコ
ンテンツデータ及び制御データの配信を受けた後、制御
手段2hは、選択された制御データに基づいてコンテン
ツデータを管理する。利用者がコンテンツ中の許容範囲
外を消去する管理態様を選択すると、制御手段2hは対
応する制御データによって記憶手段2dに記憶されるコ
ンテンツデータの管理を行う。また、どの制御データが
選択されたかのデータは配信データ配信装置1に送ら
れ、課金管理に利用される(ステップS6a)。
【0070】制御データから許容範囲を定める開始位置
Ps及び終了位置Peを読み込み(ステップS4b)、
選択手段2lの操作によって記憶手段2dに記憶される
コンテンツデータの再生(コピー)が要求されると(ス
テップS6c)、再生(コピー)を実行すると共に再生
位置P(コピー位置)を求める(ステップS6d)。再
生位置Pが最終位置となった時点で(ステップS6e)
開始位置Psから再生位置P(コピー位置)まで範囲を
除いてコンテンツデータを消去する(ステップS5
f)。
【0071】図16(a)は再生前のコンテンツデータ
を示している。コンテンツデータは、範囲P1s−P1
e,P2s−P2eによって消去されない許容範囲が指
定されている。図16(b)に示すように、再生位置P
が指定範囲P1s−P1eに達していない場合には、コ
ンテンツデータの消去は行われない。再生が進んで、図
16(c),(d),(e)に示すように、再生位置P
が指定範囲P1s−P1e内、指定範囲P1s−P1e
と指定範囲P2s−P2eの間の指定範囲外、指定範囲
P2s−P2e内にある場合には、それぞれコンテンツ
データは消去されずに残される。
【0072】再生終了時において、図16(f)に示す
ように許容範囲を除く全てのコンテンツデータが消去さ
れる。この第6の態様によれば、第4の態様と同様の効
果を奏する他、利用者はコンテンツの再生終了前あるい
はコピー終了前までであれば再利用が可能であり、ま
た、一度の消去処理で終了させることができる。配信デ
ータ再生装置において、第7の態様はコンテンツの再生
回数やコピー回数を設定するものである。制御データは
コンテンツの再生回数やコピー回数を設定する。配信デ
ータ再生装置の制御手段は、制御データで指定されたコ
ンテンツについて設定回数を再生した後あるいは設定回
数をコピー後に、そのコンテンツのコンテンツデータを
消去する。
【0073】図17,図18,図19は配信データ再生
装置の第7の態様を説明するためのフローチャート、及
びコンテンツデータの模式図である。なお、図17は再
生回数を設定した場合であり、図18はコピー回数を設
定した場合である。図17の再生回数を設定した場合の
フローチャートにおいて、第1の態様と同様にして、コ
ンテンツを選択してコンテンツデータ及び制御データの
配信を受けた後、制御手段2hは、選択された制御デー
タに基づいてコンテンツデータを管理する。
【0074】コンテンツの再生回数を設定する管理態様
を選択すると、制御手段2hは対応する制御データによ
って記憶手段2dに記憶されるコンテンツデータの管理
を行う。また、どの制御データが選択されたかのデータ
は配信データ配信装置1に送られ、課金管理に利用され
る(ステップS7a)。
【0075】利用者が再生回数Aaを設定すると(ステ
ップS7b)、再生回数を計数するカウンタ値Aを0と
する(ステップS7c)。コンテンツが再生され(ステ
ップS7d)、再生が終了すると(ステップS7e)、
カウンタ値Aに1を加えて再生回数を計数する(ステッ
プS7f)。再度の再生が要求されたとき(ステップS
7g)、積算した再生回数Aの値が設定した再生回数A
aよりも少ない場合には(ステップS7h)、ステップ
S7dに戻ってコンテンツを再生させる。一方、積算し
た再生回数Aの値が設定した再生回数Aa以上となった
場合には(ステップS7h)、コンテンツを消去する
(ステップS7i)。
【0076】また、図18のコピー回数を設定した場合
のフローチャートにおいて、第1の態様と同様にして、
コンテンツを選択してコンテンツデータ及び制御データ
の配信を受けた後、制御手段2hは、選択された制御デ
ータに基づいてコンテンツデータを管理する。
【0077】コンテンツのコピー回数を設定する管理態
様を選択すると、制御手段2hは対応する制御データに
よって記憶手段2dに記憶されるコンテンツデータの管
理を行う。また、どの制御データが選択されたかのデー
タは配信データ配信装置1に送られ、課金管理に利用さ
れる(ステップS8a)。利用者がコピー回数Caを設
定すると(ステップS8b)、コピー回数を計数するカ
ウンタ値Cを0とする(ステップS8c)。
【0078】コンテンツをコピーした後(ステップS8
d)、カウンタ値Cに1を加えてコピー回数を計数する
(ステップS8e)。再度のコピーが要求されたとき
(ステップS8f)、積算したコピー回数Cの値が設定
したコピー回数Caよりも少ない場合には(ステップS
8g)、ステップS8dに戻ってコンテンツをコピーさ
せる。一方、積算したコピー回数Cの値が設定したコピ
ー回数Ca以上となった場合には(ステップS8g)、
コンテンツを消去する(ステップS8h)。なお、再生
とコピーをコンテンツの利用として同一に扱うことによ
って、設定した利用回数内で再生あるいはコピーを許容
する態様とすることもできる。
【0079】図19(a)は再生(コピー)前のコンテ
ンツデータを示している。コンテンツデータには、再生
回数(コピー回数)Nが設定される。図19(b)、
(c)に示すように、各再生(コピー)毎に再生回数
(コピー回数)の許容回数を減じていく。この間、コン
テンツデータは消去されることなく残されている。図1
9(d)に示すように、積算した再生回数(コピー回
数)が許容回数となった時点でコンテンツデータは消去
される。
【0080】この第7の態様によれば、コンテンツの利
用回数を設定することができるため、利用者の必要に応
じて複数回の利用が可能となると共に利用回数を管理す
ることができる。配信データ再生装置において、第8の
態様は第7の態様と同様に再生回数やコピー回数を設定
する態様であって、各利用時において1回のみの利用に
制限するものである。制御データはコンテンツの再生回
数やコピー回数を設定する。配信データ再生装置の制御
手段は、制御データで指定されたコンテンツについて設
定回数を再生あるいは設定回数をコピーすると共に、各
再生回において再生と同時に再生したコンテンツデータ
の再度の再生を禁止、あるいは各コピー回においてコピ
ーと同時にコピーしたコンテンツデータの再度のコピー
を禁止し、設定回数の再生あるいはコピーをした後にコ
ンテンツデータを消去する。
【0081】図20,図21は配信データ再生装置の第
8の態様を説明するためのフローチャート、及びコンテ
ンツデータの模式図である。なお、ここでは再生の場合
についてのみ示す。図20のフローチャートにおいて、
第1の態様と同様にして、コンテンツを選択してコンテ
ンツデータ及び制御データの配信を受けた後、制御手段
2hは、選択された制御データに基づいてコンテンツデ
ータを管理する。コンテンツの再生回数を設定する管理
態様を選択すると、制御手段2hは対応する制御データ
によって記憶手段2dに記憶されるコンテンツデータの
管理を行う。また、どの制御データが選択されたかのデ
ータは配信データ配信装置1に送られ、課金管理に利用
される(ステップS9a)。
【0082】利用者が再生回数Aaを設定すると(ステ
ップS9b)、再生回数を計数するカウンタ値Aを0と
する(ステップS9c)。コンテンツの再生と共に(ス
テップS9d)、再生位置Pを記憶する(ステップS9
e)。再生を停止したときの再生位置をPpとして記憶
する(ステップS9f,9e)。この再生位置Ppは再
生停止(ステップS9f)の後の再生再開時の再生開始
位置Prとの比較に用いられる(ステップS9g)。
【0083】再生停止後に再生を再開した時の再生開始
位置Pr(ステップS9h)と再生を停止したときの再
生位置Ppとを比較し、再生開始位置Prが再生位置P
pよりも先の位置にあるときのみ再生を許容し、再生開
始位置Prが再生位置Ppよりも前の位置にあるときは
同一再生回内において重複した再生となるためこの再生
を許容しない(ステップS9i)。
【0084】一つの再生が終了し、終了した再生の再生
回数Aと設定した再生回数Aaとを比較し、積算した再
生回数Aが設定した再生回数Aa以下の場合(A≦A
a)には(ステップS9j)、再生回数Aに1を加算す
る(ステップS9k)。一方、積算した再生回数Aが設
定した再生回数Aaを超えた場合(A>Aa)には(ス
テップS9i)、コンテンツデータを消去する(ステッ
プS9n)。
【0085】ステップS9kの後、再度の再生が要求さ
れた場合(ステップS9l)、再生回数Aと設定した再
生回数Aaとを比較し、再生回数Aが設定した再生回数
Aa以下の場合(A≦Aa)には(ステップS9m)、
ステップS9dに戻って再度の再生を行い、再生回数A
が設定した再生回数Aaを超えた場合(A>Aa)には
(ステップS9m)、コンテンツデータを消去する(ス
テップS9n)。
【0086】図21(a)は再生前のコンテンツデータ
を示している。コンテンツデータには、再生回数Nが設
定される。図21(b)、(c)に示すように、各再生
毎に再生回数の許容回数を減じていく。各再生回におい
て、再生位置Ppで一次的に停止した後、再生開始位置
Prから再生を再開する場合、再生開始位置Prが再生
位置Ppよりも前に戻って再生することは許容しない。
この状態を図中ではPpからPrに向かう×印を付した
破線で示している。この間、コンテンツデータは消去さ
れることなく残されている。図21(d)に示すよう
に、積算した再生回数Nが許容回数Nとなった時点でコ
ンテンツデータは消去される。
【0087】この第8の態様によれば、重複した利用を
防ぎ著作権を保護することができる。配信データ再生装
置において、第9の態様は第8の態様と同様に再生回数
やコピー回数を設定すると共に利用回中の再利用を禁止
する態様であって、設定した許容範囲を除いて消去する
ものである。制御データはコンテンツの再生回数、コピ
ー回数、及び許容範囲を設定する。配信データ再生装置
の制御手段は、制御データで指定されたコンテンツにつ
いて設定回数を再生あるいは設定回数をコピーすると共
に、各再生回において再生と同時に許容範囲を除いて再
生したコンテンツデータの再度の再生を禁止、あるいは
各コピー回においてコピーと同時に許容範囲を除いてコ
ピーしたコンテンツデータの再度のコピーを禁止し、設
定回数の再生あるいはコピーの後にコンテンツデータを
消去する。
【0088】図22,図23は配信データ再生装置の第
9の態様を説明するためのフローチャート、及びコンテ
ンツデータの模式図である。なお、以下では再生につい
て説明する。図22のフローチャートにおいて、第1の
態様と同様にして、コンテンツを選択してコンテンツデ
ータ及び制御データの配信を受けた後、制御手段2h
は、選択された制御データに基づいてコンテンツデータ
を管理する。
【0089】コンテンツの再生回数及び許容範囲を設定
する管理態様を選択すると、制御手段2hは対応する制
御データによって記憶手段2dに記憶されるコンテンツ
データの管理を行う。また、どの制御データが選択され
たかのデータは配信データ配信装置1に送られ、課金管
理に利用される(ステップS10a)。
【0090】利用者が再生回数Aa及び再度の再生を許
容する許容範囲(開始位置Ps−終了位置Ps)を設定
すると(ステップS10b)、再生回数を計数するカウ
ンタ値Aを0とする(ステップS10c)。
【0091】コンテンツの再生と共に(ステップS10
d)、再生位置Pを記憶する(ステップS10e)。再
生を停止したときの再生位置をPpとして記憶する(ス
テップS10f,10e)。この再生位置Ppは再生停
止(ステップS10f)の後の再生再開時の再生開始位
置Prとの比較に用いられる(ステップS10g)。再
生停止後に再生を再開した時の再生開始位置Pr(ステ
ップS10h)と再生を停止したときの再生位置Ppと
を比較する(ステップS10i)。
【0092】再生開始位置Prが再生位置Ppよりも先
の位置にあるとき(ステップS10i)、再生回数Aと
設定した再生回数Aaとを比較し、積算した再生回数A
が設定した再生回数Aa以下の場合(A≦Aa)には
(ステップS10j)、再生回数Aに1を加算する(ス
テップS10k)。一方、積算した再生回数Aが設定し
た再生回数Aaを超えた場合(A>Aa)には(ステッ
プS10i)、コンテンツデータを消去する(ステップ
S10n)。
【0093】ステップS10kの後、再度の再生が要求
された場合(ステップS10l)、再生回数Aと設定し
た再生回数Aaとを比較し、再生回数Aが設定した再生
回数Aa以下の場合(A≦Aa)には(ステップS10
m)、ステップS10dに戻って再度の再生を行い、再
生回数Aが設定した再生回数Aaを超えた場合(A>A
a)には(ステップS10m)、コンテンツデータを消
去する(ステップS10n)。
【0094】一方、再生開始位置Prが再生位置Ppよ
りも前の位置にあるとき(ステップS10i)、その再
生開始位置Prが許容範囲(Ps−Pe)内にあるか否
かを判定し、再生開始位置Prが許容範囲内にあるとき
のみ再度の再生を許容し、再生開始位置Prが許容範囲
外にあるときは再度の再生を許容しない(ステップS1
0o)。
【0095】再生開始位置Prが許容範囲内にあるとき
(ステップS10o)、再生開始位置Prからの再生を
許容し(ステップS10p)、再生位置Pが許容範囲の
終了位置Peとなった時点で(ステップS10q)、ス
テップS10jに進む。図23において、コンテンツデ
ータには、再度の再生を許容する許容範囲(P1s−P
1e,P2s−P2e)とその再生回数Nが設定され
る。図23(a),(b)に示すように、各再生毎に再
生回数の許容回数を減じていく。各再生回において、再
生位置Ppで一次的に停止した後、再生開始位置Prか
ら再生を再開するとき、再生開始位置Prが再生位置P
pよりも前に戻って再生する場合には、許容範囲のみ再
度の再生を許容する。
【0096】図23(a)では、許容範囲P1s−P1
eについて再度の再生を許容し、図23(b)では、許
容範囲P1s−P1e及び許容範囲P2s−P2eにつ
いて再度の再生を許容している。積算した再生回数Nが
許容回数Nとなった時点でコンテンツデータは消去され
る。
【0097】この第9の態様によれば、重複した利用を
防ぎ著作権を保護することができる。配信データ再生装
置において、第10の態様はコンテンツにおいて再生時
間を設定するものである。制御データはコンテンツの再
生時間やコピー時間を設定する。配信データ再生装置の
制御手段は、制御データで指定されたコンテンツについ
て設定時間再生あるいはコピーした後に、そのコンテン
ツのコンテンツデータを消去する。
【0098】図24,図25は配信データ再生装置の第
10の態様を説明するためのフローチャート、及びコン
テンツデータの模式図である。なお、以下では再生時間
の場合について説明する。図24の再生時間を設定した
場合のフローチャートにおいて、第1の態様と同様にし
て、コンテンツを選択してコンテンツデータ及び制御デ
ータの配信を受けた後、制御手段2hは、選択された制
御データに基づいてコンテンツデータを管理する。
【0099】コンテンツの再生時間を設定する管理態様
を選択すると、制御手段2hは対応する制御データによ
って記憶手段2dに記憶されるコンテンツデータの管理
を行う。また、どの制御データが選択されたかのデータ
は配信データ配信装置1に送られ、課金管理に利用され
る(ステップS11a)。
【0100】利用者が再生時間Taを設定すると(ステ
ップS11b)、この再生時間Taのデータは配信デー
タ配信装置1側に送信される(ステップS11c)。積
算再生時間を計数するタイマ値Tを0とする(ステップ
S11d)。コンテンツが再生されると、タイマ値Tは
再生した時間を積算する(ステップS11e)。タイマ
値Tと設定された再生時間Taとを比較し(ステップS
10f)、タイマ値Tが設定された再生時間Ta以下で
あれば再生を許容し、タイマ値Tが設定された再生時間
Taが超えたときコンテンツデータを消去する(ステッ
プS11g)。
【0101】図25(a)は再生前のコンテンツデータ
を示している。コンテンツデータには、再生時間Taが
設定される。図21(b),(c),(d)に示すよう
に、再生時間を積算し、積算時間T(=t1+t2+
…)が再生時間Ta以内である間は再生を許容する。図
21(e)に示すように、積算時間T(=t1+t2+
…)が再生時間Taを超えた場合には、コンテンツデー
タを消去する。この第10の態様によれば、コンテンツ
の利用時間を設定することができるため、利用者の必要
に応じた時間数の利用が可能となると共に利用時間を管
理することができる。
【0102】配信データ再生装置において、第11の態
様は、複数回の再生やコピーを許容する再再生範囲ある
いは再コピー範囲を設定するものである。制御データ
は、再再生範囲あるいは再コピー範囲を設定する。配信
データ再生装置の制御手段は、制御データで指定された
コンテンツについて設定された再再生範囲を再度再生す
ること、あるいは再コピー範囲を再度コピーすることを
許容し、再再生範囲を再度の再生した後、あるいは再コ
ピー範囲を再度コピーした後、そのコンテンツのコンテ
ンツデータを消去する。制御手段は、制御データのパラ
メータを変更することによって再利用を行う範囲は任意
に設定することができる。
【0103】また、第12の態様は、複数回の再生やコ
ピーを許容する再再生回数あるいは再コピー回数を設定
するものである。制御データは、再再生回数あるいは再
コピー回数を設定する。配信データ再生装置の制御手段
は、制御データで指定されたコンテンツについて設定さ
れた回数分の再生あるいはコピーを許容し、各設定回数
の再生あるいはコピーの後、そのコンテンツのコンテン
ツデータを消去する。制御手段は、制御データのパラメ
ータを変更することによって再利用を行う回数は任意に
設定することができる。
【0104】図26,図27は配信データ再生装置の第
11,12の態様を説明するためのフローチャート、及
びコンテンツデータの模式図である。なお、以下では再
生について説明する。図26のフローチャートにおい
て、第1の態様と同様にして、コンテンツを選択してコ
ンテンツデータ及び制御データの配信を受けた後、制御
手段2hは、選択された制御データに基づいてコンテン
ツデータを管理する。
【0105】コンテンツの再再生回数及び再再生範囲を
設定する管理態様を選択すると、制御手段2hは対応す
る制御データによって記憶手段2dに記憶されるコンテ
ンツデータの管理を行う。また、どの制御データが選択
されたかのデータは配信データ配信装置1に送られ、課
金管理に利用される。再再生回数及び再再生範囲は制御
データに予め設定しておくことも、あるいはパラメータ
を変更することによって利用者側で設定することもでき
る(ステップS12a)。
【0106】以下、パラメータの変更によって再再生回
数及び再再生範囲を設定する場合について説明する。利
用者は、コンテンツデータを再生し(ステップS12
b)、利用者が再度の再生を許容する再再生回数及び再
再生範囲を設定し、制御データのパラメータを変更する
(ステップS12c)。再再生回数及び再再生範囲の設
定が終了すると(ステップS12d)、当該設定データ
を配信データ配信装置1に送る(ステップS12e)。
【0107】再再生回数及び再再生範囲を設定した後、
再再生の要求がされると(ステップS12f)、設定し
た再再生回数及び再再生範囲のデータを読み出し(ステ
ップS12g)、再再生範囲について再生を行う(ステ
ップS12h)。再再生の回数を計数し、設定した再再
生回数内であるかを判定する(ステップS12i)。設
定された再再生範囲において、再再生回数が設定した再
再生回数を超えた場合には、当該再再生範囲のコンテン
ツデータを消去する(ステップS12j)r。設定した
全ての再再生範囲について、ステップS12f〜ステッ
プS12jの処理を繰り返し、全再再生範囲について設
定回数の再再生が終了すると、全てのコンテンツデータ
は消去される(ステップS12k)。
【0108】図27(a)は再生前のコンテンツデータ
を示している。コンテンツデータには、再再生範囲(P
s−Pe)及び再再生回数Nが設定される。図27
(b),(c)に示すように、再再生範囲を再生する毎
に再再生回数を計数し、図27(d)に示すように、設
定した再再生回数Nとなった時点で再再生範囲のコンテ
ンツデータを消去する。
【0109】この第11,12の態様によれば、設定さ
れた範囲であれば複数の利用が可能となると共に再利用
の範囲を管理することができる。上記の再生時間(コピ
ー時間)や再生回数(コピー回数)を設定する各態様に
おいて、課金は設定した再生時間(コピー時間)や再生
回数(コピー回数)に応じて行うことも、あるいは設定
した再生時間(コピー時間)や再生回数(コピー回数)
を上限値とし、実際に利用した再生時間(コピー時間)
や再生回数(コピー回数)に応じて行うこともできる。
実際の使用状態に応じて課金を行う場合には、実際に利
用した再生時間(コピー時間)や再生回数(コピー回
数)に関する利用データを配信データ配信装置1に送信
することによって、配信データ配信装置1側での課金を
可能とする。
【0110】また、設定した再生時間(コピー時間)や
再生回数(コピー回数)の途中で利用を打ち切る場合に
は、配信データ再生装置2側で利用打切りを選択し、記
憶するコンテンツデータを消去する。図28,図29は
配信データ再生装置の第13の態様を説明するためのフ
ローチャート、及びコンテンツデータの模式図である。
なお、以下では再生について説明する。
【0111】図28のフローチャートにおいて、第1の
態様と同様にして、コンテンツを選択してコンテンツデ
ータ及び制御データの配信を受けた後、制御手段2h
は、選択された制御データに基づいてコンテンツデータ
を管理する。コンテンツの再生(コピー)を許容する利
用期間を設定する管理態様を選択すると、制御手段2h
は対応する制御データによって記憶手段2dに記憶され
るコンテンツデータの管理を行う。また、どの制御デー
タが選択されたかのデータは配信データ配信装置1に送
られ、課金管理に利用される。利用期間は制御データに
予め設定しておくことも、あるいはパラメータを変更す
ることによって利用者側で設定することもできる(ステ
ップS13a,13b)。
【0112】制御手段2hは、利用開始時点からタイマ
を経時して設定された利用期間の管理を行う。利用者か
らコンテンツデータの利用(再生、コピー)の要求が出
された時、当該コンテンツの利用期間内であるか否かを
判定し(ステップS13c)、利用期間内であればコン
テンツデータの利用を許容して再生やコピーを行う(ス
テップS13d)。設定されたコンテンツについて設定
された期間が経過した場合には、コンテンツデータを消
去する(ステップS13e)。また、利用期間を経過し
た後に、利用者からコンテンツデータの利用の要求が出
された場合には、既にコンテンツデータが消去されてい
るため利用を許容しない。このとき、利用期間が経過し
ており、コンテンツデータが利用できないことを表示す
ることができる。
【0113】図29(a)は利用期間時点のコンテンツ
データを示している。コンテンツデータは、設定された
利用期間内であれば、図29(b),(c),(d)に
示すように、コンテンツデータの任意の箇所を再生(コ
ピー)することも、また、再生(コピー)の回数も任意
とすることができる。
【0114】図29(e)に示すように、設定された利
用期間が経過した時点でコンテンツデータを消去し、そ
の後の再生(コピー)を制限する。なお、配信データ配
信装置1では、設定された利用期間のデータを受け取
り、これに基づいて課金処理を行うことができる。
【0115】次に、配信データ配信装置の態様について
図30を用いて説明する。配信データ配信装置におい
て、管理条件として再生回数あるいはコピー回数、再生
時間あるいはコピー時間、再生範囲あるいはコピー範
囲、特定のコンテンツ、再生回数又はコピー回数と特定
のコンテンツの組合わせ、再生時間又はコピー時間と特
定のコンテンツの組合わせ等を設定する。課金管理手段
は、選択したコンテンツについて、これら管理条件に応
じて課金を行う。
【0116】図30のフローチャートにおいて、配信デ
ータ配信装置1の課金管理手段1lは、配信データ再生
装置2で選択したコンテンツのタイトル、管理条件、及
び利用状態に関する利用データを受け取る。利用状態に
関する利用データは、配信データ再生装置2において再
生時間(コピー時間)や再生回数(コピー回数)等の実
行分に応じて課金する管理条件を選択したとき、実際に
再生あるいはコピーした時間や回数等の利用データであ
る(ステップS14a)。
【0117】実行分ではなく、設定条件に応じた課金を
行う場合には(ステップS14b)、コンテンツ、管理
条件に応じた課金条件を読み出して課金処理を行う。な
お、課金管理手段1lには、コンテンツ、管理条件に応
じた課金条件に関するデータが格納されている(ステッ
プS14c)。
【0118】実行分に応じた課金を行う場合には(ステ
ップS14b)、再生時間(コピー時間)や再生回数
(コピー回数)等の実行分に関する利用データを受け取
り(ステップS14d)、コンテンツ、管理条件、行う
利用状態に応じた課金条件を読み出して課金処理を行
う。なお、課金管理手段1lには、コンテンツ、管理条
件、行う利用状態に応じた課金条件に関するデータが格
納されている(ステップS14e)。また、課金条件と
して、利用範囲に応じて課金を行う態様や、特定のコン
テンツを利用したとき、課金金額を減額したり、利用時
間あるいは利用回数を増やすといった処理を行うことも
できる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配信デー
タ配信装置及び配信データ再生装置によれば、配信した
コンテンツの再生状態を管理し、これによって配信コン
テンツの著作権を保護することができる。配信データ再
生装置の第1の態様によれば、配信先においてコンテン
ツを利用すると同時に配信したコンテンツデータを消去
することによって、配信コンテンツの再利用を防いで著
作権を保護する。
【0120】配信データ再生装置の第2の態様によれ
ば、コンテンツを分割して消去することによって停止位
置より前の部分について分割区分を単位として再利用す
ることができるため、利用者の便宜を図ると共に著作権
を保護することができる。配信データ再生装置の第3の
態様によれば、コンテンツの消去範囲を設定することに
よって消去する範囲と残す範囲を区分して管理すること
ができるため、著作権を保護すると共に、コマーシャル
や連絡事項等を残すことができる。配信データ再生装置
の第4の態様によれば、コンテンツの許容範囲を設定す
ることによって消去する範囲と残す範囲を区分して管理
することができるため、著作権を保護すると共に、コマ
ーシャルや連絡事項等を残すことができる。
【0121】配信データ再生装置の第5の態様によれ
ば、第3の態様と同様の効果を奏する他、利用者はコン
テンツの再生終了前あるいはコピー終了前までであれば
再利用が可能である。配信データ再生装置の第6の態様
によれば、利用者はコンテンツの再生終了前あるいはコ
ピー終了前までであれば再利用が可能である。
【0122】配信データ再生装置の第7の態様によれ
ば、コンテンツの利用回数を設定することができるた
め、利用者の必要に応じて複数回の利用が可能となると
共に利用回数を管理することができる。配信データ再生
装置の第8,9の態様によれば、重複した利用を防ぎ著
作権を保護することができる。配信データ再生装置の第
10の態様によれば、コンテンツの利用時間を設定する
ことができるため、利用者の必要に応じた時間数の利用
が可能となると共に利用時間を管理することができる。
配信データ再生装置の第11,12の態様によれば、設
定された範囲であれば複数の利用が可能となると共に再
利用の範囲を管理することができる。
【0123】配信データ再生装置の第13の態様によれ
ば、配信先においてコンテンツデータを保持する期間を
管理することによって、配信コンテンツの利用期間を管
理することができる。また、配信データ配信装置の態様
によれば、コンテンツの利用回数に応じて課金を行うこ
とができる。配信データ配信装置の態様によれば、コン
テンツの利用時間に応じて課金を行うことができる。配
信データ配信装置の態様によれば、コンテンツの利用範
囲に応じて課金を行うことができる。配信データ配信装
置の態様によれば、コンテンツの利用期間に応じて課金
を行うことができる。
【0124】配信データ配信装置の態様によれば、コマ
ーシャル等の特定のコンテンツを利用することで課金金
額を調整することで、利用者に便宜を図ることができ
る。配信データ配信装置の態様によれば、コマーシャル
等の特定のコンテンツを利用することで利用回数を調整
することで、利用者に便宜を図ることができる。配信デ
ータ配信装置の態様によれば、コマーシャル等の特定の
コンテンツを利用することで利用時間を調整すること
で、利用者に便宜を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配信データ配信装置の一態様を説明す
るための構成例である。
【図2】本発明の配信データ再生装置の一態様を説明す
るための構成例である。
【図3】本発明の配信データ再生装置の第1の態様を説
明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の配信データ再生装置の第1の態様を説
明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図5】本発明の配信データ再生装置の第2の態様を説
明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の配信データ再生装置の第2の態様を説
明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図7】本発明の配信データ再生装置の第2の態様を説
明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の配信データ再生装置の第2の態様を説
明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図9】本発明の配信データ再生装置の第3の態様を説
明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の配信データ再生装置の第3の態様を
説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図11】本発明の配信データ再生装置の第4の態様を
説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の配信データ再生装置の第4の態様を
説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図13】本発明の配信データ再生装置の第5の態様を
説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の配信データ再生装置の第5の態様を
説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図15】本発明の配信データ再生装置の第6の態様を
説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明の配信データ再生装置の第6の態様を
説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図17】本発明の配信データ再生装置の第7の態様を
説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明の配信データ再生装置の第7の態様を
説明するためのフローチャートである。
【図19】本発明の配信データ再生装置の第7の態様を
説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図20】本発明の配信データ再生装置の第8の態様を
説明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の配信データ再生装置の第8の態様を
説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図22】本発明の配信データ再生装置の第9の態様を
説明するためのフローチャートである。
【図23】本発明の配信データ再生装置の第9の態様を
説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図24】本発明の配信データ再生装置の第10の態様
を説明するためのフローチャートである。
【図25】本発明の配信データ再生装置の第10の態様
を説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図26】本発明の配信データ再生装置の第11,12
の態様を説明するためのフローチャートである。
【図27】本発明の配信データ再生装置の第11,12
の態様を説明するためのコンテンツデータの模式図であ
る。
【図28】本発明の配信データ再生装置の第13の態様
を説明するためのフローチャートである。
【図29】本発明の配信データ再生装置の第13の態様
を説明するためのコンテンツデータの模式図である。
【図30】本発明の配信データ配信装置の態様を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 配信データ配信装置 1a 送受信手段 1b 分離手段 1c 制御データ 1d コンテンツデータ 1e 符号化手段 1f 符号化データ記憶手段 1g データ形成手段 1h データ記憶手段 1i デジタル変調手段 1j デジタル変復調手段 1k 通信制御手段 1l 課金管理手段 1m コンテンツメニューデータ 2 配信データ再生装置 2a 送受信手段 2b デジタル復調手段 2c データ分離手段 2d 記憶手段 2e 復号化手段 2f D/A変換手段 2g モニタ 2h 制御手段 2i 端末制御手段 2j デジタル変復調手段 2k I/O手段 2l 選択手段 3 セットトップボックス(STB)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 7/173 610 7/16 5/91 P 7/173 610 L (72)発明者 富士本 淳 東京都江東区有明3丁目1番地25 有明フ ロンティアビル Fターム(参考) 5C053 FA28 JA30 LA06 LA14 5C064 BA01 BB01 BC01 BC25 BD02 BD16

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツデータと当該コンテンツデー
    タの管理条件を定めた制御データとを含む配信データを
    受信する受信手段と、前記受信手段が受信した配信デー
    タを記録する記録手段と、前記記録手段に記録されるコ
    ンテンツデータの再生及び又はコピー、及び消去を制御
    する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記制御デー
    タに従って、コンテンツの指定及び指定するコンテンツ
    のコンテンツデータの消去を管理することを特徴とする
    配信データ再生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御データはコンテンツを指定し、
    前記制御手段は、前記指定したコンテンツの再生及び又
    はコピーと同時に当該コンテンツのコンテンツデータを
    即時に消去することを特徴とする、請求項1記載の配信
    データ再生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御データは、コンテンツの指定及
    び指定したコンテンツの時系列中に少なくとも一つの指
    定位置を設定し、前記制御手段は、前記指定したコンテ
    ンツの再生停止時及び又はコピー停止時に当該停止位置
    より前の指定位置までの再生及び又はコピー済みのコン
    テンツデータを消去することを特徴とする、請求項1記
    載の配信データ再生装置。
  4. 【請求項4】 前記制御データは、コンテンツの指定及
    び指定したコンテンツについて消去範囲を設定し、前記
    制御手段は、前記指定したコンテンツについて再生及び
    又はコピーと同時に前記消去範囲を消去することを特徴
    とする、請求項1記載の配信データ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記制御データは、コンテンツの指定及
    び指定したコンテンツについて許容範囲を設定し、前記
    制御手段は、前記指定したコンテンツについて再生及び
    又はコピーと同時に前記許容範囲を除いて消去すること
    を特徴とする、請求項1記載の配信データ再生装置。
  6. 【請求項6】 前記制御データは、コンテンツの指定及
    び指定したコンテンツについて消去範囲を設定し、前記
    制御手段は、前記指定したコンテンツの再生終了時及び
    又はコピー終了時に前記消去範囲を消去することを特徴
    とする、請求項1記載の配信データ再生装置。
  7. 【請求項7】 前記制御データは、コンテンツの指定及
    び指定したコンテンツについて許容範囲を設定し、前記
    制御手段は、前記指定したコンテンツの再生終了時及び
    又はコピー終了時に前記許容範囲を除いて消去すること
    を特徴とする、請求項1記載の配信データ再生装置。
  8. 【請求項8】 前記制御データは、コンテンツの指定及
    び指定したコンテンツについて再生回数及び又はコピー
    回数を設定し、前記制御手段は、前記指定したコンテン
    ツについて設定回数の再生後及び又は設定回数のコピー
    後に、当該コンテンツのコンテンツデータを消去するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の配信データ再生装置。
  9. 【請求項9】 前記制御データは、コンテンツの指定及
    び指定したコンテンツについて再生回数及び又はコピー
    回数を設定し、前記制御手段は、前記指定したコンテン
    ツについて各再生回において再生と同時に再生したコン
    テンツデータの再度の再生を禁止、及び又は前記指定し
    たコンテンツについて各コピー回においてコピーと同時
    にコピーしたコンテンツデータの再度のコピーを禁止
    し、設定回数の再生及び又はコピーの後に当該コンテン
    ツのコンテンツデータを消去することを特徴とする、請
    求項1記載の配信データ再生装置。
  10. 【請求項10】 前記制御データは、コンテンツの指定
    及び指定したコンテンツについて再生回数及び又はコピ
    ー回数、及び許容範囲を設定し、前記制御手段は、前記
    指定したコンテンツについて各再生において再生と同時
    に前記許容範囲を除いて再生したコンテンツデータの再
    度の再生を禁止、及び又は前記指定したコンテンツにつ
    いて各コピーにおいてコピーと同時に前記許容範囲を除
    いてコピーしたコンテンツデータの再度のコピーを禁止
    し、設定回数の再生及び又はコピーの後に当該コンテン
    ツのコンテンツデータを消去することを特徴とする、請
    求項1記載の配信データ再生装置。
  11. 【請求項11】 前記制御データは、コンテンツの指定
    及び指定したコンテンツについて再生時間及び又はコピ
    ー時間を設定し、前記制御手段は、前記指定したコンテ
    ンツについて設定時間の再生及び又はコピー後に、当該
    コンテンツのコンテンツデータを消去することを特徴と
    する、請求項1記載の配信データ再生装置。
  12. 【請求項12】 前記制御データは、コンテンツの指定
    及び指定したコンテンツについて再再生範囲及び又は再
    コピー範囲を設定し、前記制御手段は、前記指定したコ
    ンテンツについて、前記再再生範囲の再度の再生及び又
    は前記再コピー範囲の再度のコピーを許容し、当該再再
    生範囲の再度の再生又は再コピー範囲の再度のコピーの
    後に、当該コンテンツのコンテンツデータを消去するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の配信データ再生装置。
  13. 【請求項13】 前記制御データが設定する範囲は、前
    記制御手段で変更可能であることを特徴とする、請求項
    12記載の配信データ再生装置。
  14. 【請求項14】 前記制御データは、コンテンツの指定
    及び指定したコンテンツについて再再生回数及び又は再
    コピー回数を設定し、前記制御手段は、前記指定したコ
    ンテンツについて、前記再再生回数の再度の再生及び又
    は前記再コピー回数の再度のコピーを許容し、当該再再
    生回数の再度の再生又は再コピー回数の再度のコピーの
    後に、当該コンテンツのコンテンツデータを消去するこ
    とを特徴とする、請求項1記載の配信データ再生装置。
  15. 【請求項15】 前記制御データが設定する回数は、前
    記制御手段で変更可能であることを特徴とする、請求項
    14記載の配信データ再生装置。
  16. 【請求項16】 前記制御データは、コンテンツの指定
    及び指定したコンテンツについて利用期間を設定し、前
    記制御手段は、前記指定したコンテンツの利用期間の経
    過時にコンテンツデータを消去することを特徴とする、
    請求項1記載の配信データ再生装置。
  17. 【請求項17】 配信データ再生装置からコンテンツの
    送信要求を受信し、配信データ再生装置が要求するコン
    テンツのコンテンツデータと当該コンテンツデータの管
    理条件を定めた制御データを備える配信データを送信す
    る送受信手段と、前記配信データ再生装置が選択する、
    コンテンツ、及び当該コンテンツの制御データに設定す
    る管理条件若しくは当該管理条件中に実行分に応じて課
    金を行う課金管理手段とを備えることを特徴とする、配
    信データ配信装置。
  18. 【請求項18】 前記管理条件は、再生回数又はコピー
    回数であり、前記課金管理手段は、選択したコンテンツ
    について、設定又は実行した再生回数、若しくは設定又
    は実行したコピー回数に応じて課金することを特徴とす
    る、請求項17記載の配信データ配信装置。
  19. 【請求項19】 前記管理条件は、再生時間又はコピー
    時間であり、前記課金管理手段は、選択したコンテンツ
    について、設定又は実行した再生時間、若しくは設定又
    は実行したコピー時間に応じて課金することを特徴とす
    る、請求項17記載の配信データ配信装置。
  20. 【請求項20】 前記管理条件は、再生範囲又はコピー
    範囲であり、前記課金管理手段は、選択したコンテンツ
    について、設定又は実行した再生範囲、若しくは設定又
    は実行したコピー範囲に応じて範囲を単位として課金す
    ることを特徴とする、請求項17記載の配信データ配信
    装置。
  21. 【請求項21】 前記管理条件は、特定のコンテンツで
    あり、前記課金管理手段は、選択したコンテンツが前記
    特定コンテンツであるとき、課金金額を減額することを
    特徴とする、請求項17記載の配信データ配信装置。
  22. 【請求項22】 前記管理条件は、再生回数又はコピー
    回数、及び特定のコンテンツであり、前記課金管理手段
    は、選択したコンテンツが前記特定コンテンツであると
    き、課金対象の再生回数又はコピー回数の回数を増加す
    ることを特徴とする、請求項18記載の配信データ配信
    装置。
  23. 【請求項23】 前記管理条件は、再生時間又はコピー
    時間、及び特定のコンテンツであり、前記課金管理手段
    は、選択したコンテンツが前記特定コンテンツであると
    き、課金対象の再生時間又はコピー時間の時間を延長す
    ることを特徴とする、請求項19記載の配信データ配信
    装置。
  24. 【請求項24】 前記管理条件は、再生期間又はコピー
    期間であり、前記課金管理手段は、選択したコンテンツ
    について、設定した再生期間又は設定したコピー期間に
    応じて課金することを特徴とする、請求項17記載の配
    信データ配信装置。
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