JPH10256980A - 無線回線制御方式 - Google Patents

無線回線制御方式

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Publication number
JPH10256980A
JPH10256980A JP9060968A JP6096897A JPH10256980A JP H10256980 A JPH10256980 A JP H10256980A JP 9060968 A JP9060968 A JP 9060968A JP 6096897 A JP6096897 A JP 6096897A JP H10256980 A JPH10256980 A JP H10256980A
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JP
Japan
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radio
wireless
base station
access channel
channel
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Application number
JP9060968A
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English (en)
Inventor
Yuji Nakayama
雄二 中山
Satoshi Aikawa
聡 相河
Satoshi Kurosaki
聰 黒崎
Masahiko Ito
政彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指向性アンテナを用いて同一キャリア周波数
に複数の無線チャネルを設定して通信を行うとき、指向
性がずれることによって通信相手が誤って入れ替わると
いった事態が発生する。 【解決手段】 無線基地局に固有の識別符号をアクセス
用チャネルに挿入し、アクセス用チャネルを受信したと
きに、所定回数N1、識別符号に異常が検出された場合
には、データの送受信を中止する。さらに、所定回数N
2(N2>N1)、識別符号に異常が検出された場合に
は通信を中断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はTDMA(Time Divi
sion Multiple Access) を用いる無線通信に利用する。
本発明は移動通信に利用するに適する。本発明は、屋内
で可搬な無線端末を用いた無線LANに利用するに適す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、TDMA方式を用いた高速無線ア
クセス方式が検討されている。そのTDMAのフレーム
構成を図6に示す。フレームは、アクセス用チャネル、
制御用チャネル、情報チャネルにより構成されている。
制御用チャネルは1フレームに複数あり、各無線端末に
1チャネルずつ割り当てられる。情報チャネルは1フレ
ームに複数あり、各無線端末に必要なチャネル数割り当
てられる。アクセス用チャネルは、1フレームに上下1
つずつあり、無線基地局に接続する全無線端末で共通に
使用し、報知情報や制御用チャネルの割当情報等をやり
とりする。
【0003】アクセス用チャネルの構成を図7に示す。
アクセス用チャネルは、ガードタイム、クロック再生符
号、ユニークワード、メッセージにより構成される。メ
ッセージには情報報知および制御用チャネル割当情報等
が入る。
【0004】高速無線アクセス方式では、干渉波の影響
を抑圧し高速通信を行うために指向性アンテナが必須で
ある。無線基地局と無線端末はセクタアンテナで通信す
る全方向をカバーする。また、無線基地局はダイバーシ
チ制御を行うため、セクタアンテナを複数ブランチ持つ
場合がある。ただし、アクセス用チャネルは全てのアン
テナブランチから送信されるとは限らない。
【0005】無線基地局のアンテナ構成を図8に示す。
無線基地局Bには、セクタを転換するためのセクタ転換
部30、ダイバーシチ送受信を行うためのアンテナ切替
部32および通信を制御する通信制御部33が備えられ
ている。
【0006】無線基地局におけるアクセス用チャネル送
受信とセクタアンテナとの関係を図9に示す。アクセス
用チャネルの送受信は、図9に示すようにフレーム毎に
順次セクタ#1〜#n1 を切替え、さらに、セクタアン
テナA1〜Aqのブランチも切替えて行われる。
【0007】高速無線アクセス方式では、ゾーンがピコ
セル化し、PHSのように多数の無線基地局を設置す
る。また無線キャリアが複数あり、同一無線キャリアを
複数の無線基地局で使用する場合がある。そのため、無
線端末は複数の無線キャリア、複数の無線基地局に対し
て通信可能となる場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】無指向性アンテナを使
用している場合は、電波を全方向に送信するので、割当
を行おうとするチャネルが他のゾーンで使用されていた
ら干渉となり、そのチャネルは割当られない。
【0009】しかしながら、無線基地局と無線端末でセ
クタアンテナを使用し、無線端末において周波数が同じ
複数の無線基地局と通信が可能となる場合には、指向方
向以外の方向の電波は自通信に影響しないので、他のゾ
ーンと周波数が同一で時間的に重なるチャネルが割当可
能である。
【0010】そのため、特別な対策をとらないと以下の
ような、いわゆる「なりすまし」と呼ばれる誤接続が発
生する可能性がある。この「なりすまし」について図1
0および図11を参照して説明する。図10および図1
1は無線基地局と無線端末との通信状況を示す図であ
る。図10および図11では無線基地局および無線端末
のセクタアンテナを図示する。
【0011】図10では、無線基地局1と無線基地局1
1とが同一無線キャリア周波数で運用されているものと
する。ゾーン101では、無線基地局1と無線端末2は
下りバースト3と上りバースト4で通信しており、ゾー
ン102では、無線基地局11と無線端末12が下りバ
ースト13と上りバースト14で通信している。図10
では、通信に使用しているセクタをマーキングしてい
る。バースト13が、無線端末2においてバースト3と
同一スロットのタイミングで到達している場合を考え
る。無線端末2では無線基地局1の方向のセクタを使用
しているためバースト13は受信されない。
【0012】一方、図11に示すように、無線端末2が
動いてセクタの指向方向が無線基地局11の方向を向い
た場合には、無線端末2は無線基地局11からのバース
ト13を無線基地局1からのバースト3であると判断し
てしまい、他の無線基地局に接続したという異常事態を
認識できないばかりか、バースト4を送信することによ
り、他の通信への干渉も与え続けることになる。したが
って、このような「なりすまし」を回避する対策が必要
になる。
【0013】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、無線基地局と無線端末との誤接続を回避する
ことができる無線回線制御方式を提供することを目的と
する。本発明は、自通信の異常を検出するとともに他通
信に干渉を与えることのない無線回線制御方式を提供す
ることを目的とする。本発明は、同一無線キャリア周波
数について割当られるチャネル数を増加させることがで
きる無線回線制御方式を提供することを目的とする。本
発明は、電波の有効利用を図ることができる無線回線制
御方式を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は無線回線制御方
式であって、無線基地局と、TDMA方式によりこの無
線基地局と接続される無線端末とを備え、この無線端末
は指向性角度が制限されたセクタアンテナを備え、前記
無線基地局には1フレーム毎にアクセス用チャネルを送
受信する手段を備えた無線回線制御方式である。本発明
の特徴とするところは、前記アクセス用チャネルには、
送信元の無線基地局固有の識別符号を含み、前記無線端
末には、このアクセス用チャネルに受信される識別符号
がN1フレームにわたり連続して正しくないとき送受信
を一時的に停止する手段を備えたところにある。
【0015】さらに、前記無線端末には、前記アクセス
用チャネルに受信される識別符号がN2フレーム(N2
>N1)にわたり連続して正しくないとき接続を開放す
る手段を備えることが望ましい。
【0016】これにより、無線基地局と無線端末との誤
接続を無線端末が認識し、これを回避することができ
る。
【0017】前記無線端末は、前記アクセス用チャネル
がN3フレームにわたり連続して受信できないときまた
はこのアクセス用チャネルに受信される識別符号がN3
フレームにわたり連続して正しくないとき送受信を一時
的に停止する手段を含む構成とすることもできる。
【0018】さらに、前記無線端末は、前記アクセス用
チャネルがN4(N4>N3)フレームにわたり連続し
て受信できないときまたはこのアクセス用チャネルに受
信される識別符号がN4フレームにわたり連続して正し
くないとき接続を開放する手段を含むことが望ましい。
【0019】これにより、アクセス用チャネルが到来し
たか否かによっても、これを異常事態の認識に利用する
ことができる。
【0020】前記無線端末には、前記アクセス用チャネ
ルに受信される識別符号がN5フレームにわたり連続し
て正しくないときセクタを切替える手段を含む構成とす
ることもできる。
【0021】あるいは、前記無線端末には、前記アクセ
ス用チャネルがN6フレームにわたり連続して受信でき
ないときセクタを切替える手段を含む構成とすることも
できる。
【0022】これにより、セクタの方向に誤が生じた場
合には、無線端末はこれを認識し、正しいセクタ方向を
検索することができる。
【0023】前記切替える手段は、所定時間毎に別のセ
クタに切替える手段を含むことが望ましい。
【0024】また、前記無線基地局は、セクタアンテナ
と、このセクタアンテナのセクタ切替を1フレーム毎に
実行するセクタ転換手段とを備えた構成としてもよい。
セクタ転換手段は、アクセス用チャネルを送信するとき
にセクタ切替を1フレーム毎に実行することにより、こ
れからこの無線基地局にアクセスを行おうとしている不
特定の無線端末に対してアクセス用チャネルを送信する
ことができる。
【0025】このように、無線基地局がセクタアンテナ
を備えることにより、無指向性アンテナを備えた場合に
比較して同一周波数を利用し複数のチャネルを設定する
ことができる。
【0026】前記無線基地局には、複数のアンテナを備
え、この複数のアンテナについてダイバーシチ手段が設
けられた構成とすることもできる。これにより、通信品
質を高く保つことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
【0028】
【実施例】
(第一実施例)本発明第一実施例の構成を図1を参照し
て説明する。図1は本発明第一実施例の無線端末のブロ
ック構成図である。全体構成は図8と共通である。
【0029】本発明は無線回線制御方式であって、無線
基地局Bと、TDMA方式によりこの無線基地局Bと接
続される無線端末M1〜Mpとを備え、この無線端末M
1〜Mpは指向性角度が制限されたセクタアンテナAを
備え、無線基地局Bは1フレーム毎にアクセス用チャネ
ルを送受信する手段としての通信制御部33を備えた無
線回線制御方式である。
【0030】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記アクセス用チャネルには、送信元の無線基地局固有の
識別符号を含み、無線端末M1〜Mpには、このアクセ
ス用チャネルに受信される識別符号がN1フレームにわ
たり連続して正しくないとき送受信を一時的に停止する
手段を通信制御部24に備えたところにある。
【0031】さらに、通信制御部24は、前記アクセス
用チャネルに受信される識別符号がN2フレーム(N2
>N1)にわたり連続して正しくないとき接続を開放す
る。
【0032】無線基地局Bのセクタ数をn1 、無線端末
のセクタ数をn2 とし、それぞれに番号が付いている。
無線基地局Bのアクセス用チャネルを送信可能な全セク
タアンテナブランチ数をn3 、そのうちアクセス用チャ
ネルを送信するセクタアンテナブランチ数をn4 とす
る。n1 、n2 、n3 、n4 は全ての自然数をとり得る
(ただし、n3 ≧n4 )。無線基地局Bは1フレーム毎
にセクタおよびブランチを変えて順次アクセス用チャネ
ルを送信しているとする。
【0033】アクセス用チャネルのユニークワードは他
のチャネルのユニークワードと異なるパターンとし、無
線端末M1〜Mpで区別できるようにする。
【0034】無線端末M1〜Mpは、無線基地局Bから
送信されるアクセス用チャネルを検出することによって
無線基地局Bに同期した後に、当該無線基地局Bの識別
符号をメモリ26に記憶する。その後に、アクセス用チ
ャネルを用いて制御用チャネルが割り当てられる。制御
用チャネル割当後は、各種制御情報は制御用チャネルを
用いて通信するため、アクセス用チャネルを用いてやり
とりする制御情報はないが、アクセス用チャネル下りに
含まれている識別符号を確認するため、無線端末M1〜
Mpはアクセス用チャネルを受信し続ける。
【0035】本発明第一実施例の動作を図2を参照して
説明する。図2は本発明第一実施例の動作を示すフロー
チャートである。本発明第一実施例では、無線基地局B
において、アクセス用チャネルが全てのアンテナブラン
チから送信されない場合(n3 >n4 )は、無線端末M
j (j=1〜p)において制御用チャネル、情報チャネ
ルは受信できるがアクセス用チャネルは受信できない場
合があり得るため、無線端末Mj では制御用チャネル割
当終了後はアクセス用チャネルは受信しなくとも異常と
しない。無線端末Mj では、アクセス用チャネルを受信
しその内容を見て識別符号がメモリ26に記憶した識別
符号と不一致である場合に異常と判定する。
【0036】N1回異常を検出したら他の通信への干渉
を考慮して送信を停止し、以降に受信したデータは廃棄
する。この時点では呼は開放しない。さらにN2回異常
を検出したら呼を開放する。正常な識別符号を検出した
ら復帰する。N1は自然数、N2は非負の整数。
【0037】すなわち、図2に示すように、初期設定と
してカウンタ値iを“0”に設定する(S0)。このカ
ウンタは通信制御部24に備えられている。本発明第一
実施例では、前述したように、アクセス用チャネルが検
出されるまでの間は異常の判定は行わない。
【0038】アクセス用チャネルが検出されると(S
1)、アクセス用チャネルに含まれる識別符号を判定す
る(S2)。判定の結果、メモリ26にあらかじめ記憶
されている識別符号と一致すれば送受信を続行する(S
8)。判定の結果、識別符号が誤っていれば、カウンタ
値iを一つ繰り上げる(S3)。ステップS1〜S3ま
での手順を繰り返し行い、カウンタ値iが規定値N1を
越えたときには(S4)、これまでの送受信を停止する
(S5)。さらに、ステップS1〜S3までの手順を繰
り返し行い、カウンタ値iが規定値N2(N2>N1)
を越えたときには(S6)、呼の開放処理を行いその通
信を中断する(S7)。
【0039】(第二実施例)本発明第二実施例を図3を
参照して説明する。図3は本発明第二実施例の動作を示
すフローチャートである。本発明第二実施例では、無線
基地局Bにおいてアクセス用チャネルが全てのアンテナ
ブランチから送信されるとき(n3 =n4 )は、無線端
末Mj では、アクセス用チャネルを受信しその内容を見
て識別符号がメモリ26に記憶した識別符号とは不一致
であるとき、またはアクセス用チャネルを受信しなかっ
た場合に異常と判定する。
【0040】すなわち、図3に示すように、初期設定と
してカウンタ値iを“0”に設定する(S10)。本発
明第二実施例では、前述したように、アクセス用チャネ
ルが検出されるか否かまでも異常判定要件の一つとして
扱う。
【0041】アクセス用チャネルが検出されたら(S1
1)、その中に含まれる識別符号を判定し(S12)、
判定の結果、メモリ26にあらかじめ記憶されている識
別符号と一致すれば、そのまま送受信を続行する(S1
8)。
【0042】しかし、アクセス用チャネルが不検出であ
ったり(S11)、あるいは、アクセス用チャネルが検
出されてもその中に含まれる識別符号がメモリ26にあ
らかじめ記憶されている識別符号と不一致であれば(S
12)、カウンタ値iを繰り上げ(S13)、ステップ
S11〜S13の手順を繰り返す。
【0043】カウンタ値iが規定値N1を越えたら(S
14)、これまでの送受信を停止する(S15)。さら
に、ステップS1〜S3までの手順を繰り返し行い、カ
ウンタ値iが規定値N2(N2>N1)を越えたときに
は(S16)、呼の開放処理を行いその通信を中断する
(S17)。
【0044】(第三実施例)本発明第三実施例を図4を
参照して説明する。図4は本発明第三実施例の動作を示
すフローチャートである。本発明第三実施例では、無線
基地局Bにおいて、アクセス用チャネルが全てのアンテ
ナブランチから送信されない場合(n3 >n4 )は、無
線端末Mj (j=1〜p)において制御用チャネル、情
報チャネルは受信できるがアクセス用チャネルは受信で
きない場合があり得るため、無線端末Mj では制御用チ
ャネル割当終了後はアクセス用チャネルは受信しなくと
も異常としない。無線端末Mj では、アクセス用チャネ
ルを受信しその内容を見て識別符号がメモリ26に記憶
した識別符号と不一致である場合に異常と判定する。
【0045】N1回異常を検出したら他の通信への干渉
を考慮して送信を停止し、以降に受信したデータは廃棄
する。この時点では呼は開放しない。さらにN2回異常
を検出したら呼を開放する。正常な識別符号を検出した
ら復帰する。N1は自然数、N2は非負の整数。
【0046】本発明第三実施例では、セクタアンテナA
のアンテナセクタを切替えることにより、全方位に対し
てアクセス用チャネルに含まれる識別符号の異常判定を
行う。
【0047】すなわち、初期設定としてカウンタ値iを
“0”に設定する(S20)。本発明第三実施例では、
本発明第一実施例と同様に、アクセス用チャネルが検出
されるまでの間は異常の判定は行わない。
【0048】アクセス用チャネルが検出されると(S2
1)、アクセス用チャネルに含まれる識別符号を判定す
る(S22)。判定の結果、メモリ26にあらかじめ記
憶されている識別符号と一致すれば送受信を続行する
(S32)。識別符号が誤っていれば、カウンタ値iを
一つ繰り上げる(S23)。ステップS21〜S23ま
での手順繰り返し行い、カウンタ値iが規定値N1を越
えたときには(S24)、これまでの送受信を停止する
(S25)。さらに、ステップS21〜S23までの手
順を繰り返し行い、カウンタ値iが規定値N2(N2>
N1)を越えたときには(S26)、セクタ切替えを行
う(S27)。このとき、一つのセクタ当りの検出時間
を設定するためのタイマを起動する(S28)。このタ
イマは通信制御部24に備えられている。
【0049】設定された検出時間内にアクセス用チャネ
ルが検出されたら(S29)、その中に含まれる識別符
号を判定する(S33)。識別符号が正しければタイマ
を停止し、送受信を再開する(S32)。しかし、識別
符号が誤っていれば検出時間終了後に(S30)、隣接
するセクタに切替えを行う(S27)。ステップS27
〜S30の手順を全セクタ終了するまで繰り返す(S3
1)。
【0050】(第四実施例)本発明第四実施例を図5を
参照して説明する。図5は本発明第四実施例の動作を示
すフローチャートである。本発明第四実施例では、無線
基地局Bにおいてアクセス用チャネルが全てのアンテナ
ブランチから送信されるとき(n3 =n4 )は、無線端
末Mj では、アクセス用チャネルを受信しその内容を見
て識別符号がメモリ26に記憶した識別符号とは不一致
であるとき、またはアクセス用チャネルを受信されなか
った場合に異常と判定する。
【0051】本発明第四実施例では、セクタアンテナA
のアンテナセクタを切替えることにより、全方位に対し
てアクセス用チャネルに含まれる識別符号の異常判定を
行う。
【0052】すなわち、図5に示すように、初期設定と
してカウンタ値iを“0”に設定する(S40)。本発
明第四実施例では、前述したように、アクセス用チャネ
ルが検出されるか否かまでも異常判定要件の一つとして
扱う。
【0053】アクセス用チャネルが検出されたら(S4
1)、その中に含まれる識別符号を判定し(S42)、
判定の結果、メモリ26にあらかじめ記憶されている識
別符号と一致すれば、そのまま送受信を続行する(S5
2)。
【0054】しかし、アクセス用チャネルが不検出であ
ったり(S41)、あるいは、アクセス用チャネルが検
出されてもその中に含まれる識別符号がメモリ26にあ
らかじめ記憶されている識別符号と不一致であれば(S
42)、カウンタ値iを繰り上げ(S43)、ステップ
S41〜S43の手順を繰り返す。以下の動作は本発明
第三実施例と同様である。
【0055】(実施例まとめ)本発明第一〜第四実施例
で説明した識別符号の判定は、受信する全てのアクセス
用チャネルについて行ってもよいし、間欠的に一定回数
おきに行ってもよい。
【0056】無線基地局Bの識別符号を上位ビットと下
位ビットに分け、上位ビットをこの無線基地局Bを設置
する地域を示す情報とし、下位ビットをこの地域内の無
線基地局Bの識別および事業者の識別を示す情報とし、
アクセス用チャネルに下位ビットのみを搭載するように
すれば、識別のために識別符号を全ビット使用する必要
はなく、無線伝送効率を向上させることができるととも
に、無線端末Mj においては、通信制御部24およびメ
モリ26などのハードウェアを小型化、省電力化するこ
とができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無線基地局と無線端末との誤接続を回避することができ
る。すなわち、自通信の異常を検出するとともに他通信
に干渉を与えることがない無線回線制御方式を実現する
ことができる。これにより、同一無線キャリア周波数に
ついて割当られるチャネル数を増加させることができ
る。したがって、電波の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の無線端末のブロック構成
図。
【図2】本発明第一実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図3】本発明第二実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図4】本発明第三実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図5】本発明第四実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図6】TDMAのフレーム構成を示す図。
【図7】アクセス用チャネルの構成を示す図。
【図8】無線基地局のアンテナ構成を示す図。
【図9】無線基地局におけるアクセス用チャネル送受信
とセクタアンテナとの関係を示す図。
【図10】無線基地局と無線端末との通信状況を示す
図。
【図11】無線基地局と無線端末との通信状況を示す
図。
【符号の説明】
1、11、B 無線基地局 2、12、M1〜Mp 無線端末 3、4、13、14 バースト 20、30 セクタ転換部 22 送受信器 24、33 通信制御部 26 メモリ 30 セクタ転換部 32 アンテナ切替部 A、A1〜Aq セクタアンテナ 101、102 ゾーン
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 政彦 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局と、TDMA方式によりこの
    無線基地局と接続される無線端末とを備え、この無線端
    末は指向性角度が制限されたセクタアンテナを備え、前
    記無線基地局には1フレーム毎にアクセス用チャネルを
    送受信する手段を備えた無線回線制御方式において、 前記アクセス用チャネルには、送信元の無線基地局固有
    の識別符号を含み、 前記無線端末には、このアクセス用チャネルに受信され
    る識別符号がN1フレームにわたり連続して正しくない
    とき送受信を一時的に停止する手段を備えたことを特徴
    とする無線回線制御方式。
  2. 【請求項2】 前記無線端末には、前記アクセス用チャ
    ネルに受信される識別符号がN2フレーム(N2>N
    1)にわたり連続して正しくないとき接続を開放する手
    段を備えた請求項1記載の無線回線制御方式。
  3. 【請求項3】 前記無線端末は、前記アクセス用チャネ
    ルがN3フレームにわたり連続して受信できないとき送
    受信を一時的に停止する手段を含む請求項1または2記
    載の無線回線制御方式。
  4. 【請求項4】 前記無線端末は、前記アクセス用チャネ
    ルがN4フレームにわたり連続して受信できないとき接
    続を開放する手段を含む請求項3記載の無線回線制御方
    式。
  5. 【請求項5】 前記無線端末には、前記アクセス用チャ
    ネルに受信される識別符号がN5フレームにわたり連続
    して正しくないときセクタを切替える手段を含む請求項
    1記載の無線回線制御方式。
  6. 【請求項6】 前記無線端末には、前記アクセス用チャ
    ネルがN6フレームにわたり連続して受信できないとき
    セクタを切替える手段を含む請求項3記載の無線回線制
    御方式。
  7. 【請求項7】 前記切替える手段は、所定時間毎に別の
    セクタに切替える手段を含む請求項5または6記載の無
    線回線制御方式。
  8. 【請求項8】 前記無線基地局は、セクタアンテナと、
    このセクタアンテナのセクタ切替を1フレーム毎に実行
    するセクタ転換手段とを備えた請求項1記載の無線回線
    制御方式。
  9. 【請求項9】 前記無線基地局には、複数のアンテナを
    備え、この複数のアンテナについてダイバーシチ手段が
    設けられた請求項1または8記載の無線回線制御方式。
JP9060968A 1997-03-14 1997-03-14 無線回線制御方式 Pending JPH10256980A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9060968A JPH10256980A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 無線回線制御方式

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JP9060968A JPH10256980A (ja) 1997-03-14 1997-03-14 無線回線制御方式

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JPH10256980A true JPH10256980A (ja) 1998-09-25

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