JP2003014931A - 広帯域1/4波長板及び円偏光板 - Google Patents

広帯域1/4波長板及び円偏光板

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JP2003014931A
JP2003014931A JP2001197792A JP2001197792A JP2003014931A JP 2003014931 A JP2003014931 A JP 2003014931A JP 2001197792 A JP2001197792 A JP 2001197792A JP 2001197792 A JP2001197792 A JP 2001197792A JP 2003014931 A JP2003014931 A JP 2003014931A
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polymer
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retardation
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JP2001197792A
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Kohei Arakawa
公平 荒川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光全域において優れた1/4波長板特性
を有する広帯域1/4波長板、及び、これを用いた円偏
光板の提供。 【解決手段】 位相差が実質的にπである光学異方体
と、位相差が実質的にπ/2である光学異方体とが、各
光学異方体における面内の遅相軸同士のなす角度が45
乃至75度を満たすように積層され、各光学異方体が、
波長450nm、550nm及び650nmにおけるレ
ターデーション値を各々Re(450)、Re(55
0)及びRe(650)とすると、Re(450)<R
e(550)<Re(650)を満たすことを特徴とす
る広帯域1/4波長板である。両面にガラス層を有する
態様等が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、パソコン、
AV機器、携帯型情報通信機器、ゲームやシミュレーシ
ョン機器、車載用のナビゲーションシステム等、種々の
分野の表示装置として利用され得る反射型液晶表示装置
等、及び、偏光顕微鏡、分光エリプソメトリー用等に好
適な広帯域1/4波長板及びこれを用いた円偏光板に関
する。
【0002】
【従来の技術】レターデーション(Re)が、波長の長
さの1/4である円偏光板(λ/4板は、反射型LC
D、光ディスク用ピックアップ、防眩フィルム等の多く
の用途を有している。これらの用途において、該λ/4
板は、人間の目が視認し得る可視光領域の全ての入射光
に対して、直線偏光を円偏光に変換する機能を有するこ
とが望まれる。可視光領域の入射光に対してλ/4板と
して機能する広帯域λ/4板としては、例えば、特開平
5−27118号、特開平5−100114号、特開平
10−68816号、及び、特開平10−90521号
の各公報等には、相互に異なる光学異方性を有する二枚
のポリマーフィルムを積層し得られる位相差板が開示さ
れている。又、WO00/26705号公報には、フル
オレン及びビスフェノールAの共重合による広帯域λ/
4板が開示されている。
【0003】しかし、これらの場合、可視光全域の入射
光に対して、概ね1/4波長板特性を満たしているとは
言え、短波又は長波で完全なλ/4波長板特性からずれ
ており、更に優れたλ/4板特性を有する位相差板が要
求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、可視光全域において優れた
1/4波長板特性を有する広帯域1/4波長板、及び、
これを用いた円偏光板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段は以下の通りである。 <1> 位相差が実質的にπである光学異方体と、位相
差が実質的にπ/2である光学異方体とが、各光学異方
体における面内の遅相軸同士のなす角度が45乃至75
度を満たすように積層され、各光学異方体が、波長45
0nm、550nm及び650nmにおけるレターデー
ション値を各々Re(450)、Re(550)及びR
e(650)とすると、Re(450)<Re(55
0)<Re(650)を満たすことを特徴とする広帯域
1/4波長板である。
【0006】<2> 両面にガラス層を有する前記<1
>に記載の広帯域1/4波長板である。 <3> 可視光領域の波長(λ)が450〜650nm
におけるレターデーョン値Re(λ)が、0.98×R
e(550)/550≦Re(λ)/λ≦1.02×R
e(550)/550を満たす前記<1>又は<2>に
記載の広帯域1/4波長板である。 <4> 位相差が実質的にπである光学異方体、及び、
位相差が実質的にπ/2である光学異方体の少なくとも
一方が、固有複屈折値が正のポリマーの少なくとも1種
を含有する層と、固有複屈折値が負のポリマーの少なく
とも1種を含有する層との積層体を含む前記<1>から
<3>のいずれかに記載の広帯域1/4波長板である。
【0007】<5> 固有複屈折値が正のポリマーがノ
ルボルネン系ポリマーである前記<4>に記載の広帯域
1/4波長板である。 <6> 固有複屈折値が負のポリマーがスチレン系ポリ
マーである前記<4>に記載の広帯域1/4波長板であ
る。
【0008】<7> 固有複屈折値が正のポリマーの少
なくとも1種を含有する層と、固有複屈折値が負のポリ
マーの少なくとも1種を含有する層と、の積層体が、共
押出しにより形成された前記<4>から<6>のいずれ
かに記載の広帯域1/4波長板である。 <8> 偏光膜及び前記<1>から<7>のいずれかに
記載の広帯域1/4波長板を含むことを特徴とする円偏
光板である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [広帯域1/4波長板]本発明の広帯域1/4波長板に
おいては、位相差が実質的にπである光学異方体と、位
相差が実質的にπ/2である光学異方体とが積層されて
いる。
【0010】−位相差が実質的にπである光学異方体− 前記位相差が実質的にπである光学異方体は、Re(4
50)<Re(550)<Re(650)を満たすと共
に、波長550nmにおいて、実質的にπの位相差を有
し、可視光域の広い範囲における波長において、実質的
にπの位相差であるのがより好ましい。尚、前記「実質
的にπ」とは、位相差が0.85π乃至1.0πの範囲
内であることを指し、0.9π乃至1.0πの範囲内で
あるのが好ましい。
【0011】前記光学異方体において、特定波長(λ)
における位相差を実質的にπに調整するには、特定波長
(λ)において測定されるレターデーション値をλ/2
とすればよい。前記光学異方体において、例えば、特定
波長(λ)が、550nmである場合、前記レターデーシ
ョン値としては、233〜275nmであるのが好まし
く、261〜275nmであるのがより好ましい
【0012】−位相差が実質的にπ/2である光学異方
体− 前記位相差が実質的にπ/2である光学異方体は、Re
(450)<Re(550)<Re(650)を満たす
と共に、波長550nmにおいて、実質的にπ/2の位
相差を有し、可視光域の広い範囲における波長におい
て、実質的にπ/2の位相差であるのがより好ましい。
尚、前記「実質的にπ/2」とは、位相差が0.43π
乃至1.0πの範囲内であることを指し、0.45π乃
至1.0πの範囲内であるのが好ましい。
【0013】前記位相差が実質的にπ/2である光学異
方体において、特定波長(λ)における位相差を「実質
的にπ/2」に調整するには、特定波長(λ)において
測定されるレターデーション値をλ/4とすればよい。
例えば、特定波長(λ)が、550nmである場合、前記
レターデーション値としては、118〜138nmであ
るのが好ましく、124〜138nmであるのがより好
ましい。
【0014】<光学異方体の物性・態様等>前記各光学
異方体は、波長450nm、550nm及び650nm
におけるレターデーション値を各々Re(450)、R
e(550)及びRe(650)とすると、Re(45
0)<Re(550)<Re(650)を満たす。換言
すれば、前記レターデーション値と波長とが正の相関関
係を有することが必要である。該相関関係を有すること
により、可視全域の入射光に対し、優れた1/4波長板
特性を有する広帯域1/4波長板を提供できる。
【0015】前記光学異方体の態様としては、固有複屈
折値が正の材料及び負の材料を含有する第一の態様、固
有複屈折値が正の材料からなる層及び負の材料からなる
層の積層体を含む第二の態様、固有複屈折値が正の部位
及び負の部位を有する材料を含有する第三の態様、WO0
0/26705号公報記載の材料を用いる第四の態様、
酢酸セルロースを利用した第五の態様等の、一枚で広帯
域における1/4波長板特性を有する材料も有効に利用
可能であるが、本発明においては、固有複屈折値が正及
び負の組み合わせを有するのが、光弾性が小さく、特に
好ましい。これらの態様の中でも、特に固有複屈折値が
正の材料からなる層及び負の材料からなる層の積層体を
含む第二の態様が特に好ましい。
【0016】<<第一の態様>>第一の態様は、前記光
学異方体が、固有複屈折値が正の材料及び負の材料を含
有(「同一層中に含有」を意味する。)し、必要に応じ
てその他の成分を含有する態様である。 −−固有複屈折値が正の材料−− 前記固有複屈折値が正の材料は、分子に一軸性の配向規
則を与えたときに、光学的に正の一軸性を示す特性を有
する材料であり、ポリマー、棒状液晶、棒状液晶ポリマ
ーなどがその例として挙げられる。これらは、1種単独
で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。本発
明においては、これらの中でも固有複屈折値が正のポリ
マーが好ましい。
【0017】前記固有複屈折値が正の材料において、前
記固有複屈折値が正のポリマーとしては、ポリオレフィ
ン系ポリマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ノルボルネン系ポリマーなど)、ポリエステル系ポ
リマー(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレートなど)、ポリアリーレンサルファ
イド系ポリマー(例えば、ポリフェニレンサルファイド
など)、ポリビニルアルコール系ポリマー、ポリカーボ
ネート系ポリマー、ポリアリレート系ポリマー、セルロ
ースエステル系ポリマー(前記固有複屈折値が負である
ものもある)、ポリエーテルスルホン系ポリマー、ポリ
スルホン系ポリマー、ポリアリルスルホン系ポリマー、
ポリ塩化ビニル系ポリマー、あるいはこれらの多元(二
元、三元等)共重合ポリマーなどが挙げられる。これら
は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して
もよい。本発明においては、これらの中でも、変性ポリ
カーボネート等のポリカーボネート系、ノルボルネン
系、ポリエーテルスルホン系等のポリマーが、耐熱性、
透明性等の点で好ましく、波長分散が低く、光弾性が小
さく、寸度安定性、耐熱性、及び光透過性に優れる点
で、ノルボルネン系ポリマーが特に好ましい。
【0018】前記ノルボルネン系ポリマーは、ノルボル
ネン骨格を繰り返し単位として有する樹脂であり、例え
ば、特開昭62−252406号、特開昭62−252
407号、特開平2−133413号、特開昭63−1
45324号、特開昭63−264626号、特開平1
−240517号、特公昭57−8815号、特開平5
−39403号、特開平5−43663号、特開平5−
43834号、特開平5−70655号、特開平5−2
79554号、特開平6−206985号、特開平7−
62028号、特開平8−176411号、特開平9−
241484号などの各公報等に記載のポリマーが好適
に挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、
2種以上を併用してもよい。
【0019】前記ノルボルネン系ポリマーの重量平均分
子量としては、5,000〜1,000,000程度で
あり、8,000〜200,000程度が好ましい。
【0020】前記棒状液晶としては、棒状のネマチック
配向を示す液晶が好適に挙げられ、低分子液晶であって
もよいし、高分子液晶であってもよい。前記低分子液晶
の具体例としては、アゾメチン類、アゾキシ類、シアノ
ビフェニル類、シアノフェニルエステル類、安息香酸エ
ステル類、シクロヘキサンカルボン酸フェニルエステル
類、シアノフェニルシクロヘキサン類、シアノ置換フェ
ニルピリジン類、フェニルジオキサン類、トラン類、ア
ルケニルシクロヘキシルベンゾニトリル類、などが好適
に挙げられる。
【0021】−−固有複屈折値が負の材料−− 前記固有複屈折値が負の材料は、分子に一軸性の配向規
則を与えたときに、光学的に負の一軸性を示す特性を有
する材料であり、ポリマー、ディスコティック液晶、デ
ィスコティック液晶ポリマーなどがその例として挙げら
れる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以
上を併用してもよい。本発明においては、これらの中で
も固有複屈折値が負のポリマーが好ましい。
【0022】前記固有複屈折値が負の材料において、前
記固有複屈折値が負のポリマーとしては、スチレン系ポ
リマー、アクリロニトリル系ポリマー、メチルメタクリ
レート系ポリマー、酢酸セルロース系等のセルロースエ
ステル系ポリマー(前記固有複屈折値が正であるものも
ある)、あるいはこれらの多元(二元、三元等)共重合
ポリマーなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用
してもよいし、2種以上を併用してもよい。本発明にお
いては、これらの中でも、複屈折の発現性の点で、スチ
レン系ポリマー等が好ましい。
【0023】前記固有複屈折値が正の材料及び負の材料
としては、波長分散が互いに大きく異なるのが好まし
く、また、前記レターデーション(Re)の発現性が共
に大きいのが好ましい。
【0024】前記固有複屈折値が負で、レターデーショ
ン(Re)の発現性が大きい材料としては、スチレン系
素材が特に好適に挙げられる。スチレン系素材は波長分
散が大きいため、組み合わせる固有複屈折値が正の材料
としては、前記波長分散が小さい材料が好適に用いられ
る。前記波長分散が小さい材料としては、オレフィン
系、ポリビニルアルコール系、等のポリマーが挙げられ
るが、耐熱性、寸度安定性等の点から、ノルボルネン系
ポリマー等のシクロオレフィン系ポリマーが特に好適で
ある。
【0025】−−その他の成分−− 前記光学異方体に含有されるその他の成分としては、本
発明の効果を害しない限り特に制限はなく、目的に応じ
て適宜選択することができ、例えば相溶化剤などが好適
に挙げられる。前記相溶化剤は、前記固有複屈折値が正
の材料と負の材料とを混合した際に相分離が生じてしま
う場合等に好適に使用することができ、該相溶化剤を使
用することによって、前記固有複屈折値が正の材料と負
の材料との混合状態を良好にすることができる。
【0026】−−第一の態様における光学異方体の製造
−− 前記第一の態様における光学異方体の製造方法として
は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することが
できる。例えば、前記固有複屈折値が正の材料と負の材
料とを、適宜選択し、配合比を決定し、必要により前記
相溶化剤等を添加し、これらを配合する。その後、この
配合物を溶液化して塗布し乾燥することにより成形する
溶液成膜法、あるいはペレット化し溶融押出しして成形
する押出成形法、等に従ってフィルム状乃至シート状等
に成形し、延伸によって位相差を前記各数値に制御して
光学異方体が製造される。前記延伸としては、機械的流
れ方向に延伸する縦一軸延伸、機械的流れ方向に直交す
る方向に延伸する横一軸延伸(例えば、テンター延伸な
ど)などが好適に挙げられるが、若干であれば二軸延伸
であってもよい。
【0027】<<第二の態様>>第二の態様は、前記光
学異方体が、固有複屈折値が正の材料からなる層及び負
の材料からなる層の積層体を含み、必要に応じてその他
の層を含む態様である。
【0028】前記積層体における、前記固有複屈折値が
正の材料及び負の材料としては、前記「第一の態様」で
既に述べたのと同様の材料がすべて好適に挙げられ、特
に好ましい材料についてもすべて同様である。前記その
他の層としては、前記固有複屈折値が正の材料からなる
層及び負の材料からなる層を良好に接着可能な接着層な
どが挙げられる。
【0029】−−第二の態様における光学異方体の製造
−− 第二の態様における光学異方体の製造方法としては、特
に制限はないが、積層体の製造が容易となる点で、前記
固有複屈折値が正の材料及び負の材料を共押出しして形
成されるのが好ましい。前記共押出しにおいては、例え
ば、前記固有複屈折値が正のポリマー、負のポリマー、
及び、所望により接着層用のポリマーを、押出ダイ内部
に導き、該ダイ内部もしくはダイの開口部で各ポリマー
を接触させ、一体化させて積層体を形成することができ
る。
【0030】前記ダイとしては、特に制限はないが、T
ダイを好適に用いることができ、該Tダイの内部形状と
しては、特に制限はなく、種々の形状が挙げられる。所
望により、押し出された溶融状態の積層体を、複数のロ
ールに張架させ、該ロールの回転に追従させて移動させ
ることにより、積層体の厚みを所望の厚みに調整するこ
とができる。
【0031】図1は、前記共押出しに好適に用いられる
共押出装置の概略構成図である。共押出装置20は、押
出ダイ22、押出器24,26、及び、張架ロール2
8,30,32を有する。共押出装置20において、押
出器24及び押出器26内に格納された、固有複屈折値
が正のポリマー及び負のポリマーは、押出ダイ22内部
に導かれ、押出ダイ22の開口部で合流し、各ポリマー
が接触し一体化されて積層体34が形成される。尚、固
有複屈折値が正のポリマー及び負のポリマーの密着性が
悪い場合には、更に、接着層形成用の押出器を設けても
良い。形成された積層体34は、回転する張架ロール2
8,30,32により張架され、張架ロール28,3
0,32の回転に追従して移動し、所望の厚みに調整さ
れフィルム状乃至シート状に成形され、場合によって更
に延伸することにより、前記位相差の値を前記各数値に
制御して、光学異方体が製造される。前記延伸として
は、前記「第一の態様における位相差板の製造」におい
て述べた「延伸」と同様の延伸が好適に挙げられる。
【0032】<<第三の態様>>第三の態様は、前記光
学異方体が、固有複屈折値が正の部位及び負の部位を有
する材料を含有し、必要に応じてその他の成分を含有す
る態様である。
【0033】−−固有複屈折値が正の部位及び負の部位
を有する材料−− 前記固有複屈折値が正の部位及び負の部位を有する材料
としては、一軸性の配向規則を与えた場合に、正の一軸
性を示す鎖と負の一軸性を示す鎖とを有する共重合組成
物が好ましく、固有複屈折値が正のポリマーを構成する
単量体(モノマー)と、負のポリマーを構成する単量体
と、の共重合組成物等が特に好ましい。該共重合組成物
としては、特に制限はないが、主鎖と、該主鎖にグラフ
ト結合するグラフト鎖と、を有するグラフト共重合体が
好ましく、該主鎖が、前記固有複屈折値が正のポリマー
を構成する単量体からなる鎖であり、前記グラフト鎖
が、前記固有複屈折値が負のポリマーを構成する単量体
からなる鎖が特に好ましい。前記固有複屈折値が正のポ
リマー及び負のポリマーとしては、前記「第一の態様」
で既に述べたのと同様のポリマーがすべて好適に挙げら
れ、特に好ましいポリマー等についてもすべて同様であ
る。
【0034】前記グラフト共重合体の製造方法として
は、特に制限はなく、塊状重合、沈殿重合、乳化重合、
溶液重合、懸濁重合、などの公知の重合方法が好適に挙
げられる。これらの中でも、懸濁重合又は溶液重合が好
ましい。
【0035】前記懸濁重合の手法としては、例えば「高
分子合成の実験法」(大津隆行、木下雅悦共著、化学同
人社)130頁及び146頁〜147頁に記載された方
法を参考にすることができる。
【0036】前記懸濁重合によると、前記グラフト共重
合体は、無機塩類及び/又は水溶性ポリマー分散剤の存
在下、水系の分散媒を用いて油溶性開始剤により開始さ
れた付加重合反応により、50μm以上の粒子として得
られる。
【0037】前記無機塩類は、分散安定化、単量体等の
水溶化防止等の目的で用いられ、該無機塩類としては、
例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウ
ム、塩化マグネシウム、塩化アンモニウム、硫酸カリウ
ム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、硫酸アンモニ
ウム、硫酸アルミニウムカリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、リン酸水素カルシウム、などが挙げられ
る。
【0038】前記水溶性ポリマー分散剤としては、例え
ば、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ソーダ、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体のアルカリ加水分解物
(例えばクラレ社製の「イソバン」)、アルギン酸ナト
リウム及び水溶性セルロース誘導体(三晶株式会社製の
「メイプロガット」、「ケルコSCS」、「クアーガ
ム」、ヘキストジャパン(株)製の「MH−K」)など
が挙げられる。
【0039】前記懸濁重合に用いる重合開始剤として
は、水不溶性でかつ油溶性の重合開始剤が好ましく、例
えば、アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリ
ル)、アゾビスイソブチロニトリル、2,2'−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−ア
ゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2'−アゾビスイソ酪酸ジメチル、過酸化ベ
ンゾイル、過酸化ラウロイウル、過酸化−t−ブチル,
過酸化−t−アミル、過酸化クミル、t−ブチル過酸化
ベンゾエート、t−ブチル過酸化フェニルアセテート、
等が挙げられる。これらの中でも、過酸化物系の重合開
始剤が好ましい。
【0040】グラフト重合の際の重合温度としては、グ
ラフト重合を行う単量体の種類、沸点、天井温度(重合
と解重合とが平衡に達する温度)等により異なり一概に
規定することはできないが、通常、0〜100℃であ
り、40〜90℃が好ましい。
【0041】−−その他の成分−− 前記光学異方体に含有されるその他の成分としては、前
記「第一の態様」で述べたのと同様のその他の成分が好
適に挙げられる。
【0042】−−第三の態様における光学異方体の製造
−− 前記第三の態様における光学異方体の製造方法として
は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することが
できる。例えば、前記固有複屈折値が正の部位及び負の
部位を有する材料を適宜選択し、所望により相溶化剤等
を添加し、これらを配合する。そして、その後、この配
合物を、溶液化して塗布し乾燥することにより成形する
溶液成膜法、あるいはペレット化し溶融押出しして成形
する押出成形法、等に従ってフィルム状乃至シート状等
に成形され、場合によって更に延伸することにより、前
記位相差の値を前記各数値に制御して、光学異方体が製
造される。
【0043】前記延伸としては、前記「第一の態様にお
ける位相差板の製造」において述べた「延伸」と同様の
延伸が好適に挙げられる。
【0044】前記光学異方体の光弾性としては、20ブ
ルースター以下が好ましく、5ブルースター以下がより
好ましい。前記光弾性が、20ブルースターを超える
と、光学異方体に応力を印加した際の歪みにより複屈折
が発現し、光の洩れ等により好ましくないことがある。
【0045】前記光学異方体の厚みとしては、特に制限
はないが、30〜300μmが好ましく、50〜200
μmがより好ましい。
【0046】<広帯域1/4波長板の構成等>前記広帯
域1/4波長板においては、前記位相差が実質的にπで
ある光学異方体と、前記位相差が実質的にπ/2である
光学異方体とが、各光学異方体における面内の遅相軸同
士のなす角度が45乃至75度を満たすように積層され
ていることが必要であり、55乃至65度を満たすよう
に積層されているのが好ましい。前記角度が、前記数値
範囲内であれば、優れた1/4波長板特性を有する広帯
域1/4波長板を提供できる。尚、本発明において、
「遅相軸」とは、屈折率が最大となる方向を指す。
【0047】前記広帯域1/4波長板においては、可視
光領域の波長(λ)450〜650nmにおけるレター
デーション値Re(λ)が、0.98×Re(550)
/550≦Re(λ)/λ≦1.02×Re(550)
/550を満たすのが好ましい。このような関係を満た
すことにより、極めて優れた1/4波長板特性となる。
【0048】前記広帯域1/4波長板は、平面性を必要
とする用途、例えば、ピックアップ用1/4偏光顕微鏡
用、分光エリプソメトリー用等に用いる際等には、両面
にガラス層を貼合するのが好ましい。該ガラス層として
は、特に制限はないが、可視光に対し、優れた透光性を
有するのが好ましい。該ガラス層の厚みとしては、0.
015〜0.5mm程度が好ましい。
【0049】前記ガラス層の材料としては、ホウケイ酸
ガラス、無アルカリガラス、低アルカリガラス、ソーダ
ライムガラス、ゾルゲルガラスなどが挙げられ、これら
の中でも、安価なソーダライムガラスにアルカリ封止コ
ートしたもの、無アルカリガラス等が好ましい。
【0050】前記ガラス層の製造方法としては、特に制
限はなく、リドロー法、フュージョン法、マイクロシー
ト法、及び、ゾルゲル法等の公知のガラス層の製造方法
が挙げられる。
【0051】[円偏光板]前記本発明の円偏光板は、偏
光膜及び前記本発明の広帯域1/4波長板を含む円偏光
板であり、好適に、反射型液晶表示装置等に組み込むこ
とができる。前記偏光膜としては、例えば、ヨウ素系偏
光膜、二色性染料を用いる染料系偏光膜、ポリエン系偏
光膜等が挙げられる。前記ヨウ素系偏光膜及び染料系偏
光膜は、一般に、ポリビニルアルコール系フィルムを用
いて製造される。
【0052】前記偏光膜の透過軸は、該偏光膜の延伸方
向に垂直な方向に相当する。前記偏光膜は、一般に両側
に保護膜を有する。ただし、本発明においては、前記本
発明の広帯域1/4波長板を、偏光膜の片側の保護膜と
して機能させることができる。前記保護膜としては、光
学的等方性が高いセルロースエステルフィルム、特に、
トリアセチルセルロースフィルム等が好ましい。
【0053】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は、下記実施例に何ら限定されるも
のではない。
【0054】(実施例1・比較例1) −光学異方体の作製・レターデーションの測定− 固有複屈折値が正のポリマーとして、ノルボルネン樹脂
(商品名「ゼオノイア1420R」;日本ゼオン社
製)、固有複屈折値が負のポリマーとして、スチレン−
無水マレイン酸樹脂(商品名「ダイラーク D33
2」;ノバケミカル社製)を用いた。これらのポリマー
については、予め窒素パージ下で乾燥させ、水分量を低
下させたものを使用した。
【0055】図1に示す構成の装置20を用いた。該装
置は、東洋精機社製「LABO PLASTOMOL
I」であり、押出ダイ22の幅は250mmであった。
押出器24に、前記スチレン−無水マレイン酸樹脂を、
押出器26に、前記ノルボルネン樹脂を格納し、スチレ
ン−無水マレイン酸樹脂及びノルボルネン樹脂からなる
2層構造の溶融成形フィルム34を作製した(成形条
件:溶融温度:230〜240℃)。溶融成形フィルム
34の厚みについては、張架ロール28、30及び32
の周速制御により調整し厚み205μm(厚み構成;ノ
ルボルネン樹脂層の厚みが125μm、スチレン−無水
マレイン酸樹脂層の厚みが80μm)のフィルムを得
た。
【0056】得られたフィルムを、135℃の雰囲気
で、21%及び45%の延伸処理を施し、2種類の延伸
フィルム(光学異方体)を得た。得られた21%延伸フ
ィルム及び45%延伸フィルムについて、レターデーシ
ョン(Re)の波長依存性をレターデーション測定器
(王子計測社製;「KOBRA 21ADH」)にて各
々測定したところ、いずれのフィルムも、波長450n
m、550nm及び650nmにおけるレターデーショ
ン値を各々Re(450)、Re(550)及びRe
(650)とすると、Re(450)<Re(550)
<Re(650)を満たしていた。また、21%延伸フ
ィルムは、可視光全域に亘ってレターデーション(R
e)が波長の略1/4を示す広帯域1/4波長板特性を
示し、45%延伸フィルムは、可視光全域に亘ってレタ
ーデーション(Re)が波長の略1/2を示す広帯域1
/2波長板特性を示していた。ここで得られた21%延
伸フィルムを比較例1とし、レターデーション値の測定
結果を表1及び図3に示す。
【0057】−広帯域1/4波長板の製造、レターデー
ションの測定− 得られた21%延伸フィルム及び45%延伸フィルム
を、それらの面内の遅相軸同士のなす角度が60度を満
たすように貼り合わせ、広帯域1/4波長板を得た。こ
れを用い、前記レターデーション測定器にて、可視光全
域におけるレターデーション値を測定した(実施例
1)。結果を表1及び図2に示す。図2〜3より、本発
明の広帯域1/4波長板は、略完全に近い1/4波長板
特性を有していることがわかる。
【0058】−円偏光板の製造− 前記広帯域1/4波長板、及び、偏光膜(ヨウ素系偏光
板)を用い、円偏光板を製造した。このとき、偏光膜に
おける偏光軸及び光学異方体の長尺方向は、平行になる
よう調整した。得られた円偏光板の光学的性質を、前記
レターデーション測定器を用いて測定したところ、略完
全な円偏光が達成されていた。
【0059】(実施例2及び比較例2) −光学異方体の作製・レターデーションの測定− 実施例1の「光学異方体の作製」において、厚み200
μm(厚み構成;ノルボルネン樹脂層の厚みが140μ
m、スチレン−無水マレイン酸樹脂層の厚みが60μ
m)のフィルムを得、これを用い、17%及び32%に
延伸したほかは、実施例1と同様にして、17%延伸フ
ィルム及び32%延伸フィルムを得た。得られた17%
延伸フィルム及び32%延伸フィルムについて、レター
デーション(Re)の波長依存性を王子計測社製「KO
BRA 21ADH」にて各々測定したところ、いずれ
のフィルムも、波長450nm、550nm及び650
nmにおけるレターデーション値を各々Re(45
0)、Re(550)及びRe(650)とすると、R
e(450)<Re(550)<Re(650)を満た
していた。また、17%延伸フィルムは、可視光全域に
亘ってレターデーション(Re)が波長の略1/4を示
す広帯域1/4波長板特性を示し、32%延伸フィルム
は、可視光全域に亘ってレターデーション(Re)が波
長の略1/2を示す広帯域1/2波長板特性を示してい
た。ここで得られた17%延伸フィルムを比較例2と
し、レターデーション値の測定結果を表1及び図3に示
す。
【0060】−広帯域1/4波長板の製造、レターデー
ションの測定− 得られた17%延伸フィルム及び32%延伸フィルム
を、それらの面内の遅相軸同士のなす角度が59度を満
たすように貼り合わせ、広帯域1/4波長板を得た。こ
れを用い、前記レターデーション測定器にて、可視光全
域におけるレターデーション値を測定した(実施例
2)。結果を表1及び図2に示す。
【0061】−円偏光板の製造− 前記広帯域1/4波長板を用い、実施例1における「円
偏光板の製造」と同様にして、円偏光板を製造し、得ら
れた円偏光板の光学的性質を前記レターデーション測定
器を用いて測定したところ、略完全な円偏光が達成され
ていた。
【0062】
【表1】
【0063】又、得られたレターデーション値Re
(λ)について、Re(λ)/λをRe(550)/5
50で割った値を表2に示す。
【0064】
【表2】
【0065】表2より、実施例1及び2における値は、
0.98〜1.02の範囲内に入っており、優れた1/
4波長板特性を有していることが解る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、共押出しに好適に用いられる共押出装
置の概略構成図である。
【図2】図2は、実施例1及び2において作製した広帯
域1/4波長板について、レターデーション測定器を用
いて、レターデーション(Re)の波長分散を測定した
結果を示す図である。
【図3】図3は、比較例1及び2において作製した19
%延伸フィルム(1/4波長板)について、レターデー
ション測定器を用いて、レターデーション(Re)の波
長分散を測定した結果を示す図である。
【符号の説明】
20 共押出装置 22 押出ダイ 24 押出器 26 押出器 28 張架ロール 30 張架ロール 32 張架ロール 34 積層体(フィルム)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相差が実質的にπである光学異方体
    と、位相差が実質的にπ/2である光学異方体とが、各
    光学異方体における面内の遅相軸同士のなす角度が45
    乃至75度を満たすように積層され、各光学異方体が、
    波長450nm、550nm及び650nmにおけるレ
    ターデーション値を各々Re(450)、Re(55
    0)及びRe(650)とすると、Re(450)<R
    e(550)<Re(650)を満たすことを特徴とす
    る広帯域1/4波長板。
  2. 【請求項2】 両面にガラス層を有する請求項1に記載
    の広帯域1/4波長板。
  3. 【請求項3】 可視光領域の波長(λ)450〜650
    nmにおけるレターデーション値Re(λ)が、0.9
    8×Re(550)/550≦Re(λ)/λ≦1.0
    2×Re(550)/550を満たす請求項1又は2に
    記載の広帯域1/4波長板。
  4. 【請求項4】 位相差が実質的にπである光学異方体、
    及び、位相差が実質的にπ/2である光学異方体の少な
    くとも一方が、固有複屈折値が正のポリマーの少なくと
    も1種を含有する層と、固有複屈折値が負のポリマーの
    少なくとも1種を含有する層との積層体を含む請求項1
    から3のいずれかに記載の広帯域1/4波長板。
  5. 【請求項5】 固有複屈折値が正のポリマーがノルボル
    ネン系ポリマーである請求項4に記載の広帯域1/4波
    長板。
  6. 【請求項6】 固有複屈折値が負のポリマーがスチレン
    系ポリマーである請求項4に記載の広帯域1/4波長
    板。
  7. 【請求項7】 固有複屈折値が正のポリマーの少なくと
    も1種を含有する層と、固有複屈折値が負のポリマーの
    少なくとも1種を含有する層と、の積層体が、共押出し
    により形成された請求項4から6のいずれかに記載の広
    帯域1/4波長板。
  8. 【請求項8】 偏光膜及び請求項1から7のいずれかに
    記載の広帯域1/4波長板を含むことを特徴とする円偏
    光板。
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