JP2003010298A - 脱塩素臭用コーティング剤組成物及び脱塩素臭用プラスチックラベル - Google Patents

脱塩素臭用コーティング剤組成物及び脱塩素臭用プラスチックラベル

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JP2003010298A
JP2003010298A JP2001196147A JP2001196147A JP2003010298A JP 2003010298 A JP2003010298 A JP 2003010298A JP 2001196147 A JP2001196147 A JP 2001196147A JP 2001196147 A JP2001196147 A JP 2001196147A JP 2003010298 A JP2003010298 A JP 2003010298A
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odor
label
dechlorination
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Akira Shintani
彰 新谷
Masaji Shimamoto
正司 嶋本
Yoshinobu Kitamori
義信 北森
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Fuji Seal Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素臭を除去又は低減させることができる脱
塩素臭用コーティング剤組成物及び脱塩素臭用プラスチ
ックを得る。 【解決手段】 脱塩素臭用コーティング剤組成物は、ア
ルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を含む塩基性
化合物を含有することを特徴とする。前記アルカリ金属
原子又はアルカリ土類金属原子を含む塩基性化合物とし
ては、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネ
シウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水
素ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素カリウムおよび水酸化カリウムから選択された少な
くとも一種の塩基性無機化合物を用いることができる。
また、脱塩素臭用プラスチックラベルは、前記脱塩素臭
用コーティング剤組成物により形成された脱塩素臭用コ
ーティング層を有する。プラスチックラベルは熱収縮性
ラベルであってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩素臭を除去する
ことができる脱塩素臭用コーティング剤組成物及び該脱
塩素臭用コーティング剤組成物により形成された脱塩素
臭用コーティング層を有する脱塩素臭用プラスチックラ
ベルに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、食品や飲料用容器(例えば、プラ
スチック製容器、ガラス製容器、金属製容器など)等に
装着するラベルとして、プラスチックラベル、特に熱収
縮性フィルム(シュリンクフィルム)を用いたいわゆる
熱収縮性ラベルが広く使用されている。また、食品や飲
料用容器(プラスチック製容器やガラス製容器など)と
しては、リサイクル(リターナブル)可能な容器が広く
利用されており、特に牛乳瓶やビール瓶等の飲料用瓶で
は、回収された容器は、殺菌(消毒)等が行われて再利
用されている。このような飲料用瓶を殺菌する方法とし
ては、塩素系化合物(特に、次亜塩素酸ナトリウム)を
用いる方法が広く用いられている。より具体的には、塩
素系化合物による殺菌剤の溶液に飲料用瓶を浸漬させ
て、飲料用瓶を殺菌する方法が広く用いられている。
【0003】また、宅配用の牛乳瓶等の飲料用瓶などに
は、安全性や衛生性を高めるため、飲み口を閉塞する紙
栓(紙キャップ)などの蓋部材の外側に、2次的に該蓋
部材を保護するためのキャップシール(キャップ状カバ
ー)が取り付けられるようになってきている。このよう
な食品や飲料用容器(飲食品用容器)のキャップシール
としては、熱収縮性フィルムに印刷を施したプラスチッ
クラベルによるキャップシール(シュリンクキャップシ
ール)が広く使用されている。プラスチックラベルやシ
ュリンクキャップシール等の包装材を装着した容器(特
に飲料用のプラスチック製容器やガラス製容器)では、
例えば、消費者は、シュリンクキャップシール等の包装
材を剥がして、容器内の飲料や食品を飲んだり取り出し
たりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記包
装材(プラスチックラベルやシュリンクキャップシール
等のラベル)を容器から剥がした時に、塩素臭が生じる
ことがある。このような塩素臭が生じると、容器内の商
品には何ら問題はないが、消費者からのクレームの原因
となる。そのため、塩素臭の発生の防止が求められてい
る。
【0005】このような塩素臭は、殺菌時に用いられた
塩素系化合物に由来する塩素成分(特に、塩素分子等の
塩素ガス)が包装材のフィルムに吸収又は吸着されてい
るために生じていると思われる。特に、近年、熱収縮性
フィルムとして低温収縮タイプのフィルムが広く用いら
れるようになっており、そのため、プラスチックラベル
を容器に装着させる際のフィルムの収縮時の温度が低く
なり、該収縮時の熱によりプラスチックラベルのフィル
ムから塩素成分の蒸発が減少して、フィルムに残存する
塩素成分の割合が増加していると思われる。従って、こ
のような塩素臭の発生は、低温収縮タイプのフィルムを
用いる傾向にある近年に新たに生じた傾向と言える。な
お、従来、熱収縮性フィルムからなるプラスチックラベ
ルを容器に装着させる際の加熱により、プラスチックラ
ベルのフィルムに吸収又は吸着されている塩素成分(塩
素ガス等)の蒸発が促進され、塩素成分が除去されてい
たと思われる。
【0006】このような塩素臭を低減させるために、殺
菌時の塩素系化合物の使用量を減らす方法があるが、こ
の場合、殺菌効果が犠牲になり低減してしまう。
【0007】なお、通常、塩素系化合物による殺菌剤の
溶液に飲料用瓶を浸漬する殺菌工程の後、該殺菌剤溶液
を飲料用瓶から除去するために乾燥する乾燥工程と、乾
燥後に、プラスチックラベルを飲料用瓶に装着する装着
工程がある。具体的には、殺菌剤に浸漬した後、ベルト
コンベアーで、飲料用瓶は乾燥部屋に運ばれて乾燥さ
れ、乾燥後、さらに、プラスチックラベルを飲料用瓶に
装着する装着部屋に運ばれる。この装着部屋や、該部屋
に隣接する部屋内などで、プラスチックラベルが予め静
置され保管されている。このようなプラスチックラベル
が保管されている部屋では、殺菌剤溶液を乾燥させる乾
燥部屋に隣接しているため、塩素系化合物による殺菌剤
又は該殺菌剤に由来する気体成分(特に、塩素ガスなど
の塩素成分)が充満している又は含まれている。そのた
め、特に、プラスチックラベルの保管時に、前記塩素系
化合物に由来する塩素成分が、プラスチックラベルのフ
ィルムに物理的又は化学的に吸収又は吸着されていると
思われる。しかも、容器にプラスチックラベルを装着さ
せた後、塩素成分がプラスチックラベルから揮発又は蒸
発しても、プラスチックラベルと容器との間に封じ込め
られている可能性もある。特に容器が牛乳瓶の場合に
は、牛乳を牛乳瓶に充填(キャップシールを装着)して
から消費されるまでの期間が短く、しかも該瓶に口をつ
けて飲むことが多いため、臭いの問題が大きい。
【0008】従って、本発明の目的は、塩素臭を除去又
は低減させることができる脱塩素臭用コーティング剤組
成物、および該脱塩素臭用コーティング剤組成物により
形成された脱塩素臭用コーティング層を有する脱塩素臭
用プラスチックラベルを提供することにある。本発明の
他の目的は、低温収縮タイプのフィルムからなるプラス
チックラベルであっても、塩素臭の発生を抑制又は防止
することができる脱塩素臭用コーティング剤組成物、お
よび該脱塩素臭用コーティング剤組成物により形成され
た脱塩素臭用コーティング層を有する脱塩素臭用プラス
チックラベルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するため鋭意検討した結果、特定の塩基性化合
物を含むコーティング剤により表面がコーティングされ
たプラスチックラベルを用いると、該プラスチックラベ
ルを容器から剥がした時に塩素臭が生じないことを見出
し、本発明を完成させた。
【0010】すなわち、本発明は、アルカリ金属原子又
はアルカリ土類金属原子を含む塩基性化合物を含有する
ことを特徴とする脱塩素臭用コーティング剤組成物を提
供する。
【0011】本発明では、アルカリ金属原子又はアルカ
リ土類金属原子を含む塩基性化合物としては、炭酸カル
シウム、水酸化カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化
マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムお
よび水酸化カリウムから選択された少なくとも一種の塩
基性無機化合物を好適に用いることができる。
【0012】脱塩素臭用コーティング剤組成物は、塩素
系化合物により殺菌された飲食品用容器に用いられるプ
ラスチックラベルの表面に塗布することができる。
【0013】本発明には、前記脱塩素臭用コーティング
剤組成物により形成された脱塩素臭用コーティング層を
有する脱塩素臭用プラスチックラベルも含まれる。前記
プラスチックラベルとしては、熱収縮性ラベルを好適に
用いることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を必要
に応じて図面を参照しつつ説明する。なお、同一の部材
又は部分には同一の符号が付されている場合がある。
【0015】図1は本発明のプラスチックラベルの一例
を示す概略断面図である。図1において、1は脱塩素臭
用プラスチックラベルであり、2は熱収縮性フィルム、
3は印刷層、4は脱塩素臭用コーティング層である。具
体的には、図1における脱塩素臭用プラスチックラベル
1では、熱収縮性フィルム2の内側の表面に、印刷層3
が形成され、該印刷層3の表面に最内層として脱塩素臭
用コーティング層4が設けられている。
【0016】[脱塩素臭用コーティング層]脱塩素臭用
コーティング層4は、脱塩素臭用コーティング剤により
形成されている。該脱塩素臭用コーティング剤は、アル
カリ金属原子又はアルカリ土類金属原子を含む塩基性化
合物を含有する脱塩素臭用コーティング剤組成物からな
っている。より具体的には、脱塩素臭用コーティング剤
は、ベース樹脂と、アルカリ金属原子又はアルカリ土類
金属原子を含む塩基性化合物とを含有している脱塩素臭
用コーティング剤組成物からなっている。脱塩素臭用コ
ーティング剤は単独で又は2種以上組み合わせて使用す
ることができる。
【0017】アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原
子を含む塩基性化合物(以下、「アルカリ金属系塩基性
化合物」と称する場合がある)において、アルカリ金属
原子としては、特に制限されず、ナトリウム原子、カリ
ウム原子が好適であり、アルカリ土類金属原子として
は、特に制限されず、マグネシウム原子、カルシウム原
子が好適である。このようなアルカリ金属原子又はアル
カリ土類金属原子としては、ナトリウム原子、カルシウ
ム原子がさらに好ましく、特にカルシウム原子が最適で
ある。
【0018】本発明では、アルカリ金属系塩基性化合物
としては、アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属原子
を含む塩基性無機化合物(以下、「アルカリ金属系塩基
性無機化合物」と称する場合がある)、アルカリ金属原
子又はアルカリ土類金属原子を含む塩基性有機化合物
(以下、「アルカリ金属系塩基性有機化合物」と称する
場合がある)のいずれであってもよいが、アルカリ金属
系塩基性無機化合物を好適に用いることができる。アル
カリ金属系塩基性無機化合物としては、アルカリ金属又
はアルカリ土類金属の炭酸塩、アルカリ金属の炭酸水素
塩、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物等が
挙げられる。より具体的には、アルカリ金属系塩基性無
機化合物としては、例えば、炭酸カルシウム、水酸化カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化カリウム
などが挙げられる。アルカリ金属系塩基性化合物は単独
で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0019】アルカリ金属系塩基性化合物の平均粒子径
は特に制限されず、脱塩素臭用コーティング層の厚みな
どに応じて適宜選択することができ、例えば、0.1〜
30μm(好ましくは0.5〜20μm)程度の範囲で
あってもよい。アルカリ金属系塩基性化合物の平均粒子
径が大きすぎると、印刷適正や物性のバランスが低下す
る。一方、アルカリ金属系塩基性化合物の前記平均粒子
径が小さすぎると、脱塩素臭用コーティング層内に埋没
してしまい、塩素臭の消臭効果が低下する。
【0020】また、ベース樹脂としては、特に制限され
ず、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸
ビニル、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン
系樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。ベー
ス樹脂は単独で又は2種以上混合して使用することがで
きる。
【0021】本発明の脱塩素臭用コーティング剤組成物
は、ベース樹脂と、アルカリ金属系塩基性化合物と、必
要に応じて添加剤等とで構成することができる。このよ
うな添加剤等としては、例えば、着色剤、分散安定剤
(界面活性剤など)、沈降防止剤(アマイド系沈降防止
剤など)、滑剤(粒子状固体物質、ワックスやシリコー
ンオイルなど)、つや消し剤、体質顔料、充填剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤や、有機溶剤などが挙
げられる。また、添加剤として帯電防止剤が用いられて
いてもよい。
【0022】着色剤としては、特に制限されず、顔料や
染料などの各種着色剤を適宜選択して用いることができ
る。このように着色剤を用いる場合、脱塩素臭用コーテ
ィング層はインキ印刷層としての機能も有することがで
きる。すなわち、印刷層3の文字や図形、模様等を表す
ための下地(背景)となる層(下地層)としての機能を
も発揮させることが可能である。例えば、着色剤として
白色の着色剤(酸化チタン等の白色系顔料など)を用い
ると、白インキとしても用いることができる。しかも、
アルカリ金属系塩基性化合物のうち白色のアルカリ金属
系塩基性化合物(例えば、炭酸カルシウムなど)は、白
色の着色剤としても利用することが可能である。そのた
め、例えば、脱塩素臭用コーティング層を白インキ層と
しても利用する場合、白インキ中に含まれている白色着
色剤(酸化チタンなど)の一部又は全部を、無色又は白
色のアルカリ金属系塩基性化合物(例えば、炭酸カルシ
ウムなど)に代えるだけで、脱塩素臭機能と、下地層と
しての機能とを両立させることができる脱塩素臭用コー
ティング剤組成物が得られる。
【0023】また、有機溶剤としては、毒性の低い有機
溶剤、例えば、酢酸エチル、酢酸n−プロピルなどの酢
酸エステル類や、メタノール、エタノール、イソプロピ
ルアルコールなどのアルコール類を好適に用いることが
できる。有機溶剤としては、毒性の高い有機溶剤、例え
ば、メチルエチルケトンなどのケトン類や、トルエンな
どの芳香族炭化水素などを必ずしも用いる必要はない。
なお、有機溶剤は、コーティング剤を基材に塗布した後
に乾燥により除去することができる。
【0024】本発明の脱塩素臭用コーティング剤組成物
において、アルカリ金属系塩基性化合物の含有量は、例
えば、コーティング剤組成物中の固形分全量に対して1
〜80重量%、好ましくは5〜75重量%、さらに好ま
しくは10〜70重量%程度である。アルカリ金属系塩
基性化合物の含有量が少なすぎると、脱塩素臭の効果が
低下する。一方、多すぎると、基材に対する脱塩素臭用
コーティング層の密着性が低下したり、プラスチックボ
トルなどの各種容器に対するプラスチックラベルの装着
性が悪くなったりするおそれがある。
【0025】本発明では、脱塩素臭用コーティング剤組
成物は、ベース樹脂と、アルカリ金属系塩基性化合物
と、必要に応じて有機溶剤や各種添加剤などとを、慣用
の攪拌・混合手段を用いて均一又はほぼ均一になるまで
攪拌・混合することにより調製することができる。な
お、攪拌・混合手段としては、例えば、デスパー、サン
ドミル、コロイドミル、アトライター、三本ロール、ホ
モジナイザーなどが挙げられる。
【0026】また、着色剤(顔料や染料など)を含む脱
塩素臭用コーティング剤組成物は、別途作製されたイン
キ(油性インキ又は水性インキ)に、アルカリ金属系塩
基性化合物と、必要に応じて各種添加剤などとを添加す
ることにより得ることもできる。この方法によれば、着
色剤の分散工程が省略可能となり、効率的である。な
お、脱塩素臭用コーティング剤組成物に用いられるイン
キとしては、脱塩素臭用コーティング層が最表層である
ため、速乾性などの点により、油性インキが好ましい。
【0027】脱塩素臭用コーティング層4は、アルカリ
金属系塩基性化合物を少なくとも含有するコーティング
剤組成物を、プラスチックフィルム2又は印刷層3上
に、例えばグラビア印刷などの公知の方法で塗布し、乾
燥することにより形成することができる。なお、乾燥時
の温度は特に制限されない。
【0028】脱塩素臭用コーティング層4の厚みは、特
に制限されず、乾燥後の厚みとして、例えば、0.1〜
40μm、好ましくは0.2〜20μm程度、さらに好
ましくは0.3〜10μm程度の範囲から選択すること
ができる。
【0029】なお、脱塩素臭用コーティング層4は、必
ずしもラベル全面に設けられている必要はなく、部分的
に設けられていてもよい。また、脱塩素臭用コーティン
グ層4の着色度合いや透明度合いは、特に制限されず、
例えば、透明、半透明、不透明のいずれであってもよ
い。
【0030】脱塩素臭用コーティング層は、図1に示さ
れるように、脱塩素臭用プラスチックラベル1の最内層
(容器と接触する側の最表層)に設けられていてもよ
く、あるいは、最外層(容器と接触しない側の最表層)
に設けられていてもよく、さらには、最内層及び最外層
の両表面に設けられていてもよい。本発明では、脱塩素
臭用コーティング層は、最内層のみに設けられているこ
とが好ましい。
【0031】[プラスチックフィルム]プラスチックラ
ベル1において、基材としてのプラスチックフィルムと
しては、図1に示されているように、熱収縮性を有して
いるプラスチックフィルムである熱収縮性フィルム2が
好適に用いられる。このような熱収縮性フィルム2とし
ては、熱により収縮性を示すプラスチックフィルムであ
ればよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポ
リエステル系樹脂からなるポリエステルフィルム;スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体等のスチレン系樹脂
からなるスチレン系フィルム;ポリプロピレン等のオレ
フィン系樹脂からなるオレフィン系フィルム;ポリ塩化
ビニル等の塩化ビニル系樹脂からなる塩化ビニル系フィ
ルムなどが挙げられる。好ましい熱収縮性フィルム2に
は、ポリエステルフィルム、スチレン系フィルム、オレ
フィン系フィルムなどが挙げられる。
【0032】熱収縮性フィルム2は、例えば、フィルム
を構成する樹脂を含む樹脂組成物をTダイや環状ダイか
ら押出成形し、得られた未延伸シートを一軸又は二軸延
伸することにより製造できる。熱収縮性フィルム2の少
なくとも一方向X(主収縮方向)の熱収縮率は、各種容
器等への収縮密着性の点から、30%以上が好ましく、
さらに好ましくは50%以上である。
【0033】また、熱収縮性フィルム2の厚さは、ラベ
ルの取扱性等を考慮して適宜選択できるが、通常10〜
100μm程度、好ましくは15〜60μm程度であ
る。
【0034】熱収縮性フィルム2と印刷層3との間に
は、必要に応じて、前記2層間の接着性を高めるため、
アンカーコート層を設けてもよい。アンカーコート層は
公知乃至慣用のアンカーコート剤などにより形成でき
る。
【0035】[印刷層]印刷層3は文字や図形、模様等
を表す層であり、この文字や図形、模様等を表すため
に、下地(背景)となる層(下地層)が、熱収縮性フィ
ルム2のほぼ全面に形成されていてもよい。印刷層3
は、例えば、グラビア印刷等に通常用いられる水性イン
キ及び/又は油性インキにより形成することができる。
【0036】前記インキの印刷法としては、グラビア印
刷、フレキソ印刷、スクリーン印刷等の慣用の印刷法を
採用できるが、その中でもグラビア印刷が好ましい。印
刷層は、そのデザイン等に応じ、それぞれ単層及び多層
の何れであってもよい。また、印刷層3において、下地
層が設けられている場合、該下地層としては、通常、白
色が用いられるが、白色に限らず任意の色にすることが
できる。例えば、白色を2回(2層)重ねて印刷した
り、黄色等の印刷後に白色を重ねて印刷したりして、下
地層が形成されていてもよい。なお、下地層は必ずしも
設ける必要はなく、下地層が設けられていない場合に
は、ラベルを装着する容器等の色又は容器に充填された
内容物の色、または脱塩素臭用コーティング層4など
が、印刷層3により表される文字等の背景色とすること
ができる。
【0037】なお、本発明では、印刷層3は、水性イン
キのみからなっていることが好ましいが、例えば、印刷
層3の最上層(すなわち、プラスチックフィルムと反対
側となる最表層)が、油性インキ(溶剤型インキ)によ
る油性インキ印刷層であってもよい。すなわち、印刷層
3を、水性インキによる水性インキ印刷層上に、油性イ
ンキ印刷層が積層されていてもよい。印刷層3の最上層
において、油性インキを使用した場合であっても、他の
層は水性インキによる水性インキ印刷層であるので、油
性インキの使用量は格段に少ない。そのため、環境面で
の影響も少なく、作業環境性等の低下を抑制又は防止す
ることができる。
【0038】なお、本発明では、印刷層3の厚みは特に
制限されない。
【0039】図1では、印刷層3は、プラスチックフィ
ルムとしての熱収縮性フィルム2の内側に設けられてい
るが、図2で示されているように、プラスチックフィル
ムとしての熱収縮性フィルム2の外側(容器と接触しな
い側)に設けられていてもよい。図2は、本発明のプラ
スチックラベルの他の例を示す概略断面図である。図2
において、11は脱塩素臭用プラスチックラベルであ
り、2〜4は図1と同様に、それぞれ、熱収縮性フィル
ム、印刷層、脱塩素臭用コーティング層であり、5はト
ップコート層である。このように、印刷層3がプラスチ
ックフィルムの外側に形成されている場合は、印刷層3
を被覆するトップコート層5が形成されていることが好
ましい。トップコート層は任意に設けることができる。
【0040】[トップコート層]トップコート層5は、
印刷層3を被覆して保護する機能を有している。そのた
め、トップコート層5は通常印刷層3の全面を被覆して
いることが好ましい。トップコート層5は、慣用乃至公
知のトップコート剤により形成することができる。特
に、トップコート剤としては、公知の油性(有機溶剤)
可溶性樹脂及び/又は水性樹脂が用いられる。
【0041】本発明では、トップコート剤には、必要に
応じて有機溶剤(メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロピルアルコール、メトキシプロパノールな
どのアルコール系溶剤など)、顔料、消泡剤、帯電防止
剤、スリップ剤、ブロッキング防止剤などの添加剤など
が含まれていてもよい。有機溶剤は乾燥により除去する
ことができる。なお、トップコート層を形成する際に有
機溶剤を使用しても、トップコート層は印刷層を水と接
触する短時間の間保護できる程度の厚みを有していれば
よいので、使用する有機溶剤の量は少ない量で済む。
【0042】トップコート層5の厚みは、乾燥後の厚み
として、一般に0.1〜40μm程度、好ましくは0.
2〜20μm程度、さらに好ましくは0.3〜5μm程
度である。
【0043】本発明のプラスチックラベルでは、アルカ
リ金属系塩基性化合物を含有している脱塩素臭用コーテ
ィング剤からなる脱塩素臭用コーティング層が設けられ
ているので、プラスチックラベル(シュリンクキャップ
シール等)の基材としてのプラスチックフィルムに塩素
成分(特に塩素分子等の塩素ガス)が吸収又は吸着さ
れ、該塩素成分がプラスチックフィルムから分離して塩
素ガスが生じても、該塩素成分(塩素ガスなど)を脱塩
素臭用コーティング層におけるアルカリ金属系塩基性化
合物により中和させ、アルカリ金属又はアルカリ土類金
属の塩化物にして、塩素臭の発生を抑制又は防止するこ
とができる。そのため、容器からプラスチックラベルを
剥がした時に、塩素臭がほとんど又は全く生じない。
【0044】特に、本発明では、塩素臭の原因である塩
素成分(塩素分子などの塩素ガス)をアルカリ金属系塩
基性化合物と反応させて、アルカリ金属又はアルカリ土
類金属の塩化物にしているので、塩素臭の原因である塩
素ガスを完全に除去しており、塩素臭の防止効果が極め
て優れている。一方、活性炭などの多孔性素材に、塩素
臭の原因である塩素成分を吸着させて、塩素臭を低減さ
せる方法では、種々の条件によっては、塩素成分が多孔
性素材から分離されて塩素ガスが生じ、塩素臭を発生さ
せる場合がある。
【0045】さらには、脱塩素臭用コーティング層が形
成されていても、ラベルの美粧性や印刷適性、熱収縮加
工性が損なわれることがない。
【0046】しかも、コーティング層に着色剤を含むプ
ラスチックラベルによれば、コーティング層に着色剤を
含まないプラスチックラベルと同様の作用効果が得られ
るだけでなく、ラベル作製時の工程数や工程時間を増大
させることなく、またラベルの総厚みや総重量を増大さ
せることなく、塩素臭の消臭効果を発揮することができ
るという大きな利益が得られる。より具体的には、例え
ば、7色の水性インキにより7回印刷を行う場合には、
最終の7回目の印刷工程(文字や模様等の下地乃至背景
となる層の印刷工程)で用いる水性インキを上記の不透
明なコーティング剤組成物に置き換えて印刷するだけで
よいので、ラベル作製時の工程数やラベルの総厚み、総
重量はほとんど変化しない。また、文字や模様の下地と
なる層を印刷する最終の印刷工程では水性インキを多量
に用いるので、水分の乾燥するのに時間を要していたの
が、これを上記有機溶剤を用いたコーティング剤組成物
の塗布に置き換えることで乾燥時間が短縮され、全体の
工程時間が大きく短縮される。なお、文字や模様等の下
地となる層の印刷を、隠蔽性を高めるため2回以上行う
場合には、最後の印刷を上記コーティング剤組成物の塗
布に置き換えればよい。なお、この場合には最後の印刷
を除く他の印刷層が印刷層3となる。
【0047】本発明の脱塩素臭用プラスチックラベルと
しての熱収縮性ラベルは、例えば、所望の幅の長尺帯状
に切断し、脱塩素臭用コーティング層を内側にして、熱
収縮性フィルムのうち前記方向X(主収縮方向)が周方
向となるように筒状に丸め、終端部を重ね合わせて溶剤
や接着剤、熱などにより接着した後、必要に応じて所望
の長さに切断して、筒状の熱収縮性ラベルとして使用さ
れる。
【0048】本発明のプラスチックラベルを装着する被
装着物としては、例えば、プラスチック製容器(PET
ボトルなど)、ガラス製容器(牛乳瓶やビール瓶な
ど)、金属製容器等の容器などが挙げられる。特に、内
容物が食品や飲料である飲食品用容器(特に、牛乳瓶や
ビール瓶などの飲食品用ガラス製容器)は、塩素系化合
物により殺菌される殺菌工程に供されるので、該塩素系
化合物により殺菌される飲食品用容器に対して好適に用
いることができる。より具体的には、例えば、飲食品用
容器としての牛乳瓶やビール瓶に牛乳やビールを充填す
る際には、特に使用済み牛乳瓶やビール瓶を回収して再
利用に供される際には、牛乳瓶やビール瓶は塩素系化合
物(特に、次亜塩素酸ナトリウム)による殺菌工程に供
されるが、該殺菌工程を経ても、プラスチックラベルに
吸収又は吸着された塩素成分を、脱塩素臭用コーティン
グ層のアルカリ金属系塩基性化合物により中和して、塩
素ガスの発生を防止し、塩素臭の発生を抑制又は防止す
ることが可能である。
【0049】プラスチックラベルを容器(被装着物)に
装着する方法としては、公知乃至慣用の方法を適用でき
る。例えば、筒状に形成した熱収縮性ラベルを自動ラベ
ル装着装置に供給し、必要な長さに切断した後、通常内
容物を充填した容器に外嵌し、所定温度(例えば、80
〜200℃程度)の熱風やスチーム、又は赤外線等の輻
射熱で加熱することにより、該熱収縮性ラベルを容器に
装着できる。
【0050】本発明において、プラスチックラベル、な
かでも熱収縮性ラベルの容器への装着部位としては、特
に制限されず、例えば、容器の胴部を主とした部位であ
ってもよく、口部及び/又は蓋部を主とした部位(キャ
ップシール)であってもよい。このようなキャップシー
ルとしては、牛乳瓶のキャップシールなどが好適であ
る。しかも、本発明の脱塩素臭用プラスチックラベルを
牛乳瓶のキャップシールとして用いた場合は、牛乳瓶の
キャップに吸収又は吸着された塩素成分をも中和させ
て、キャップから生じる塩素ガスを除去し、内容物の充
填(キャップシールの装着)からキャップシールを除去
して消費するまでの期間が短く塩素臭が問題になりやす
い牛乳瓶においても、塩素臭の発生を抑制又は防止する
ことが可能である。
【0051】なお、本発明のプラスチックラベルは、ベ
ースフィルムがプラスチック製であればよく、上記の例
のように熱収縮性ラベルに限らず、ストレッチラベルで
あってもよく、コーティング層に接着剤層が積層された
感熱ラベルやインモールドラベル等の何れであってもよ
い。
【0052】本発明では、有機溶剤としては、前述のよ
うに、アルコール系溶剤を主体とした有機溶剤を用いて
いる。そのため、人体に対して有害性が高い芳香族系有
機溶剤(例えば、トルエン、キシレンなど)を使用して
いないので、作業環境や作業性を改善することができ、
また、揮発性の低いエステル(例えば、酢酸イソプロピ
ル、酢酸ブチルなど)を使用していないので、製品に臭
気を残存させず、無臭気性にも優れている。
【0053】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。なお、「部」は「重量部」を、「%」は
「重量%」を意味する。
【0054】(実施例1)商品名「ダイヤナールLR−
943」(アクリル系樹脂の45重量%イソプロピルア
ルコール溶液、三菱レイヨン(株)社製):40部、イ
ソプロピルアルコール:60部、および炭酸カルシウム
(商品名「EC−1」丸尾カルシウム社製):40部を
容器に入れ、高速分散機(特殊機化工業社製)を用い
て、室温(20〜25℃程度)において、攪拌して、均
一な懸濁液であるコーティング剤組成物を得た。該コー
ティング剤組成物を、ポリスチレン系フィルム(OPS
フィルム)(グンゼ社製、商品名「GMAS」、フィル
ムの厚み:50μm)の両面に、ワイヤーバーを用いて
乾燥後の厚みが3μmになるように塗布し、常温で24
時間養生・乾燥して、熱収縮性ラベルを得た。
【0055】(実施例2)油性インキ(商品名「DS−
M」大日精化社製):100部に対して、消石灰を40
部加えて、高速分散機(特殊機化工業社製)を用いて、
室温(20〜25℃程度)において、攪拌して、コーテ
ィング剤組成物を得た。該コーティング剤組成物を用い
て、実施例1と同様にして、熱収縮性ラベルを調製し
た。
【0056】(比較例1)炭酸カルシウムを用いなかっ
たこと以外は、実施例1と同様にして、熱収縮性ラベル
を得た。
【0057】(評価試験)実施例1〜2、及び比較例1
で得られた熱収縮性ラベルについて以下の残存塩素ガス
濃度測定試験を行い、塩素ガス(塩素分子等)の除去性
を評価した。評価結果を表1に示す。
【0058】(残存塩素ガス濃度測定試験)密閉可能な
ビン(内容積:763cm3)に、実効塩素濃度1.2
%の次亜塩素酸ナトリウム液0.8mlを入れたガラス
ビーカー(内容量:50ml)を静置させた。また、実
施例1〜2及び比較例1で得られた熱収縮性ラベル(6
6cm×20cm、表面積:1320cm2)を縦横各
5〜7mm幅に切り取って、数片に分割してカットフィ
ルムを得た。該カットフィルムすべてを、前記次亜塩素
酸ナトリウム液を入れたガラスビーカーを静置させたビ
ンに、次亜塩素酸ナトリウム液と接しないように入れ、
密栓して、室温(約23℃)で24時間静置させた。そ
の後、塩素ガス検知管(株式会社ガステック製)を用い
て、残存塩素ガス濃度を測定した。
【0059】
【表1】
【0060】表1より、実施例1〜2に係る熱収縮性ラ
ベルでは、アルカリ金属系塩基性化合物(炭酸カルシウ
ムなど)を有するコーティング層が設けられているの
で、塩素ガスが発生しても中和されて、アルカリ金属又
はアルカリ土類金属の塩化物となっており、塩素ガスが
除去されている。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、脱塩素臭用プラスチッ
クラベルには脱塩素臭用コーティング層が形成されてい
るので、プラスチックラベルに塩素ガスなどの塩素成分
が吸収又は吸着されていても、塩素ガスの発生を抑制又
は防止することができる。しかも、ラベルの美粧性や印
刷適性、熱収縮加工性を損ねない。
【0062】さらには、着色剤を含む脱塩素臭用コーテ
ィング剤組成物を用いる場合には、文字や図形、模様な
どの下地(背景)をなす印刷層としての役割も果たし得
る。そのため、従来法における最終印刷工程に用いられ
るインキ(水性インキ又は油性インキ)を前記脱塩素臭
用コーティング剤組成物に置き換えて印刷することによ
り、工程数を増やすことなく上記の効果が得られ、省力
化省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックラベルの一例を示す概略
断面図である。
【図2】本発明のプラスチックラベルの他の例を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1 脱塩素臭用プラスチックラベル 11 脱塩素臭用プラスチックラベル 2 熱収縮性フィルム 3 印刷層 4 脱塩素臭用コーティング層 5 トップコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北森 義信 三重県名張市八幡字口入野1300番3 株式 会社フジシール名張工場内 Fターム(参考) 3E062 AB02 AC02 AC06 DA02 DA07 4C080 AA06 BB02 CC02 HH04 JJ06 KK08 LL03 MM01 MM02 4G066 AA13B AA16B AA17B AA43B BA20 CA02 CA31 DA01 EA20 FA03 FA40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属
    原子を含む塩基性化合物を含有することを特徴とする脱
    塩素臭用コーティング剤組成物。
  2. 【請求項2】 アルカリ金属原子又はアルカリ土類金属
    原子を含む塩基性化合物が、炭酸カルシウム、水酸化カ
    ルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭
    酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウ
    ム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムおよび水酸化カリ
    ウムから選択された少なくとも一種の塩基性無機化合物
    である請求項1記載の脱塩素臭用コーティング剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 塩素系化合物により殺菌された飲食品用
    容器に用いられるプラスチックラベルの表面に塗布され
    る請求項1又は2記載の脱塩素臭用コーティング剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3の何れかの項に記載の
    脱塩素臭用コーティング剤組成物により形成された脱塩
    素臭用コーティング層を有する脱塩素臭用プラスチック
    ラベル。
  5. 【請求項5】 プラスチックラベルが熱収縮性ラベルで
    ある請求項4記載の脱塩素臭用プラスチックラベル。
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