JP2003014413A - 舵角センサー - Google Patents
舵角センサーInfo
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- JP2003014413A JP2003014413A JP2001200571A JP2001200571A JP2003014413A JP 2003014413 A JP2003014413 A JP 2003014413A JP 2001200571 A JP2001200571 A JP 2001200571A JP 2001200571 A JP2001200571 A JP 2001200571A JP 2003014413 A JP2003014413 A JP 2003014413A
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
に関し、エンジン停止時には電力供給が不要で、ハンド
ル回転量の絶対角度検出が可能な舵角センサーを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 上面に複数の固定コイル12A〜12F
が放射状に形成された固定体11上方に、固定コイルと
所定の間隙を空けて対向する回転コイル14A,14B
が下面に形成された回転体13を配置すると共に、両コ
イルの対向面積に応じて変化する固定コイルの電磁誘導
起電圧値によって、制御手段19が固定体11に対する
回転体13の回転角度を検出するようにして舵角センサ
ーを構成することによって、エンジン停止時には電力供
給が不要で、ハンドル回転量の絶対角度検出が可能な舵
角センサーを得ることができる。
Description
の回転角度を検出するために用いられる舵角センサーに
関するものである。
中、車輪の切れ角度の大きさによってブレーキ制動を制
御する等の車体制御のため、光学式エンコーダー等の舵
角センサーによって、ハンドルの回転角度を検出する車
両が増えている。
図9及び図10を用いて説明する。
0は同分解斜視図であり、同図において、1は上下面に
複数の配線パターン(図示せず)が形成された配線基
板、2は配線基板1の上方に回転可能に配置された回転
板で、回転板2には全周に複数のスリットが設けられる
と共に、車両へ装着された際にハンドルの回転軸が挿入
され、ハンドルと共に回転させるための中央孔が設けら
れている。
ったフォトインタラプタ、4はマイコンで、これらが配
線基板1上面に実装されると共に、フォトインタラプタ
3の発光素子と受光素子の間には回転板2が挿通されて
いる。
6は同じくカバーで、配線基板1や回転板2をケース5
とカバー6が覆って、舵角センサーが構成されている。
車両へ装着してハンドルを回転すると、これに伴って回
転板2が回転し、フォトインタラプタ3の発光素子と受
光素子の間に回転板2のスリットが位置している場合に
は、発光素子からの光がスリットを透過して、受光素子
がこれを受光する。
間の場合には、発光素子からの光がスリット間の回転板
2上面によって遮断され、これがONとOFFのデジタ
ルパルス信号としてフォトインタラプタ3からマイコン
4へ出力される。
ントし、全スリットの内いくつのスリット分だけ回転板
2が回転したかを検出することによって、車両製作時に
あらかじめ設定された中立位置に対して、回転板2が、
つまりハンドルが何度回転したかを検出するように構成
されているものであった。
の舵角センサーにおいては、車両の走行及びエンジンを
切った停止状態いずれにおいても、マイコン4が現在の
ハンドルの回転角度、つまりフォトインタラプタ3から
のパルス数を記憶しておき、これをもとに次にハンドル
が回転された際、中立位置に対して何度回転したかを検
出しているため、エンジン停止時にはバッテリーを用い
て、マイコン4に常に電力を供給しておく必要があっ
た。
るものであり、エンジン停止時には電力供給が不要で、
ハンドル回転量の絶対角度検出が可能な舵角センサーを
提供することを目的とする。
に本発明は、以下の構成を有するものである。
複数の固定コイルが放射状に形成された固定体上方に、
固定コイルと所定の間隙を空けて対向する回転コイルが
下面に形成された回転体を配置すると共に、両コイルの
対向面積に応じて変化する固定コイルの電磁誘導起電圧
値によって、制御手段が固定体に対する回転体の回転角
度を検出するようにして舵角センサーを構成したもので
あり、エンジン始動時の両コイル間の電磁誘導起電圧値
によって、その時点におけるハンドルの回転角度の検出
ができるため、エンジン停止時には電力供給が不要で、
ハンドル回転量の絶対角度検出が可能な舵角センサーを
得ることができるという作用を有する。
発明において、回転コイルにコンデンサを接続し、回転
体にLC共振回路を構成したものであり、LC共振回路
によって回転コイルの電磁誘導起電圧が大きくなるた
め、回転角度の検出感度を高くすることができるという
作用を有する。
発明において、固定体及び回転体を表面に配線パターン
が形成された配線基板とすると共に、固定コイル及び回
転コイルを上記配線パターンで形成したものであり、固
定コイル及び回転コイルを精度良く形成することができ
ると共に、全体の薄型化を図ることができるという作用
を有する。
発明において、複数の回転コイルを放射状に形成すると
共に、これらを非対称の角度で配置したものであり、回
転コイルを複数個とし、これらを非対称の角度で配置す
ることによって、ハンドルの1回転=360°範囲内で
複数の回転コイルが同じ位置関係になることがないた
め、高精度の回転角度検出を行うことができるという作
用を有する。
発明において、固定コイル及び回転コイルを、固定体及
び回転体の両面または内部にも多層に形成したものであ
り、固定体や回転体の厚さを変えずにコイルの巻数を増
やし、インダクタンスを大きくできるため、電磁誘導起
電圧が大きくなり、回転角度の検出感度を高めることが
できるという作用を有する。
発明において、減速されて回転または移動する作動体を
回転体に連結すると共に、この作動体の回転または移動
によって回転体の回転数を検出するものであり、回転体
の回転角度に加え、回転数を検出することによって、ハ
ンドルの1回転を超える、複数回の回転角度の検出も行
うことができるという作用を有する。
発明において、固定コイルの駆動電流を増減可能とした
ものであり、周囲温度の変化によってコイルの電磁誘導
起電圧に変化が生じた際等に、固定コイルの駆動電流を
増減して検出誤差を補正することができるという作用を
有する。
て、図1〜図8を用いて説明する。
一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略
化する。
本発明の特に請求項1〜5記載の発明について説明す
る。
角センサーの断面図、図2は同分解斜視図、図3は同ブ
ロック回路図であり、同図において、11は紙フェノー
ルやガラス入りエポキシ板等の上下面に銅合金等によっ
て複数の配線パターン(図示せず)が形成された配線基
板からなる固定体で、固定体11の上面には、配線パタ
ーンによって六つの固定コイル12A〜12Fが放射状
に形成されている。
転体で、回転体13は固定体11の上方に回転可能に配
置されると共に、下面に固定コイル12A〜12Fに所
定の間隙を空けて対向する二つの回転コイル14A,1
4Bが、非対称の角度で形成されている。
際にハンドルの回転軸が挿入され、ハンドルと共に回転
させるための中央孔が設けられると共に、固定体11の
上面には、マイコン15や抵抗16、固定コイル12A
〜12Fからの出力波形を検出するサンプリングホール
ド回路17、スイッチ18A〜18F等によって制御手
段19が形成されている。
2A〜12Fの一方の端子は全て接続され、抵抗16を
介してマイコン15の出力ポート、及びサンプリングホ
ールド回路17を介してマイコン15の入力ポートに接
続されると共に、他方の端子は、マイコン15がON/
OFFを制御するスイッチ18A〜18Fに各々接続さ
れている。
各々コンデンサ20A,20Bが並列に接続されてLC
共振回路が構成され、この共振周波数は、マイコン15
が固定コイル12A〜12Fを駆動するパルス電圧の周
波数に一致するように設定されると共に、これら固定体
11や回転体13を箱型で絶縁樹脂製のケース5とカバ
ー6が覆って、舵角センサーが構成されている。
車両へ装着してハンドルを回転すると、これに伴って回
転体13が回転するが、この時、固定コイル12A〜1
2Fには制御手段19から通電が行われているため、磁
界が発生し、これと所定の間隙を空けて対向した回転コ
イル14A,14Bに電磁誘導起電圧が発生する。
発生した磁界によって、固定コイル12A〜12Fにも
電磁誘導起電圧が発生するが、この固定コイル12A〜
12Fに発生する電磁誘導起電圧の値は、その時の回転
コイル14A,14Bとの対向面積によって大きさが異
なったものとなる。
ル14A,14Bと対向していない場合には電磁誘導起
電圧値が0となり、対向面積が最大の時には電磁誘導起
電圧値が最大となるが、回転体13の回転に伴って、各
々の固定コイルと回転コイル14A,14Bとの対向面
積は変化するため、所定の回転角度での固定コイル12
A〜12Fの電磁誘導起電圧値を検出することによっ
て、回転体13の、つまりハンドルの回転角度を検出す
ることができる。
ように、真上方向をハンドルの中立位置とした場合、固
定体11の上面に六つの固定コイル12A〜12Fを6
0°間隔で放射状に形成すると共に、これに対向した回
転体13の回転コイル14Aは中立位置に、回転コイル
14Bはこれと非対称の右方向へ150°の位置に形成
する。
りハンドルを回転すると、固定コイル12A〜12Fに
対する回転コイル14A,14Bの対向位置は、中立位
置から右回りに30°回転した場合には図4(b)、同
じく60°回転した場合には図4(c)、90°の場合
には図4(d)に示す位置となる。
右回りに60°回転した状態において、最初に、マイコ
ン15がスイッチ18AのみをONとし、スイッチ18
B〜18FはOFFの状態として、図5(a)の電圧波
形図に示すようなパルス電圧を、抵抗16を介して固定
コイル12Aへ通電する。
コイル12Aとは対向していないため、固定コイル12
Aにパルス電流が流れても、回転コイル14Aには電磁
誘導起電圧が発生せず、図5(b)に示すように何も電
圧が発生しない状態となる。
14Aによる電磁誘導起電圧は発生しないため、固定コ
イル12Aからは図5(c)に示すような、流れるパル
ス電流のエッジ部に電流の時間変化により発生する尖塔
状電圧のみが現れた電圧波形が、サンプリングホールド
回路17を介してマイコン15に出力される。
をONとし、その他はOFFの状態としてパルス電圧
を、抵抗16を介して出力すると、今度は固定コイル1
2Bにパルス電流が流れ、この場合には、回転コイル1
4Aが固定コイル12Bと対向する位置にあるため、回
転コイル14Aに電磁誘導が生じてコンデンサ20Aと
共振状態になり、図5(d)に示すような、ほぼ正弦波
の交流電圧が発生する。
14Aに交流電流が流れ、磁界が生じるため、対向した
固定コイル12Bにも電磁誘導起電圧が発生し、これは
図5(e)に示すような、ほぼ正弦波の交流電圧にパル
ス電流の時間変化により発生する尖塔状電圧が重畳され
た波形となる。
電磁誘導起電圧値が、サンプリングホールド回路17に
よって波高値が直流電圧に変換された後、これをマイコ
ン15が読み取る。
CのみをONとし、その他はOFFとしてパルス電圧を
出力した場合には、固定コイル12Cには回転コイル1
4Aも14Bも対向していないため、固定コイル12A
に通電した場合と同様に、図5(c)に示したような電
圧波形がマイコン15に出力される。
18DのみをONとしてパルス電圧を出力した場合に
は、固定コイル12Dにパルス電流が流れ、この固定コ
イル12Dには回転コイル14Bが約1/2の面積で対
向する位置にあるため、回転コイル14B及び固定コイ
ル12Dに電磁誘導起電圧が発生し、この固定コイル1
2Dの電磁誘導起電圧値がマイコン15に入力される。
固定コイル12Dの約1/2の面積に回転コイル14B
の約1/2の面積が対向しているため、回転コイル14
Aの全面が固定コイル12Bの全面と対向した場合に比
べ、おおむね1/4の値となる。
ル12Dにパルス電圧が出力された場合には、固定コイ
ル12Dの場合と同様に、固定コイル12Bの場合の約
1/4の電磁誘導起電圧値がマイコン15に入力され、
固定コイル12Eにパルス電圧が出力された場合には、
固定コイル12Aや12Cの場合と同様に、電圧が発生
しない状態となる。
度において、マイコン15がスイッチ18A〜18Fを
切換えて、固定コイル12A〜12Fの各々の電磁誘導
起電圧値を読み取り、その値とあらかじめ設定された両
コイルの対向面積による電磁誘導起電圧の値を比較する
ことによって、回転体13の、つまりハンドルの1回転
=360°範囲内の回転した絶対角度を検出することが
できる。
ルの対向面積に応じて変化する固定コイル12A〜12
Fの電磁誘導起電圧値から、制御手段19が固定体11
に対する回転体13の回転角度を検出することによっ
て、その時点におけるハンドルの回転角度の検出ができ
る。
ハンドルの回転角度を記憶しておく必要はなく、エンジ
ン始動時毎に現在のハンドルの回転角度を検出すること
が可能となるため、エンジン停止時には電力供給が不要
で、ハンドル回転量の絶対角度検出が可能な舵角センサ
ーを得ることができるものである。
14Bにコンデンサ20A,20Bを接続し、LC共振
回路を構成することによって、LC共振回路によって回
転コイルの電磁誘導起電圧が大きくなるため、回転角度
の検出感度を高くすることができる。
配線パターンが形成された配線基板とすると共に、固定
コイル12A〜12F及び回転コイル14A,14Bを
配線パターンで形成することによって、コイルの厚さを
数十μm程度で形成できるため、全体の薄型化を図るこ
ともできる。
電金属薄膜が形成された配線基板に、エッチング加工を
行って配線パターンやコイルを形成する際、写真法を用
いて加工を行うことによって、コイルの寸法を精度良く
形成できるため、舵角センサーとして検出精度の高いも
のを得ることができる。
ル12A〜12Fを60°間隔で放射状に形成すると共
に、これに対向した回転体13の複数の回転コイル14
A,14Bも放射状に形成し、この回転コイル14A,
14Bを0°及び右方向へ150°の非対称の角度で配
置することによって、ハンドルの1回転=360°範囲
内で回転コイル14A,14Bが同じ位置関係になるこ
とがないため、高精度の回転角度検出を行うことができ
る。
これ以外にも、八つの固定コイルを45°間隔で配置し
た固定体と、少なくとも一つは非対称の角度である三つ
の回転コイルを、例えば0°及び右方向へ105°、2
55°に配置した回転体を組合わせたもの等としても、
本発明の実施は可能である。
コイル12及び回転コイル14を、固定体11及び回転
体13の両面や内部にも多層に形成することによって、
固定体11や回転体13の厚さを変えずにコイルの巻数
を増やし、インダクタンスを大きくできるため、各々の
電磁誘導起電圧が大きくなり、回転角度の検出感度を高
めることができると共に、同じ検出感度の場合には、コ
イルの電流を減らすことができるため、消費電流を少な
くすることも可能である。
本発明の特に請求項6及び7記載の発明について説明す
る。
分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
角センサーの分解斜視図であり、同図において、固定体
11上面に固定コイル12A〜12Fが放射状に形成さ
れていることや、この上方に回転可能に配置された回転
体13下面に、固定コイル12A〜12Fに所定の間隔
を空けて対向する回転コイル14A,14Bが形成され
ていることは実施の形態1の場合と同様である。
によって制御手段19が形成されていることも実施の形
態1の場合と同様であるが、回転体13の中央孔には突
出部13Aが設けられ、この外周には歯車が形成されて
いる。
3Aの歯車よりも歯数の多い歯車を外周に有する作動体
23が回転可能に配置され、この作動体23外周の歯車
が突出部13Aの歯車に噛合して、作動体23が回転体
13に対して減速されて回転するように連結されてい
る。
24の下面には、回転体13と同様に回転コイル(図示
せず)が形成されると共に、固定体11の上面には、こ
の下端部24下面の回転コイルに所定の間隔を空けて対
向する。固定コイル12A〜12Fと同様の複数の固定
コイル25が放射状に形成され、これが制御手段19に
接続されて舵角センサーが構成されている。
作動体23の歯車の歯数は、自動車のハンドルが一般的
に左回りに3回転、右回りに3回転で合計6回転程度の
回転数であるため、ハンドルの回転に伴って回転体13
が6回転した場合に、作動体23が1回転するように設
定されている。
車両へ装着してハンドルを回転すると、これに伴って回
転体13が回転し、コイル12A〜12Fの電磁誘導起
電圧値によって、制御手段19が回転体13の回転角度
を検出し、ハンドルの1回転=360°範囲内での回転
角度検出を行うことは実施の形態1の場合と同様である
が、この時、突出部13Aの歯車に外周の歯車が噛合し
た作動体23が、回転体13に対して減速されて回転す
る。
に、この作動体23の回転を、下端部24の回転コイル
とこれに対向した固定コイル25の電磁誘導起電圧値に
よって、制御手段19が検出するが、作動体23の回転
は上記のように、回転体13に対して1/6に減速され
ている。
0°であれば回転体13、即ちハンドルは1回転目、6
0°〜120°であれば2回転目というように、回転体
13によってハンドルの1回転=360°範囲内での回
転角度の検出を行うと共に、作動体23によってハンド
ルが左右に何回転したかを検出し、ハンドル回転量の絶
対角度の検出が可能となる。
れて回転する作動体23を回転体13に連結すると共
に、この作動体23の回転により回転体13の回転数を
検出することによって、ハンドルの回転角度に加え、1
回転を超える複数回の回転角度の検出も行うことができ
るものである。
部13Aの歯車に作動体23外周の歯車を噛合させ、作
動体23が回転体13に対して減速されて回転する構成
として説明したが、作動体23の回転量は回転体13に
比べ少ないため、作動体23を回転体13に対し平行移
動するように連結し、その移動量によって回転数を検出
するようにしても、本発明の実施は可能である。
に、マイコン15に複数の抵抗26A〜26Cを接続
し、各抵抗値を異なるものとしたり、或いは同じ抵抗値
でもその組合わせやどの抵抗に流すかをマイコン15が
制御したりすることによって、固定コイル12A〜12
Fへの駆動電流を増減することができる。
ると電磁誘導起電圧が低下する傾向にあるが、周囲温度
の変化によってコイルの電磁誘導起電圧に変化が生じた
際等にも、マイコン15が抵抗26A〜26Cにより、
固定コイル12A〜12Fへの駆動電流を増減して検出
誤差を補正することができる。
的な寸法等によってある程度のばらつきが生じるが、図
8に示すように、マイコン15に不揮発性メモリー27
を接続し、これにあらかじめ測定したコイルの誤差を補
正するためのデータを記憶させ、マイコン15が固定コ
イル12A〜12Fからの電磁誘導起電圧によって回転
角度の検出を行う際に、この補正データを用いて補正を
加えるようにすれば、より高精度の検出を行うことがで
きる。
停止時には電力供給が不要で、ハンドル回転量の絶対角
度検出が可能な舵角センサーを得ることができるという
有利な効果が得られる。
の断面図
の分解斜視図
Claims (7)
- 【請求項1】 上面に複数の固定コイルが放射状に形成
された固定体と、この固定体の上方に回転可能に配置さ
れ、下面に上記固定コイルに所定の間隙を空けて対向す
る回転コイルが形成された回転体と、上記固定コイルに
通電して上記回転コイルに電磁誘導起電圧を発生させる
と共に、上記回転コイルに発生する磁界によって上記固
定コイルに発生する電磁誘導起電圧を検出する制御手段
からなり、両コイルの対向面積に応じて変化する上記固
定コイルの電磁誘導起電圧値によって、上記制御手段が
上記固定体に対する上記回転体の回転角度を検出する舵
角センサー。 - 【請求項2】 回転コイルにコンデンサを接続し、回転
体にLC共振回路を構成した請求項1記載の舵角センサ
ー。 - 【請求項3】 固定体及び回転体を表面に配線パターン
が形成された配線基板とすると共に、固定コイル及び回
転コイルを上記配線パターンで形成した請求項1記載の
舵角センサー。 - 【請求項4】 複数の回転コイルを放射状に形成すると
共に、これらを非対称の角度で配置した請求項1記載の
舵角センサー。 - 【請求項5】 固定コイル及び回転コイルを、固定体及
び回転体の両面または内部にも多層に形成した請求項1
記載の舵角センサー。 - 【請求項6】 減速されて回転または移動する作動体を
回転体に連結すると共に、この作動体の回転または移動
によって回転体の回転数を検出する請求項1記載の舵角
センサー。 - 【請求項7】 固定コイルの駆動電流を増減可能とした
請求項1記載の舵角センサー。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001200571A JP3912049B2 (ja) | 2001-07-02 | 2001-07-02 | 舵角センサー |
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
JP2009541769A (ja) * | 2006-06-26 | 2009-11-26 | ケイエスアール テクノロジーズ カンパニー | ステアリング角度センサ |
JP2010127929A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Magneti Marelli Spa | 角度位置センサを提供されるハンドルコントロール |
KR20140023919A (ko) * | 2011-03-02 | 2014-02-27 | 케이에스알 테크놀로지즈 컴퍼니 | 조향 위치 및 토크 센서 |
JP2019152654A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | マルチターンエンコーダ |
-
2001
- 2001-07-02 JP JP2001200571A patent/JP3912049B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR101944871B1 (ko) * | 2011-03-02 | 2019-02-01 | 케이에스알 아이피 홀딩스 엘엘씨. | 조향 위치 및 토크 센서 |
JP2019152654A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツングDr. Johannes Heidenhain Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung | マルチターンエンコーダ |
JP7227025B2 (ja) | 2018-03-02 | 2023-02-21 | ドクトル・ヨハネス・ハイデンハイン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | マルチターンエンコーダ |
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