JP2003012480A - 染毛剤組成物 - Google Patents

染毛剤組成物

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JP2003012480A
JP2003012480A JP2001193952A JP2001193952A JP2003012480A JP 2003012480 A JP2003012480 A JP 2003012480A JP 2001193952 A JP2001193952 A JP 2001193952A JP 2001193952 A JP2001193952 A JP 2001193952A JP 2003012480 A JP2003012480 A JP 2003012480A
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hair
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acid
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JP2001193952A
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Akira Kiyomine
章 清峰
Hiroshi Danjo
洋 檀上
Hideyuki Abe
秀幸 阿部
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱色力に優れ、また毛髪を明るく良好な色合
いに染色でき、しかも毛髪の損傷や頭皮への刺激の低い
染毛剤組成物の提供。 【解決手段】 アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を
含有する第2剤を混合して用いる組成物において、(a)
環状アミド化合物(1)、(b) 酸化剤:過酸化水素換算で
0.1〜12重量%、及び(c) アルカリ剤:0.05〜10重量%
を含有し、混合後のpHが7.5〜12である染毛剤組成物。 【化1】 〔R1:C2-8の直鎖脂肪族基、C3-8の脂環式基又はフ
ェニレン基。R2〜R4:メチレン基、C2-8の直鎖脂肪
族基、C3-8の脂環式基又はフェニレン基。ただしR1
4はC1-8の脂肪族基、アルコキシ基、ハロゲン原子等
の置換基を有してもよい。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施術時及び施術後
の毛髪の損傷、皮膚への刺激が少なく、かつ毛髪の脱色
力、染色力に優れる染毛剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪の染色には、アルカリ剤を含
有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤
型の永久染毛剤が広く利用されている。第2剤の酸化剤
は、酸化染料中間体のカップリング反応による染毛効果
を高め、同時に毛髪中のメラニン顆粒の酸化分解を進行
させて、毛髪を明るい色調に発色させるために配合され
るものである。また、第1剤のアルカリ剤は、酸化剤の
働きを活性化して染毛効果と脱色効果を高めるために配
合されるものである。毛髪を本来の色より明るい色調に
脱色する場合はもちろん、他の色に染色するためにも、
予め毛髪内のメラニンや他の色素を十分に脱色すること
が必要とされるが、毛髪脱色力は一般にアルカリ量及び
酸化剤量に依存する。従って、このような目的で使用す
る場合には、特に十分なアルカリ量及び酸化剤量が必要
とされる。
【0003】一般に、アルカリ剤としてはアンモニアや
有機アミン、酸化剤としては過酸化水素が使用されてい
るが、十分な脱色力を得るためにこれらを多量に使用す
ると、その使用量に依存して毛髪が損傷したり、頭皮へ
刺激を与えやすいという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た脱色力を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合い
に染め上げることができ、しかも毛髪の損傷や頭皮への
刺激の低い染毛剤組成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、染毛剤中
に、特定の環状アミド化合物を含有させることにより、
上記課題を解決できることを見出した。
【0006】本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と
酸化剤を含有する第2剤を混合して用いる組成物であっ
て、混合後の組成物中に次の成分(a)〜(c)、 (a) 下記一般式(1)で表される化合物
【0007】
【化2】
【0008】〔式中、R1は炭素数2〜8の直鎖状のア
ルキレン基若しくはアルケニレン基、炭素数3〜8のシ
クロアルキレン基若しくはシクロアルケニレン基、又は
フェニレン基を示し、R2、R3及びR4は、同一でも異
なってもよく、それぞれメチレン基、炭素数2〜8の直
鎖状のアルキレン基若しくはアルケニレン基、炭素数3
〜8のシクロアルキレン基、又はフェニレン基を示す。
ただし、R1、R2、R3及びR4は、それぞれ炭素数1〜
8のアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコ
キシ基若しくはハロゲン化アルキル基、炭素数3〜8の
シクロアルキル基若しくはシクロアルケニル基、アリー
ル基、炭素数1〜18の直鎖アルキル基を有するアリール
基、ヒドロキシ基、フェノキシ基、ハロゲン原子、アミ
ノ基、硫酸基、スルホン酸基、ニトロ基、及びカルボキ
シ基から選ばれる置換基を有していてもよい。〕 (b) 酸化剤:過酸化水素換算で0.1〜12重量% (c) アルカリ剤:0.05〜10重量% を含有し、混合後のpHが7.5〜12である染毛剤組成物を
提供するものである。
【0009】この条件を満たすことによって、アルカリ
剤と酸化剤を効率的に毛髪内で働かせることができ、脱
色力・染毛力の向上が導かれる。従って、脱色力・染毛
力を低下させることなくアルカリ剤及び酸化剤の量をよ
り低減でき、毛髪の損傷や頭皮への刺激を軽減できる。
また、従来と同量のアルカリ剤及び酸化剤を用いること
で、毛髪の損傷や頭皮への刺激を増加させることなく脱
色力・染毛力を向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】一般式(1)の化合物において、R1
(置換基含まず)としては、アルキレン基及びフェニレ
ン基が好ましく、特にフェニレン基が好ましい。R
1(置換基含む)の具体例としては、オルトフェニレン
基、3,5-ジクロロオルトフェニレン基、4,5-ジクロロオ
ルトフェニレン基、4,5-ジメトキシオルトフェニレン
基、4,5-ジメチルオルトフェニレン基が挙げられ、特に
4,5-ジクロロオルトフェニレン基が好ましい。
【0011】R2、R3及びR4(置換基含まず)として
は、メチレン基及び炭素数2〜8のアルキレン基が好ま
しく、更にはメチレン基及び炭素数2〜6のアルキレン
基、特にメチレン基、エチレン基及びトリメチレン基が
好ましい。なお、これらのメチレン基及びアルキレン基
の各炭素原子には、炭素数1〜8のアルキル基が2個置
換していることが好ましい。R2、R3及びR4(置換基
含む)の好ましい具体例としては、イソプロピリデン基
が挙げられる。
【0012】本発明で用いられる化合物(1)は公知であ
り、例えば特表2000-515152号公報に記載の方法で合成
することができる。
【0013】以下に、本発明で用いられる化合物(1)の
具体例を示す。
【0014】
【化3】
【0015】成分(a)の化合物(1)は、1種以上を用いる
ことができ、その含有量は、十分な脱色・染毛効果の点
から、第1剤と第2剤から成る全組成中の0.01〜20重量
%が好ましく、より好ましくは0.02〜10重量%、更には
0.05〜8重量%、特に0.1〜5重量%である。
【0016】成分(b)の酸化剤としては、過酸化水素、
及び過酸化水素発生剤である過酸化尿素、過酸化メラミ
ン、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過炭酸ナ
トリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、特に過酸化水
素が好ましい。酸化剤の含有量は、十分な脱色・染毛効
果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、過酸化水
素換算量として、第1剤と第2剤から成る全組成中の0.
1〜12重量%であり、好ましくは0.5〜9重量%、特に1
〜6重量%である。
【0017】成分(c)のアルカリ剤としては、アンモニ
ア、モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール
等のアルカノールアミン、1,3-プロパンジアミン等のア
ルカンジアミン、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニ
ウム、炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩
等が挙げられ、なかでもアンモニア、アルカノールアミ
ンが好ましく、アルカノールアミンのなかではモノエタ
ノールアミンがさらに好ましい。これらのアルカリ剤
は、1種以上を用いることができ、その含有量は、十分
な脱色・染毛効果の点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減
の点から、第1剤と第2剤からなる全組成物中の0.05〜
10重量%であり、好ましくは0.1〜5重量%、特に0.2〜
3重量%である。本発明の染毛剤組成物は、アルカリ剤
としてアンモニアを用いなくても、十分な脱色・染毛効
果が得られるので、この場合、アンモニアによる刺激臭
が全く無く、使用中に不快感を感じないので好ましい。
【0018】本発明の染毛剤組成物のアルカリ剤を含有
する第1剤と酸化剤を含有する第2剤の混合比は、第1
剤:第2剤(重量比)が1:0.5〜1:3の範囲が、実
用性の点で好ましい。
【0019】また第1剤は25℃でpHが8〜12、第2剤は
pHが2〜5が好ましく、第1剤と第2剤を混合した染毛
剤組成物のpHは7.5〜12であるが、脱色・染毛効果と
皮膚刺激性の点でpH8〜11が好ましい。pH調整剤として
は、成分(c)のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無
機酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸、塩化
アンモニウム、塩酸モノエタノールアミン等の塩酸塩、
リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム等
のリン酸塩等が挙げられる。
【0020】本発明の染毛剤組成物は、更に成分(d)と
して、染毛剤組成物への使用が公知のキレート剤である
エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンヒドロキシ
エチル三酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸又はこれら
の塩の1種以上を含有すると、酸化剤とアルカリ剤が毛
髪内でより効率的に作用し好ましい。これらキレート剤
の含有量は、第1剤と第2剤から成る全組成中の0.01〜
5重量%の範囲が、十分な脱色・染毛効果の点で好まし
い。これらキレート剤は、第1剤、第2剤のどちらか一
方又はその両方に配合することができる。
【0021】本発明の染毛剤組成物には、媒体として、
水及び/又は有機溶剤が使用される。有機溶剤として
は、エタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール
類、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等
の芳香族アルコール類、プロピレングリコール、1,3-ブ
タンジオール、ジエチレングリコール、グリセリン等の
ポリオール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、
ベンジルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビト
ール、ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げら
れる。
【0022】本発明の染毛剤組成物は、単に毛髪の脱色
を目的とする場合は、酸化染料中間体又は直接染料を含
有しないで毛髪脱色剤(ヘアブリーチ)として使用され
るが、毛髪の染色を目的とする場合は、酸化染料中間体
又は直接染料を更に含有する。
【0023】かかる酸化染料中間体としては、通常染毛
剤に使用されている公知の顕色物質及びカップリング物
質を用いることができる。顕色物質としては、例えばパ
ラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、2-ク
ロロ-パラフェニレンジアミン、N-メトキシエチル-パラ
フェニレンジアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-
パラフェニレンジアミン、2-(2-ヒドロキシエチル)-パ
ラフェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラフェニレン
ジアミン、4,4′-ジアミノジフェニルアミン、1,3-ビス
(N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(4-アミノフェニル)アミ
ノ)-2-プロパノール、PEG-3,3,2′-パラフェニレンジア
ミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノ
ール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-アミノメチル-
4-アミノフェノール、2-(2-ヒドロキシエチルアミノメ
チル)-4-アミノフェノール、オルトアミノフェノール、
2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェ
ノール、2-アミノ-5-アセタミドフェノール、3,4-ジア
ミノ安息香酸、5-アミノサリチル酸、2,4,5,6-テトラア
ミノピリミジン、2,5,6-トリアミノ-4-ヒドロキシピリ
ミジン、4,5-ジアミノ-1-(4′-クロロベンジル)ピラゾ
ール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシエチルピラゾールと
これらの塩等が挙げられる。
【0024】また、カップリング物質としては、例えば
メタフェニレンジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタ
ノール、2-アミノ-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アニ
ソール、2,4-ジアミノ-5-メチルフェネトール、2,4-ジ
アミノ-5-(2-ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4-ジメ
トキシ-1,3-ジアミノベンゼン、2,6-ビス(2-ヒドロキシ
エチルアミノ)トルエン、2,4-ジアミノ-5-フルオロトル
エン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、メ
タアミノフェノール、2-メチル-5-アミノフェノール、2
-メチル-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2,
4-ジクロロ-3-アミノフェノール、2-クロロ-3-アミノ-6
-メチルフェノール、2-メチル-4-クロロ-5-アミノフェ
ノール、N-シクロペンチル-メタアミノフェノール、2-
メチル-4-メトキシ-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェ
ノール、2-メチル-4-フルオロ-5-アミノフェノール、レ
ゾルシン、2-メチルレゾルシン、4-クロロレゾルシン、
1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒ
ドロキシナフタレン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、2-
イソプロピル-5-メチルフェノール、4-ヒドロキシイン
ドール、5-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシインド
ール、7-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシベンゾモ
ルホリン、3,4-メチレンジオキシフェノール、2-ブロモ
-4,5-メチレンジオキシフェノール、3,4-メチレンジオ
キシアニリン、1-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メ
チレンジオキシベンゼン、2,6-ジヒドロキシ-3,4-ジメ
チルピリジン、2,6-ジメトキシ-3,5-ジアミノピリジ
ン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-メチルアミ
ノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、2-アミノ-3-ヒドロ
キシピリジン、2,6-ジアミノピリジンとこれらの塩等が
挙げられる。
【0025】顕色物質とカップリング物質は、それぞれ
1種以上を使用でき、その含有量はそれぞれ、第1剤と
第2剤からなる全組成中の0.01〜5重量%、特に0.1〜
4重量%が好ましい。
【0026】また、直接染料としては、染毛剤に利用可
能である公知の酸性染料、塩基性染料、分散染料、反応
性染料等を用いることができる。酸性染料としては、例
えば赤色2号(C.I.16185)、赤色3号(C.I.45430)、
赤色102号(C.I.16255)、赤色104号の(1)(C.I.4541
0)、赤色105号の(1)(C.I.45440)、赤色106号(C.I.4
5100)、黄色4号(C.I.19140)、黄色5号(C.I.1598
5)、緑色3号(C.I.42053)、青色1号(C.I.4209
0)、青色2号(C.I.73015)、赤色201号(C.I.1585
0)、赤色227号(C.I.17200)、赤色230号の(1)(C.I.4
5380)、赤色231号(C.I.45410)、赤色232号(C.I.454
40)、だいだい色205号(C.I.15510)、だいだい色207
号(C.I.45425)、黄色202号の(1)(C.I.45350)、黄色
203号(C.I.47005)、緑色201号(C.I.61570)、緑色20
4号(C.I.59040)、緑色205号(C.I.42095)、青色202
号(C.I.42052)、青色205号(C.I.42090)、かっ色201
号(C.I.20170)、赤色401号(C.I.45190)、赤色502号
(C.I.16155)、赤色503号(C.I.16150)、赤色504号
(C.I.14700)、赤色506号(C.I.15620)、だいだい色4
02号(C.I.14600)、黄色402号(C.I.18950)、黄色403
号の(1)(C.I.10316)、黄色406号(C.I.13065)、黄色
407号(C.I.18820)、緑色401号(C.I.10020)、緑色40
2号(C.I.42085)、紫色401号(C.I.60730)、黒色401
号(C.I.20470)、アシッドブラック52(C.I.15711)、
アシッドブルー1(C.I.42045)、アシッドブルー3
(C.I.42051)、アシッドブルー62(C.I.62045)、アシ
ッドブラウン13(C.I.10410)、アシッドグリーン50
(C.I.44090)、アシッドオレンジ3(C.I.10385)、ア
シッドオレンジ6(C.I.14270)、アシッドレッド14
(C.I.14720)、アシッドレッド35(C.I.18065)、アシ
ッドレッド73(C.I.27290)、アシッドレッド184(C.I.
15685)、ブリリアントブラック1(C.I.28440)等が挙
げられる。
【0027】塩基性染料としては、例えばベーシックブ
ルー7(C.I.42595)、ベーシックブルー16(C.I.1221
0)、ベーシックブルー22(C.I.61512)、ベーシックブ
ルー26(C.I.44045)、ベーシックブルー99(C.I.5605
9)、ベーシックブルー117、ベーシックバイオレット10
(C.I.45170)、ベーシックバイオレット14(C.I.4251
5)、ベーシックブラウン16(C.I.12250)、ベーシック
ブラウン17(C.I.12251)、ベーシックレッド2(C.I.5
0240)、ベーシックレッド12(C.I.48070)、ベーシッ
クレッド22(C.I.11055)、ベーシックレッド51、ベー
シックレッド76(C.I.12245)、ベーシックレッド118
(C.I.12251:1)、ベーシックオレンジ31、ベーシック
イエロー28(C.I.48054)、ベーシックイエロー57(C.
I.12719)、ベーシックイエロー87、ベーシックブラッ
ク2(C.I.11825);特公昭58-2204号公報、特開平9-11
8832号公報等に記載されている、芳香環の側鎖に4級化
窒素原子を含有する塩基性染料;特表平10-502946号公
報、特開平10-182379号公報、特開平11-349457号公報等
に記載されている塩基性染料などが挙げられる。
【0028】また酸性染料及び塩基性染料以外の直接染
料としては、例えば2-アミノ-3-ニトロフェノール、2-
アミノ-4-ニトロフェノール、2-アミノ-5-ニトロフェノ
ール、4-アミノ-3-ニトロフェノール、2-アミノ-6-クロ
ロ-4-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-
3-ニトロフェノール、3-ニトロパラヒドロキシエチルア
ミノフェノール、2-ニトロパラフェニレンジアミン、4-
ニトロオルトフェニレンジアミン、4-ニトロメタフェニ
レンジアミン、6-ニトロオルトトルイジン、6-ニトロパ
ラトルイジン、ヒドロキシエチル-2-ニトロパラトルイ
ジン、N,N′-ビス(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロパラ
フェニレンジアミン、2-クロロ-5-ニトロ-N-ヒドロキシ
エチルパラフェニレンジアミン、2-ニトロ-5-グリセリ
ルメチルアニリン、3-メチルアミノ-4-ニトロフェノキ
シエタノール、N-エチル-3-ニトロPABA、ピクラミン
酸、2-ヒドロキシエチルピクラミン酸、4-ニトロフェニ
ルアミノエチルウレア、紫色201号(C.I.60725)、ソル
ベントイエロー44(C.I.56200)、ディスパーズレッド1
7(C.I.11210)、ディスパーズバイオレット1(C.I.61
100)、ディスパーズバイオレット4(C.I.61105)、デ
ィスパーズブルー3(C.I.61505)、ディスパーズブル
ー7(C.I.62500)、HCブルーNo.2、HCブルーNo.8、HC
オレンジNo.1、HCオレンジNo.2、HCレッドNo.1、HCレッ
ドNo.3、HCレッドNo.7、HCレッドNo.8、HCレッドNo.1
0、HCレッドNo.11、HCレッドNo.13、HCレッドNo.16、HC
バイオレットNo.2、HCイエローNo.2、HCイエローNo.5、
HCイエローNo.6、HCイエローNo.7、HCイエローNo.9、HC
イエローNo.12等が挙げられる。
【0029】直接染料は、1種以上を使用でき、その含
有量は、第1剤と第2剤からなる全組成中の0.001〜5
重量%、特に0.01〜4重量%が好ましい。また、酸化染
料と直接染料を併用することもできる。
【0030】本発明の染毛剤組成物には、上記成分のほ
かに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加える
ことができる。このような任意成分としては、炭化水素
類、動植物油脂、高級脂肪酸類、浸透促進剤、カチオン
界面活性剤、天然又は合成の高分子、高級アルコール
類、エーテル類、両性界面活性剤、非イオン界面活性
剤、蛋白誘導体、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安
定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、ビタ
ミン類、色素、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
【0031】本発明の染毛剤組成物は、現在広く利用さ
れている酸化型毛髪脱色剤又は染色剤と同様に、アルカ
リ剤を含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりな
る二剤型として提供される。これらの第1剤及び第2剤
の剤形は、例えば、液状、乳液状、クリーム状、ゲル
状、ペースト状、ムース状などとすることができ、エア
ゾール形態とすることもできる。第1剤と第2剤を混合
し、毛髪に塗布したときに液だれしにくいような粘度に
なることが望ましく、25℃、B型回転粘度計で測定した
粘度が2000〜100000mPa・sが好ましい。ここで、粘度
は、ローターNo.3を用い、12rpm、1分間回転させた後
の値とする。
【0032】本発明の染毛剤組成物を用いて毛髪を脱色
又は染色処理するには、例えば本発明の染毛剤組成物の
第1剤と第2剤を混合した後、15〜45℃の温度で毛髪に
適用し、1〜60分間、好ましくは3〜45分間の作用時間
をおいて毛髪を洗浄した後、乾燥すればよい。
【0033】
【実施例】以下の実施例において使用した化合物は以下
のとおりである。
【0034】
【化4】
【0035】実施例1〜10 常法に従い、表1及び2に示す酸化型毛髪脱色剤を調製
した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】第1剤1重量部に対し第2剤1重量部を混
合した後、30℃で黒髪に適用し、30分間の作用時間をお
いて毛髪を通常のシャンプーで洗浄し、乾燥した。得ら
れた脱色毛の色調を観察した結果、いずれの毛髪におい
ても、脱色性は化合物(1a)を加えない場合に比べて良好
であった。
【0039】実施例11〜18 常法に従い、表3及び4に示す酸化型染毛剤を調製し
た。
【0040】
【表3】
【0041】
【表4】
【0042】第1剤1重量部に対し第2剤1.5重量部を
混合した後、30℃で黒髪に適用し、30分間の作用時間を
おいて毛髪を通常のシャンプーで洗浄し、乾燥した。得
られた染色毛の色調を観察した結果、いずれの毛髪にお
いても、脱色性・染色性は化合物(1a)を加えない場合に
比べて良好であった。
【0043】
【発明の効果】本発明の染毛剤組成物は、優れた脱色力
を有し、また毛髪の色調を明るく良好な色合いに染め上
げることができ、しかも毛髪の損傷や頭皮への刺激も低
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 秀幸 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4C083 AB012 AB082 AB332 AB352 AB411 AB412 AC022 AC072 AC082 AC102 AC122 AC182 AC472 AC482 AC531 AC532 AC542 AC552 AC642 AC692 AC792 AC851 AC852 AD092 AD132 AD162 AD642 BB43 BB44 CC36 DD06 DD27 EE10 EE26 FF05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ剤を含有する第1剤と酸化剤を
    含有する第2剤を混合して用いる組成物であって、混合
    後の組成物中に次の成分(a)〜(c)、 (a) 下記一般式(1)で表される化合物 【化1】 〔式中、R1は炭素数2〜8の直鎖状のアルキレン基若
    しくはアルケニレン基、炭素数3〜8のシクロアルキレ
    ン基若しくはシクロアルケニレン基、又はフェニレン基
    を示し、R2、R3及びR4は、同一でも異なってもよ
    く、それぞれメチレン基、炭素数2〜8の直鎖状のアル
    キレン基若しくはアルケニレン基、炭素数3〜8のシク
    ロアルキレン基、又はフェニレン基を示す。ただし、R
    1、R2、R3及びR4は、それぞれ炭素数1〜8のアルキ
    ル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基若し
    くはハロゲン化アルキル基、炭素数3〜8のシクロアル
    キル基若しくはシクロアルケニル基、アリール基、炭素
    数1〜18の直鎖アルキル基を有するアリール基、ヒドロ
    キシ基、フェノキシ基、ハロゲン原子、アミノ基、硫酸
    基、スルホン酸基、ニトロ基、及びカルボキシ基から選
    ばれる置換基を有していてもよい。〕 (b) 酸化剤:過酸化水素換算で0.1〜12重量% (c) アルカリ剤:0.05〜10重量% を含有し、混合後のpHが7.5〜12である染毛剤組成物。
  2. 【請求項2】 エチレンジアミン四酢酸、エチレンジア
    ミンヒドロキシエチル三酢酸、ジエチレントリアミン五
    酢酸又はこれらの塩を含有する請求項1記載の染毛剤組
    成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006257008A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Hoyu Co Ltd 毛髪化粧料組成物
JP2006273759A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Hoyu Co Ltd 毛髪化粧料組成物
JP2009078985A (ja) * 2007-09-25 2009-04-16 Hoyu Co Ltd 染毛剤組成物

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