JP2003015568A - 情報流通システム、情報流通方法、情報流通プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体及び情報流通プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要な広告を除いて有効な広告のみを付した
流通情報を提供することができる情報流通システム、情
報流通方法、情報流通プログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能なプログラム格納媒体及び情報流通プロ
グラムを提供すること。 【解決手段】 種類の異なる複数の広告は、流通情報に
関連する関連広告と、前記流通情報に関連しない非関連
広告とを含んでおり、複数の中継者の端末１２９は、そ
れぞれ自己以外の他の中継者の端末１２９からの前記流
通情報を格納する一の格納手段１１と、前記一の格納手
段１１に格納された前記流通情報の内、自己以外の他の
中継者の端末へ公開するために前記流通情報を格納する
他の格納手段９とを備え、前記流通情報を前記他の格納
手段９に格納する際には、前記流通情報から前記非関連
広告が除かれ、前記流通情報には前記関連広告のみが付
されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、広告を関連づけて
情報を交換する情報流通システム、情報流通方法、情報
流通プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
プログラム格納媒体及び情報流通プログラムに関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】近年の情報産業の発達によって、例えば
インターネットから様々な情報が入手することができる
ようになっている。インターネット等から情報を入手す
る際には、情報を提供するサイトに広告手段が設けられ
ている場合が多い。従来、インターネット上の広告手段
としては、ワンクリック方式等の各種の手段が実現され
ている。インターネット等において情報を掲示する際に
は、掲示されている情報に関して有効な広告が掲載され
るようにマッチングが図られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところが、実際上は、
例えば「靴」に関する広告が帆船模型に関するサイトに
掲示されている等、掲示されている情報に対して有効な
広告が付されている場合は少ない。このため、例えばイ
ンターネットで情報を閲覧しようとする受け手の側に立
つと、サイトにアクセスした際に不要な広告が表示され
ている事に対して不満が多く挙がっている。このような
ことから、サイトに提示されている情報に有効な広告が
付されることが望まれている。

【０００４】そこで本発明は上記課題を解決し、不要な
広告を除いて有効な広告のみを付した流通情報を提供す
ることができる情報流通システム、情報流通方法、情報
流通プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
プログラム格納媒体及び情報流通プログラムを提供する
ことを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項１の
発明にあっては、情報提供者の端末から提供された流通
情報に種類の異なる複数の広告を付して、他と区別しう
るグループに属する複数の中継者の端末を順次経由して
流通させる情報流通システムであって、前記種類の異な
る複数の広告は、前記流通情報に関連する関連広告と、
前記流通情報に関連しない非関連広告とを含んでおり、
前記複数の中継者の端末は、それぞれ自己以外の他の中
継者の端末からの前記流通情報を格納する一の格納手段
と、前記一の格納手段に格納された前記流通情報の内、
自己以外の他の中継者の端末へ公開するために前記流通
情報を格納する他の格納手段とを備え、前記流通情報を
前記他の格納手段に格納する際には、前記流通情報から
前記非関連広告が除かれ、前記流通情報には前記関連広
告のみが付されていることを特徴とする情報流通システ
ムにより、達成される。請求項１の構成によれば、情報
発信者からの流通情報には、種類の異なる複数の広告が
付されて流通されている。この流通情報は、まずある一
の中継者の端末における一の格納手段に格納される。次
に、この中継者の端末では、流通情報に付されている無
用と思われる非関連広告が除かれ、流通情報は関連広告
のみが付された状態で他の格納手段に格納される。従っ
て、他と区別しうるグループに属する他の中継者の端末
は、流通情報を参照した際に、流通情報に元々付されて
いた非関連広告を参照することがなくなり、流通情報に
現在付されている関連広告のみを参照することになる。
このため、他の中継者は、非関連広告を参照することが
無く、関連広告のみを参照することになる。この他の中
継者の端末は、他と区別しうるグループに属するので、
流通情報を参照した際に有効な関連広告のみを参照する
こととなる。また、流通情報へ広告を付す側にとって
も、他の中継者に対して有効な広告を参照させることが
できるので、広告を効率的なものとすることができる。

【０００６】請求項２の発明は、請求項１の構成におい
て、前記流通情報は、特定の場所に予め固定して配置さ
れており、前記流通情報の内容としての情報本体と、前
記情報本体に関連付けられて前記情報本体とは分離して
流通され、前記一の格納手段又は前記他の格納手段に格
納される情報インデックスタグとを有することを特徴と
する。請求項２の構成によれば、請求項１の作用に加え
て、情報本体を流通させる代わりに、情報本体の存在場
所を示す情報インデックスタグのみを流通させている。
複数の中継者がそれぞれ情報本体を参照するには、情報
インデックスタグに基づいて情報本体を参照することが
できる。従って、流通される流通情報の情報量を軽減す
ることができる。

【０００７】請求項３の発明は、請求項２の構成におい
て、前記広告は、前記広告の内容である広告本体と、前
記広告本体の存在場所を示す情報とを有し、前記情報イ
ンデックスタグには、前記広告本体の存在場所を示す情
報のみが含められていることを特徴とする。請求項３の
構成によれば、請求項２の作用に加えて、広告情報全て
を流通させる代わりに、広告本体の存在場所を示す情報
のみを情報インデックスタグに含めて流通させている。
複数の中継者は、それぞれ情報本体を参照した際に、情
報本体に含められている広告本体の存在場所に基づい
て、広告本体を参照することとなる。このとき、情報本
体と共に流通されているのは広告本体ではなく、広告本
体の存在場所であるので、流通される広告情報の情報量
を軽減することができる。

【０００８】上記目的は、請求項４の発明にあっては、
情報提供者の端末から提供された流通情報に種類の異な
る複数の広告を付して、他と区別しうるグループに属す
る複数の中継者の端末を順次経由して流通させる情報流
通方法であって、前記種類の異なる複数の広告は、前記
流通情報に関連する関連広告と、前記流通情報に関連し
ない非関連広告とを含んでおり、前記複数の中継者の端
末は、それぞれ自己以外の他の中継者の端末からの前記
流通情報を格納する一の格納手段と、前記一の格納手段
に格納された前記流通情報の内、自己以外の他の中継者
の端末へ公開するために前記流通情報を格納する他の格
納手段とを備え、前記流通情報を前記他の格納手段に格
納する際には、前記流通情報から前記非関連広告を除
き、前記流通情報に前記関連広告のみを付すことを特徴
とする情報流通方法により、達成される。請求項４の構
成によれば、情報発信者からの流通情報には、種類の異
なる複数の広告が付されて流通されている。この流通情
報は、まずある一の中継者の端末における一の格納手段
に格納される。次に、この中継者の端末では、流通情報
に付されている無用と思われる非関連広告が除かれ、流
通情報は関連広告のみが付された状態で他の格納手段に
格納される。従って、他と区別しうるグループに属する
他の中継者の端末は、流通情報を参照した際に、流通情
報に元々付されていた非関連広告を参照することがなく
なり、流通情報に現在付されている関連広告のみを参照
することになる。このため、他の中継者は、非関連広告
を参照することが無く、関連広告のみを参照することに
なる。この他の中継者の端末は、他と区別しうるグルー
プに属するので、流通情報を参照した際に有効な関連広
告のみを参照することとなる。また、流通情報へ広告を
付す側にとっても、他の中継者に対して有効な広告を参
照させることができるので、広告を効率的なものとする
ことができる。

【０００９】請求項５の発明は、請求項４の構成におい
て、前記流通情報は、特定の場所に予め固定して配置さ
れており、前記流通情報の内容としての情報本体と、前
記情報本体に関連付けられて前記情報本体とは分離して
流通され、前記一の格納手段又は前記他の格納手段に格
納される情報インデックスタグとを有することを特徴と
する。請求項５の構成によれば、請求項４の作用に加え
て、情報本体を流通させる代わりに、情報本体の存在場
所を示す情報インデックスタグのみを流通させている。
複数の中継者がこの情報本体を参照するには、情報イン
デックスタグに基づいて情報本体を参照することができ
る。従って、流通される流通情報の情報量を軽減するこ
とができる。

【００１０】請求項６の発明は、請求項５の構成におい
て、前記広告は、前記広告の内容である広告本体と、前
記広告本体の存在場所を示す情報とを有し、前記情報イ
ンデックスタグには、前記広告本体の存在場所を示す情
報のみが含められていることを特徴とする。請求項６の
構成によれば、請求項５の作用に加えて、広告情報全て
を流通させる代わりに、広告本体の存在場所を示す情報
のみを情報インデックスタグに含めて流通させている。
複数の中継者は、それぞれ情報本体を参照した際に、情
報本体に含められている広告本体の存在場所に基づい
て、広告本体を参照することとなる。このとき、情報本
体と共に流通されているのは広告本体ではなく、広告本
体の存在場所であるので、流通される広告情報の情報量
を軽減することができる。

【００１１】上記目的は、請求項７の発明にあっては、
情報提供者の端末から提供された流通情報に種類の異な
る複数の広告を付して、他と区別しうるグループに属す
る複数の中継者の端末を順次経由して流通させる機能を
発揮させる情報流通プログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能なプログラム格納媒体であって、前記種類
の異なる複数の広告は、前記流通情報に関連する関連広
告と、前記流通情報に関連しない非関連広告とを含んで
おり、前記複数の中継者の端末は、それぞれ自己以外の
他の中継者の端末からの前記流通情報を格納する一の格
納手段と、前記一の格納手段に格納された前記流通情報
の内、自己以外の他の中継者の端末へ公開するために前
記流通情報を格納する他の格納手段とを備え、前記流通
情報を前記他の格納手段に格納する際には、前記流通情
報から前記非関連広告を除き、前記流通情報に前記関連
広告のみを付す機能を発揮させる情報流通プログラムを
記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な
プログラム格納媒体により、達成される。請求項７の構
成によれば、情報発信者からの流通情報には、種類の異
なる複数の広告が付されて流通されている。この流通情
報は、まずある一の中継者の端末における一の格納手段
に格納される。次に、この中継者の端末では、流通情報
に付されている無用と思われる非関連広告が除かれ、流
通情報は関連広告のみが付された状態で他の格納手段に
格納される。従って、他と区別しうるグループに属する
他の中継者の端末は、流通情報を参照した際に、流通情
報に元々付されていた非関連広告を参照することがなく
なり、流通情報に現在付されている関連広告のみを参照
することになる。このため、他の中継者は、非関連広告
を参照することが無く、関連広告のみを参照することに
なる。この他の中継者の端末は、他と区別しうるグルー
プに属するので、流通情報を参照した際に有効な関連広
告のみを参照することとなる。また、流通情報へ広告を
付す側にとっても、他の中継者に対して有効な広告を参
照させることができるので、広告を効率的なものとする
ことができる。

【００１２】上記目的は、請求項８の発明にあっては、
情報提供者の端末から提供された流通情報に種類の異な
る複数の広告を付して、他と区別しうるグループに属す
る複数の中継者の端末を順次経由して流通させる機能を
発揮させる情報流通プログラムであって、前記種類の異
なる複数の広告は、前記流通情報に関連する関連広告
と、前記流通情報に関連しない非関連広告とを含んでお
り、前記複数の中継者の端末は、それぞれ自己以外の他
の中継者の端末からの前記流通情報を格納する一の格納
手段と、前記一の格納手段に格納された前記流通情報の
内、自己以外の他の中継者の端末へ公開するために前記
流通情報を格納する他の格納手段とを備え、前記流通情
報を前記他の格納手段に格納する際には、前記流通情報
から前記非関連広告を除き、前記流通情報に前記関連広
告のみを付すことを特徴とする情報流通プログラムによ
り、達成される。請求項８の構成によれば、情報発信者
からの流通情報には、種類の異なる複数の広告が付され
て流通されている。この流通情報は、まずある一の中継
者の端末における一の格納手段に格納される。次に、こ
の中継者の端末では、流通情報に付されている無用と思
われる非関連広告が除かれ、流通情報は関連広告のみが
付された状態で他の格納手段に格納される。従って、他
と区別しうるグループに属する他の中継者の端末は、流
通情報を参照した際に、流通情報に元々付されていた非
関連広告を参照することがなくなり、流通情報に現在付
されている関連広告のみを参照することになる。このた
め、他の中継者は、非関連広告を参照することが無く、
関連広告のみを参照することになる。この他の中継者の
端末は、他と区別しうるグループに属するので、流通情
報を参照した際に有効な関連広告のみを参照することと
なる。また、流通情報へ広告を付す側にとっても、他の
中継者に対して有効な広告を参照させることができるの
で、広告を効率的なものとすることができる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。

【００１４】図１は、本発明の好ましい実施形態として
の情報流通システム１０１の構成例を示すシステム構成
図である。情報流通システム１０１は、仲介斡旋事業者
サーバ１０９、情報発信者端末１０５、情報中継者端末
１２９、広告掲出者端末１０７及びネットワーク１０３
を備える。この情報流通システム１０１は、情報発信者
端末１０５から提供された流通情報に後述するように有
効な広告を付して、複数の情報中継者端末１２９の間で
交換させる機能を有する。これら複数の情報中継者端末
１２９は、それぞれ他と区別しうるグループに属する中
継者が操作する電子端末である。この流通情報は、その
内容を示す情報本体３１及び、少なくとも情報本体３１
の存在場所を有する情報インデックスタグ７を有してい
る。

【００１５】この情報本体３１の存在場所は、例えばＵ
ＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔ
ｏｒ）で示されている。この情報流通システム１０１で
は、情報本体３１を直接流通する代わりに、情報本体３
１の存在位置を示す情報インデックスタグ７を流通させ
ている。このようにすると、情報流通システム１０１
は、情報本体３１を常に直接流通させる場合に比べて、
流通されるデータ量を減らすことができる。

【００１６】また、この情報インデックスタグ７には、
種類の異なる複数の広告が付されている。この広告は、
広告の内容を示す広告本体１２７ａ及び、広告リンク情
報１２７ｂ（広告本体の存在場所を示す情報）を有して
おり、この情報インデックスタグ７には、広告本体１２
７ａ自体が含められていても良いが、ここでは例えば広
告リンク情報１２７ｂのみが含められている。具体的に
は、この情報インデックスタグ７には、広告リンク情報
１２７ｂとして、例えばＵＲＬのようなリンクが付され
ている。従って、広告本体１２７ａは、ネットワーク１
０３に接続されたコンピュータ等のいずれかの場所に存
在させ、必要に応じてその存在場所から取得されるよう
に構成されている。このようにすると、広告本体を常に
流通させる場合に比べて、流通されるデータ量を減らす
ことができる。

【００１７】これら種類の異なる複数の広告は、例えば
情報本体３１の内容に関連している関連広告及び、情報
本体３１に関連しない非関連広告である。つまり、この
関連広告は、例えば価値観を共通にする複数の情報中継
者がそれぞれ価値があると考える広告であり、この非関
連広告は、例えばそれら複数の情報中継者がそれぞれ価
値が無いと考える広告である。

【００１８】情報発信者端末１０５は、情報発信者が操
作する電子端末であり、後述する広告が付される情報元
である情報本体３１を、仲介斡旋事業者サーバ１０９に
対して提供する機能を有する。この情報発信者端末１０
５は、ＩＫＯボックス２３を備え、好ましくはアウトボ
ックスアクセスカウンタ３１を備えている。

【００１９】ＩＫＯボックス２３は、予め設定されるテ
ーマ毎に設けられる流通情報を格納するためのソフトウ
ェアであり、少なくとも自己以外の他の端末からの情報
インデックスタグ７を格納する一の格納手段及び、その
一の格納手段に格納された情報インデックスタグ７の
内、自己以外の他の端末へ公開するために情報インデッ
クスタグ７を格納する他の格納手段を備えている。

【００２０】ここでは、例えば一の格納手段がキープボ
ックス１０であり、他の格納手段がアウトボックス９で
あるものとする。尚、ＩＫＯボックス２３は、好ましく
はさらにキープボックス９を備えていても良い。このキ
ープボックス９は、情報インデックスタグ７を格納し、
この情報インデックスタグ７を自己と同一のテーマに関
するグループに属する中継者の端末のみから参照でき、
このグループに属さない中継者の端末からは参照できな
いようにする機能を有する。上記アウトボックスアクセ
スカウンタ３１は、アウトボックス９に格納された情報
インデックスタグ７に他の端末がアクセスした回数を計
測する機能を有する。このアウトボックスアクセスカウ
ンタ３１は、ブックマークカウンタ１７の代わりに情報
本体３１の評価を行う機能を有する。従って、ブックマ
ークカウンタ１７及びアウトボックスアクセスカウンタ
３１は、少なくとも一方が機能していれば良い。

【００２１】情報中継者端末１２９は、複数の情報中継
者がそれぞれ操作する複数の電子端末であり、情報イン
デックスタグ７を後述するように中継する機能を有す
る。また、この情報中継者端末１２９において特徴的な
ことは、中継する情報インデックスタグ７に含められて
いる種類の異なる複数の広告の内、情報本体３１に関連
しない上記関連広告が削除され、情報インデックスタグ
７に上記関連広告のみが残されることである。

【００２２】広告掲出者端末１０７は、上記広告を情報
インデックスタグ７にリンクさせ、掲出しようとしてい
る者が操作する電子端末である。この広告掲出者端末１
０７は、仲介斡旋事業者サーバ１０９に対して広告情報
１２７を提供する機能を有する。

【００２３】また、仲介斡旋事業者サーバ１０９は、有
効情報検出手段１１１、広告掲出交渉手段１１３、情報
提供者データベース（ＤＢ）１１５、広告掲出者データ
ベース（ＤＢ）１１７、情報価値評価手段１１７（ブッ
クマークカウンタ）、広告対価支払い決定手段１１９、
情報提供手段１２１、広告情報インデックスタグ発生手
段１２３及び資金決済手段１２５を備える。

【００２４】情報発信者ＤＢ１１５は、情報提供者の属
性を登録するためのデータベースである。この情報発信
者ＤＢ１１５は、仲介斡旋事業者サーバ１０９にアクセ
スしてきた情報発信者端末が、予め登録されている情報
発信者端末１０５であるか否かを判断するための情報発
信者に関する情報が登録されている。また、この情報発
信者ＤＢ１１５は、情報発信者端末１０５から提供され
情報発信者が流通を希望する流通情報としての情報本体
３１が登録される。

【００２５】また、広告掲出者ＤＢ１１７は、広告掲出
者の属性を登録するためのデータベースである。この広
告掲出者ＤＢ１１７は、仲介斡旋事業者サーバ１０９に
アクセスしてきた広告掲出者端末が、予め登録されてい
る広告掲出者端末１０７であるか否かを判断するための
広告掲出者に関する情報が登録されている。

【００２６】有効情報検出手段１１１は、情報発信者Ｄ
Ｂ１１５に登録されている情報本体３１が有効な情報で
あるか否かを検出する機能を有する。また、広告掲出交
渉手段１１３は、広告掲出者端末１０７及び情報発信者
端末１０５の間で、広告の掲出に関して交渉を行う機能
を有する。

【００２７】ブックマークカウンタ１７は、情報インデ
ックスタグ７に基づいて情報中継者端末１２９から、情
報発信者ＤＢ１１５に登録されている情報本体３１へア
クセスのあった回数を計測している。ここで、アクセス
の多い情報本体３１は、それだけ情報発信者から必要と
されており、有効性が高いことを示している。従って、
ブックマークカウンタ１７は、流通情報の有用性を図る
目安となる。

【００２８】広告対価支払い決定手段１１９は、広告掲
出者ＤＢ１１７に登録されている広告掲出者が、情報発
信者ＤＢ１１５に登録されている情報発信者に対して広
告料を決定する機能を有する。また、資金決済手段１２
５は、広告掲出者が支払う広告料を情報発信者に、例え
ば電子決済によって支払う機能を有する。

【００２９】情報提供手段１２１は、広告掲出者端末１
０７からの広告情報１２７の内、例えば広告本体１２７
ａを格納する機能を有する。この情報提供手段１２１
は、広告リンク情報１２７ｂが含められた情報インデッ
クスタグ７を、情報中継者端末１２９にネットワーク１
０３を経由して提供する機能を有する。また、情報中継
者端末１２９は、広告リンク情報１２７ｂが含められた
情報インデックスタグ７を受信する機能を有する。この
情報中継者端末１２９は、情報インデックスタグ７に基
づいて情報本体３１を取得できるばかりでなく、広告リ
ンク情報１２７ｂに基づいて広告本体１２７ａを取得し
て所定の広告を表示する機能を有する。

【００３０】また、広告情報インデックスタグ発生手段
１２３は、広告掲出者端末１０７からの広告情報７０
（広告）から広告リンク情報１２７ｂを抽出し、広告リ
ンク情報１２７ｂを情報インデックスタグ７に付する機
能を有する。

【００３１】図２（Ａ）は、図１の情報発信者ＤＢ１１
５に登録されている属性の一例を示す図であり、図２
（Ｂ）は、図１の広告掲出者ＤＢ１１７に登録されてい
る属性の一例を示す図である。情報発信者ＤＢ１１５に
は、例えば図２（Ａ）に示すようなＩＤ（ＩＤｅｎｔｉ
ｆｉｃａｔｉｏｎ）、氏名、住所（電子メールアドレ
ス）、ブックマークカウンタ値（評価済み値）、銀行口
座番号、アウトボックスタイトル及びキーワードが登録
されている。

【００３２】ブックマークカウンタ値とは、ブックマー
クカウンタ１７によってカウントされたカウント値（ブ
ックマークカウンタ値）が登録されているようになって
いる。尚、ブックマークカウンタ値におけるカッコ書き
は、評価が済んでおり情報発信者に対価が支払われたカ
ウンタ値である。また、キーワードとは、情報発信者が
情報発信者端末１０５によって発信した情報本体３１の
内容を簡単に表現したキーワードを示している。

【００３３】また、広告掲出者ＤＢ１１７には、図２
（Ｂ）に示すようなデータが登録されている。この広告
掲出者ＤＢ１１７には、情報ＩＤ、団体名、請求先、広
告対価、掲出アウトボックスＩＤ及びキーワードが登録
されている。ここで、「情報ＩＤ（ＩＤｅｎｔｉｆｉｃ
ａｔｉｏｎ）」とは、情報発信者が発信した情報本体３
１をそれぞれ識別するための識別子を示している。「広
告対価」とは、１ブックマークカウンタ値毎に情報発信
者に対して支払われる対価を示している。「掲出アウト
ボックスＩＤ」とは、情報本体３１を掲出しているアウ
トボックス９を識別するための識別子である。

【００３４】図３は、図１の情報流通システム１０１に
よって情報インデックスタグ７が流通される原理の一例
を示す図であり、図４は、図３の情報インデックスタグ
７が情報提供手段１２１によって管理されているホルダ
の一例を示す図である。図３では、情報発信者端末１０
５からの情報インデックスタグ７が情報中継者端末１２
９によって中継される様子を示している。具体的には、
以下のようになっている。尚、横方向に配列している情
報中継者端末を操作している情報中継者は、互いに価値
観が共通している者であるものとする。

【００３５】情報流通システム１０１は、例えばアウト
ボックス９の先には後半に広がった逆ツリー状の情報経
路が出来上がっている。この情報流通システム１０１で
は、情報発信者端末１０５が発信した情報本体３１に関
して、その情報を他の端末にも伝えたいとする者が表れ
た場合も、自由に情報本体３１の伝達を行うことができ
る。具体的には、情報発信者端末１０５は、そのアウト
ボックス９に情報インデックスタグ７を格納しており、
これが例えば情報中継者端末１１のキープボックス９に
格納される。この情報中継者端末１１を操作する情報中
継者は、情報インデックスタグ７の「Ａ」及び「Ｂ」が
示す広告本体１２７ａについても価値があると思い、こ
れらをアウトボックス９に格納して情報中継者端末２１
に公開する。ここで、「Ａ」や「Ｂ」とは、それぞれが
示す広告本体１２７ａの存在場所を示している。

【００３６】互いに価値観が共通している、情報中継者
端末１１及び情報中継者端末２１を操作する情報中継者
は、「Ａ」という広告情報の所在を含む情報インデック
スタグ７及び、「Ｂ」という広告情報の所在を含む情報
インデックスタグ７に基づいて、それぞれの広告本体１
２７ａを参照することとなる。

【００３７】一方、情報発信者端末１０５のアウトボッ
クス９に格納された、「Ａ」という広告情報の所在を含
む情報インデックスタグ７及び「Ｂ」という広告情報の
所在を含む情報インデックスタグ７を、情報中継者端末
１２のキープボックス９に取得したものとする。情報中
継者端末１２の情報中継者は、「Ｂ」という広告情報の
所在を含む情報インデックスタグ７を不要と思い削除
し、「Ａ」という広告情報の所在を含む情報インデック
スタグ７をアウトボックス９に格納する。

【００３８】次に、情報中継者端末２２は、情報中継者
端末１２のアウトボックス９に格納されている、「Ａ」
という広告情報の所在を含む情報インデックスタグ７を
取得する。情報中継者端末２２は、「Ａ」という広告情
報の所在を含む情報インデックスタグ７に基づいて、情
報本体３１を参照することができると共に、広告本体１
２７ａを参照する事となる。従って、情報中継者端末１
２の情報中継者は、情報中継者端末１２の情報中継者と
価値観が共通する広告のみを参照することになる。

【００３９】ここで、情報中継者端末１２及び情報中継
者端末２２の情報中継者は互いに価値観が共通している
ので、「Ａ」という広告情報の所在を含む情報インデッ
クスタグ７によって表示される広告本体１２７ａは、情
報中継者２２の情報中継者にとって有効な広告となる。
これは、図示のように「Ａ」という広告情報の所在を含
む情報インデックスタグ７が削除された結果残った、
「Ｂ」という広告情報の所在を含む情報インデックスタ
グ７についても同様のことがいえる。尚、これら、情報
本体３１及び広告本体１２７ａは、例えば図４に示す情
報提供手段１２１から提供される。

【００４０】図５は、図１の情報流通システム１０１に
よって情報インデックスタグ７が流通される原理の一例
を示す図であり、図６は、図５の情報インデックスタグ
７が情報提供手段１２１によって管理されているホルダ
の一例を示す図である。図５では、情報発信者端末１０
５，Ｙ（１０５）からの情報インデックスタグ７が情報
中継者端末１２９によって中継される様子を示してい
る。具体的には、以下のようになっている。尚、横方向
に配列している情報中継者端末を操作している情報中継
者は、互いに価値観が共通している者であるものとす
る。

【００４１】この情報流通システム１０１では、情報発
信者端末１０５が発信した情報本体３１に関して、その
情報を他の端末にも伝えたいとする者が表れた場合も、
自由に情報本体３１の伝達を行うことができる機能を有
する。具体的には、情報発信者端末１０５は、「Ｘ」と
いうジャンルの情報群の所在を含む情報インデックスタ
グ７及び、「ＡＤ」という広告情報の所在を含む情報イ
ンデックスタグ７をアウトボックス９に格納している。

【００４２】「Ｘ」というジャンルの情報群は、例えば
帆船模型の帆布に関する情報であり、「ＡＤ」という広
告情報は、例えば「Ｘ」というジャンルの情報群に内容
的に近く、「Ｘ」を受け取ると思われる広告情報であ
り、例えば帆船模型に関する広告である。

【００４３】この情報インデックスタグ７は、例えば情
報中継者端末１１のキープボックス９に取得される。こ
の情報中継者端末１１を操作する情報中継者は、情報イ
ンデックスタグ７の「ＡＤ」及び「Ｘ」がそれぞれ示す
広告本体１２７ａについても価値があると思い、これら
をアウトボックス９に格納して情報中継者端末２１に公
開する。

【００４４】情報中継者端末１１及び情報中継者端末２
１を操作する情報中継者は、互いに価値観が共通してお
り、「ＡＤ」という広告情報の所在を含む情報インデッ
クスタグ７及び「Ｘ」というジャンルの情報群の所在を
含む情報インデックスタグ７を取得する。

【００４５】一方、「ＡＤ」という広告情報の所在を含
む情報インデックスタグ７及び「Ｘ」というジャンルの
情報群の所在を含む情報インデックスタグ７を情報中継
者端末１２のキープボックス９に取得すると、情報中継
者端末１２の情報中継者は、「ＡＤ」についての情報イ
ンデックスタグ７を不要と思い削除し、「Ｘ」というジ
ャンルの情報群の所在を含む情報インデックスタグ７の
みをアウトボックス９に格納する。

【００４６】次に、情報中継者端末２２は、情報中継者
端末１２のアウトボックス９に格納されている情報イン
デックスタグ７を参照して、「Ｘ」というジャンルの情
報群の所在を含む情報インデックスタグ７を取得するこ
とができる。従って、情報中継者端末２２の情報中継者
は、情報中継者端末１２の情報中継者と価値観が共通す
る広告のみを参照することになる。

【００４７】情報中継者端末１２及び情報中継者端末２
２の情報中継者は互いに価値観が共通しているので、情
報中継者端末１２によって削除された結果残った広告Ａ
が付された情報インデックスタグ７によって情報中継者
端末２２に表示される広告は、情報中継者２２の情報中
継者にとって有効な広告となる。これは、図示のように
情報中継者端末１３によって広告Ａが付された情報イン
デックスタグ７が削除された結果残った「Ｂ」という広
告情報の所在を含む情報インデックスタグ７についても
同様である。

【００４８】そして、情報中継者端末１１等には、図６
に示す情報提供手段１２１から、「Ａ」という広告情報
の所在を含む情報インデックスタグ７に関連する情報本
体３１及び、「Ｂ」という広告情報の所在を含む情報イ
ンデックスタグ７に関連している情報本体３１が提供さ
れるとともに、所定の広告が表示される。

【００４９】また、情報中継者端末１３（１２９）が、
上記情報発信者端末１０５とは異なる情報発信者端末１
０５ａからの「Ｙ」という広告情報の所在を含む情報イ
ンデックスタグ７を含めて上記同様の処理を行っても良
いことはいうまでもない。尚、「Ｙ」という広告情報
は、例えばカティサーク号における帆布の研究に関する
情報である。

【００５０】従って、情報中継者端末１３（１２９）
は、「Ｘ」という広告情報の所在を含む情報インデック
スタグ７を除いて、「Ｙ」という広告情報の所在を含む
情報インデックスタグ７を、「ＡＤ」という広告情報の
所在を含む情報インデックスタグ７と共にアウトボック
ス９に格納して公開している。これは、情報中継者端末
１３の情報中継者が、「Ｘ」という広告情報よりも
「Ｙ」という広告情報の方が「ＡＤ」という広告情報に
有効であると判断したためである。従って、情報中継者
端末１３の下流側に相当する情報中継者端末２５（１２
９）には、「Ｙ」という広告情報の所在を含む情報イン
デックスタグ７及び、「ＡＤ」という広告情報の所在を
含む情報インデックスタグ７が引き渡される。

【００５１】図７は、情報中継者端末１２９によるアク
セスの多い順に並べたブックマークカウンタランキング
の一例を示す図である。ブックマークカウンタランキン
グは、情報享受者としての情報中継者端末１２９が情報
提供部１２１にアクセスした回数を上記ブックマークカ
ウンタ１７によってカウントされた順に並べた様子の一
例を示している。また、このブックマークカウンタラン
キングは、後述するように広告掲出者が参照すること
で、より多くのアクセスがどのような情報本体３１に有
るのか、つまりニーズの高い情報を見極めるために参考
とされる情報である。

【００５２】このブックマークカウンタランキングに
は、例えば氏名、カウント値、アウトボックスタイトル
（ＯｕｔＢｏｘタイトル）及び連絡するかしないかに関
する情報が含まれている。氏名は、情報インデックスタ
グ７に関連している情報本体３１の所有者の名前であ
る。カウント値は、この情報本体３１にアクセスされた
回数を示している。アウトボックスタイトルは、情報本
体３１のテーマを示している。また、連絡するかしない
かに関する情報は、氏名欄に記載されている情報本体３
１の所有者に連絡するかしないかを示している。

【００５３】ブックマークカウンタ１７がこのようなブ
ックマークカウンタランキングを集計することによっ
て、どのような情報本体３１にアクセスが多いかわるば
かりでなく、誰が、アクセスの多い情報本体３１を提供
しているのかを把握することもできる。

【００５４】情報流通システム１０１は以上のような構
成であり、次に図１〜図７を参照しつつその情報流通方
法の一例について説明する。図８は、情報流通システム
１０１による情報流通方法の手順の一例を示すフローチ
ャートである。尚、図８では、主として情報発信者、仲
介斡旋事業者及び広告掲出者の各手順を縦方向に並べて
図示している。

【００５５】ステップＳＴ１では、情報発信者による情
報発信が開始され、ステップＳＴ２では、情報発信者が
所定の必要事項を所定のフォームに記入し、その所定の
フォームを仲介斡旋事業者サーバ１０９の情報発信者Ｄ
Ｂ１１５に登録する。次にステップＳＴ４では、情報発
信者が提供を希望する情報本体３１を情報発信者端末１
０５から、仲介斡旋事業者サーバ１０９の情報提供部１
２１に送信し、情報発信者端末１０５の処理が一旦終了
する（ステップＳＴ５）。

【００５６】一方、ステップＳＴ１０では、広告掲出者
が広告の掲出を開始し、ステップＳＴ１１では、広告掲
出者が必要事項を所定のフォームに記入し、そのフォー
ムが仲介斡旋事業者サーバ１０９に送信され広告掲出者
ＤＢ１１７に登録される。登録された事項は、後述する
ステップＳＴ１４での資格確認で使用される。次にステ
ップＳＴ１３では、情報発信者端末１０５のアウトボッ
クス９に格納されている情報インデックスタグ７に関す
る情報を、仲介斡旋事業者サーバ１０９に対して要求す
る。

【００５７】次にステップＳＴ１４では、仲介斡旋事業
者サーバ１０９が、アクセスしてきた広告掲出者が広告
掲出者ＤＢ１１７に予め登録されている広告掲出者であ
るか否かを判断する。アクセスしてきた広告掲出者が予
め登録された者でない場合にはステップＳＴ１１に戻
り、予め登録されたものである場合にはステップＳＴ１
５に進む。ステップＳＴ１５では、図７に示すブックマ
ークカウンタランキングが広告掲出者端末１０７に送信
され、広告掲出者に対して提示される。このようにする
と、広告掲出者は、アクセスの多い情報本体３１に広告
を掲出することで、自らの事業を拡大し売り上げを向上
することができる。

【００５８】ステップＳＴ１６では、広告掲出者が、掲
出しようとしている広告に有効な（有効な）情報本体３
１に関連づけられている情報インデックスタグ７が格納
されているアウトボックス９を、広告掲出者端末１０７
を操作して捜す。ここで、広告掲出者が掲出しようとし
ている広告に有効な情報本体３１とは、例えば情報本体
３１が旅行に関する情報であり、その広告とは、旅行業
者が掲出する広告であることが望ましい。これは、広告
掲出者は、自らの事業に関係のない情報本体３１に広告
を掲出しても、事業の拡大や売り上げに何ら寄与しない
からである。

【００５９】次にステップＳＴ１７では、広告掲出者の
事業発展のために有効な情報本体３１を提供するアウト
ボックス９がないとステップＳＴ１３に戻り、あると以
下に示す広告掲出交渉が行われる（ステップＳＴ１
８）。具体的には、ステップＳＴ１８では、仲介斡旋業
者（によって管理されている仲介斡旋事業者サーバ１０
９）が、情報発信者及び広告掲出者の間で、情報発信者
によって提供された情報本体３１に広告掲出者が広告を
掲出することについて交渉の仲介を行う。この様にする
と、情報発信者のプライバシーを確保することができる
と共に、仲介斡旋事業者が手数料を取り損なうことを防
止することができる。

【００６０】次にステップＳＴ１９では、上記交渉が決
裂した場合にはステップＳＴ１３に戻り、妥結された場
合には広告条件が所定のフォームに記入され、広告掲出
者ＤＢ１１７に登録される（ステップＳＴ２０）。

【００６１】ここで、情報発信者端末１０５が、図３に
示すように「Ａ」及び「Ｂ」という広告情報の所在を示
す情報インデックスタグ７を発信したすると、例えば情
報中継者端末１２（１２９）が、キープボックス９に格
納している「Ｂ」という広告情報の所在を示す情報イン
デックスタグ７を除いて、「Ａ」という広告情報の所在
を示す情報インデックスタグ７をアウトボックス９に格
納する。そして、情報中継者端末２２（１２９）は、情
報中継者端末２のアウトボックス９に格納されている
「Ａ」という広告情報の所在を示す情報インデックスタ
グ７のみをキープボックス９に取得することができる。

【００６２】従って、情報中継者端末２２を操作する情
報中継者は、この情報インデックスタグ７に基づいて、
情報インデックスタグ７に関連づけられた情報本体３１
を参照すると共に、「Ａ」という広告情報の所在から有
効な広告を参照することとなる。これは、図５に示す場
合も同様である。このように情報中継者端末１２９が情
報本体３１にアクセスすると、仲介斡旋事業者サーバ１
０９に設けられたブックマークカウンタ１７がブックマ
ークカウンタ値を上げる。

【００６３】次にステップＳＴ２１では、例えば広告掲
出者が予め設定した決済日であるか否かが判断され、決
済日であればステップＳＴ２２に進む。尚、この決済日
は、例えば広告掲出者が随時要求することにより決定さ
れるようにしても良いことはいうまでもない。次にステ
ップＳＴ２２では、仲介斡旋事業者サーバ１０９が、情
報発信者ＤＢ１１５に登録されているブックマークカウ
ンタ値（スコア）を読み取り、対価を計算する（ステッ
プＳＴ２３）。

【００６４】ステップＳＴ２４では、仲介斡旋事業者サ
ーバ１０９を管理する仲介斡旋事業者が、広告掲出者に
対して対価を請求する。ここで請求される対価は、例え
ば上述のように所定の広告条件に基づいて設定された対
価である。次にステップＳＴ２５では、広告掲出者が上
述のように決定された対価を仲介業者に対して支払う。

【００６５】ステップＳＴ２６では、仲介斡旋事業者
が、例えば電子決済によって広告掲出者からの対価を受
け取り、受け取った対価の一部を手数料として徴収す
る。次にステップＳＴ２７では、仲介斡旋事業者が、そ
の広告が付された情報本体３１を提供した情報発信者に
対して対価を支払い、情報発信者はその対価を受け取る
ことができる（ステップＳＴ２８）。

【００６６】本発明の好ましい実施形態によれば、不要
な広告を除いて有効な広告のみを付した流通情報を提供
することができる。つまり、本実施形態によれば、極め
てフォーカスの絞られた広告掲出場所を確保することが
できるので、従来のインターネットにおけるワンクリッ
ク広告等に比べて格段の効果を期待できる広告を実現す
ることができる。また、本実施形態によれば、情報が流
通される際に、価値観の共通する情報中継者によって不
要な広告リンク情報１２７ｂが除かれていくので、広告
情報１２７をより有効なルートに流通させることができ
るようになる。

【００６７】また、広告情報１２７を受ける側において
も、不要な広告情報を受ける必要が少なくなるため、情
報中継者は、ワンクリック広告等に見られる「不要な情
報の煩わしさ」から解放されるようになるとともに、本
当に必要な広告情報１２７が精選されて送られてくるこ
とによる便利さを享受することができる。また、本実施
形態によれば、取り立てて大きなデータベースシステム
等の構築の必要がなく、極めて一般的な技術により実現
でき、システム開発、運用等に必要なコストも低く抑え
ることができる。

【００６８】また、本実施形態によれば、仲介斡旋事業
者サーバ１０９に設けられたブックマークカウンタ１７
によって広告の効果を的確に把握できるため、広告効果
の把握、広告戦略の立案に役立つようになる。さらに、
本実施形態によれば、良い情報を提供する情報発信者に
広告収入をもたらす、いわばインセンティブをつけるこ
とができる。この事は、インターネットの世界に良質な
情報を流通させることを促進する効果もある。

【００６９】ところで本発明は上述した実施形態に限定
されるものではない。上述した一連の処理を実行するプ
ログラムをコンピュータにインストールし、コンピュー
タによって実行可能な状態とするために用いられるプロ
グラム格納媒体としては、例えばフロッピー（登録商
標）ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓ
ｃ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＤＶＤ（Ｄ
ｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｃ）などの
パッケージメディアのみならず、プログラムが一時的も
しくは永続的に格納される半導体メモリや磁気ディスク
などで実現しても良い。これらプログラム格納媒体にプ
ログラムを格納する手段としては、ローカルエリアネッ
トワークやインターネット、デジタル衛星放送などの有
線および無線通信媒体を利用しても良く、ルーターやモ
デム等の各種通信インターフェースを介在させて格納す
るようにしてもよい。また、上述した情報流通システム
を構成する情報発信者端末１０５、広告掲出者端末１０
７及び仲介斡旋事業者サーバ１０９は、それぞれ上記プ
ログラム格納媒体のプログラム等のデータを少なくとも
読み取ることができるドライブ装置を備えていても良
い。また、上記情報流通機能を発揮させるためのプログ
ラムは、上記プログラム格納媒体に格納されている形態
のみならず、インターネット等の各種通信手段を経由し
てデータ通信される上記実施形態の各構成は、その一部
を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせ
ることができる。

【００７０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不要な広告を除いて有効な広告のみを付した流通情報を
提供することができる情報流通システム、情報流通方
法、情報流通プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能なプログラム格納媒体及び情報流通プログラムを
提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の好ましい実施形態としての情報流通シ
ステムの構成例を示すシステム構成図。

【図２】図１の情報発信者ＤＢ及び広告掲出者ＤＢに登
録されている属性の一例を示す図。

【図３】図１の情報流通システムによって情報インデッ
クスタグが流通される原理の一例を示す図。

【図４】図３の情報インデックスタグが情報提供手段に
よって管理されているホルダの一例を示す図。

【図５】図１の情報流通システムによって情報インデッ
クスタグが流通される原理の一例を示す図。

【図６】図５の情報インデックスタグが情報提供手段に
よって管理されているホルダの一例を示す図。

【図７】情報中継者端末によるアクセスの多い順に並べ
たブックマークカウンタランキングの一例を示す図。

【図８】情報流通システムによる情報流通方法の手順の
一例を示すフローチャート。

【符号の説明】

７・・・情報インデックスタグ、９・・・アウトボック
ス（他の格納手段）、１１・・・インボックス（一の格
納手段）、３１・・・情報本体、１０１・・・情報流通
システム、１０５・・・情報発信者端末（情報発信者の
端末）、１２９・・・情報中継者端末

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報提供者の端末から提供された流通情
   報に種類の異なる複数の広告を付して、他と区別しうる
   グループに属する複数の中継者の端末を順次経由して流
   通させる情報流通システムであって、 前記種類の異なる複数の広告は、前記流通情報に関連す
   る関連広告と、前記流通情報に関連しない非関連広告と
   を含んでおり、 前記複数の中継者の端末は、それぞれ自己以外の他の中
   継者の端末からの前記流通情報を格納する一の格納手段
   と、 前記一の格納手段に格納された前記流通情報の内、自己
   以外の他の中継者の端末へ公開するために前記流通情報
   を格納する他の格納手段とを備え、 前記流通情報を前記他の格納手段に格納する際には、前
   記流通情報から前記非関連広告が除かれ、前記流通情報
   には前記関連広告のみが付されていることを特徴とする
   情報流通システム。
2. 【請求項２】 前記流通情報は、 特定の場所に予め固定して配置されており、前記流通情
   報の内容としての情報本体と、 前記情報本体に関連付けられて前記情報本体とは分離し
   て流通され、前記一の格納手段又は前記他の格納手段に
   格納される情報インデックスタグとを有することを特徴
   とする請求項１に記載の情報流通システム。
3. 【請求項３】 前記広告は、前記広告の内容である広告
   本体と、前記広告本体の存在場所を示す情報とを有し、 前記情報インデックスタグには、前記広告本体の存在場
   所を示す情報のみが含められていることを特徴とする請
   求項２に記載の情報流通システム。
4. 【請求項４】 情報提供者の端末から提供された流通情
   報に種類の異なる複数の広告を付して、他と区別しうる
   グループに属する複数の中継者の端末を順次経由して流
   通させる情報流通方法であって、 前記種類の異なる複数の広告は、前記流通情報に関連す
   る関連広告と、前記流通情報に関連しない非関連広告と
   を含んでおり、 前記複数の中継者の端末は、それぞれ自己以外の他の中
   継者の端末からの前記流通情報を格納する一の格納手段
   と、 前記一の格納手段に格納された前記流通情報の内、自己
   以外の他の中継者の端末へ公開するために前記流通情報
   を格納する他の格納手段とを備え、 前記流通情報を前記他の格納手段に格納する際には、前
   記流通情報から前記非関連広告を除き、前記流通情報に
   前記関連広告のみを付すことを特徴とする情報流通方
   法。
5. 【請求項５】 前記流通情報は、 特定の場所に予め固定して配置されており、前記流通情
   報の内容としての情報本体と、 前記情報本体に関連付けられて前記情報本体とは分離し
   て流通され、前記一の格納手段又は前記他の格納手段に
   格納される情報インデックスタグとを有することを特徴
   とする請求項４に記載の情報流通方法。
6. 【請求項６】 前記広告は、前記広告の内容である広告
   本体と、前記広告本体の存在場所を示す情報とを有し、 前記情報インデックスタグには、前記広告本体の存在場
   所を示す情報のみが含められていることを特徴とする請
   求項５に記載の情報流通方法。
7. 【請求項７】 情報提供者の端末から提供された流通情
   報に種類の異なる複数の広告を付して、他と区別しうる
   グループに属する複数の中継者の端末を順次経由して流
   通させる機能を発揮させる情報流通プログラムを記録し
   たコンピュータ読み取り可能なプログラム格納媒体であ
   って、 前記種類の異なる複数の広告は、前記流通情報に関連す
   る関連広告と、前記流通情報に関連しない非関連広告と
   を含んでおり、 前記複数の中継者の端末は、それぞれ自己以外の他の中
   継者の端末からの前記流通情報を格納する一の格納手段
   と、 前記一の格納手段に格納された前記流通情報の内、自己
   以外の他の中継者の端末へ公開するために前記流通情報
   を格納する他の格納手段とを備え、 前記流通情報を前記他の格納手段に格納する際には、前
   記流通情報から前記非関連広告を除き、前記流通情報に
   前記関連広告のみを付す機能を発揮させる情報流通プロ
   グラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取
   り可能なプログラム格納媒体。
8. 【請求項８】 情報提供者の端末から提供された流通情
   報に種類の異なる複数の広告を付して、他と区別しうる
   グループに属する複数の中継者の端末を順次経由して流
   通させる機能を発揮させる情報流通プログラムであっ
   て、 前記種類の異なる複数の広告は、前記流通情報に関連す
   る関連広告と、前記流通情報に関連しない非関連広告と
   を含んでおり、 前記複数の中継者の端末は、それぞれ自己以外の他の中
   継者の端末からの前記流通情報を格納する一の格納手段
   と、 前記一の格納手段に格納された前記流通情報の内、自己
   以外の他の中継者の端末へ公開するために前記流通情報
   を格納する他の格納手段とを備え、 前記流通情報を前記他の格納手段に格納する際には、前
   記流通情報から前記非関連広告を除き、前記流通情報に
   前記関連広告のみを付すことを特徴とする情報流通プロ
   グラム。