JP2003018041A - 送受信装置、レーダ装置および通信装置 - Google Patents

送受信装置、レーダ装置および通信装置

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JP2003018041A
JP2003018041A JP2001203296A JP2001203296A JP2003018041A JP 2003018041 A JP2003018041 A JP 2003018041A JP 2001203296 A JP2001203296 A JP 2001203296A JP 2001203296 A JP2001203296 A JP 2001203296A JP 2003018041 A JP2003018041 A JP 2003018041A
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port
oscillator
mixer
signal
antenna
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JP2001203296A
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English (en)
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Hiroshi Tokuji
博 徳寺
Yutaka Ishiura
豊 石浦
Kei Matsutani
圭 松谷
Toru Tanizaki
透 谷崎
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミリ波帯やマイクロ波帯における送受信装置
における回路構成の簡素化および部品点数の削減によ
り、小型軽量化および低コスト化を図った送受信装置、
レーダ装置および通信装置を構成する。 【解決手段】 4ポートサーキュレータ6の第1ポート
#1にオシレータ1を接続し、第2ポート#2にアンテ
ナ8を接続し、第1ポート#1に対向する第3ポート#
3にミキサ9を接続し、第4ポート#4を無反射終端器
7で抵抗終端する。オシレータ1の発振信号はサーキュ
レータ6の第1ポート#1から第3ポート#3へのクロ
スカップリングにより、その一部がローカル信号として
ミキサ9へ与えられる。これにより、オシレータ1後段
のアイソレータおよびローカル信号を取り出すためのカ
プラが共に不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波やミ
リ波等の高周波における送受信装置およびレーダ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば車載用ミリ波レーダのR
F部は、ミリ波信号を発生するオシレータと、それを送
信し、物標からの反射波を受信するアンテナと、受信信
号に対して送信信号の一部をローカル信号として混合
し、その周波数差成分の信号を中間周波信号として取り
出すミキサとを備えて構成されている。
【0003】図7は、従来の連続波によるミリ波レーダ
のRF部のブロック図である。図7において1はオシレ
ータ、13はサーキュレータ、14はこのサーキュレー
タ13の所定のポートに接続した無反射終端器である。
2,3はカプラ、4,5はこれらのカプラの所定のポー
トに接続した無反射終端器である。15はサーキュレー
タ、8はアンテナ、9はミキサである。
【0004】オシレータ1はガンダイオードとそのバイ
アス回路により構成していて、ミリ波信号を発生する。
サーキュレータ13は、無反射終端器14と共にアイソ
レータを構成している。このアイソレータは、オシレー
タ1への戻り信号を阻止して、オシレータ1が安定動作
させる。サーキュレータ15は、送信信号をアンテナ8
へ出力し、アンテナ8からの受信信号をミキサ9側へ出
力する。カプラ2,3は、送信信号の一部をLo信号
(ローカル信号)としてミキサ9へ与える。ミキサ9
は、受信信号とローカル信号との差の周波数成分をIF
信号(中間周波信号)として出力する。
【0005】図8は、従来のパルスレーダの主要部のブ
ロック図である。図8において、1はオシレータ、2は
カプラ、4は無反射終端器、16はサーキュレータ、1
1はパルスモジュレータ、15はサーキュレータ、8は
アンテナ、9はミキサである。ここで、オシレータ1は
ガンダイオードとそのバイアス回路により構成してい
て、ミリ波信号を発生する。パルスモジュレータ11は
トリガパルスTPの入力によってパルス変調し、パルス
状電波をアンテナ8から発射する。サーキュレータ15
は、送信信号をアンテナ8へ出力し、アンテナ8からの
受信信号をミキサ9側へ出力する。ミキサ9はオシレー
タ1の発振信号の一部をローカル信号として入力し、受
信信号とローカル信号との差の周波数成分をIF信号と
して出力する。
【0006】また、従来、通信衛星と地上局間の通信と
してミリ波通信装置が用いられている。図9は、従来の
ミリ波通信装置の構成を示すブロック図である。図9に
おいて送信機は、オシレータ1、サーキュレータ13,
16、無反射終端器14、周波数変換器17およびアン
テナ8からなる。受信機は、アンテナ18、カプラ1
9、オシレータ20、平衡形ミキサ21からなる。
【0007】この通信装置の送信機において、オシレー
タ1はガンダイオードとそのバイアス回路により構成し
ていて、ミリ波信号を発生する。サーキュレータ13
は、無反射終端器14と共にアイソレータを構成してい
る。このアイソレータは、オシレータ1への戻り信号を
阻止して、オシレータ1が安定動作させる。サーキュレ
ータ16は、オシレータ1からの信号を周波数変換器1
7へ出力し、周波数変換器17からの出力(反射)信号
をアンテナ8側へ出力する。受信機において、カプラ1
9は、アンテナ18からの受信信号とオシレータ20と
をカップリングし、ミキサ21へ与える。ミキサ21
は、その信号を平衡型で周波数変換し、中間周波信号I
Fを出力する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のミリ
波レーダやミリ波通信装置においては、オシレータの安
定動作のために、オシレータの出力側にアイソレータを
設けることが必須となっていた。また、オシレータの出
力信号の一部をローカル信号として取り出すためにカプ
ラも必須であった。
【0009】近年のミリ波レーダやミリ波通信装置の小
型化の要請に伴い、全体の回路構成の再検討にあたっ
て、全体の回路構成が必ずしも単純ではなく、部品点数
が多く、その製造コストも嵩むといった問題点が明らか
となってきた。
【0010】この発明の目的は、ミリ波帯やマイクロ波
帯における送受信装置における回路構成の簡素化および
部品点数の削減により、小型軽量化および低コスト化を
図った送受信装置およびレーダ装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、オシレータ
とアンテナとミキサとを高周波伝送線路を介して接続し
て構成するが、4ポートサーキュレータの第1ポートに
オシレータを接続し、第2ポートにアンテナを接続し、
第1ポートに対向する第3ポートにミキサを接続し、第
4ポートを抵抗終端するとともに、前記オシレータの出
力信号の一部をミキサへ与えるカプラを設ける。
【0012】これにより、受信信号の高周波伝送線路の
所定点、たとえばミキサの入力部で信号の反射があって
も、上記4ポートサーキュレータの第4ポートで抵抗終
端されるため、オシレータへは反射信号が戻らない。し
たがってオシレータの出力側に特別なアイソレータを構
成する必要がなくなる。
【0013】また、この発明は、4ポートサーキュレー
タの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポートにア
ンテナを接続し、第1ポートに対向する第3ポートにミ
キサを接続し、第4ポートを抵抗終端するとともに、前
記第2ポートとアンテナとの間に受動素子を設け、該受
動素子による反射信号を前記ミキサへローカル信号とし
て与える。
【0014】これにより、受信信号の高周波伝送線路の
所定点、たとえばミキサの入力部で信号の反射があって
も、上記4ポートサーキュレータの第4ポートで抵抗終
端されるため、オシレータへは反射信号が戻らない。し
たがってオシレータの出力側に特別なアイソレータを構
成する必要がなくなる。しかも、送信信号は4ポートサ
ーキュレータの第1ポートから第2ポートへ出力され、
受動素子で反射して、第2ポートから第3ポートへ伝送
される。この信号はローカル信号としてミキサへ与えら
れるので、オシレータの出力信号をローカル信号として
取り出すためのカプラが不要となる。
【0015】また、この発明は、4ポートサーキュレー
タの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポートにア
ンテナを接続し、第1ポートに対向する第3ポートにミ
キサを接続し、第4ポートを抵抗終端するとともに、前
記4ポートサーキュレータのクロスカップリングにより
第1ポートから第3ポートへの漏れ信号を前記ミキサへ
ローカル信号として与える。
【0016】これにより、送信信号は4ポートサーキュ
レータの第1ポートから第3ポートへクロスカップリン
グにより伝搬し、ミキサへローカル信号として与えられ
るので、この場合にもオシレータの出力側にアイソレー
タを設ける必要がないとともに、ローカル信号を取り出
すためのカプラが不要となる。
【0017】また、この発明は、4ポートサーキュレー
タの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポートにパ
ルスモジュレータを接続し、第1ポートに対向する第3
ポートにアンテナを接続し、第2ポートに対向する第4
ポートにミキサを接続するとともに、前記オシレータの
出力信号の一部をミキサへ与えるカプラを設ける。
【0018】これにより、オシレータの出力信号をパル
スモジュレータへ与え、パルスモジュレータからの反射
信号を出力側へ伝送するサーキュレータとアンテナを送
受信で共用するためのサーキュレータとを兼用すること
ができる。
【0019】さらに、この発明は、上記のいずれかの構
成を備えた送受信装置と、該送受信装置による送受信信
号により物標の探知を行う制御部とを設けてレーダ装置
を構成する。
【0020】また、この発明は、4ポートサーキュレー
タの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポートに周
波数変換器を接続し、第1ポートに対向する第3ポート
にアンテナを接続し、第2ポートに対向する第4ポート
を抵抗終端するとともに、前記オシレータの出力信号の
一部をミキサへ与えるカプラを設けて、通信装置におけ
る送信機を構成する。
【0021】これにより、オシレータの出力部に設ける
アイソレータと、オシレータの出力信号を周波数変換器
へ与え、周波数変換器からの信号をアンテナへ与えるた
めのサーキュレータとを兼用することができる。
【0022】なお、4ポートサーキュレータについて
は、"Four-Port Crossed-Waveguide Junction Circulat
ors" , L.E.DAVIS,IEEE TRANSACTION ON MICROWAVE THE
ORY AND TECHNIQUES,1964,P43に開示されている。
【0023】
【発明の実施の形態】第1の実施形態に係るレーダ装置
の構成をブロック図として図1に示す。このレーダ装置
は、オシレータ1、カプラ2,3、無反射終端器4,
5、4ポートサーキュレータ6、無反射終端器7、アン
テナ8、ミキサ9および制御部100から構成してい
る。制御部100以外の上記各構成要素間は高周波伝送
線路を介して接続している。
【0024】オシレータ1は、制御部100からの変調
信号により周波数変調されるVCOから成る。制御部1
00はオシレータ1の発振周波数を例えば三角波状に変
調する。4ポートサーキュレータ6は、第1ポート#1
から第2ポート#2、第2ポート#2から第3ポート#
3、第3ポート#3から第4ポート#4の方向へ信号を
伝搬するサーキュレータである。この4ポートサーキュ
レータの第1ポート#1にオシレータ1からの高周波伝
送線路を接続し、第2ポート#2にアンテナ8への高周
波伝送線路を接続し、第3ポート#3にミキサ9への高
周波伝送線路を接続し、第4ポート#4に無反射終端器
7を接続している。また、カプラ2,3および無反射終
端器4,5は、オシレータ1の出力信号の一部をローカ
ル信号として取り出すために用いていて、ローカル信号
をミキサ9へ与える。
【0025】今、仮にミキサ9の入力部と高周波伝送線
路との接続部で信号が反射しても、その反射信号は第3
ポート#3から第4ポート#4へ導かれて、無反射終端
器7で終端される。したがってオシレータ1側へ戻るこ
とがなく、オシレータ1は安定発振する。このようにし
てオシレータ1の出力部にアイソレータが不要となる。
【0026】図1において、制御部100はオシレータ
1に対する周波数制御信号とIF信号とによって、物標
までの距離および物標との相対速度を検知し、その結果
をホスト装置へ出力する。
【0027】次に、第2の実施形態に係るレーダモジュ
ールの構成をブロック図として図2に示す。
【0028】図1に示したレーダ装置と異なり、この例
では、4ポートサーキュレータ6の第2ポートとアンテ
ナ8との間に受動素子10を設けている。この受動素子
10は、導波路としての例えば誘電体線路の誘電体スト
リップに設けた不連続部により構成している。すなわ
ち、この不連続部でインピーダンス不整合を生じさせ
て、所定の透過係数および反射係数を有するものとして
いる。したがって送信信号の一部はこの受動素子10で
反射し、4ポートサーキュレータ6の第2ポート#2か
ら第3ポート#3へ伝搬されてミキサ9へ与えられる。
したがってミキサ9には受信信号とローカル信号の混合
信号が入力されることになる。そのため、図1に示した
カプラ2,3および無反射終端器4,5は不要である。
【0029】なお、図2に示したレーダモジュールに、
図1に示したような制御部100を設けることによって
レーダ装置を構成する。
【0030】次に、第3の実施形態に係るレーダモジュ
ールの構成を、ブロック図として図3に示す。図3にお
いて、6は4ポートサーキュレータであるが、第1ポー
ト#1から第3ポート#3への漏れ(クロスカップリン
グ)を、図2に示した4ポートサーキュレータ6より大
きくしている。したがって、オシレータ1からの出力信
号の一部が、サーキュレータ6の第1ポート#1から第
3ポート#3を経てミキサ9へローカル信号として伝搬
される。ミキサ9はこのローカル信号とともに受信信号
を入力する。この実施形態によれば、図2に示したよう
な、送信信号の一部を反射する受動素子10が不要であ
る。
【0031】次に、第4の実施形態に係るレーダモジュ
ールの構成をブロック図として図4に示す。このレーダ
モジュールは、オシレータ1、カプラ2、無反射終端器
4、4ポートサーキュレータ6、パルスモジュレータ1
1、アンテナ8およびミキサ9から構成している。オシ
レータ1の発振信号は4ポートサーキュレータ6の第1
ポート#1から第2ポート#2へ伝搬して、パルスモジ
ュレータ11へ入力される。このパルスモジュレータ1
1は、ショットキーバリアダイオード(SBD)を備え
た回路であり、トリガパルスTPのパルス持続時間だけ
入力信号を反射する。この反射信号は、4ポートサーキ
ュレータ6の第2のポート#2から第3ポート#3へ伝
搬されて、アンテナ8から発射される。アンテナ8によ
る受信信号は、4ポートサーキュレータ6の第3ポート
#3から第4ポート#4へ伝搬され、ミキサ9へ与えら
れる。カプラ2および無反射終端器4によって、オシレ
ータ1の発振信号の一部がミキサ9へ与えられる。これ
により、ミキサ9は、ローカル信号と受信信号とから周
波数差の信号をIF信号として出力する。この実施形態
によれば、図8に示した従来のパルスレーダモジュール
において2つ必要であったサーキュレータが1つのみで
構成できる。
【0032】次に、第5の実施形態に係るミリ波通信装
置の構成をブロック図として図5に示す。この例では、
オシレータ1、4ポートサーキュレータ6、無反射終端
器12、周波数変換器17およびアンテナ8によって送
信機を構成していて、アンテナ18、カプラ19、オシ
レータ20およびミキサ21により受信機を構成してい
る。
【0033】送信機において、オシレータ1の発振信号
は、4ポートサーキュレータ6の第1ポート#1から第
2ポート#2へ伝搬されて、周波数変換器17へ入力さ
れる。この周波数変換器17は、ショットキーバリアダ
イオード(SBD)を備えた回路であり、4ポートサー
キュレータ6の第2ポートから入力される信号をIF信
号で周波数変調し、その変調後の信号を、4ポートサー
キュレータ6の第2ポート#2から第3ポート#3へ伝
搬させ、アンテナ8から送信する。導波路とアンテナ8
との接続部などの不連続部で生じる反射波は4ポートサ
ーキュレータ6の第3ポート#3から第4ポート#4へ
伝搬され、無反射終端器12で終端されるため、オシレ
ータ1側へ戻ることがなく、オシレータ1は安定した発
振動作を持続する。
【0034】受信機において、ミキサ21は、アンテナ
18で受信された信号とオシレータ20で発振されたロ
ーカル信号とを入力して、IF信号を出力する。この実
施形態によれば、図9に示した従来のミリ波通信装置で
必要であった2つのサーキュレータが1つのみで構成で
きる。
【0035】以上の各実施形態で示した4ポートサーキ
ュレータの構成例を図6を参照して説明する。図6は4
ポートサーキュレータの主要部の構造を示す図であり、
上下の導体板および永久磁石を取り除き、且つ上下のフ
ェライト板66,67を支持部材から離した状態で表し
た斜視図である。
【0036】図6において61,62,63,64はそ
れぞれ誘電体ストリップであり、図外の上下の導体板に
挟まれた状態でNRDガイドを構成している。このNR
Dガイドは、その伝搬域において導体板の対向する間隔
を、伝送すべきミリ波の半波長以下にすることによっ
て、誘電体ストリップのない部分における電磁波の伝搬
を遮断し、且つ、LSM01モードの遮断周波数がLS
E01モードの遮断周波数より低くなるように、導体板
に誘電体ストリップが嵌まる溝を形成して、非伝搬域に
おける導体板の導体平面間隔を狭めて、LSM01モー
ドの単一モードを伝搬するようにしている。
【0037】上記4つの誘電体ストリップ61,62,
63,64の一方の端部は中心に向かい、隣接する誘電
体ストリップ同士の成す角度が90度の関係となるよう
に配置している。65はフェライト板66,67を支持
する支持部材である。この支持部材65は誘電体ストリ
ップ61,62,63,64と別体または一体としてい
る。
【0038】なお、以上に示した各実施形態における高
周波伝送線路は、導波管、誘電体装荷導波管、非放射性
誘電体線路、マイクロストリップライン、コプレーナウ
エーブガイド、スロットライン、同軸線路のいずれかで
ある。または、これらの組み合わせからなる。本発明に
係る高周波伝送線路は、これらの各種線路を含む概念で
ある。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、4ポートサーキュレ
ータの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポートに
アンテナを接続し、第1ポートに対向する第3ポートに
ミキサを接続し、第4ポートを抵抗終端するとともに、
前記オシレータの出力信号の一部をミキサへ与えるカプ
ラを設けることにより、オシレータ方向への戻り信号は
4ポートサーキュレータの第4ポートで抵抗終端される
ため、オシレータの出力側に特別なアイソレータを設け
る必要がなくなる。
【0040】また、この発明によれば、4ポートサーキ
ュレータの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポー
トにアンテナを接続し、第1ポートに対向する第3ポー
トにミキサを接続し、第4ポートを抵抗終端するととも
に、前記第2ポートとアンテナとの間に受動素子を設
け、該受動素子による反射信号を前記ミキサへローカル
信号として与えることにより、ローカル信号をミキサへ
与えるためのカプラも不要となる。
【0041】同様に、4ポートサーキュレータの第1ポ
ートにオシレータを接続し、第2ポートにアンテナを接
続し、第1ポートに対向する第3ポートにミキサを接続
し、第4ポートを抵抗終端するとともに、前記4ポート
サーキュレータのクロスカップリングにより第1ポート
から第3ポートへの漏れ信号を前記ミキサへローカル信
号として与えることにより、カプラが不要となる。
【0042】また、この発明によれば、4ポートサーキ
ュレータの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポー
トにパルスモジュレータを接続し、第1ポートに対向す
る第3ポートにアンテナを接続し、第2ポートに対向す
る第4ポートにミキサを接続するとともに、前記オシレ
ータの出力信号の一部をミキサへ与えるカプラを設ける
ことにより、オシレータの出力信号をパルスモジュレー
タへ与え、パルスモジュレータからの反射信号を出力側
へ伝送するサーキュレータとアンテナを送受信で共用す
るためのサーキュレータとを兼用することができる。
【0043】このようにして、部品点数を削減して、小
型軽量化および低コスト化を図ることができる。
【0044】さらに、この発明によれば、上記のいずれ
かの構成を備えた送受信装置と、該送受信装置による送
受信信号により物標の探知を行う制御部とを設けること
により、小型軽量・低コストなレーダ装置が構成でき
る。
【0045】また、この発明によれば、4ポートサーキ
ュレータの第1ポートにオシレータを接続し、第2ポー
トに周波数変換器を接続し、第1ポートに対向する第3
ポートにアンテナを接続し、第2ポートに対向する第4
ポートを抵抗終端するとともに、前記オシレータの出力
信号の一部をミキサへ与えるカプラを設けることによ
り、オシレータの出力部に設けるアイソレータと、オシ
レータの出力信号を周波数変換器へ与え、周波数変換器
からの信号をアンテナへ与えるためのサーキュレータと
を兼用することができる。これにより、小型軽量・低コ
ストな通信装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るレーダ装置の構成を示す
ブロック図
【図2】第2の実施形態に係るレーダモジュールの構成
を示すブロック図
【図3】第3の実施形態に係るレーダモジュールの構成
を示すブロック図
【図4】第4の実施形態に係るレーダモジュールの構成
を示すブロック図
【図5】第5の実施形態に係るミリ波通信装置の構成を
示すブロック図
【図6】4ポートサーキュレータの主要部の構成を示す
【図7】従来のレーダモジュールの構成を示すブロック
【図8】従来の他のレーダモジュールの構成を示すブロ
ック図
【図9】従来のミリ波通信装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1−オシレータ 2,3−カプラ 4,5,7,12−無反射終端器 6−4ポートサーキュレータ 8−アンテナ 9−ミキサ 10−受動素子 11−パルスモジュレータ 13,15,16−3ポートサーキュレータ 17−周波数変換器 18−アンテナ 19−カプラ 20−オシレータ 21−ミキサ 61〜64−誘電体ストリップ 65−支持部材 66,67−フェライト板 100−制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松谷 圭 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 谷崎 透 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5J014 HA06 5K011 BA04 DA02 DA03 DA24 EA06 JA01 KA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オシレータとアンテナとミキサとを高周
    波伝送線路を介して接続した送受信装置において、 4ポートサーキュレータの第1ポートにオシレータを接
    続し、第2ポートにアンテナを接続し、第1ポートに対
    向する第3ポートにミキサを接続し、第4ポートを抵抗
    終端するとともに、前記オシレータの出力信号の一部を
    ミキサへ与えるカプラを設けて成る送受信装置。
  2. 【請求項2】 オシレータとアンテナとミキサとを高周
    波伝送線路を介して接続した送受信装置において、 4ポートサーキュレータの第1ポートにオシレータを接
    続し、第2ポートにアンテナを接続し、第1ポートに対
    向する第3ポートにミキサを接続し、第4ポートを抵抗
    終端するとともに、前記第2ポートとアンテナとの間に
    受動素子を設け、該受動素子による反射信号を前記ミキ
    サへローカル信号として与えるようにした送受信装置。
  3. 【請求項3】 オシレータとアンテナとミキサとを高周
    波伝送線路を介して接続した送受信装置において、 4ポートサーキュレータの第1ポートにオシレータを接
    続し、第2ポートにアンテナを接続し、第1ポートに対
    向する第3ポートにミキサを接続し、第4ポートを抵抗
    終端するとともに、前記4ポートサーキュレータのクロ
    スカップリングにより第1ポートから第3ポートへの漏
    れ信号を前記ミキサへローカル信号として与えるように
    した送受信装置。
  4. 【請求項4】 オシレータとアンテナとミキサとを高周
    波伝送線路を介して接続した送受信装置において、 4ポートサーキュレータの第1ポートにオシレータを接
    続し、第2ポートにパルスモジュレータを接続し、第1
    ポートに対向する第3ポートにアンテナを接続し、第2
    ポートに対向する第4ポートにミキサを接続するととも
    に、前記オシレータの出力信号の一部をミキサへ与える
    カプラを設けて成る送受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちいずれかに記載の送
    受信装置と、該送受信装置による送受信信号により物標
    の探知を行う制御部とを備えて成るレーダ装置。
  6. 【請求項6】 オシレータとアンテナとミキサとを高周
    波伝送線路を介して接続した送信機を備えた通信装置に
    おいて、 4ポートサーキュレータの第1ポートにオシレータを接
    続し、第2ポートに周波数変換器を接続し、第1ポート
    に対向する第3ポートにアンテナを接続し、第2ポート
    に対向する第4ポートを抵抗終端するとともに、前記オ
    シレータの出力信号の一部をミキサへ与えるカプラを設
    けて前記送信機を構成して成る通信装置。
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