JP2003018087A - マルチバンド対応無線移動機の周辺ゾーン監視用キャリア測定方法 - Google Patents

マルチバンド対応無線移動機の周辺ゾーン監視用キャリア測定方法

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JP2003018087A JP2002109509A JP2002109509A JP2003018087A JP 2003018087 A JP2003018087 A JP 2003018087A JP 2002109509 A JP2002109509 A JP 2002109509A JP 2002109509 A JP2002109509 A JP 2002109509A JP 2003018087 A JP2003018087 A JP 2003018087A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局からの周辺ゾーンキャリア測定を行な
うタイミングと送信タイミングが重なる場合と重ならな
い場合のそれぞれに応じて、適切に基地局の周辺ゾーン
キャリア受信レベル測定を行なうマルチバンド対応無線
移動機の周辺ゾーン監視用キャリア測定方法を提供する 【解決手段】 周辺ゾーンモニタ用スロットと送信可能
スロットとが重なるタイミングでは800MHz帯のレ
ベル測定を行ない、周辺ゾーンモニタ用スロットと送信
不可もしくは送信不要スロットが重なるタイミングでは
1.5GHz帯を優先してレベル測定を行い、その後8
00MHz帯のレベル測定を行なうことにより、無線移
動機が複数の離れた周波数帯域のいずれかを使用して通
信を行う場合にも、アンテナのミスマッチングを生じる
ことなく周辺基地局の受信レベル測定が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マルチバンド対
応無線移動機の周辺ゾーン監視用キャリア測定方法に関
し、特に、無線移動機が複数の離れた周波数帯域のいず
れかを使用して通信制御を行なう、いわゆるマルチバン
ド対応電話システムにおいて、基地局からの周辺ゾーン
キャリア受信レベルを測定する周辺ゾーン監視用キャリ
ア受信レベル測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のシングルバンド対応電話シ
ステムにおける無線移動機のハードウエア構成例を示す
ブロック図である。図3においてアンテナ1は送受信選
択切換回路2に接続されており、送受信選択切換回路2
はアンテナ1で受信された受信信号を受信系回路3に出
力し、送信系回路4からの送信信号をアンテナ1に出力
するように切換える。受信系回路3はPLL回路5で発
振される局部発振信号に基づいて受信信号をベースバン
ド信号に変換して受信レベル測定回路7に出力するとと
もに、ベースバンド処理部8に出力する。送信系回路4
はPLL回路6で発振される局部発振信号に基づいて、
ベースバンド信号を受信周波数とは異なる周波数の送信
信号に変換する。
【0003】図3に示した無線移動機は、800MHz
帯域のシングルバンドのみで通信を行なうものである。
【0004】現在、マルチバンド対応電話システムに
は、図4に示すような使用周波数がRCR(PERSO
NAL DIGITAL CELLULAR TELE
COMMUNICATION SYSTEM) STD
−27Iの規格で定められている。この規格では、基地
局と無線移動機との間で、800MHz帯1,2および
3と、1.5GHz(1500MHz)帯の周波数帯で
送受信が行なわれる。ところが、データパケットをたと
えば800MHz帯で受信し、たとえば1.5GHz帯
で同時に送信しようとすると、アンテナのインピーダン
スによるミスマッチングあるいは無線構成による問題が
生じるという問題がある。
【0005】また、携帯電話システムにおいては、従来
より図5に示すように、現在無線移動機M1がある基地
局B1のゾーンA1内にあるとき、図3に示した受信レ
ベル測定回路7によって、そのゾーンA1の周辺基地局
のキャリア受信レベルを絶えず測定(以下、周辺ゾーン
監視と称する)し、無線移動機がその基地局のゾーン内
にいても何らかの障害により受信レベルが低下し、周辺
の基地局B2のキャリア受信レベルの方が高いとき、そ
ちらの基地局B2の電波を受信できるように制御するこ
とが行なわれている。
【0006】マルチバンド対応電話システムでは、1つ
の基地局が800MHz帯の電波を送受信することもあ
れば、1.5GHz帯の電波を送受信していることもあ
り、これに対応して無線移動機ではその2つの周波数帯
で周辺ゾーン監視を行なう必要がある。周辺ゾーン監視
のために、無線移動機側で基地局から送られてくるキャ
リアの受信レベルの測定が行なわれる。
【0007】図6は周辺ゾーン監視用キャリア受信レベ
ル測定のためのスロット例である。図6において、
(a),(b)は基地局の受信,送信のタイムスロット
を示し、(c),(d)は無線移動機の送信,受信のタ
イムスロットを示している。そして、記号Rは受信,T
は送信,Bは基地局側,Mは無線移動機側および0〜2
はスロット番号を示す。このスロットはフレームデータ
をTDMAで時分割することにより割り当てられる。
【0008】基地局から(b)に示すスロットT−B2
が送信されると、当該無線移動機側では(d)に示すよ
うに、そのスロットをR−M2として受信し、続いて基
地局から継続スロットの最終スロットT−B0が送信さ
れると、当該無線移動機側ではそのスロットをR−M0
として受信する。基地局は続いて他の無線移動機のため
のスロットT−B1を送信する。当該無線移動機ではそ
のスロットは、自局の通信用物理チャネルの割り当てで
はない、あるいは他局宛のスロットであると判断する。
【0009】基地局が続いてスロットT−B2を送信す
ると、当該無線移動機ではそのスロットを自局宛のスロ
ットR−M2として受信する。基地局がアイドルスロッ
トT−B0を送信すると、当該無線移動機では受信する
必要のないアイドルスロットであると判断する。当該無
線移動機では、受信した各スロットのデータをバッファ
メモリに蓄積し、フレームデータを再構成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線移動機
は、上記自局通信用物理チャネルの割り当てではない、
または他局宛のスロットR−M1、あるいはアイドルス
ロットR−M0であると判断したとき、そのスロットが
送出される期間内で、周辺ゾーン監視のために基地局の
周辺ゾーンキャリア受信レベルの測定を行なう。ところ
が、図6(c)に示すように、たとえば無線移動機が基
地局宛に送信する送信スロットTーM2と、周辺ゾーン
監視用のキャリア受信レベル測定スロットR−M1とが
タイミング的に重なることがあり、その場合同じ帯域の
周波数であればアンテナのインピーダンスによるミスマ
ッチングあるいは無線構成による問題は起こらないが、
マルチバンド対応のシステムでは送信スロットの帯域と
周辺ゾーン監視用キャリアの帯域が異なればアンテナの
ミスマッチングあるいは無線構成による問題が起こると
いう問題が生じる。
【0011】それゆえに、この発明の主たる目的は、周
辺ゾーン監視を行なうタイミングと送信タイミングが重
なる場合、および周辺ゾーン監視を行なうタイミングと
送信タイミングが重ならない場合のそれぞれに応じて、
適切に周辺ゾーン監視を行なうマルチバンド対応無線移
動機の周辺ゾーン監視用キャリア測定方法を提供するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数帯域の
周波数を用いて基地局との間で送受信するマルチバンド
無線移動機において、無線移動機が基地局と通信中、自
局から送信される送信スロットと、周辺ゾーンの受信レ
ベルを監視するための周辺ゾーン監視用キャリア受信レ
ベル測定スロットとのタイミングが重なり、かつ自局送
信側周波数帯域と周辺ゾーン監視用キャリア受信レベル
測定周波数帯域が異なる場合、送信周波数と同じ周波数
帯域で周辺ゾーン監視用キャリア受信レベルの測定を行
なうことを特徴とする。
【0013】また、他の発明は、複数帯域の周波数を用
いて基地局との間で送受信するマルチバンド無線移動機
において、無線移動機が基地局と通信中、自局から送信
される送信スロットと、周辺ゾーンの受信レベルを監視
するための周辺ゾーン監視用キャリア受信レベル測定ス
ロットとのタイミングが重ならない場合、送信周波数帯
域に関わらず、複数の周波数帯域で周辺ゾーン監視用キ
ャリア受信レベルの測定を可能とする。
【0014】さらに、他の発明は、複数帯域の周波数を
用いて基地局との間で送受信するマルチバンド対応無線
移動機において、基地局からの周辺ゾーンキャリア受信
レベルを測定する方法であって、無線移動機が基地局と
通信中、自局から送信される送信スロットと、基地局か
らの周辺ゾーンキャリア受信レベルを監視するための測
定スロットとのタイミングが重ならない場合、同期ワー
ド検出スロット受信を優先した後、複数の周波数帯域で
基地局からの周辺ゾーンキャリア受信レベルを測定する
ことを可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態の動
作を説明するためのタイムチャートであり、(a)は周
辺ゾーンの受信レベルを監視するための周辺レベルモニ
タ用スロットと送信スロットが重なる場合を示し、
(b)は重ならない場合を示している。
【0016】従来では、受信スロットが3つ連続してシ
リアルに出力される場合、1番目のスロットは無線移動
機1に、2番目のスロットは無線移動機2に、3番目の
スロットは無線移動機3にというように割り当てられて
いた。
【0017】これに対して、この発明が適用されるマル
チバンド対応無線移動機では、受信スロットが3つ連続
してシリアルに出力される場合、それら3スロットのう
ち3スロットもしくは2スロットを1つの無線移動機の
受信スロットに割り当てて高速通信を可能にする。ただ
し、送信スロットは必ずしも連続したスロットとして出
力されるわけではなく、空きスロットが生じる。そこ
で、この発明の実施形態では、その空きスロットの期間
を利用して基地局の周辺ゾーンキャリア受信レベルの測
定を行なう。
【0018】無線移動機では、図1(a)および(b)
に示す受信スロット#2aを解析することにより、たと
えば継続する受信スロット#2bを周辺レベルモニタ用
スロットに適用するときには、受信スロット#0aの後
半に位置する衝突制御ビットを解析することにより、送
信スロット#0dが送信可能か否かを予測する。なお、
送信スロットは無線移動機自身が送信必要であることを
判断し、基地局が送信を許可したときに送信される。図
1(a)では送信スロット#0dで送信すると判断した
ものであり、図1(b)では送信不可もしくは送信不要
と判断したものである。
【0019】この判断により、図1(a)に示すように
周辺レベルモニタ用スロット#2bと送信可能スロット
#0dが重なるタイミングでは、レベル測定パターン1
による800MHz帯のキャリア受信レベル測定を行な
い、図1(b)に示すように周辺レベルモニタ用スロッ
トと送信不可スロットまたは送信不要スロットが重なる
タイミングでは、レベル測定パターン2による1.5G
Hz帯のキャリア受信レベル測定を優先して行ない、そ
の後レベル測定パターン1による800MHz帯のキャ
リア受信レベル測定を行なう。
【0020】すなわち、周辺ゾーン監視を行なうのは、
現在無線移動機がある基地局のゾーン内にあるとき、そ
のゾーンの周辺基地局のキャリア受信レベルを絶えず測
定し、無線移動機がその基地局のゾーン内にいても何ら
かの障害により受信レベルが低下し、周辺基地局のキャ
リア受信レベルの方が高いとき、そちらの基地局の電波
を受信できるように制御するためである。
【0021】ところが、無線移動機が高速伝送を行なう
ために3スロット連続受信または2スロット受信を行な
う場合、基地局の周辺ゾーンキャリアを監視するタイミ
ングが少なくなる。これを改善するために、上述のレベ
ル測定パターン1においては、自局送信スロットの送信
タイミングにおいても周辺ゾーン監視を実行し、送信周
波数と異なる帯域の周辺ゾーン監視は行なわない。
【0022】この場合、送信スロットの送信周波数と周
辺ゾーン監視する受信周波数は同じ帯域であり、異なる
帯域の周波数の周辺ゾーン監視は行なわないので、アン
テナのミスマッチングあるいは無線構成による問題とい
う問題は生じない。
【0023】一方、レベル測定パターン2においては、
送信スロットがない場合、送信スロットの送信周波数と
同じ帯域あるいは帯域の異なる周波数の周辺ゾーン監視
を行なう。この場合、送信スロットで送信を行っていな
いので、帯域の異なる周波数のゾーン監視を行なっても
アンテナのミスマッチングあるいは無線構成による問題
は起こらない。
【0024】なお、図1(a)および(b)において、
周辺レベルモニタ用スロットの期間は、6.67mse
cあるが実際に測定を行なう期間は最初の5.67ms
ecであり、その時間差は1msecである。送信スロ
ットが受信スロットよりも1msec速く送出されてい
るが、この期間はレベルメジャメント(LM)と呼ば
れ、この期間内でダイバーシティ制御が行なわれる。す
なわち、1msec内で無線移動機に搭載されている2
本のアンテナの受信レベルを測定し、受信レベルの高い
アンテナの出力を選択して受信するための制御が行なわ
れる。
【0025】また、図1(a)の説明は800MHz帯
で送信することを基本としているため、送信スロットと
周辺レベルモニタ用スロットが重なる場合に800MH
z帯のキャリアの受信レベルを測定しており、1.5G
Hz帯を送信することを基本とする場合は、1.5GH
z帯のキャリア受信レベル測定が行なわれる。
【0026】同様にして、図1(b)の説明において
も、1.5GHz帯で送信するのを基本とする場合に
は、1.5GHz帯のレベル測定パターン2による受信
レベルの測定が先に行なわれ、その後800MHz帯の
受信レベルの測定が行なわれる。
【0027】図2はこの発明の一実施形態の具体的な動
作を説明するためのフローチャートであり、図1に示し
たタイムチャートに基づく処理を実行するものである。
この図2に示すフロチャートを実現するためのハード構
成は、たとえば図3に示した回路構成をそのまま、ある
いは若干の変更で使用可能であるが、その他の送受信機
の構成であってもよい。そして、ソフトウエアを図2に
示すフローチャートで実現すればこの発明を実施でき
る。
【0028】図2に示すステップSP(図示ではSPと
略称する)0において、まず現在処理しようとするスロ
ットが同期ワード検出スロットであり、かつ、移動機が
同期ワード検出を行なうと判断した場合には同期ワード
検出を行ない、現在処理しようとするスロットが同期ワ
ード検出スロットでない、もしくは、同期ワード検出ス
ロットであっても移動機が同期ワード検出を行なわない
と判断した場合にはステップSP1に進む。
【0029】周辺ゾーンモニタ用スロットよりも同期ワ
ード検出用スロットを優先的に受信することは、同期ワ
ード検出スロットが定期的(継続的)に受信でき、基地
局との同期確立,位相追従,周波数安定など通信品質の
保持に効果的である。
【0030】ステップSP1において基地極からの指令
に基づいて、周辺ゾーンモニタ用スロットがあるか否か
が判別され、なければ周辺ゾーンモニタ用スロットが送
られてくるまで待機する。ステップSP2において、2
スロット前(下り|n−2|スロット)の受信I/B
(アイドル/ビジー)であるか否かが判別される。これ
は図1において「ここで送信と判断」あるいは「ここで
送信不可もしくは送信不要と判断」に相当し、基地局か
ら指令が与えられる。
【0031】アイドル状態であり、基地局から送信許可
の指令が与えられていれば、ステップSP3において送
信データがあるか否かが判別される。無線移動機では送
信データがあるか否かを自局で判断し、送信データの有
ることが判別されると図1(a)に示したように送信ス
ロットと、周辺レベルモニタ用スロットとのタイミング
が重なる状態となる。ステップSP4において800M
Hz帯のレベル測定が完了したか否かを判別する。ここ
で、800MHzの周波数帯は基地局から指定され、所
定時間内に監視しなければならない周波数のチャネル数
が定められており、すべてのチャネルについて監視が終
了したか否かが判別される。
【0032】ステップSP4において、800MHz帯
のレベル測定が終了していなければ、無線移動機の受信
レベル測定回路では、ステップSP5において、レベル
測定パターン1による800MHz帯について受信レベ
ルの測定を行なう。そして、再びステップSP0に戻り
ステップSP1〜SP4の処理を行ない、800MHz
帯のレベルの測定が完了していれば、ステップSP6に
おいて1.5GHz帯のレベル測定が完了したか否かが
判別される。
【0033】前述のステップSP2において、ビジーと
判断されたときはステップSP7に進み、次ユニット
(上り|n−2|スロット)にて継続送信データがある
か否かが判別される。通常、送信スロットはいくつか続
いているため、継続する送信データがあるものと判断し
た場合、SP4,SP5,SP0,SP1,SP2およ
びSP7の経路による処理が行なわれる。そして、再び
ステップSP4の処理を行なう。
【0034】ステップSP4において800MHz帯に
ついてレベル測定が完了していれば、ステップSP6に
おいて1.5GHz帯のレベル測定が完了したか否かが
判別され、完了していなければ、SP0に戻り、SP
1,SP2,SP7,SP4およびSP6の処理が繰り
返される。そして、ステップSP6において1.5GH
z帯のレベル測定が完了していれば、両帯域のレベル測
定を完了する。
【0035】もし、ステップSP3において送信データ
のないことを判別したとき、あるいはステップSP7に
おいて継続送信データのないことを判別したときは、ス
テップSP8で1.5GHz帯のレベル測定が完了した
か否かが判別される。完了していなければ、ステップS
P9においてレベル測定パターン2により1.5GHz
帯のレベル測定が優先して行なわれる。そして、SP
0,SP1,SP2,SP3またはSP7およびSP8
の処理を繰り返し、1.5GHz帯のレベル測定が完了
していれば、ステップSP10において800MHz帯
のレベル測定が完了したか否かが判別される。測定が完
了していればステップSP5においてレベル測定パター
ン1によるレベル測定が行なわれる。
【0036】上述のごとく、この実施形態によれば、周
辺ゾーンモニタ用スロットと送信可能スロットとが重な
るタイミングでは800MHz帯のレベル測定を行な
い、周辺ゾーンモニタ用スロットと送信不可もしくは送
信不要スロットが重なるタイミングでは1.5GHz帯
を優先してレベル測定を行ない、その後800MHz帯
のレベル測定を行なうようにしたので、無線移動機が複
数の離れた周波数帯域のいずれかを使用して通信を行な
う場合にも、アンテナのミスマッチングあるいは無線構
成による問題を生じることなく周辺基地局の受信レベル
測定が可能になる。
【0037】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上
記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、
特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての
変更が含まれることが意図される。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、無線
移動機が送信する送信スロットと周辺ゾーン監視用キャ
リア受信レベルを測定するスロットとが重なり、自局送
信側周波数帯域と周辺ゾーン基地局監視用のキャリア受
信レベル測定側周波数帯域とが異なる場合には、送信周
波数と同じ周波数帯域で周辺ゾーン監視用キャリア受信
レベル測定を可能とし、送信スロットと周辺ゾーン監視
用キャリア受信レベルを測定するスロットとが重ならな
い場合には、送信周波数に関わらず、複数の周波数帯域
で周辺ゾーン監視用キャリア受信レベル測定を可能とす
ることにより、アンテナのマッチングあるいは無線構成
による問題を回避して周辺基地局の受信レベルの測定を
行なうことができる。
【0039】また、周辺ゾーンモニタ用スロットよりも
同期ワード検出スロットを優先的に受信した場合、同期
ワード検出スロットが定期的(継続的)に受信でき、基
地局との同期確立,位相追従,周波数安定など通信品質
の保持に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の動作を説明するため
のタイムチャートである。
【図2】 この発明の一実施形態の具体的な動作を説明
するためのフローチャートである。
【図3】 従来のシングルバンド対応電話システムにお
ける無線移動機のハードウエア構成を示すブロック図で
ある。
【図4】 RCR STD−27Iの規格で定められて
いる周波数帯域を説明するための図である。
【図5】 周辺ゾーン構成例を示す図である。
【図6】 周辺ゾーン監視用キャリア受信レベル測定の
ためのスロット例である。
【符号の説明】
1 アンテナ、2 送受信選択切換回路、3 受信系回
路、4 送信系回路、5,6 PLL回路、7 受信レ
ベル測定回路,8 ベースバンド処理部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 京本 丈司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高橋 徹 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 神下 盛至 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 吉永 尚史 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K022 AA03 AA09 AA13 AA24 5K028 BB06 CC02 EE08 HH00 KK12 LL12 RR02 5K067 AA21 BB04 DD41 EE02 EE10 EE41 EE61 FF02 LL11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数帯域の周波数を用いて基地局との間
    で送受信するマルチバンド対応無線移動機において、基
    地局からの周辺ゾーンキャリア受信レベルを測定する方
    法であって、 前記無線移動機が前記基地局と通信中、自局から送信さ
    れる送信スロットと、前記基地局からの周辺ゾーンキャ
    リア受信レベルを監視するための測定スロットとのタイ
    ミングが重なった場合、送信周波数と同じ周波数帯域で
    前記基地局からの周辺ゾーンキャリア受信レベルを測定
    することを特徴とする、周辺ゾーン監視用キャリア測定
    方法。
  2. 【請求項2】 複数帯域の周波数を用いて基地局との間
    で送受信するマルチバンド対応無線移動機において、基
    地局からの周辺ゾーンキャリア受信レベルを測定する方
    法であって、 前記無線移動機が前記基地局と通信中、自局から送信さ
    れる送信スロットと、前記基地局からの周辺ゾーンキャ
    リア受信レベルを監視するための測定スロットとのタイ
    ミングが重ならない場合、複数の周波数帯域で前記基地
    局からの周辺ゾーンキャリア受信レベルを測定すること
    を可能とする、周辺ゾーン監視用キャリア測定方法。
  3. 【請求項3】 複数帯域の周波数を用いて基地局との間
    で送受信するマルチバンド対応無線移動機において、基
    地局からの周辺ゾーンキャリア受信レベルを測定する方
    法であって、 前記無線移動機が前記基地局と通信中、自局から送信さ
    れる送信スロットと、前記基地局からの周辺ゾーンキャ
    リア受信レベルを監視するための測定スロットとのタイ
    ミングが重ならない場合、同期ワード検出スロット受信
    を優先した後、複数の周波数帯域で前記基地局からの周
    辺ゾーンキャリア受信レベルを測定することを可能とす
    る、周辺ゾーン監視用キャリア測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006118158A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 基地局装置、通信端末装置及び通信方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006118158A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 基地局装置、通信端末装置及び通信方法

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