JP2003013383A - プレスロール - Google Patents

プレスロール

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JP2003013383A
JP2003013383A JP2001201216A JP2001201216A JP2003013383A JP 2003013383 A JP2003013383 A JP 2003013383A JP 2001201216 A JP2001201216 A JP 2001201216A JP 2001201216 A JP2001201216 A JP 2001201216A JP 2003013383 A JP2003013383 A JP 2003013383A
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JP
Japan
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blanket
tightening
support head
press roll
support
Prior art date
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Application number
JP2001201216A
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English (en)
Inventor
Haruyoshi Fujiwara
治義 藤原
Tetsuo Makino
哲夫 牧野
Hidemasa Iijima
秀昌 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to EP02738870A priority patent/EP1403425A4/en
Priority to US10/416,332 priority patent/US7094191B2/en
Priority to PCT/JP2002/006582 priority patent/WO2003004763A1/ja
Publication of JP2003013383A publication Critical patent/JP2003013383A/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses
    • D21F3/0227Belts or sleeves therefor
    • D21F3/0245Means for fixing the sleeve to the roller end
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/08Pressure rolls

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、製紙機械のプレス工程やカレンダ
ー工程等に適用されるプレスロールに関し、容易に無理
なく均一に短時間で可撓性ブランケットの交換ができる
ようにする。 【解決手段】 支持ヘッド11の外周面に設けられ軸方
向外側に向かって先細るような形状をした第1テーパ面
11aと、締付け部材12の内周面に設けられ前記第1
テーパ面11aと合致するような形状をした第1締付け
面12aとにより、ブランケット10を第1テーパ面1
1aに垂直方向に締付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙機械のプレス
工程やカレンダー工程等に適用され、可撓性ブランケッ
トを対向ロールへ押圧し、前記可撓性ブランケットと前
記対向ロールとに挟まれたウェブ材を加圧するプレスロ
ールの支持ヘッドに可撓性ブランケットを取付ける部分
の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】対向するロールのニップ間でウェブ材を
加圧するプレスロールの例としては、製紙機械のプレス
工程でウェブ材の脱水処理のために用いられるものがあ
る。従来の製紙機械のプレスロールとしては、図19、
図20に示す特公平3−41586号公報の構成が知ら
れており、図19は従来のプレスロールの要部縦断面図
で、図20のH方向から見た矢視断面図を示している。
【0003】図19に示すように、このプレスロール
は、相手ロール44と、相手ロール44に対向するよう
に配置された支持体42と、支持体42から回転可能に
支持された支持円板31と、支持円板31に両端部を支
持されて取付けられた可撓性のブランケット30と、プ
レスロールの軸方向内側に向かってブランケット30を
支持円板31に締付けるフランジ32と、支持円板31
を軸方向に摺動させる摺動機構51とをその要部として
構成されている。
【0004】支持体42は対向する相手ロール44の下
部に設置され、相手ロール44と同一軸方向に延在して
いる。そして、支持体42の軸方向中央部には溝50が
形成され、この溝50内には図示しないピストンが支持
体42の径方向に移動可能に嵌装されている。さらに、
ピストンの先端部には加圧シュー43が設けられてい
る。この加圧シュー43は外面に弧状をなす凹部が形成
され、この凹部の曲率は加圧シュー43に対向する相手
ロール44の大径部の外周面との間に微少隙間を有する
ように設定されている。そして、溝50に圧油を供給す
ることにより、ピストンを介して加圧シュー43がブラ
ンケット30を対向する相手ロール44の外周面に加圧
するようになっている。
【0005】また、支持体42の軸方向両端部(図19
では一端のみ図示)にはリング状のスリーブ46が軸方
向に摺動自在に嵌合され、このスリーブ46の外周にベ
アリング45を介してブランケット支持円板31が周方
向回動自在に支持されている。また、支持体42端部に
は軸受け台49が固定され、この軸受け台49に取付け
られたネジ48によりスリーブ46が軸方向内側に摺動
するとともに、スリーブ46及び支持体42に接続され
たバネ47の反力により軸方向外側に摺動するようにな
っている。
【0006】そして、円筒状の可撓性ブランケット30
が、その軸方向端部がブランケット支持円板31に支持
されている。ブランケット30の軸方向両端(図19は
一方の端部のみ示す)には、円周方向全周にわたって取
付けに必要な均一長さの舌状部36が加工してあり、そ
の先端部には適当な大きさの孔37が設けてある。そし
て、互いに隣り合う舌状部36の間に生じる切欠きの底
部は適当な曲率半径を有している。この端部はブランケ
ット支持円板31の外端面に沿って断面L字形に折り曲
げられ、ブランケット支持円板31の外端面に設けられ
たブッシュ41及びピン33,38によって位置決めさ
れ、締付フランジ32及び取付けボルト34によって締
付けられている(取付け方法の詳細は後述する)。この
ため、ブランケット支持円板31の軸方向外側端面にそ
なえられた”O”リング40の相乗効果とあわせて、加
圧シュー43の凹部とブランケット30内面との潤滑剤
が外部に漏れないように液密が保たれるようになってい
る。そして、支持体42に対してブランケット30が回
転自在に装着された状態で、スリーブ46にバネ47に
よる適当な押圧力を作用させることにより、ブランケッ
ト30を軸方向に張り出している。
【0007】この状態で、相手ロール44を図示しない
駆動装置よって回転駆動することにより、ブランケット
30は加圧シュー43の凹部に沿って潤滑されながら回
転する。そして、脱水処理の為用いられるウェブ材のプ
レスロールでは、エンドレスに回転するフェルトとウェ
ブ材を重ねてブランケット30と相手ロール44の間に
挿入すると、加圧シュー43の凹部においてウェブ材は
加圧され、ウェブ材中の水分がフェルトに転移し、ウェ
ブ材は脱水される。そして、フェルトから分離されてド
ライヤー工程、カレンダー工程、リール工程へと移送さ
れる。
【0008】上記のように、ブランケット30は運転中
加圧シュー43と相手ロール44との間で滑動され、且
つ、常に屈曲や伸長及び圧縮を繰り返される使用条件下
にある為、ブランケット30は傷み易く、比較的短期間
で頻繁に交換する必要がある。しかしながら、ブランケ
ット30の交換はプレスロールを停止させて行うことが
必要な為、高い稼働率でプレスロールを運転する為に
は、ブランケット30の交換頻度を少なくすると共に短
時間で交換することが必要となってくる。
【0009】次に、従来のブランケット30を交換する
際の、ブランケット30のブランケット支持円板31へ
の取付方法を、前述の特公平3−41586号公報に基
づいて説明する。図20は従来のブランケット30をブ
ランケット支持円板31に取付けた状態図(図19のG
方向矢視図)を示す。支持円板31の外端面には、支持
円板31の外径より小径の同心円上に、切欠き35の数
に等しいブッシュ41及びピン38が等ピッチで配設さ
れている。又、更に小径の同心円上に、舌状部36の数
に等しいピン33が等ピッチで配設されている。
【0010】新しいブランケット30を支持円板31に
取付けるには、まず、ネジ48を締めてスリーブ46及
び支持円板31を軸方向内側に寄せる。そして、次に、
図19に示すようにブランケット30の端部をL字状に
折り曲げ、切欠き35の底部35aをブッシュ41及び
ピン38に当接させると同時に、舌状部36の孔37を
ピン33に嵌合させ、ブランケット30の端部の位置決
めを行う。
【0011】これら一連の作業をブランケット30の両
端の舌状部36全てについて実施し、その後、図19に
示すように、締付フランジ32を取付けボルト34によ
って締付け、ブランケット30を支持円板31に固定す
る。最後に、ネジ48を緩めて支持円板31を軸方向に
張り出し、全作業が完了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述のブランケット3
0の取付けにおいて、ブランケット30によじれがあっ
たり、偏心して取付けられたりすると、運転時に良好な
回転が得られずウェブ材にも品質上の問題点が生ずる
為、ブランケット30は均一な張りで、偏心のないよう
に取付けられなければならない。その為ブランケット3
0は、両端において回転方向の位相が合致した状態(回
転軸に対し、ねじれを生じない状態)で偏心のないよう
に取付けられる必要があり、その為、ブランケット30
の両端の舌状部36の孔37を所定のピン33に嵌合さ
せる必要がある。
【0013】しかし、このように正しい位置のピン33
に嵌合させたとしても、ブランケット30の一部の舌状
部36が、ブランケット30の両端の支持円板31の径
方向に対し傾いた状態で位置決めされると、ブランケッ
ト30には部分的にねじれが発生する。この部分的にね
じれた状態で締付フランジ32によりブランケット30
を固定して軸方向に張り出すと、ブランケット30には
波打ちが生じることとなる為、締付フランジ32による
締付け前に舌状部36を傾くことなく支持円板31に位
置決めをしておくことが必要となる。
【0014】本従来の方式では、切欠き35の底部35
aをブッシュ41及びピン38の一部に当接させただけ
であり、舌状部36の先端の孔37から切欠底部35a
の曲率中心までの長さがピン33とブッシュ41又はピ
ン38との距離より長くなると、切欠き35の底部35
aがブッシュと当接できずに舌状部36が傾く虞がある
為、舌状部先端の孔37から底部35aの曲率中心まで
の長さをピン33とブッシュ41又はピン38との距離
よりも若干短くし、舌状部36に張力を与えて支持円板
31に取付けている。
【0015】この舌状部36に張力を与えてブランケッ
ト30を固定する一連の作業は、図21に示すように、
舌状部36の孔37に工具39を通してピン33にセッ
トし、工具39を支持円板31の軸中心方向へ下ろして
切欠き35の底部35aをブッシュ41及びピン38に
当接させ、更に舌状部36を軸中心方向に引張ると同時
に、舌状部36の孔37をピン33に嵌合させる、とい
うステップで行われており、ブランケット30の取付け
には多大な労力と作業時間を要していた。
【0016】さらに、ブランケット支持円板31の端面
周辺部にクランプ及び液封部を作る為ブランケット端部
の切欠きのない部分をここに引き込んだ状態で舌状部3
6の孔37がピン33に嵌合するようになっている。従
ってブランケット端部のクランプ及びシール部になると
ころは円周方向で圧縮されなければならないが、舌状部
36をピン33にて留めた状態では舌状部根本間のブラ
ンケットはひだ状の余った部分ができる。ブランケット
全周にわたり舌状部36をピン33にて留めていくにし
たがって、ひだを作るスパンが短くなるので、ブランケ
ット端部にひだ状の余ったところを作りながらしかも舌
状部36に前述の如く張力をかけて舌状部36をピン3
3に留める作業には更に多くの労力を要する。これは、
ロール径が大きくなると軽減されるが、ロール径が小さ
い場合は非常に困難を伴う。このひだ状に余ったブラン
ケット端部は締付フランジ32を支持円板31に取付ボ
ルトで締込んでゆき、力によって強制的に平面状に変形
させてブランケットのクランプとシール面の構成を行っ
ている。このため、ひだ状に余った部分では残留応力が
発生することになり、ブランケットの取付けの作業性が
悪いという課題がある。
【0017】また、ブランケットの内周長さはブランケ
ット挿入時の作業性向上の為支持円板31の外周長さよ
りも長くしてある。この為ブランケットをその両端部の
舌状部においてピン33及びブッシュ41及びピン38
を用いて位置決めを行っても、ブランケットには可撓性
もある為ロール全長にわたるブランケットの自重により
ブランケット支持円板31の下方に垂れ下がった状態と
なる。この時ロール軸心の真横に注目するとブランケッ
ト端の舌状部のところは正しく位置決めされていても舌
状部の根元から支持円板外周に至るところはすでにネジ
レが生じている。即ちブランケットのセンタリングは不
十分となっている。これを回避する為には締付フランジ
32を締付けるに当って、ロール最上部でブランケット
端部が支持円板の外周に歪なくのっている部分のみを軽
く締付けた後、約180°ブランケットを回転させて最
下部を最上部にもってきて再びブランケット端部が支持
円板外周に正しくのっている部分のみを軽くクランプす
るという作業を繰り返し行ない、全周の仮クランプ終了
後に本締めを全周に行なう必要がある。しかも、これは
ブランケット両端部共に行わなければならない。このた
め、クランプ作業には時間も手間も掛かり作業性が悪い
という課題があった。
【0018】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、容易に無理なく均一に短時間で可撓性ブランケッ
トの交換が可能な稼働率の高いプレスロールを提供する
ことを目的とする。
【0019】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプレスロールは、対向する相手ロールとと
もに圧搾ニップを形成するプレスロールであって,円筒
状の可撓性液密エンドレスのブランケットと,該ブラン
ケット内で該軸方向に配置される支持体と,プレスロー
ル両端の圧搾ニップ外で該支持体から回転可能に支持さ
れ該ブランケット端部の内周面を支持する支持ヘッド
と,該支持ヘッドに対して軸方向外側に配置され該ブラ
ンケットの端部を該支持ヘッドに締付ける締付け部材
と、該締付け部材を該ブランケットを介して該支持ヘッ
ドへ締付ける締付け手段とを有するプレスロールにおい
て,該支持ヘッドの外周面に設けられ該軸方向外側に向
かって先細るような形状をした第1テーパ面と、該締付
け部材の内周面に設けられ前記第1テーパ面と合致する
ような形状をした第1締付け面とにより、前記ブランケ
ットを前記第1テーパ面に垂直方向に締付けることを特
徴としている。
【0020】ブランケット端部を支持ヘッド外周面沿っ
て屈曲させた場合、屈曲したブランケットの先端部は屈
曲部よりも小径となるためその周長に違いが生じる。つ
まり、ブランケットを支持ヘッドに完全にフィットさせ
る場合、ブランケット先端部は収縮する必要がある。こ
の条件が満たされない場合、ブランケット先端部にひだ
状のうねりが生じる。
【0021】しかし、本発明に於いては支持ヘッド外周
面に軸方向外側に先細るような第1テーパ面が形成され
ているため、テーパ面のない円板形の支持ヘッドに沿っ
て端部を断面L字形に折り曲げる場合に比べると、ブラ
ンケット端部を支持ヘッドにフィットさせるために必要
な端部の収縮量が少なくてよく、ブランケット端部に生
じるひだ状のうねりが軽減される。
【0022】ブランケットを挿入の際、余裕を持たせる
ためブランケット内周長はブランケット支持ヘッドの最
大外周長よりも長くしてある。このブランケットを第1
テーパ面上で支持ヘッドと締付け部材とが嵌合するよう
にして締付けると、締付け部材を締付けていくにしたが
って、締付け部材のテーパによりブランケットの緩みが
すくい上げられこの弛みが全周にわたって均等に分散さ
れ、続いて第1テーパ面に従って周長が圧縮されて行
く。したがって、締付け部材で締付けていくだけでブラ
ンケットが全周に亘って均等に自動的にセンタリングさ
れる。
【0023】また、該支持ヘッドの軸方向外側端面に、
該支持ヘッドの軸方向内側に向かって小径となる凹部が
形成されるとともに、該締付け部材が該凹部の内周の第
2テーパ面と合致する第2締付け面を有し、該第1締付
け面と該第2締付け面とが形成されるように構成しても
よい。このとき、締付け部材によるクランプが、第1締
付け面と第1テーパ面でなされるとともに、更に、第2
締付け面と第2テーパ面とが、圧接されることにより、
締付けの安定性が増す。
【0024】前記ブランケットの先端部に複数の切り込
み部が等間隔で設けられ、隣接する該切り込み部の間に
舌状部を形成するように構成してもよい。このことによ
り、ブランケット端部を第1テーパ面に沿って曲げたと
き、舌状部先端の総周長が短くなり、ブランケット端部
を第1テーパ面上にフィットさせるために必要な収縮量
が更に少なくてすむ。
【0025】更に、該支持ヘッドの外周面と該凹部の内
周面とが軸方向外側へ凸となる滑らかな面で結ばれ、該
ブランケットの端部舌状部が2締付面まで延長され、該
第1締付け面と該第2締付け面とで該ブランケットの端
部が締付けられるように構成し、ブランケット端部の舌
状部が支持ヘッドに密着して巻きつけられるようにして
もよい。このとき、ブランケット端部締付けがより安定
した強固なものとなる。
【0026】ブランケット端部の位置決めが迅速に行わ
れるように、該支持ヘッドの外周側の第1テーパ面に、
該ブランケット端部の位置決め用のピンを設ける。ま
た、該支持ヘッドの外側端面に、該ブランケット端部の
位置決め用のピンを設けることで、位置決め作業の迅速
化を図るようにすることもできる。該締付け部材を複数
個に分割し、ハンドリングしやすいように構成してもよ
い。
【0027】該ブランケッド端部を該支持ヘッドに対し
て位置決めするために、該ブランケット端部の一定位置
に該ピンと嵌合する孔を設ける。該支持ヘッドの外周側
の第1テーパ面にシール用の溝を設けてシール性を向上
させてもよい。ここにに“Oリング”やリップシール等
のシール材を入れてもよい。
【0028】前記支持ヘッドの外周面に該軸方向内側に
向かって先細るような内部テーパ面を設けてもよい。ま
た、上記のように構成されたプレスロールにおいてブラ
ンケットを取付ける場合、該ブランケット端部を該支持
ヘッドの第1テーパ面に沿うように曲げ、該ブランケッ
ト端部を該支持ヘッドに対して位置決めし、該締付け部
材で該ブランケット端部を該支持体の半径方向中心側及
び軸方向内側に締付けることにより、該ブランケット端
部が該締付け部材の第1締付け面のテーパ形状に沿うよ
うにして該支持ヘッドの第1テーパ面で該支持ヘッドに
締付ける。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、図
面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態
におけるプレスロールの要部縦断面図、図2は可撓性の
ブランケットを支持ヘッドに取付けた状態図(図1のA
矢視図)、図3はブランケットの端部斜視図、図4は従
来形と本発明とおけるブランケットと支持ヘッドとによ
り形成されるシール部の比較を示す図、図5は支持ヘッ
ドにピンで取付けられたブランケット端部の弛み及び撓
みを示す説明図、図6は支持ヘッドにピンで取付けられ
たブランケットをフランジにより締付ける様子を示す
図、図9〜図18はいずれもその他の実施例を示す図、
図8は支持ヘッド上でのシーリングの各種態様を示す図
であり、図19〜図21は従来の技術を示す。
【0030】本発明におけるプレスロールは、図1に示
すように、従来のものと同様に、相手ロール44と、プ
レスロール70の内に配置された支持体20と、支持体
20から回転可能に支持された支持ヘッド11と、支持
ヘッド11に両端部を支持されて取付けられた可撓性の
ブランケット10と、プレスロール70の軸方向内側に
向かってブランケット10を支持ヘッド11に締付ける
フランジ(締め付け部材)12と、支持ヘッド11を軸
方向に摺動させる摺動機構29とをその要部として構成
されている。
【0031】支持体20の軸方向中央部に溝18が形成
され、この溝18内に図示しないピストンが支持体20
の径方向に移動可能に嵌装されている。このピストンに
より加圧シュー19を介してブランケット10を相手ロ
ール44の外周面に加圧し、ウェブ材を脱水する構成は
従来技術と同様であるため、その構成及び作用の説明は
省略する。
【0032】摺動機構29は、支持体20の軸方向両端
部(図1では一端のみ図示)に軸方向に摺動自在に嵌合
されたリング状のスリーブ16と、支持体20に取付け
られた油圧シリンダ17とで構成されている。そして、
油圧シリンダ17に油圧を供給することにより、スリー
ブ16を軸方向に移動させるようになっている。このス
リーブ16には、支持ヘッド11がベアリング15を介
して周方向回動自在に支持されている。ベアリング15
は、その外周側を支持ヘッド11と支持ヘッド11の軸
方向外側面に取付けられた環状のベアリング押さえ22
とにより挟持され、その内周面をスリーブ16とスリー
ブ16の軸方向外側面に取付けられた環状のカバー23
とにより挟持されている。カバー23は、ベアリング押
さえ22を軸方向外側から覆うように取付けられてお
り、カバー23とベアリング押さえ22との間には液密
性を保つためのオイルシール21が挟み込まれている。
【0033】支持ヘッド11は、その外周面の最大径を
ブランケット10の内径より少し小さい径になるように
形成されている。そして、支持ヘッド11の外周面に
は、その最大径から軸方向外側に向かって先細るような
円錐台形状のテーパ面11aが形成されている。このテ
ーパ面11a上には、外周上に位置決めピン13が等ピ
ッチで設けられている。このテーパ面11aに沿って後
述するブランケット10端部を屈曲させた場合、屈曲し
たブランケット10の先端部は周長が短くなって収縮す
る必要がある。ブランケット10先端部が収縮しない場
合、ブランケット10先端部にひだ状のうねりが生じ
る。支持ヘッド11外周面に軸方向外側に向けて先細る
ようなテーパ面11aが形成されているため、従来のテ
ーパ面のない円板型の支持ヘッドに沿って端部を断面L
字形に折り曲げる場合と比べると、ブランケット10端
部を支持ヘッド11にフィットさせるために必要な端部
の収縮量が少なくてよく、ブランケット10端部に生じ
るひだ状のうねりが軽減されるようになっている。ま
た、支持ヘッド11の軸方向内側の外周面には、軸方向
内側に向かって先細るような内部テーパ面11dが設け
られており、この内部テーパ面11dと第1テーパ面1
1aとは連なるように構成されている。
【0034】ブランケット10は、図3に示すように、
円筒形状を成しており、軸方向両端(図3は一方の端部
のみ示す)には、円周方向全周にわたって均一長さの舌
状部26が加工され、互いに隣り合う舌状部26の間に
は切欠き25が設けられている。舌状部26の形状は図
3に示す台形に限らず、長方形や三角形等でもよい。ま
た、切欠き25の形状もブランケット10端部に生じる
ひだ状のうねりが軽減されるような形状であれば図3に
示す平底形に限らず、適当な曲率半径を有していてもよ
い。
【0035】また、各舌状部26には、ブランケット1
0端部を位置決めするための位置決め孔27が設けられ
ている。前述の位置決めピン13はこの位置決め孔27
と同数だけ設けられており、この位置決め孔27と支持
ヘッドに設けられたピン13とが嵌合することによりブ
ランケット10の端部の位置決めが迅速に行われるとと
もに、位置決め時にブランケット端部位置を固定できる
ようになっている。このとき、位置決めピン13は、舌
状部26の位置決め孔27を嵌合した後外れ難くするた
め、特願2000−106109に示すような軸部と該
軸部より大径の頭部よりなる形状が好ましい。
【0036】支持ヘッド11の軸方向外側正面にはフラ
ンジ12が配されている。フランジ12は、ブランケッ
ト10を支持ヘッド11に締付けるための円錐形の締付
け部12d,支持ヘッド11に取付けられるための環状
の取付け部12c,締付け部12dと取付け部12cと
を連結する円筒形の連結部12b,内周側案内部12e
とから構成されている。この締付け部12dの締付け面
(第1締付け面)12aは支持ヘッド11のテーパ面
(第1テーパ面)11aの形状と合致する形状を有して
いる。そして、締付フランジ12の取付け部12cを取
付けボルト(締付け手段)14で締付けることにより、
支持ヘッド11外周側のテーパ面11aとフランジ12
の締付け面12aとが合致し、支持ヘッド11と締付フ
ランジ12による楔効果によってブランケット10を締
付け、液密を保ち固定するようになっている。液密性を
より確実にするため、支持ヘッド11外周側のテーパ面
11aに環状のシール用溝24を設けたり、”O”リン
グ28を設けてもよい。また、ハンドリングを容易にす
るため、フランジ12を円周方向で複数に分割すること
も可能である。分割形の場合は案内部12eと第1締付
け面12aとで楔効果を発揮する。
【0037】次に、図1〜図3に図示された、本実施形
態におけるブランケット10を交換する際の、ブランケ
ット10の支持ヘッド11への取付け方法を図1、図2
を用いて説明する。まず新しいブランケット10を支持
ヘッド11に取付けるには、まず油圧シリンダ17を引
き込み、支持ヘッド11を軸方向内側に寄せ、端面間距
離hを短くする。
【0038】次に、ブランケット10を支持体20及び
支持ヘッド11の周りに引き込み、ブランケット10の
端面を支持ヘッド11のテーパ面11aに沿って曲げ、
舌状部26の各々の位置決め孔27をそれぞれ対応する
位置決めピン13に嵌め込む。このとき、このテーパ面
11aと連なる内部テーパ面11dが軸方向内側に向か
って先細る形状を有しているため、ブランケット10の
引き込みが容易となっている。また、位置決めピン13
は軸部と該軸部より大径の頭部よりなる形状であるた
め、ブランケット10の端部が締付フランジ12で固定
されるまで舌状部26を押えていなくとも、位置決めピ
ン13から外れることはない。
【0039】これら一連の作業をブランケット10の両
端の舌状部26全てについて実施した後、締付フランジ
12を取付けボルト14によって全周均等に締付けてい
きブランケット10を支持ヘッド11に固定する。一般
に、ブランケットの取付け作業性をよくするために、ブ
ランケット10の内周長は支持ヘッド11の外周長より
わずかに長く設定されている。このとき、ブランケット
10を支持ヘッド11にピンにて取付けると、ブランケ
ット10が弛み、支持ヘッド11の下部に図5,図6で
示す隙間が生じる。しかし、フランジ12で締付けを行
う際、このブランケット10の弛み部分はフランジ12
のテーパ状の締付け面に沿ってすくい上げられる。そし
て、このすくい上げられた弛み部分は支持ヘッド11の
テーパ部に当り、支持ヘッド11の中心方向で且つプレ
スロール内側方向にすくい込まれる。このように、フラ
ンジ12を締付けていくに従って、ブランケット10の
弛み部分が自動的に周方向に分散され、続いて周方向で
圧縮されていき、クランプ完了時にはブランケット10
は支持ヘッド11上に正しくセンタリングされて取付け
られる。
【0040】最後に、油圧シリンダ17による適当な押
圧力をスリーブ16に作用させてブランケット10を軸
方向に張り出し、全作業が完了する。本発明の一実施形
態におけるプレスロールは上述のように構成されている
ため、以下のような効果を有する。 I. ブランケット10の取付け歪と作業性について図1
9で示した従来のプレスロール及び図1で示した本発明
におけるプレスロールのブランケット取付け歪と取付け
作業性について、それぞれ図4(a),図4(b)を用
いて説明する。
【0041】図4(a)に示す従来のプレスロールにお
いて、ブランケット30を真円にした時のブランケット
30の内径を2Rとすると、ブランケット30の内周長
Lは、 L=2πR で表される。
【0042】また、リング状締付面のロール中心側端の
周長L´は、 L´=2π(R−dR) で表されるため、2πdRだけブランケット30が縮ま
なければブランケット支持円板31の端面にブランケッ
ト30が正しくフィットしない。ブランケット30の端
部を軸芯方向に曲げて、ピン33で仮留めした状態では
ブランケット30端部の舌状部36の根元にあたるブラ
ンケット円周から外径方向に向かってブランケット周長
が余った分がひだ状のうねりを作っている。
【0043】この余った周長を内周長に対する割合でみ
ると、その割合は、 (L−L´)/L=dR/R で表される。ブランケット30の締付け(クランプ)及
びシールに要する長さdRはロールの直径2Rに関係な
くほぼ一定であるため、ロール径2Rが大きい場合は良
いが、小さい場合は平面の締付フランジ32でひだを押
し付けてブランケット30を圧縮変形させて平らにし、
ブランケット支持円板31の端面にフィットさせる時の
無理が大きくなってきて、ブランケット30端部の舌状
部36をピン33にて仮止めするのにも困難が生じる。
【0044】これに対して図4(b)に示す本発明のプ
レスロールの場合、ブランケット10端部は同様のもの
とすると、ブランケット10のクランプ及びシールに必
要な長さSはdRとほぼ同じであるが支持ヘッド11の
外周面が円錐形状(テーパ面11a)を有しているた
め、半径方向での寸法dRcは dRc=S・sinθ≒dR・sinθ となる。したがって、支持ヘッド11の円錐面(テーパ
面11a)にブランケット10が正しくフィットし、ブ
ランケット10が圧縮されなければならない寸法は2π
dR・sinθとなる。したがって、締付面のロール中
心側端の周長をL c´とすると、ブランケット10の内
周長に対する割合は、 (L−Lc´)/L=dR・sinθ/R で表される。
【0045】このため、θを適当な浅い角度にしておく
と、従来のもので説明したブランケットのひだ状うねり
が小さくなり、ブランケット10を固着するのに無理が
かからない。このため、ブランケット10の端部を支持
ヘッド11に取付ける際の作業性が良い。また、ブラン
ケット10のひだ状うねり量を少なくする手段として、
舌状部26の数を増加する方法があるが、本発明のプレ
スロールでは、同じうねりの許容量に対して必要な舌状
部26の数が従来のものに比べて少なくてよく、従って
ブランケットをクランプするのに必要なボルト14の数
も少なくて済むことになり、この点からもブランケット
10のクランプ時の作業が容易となる。
【0046】II. ブランケット10のセンタリングと取
付け作業性 ピン13に孔27を嵌合させて仮留めした状態を軸方向
から見ると、ピン13の位置ではブランケット10が正
しく位置決めされていても、ブランケット10の内周長
は挿入時に余裕を持たせる為、支持ヘッド11外周長よ
りも長くしてあり、また可撓性があるため、ロールの真
上および真下以外はブランケットの自重により図5に示
す如く舌状部26は正しく軸心方向に向かず、歪んだ状
態となる(図5は誇張して表記している)。
【0047】これを矯正する為、従来のプレスロールで
は、図19,図20に示すように、舌状部36間の根元
に案内ピン38を設けているが、これは位置決め要素の
ところを規制するのであり、クランプはこれら位置決め
要素よりも更に外径側のところで行わなければ、内部か
らのオイル洩れを防ぐ為のシールができない為、根本的
にはブランケット30のセンタリングは不十分となる。
【0048】この様なセンタリング不十分なブランケッ
ト30でプレスロール70を高速で運転すると、偏心に
よりプレスニップ入側において、ブランケット30が1
回転する毎にプレスフェルトをたたくことを繰り返し、
運転に支障をきたす。この現象をワブリング(Wabb
ling,Wobbling)と言うが、これを最小限
にする為、ロールの最上部でブランケット30端部がブ
ランケット支持円板31外周面に歪みなくのっている部
分のみをクランプした後、ブランケット30を約180
°回転させて、最下部を最上部にもってきて、ブランケ
ット30端部がブランケット支持円板31外周面に正し
くのっている部分のみをクランプするという作業を繰り
返し行い、しかもこの作業をブランケット30の両端部
のクランプ共に行わなければならない。従ってクランプ
作業に手間取り、作業性が悪い。
【0049】これに対して、図1に示す本発明のプレス
ロールでは、外周面に円錐台形状のテーパ面11aを有
する支持ヘッド11に対して、フランジ12の円錐形
(テーパ状)締付け面12aでブランケット10端部を
クランプするため、図6に示す様にブランケット10端
部の舌状部26を支持ヘッド11にピン13で仮留めし
た状態では、従来と同様にピン13のところの位置決め
はなされているが、ピン13とピン13の間はひだ状の
余りがsinθ分少ないけれどあり、且つロール最下部
ではブランケット10が支持ヘッド11よりも下に垂れ
下がった状態となっている。
【0050】この状態でフランジ12を徐々に支持ヘッ
ド11に対して締付けて行くと、まずブランケット10
が支持ヘッド11の最下部でフランジ12に接触し、締
付け面12aのテーパにより、ブランケット10はフラ
ンジ12の斜面の法線方向即ちロール中心に向ってすく
い込まれると同時に支持ヘッド11の下方にたるんでい
たブランケット10が最下部よりも少し左右の上方向に
押しやられる様になる。
【0051】そして、更にフランジ12を締付けるとた
るみが支持ヘッド11の最下部から少し上方の左右に押
しやられた部分にフランジ12のテーパ面12aが当
り、この部分のブランケット10をロールの中心に向っ
てすくい込む。この様にして支持ヘッド11下部のブラ
ンケット10の弛みはフランジ12を締付けて行くに従
って順次左右上方に押し上げられて全周に分布すると同
時にロール中央に向かって張ることにより弛みを取り、
続いて周方向でブランケット10を圧縮するため、フラ
ンジ12を締付けて行くことにより、ブランケット10
がセンタリングされて行く。この様な自動調心作用はテ
ーパ状のフランジ12の全面に亘ってある。従ってブラ
ンケット10はセンタリングを行なわれながら、全周に
亘って一様にクランプされる。フランジ10は全円周一
体形でなくても、ハンドリングを容易にする為に複数個
のセグメントに分割されている場合でも前記説明と同様
に全セグメントを略一様に徐々に締め込んでいけば同じ
効果が得られる。
【0052】この様な自動調心作用は、従来のプレスロ
ールのように、平面円板形状を有するブランケット支持
円板31端面にそれと合致する平面円板形状の締付け面
を有するフランジ32をボルト34で締付けてクランプ
した場合には生じず、本発明のプレスロールのように、
テーパ面11aを有する支持ヘッド11にそれと合致す
る締付け面12aを有するフランジ12をクランプした
場合にのみ生じるものである。この作用によりブランケ
ット取付け作業は容易になる。
【0053】III.楔効果によるクランプ及びシール性の
向上 円錐台形ブランケット支持ヘッド11の外周面に内面円
錐形(テーパ状)の締付けフランジ12をボルトで締付
けてブランケットをクランプすると、図7に示すように
締付け力Fに対して、より大きいクランプ力Pにてブラ
ンケットを締付けることができるため、従来のように円
板形のブランケット支持板端面に平面の円板形締付けフ
ランジをボルトで締付けるものよりもクランプ性能及び
シール性能は向上する。
【0054】シール性を更に向上させるため、ブランケ
ット支持ヘッド11にリング状の溝を掘り、さらに
“O”リング、リップシールなどを併用することもでき
る。つまり、図8(a)に示すようにシール用の溝24
を第1テーパ面11a上に周方向に設けた場合、ブラン
ケット10を締付け部材12によって第1テーパ面11
aに締付けていくと、ブランケット10内面がこの溝2
4に食い込むため、シールがより確実となる。該溝の断
面形状は、三角形、矩形、台形、半円形等、シール性を
高める形状であればどのような形状であってもよい。ま
た溝の数も、締付け部材12によりブランケット10が
締付けられる範囲内に必要に応じ複数設けてもよい。
【0055】また、図8(b)に示すように“O”リン
グ28を第1テーパ面11a上に周方向に設けた場合、
ブランケット10と“O”リング28の密着部によりシ
ール性が確保される。次に、上記実施形態の第1変形例
について図9,図10を用いて説明する。本変形例で
は、支持ヘッド111の軸方向外側端面に、この支持ヘ
ッド111の軸方向内側に向かって小径となる凹部61
が形成されるとともに、フランジ(締付け部材)121
がこの凹部61の内周面(第2テーパ面)111bの形
状と合致する締付け面(第2締付け面)121bを締付
け面121aとは別に有している。そして、これ以外は
上記の一実施形態と同様に構成されている。
【0056】したがって、本変形例では、上記一実施形
態と同様の効果を有するとともに、フランジ121の外
周側の締付け面(第1締付け面)121aと支持ヘッド
111外周側のテーパ面(第1テーパ面)111aとが
合致し、フランジ121の内周側の締付け面(第2締付
け面)121bと支持ヘッド111の凹部内周面(第2
テーパ面)111bとが合致してクランプされるため、
フランジ121が円周方向で複数個に分割されている場
合には、図1に示すものでは、テーパ面11aからの反
力によりフランジ12は、例えば図1中では反時計方向
のモーメントを受けて回転しようとするが、図9に示す
ものでは、フランジ121は内周側テーパ面111bか
らの反力により、時計方向のモーメントが働き、支持ヘ
ッド111外周側のテーパ面111aからの反力により
作用するモーメントを相殺するように働くため、複数個
に分割されたフランジ121が安定する効果が得られ
る。
【0057】第2変形例について図11,図12を用い
て説明する。本変形例は図9,図10で示した第1変形
例を更に変形したものであり、図11に示すように、支
持ヘッド112の外周がテーパ面(第1テーパ面)11
2aと凹部62の内周側テーパ面(第2テーパ面)11
2bとを軸方向外側へ凸となるなだらかな面112cで
結んだ構成を有している。そして、フランジ(締付け部
材)122の外周側締付け面(第1締付け面)122a
でブランケット端部円周をクランプするとともに、ブラ
ンケット102端部の舌状部(舌片)26を内周側テー
パ面112bにまで延長し、内周側締付け面(第2締付
け面)122bで舌状部26をもクランプするものであ
る。これ以外は、上記の第1変形例と同様に構成されて
いる。
【0058】したがって、本変形例では、上記第1変形
例と同様の効果を有するとともに、ブランケット102
端部の舌状部26を支持ヘッド112に巻き付けてクラ
ンプするため、ブランケット102端部固定がより安定
した強固なものとなるという効果が得られる。第3変形
例について図13,図14を用いて説明する。本変形例
では、位置決めピン13の位置を支持ヘッド113外周
側のテーパ面(第1テーパ面)113aから外側端面1
13cに移動させたものである。そして、これ以外は、
上記の一実施形態と同様に構成されている。
【0059】したがって、本変形例では、上記一実施形
態と同様の効果を有する。さらに、図1に示すフランジ
(締付け部材)12は、ピン13との干渉を避けるため
に、締付け部12dと取付け部12cとを連結するため
の円筒形の連結部12bが必要であったが、本変形例で
はピン13を外側端面に設けているためこの連結部が不
要となり、支持ヘッド113外周側テーパ面113aの
軸方向の面長を短くすることができる。このため、フラ
ンジ123の重量が軽くなり、ハンドリングが容易にな
るという効果が得られる。また、図1に示すフランジ
(締付け部材)12は、ピン13との干渉部分に開口を
設け、連結部12bをなくしてもよい。このようにした
ときもフランジ12の重量軽減による効果を得ることが
できる。
【0060】第4変形例について図15,図16を用い
て説明する。本変形例は、上述の第1変形例と第3変形
例とを組み合わせた構成となっている。つまり、支持ヘ
ッド114の軸方向外側端面に支持ヘッドの軸方向内側
に向かって小径となる凹部64が形成されるとともに、
フランジ(締付け部材)124がこの凹部64の内周面
の形状と合致する締付け面(第2締付け面)124bを
締付け面(第1締付け面)124aとは別に有してい
る。そして、これ以外は上記の第3変形例と同様に構成
されている。
【0061】したがって、本変形例では、上記第3変形
例と同様の効果を有するとともに、フランジ124が円
周方向で複数個に分割されている場合、上記第1変形例
で示したのと同様の理由であるが断面形状がより対称形
のため、締付け部材124がより安定するという効果が
得られる。第5変形例について図17,図18を用いて
説明する。本変形例は、上述の第2変形例と第4変形例
とを組み合わせた構成となっている。つまり、支持ヘッ
ド115において外周側のテーパ面(第1テーパ面)1
15aと内周側テーパ面(第2テーパ面)115bとを
軸方向外側へ凸となるなだらかな面115cで結び、ブ
ランケット105端部の舌状部26を内周側テーパ面1
15bにまで延長して図17に示すごとく、フランジ
(締付け部材)125の外周側締付け面(第1締付け
面)125aでブランケット端部円周をクランプすると
ともに、内周側締付け面(第2締付け面)125bで舌
状部26をもクランプするものである。そして、これ以
外は、上記第4変形例と同様に構成されている。
【0062】したがって、本変形例では、上記第4変形
例と同様の効果を奏するとともに、ブランケット105
端部の舌状部26を支持ヘッド115に巻き付けてクラ
ンプするため、ブランケット105端部固定が図15,
図16のものより安定した強固なものとなるという効果
が得られる。以上、本発明のプレスロール及びブランケ
ット取付け方法について、製紙機械のプレス工程にてウ
ェブ材の脱水処理のために用いられるプレスロールを例
に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0063】例えば、製紙機械のカレンダー工程でウェ
ブ材の表面平滑化の為用いられる加圧ロールのほか、可
撓性ブランケットとロールとを協動させてウェブ材を加
圧するロールであれば適用可能である。尚、前記カレン
ダー工程で用いられるウェブ加圧ロールの場合は、可撓
性ブランケットとウェブ材との間にフェルトを介す必要
はない。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
支持ヘッドの外周面に軸方向外側に向かって先細るよう
な形状をした第1テーパ面が設けられるとともに、締付
け部材の内周面に前記第1テーパ面と合致するような形
状をした第1締付け面が設けられ、前記ブランケットを
前記第1テーパ面に垂直方向に締付けるように構成され
ている。
【0065】ブランケット端部を支持ヘッド外周面に沿
って屈曲させた場合、屈曲したブランケットの先端円周
部は周長が短くなって収縮する必要がある。収縮しない
場合は、ブランケット先端部にひだ状のうねりが生じ
る。しかし、本発明に於いては支持ヘッド外周面に軸方
向外側に先細るような第1テーパ面が形成されているた
め、テーパ面のない円板形の支持ヘッドに沿って端部を
断面L字形に折り曲げる場合と比べると、ブランケット
端部を支持ヘッドにフィットさせるために必要な端部の
収縮量が少なくてよく、ブランケット端部に生じるひだ
状のうねりが軽減される。したがって、ブランケットを
固着するのに無理がかからずブランケット取付けの作業
性が向上する。
【0066】また、うねりを軽減するために端部に舌状
部を形成した場合、端部を断面L字形に折り曲げる場合
と比べこの舌状部の数を減らすことができる。さらに、
締付け部材の第1締付け面が支持ヘッド外周側の第1テ
ーパ面と合致する形状を有し、第1テーパ面上でブラン
ケットを挟んで支持ヘッドと締付け部材とが嵌合するよ
うにして締付けられるため、締付け部材を締付けていく
とブランケットの弛みがすくい上げられ、この弛みが全
周にわたって均等に分散される。さらに、締付け部材で
締付けていくだけでブランケットが全周にわたって自動
的にセンタリングされ、位置決め用のピンから第1テー
パ面までのブランケットの弛みが除かれてブランケット
を圧縮するため、ブランケット取付け作業が容易とな
る。
【0067】また、更に支持ヘッドの内径側に、この支
持ヘッドの軸方向内側に向かって小径となる凹部が形成
され、締付け部材がこの凹部形状と合致する第2締付け
面を有するように構成することで、ブランケット端部で
の締付けがより向上する。前記ブランケットの先端部に
複数の切り込み部が等間隔で設けられ、隣接する該切り
込み部の間に舌状部を形成するように構成することで、
ブランケット端部を第1テーパ面に沿って曲げたとき、
舌状部先端の総周長が短くなり、ブランケット端部をテ
ーパ面上にフィットさせるために必要な収縮量が更に少
なくてすむ。
【0068】このとき、支持ヘッドの外周面と内周側の
凹部とが軸方向外側に凸となる滑らかな面で結ばれ、ブ
ランケットの端部の舌状部がこの内周側の凹部まで延長
されて締付け部材の内周側の第2締付け面で締付けられ
るようにすることで、ブランケット端部が支持ヘッドに
密着して巻きつけられ、ブランケット端部締付けをより
安定した強固なものとすることができる。
【0069】支持ヘッド外周側の第1テーパ面にブラン
ケット位置決め用のピンを設けることで、ブランケット
の位置決めを迅速に行うことができ、作業性が向上す
る。また、この位置決め用のピンを支持ヘッドの外側端
面に設けることで、第1テーパ面上のピンとの干渉を避
けるための構成が不要となり、支持ヘッドの第1テーパ
面の軸方向の面長を短くすることができ、締付け部材の
形状を簡素なものにできるとともに重量を軽くすること
ができる。このため、ハンドリングが容易となり、作業
性が更に向上する。
【0070】また、締付け部材を円周方向で複数に分割
することで、ハンドリングが容易になる。そして、締付
け部材が支持ヘッド外周側の第1テーパ面と支持ヘッド
内周側の凹部の第2テーパ面とで圧着される場合、締付
け部材は外周側の第1テーパ面でブランケット密封面か
らの反力を受けると同時に、内周側の凹部の第2テーパ
面からの反力も受ける。そして、これら2つの反力のモ
ーメントは向きが逆であるため、互いに相殺し、締付け
部材が安定する。
【0071】ブランケットの端部に位置決め用のピンに
嵌合する孔を設け、この孔とピンとを嵌合させて位置決
めを行うことで、位置決めの際にブランケット端部を固
定することができる。支持ヘッド外周側の第1テーパ面
にシール用の溝を設けることで、液密性を更に向上させ
ることができる。
【0072】前記支持ヘッドの外周面に該軸方向内側に
向かって先細るような内部テーパ面を設けることによ
り、ブランケット取付け作業をより容易に行なうことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるプレスロールの要
部縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態におけるプレスロールの支
持ヘッドの一部を示す図であり、図1のA方向から見た
矢視図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるプレスロールのブ
ランケット端部を示す斜視図である。
【図4】ブランケットと支持ヘッドにより形成されるシ
ール部を示す模式図であり、(a)は従来のプレスロー
ルにおけるブランケット端部のシール部、(b)は本発
明のプレスロールにおけるブランケット端部のシール部
を示す図である。
【図5】支持ヘッドにピンで取付けられたブランケット
端部の弛み及び撓みを示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるプレスロールの支
持ヘッドに取付けられたブランケットをフランジにより
締付ける前の様子を示す図である。
【図7】本発明のプレスロールにおける楔効果を示す説
明図である。
【図8】支持ヘッド上でのシーリングの各種態様を示す
図であり、(a)は支持ヘッドの第1テーパ面上に周方
向にシール用溝を設けた構成を示す図、(b)は支持ヘ
ッドの第1テーパ面上に周方向に“O”リングを設けた
構成を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態の第1変形例におけるプレ
スロールの縦断面図であり、図1に対応する図である。
【図10】本発明の一実施形態の第1変形例におけるプ
レスロールの支持ヘッドを示す図であり、図9のB方向
から見た矢視図である
【図11】本発明の一実施形態の第2変形例におけるプ
レスロールの縦断面図であり、図1に対応する図であ
る。
【図12】本発明の一実施形態の第2変形例におけるプ
レスロールの支持ヘッドを示す図であり、図11のC方
向から見た矢視図である
【図13】本発明の一実施形態の第3変形例におけるプ
レスロールの縦断面図であり、図1に対応する図であ
る。
【図14】本発明の一実施形態の第3変形例におけるプ
レスロールの支持ヘッドを示す図であり、図13のD方
向から見た矢視図である
【図15】本発明の一実施形態の第4変形例におけるプ
レスロールの縦断面図であり、図1に対応する図であ
る。
【図16】本発明の一実施形態の第4変形例におけるプ
レスロールの支持ヘッドを示す図であり、図15のE方
向から見た矢視図である
【図17】本発明の一実施形態の第5変形例におけるプ
レスロールの縦断面図であり、図1に対応する図であ
る。
【図18】本発明の一実施形態の第5変形例におけるプ
レスロールの支持ヘッドを示す図であり、図17のF方
向から見た矢視図である。
【図19】従来のプレスロールの縦断面図であり、図1
に対応する図である。
【図20】従来のプレスロールの支持ヘッドを示す図で
あり、図19のG方向から見た矢視図である。
【図21】従来のブランケット取付け方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
10,101,102,103,104,105 ブラ
ンケット 11,111,112,113,114,115 支持
ヘッド 11a,111a,112a,113a,114a,1
15a テーパ面(第1テーパ面) 111b,112b,114b,115b テーパ面
(第2テーパ面) 11d,111d,112d,113d,114d,1
15d 内部テーパ面 112c,115c なだらかな面 113c 外側端面 12,121,122,123,124,125 フラ
ンジ(締付け部材) 12b 連結部 12c 取付け部 12d 締付け部 12a,121a,122a,123a,124a,1
25a 締付け面(第1締付け面) 121b,122b,124b,125b 締付け面
(第2締付け面) 13 位置決めピン(ピン) 14 取付けボルト(締付け手段) 15 ベアリング 16 スリーブ 17 油圧シリンダ 18 溝 19 加圧シュー 20 支持体 21 オイルシール 22 ベアリング押さえ 23 カバー 24 シール用溝 25 切欠き 26 舌状部 27 位置決め孔 28 ”O”リング 30 ブランケット 31 ブランケット支持円板 32 締付けフランジ 33 ピン 34 取付けボルト 35 切欠き 35a 底部 36 舌状部 37 孔 38 ピン 39 工具 40 ”O”リング 41 ブッシュ 42 支持体 43 加圧シュー 44 相手プレスロール 45 ベアリング 46 スリーブ 47 バネ 48 ネジ 49 軸受け台 50 溝 51 摺動機構 61,62,64,65 凹部 70 プレスロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 秀昌 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社紙・印刷機械事業部内 Fターム(参考) 4L055 CE78 CG15 FA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する相手ロールとともに圧搾ニップ
    を形成するプレスロールであって、 円筒状の可撓性液密エンドレスのブランケットと、 該ブランケット内で該軸方向に配置される支持体と、 プレスロール両端の圧搾ニップ外で該支持体から回転可
    能に支持され該ブランケット端部の内周面を支持する支
    持ヘッドと、 該支持ヘッドに対して軸方向外側に配置され該ブランケ
    ットの端部を該支持ヘッドに締付ける締付け部材と、 該締付け部材を該ブランケットを介して該支持ヘッドへ
    締付ける締付け手段とを有するプレスロールにおいて、 該支持ヘッドの外周面に設けられ該軸方向外側に向かっ
    て先細るような形状をした第1テーパ面と、 該締付け部材の内周面に設けられ前記第1テーパ面と合
    致するような形状をした第1締付け面とにより、 前記ブランケットを前記第1テーパ面に垂直方向に締付
    けることを特徴とするプレスロール。
  2. 【請求項2】 前記ブランケットの先端部に複数の切り
    込み部が等間隔で設けられ、隣接する該切り込み部の間
    に舌状部を形成したことを特徴とする、請求項1項に記
    載のプレスロール。
  3. 【請求項3】 該支持ヘッドの軸方向端面において、前
    記第1テーパ面に連なる第2テーパ面を形成する円錐形
    凹部をそなえるとともに、 前記締付け部材において、前記第2テーパ面と合致する
    ように第2締付け面を設けたことを特徴とする、請求項
    2記載のプレスロール。
  4. 【請求項4】 前記支持ヘッド外面に設けられた前記第
    1テーパ面と前記第2テーパ面とがなだらかな面で連な
    るとともに、 該ブランケット端部の該舌状部の少なくとも一部を該第
    2テーパ面と前記第2締付け面とにより締付けることを
    特徴とする、請求項3記載のプレスロール。
  5. 【請求項5】 前記ブランケットの位置決めをするため
    に、該支持ヘッドの外周面にピンを設けるとともに、 該ブランケット端部の該舌状部にも該ピンに対応する孔
    を設けたことを特徴とする、請求項2〜4のいずれかの
    項に記載のプレスロール。
  6. 【請求項6】 前記支持ヘッドの外周部において、前記
    ブランケットを締付ける該第1締付け面にシール用の溝
    を少なくとも1つ設けたことを特徴とする、請求項1〜
    5のいずれかの項に記載のプレスロール。
  7. 【請求項7】 前記締付け部材が複数個に分割されたこ
    とを特徴とする、請求項1〜6のいずれかの項に記載の
    プレスロール。
  8. 【請求項8】 前記支持ヘッドの外周面に該軸方向内側
    に向かって先細るような内部テーパ面を設けたことを特
    徴とする、請求項1〜7のいずれかの項に記載のプレス
    ロール。
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