JP2003014873A - 目覚まし装置 - Google Patents

目覚まし装置

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JP2003014873A
JP2003014873A JP2001204539A JP2001204539A JP2003014873A JP 2003014873 A JP2003014873 A JP 2003014873A JP 2001204539 A JP2001204539 A JP 2001204539A JP 2001204539 A JP2001204539 A JP 2001204539A JP 2003014873 A JP2003014873 A JP 2003014873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】快適な目覚めをもたらす芳香の強さを得る。 【解決手段】起床時刻が予め設定されて起床時刻を記憶
する時刻記憶部と、覚醒を促す芳香を発する芳香オイル
(21)と、芳香オイル(21)の芳香発生を調整する芳香
機能部(20)とを備える。芳香機能部(20)を、芳香オ
イル(21)を入れる蒸発皿(24)と、電力供給により点
灯発熱して蒸発皿(24)を加熱する電球(23)とにより
構成する。電圧調整部(60)は、起床時刻の所定時間前
から電球(23)に電力を供給すると共に、電力供給量を
起床時刻まで次第に増大させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目覚まし装置に関
し、特に、芳香発生量の制御対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、芳香を発散させることによっ
て、快適な気分で目覚めるようにした目覚まし装置があ
る。例えば、特開2000−125929号公報には、
目覚まし設定時間の所定時間前に芳香スプレーから芳香
剤を噴霧させる目覚まし機能付き芳香発生装置が開示さ
れている。この種の装置は、時計装置とスプレー本体と
ノズル駆動装置とを備え、アラーム音の発信時間、噴霧
開始時間、噴霧回数及び噴霧時間間隔が入力されるよう
になっている。そして、アラーム音の発信時間の所定時
間前になると、ノズル駆動装置が駆動し、芳香剤を噴霧
させる。この噴霧は、入力された噴霧時間間隔毎に行わ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記開
示された装置では、一定時間間隔毎に一定量の芳香剤を
噴霧するものであったために、必ずしも快適な目覚めを
もたらすものではない。つまり、例えば、換気状態にあ
る室内では、一定量の噴霧では、室内の芳香の強さが必
ずしも強くなっていかないために、起床時間に快適な目
覚めをもたらすような芳香の強さが得られないという問
題があった。
【0004】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、快適な目覚めをもたらす芳香の強さを得ること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、覚醒に導く芳
香の発生量を次第に増大させるようにしたものである。
【0006】具体的に、第1の解決手段は、起床時刻が
予め設定されて該起床時刻を記憶する時刻記憶手段と、
覚醒を促す芳香を発する芳香剤(21)と、該芳香剤(2
1)の芳香発生を調整する調整手段(20)と、上記時刻
記憶手段に記憶された起床時刻の所定時間前から上記芳
香剤(21)の芳香発生量が上記起床時刻まで次第に増大
するように上記調整手段(20)を制御する芳香制御手段
(60)とを備えている。
【0007】また、第2の解決手段は、上記第1の解決
手段において、時刻記憶手段に記憶された起床時刻にな
ると目覚まし音を発する音発生手段(50)を備えてい
る。
【0008】また、第3の解決手段は、上記第1又は第
2の解決手段において、芳香剤(21)は、加熱されると
芳香の発生量を増大する芳香剤であり、調整手段(20)
は、上記芳香剤(21)を入れる蒸発皿(24)と、電力供
給により点灯発熱して上記蒸発皿(24)を加熱する照明
器具(23)とにより構成され、芳香制御手段(60)は、
時刻記憶手段に記憶された起床時刻の所定時間前から上
記照明器具(23)に電力を供給すると共に、該照明器具
(23)への電力供給量を上記起床時刻まで次第に増大さ
せるように構成されている。
【0009】また、第4の解決手段は、上記第3の解決
手段において、蒸発皿(24)は、複数設けられる一方、
上記複数の蒸発皿(24)が配置され、照明器具(23)に
近接した芳香位置(37)と照明器具(23)より離れた無
芳香位置(38)とに各蒸発皿(24)を移動可能に構成さ
れた蒸発皿台(27)が設けられている。
【0010】また、第5の解決手段は、上記第4の解決
手段において、蒸発皿台(27)の上部には、照明器具
(23)に近接する蒸発皿(24)に対応する位置に開口
(35)が形成された上記蒸発皿台(27)の蓋板(34)が
設けられている。
【0011】すなわち、上記第1の解決手段では、予め
設定された起床時刻が時刻記憶手段に記憶される。調整
手段(20)は、この記憶された起床時刻の所定時間前に
なると、覚醒を促す芳香を発する芳香剤(21)の芳香発
生を調整する。そして、芳香制御手段(60)は、時刻記
憶手段に記憶された起床時刻まで、芳香の発生量が次第
に増大するように調整手段(20)を制御する。この結
果、周囲の芳香の強さが次第に強くなる。覚醒を促す芳
香による臭い刺激が次第に強くなることにより、就寝者
は、次第に眠りが浅くなり、覚醒に導かれる。
【0012】また、上記第2の解決手段では、上記第1
の解決手段において、起床時刻になると音発生手段(5
0)が目覚まし音を発して、就寝者を覚醒させる。
【0013】また、上記第3の解決手段では、上記第1
又は第2の解決手段において、時刻記憶手段に記憶され
た起床時刻の所定時間前になると、照明器具(23)が電
力供給を受けて点灯する。照明器具(23)が点灯する
と、発熱して蒸発皿(24)を加熱する。蒸発皿(24)が
加熱されると、該蒸発皿(24)に入れられた芳香剤(2
1)の蒸発が促進され、芳香の発生が促進される。そし
て、芳香制御手段(60)が照明器具(23)への電力供給
量を起床時刻まで次第に増大させる。この結果、蒸発皿
(24)の加熱量が次第に増大し、芳香剤(21)からの芳
香の発生量が次第に増大する。したがって、周囲が次第
に明るくなって就寝者への光刺激が次第に強くなると共
に、周囲の芳香の強さが次第に強くなって就寝者への臭
い刺激が次第に強くなる。
【0014】また、上記第4の解決手段では、上記第3
の解決手段において、各蒸発皿(24)には、異種類の芳
香剤(21)を入れておく。照明器具(23)に近接する芳
香位置(37)に所望の蒸発皿(24)が位置するように、
各蒸発皿(24)を移動させる。そして、照明器具(23)
が点灯することにより、芳香位置(37)に位置する蒸発
皿(24)に入れられた芳香剤(21)からの芳香発生が調
整される。
【0015】また、上記第5の解決手段では、上記第4
の解決手段において、芳香位置(37)の蒸発皿(24)の
上部には、蓋板(34)の開口(35)が位置するために、
照明器具(23)の点灯によりこの蒸発皿(24)の芳香剤
(21)からの芳香発生が調整される。一方、無芳香位置
(38)の蒸発皿(24)は蓋板(34)が被さっているため
に、この蒸発皿(24)の芳香剤(21)からは芳香が発生
しない。
【0016】
【発明の効果】従って、上記解決手段によれば、所定の
起床時刻に先立って覚醒を促すように刺激を与えると共
に、覚醒を促す芳香の発生量を次第に増大させるように
したために、芳香による臭い刺激を次第に強くさせるこ
とができる。この結果、徐々に覚醒に導くことができる
ために、比較的弱い刺激で目を覚まさせることができ、
快適な目覚めをもたらすことができる。また、芳香の発
生量を次第に増大させるようにしたために、例えば、室
内が換気されている状態にある場合においても、確実に
臭い刺激を次第に強くさせることができる。
【0017】また、上記第2の解決手段によれば、起床
時刻になると目覚まし音を発するようにしたために、就
寝者を確実に目覚めさせることができる。
【0018】また、上記第3の解決手段によれば、照明
器具(23)を点灯発熱させて、芳香剤(21)が入った蒸
発皿(24)を加熱するようにしたために、照明器具(2
3)に印加する電圧を調整するのみで、容易に芳香の発
生量を調整することができる。つまり、芳香による臭い
刺激と、照明器具(23)による光刺激とを、照明器具
(23)の照度の強弱調節、つまり、照明器具(23)の印
加電圧の調節のみで行うことができるので、構成の簡略
化を図ることができる。
【0019】また、上記第4の解決手段によれば、複数
の芳香剤(21)の中から所望の芳香剤(21)を選択する
ことができるために、就寝者の好みやそのときの気分に
合った芳香を選ぶことができる。
【0020】また、上記第5の解決手段によれば、開口
(35)が形成された蓋板(34)を設けるようにしたため
に、使用する芳香剤(21)を確実に蒸発させることがで
きると共に、使用しない芳香剤(21)の蒸発を防止する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0022】本実施形態1は、図1に示すように、照明
の発熱によって芳香を発生させることにより、就寝者に
刺激を与えて覚醒に導く目覚まし装置(10)である。該
目覚まし装置(10)は、芳香機能部(20)と操作部(4
0)と電圧調整部(60)とを備えている。
【0023】上記芳香機能部(20)は、上面が開口した
透明容器(22)と電球(23)と蒸発皿(24)とを備え、
芳香発生を調整する調整手段を構成している。電球(2
3)は、透明容器(22)に収納されている。電球(23)
は、電力の供給を受けると点灯して発熱する照明器具を
構成している。
【0024】蒸発皿(24)は、電球(23)に近接して透
明容器(22)の上面に配置されている。この蒸発皿(2
4)は、芳香剤である芳香オイル(21)を入れるための
皿である。蒸発皿(24)は、熱伝導性の良い素材により
構成されている。芳香オイル(21)は、覚醒に導く芳香
を発する一方、加熱によって芳香の発生量を増大させる
ようになっている。つまり、電球(23)が、電力の供給
を受けて点灯すると共に発熱する。そして、電球(23)
の熱が蒸発皿(24)を加熱するために、芳香オイル(2
1)が加熱されて芳香の発生を促進させ、該芳香の発生
量を増大させるようになっている。
【0025】上記操作部(40)は、時刻設定部(41)
と、現在の時刻又は起床時刻を表示する時刻表示部(4
8)と、アラームスイッチ(49)と、音発生部(50)
と、照明スイッチ(51)と、スリープボタン(52)とを
備えている。
【0026】上記時刻設定部(41)は、起床時刻を設定
するためのものであり、時計ボタン(42)と設定ボタン
(43)と時ボタン(44)と分ボタン(45)とを備えてい
る。時刻設定部(41)は、時刻表示部(48)が起床時刻
を表示しているときに時ボタン(44)及び分ボタン(4
5)が押されることにより、所望の起床時刻が分単位で
選択されるように構成されている。時刻設定部(41)に
より設定された起床時刻は、操作部(40)に内蔵されて
いる時刻記憶手段である時刻記憶部(図示せず)に記憶
されるようになっている。
【0027】上記時刻表示部(48)は、時計ボタン(4
2)が押されると現在の時刻を表示し、設定ボタン(4
3)が押されると起床時刻を表示するように構成されて
いる。
【0028】上記アラームスイッチ(49)は、起床時刻
に目覚まし音を発するアラームモードをオンさせるスイ
ッチに構成されている。
【0029】上記音発生部(50)は、図示しないスピー
カが内蔵され、音発生手段を構成している。音発生部
(50)は、アラームモードがオンされた状態で起床時刻
になると、目覚まし音を発するように構成されている。
この目覚まし音は、比較的小さな音に設定されている。
【0030】上記照明スイッチ(51)は、押される度に
電球(23)のオン又はオフを切り換えるスイッチに構成
されている。つまり、照明スイッチ(51)が押される
と、所定電圧を電球(23)に印加して所定の照度で電球
(23)を点灯させるようになっている。
【0031】上記スリープボタン(52)は、覚醒促進モ
ードをオンさせるボタンに構成されている。
【0032】上記電圧調整部(60)は、芳香制御手段
(60)を構成している。つまり、電圧調整部(60)は、
覚醒促進モードがオンされると、起床時刻の所定時間前
から上記電球(23)に電圧を印加すると共に、該電球
(23)への印加電圧を上記起床時刻まで次第に増大させ
るように構成されている。電球(23)が点灯すると発熱
するために、蒸発皿(24)を電球(23)に近接して配置
することにより、電球(23)の発熱によって蒸発皿(2
4)を加熱することができる。つまり、電球(23)の印
加電圧を調整することで、容易に芳香オイル(21)の蒸
発量を調整することができる。
【0033】更に、印加電圧を次第に増大させることに
よって、電球(23)の照度も次第に増大させることがで
きる。即ち、覚醒に導く芳香の発生量を次第に増大させ
ると共に、電球(23)の照度を次第に増大させることに
より、就寝者に臭い刺激及び光刺激を徐々に強く与え、
就寝者の眠りを徐々に浅くして、覚醒に導くようになっ
ている。
【0034】尚、芳香の発生量を次第に増大させるの
で、常時換気されている睡眠カプセルに配置して使用す
ることもできる。つまり、室内が常時換気されている状
態であっても、芳香の発生量を次第に増大させることに
よって、室内の芳香強さを次第に強くすることができ
る。したがって、このような環境下においても、就寝者
を覚醒に導くことができる。
【0035】−運転動作− 上記目覚まし装置(10)の運転動作について説明する。
【0036】操作部(40)の時刻表示部(48)には、現
在の時刻が表示されている。時刻設定部(41)の設定ボ
タン(43)を押すと、時刻表示部(48)に起床時刻が表
示される。そして、時ボタン(44)及び分ボタン(45)
を押して所望の起床時刻を設定する。そして、アラーム
スイッチ(49)及びスリープボタン(52)を押すと、ア
ラームモードがオンされると共に、覚醒促進モードがオ
ンされる。
【0037】起床時刻の所定時間前になると、上記電圧
調整部(60)が電球(23)への電圧印加を開始する。電
球(23)に電圧を印加することにより、電球(23)が点
灯して周囲を照らすと共に発熱する。電球(23)が発す
る熱が蒸発皿(24)を加熱し、この熱が伝導して芳香オ
イル(21)を加熱し、覚醒を促す芳香の発生が促進され
る。
【0038】そして、電球(23)への印加電圧が起床時
刻まで次第に増大する。したがって、室内の照度が次第
に増大すると共に電球(23)の発熱量が次第に増大す
る。この結果、蒸発皿(24)の加熱量が増大することに
より、芳香オイル(21)の加熱量が増大するので、覚醒
を促す芳香の発生量が次第に増大する。芳香の発生量が
増大すると、周囲の芳香の強さが次第に強くなる。この
結果、就寝者に与えられる光刺激と臭い刺激とが次第に
強くなるために、就寝者の眠りが次第に浅くなり、覚醒
に導かれる。
【0039】そして、起床時刻になると、目覚まし音が
鳴り、就寝者に音の刺激を与えることにより、就寝者を
目覚めさせる。
【0040】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、所定の起床時刻に先立って覚醒
を促すように刺激を与えると共に、覚醒を促す芳香の発
生量を次第に増大させるようにしたために、芳香による
臭い刺激を次第に強くさせることができる。この結果、
徐々に覚醒に導くことができるために、比較的弱い刺激
で目を覚まさせることができ、快適な目覚めをもたらす
ことができる。また、芳香の発生量を次第に増大させる
ようにしたために、例えば、室内が換気されている状態
にある場合においても、確実に臭い刺激を次第に強くさ
せることができる。
【0041】また、起床時刻になると目覚まし音を発す
るようにしたために、就寝者を確実に目覚めさせること
ができる。
【0042】また、電球(23)を点灯発熱させて、芳香
オイル(21)が入った蒸発皿(24)を加熱するようにし
たために、電球(23)に印加する電圧を調整するのみ
で、容易に芳香の発生量を調整することができる。つま
り、芳香による臭い刺激と、電球(23)による光刺激と
を、電球(23)の照度の強弱調節、つまり、電球(23)
の印加電圧の調節のみで行うことができるので、構成の
簡略化を図ることができる。
【0043】
【発明の実施の形態2】本実施形態2に係る目覚まし装
置(10)は、図2に示すように、複数種類の芳香オイル
(21)から所望の芳香オイル(21)を選択可能に構成さ
れている。
【0044】芳香機能部(20)は、ケーシング(26)と
電球(23)と蒸発皿(24)とターンテーブル(27)と蒸
発防止蓋(34)とを備えている。
【0045】上記ケーシング(26)は、上面が開口した
椀状に形成されている。ケーシング(26)は、駆動部
(28)が収納されている。駆動部(28)は、駆動モータ
ー(29)と、該駆動モーター(29)から上方に向かって
延びるモーター軸(30)とにより構成されている。
【0046】上記電球(23)は、ケーシング(26)の側
方に固定された透明容器(22)に収納されている。透明
容器(22)は、上面が開口した容器である。
【0047】上記ターンテーブル(27)は、図2及び図
3に示すように、水平に配置された円盤状に構成されて
いる。ターンテーブル(27)は、中央に貫通孔(32)が
形成されて、上記モーター軸(30)の先端に嵌め込まれ
ている。そして、ターンテーブル(27)は、駆動モータ
ー(29)の駆動によって回転するように構成されてい
る。上記ターンテーブル(27)の蒸発皿(24)は、貫通
孔(32)を取り囲むように等間隔に4つ設けられてい
る。この蒸発皿(24)は、芳香オイル(21)を入れるた
めの皿であり、各蒸発皿(24)には、異種類の芳香オイ
ル(21)が入れられている。
【0048】上記蒸発皿(24)は、上端がターンテーブ
ル(27)の上面に一致し、下端がターンテーブル(27)
の下面に一致すように嵌め込まれている。蒸発皿(24)
は、熱伝導性の良い素材により構成されている。蒸発皿
(24)は、その1つが電球(23)の真上に位置する芳香
位置(37)に配置されている。ターンテーブル(27)
は、回転することによって電球(23)に近接した芳香位
置(37)と、電球(23)より離れた無芳香位置(38)と
に蒸発皿(24)を移動させるように構成されている。
【0049】蒸発防止蓋(34)は、図2及び図4に示す
ように、ターンテーブル(27)と同径の円盤状に形成さ
れている。蒸発防止蓋(34)は、ターンテーブル(27)
の上面に配置され、上記ケーシング(26)に固定されて
いる。つまり、蒸発防止蓋(34)は回転しない。蒸発防
止蓋(34)は、上下に貫通する開口(35)が形成されて
いる。開口(35)は、蒸発皿(24)の上端径と同径に形
成され、上記芳香位置(37)に位置する蒸発皿(24)の
位置に対応した位置に設けられている。つまり、芳香位
置(37)の蒸発皿(24)に入った芳香オイル(21)から
芳香が発生する一方、無芳香位置(38)の蒸発皿(24)
に入った芳香オイル(21)からは芳香が発生しない。
【0050】操作部(40)には、芳香選択スイッチ(5
5)が設けられている。該芳香選択スイッチ(55)は、
芳香オイル(21)を選択するためのスイッチである。芳
香選択スイッチ(55)は、芳香機能部(20)の駆動モー
タ(29)を駆動させることによって、ターンテーブル
(27)を90度回転させるスイッチに構成されている。
芳香選択スイッチ(55)を繰り返し押すことにより、タ
ーンテーブル(27)を回転させて、所望の芳香オイル
(21)が入った蒸発皿(24)を芳香位置(37)に位置さ
せることができる。操作部(40)のその他の構成は、実
施形態1における操作部(40)の構成と同様である。
【0051】−運転動作− アラームスイッチ(49)及びスリープボタン(52)を押
すと、アラームモードがオンされると共に、覚醒促進モ
ードがオンされる。そして、芳香選択スイッチ(55)を
繰り返し押すことにより、ターンテーブル(27)を回転
させて、所望の芳香オイル(21)が入った蒸発皿(24)
を芳香位置(37)に位置させる。
【0052】起床時刻の所定時間前になると、電圧調整
部(60)が電球(23)への電圧印加を開始する。電球
(23)に電圧を印加することにより、電球(23)が点灯
して周囲を照らすと共に発熱する。電球(23)が発する
熱が芳香位置(37)に位置する蒸発皿(24)を加熱し、
この熱が伝導して芳香オイル(21)を加熱し、覚醒を促
す芳香の発生が促進される。無芳香位置(38)に位置す
る蒸発皿(24)には蒸発防止蓋(34)が被さっているた
めに、これら蒸発皿(24)に入った芳香オイル(21)か
らは芳香が発生しない。
【0053】そして、電球(23)への印加電圧が起床時
刻まで次第に増大する。したがって、室内の照度が次第
に増大すると共に電球(23)の発熱量が次第に増大す
る。この結果、蒸発皿(24)の加熱量が増大することに
より、芳香オイル(21)の加熱量が増大するので、覚醒
を促す芳香の発生量が次第に増大する。芳香の発生量が
増大すると、周囲の芳香の強さが次第に強くなる。この
結果、就寝者に与えられる光刺激と臭い刺激とが次第に
強くなるために、就寝者の眠りが次第に浅くなり、覚醒
に導かれる。
【0054】そして、起床時刻になると、目覚まし音が
鳴り、就寝者に音の刺激を与えることにより、就寝者を
目覚めさせる。
【0055】−実施形態2の効果− 本実施形態2によれば、複数の芳香オイル(21)の中か
ら所望の芳香オイル(21)を選択することができるため
に、就寝者の好みやそのときの気分に合った芳香を選ぶ
ことができる。
【0056】また、開口(35)が形成された蒸発防止蓋
(34)を設けるようにしたために、使用する芳香オイル
(21)を確実に蒸発させることができると共に、使用し
ない芳香オイル(21)の蒸発を防止することができる。
【0057】その他の構成、作用及び効果は実施形態1
と同様である。
【0058】<発明のその他の実施の形態>上記各実施
形態について、操作部(40)は、音発生部(50)を省略
する構成にしてもよい。
【0059】また、上記各実施形態について、芳香発生
量を調整するのに、電球(23)の発熱によって蒸発皿
(24)を加熱する構成には限られない。
【0060】また、上記実施形態2について、蒸発防止
蓋(34)を省略する構成にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る目覚まし装置の全体構成を示
す図である。
【図2】実施形態2に係る目覚まし装置の全体構成を示
す図である。
【図3】実施形態2におけるターンテーブルの上面を示
す図である。
【図4】実施形態2における蒸発防止蓋の上面を示す図
である。
【符号の説明】
(20) 芳香機能部 (21) 芳香オイル (23) 電球 (24) 蒸発皿 (27) ターンテーブル (34) 蒸発防止蓋 (35) 開口 (37) 芳香位置 (38) 無芳香位置 (50) 音発生部 (60) 電圧調整部
フロントページの続き Fターム(参考) 2F002 AA00 EH00 GA00 GC02 GC08 GC22 2F080 AA00 CC00 DD00 EE49 HH06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起床時刻が予め設定されて該起床時刻を
    記憶する時刻記憶手段と、 覚醒を促す芳香を発する芳香剤(21)と、 該芳香剤(21)の芳香発生を調整する調整手段(20)
    と、 上記時刻記憶手段に記憶された起床時刻の所定時間前か
    ら上記芳香剤(21)の芳香発生量が上記起床時刻まで次
    第に増大するように上記調整手段(20)を制御する芳香
    制御手段(60)とを備えていることを特徴とする目覚ま
    し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 時刻記憶手段に記憶された起床時刻になると目覚まし音
    を発する音発生手段(50)を備えていることを特徴とす
    る目覚まし装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 芳香剤(21)は、加熱されると芳香の発生量を増大する
    芳香剤であり、 調整手段(20)は、上記芳香剤(21)を入れる蒸発皿
    (24)と、電力供給により点灯発熱して上記蒸発皿(2
    4)を加熱する照明器具(23)とにより構成され、 芳香制御手段(60)は、時刻記憶手段に記憶された起床
    時刻の所定時間前から上記照明器具(23)に電力を供給
    すると共に、該照明器具(23)への電力供給量を上記起
    床時刻まで次第に増大させるように構成されていること
    を特徴とする目覚まし装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 蒸発皿(24)は、複数設けられる一方、 上記複数の蒸発皿(24)が配置され、照明器具(23)に
    近接した芳香位置(37)と照明器具(23)より離れた無
    芳香位置(38)とに各蒸発皿(24)を移動可能に構成さ
    れた蒸発皿台(27)が設けられていることを特徴とする
    目覚まし装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 蒸発皿台(27)の上部には、照明器具(23)に近接する
    蒸発皿(24)に対応する位置に開口(35)が形成された
    上記蒸発皿台(27)の蓋板(34)が設けられていること
    を特徴とする目覚まし装置。
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