JP2880482B2 - プレスロール - Google Patents

プレスロール

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JP2880482B2
JP2880482B2 JP9283226A JP28322697A JP2880482B2 JP 2880482 B2 JP2880482 B2 JP 2880482B2 JP 9283226 A JP9283226 A JP 9283226A JP 28322697 A JP28322697 A JP 28322697A JP 2880482 B2 JP2880482 B2 JP 2880482B2
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F3/02Wet presses
    • D21F3/0209Wet presses with extended press nip
    • D21F3/0218Shoe presses
    • D21F3/0227Belts or sleeves therefor
    • D21F3/0245Means for fixing the sleeve to the roller end
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C13/00Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
    • F16C13/02Bearings
    • F16C13/022Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle
    • F16C13/024Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle
    • F16C13/026Bearings supporting a hollow roll mantle rotating with respect to a yoke or axle adjustable for positioning, e.g. radial movable bearings for controlling the deflection along the length of the roll mantle by fluid pressure

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抄紙機又は板紙製
造機用の長いニップを備えたプレスを形成するためにカ
ウンターロールと協働するようになったプレスロールで
あって、プレスロールは、2つの端壁、弾性クランプリ
ングにより縁部が端壁の周囲部に固定された管状の可撓
性で液体不浸透性のジャケット、及び端壁を支持する固
定状態の支持手段を有し、端壁は、ジャケットの回転を
可能にするよう配置された支承手段及び固定状態の支持
手段と関連して、支承手段の半径方向外側に設けられた
各端壁の部分を含み、プレスロールは更に、カウンター
ロールと一緒になって長いニップを備えた加圧域を形成
するプレスシューを含み、ジャケットがプレスシューと
摺動接触状態でニップを通過し、形状安定性のクランプ
リングが、半径方向外方に膨張できる弾性クランプリン
グを形状安定性クランプリングと端壁周囲部内側の間で
クランプするよう複数本の締付けボルトによって端壁の
周囲部の内側にネジ留めされていて、ジャケットの縁部
が弾性リングの半径方向外側に設けられたカウンター支
持部材にしっかりと圧着されるようになったプレスロー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第5,098,523号は、ジ
ャケットが円弧状のくさび形係止要素によって端壁に固
定されていて、これら係止要素を端壁の内側に設けられ
た円形軸方向溝内に引き込み、それによりジャケットの
縁部をクランプするようになったプレスロールを記載し
ている。この公知の構成はジャケットを端壁に有効に係
止する。しかしながら、くさび形の係止要素をジャケッ
トに対して次第に大きなクランプ作用を及ぼした状態で
軸方向に移動させなければならないので、ジャケットの
脱着を繰り返すことにより縁部が伸びることが分かっ
た。さらに、係止要素は、ジャケットが半径方向内方に
圧縮されるようジャケットの外側に作用し、従って、ジ
ャケットの過剰寸法決めのための補償が行われない。こ
の結果、ジャケットが外方へ曲がることになる。これら
欠点に鑑みて、ジャケットの正確な装着をこの作業の進
行中に達成することは困難であり、ジャケットの取付け
を中断して最初からやり直さなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題点は、ジャ
ケットが弾性クランプリングによってカウンター支持リ
ングに圧着されるフィンランド国特許第90,120号
のプレスロールで解決される。なお、弾性クランプリン
グは、金属製外側又は内側クランプリングと端壁の周囲
部との間で圧縮される。フィンランド国特許第90,1
20号の構成に関する一つの欠点として、種々の構成要
素の正確な相互取付けを迅速且つ簡単に達成すると同時
にジャケット全体の周りに十分なクランプ力を確保する
ことは困難である。本発明の目的は、後者の公知型プレ
スロールの問題点を少なくとも本質的には軽減するプレ
スロールを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のプレスロール
は、各端壁が、形状安定性クランプリングと端壁周囲部
との間に案内状態の係合関係を生じさせる案内手段を有
し、案内手段は、形状安定性クランプリングに設けられ
た少なくとも一つの軸方向同心状案内溝及び端壁周囲部
に設けられていて、軸方向に対向した案内溝と摺動状態
で協働する少なくとも一つの軸方向同心状案内フランジ
を有し、案内溝は、端壁周囲部のクランプ面と対向して
設けられていて、弾性クランプリングを協働関係でクラ
ンプする半径方向クランプ面を半径方向外側に備えてい
ることを特徴とする。本発明のもう一つの特徴によれ
ば、各端壁は、形状安定性クランプリングと端壁周囲部
との間に最小軸方向距離を定めるために形状安定性クラ
ンプリングと端壁周囲部との間で少なくとも一部にわた
って配置された複数の間隔保持要素を有することを特徴
とする。
【0005】本発明は、添付の図面を参照して以下に一
層詳細に説明されよう。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、図1は、成形
された湿り状態の繊維状ウェブ65から水を絞り出して
これを緻密にするために抄紙機又は板紙製造機の湿り区
分に設けられたウェットプレスの各種部分を概略的に示
している。ウェットプレスは、回転自在なカウンターロ
ール1と、可撓性材料、例えばプラスチック又はゴムか
ら成る管状の液体不浸透性ジャケット3及び反対側に位
置した円形の端壁4,5を備えたプレスロール2とを有
し、端壁の周囲部6,7には、ジャケットの縁部8,9
がそれぞれ適当なゴム又はゴム状物質から成る無端弾性
クランプリング24によって気密且つ液密状態で結合さ
れている。弾性クランプリング24の横断面は矩形が適
しており、好ましくは正方形である。
【0007】プレスロールは、円形横断面の2つの固定
状態の支持ピン12,13の形態の支持手段によって2
つのスタンド部10,11に取り付けられており、端壁
4,5に設けられた中央開口部を気密且つ液密状態で貫
通している。かくして、端壁4,5、ジャケット3及び
支持ピン12,13は、気密且つ液密の室14を包囲構
成し、この室14は、十分な圧力、例えば0.5バール
過剰の圧力を受けた状態に配置でき、したがって端壁
4,5は、互いに遠ざけられてジャケット3を十分にピ
ンと張った状態に保つようになる。その結果、端壁4,
5は、支持ピン12,13に対して軸方向に変位でき
る。変形例として、両方の端壁又はこれら端壁の一方に
圧接してジャケットを軸方向に引き伸ばすバネ手段をプ
レスロール内に設けても良い。また、この目的のために
空気圧シリンダ又は油圧シリンダを用いることができ、
或いはこれら構成の任意適当な組合わせを使用できる。
【0008】プレスロール2は又、カウンターロール1
と対向して設けられたプレスシュー15を有し、プレス
シューとカウンターロールは一緒になって、カウンター
ロール1の所定の扇型部分内に長いニップを備えた加圧
域を形成し、かくして、この加圧域では、ジャケット3
は押し下げられてプレスシューに当たった状態でカウン
ターロール1周りに走行する。プレスシュー15は、支
持ピン12,13の内側部分にしっかりと取り付けられ
た内側スタンド16によって支持されている。脱水され
るべき繊維状ウェブは、2つのフェルト66,67間に
挟まれ、各フェルトは、複数のドラム(図示せず)上を
ループ状に且つ加圧域を通って走行するよう配置されて
いる。作動中、連続湿り状態の繊維状ウェブ65は、フ
ェルト66,67と一緒に加圧域を通って走行し、フェ
ルトは繊維状ウェブから絞り出された液体を吸収する。
【0009】図示のプレスシュー15は、摺動部17及
びフレーム部18から成り、摺動部17は摺動面を有
し、この摺動面に沿って、ジャケット3が摺動接触状態
で移動する。カウンターロール1と対向した状態に位置
したプレスシュー15は、カウンターロール1の回転軸
線19と平行にジャケット3を横切って延び、カウンタ
ーロール1の長さと同じ又はこれよりも僅かに短い長さ
を有しており、カウンターロール1の長さは、プレスロ
ール2よりも短く、したがって端壁4,5とカウンター
ロール1の間で且つ加圧域の領域内において、カウンタ
ーロール1の外部には、ジャケット3の傾斜部分20,
21が形成されるようになる。図示の好ましい実施形態
では、プレスシュー15は、幾つかのジャッキ23を有
するジャッキユニット22によってスタンド16に連結
されており、これらジャッキによって、ジャケット3及
び繊維状ウェブに及ぼされるプレスシュー15の圧力を
調節できる。また、潤滑剤を摺動部17の摺動面に供給
してジャケット3とプレスシュー15との間の減摩性の
膜を形成維持するためのチャンネル系統(図示せず)が
プレスシュー15内に設けられている。プレスシュー1
5は、繊維状ウェブを制御された仕方で圧縮するようジ
ャケット3の内側に作用する圧力流体で満たされた静圧
ポケット(図示せず)を備えるのが良い。
【0010】端壁4,5は、ジャケットを回転させるた
めの円形支承手段35及び回転軸線36の周りに支承手
段35の外側に半径方向に設けられた各端壁の部分68
を有し、かくして、この部分68は、端壁の周囲部6,
7及び各端壁周囲部がボルト(図4参照)によってネジ
留めされる中央部を含む。端壁部分68は形状安定性が
あり、適当な金属材料から成る。図1による実施形態で
は、支承手段35は、転がり軸受、例えば球軸受又はロ
ーラ軸受から成る。変形例として、平らな又は球形の摺
動面を備えた滑り軸受を用いても良い。各端壁4,5は
その外に、円筒形滑り軸受37を有し、この滑り軸受
は、端壁を支持ピン12,13に対して軸方向に変位さ
せることができるよう設けられている。変形例として、
かかる滑り軸受37を一方の端壁に設けてこの端壁だけ
を軸方向に変位させても良い。端壁4,5は、回転軸線
36と同心状であり、ジャケットが加圧域を通過する際
にジャケット3に生じる軸方向応力の影響により、端壁
周囲部6,7を互いに且つプレスシュー15又はニップ
領域に向かって軸方向に自由に移動させることができる
ように構成された手段38を更に有している。端壁周囲
部6,7は、内方に引き寄せられると共に約0.5°の
僅かな角度をなしてニップ領域内に傾斜できる。かくし
て、上述の局部的軸方向応力を大幅に減少させることが
できる。応力減少手段38は、図示のような球形軸受か
ら成っていても良く、或いは組込み型弾性リング又は端
壁部分から成っていても良い。しかしながら、本発明は
かかる応力減少手段38を備えていないプレスシューに
適用できる。
【0011】ジャケットの平行な縁部は端壁に、特にこ
れらの周囲部6,7に固定され、そして同心状手段38
はジャケット3内における上記軸方向応力の影響による
加圧域内での内方への端壁周囲部6,7の自由な軸方向
変位を可能にするよう配置されているので、その結果と
して、端壁4,5は、作動全体にわたり自動調節方式で
傾斜することになる。無端の形状安定性クランプリング
25が、これ自体と端壁周囲部6,7との間に上記の弾
性クランプリング24を受け入れる半径方向外方に開い
た溝26を形成するよう各端壁4,5の内側に取り付け
られている。カウンター支持部材27が、弾性クランプ
リング24の外側に半径方向に配置されていて、カウン
ター支持部材27と形状安定性クランプリング25及び
端壁周囲部6,7の互いに向かい合った円筒形表面との
間には、当初において僅かなクリアランスを持ってジャ
ケット3の縁部8,9を受け入れる軸方向内方に開いた
同心状の隙間30が形成されている。周囲方向に一定間
隔で分布配置された複数本の軸方向締付けボルト31に
より、形状安定性クランプリング25は端壁周囲部6,
7の方へ引き寄せられて弾性クランプリング24を圧縮
し、したがってこの弾性クランプリング24は半径方向
外方に膨張し、図9に一層明確に示すように、これとカ
ウンター支持部材27との間にジャケット3の縁部8,
9をしっかりとクランプするようになる。図示の実施形
態では、カウンター支持部材27は、セグメント状L字
形リング32の一方のシャンクによって構成され、リン
グ32の他方のシャンク33はボルト61(図6参照)
によって端壁周囲部6,7にネジ留めされる。シャンク
33は、端壁周囲部6,7に設けられた軸方向溝の中に
嵌まっていて、ジャケット3を外側のシャンク27に圧
接させた時に生じる瞬間応力を吸収する軸方向ボス62
を有している。
【0012】各端壁4,5は、形状安定性クランプリン
グ25を端壁周囲部6,7に正確に取り付けるようにす
る案内手段を有し、したがってこれら構成部材は、互い
に対して傾斜しないが組立て作業全体にわたりこれら構
成部材の相互に平行な同心位置を保つようになってい
る。図示の実施形態では、案内手段は、端壁周囲部6,
7に向いた形状安定性クランプリング25の側部に設け
られていて、向かい合った円筒形案内表面40,41及
び所定の深さを備えた軸方向同心状案内溝39(図4〜
図9参照)を有している。案内溝39は半径方向外側
に、弾性クランプリング24と協働する軸方向内側クラ
ンプ面42を備えている。案内手段は、案内溝39と対
向して形状安定性クランプリング25に向いた端壁周囲
部6,7の側部に設けられていて、案内溝39の案内面
40,41と協働するよう互いに遠ざかる方向に向いた
円筒形案内面44,45を備えた軸方向同心状案内フラ
ンジ43を更に含む。案内フランジ43の半径方向外側
案内面44は、弾性クランプリング24のためのカウン
ター支持面46へ続いている。軸方向外側クランプ面4
7が、弾性クランプリング24と協働するようカウンタ
ー支持面46に対して直角に延び、かくしてクランプ面
47は形状安定性クランプリング25のクランプ面42
と対向して位置している。案内フランジ43の半径方向
内側案内面45は間隔保持用表面48へ続き、したがっ
て、端壁周囲部6,7と形状安定性クランプリング25
との間には隙間49が常時存在するようになる。案内手
段は、周囲方向に一定間隔で分布配置された複数本の案
内ボルト50を更に含み、各ボルトは、案内フランジ4
3の付近で端壁周囲部6,7に設けられたネジ山のない
軸方向の穴51を貫通し、形状安定性クランプリング2
5の案内溝39の底部53に設けられた軸方向ネジ穴5
2まで延びており、案内ボルト50は、このネジ穴52
内にもうそれ以上回らないようストップが掛かるまでね
じ込まれる。図示の実施形態では、かかる回転ストップ
は、案内ボルト50のネジ部の後ろに設けられていて、
案内溝39の底面53と協働する肩63によって構成さ
れる。案内ボルト50は、弾性クランプリング24に対
する影響をもたない。したがって、案内ボルト50の長
さ及び軸方向穴の入口の縁54の位置は、形状安定性ク
ランプリング25のクランプ面42がクランプ作用を発
揮しないで弾性クランプリング24と接触した状態にあ
るとき、案内ボルト50の頭56と穴の縁54との間に
僅かな隙間55が形成されるよう相互に調整されてい
る。上述の条件では、この隙間55は約1〜5mmであ
る。案内ボルト50の頭56と穴の縁54との間の距離
は、弾性クランプリング24を締付けボルト31によっ
て圧縮すると長くなる。しかしながら、上記の隙間55
は、上述の条件、即ち、クランプ面42が弾性クランプ
リング24と非クランプ作用状態で接触しているとき、
案内溝39内に位置している案内フランジ43の部分よ
りも短い。穴の縁部54には凹みが設けられていて、案
内ボルト50の頭56が常時この凹みの中に位置して凹
みが適当に閉じられるようになり、それにより、回転ス
トップまでねじ込まれた案内ボルト50が不用意に弛ん
で形状安定性クランプリングから外れることはない。穴
の上記縁部54と一緒になって案内ボルト50は、締付
けボルト31を弛めてジャケット3を取り外す時に案内
溝39及び案内フランジ43を介して形状安定性クラン
プリング25を端壁周囲部6,7と案内係合状態に保持
する機械的ストップとして働く。このことは、形状安定
性クランプリング25が新しいジャケットを直接取り付
けたり既存のジャケットの再引っ張りを可能にする開始
位置に保持されるということだけでなく、安全性の見地
からも価値がある。締付けボルト31をねじ込むと、形
状安定性クランプリング25は、案内手段により端壁周
囲部6,7に対して正確な位置に案内される。
【0013】弾性クランプリング24は又、有効なシー
ルを形成する。Oリング64の形態のシールが案内溝3
9の内側案内面41に別途設けられている。各端壁4,
5は、形状安定性クランプリング25と端壁周囲部6,
7との間に配置された複数の間隔保持要素又はスペーサ
を有しており、その目的は、形状安定性クランプリング
25と端壁周囲部との間に最小軸方向距離を定めること
にある。かかる間隔保持要素は、剛性又は非圧縮性であ
る。図示の実施形態では、間隔保持要素は、周囲方向に
一定間隔で分布配置されていて、端壁周囲部6,7に設
けられた軸方向ネジ穴58にねじ込まれる複数本の停止
ボルト57から成り、これらボルトの自由端は、弾性ク
ランプリング24を十分に圧縮してジャケット3を端壁
4,5に固定すると、案内溝39の底面53に接触する
ようになる。停止ボルト57は所与の構成例では、案内
フランジ43からの突出部分長さを有し、この長さは、
ジャケット3がその周囲のあらゆる箇所で十分に固定さ
れるようにするために予め決定されている。停止ボルト
57又は他の間隔保持要素の助けをかりて締付けボルト
31及び形状安定性クランプリング25によって弾性ク
ランプリング24からジャケット3に及ぼされる圧力を
変えることができ、その上、ジャケット3の互いに異な
る厚さを補償できる。停止ボルト57のストローク長さ
は、種々の厚さの間隔保持用ワッシャを停止ボルト57
に装着することにより変えることができる。
【0014】周囲方向に一定間隔で分布配置された複数
本の取外しボルト59が、不作動開始位置まで端壁周囲
部6,7に設けられた軸方向ネジ穴60にねじ込まれて
いる。ジャケット3を取り外す際、取外しボルト59を
更にねじ込んでこれらの自由端が案内溝39の底面53
と協働するようにする。その目的は、特にこれら要素が
互いにロック状態になっていたり、くさび締め状態にな
っているときに、形状安定性クランプリング25を弛め
てこれを端壁周囲部6,7から遠ざけることにある。変
形例として、案内手段は、数個の、例えば2つの案内溝
及びこれに対応した数の案内フランジを有していても良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による端壁付きプレスロールを備えたウ
ェットプレスの種々の部分を示す略部である。
【図2】図1に示すような端壁の上方からの立面図であ
る。
【図3】図2に示すような端壁の側面図である。
【図4】図2に示すA−A線矢視断面図である。
【図5】図2に示すB−B線矢視断面図である。
【図6】図2に示すC−C線矢視断面図である。
【図7】図2に示すD−D線矢視断面図である。
【図8】形状安定性クランプリングを端壁の周囲部に当
接させる前の図5に示す端壁の一部の断面図である。
【図9】端壁内の締付けボルトをねじ込んで弾性クラン
プリングを膨張させてジャケットを固定した後の図4に
示す端壁の一部の断面図である。
【符号の説明】
1 カウンターロール 2 プレスロール 3 ジャケット 4,5 端壁 6,7 端壁周囲部 12,13 支持ピン 15 プレスシュー 24 弾性クランプリング 25 形状安定性クランプリング 27 カウンター支持部材 31 締付けボルト 39 案内溝 40,41,44,45 案内面 42,47 クランプ面 43 案内フランジ 50 案内ボルト 57 停止ボルト 59 取外しボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カルル グスタフ サロモンソン スウェーデン エスエー66594 ファー ゲロスプレストボルスヴェーイェン 8 (72)発明者 ニルス エリック セーマン スウェーデン エスエー65461 カルル スタッド スーネガタン 14 (72)発明者 ケント テールンクヴィスト スウェーデン エスエー65636 カルル スタッド バンヨーガタン 21エー (56)参考文献 特開 平4−327289(JP,A) 特表 平5−507130(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21F 3/02 D21F 3/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抄紙機又は板紙製造機用の長いニップを
    備えたプレスを形成するためにカウンターロール(1)
    と協働するようになったプレスロール(2)であって、
    プレスロールは、2つの端壁(4,5 )、弾性クランプリ
    ング(24)により縁部(8,9 )が端壁(4,5 )の周囲部
    (6,7 )に固定された管状の可撓性で液体不浸透性のジ
    ャケット(3)、及び端壁を支持する固定状態の支持手
    段(12,13 )を有し、端壁(4,5 )は、ジャケット
    (3)の回転を可能にするよう配置された支承手段(3
    5)及び固定状態の支持手段(12,13 )と関連して、支
    承手段(35)の半径方向外側に設けられた各端壁の部分
    (68)を含み、プレスロール(2)は更に、カウンター
    ロール(1)と一緒になって長いニップを備えた加圧域
    を形成するプレスシュー(15)を含み、ジャケット
    (3)がプレスシュー(15)と摺動接触状態でニップを
    通過し、形状安定性のクランプリング(25)が、半径方
    向外方に膨張できる弾性クランプリング(24)を形状安
    定性クランプリングと端壁周囲部内側の間でクランプす
    るよう複数本の締付けボルト(31)によって端壁の周囲
    部(6,7 )の内側にネジ留めされていて、ジャケット
    (3)の縁部(8,9 )が弾性リング(24)の半径方向外
    側に設けられたカウンター支持部材(27)にしっかりと
    圧着されるようになったプレスロールにおいて、各端壁
    (4,5 )は、形状安定性クランプリング(25)と端壁周
    囲部(6,7 )との間に案内状態の係合関係を生じさせる
    案内手段を有し、案内手段は、形状安定性クランプリン
    グ(25)に設けられた少なくとも一つの軸方向同心状案
    内溝(39)及び端壁周囲部(6,7 )に設けられていて、
    軸方向に対向した案内溝(39)と摺動状態で協働する少
    なくとも一つの軸方向同心状案内フランジ(43)を有
    し、案内溝(39)は、端壁周囲部(6,7 )のクランプ面
    (47)と対向して設けられていて、弾性クランプリング
    (24)を協働関係でクランプする半径方向クランプ面
    (42)を半径方向外側に備えていることを特徴とするプ
    レスロール。
  2. 【請求項2】 案内手段は、周囲方向に一定間隔で分布
    配置された複数本の案内ボルト(50)を含み、各ボルト
    は、案内フランジ(43)に設けられたネジ山のない軸方
    向の穴(51)を貫通し、案内溝(39)の底部(53)内で
    の回転停止位置までねじ込まれ、案内ボルト(50)の長
    さ及び軸方向穴(51)の縁(54)の位置は、形状安定性
    クランプリング(25)のクランプ面(42)がクランプ作
    用を発揮しないで弾性クランプリング(24)と接触した
    状態にあるとき、案内ボルト(50)の頭と穴の縁(54)
    との間に隙間(55)が存在するよう相互に調整されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のプレスロール。
  3. 【請求項3】 前記隙間は、1〜5mmであることを特徴
    とする請求項2記載のプレスロール。
  4. 【請求項4】 案内ボルト(50)は穴の縁(54)と一緒
    になって、締付けボルト(31)を弛めてジャケット
    (3)を取り外す時に案内溝(39)及び案内フランジ
    (43)を介して形状安定性クランプリング(25)を端壁
    周囲部(6,7 )とその案内係合状態に保持する機械的ス
    トップとして働くことを特徴とする請求項2又は3記載
    のプレスロール。
  5. 【請求項5】 隙間(55)は、クランプ面(42)が弾性
    クランプリング(24)とクランプ作用を発揮しないで接
    触しているとき、案内溝(39)と係合している案内フラ
    ンジ(43)の部分よりも短いことを特徴とする請求項2
    〜4のうち任意の一つに記載のプレスロール。
  6. 【請求項6】 周囲方向に一定間隔で分布配置された複
    数本の停止ボルト(57)が、端壁周囲部(6,7 )に設け
    られた軸方向ネジ穴(58)にねじ込まれ、これらボルト
    の自由端は、ジャケット(3)が端壁にその周囲全体に
    わたって固定されると、案内溝(39)の底面(53)に接
    触するようになることを特徴とする請求項1〜5のうち
    任意の一つに記載のプレスロール。
  7. 【請求項7】 停止ボルト57のストローク長さは、個
    々の作動形式に応じて種々の厚さの間隔保持用ワッシャ
    を停止ボルト(57)に装着することにより可変であるこ
    とを特徴とする請求項6記載のプレスロール。
  8. 【請求項8】 抄紙機又は板紙製造機用の長いニップを
    備えたプレスを形成するためにカウンターロール(1)
    と協働するようになったプレスロール(2)であって、
    プレスロールは、2つの端壁(4,5 )、弾性クランプリ
    ング(24)により縁部(8,9 )が端壁(4,5 )の周囲部
    (6,7 )に固定された管状の可撓性で液体不浸透性のジ
    ャケット(3)、及び端壁を支持する固定状態の支持手
    段(12,13 )を有し、端壁(4,5 )は、ジャケット
    (3)の回転を可能にするよう配置された支承手段(3
    5)及び固定状態の支持手段(12,13 )と関連して、支
    承手段(35)の半径方向外側に設けられた各端壁の部分
    (68)を含み、プレスロール(2)は更に、カウンター
    ロール(1)と一緒になって長いニップを備えた加圧域
    を形成するプレスシュー(15)を含み、ジャケット
    (3)がプレスシュー(15)と摺動接触状態でニップを
    通過し、形状安定性のクランプリング(25)が、半径方
    向外方に膨張できる弾性クランプリング(24)を形状安
    定性クランプリングと端壁周囲部内側の間でクランプす
    るよう複数本の締付けボルト(31)によって端壁の周囲
    部(6,7 )の内側にネジ留めされていて、ジャケット
    (3)の縁部(8,9 )が弾性リング(24)の半径方向外
    側に設けられたカウンター支持部材(27)にしっかりと
    圧着されるようになったプレスロールにおいて、各端壁
    (4,5 )は、形状安定性クランプリング(25)と端壁周
    囲部(6,7 )との間に最小軸方向距離を定めるために形
    状安定性クランプリング(25)と端壁周囲部(6,7 )と
    の間で少なくとも一部にわたって配置された複数の間隔
    保持要素(57)を有していることを特徴とするプレスロ
    ール。
  9. 【請求項9】 間隔保持要素は、周囲方向に一定間隔で
    分布配置されていて、端壁周囲部(6,7 )に設けられた
    軸方向ネジ穴(58)にねじ込まれる複数本の停止ボルト
    (57)から成り、これらボルトの自由端は、ジャケット
    (3)が端壁にその周囲全体にわたって固定されると、
    形状安定性クランプリング(25)の対向面(53)に接触
    するようになることを特徴とする請求項8記載のプレス
    ロール。
  10. 【請求項10】 停止ボルト(57)のストローク長さ
    は、個々の作動形式に応じて種々の厚さの間隔保持用ワ
    ッシャを停止ボルト(57)に装着することにより可変で
    あることを特徴とする請求項9記載のプレスロール。
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