JP2003016335A - 広告および広告閲覧者の評価システムおよび方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】広告の効果を精度良く測定することのできる方
法を提供する。 【解決手段】本発明の一実施例によれば、広告の効果を
精度良く測定することができ、また、広告を閲覧し、そ
の結果、その広告商品を購入する傾向のある、広告に感
化され易い購買者を精度良く特定することのできる広告
および広告閲覧者の評価システムが提供される。このシ
ステムは、広告閲覧者特定コード発行装置と、広告識別
子発行装置と、広告閲覧情報記録装置と、購買情報記録
装置と、広告閲覧者評価装置とを備える。これらの装置
は、通信手段を介して互いに通信接続される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明が属する技術分野】本発明は、一般に広告の効果
の測定に関し、特に、広告を見てその広告商品を買う傾
向のある購買者の特定に関する。

【０００２】

【従来の技術】商品の販売促進のため、その商品につい
ての情報を広く世間に知らしめるために各種広告媒体を
用いて広告活動が行われていることは周知のところであ
る。広告媒体には、従来からの新聞、散らし、雑誌、テ
レビ、ラジオ、町中のポスタ、ディスプレイなどの他、
最近ではＷｅｂ（ウェブ）ページなどがある。広告主
は、広告の効果によって、商品がより多く売れることを
期待する。

【０００３】従来、広告の効果の測定法として、商品の
購買者に対し、その商品にアンケートはがきやユーザ登
録はがきなどを添付し、それを用いて、どの広告媒体を
見て商品を知ったのかというような情報を集めることが
行われている。しかしながら、このような方法では、商
品の購買者がアンケートはがきやユーザ登録はがきを送
らない、あるいは、送ったとしてもどの広告を見て購入
を決定したのかという質問事項に対する答えが不正確な
場合があるなどの理由で、精度の高い情報収集は困難で
あった。

【０００４】特開２０００−１３４１６７号公報におい
ては、テレビとラジオのコマーシャルを対象として、精
度の高い広告効果の測定法が示されている。この測定法
では、テレビとラジオのコマーシャルを視聴したことを
精度の高い方法で測定し、その情報と視聴者の購買行動
から広告の効果を測定する方法が述べられているが、高
精度測定の対象となっているのは、テレビとラジオのコ
マーシャルである。

【０００５】また、雑誌などが読者を集めるためにプレ
ゼントを提供するという方法がとられているが、ここで
は、広告閲覧者（＝読者）の広告掲載製品への購買意欲
とは無関係にプレゼントの提供が行われている。

【０００６】このように、従来においては、雑誌や新聞
などの広告を閲覧した者のうち、何人がその広告商品を
買ったかというような情報を高い精度で取得する方法が
なかった。さらには、広告を閲覧し、その結果としてそ
の広告商品を買う傾向の強い購買者を特定する方法もな
かった。

【０００７】また、従来においては、広告を閲覧してそ
の広告商品を買った個人に対して、雑誌社や新聞社など
の広告媒体発行者（広告依頼主ではない）が特典を与え
ることはしていなかった。

【０００８】結果として、広告を閲覧することで商品を
購入するような購買意欲の高い、言い換えれば、広告効
果の高い、広告に感化され易い、優良な広告閲覧者を広
告媒体に導く、あるいは引き止めておくことができない
という問題点があった。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、広告
の効果を精度良く測定することのできる方法を提供する
ことにある。本発明の別の課題は、広告を閲覧し、その
結果、その広告商品を購入する傾向のある、広告に感化
され易い購買者を精度良く特定することのできる方法を
提供することにある。本発明のさらに別の課題は、より
優良な広告閲覧者を広告媒体に導き、引き止めておくた
めの方法を提供することにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明の一実施形態によ
れば、広告の効果を精度良く測定することができ、ま
た、広告を閲覧し、その結果、その広告商品を購入する
傾向のある、広告に感化され易い購買者を精度良く特定
することのできる広告および広告閲覧者の評価システム
が提供される。このシステムは、広告閲覧者特定コード
発行装置と、広告識別子発行装置と、広告閲覧情報記録
装置と、購買情報記録装置と、広告閲覧者評価装置とを
備える。これらの装置は、通信手段を介して互いに通信
接続される。

【００１１】広告掲載者は、通信手段を介して広告識別
子発行装置に広告識別子の発行を要求し、それを受領す
る。受領した広告識別子を広告掲載者が広告に付与す
る。付与は、記号やバーコードなどによって行われる。

【００１２】広告閲覧者は、予め、広告閲覧者特定コー
ド発行装置に該コードの発行を要求し、受領しておく。
広告閲覧者は、広告閲覧者端末に備えられた広告識別子
取得装置を用いて、閲覧した広告の識別子を読み取り、
この広告識別子と、自己の広告閲覧者特定コードを広告
閲覧者端末および通信手段を介して広告閲覧情報記録装
置に送信する。読取りは、キーボードなどのキー入力装
置の他、バーコードリーダやデジタルカメラ、ＯＣＲ、
画像スキャナ等の読取り装置を用いて行うことができ
る。広告閲覧情報記録装置は、受信した広告識別子（ま
たは広告識別子フィールド）と広告閲覧者特定コード
（または広告閲覧者特定コードフィールド）とを含むレ
コードを記憶する。

【００１３】広告閲覧者は、商品を販売業者から購入す
る。販売業者は、その商品の識別子を、販売業者端末の
購買記録取得装置によって読み取り、その商品識別子
と、その商品を購入した広告閲覧者の広告閲覧者特定コ
ードとを通信手段を介して購買情報記録装置に送信す
る。読取りは、キーボードなどのキー入力装置の他、バ
ーコードリーダやデジタルカメラ、ＯＣＲ、画像スキャ
ナ等の読取り装置を用いて行うことができる。購買情報
記録装置は、受信した商品識別子（または商品識別子フ
ィールド）と広告閲覧者特定コード（または広告閲覧者
特定コードフィールド）とを含むレコードを記憶する。

【００１４】広告閲覧者評価装置は、広告閲覧情報記録
装置と、購買情報記録装置とに記憶された情報から、広
告の効果および広告に対する感化度等の測定を行う。た
とえば、ある広告に関し、その広告を閲覧した閲覧者の
総数と、その広告に掲載されていた商品を購入した広告
閲覧者の総数との比に基づいて、その広告の効果を測定
する。この効果の測定は、その広告に掲載されていた商
品の購入された総数または総額を考慮して行うこともで
きる。また、ある広告閲覧者特定コードを有する広告閲
覧者に関し、その閲覧者が閲覧した広告の総数と、その
閲覧者が購入した商品が掲載されていた広告の総数との
比に基づいて、その広告閲覧者の、広告に対する感化度
を測定する。この感化度の測定は、その閲覧者が購入し
た商品の総数または総額を考慮して行うこともできる。

【００１５】本発明の別の実施形態によれば、雑誌社や
新聞社などの広告媒体発行者は、上述の広告効果の測定
において高い広告効果を得た広告の閲覧者に対し、購読
料の割引などの特典を与える。また、感化度の測定にお
いて高い得点を得た広告閲覧者に対し、同様のサービス
を行う。いずれの場合も、広告媒体発行者は、広告の効
果があったことを広告（依頼）主に示し、広告主から補
填を受けたり、より高い広告配信料を請求することがで
きる。

【００１６】

【発明の実施の形態】図１に、本発明の一実施形態によ
る広告および広告閲覧者評価システム１００の全体像を
示す。広告識別子発行装置１５１、広告閲覧情報記録装
置１４３、広告閲覧者特定コード発行装置１４２、広告
閲覧者評価装置１４１、購買情報記録装置１３１、販売
店端末１６１、広告閲覧者端末１１１、および広告掲載
者端末１２１は、電話回線網、専用回線網、またはイン
ターネットなどの通信網10によって互いに接続される。

【００１７】図2〜図6は、本発明における処理ステップ
を示す図である。広告掲載者１２０は、広告掲載者端末
１２１を介して広告識別子発行装置１５１に要求して広
告識別子を発行してもらう（ステップ２０１、２０５、
２０６、２０２）。発行される広告識別子は各広告に対
して一意に割り当てられるものであり、広告媒体に新た
に広告を載せるたびに必要とされる。広告掲載者１２０
は割り当てられた広告識別子を広告１２２に付加する
（ステップ２０３）。広告識別子の付加は、雑誌や新
聞、壁に貼られた広告など紙に印刷された広告に対して
は、記号やバーコード、ビーコンや電波タグ手段などに
よって行われる。Ｗｅｂ（ウェブ）ページなどの、表示
画面上に表示された電子広告に対しては、上記と同様、
記号やバーコードを表示させる他、その広告がクリック
されたときに起動されるＣＧＩプログラムの中などに広
告識別子を埋め込んでおくことによって広告に広告識別
子を付与することができる。

【００１８】広告閲覧者１１０は予め広告閲覧者端末１
１１を介し、広告閲覧者特定コード発行装置１４２に要
求して広告閲覧者特定コードを取得しておく（ステップ
３０１、３０５、３０６、３０２）。このコードは、各
広告閲覧者に対して一意に割り当てられるのが望まし
い。以降、このコードによって広告閲覧者が特定され
る。広告閲覧者１１０は、広告媒体上の広告識別子を広
告閲覧者端末１１１に備えられた広告識別子取得装置に
よって取得する（ステップ４０１）。取得装置には、キ
ーボードなどのキー入力装置の他、バーコードリーダや
デジタルカメラ、ＯＣＲ、画像スキャナなどの読取り装
置を用いることができる。広告閲覧者１１０は、取得し
た広告識別子を広告閲覧者端末１１１を介して広告閲覧
情報記録装置１４３に広告閲覧者特定コードと共に送信
する（ステップ４０２）。広告閲覧情報記録装置１４３
には、広告識別子と広告閲覧者特定コードとを含むレコ
ードが、関連のテーブルに記憶される（ステップ４０
５、４０６）。これにより、広告閲覧者１１０が広告１
２２を見たという情報が広告閲覧情報記録装置１４３に
記録される。Ｗｅｂページなどの電子広告の場合は、広
告識別子その物でなく、広告のＷｅｂページを取得する
ためのリクエストとともに、広告閲覧者１１０を特定す
るためのクッキーのコードを送付して行うこともでき
る。すなわち、httpリクエストに応答して起動されるCG
Iプログラムにより、このプログラムに埋め込まれてい
る広告識別子と、リクエストヘッダのクッキー部分に埋
め込まれている広告閲覧者識別コードとが抽出され、こ
れらが広告閲覧情報記録装置１４３に送信され、記録さ
れる。広告閲覧者１１０が広告識別子を送信するための
付加的な動機付けのために、広告媒体発行者などは電子
クーポンを発行して割引を行うなどのサービスを行うこ
とも可能である。

【００１９】広告閲覧者１１０が販売店１６０で商品を
購入するとき、販売店１６０では、その商品の購入をオ
ンライン処理する際に、例えばクレジットカードによる
支払いや電子マネーによる支払いを受ける際に、購買者
がどの商品を購入したのかという情報（商品識別子）を
販売店端末（通常はキャッシュレジスター）１６１に備
えられた購買記録取得装置によって取得し（ステップ５
０１）、その商品識別子を広告閲覧者特定コードと共に
購買情報記録装置１３１に送信してそこに記録する（ス
テップ５０２、５０５、５０６）。購買情報記録装置１
３１には、商品識別子と広告閲覧者特定コードとを含む
レコードが、関連のテーブルに記憶される。取得装置に
は、キーボードなどのキー入力装置の他、バーコードリ
ーダやデジタルカメラ、ＯＣＲ、画像スキャナ等の読取
り装置を用いることができる。

【００２０】ここで、購買記録を取得するための方法に
は、クーポンを利用する方法もある。図７はこの方法を
説明するための図である。広告閲覧情報管理部１４０、
クーポン発行装置１６４、クーポン処理装置１６３、ク
ーポンデータベース１６２、購買情報記録装置１３１、
および広告閲覧者端末１１１は、通信網１０によって互
いに接続される。

【００２１】クーポン発行装置１６４は、広告閲覧情報
管理部１４０内の広告閲覧情報記録装置１４３に、広告
閲覧者１１０からの広告閲覧情報を受信した際に、その
広告閲覧者１１０に対して電子クーポンなどのクーポン
を発行しておく。クーポンには一意な識別子を付与し誰
にどの商品のクーポンを発行したのかを記録する。これ
は、クーポン識別子と、広告識別子と、商品識別子と、
広告閲覧者特定コードとを含むレコードをクーポンデー
タベース１６２に記憶することにより行われる。

【００２２】広告閲覧者１１０が当該クーポンを利用し
て商品を購入するとき、商品販売店１６０がそのクーポ
ンの識別子をクーポン処理装置１６３に送信する。クー
ポン処理装置１６３はクーポンデータベース１６２を検
索して、そのクーポン識別子から購入者（広告閲覧者）
１１０と商品を特定し、商品識別子と広告閲覧者特定コ
ードとを購買情報記録装置１３１に送信する。購買情報
記録装置１３１は、受信した商品識別子と広告閲覧者特
定コードとを含むレコードを関連のテーブルに記憶す
る。

【００２３】購買記録を取得するための方法には、さら
にユーザ登録を利用する方法もある。購入者は商品を購
入したら、通信網１０を介してユーザー登録装置（不図
示）に対し、ユーザー登録を行う。ユーザー登録装置に
は、購入者を特定するための広告閲覧者特定コードと、
購入した商品がなんであったのかという商品識別子情報
とを送る。ユーザ登録装置は、広告閲覧者特定コードと
商品識別子とを含むレコードを購買情報記録装置１３１
に記憶する。これにより、購買情報記録装置１３１に
は、誰が何を買ったのかという情報が記録される。

【００２４】広告閲覧者評価装置１４１は、広告閲覧情
報記録装置１４３と購買情報記録装置１３１とから記録
されている情報を取り出し（ステップ６０１）、広告を
見てその広告に記載されている商品を買った広告閲覧者
を特定し、広告の効果および広告に対する感化度を測定
する（ステップ６０２）。その際、買った商品の個数
や、買った商品に応じてその広告閲覧者に点数を付与す
る。図８は、この点数を付与する際に用いられる購買効
果評価テーブルの一例を示す図である。この購買効果評
価テーブルは広告閲覧者評価装置１４１内に設けること
ができる。この評価テーブルによれば、ある広告閲覧者
が商品Aを１個、商品Bを２個購入した場合の点数は３点
（商品Aを１個で２点、商品Bを２個で１点）となる。

【００２５】付与された点数に応じて広告閲覧者に特典
を与える。特典としては、広告媒体の購読料の割引や、
本来は有料な情報配信サービスを無料で提供する、クー
ポンの割引率を引き上げる、プレゼントなどを提供す
る、ポイントサービス（グリーンスタンプ）提供する、
などがある。

【００２６】また、広告閲覧者評価装置１４１は、広告
閲覧情報記録装置１４３と、購買情報記録装置１３１と
に記憶された情報から、ある広告に関し、その広告を閲
覧した閲覧者の総数と、その広告に掲載されていた商品
を購入した広告閲覧者の総数との比に基づいて、その広
告の効果を測定することができる。この効果の測定は、
その広告に掲載されていた商品の購入された総数または
総額を考慮して行うこともできる。この広告効果の測定
においては、上記「広告を閲覧した閲覧者の総数」の代
りに、「広告媒体（雑誌、新聞等）の発行部数」を用い
ることができる。また、「広告を見て商品を買った閲覧
者の総数」あるいは「広告を見て買われた商品の売上あ
るいは利潤」を「広告掲載料」で割った値を効果の測定
値として用いることもできる。

【００２７】また、ある広告閲覧者特定コードを有する
広告閲覧者に関し、その閲覧者が閲覧した広告の総数
と、その閲覧者が購入した商品が掲載されていた広告の
総数との比に基づいて、その広告閲覧者の、広告に対す
る感化度を測定することができる。この感化度の測定
は、その閲覧者が購入した商品の総数または総額を考慮
して行うこともできる。この感化度の測定においては、
上記比の代りに、「実際に広告を見て購入した商品の絶
対数」を用いることができる。

【００２８】雑誌社や新聞社などの広告媒体発行者は、
上述の広告効果の測定において高い広告効果を得た広告
の閲覧者に対し、購読料の割引などの特典を与える。ま
た、感化度の測定において高い得点を得た広告閲覧者に
対し、同様のサービスを行う。いずれの場合も、広告媒
体発行者は、広告の効果があったことを広告（依頼）主
に示し、広告主から補填を受けたり、より高い広告配信
料を請求することができる。

【００２９】以上の説明において、広告閲覧者端末１１
１、販売店端末１６１、広告掲載者端末１２１、広告識
別子発行装置１５１、広告閲覧者特定コード発行装置１
４２、広告閲覧情報記録装置１４３、広告閲覧者評価装
置１４１、および購買情報記録装置１３１は、通信網10
を介して互いに通信を行うものとして説明してきたが、
通信網10を介さずに通信相手と直接的に接続された通信
回線を介して通信を行っても良いことは、勿論のことで
ある。また、広告閲覧者は個人ではなく、世帯などの団
体であっても良い。

【００３０】（雑誌広告に対する実施例）広告媒体発行
者１２０は広告識別子発行装置１５１に要求して広告識
別子を発行してもらう。広告媒体発行者１２０は発行さ
れた広告識別子を受け取り、広告にその識別子を付与す
る。付与される識別子にはバーコードを用いる。

【００３１】広告閲覧者１１０は、広告閲覧者端末１１
１の広告識別子取得装置を用いて興味のある広告の識別
子を取得する。広告閲覧者１１０は、広告閲覧者端末１
１１を通じて広告媒体発行者１２０が提供する広告閲覧
情報記録装置１４３に広告識別子と広告閲覧者の識別子
とを送信する。広告閲覧者識別コードは、広告閲覧者が
予め広告閲覧者特定コード発行装置１４２に要求して取
得しておく。

【００３２】広告閲覧情報記録装置１４３は、受信した
広告識別子が付与された広告に記載されている商品に関
する電子クーポンを発行し、それを広告閲覧者１１０に
通信手段を用いて送信する。電子クーポンには識別子が
付与されており、クーポンの受取人とクーポンの対象商
品を特定することができる。また広告閲覧情報記録装置
１４３に誰がどの広告を閲覧したのかを記録する。

【００３３】広告閲覧者は送られてきた電子クーポンを
利用して、閲覧した広告に記載されている商品を販売店
１６０から購入する。販売店１６０は、商品の購買が行
われたことを電子クーポン処理装置１６３に知らせる。
その際にどのクーポンが使用されたのかを特定するため
に、販売店１６０は、クーポンの識別子をクーポン処理
装置１６３に知らせる。電子クーポン処理装置１６３は
販売店１６０から送られてきたクーポン識別子から誰が
どの商品を買ったのかを把握し、購買情報記録装置１３
１に記録する。

【００３４】広告媒体発行者１１０は、購買情報記録装
置１３１と広告閲覧情報記録装置１４３とから、広告１
２２を閲覧してその広告１２２に記載された商品を購入
した閲覧者１１０を特定し、広告媒体の購入割引券など
の特典をその閲覧者に発行する。

【００３５】（ウェブ広告に対する実施例）広告媒体発
行者１２０は広告識別子発行装置１５１に要求して広告
識別子を発行してもらう。広告掲載者１２０はウェブ広
告に広告識別子を割り当てる。広告閲覧者１１０はウェ
ブ広告サービス（不図示）に登録する。ウェブ広告サー
ビスは、登録された広告閲覧者１１０に対し、クッキー
の識別子を与える。広告閲覧者１１０はウェブページ上
の広告バナーをクリックして広告を閲覧する。広告掲載
者１２０は、広告閲覧者１１０がアクセスしたウェブペ
ージのアドレスとクッキー識別子とから誰がどの広告を
閲覧したのかを特定し、広告閲覧情報記録装置１４３に
誰がどの広告を閲覧したのかを記録する。広告閲覧者１
１０は、閲覧した広告に掲載されていた商品を購入し、
ユーザー登録を行う。ユーザー登録に基づいて、購買情
報記録装置１３１に、広告閲覧者１１０が商品を購入し
たことが記録される。広告掲載者１２０は購買情報記録
装置１３１と広告閲覧情報記録装置１４３から、広告を
閲覧してその広告に記載された商品を購入した閲覧者を
特定し、その閲覧者に特典として有料情報に無料でアク
セスできるアクセスコードを発行する。

【００３６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、広告の効果を精度良く測定することができ
る。また、広告を閲覧し、その結果、その広告商品を購
入する傾向のある、広告に感化され易い購買者を精度良
く特定することができる。さらに、より優良な広告閲覧
者を広告媒体に導き、引き止めておくことができる。こ
れにより、より広告効果の高い、効率の良い広告配信が
可能となるとともに、他の広告配信サービスとの差別化
が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態を示す図である。

【図２】本発明における処理ステップの一部を示す図で
ある。

【図３】本発明における処理ステップの一部を示す図で
ある。

【図４】本発明における処理ステップの一部を示す図で
ある。

【図５】本発明における処理ステップの一部を示す図で
ある。

【図６】本発明における処理ステップの一部を示す図で
ある。

【図７】本発明に用いることのできるクーポンシステム
を示す図である。

【図８】購買効果評価テーブルの一例を示す図である。

【符号の説明】 １１１：広告閲覧者端末 １２１：広告掲載者端末 １３１：購買情報記録装置 １４１：広告閲覧者評価装置 １４２：広告閲覧者特定コード発行装置 １４３：広告閲覧情報記録装置 １５１：広告識別子発行装置 １６１：販売店端末

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】広告閲覧者を識別するための広告閲覧者特
   定コードを発行する手段と、 広告識別子を取得する手段と、 前記発行された広告閲覧者特定コードと、前記取得され
   た広告識別子とを関連付けて記憶する第１の記憶手段
   と、 前記広告閲覧者が買った商品の識別子と、該閲覧者の前
   記特定コードとを関連付けて記憶する第２の記憶手段
   と、 前記第１の記憶手段と前記第２の記憶手段とに記憶され
   た情報から前記広告閲覧者を評価するための装置と、 を備えて成る広告評価システム。
2. 【請求項２】前記広告識別子を発行するための広告識別
   子発行手段と、 前記発行された広告識別子を広告に付与する手段と、を
   さらに備えて成る、請求項１に記載の広告評価システ
   ム。
3. 【請求項３】広告閲覧者を識別するための広告閲覧者特
   定コードを発行するステップと、 広告識別子を取得するステップと、 前記発行された広告閲覧者特定コードと、前記取得され
   た広告識別子とを関連付けて記憶する第１の記憶ステッ
   プと、 前記広告閲覧者が買った商品の識別子と、該閲覧者の前
   記特定コードとを関連付けて記憶する第２の記憶ステッ
   プと、 前記第１の記憶ステップと前記第２の記憶ステップとに
   より、記憶された情報から前記広告を評価するステップ
   と、 を備えて成る広告評価方法。
4. 【請求項４】前記広告識別子を発行するための広告識別
   子発行ステップと、 前記発行された広告識別子を広告に付与するステップ
   と、をさらに備えて成る、請求項３に記載の広告評価方
   法。