JP2003010131A - 眼科用画像処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

眼科用画像処理方法及び記憶媒体

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JP2003010131A
JP2003010131A JP2001202042A JP2001202042A JP2003010131A JP 2003010131 A JP2003010131 A JP 2003010131A JP 2001202042 A JP2001202042 A JP 2001202042A JP 2001202042 A JP2001202042 A JP 2001202042A JP 2003010131 A JP2003010131 A JP 2003010131A
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low
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JP2001202042A
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Kenichi Kashiwagi
健一 柏木
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過去画像との比較を容易にかつ確実に行う。 【解決手段】 入力された眼底像と比較対照する過去画
像は、ハードディスクドライブ内に記録されており、任
意の画像検索方法により該当する過去画像をメモリに内
の眼底カメラから入力された画像とは別の領域に記憶さ
れる(ステップ1)。入力された画像について、低周波
成分のみの画像を生成する(ステップ2)。生成された
低周波成分画像について、それぞれの画素値の最大値、
最小値を算出する(ステップ3)。算出された最大値、
最小値から濃度差を算出し、濃度差が最小の低周波成分
画像を選択し教師画像とする(ステップ4)。教師画像
を用いて復元した非教師画像と教師画像の原画像は、不
要光の影響を受けることなく、単純にモニタで比較する
ことが可能となる(ステップ6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼画像の画質
改善を行う眼科用画像処理方法及び記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、眼底カメラを用いて撮影された眼
底像は35mmフィルムやインスタントフィルムに記録
される方法が一般的に行われている。
【0003】最近では、CCDの高感度特性や画像保存
の容易性などから、眼科臨床現場においても眼底カメラ
に接続されたCCDカメラにより撮像した画像を、A/
D変換してディジタル画像に変換し、コンピュータ等に
おいて画像を読影管理するような方法も行われつつあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、眼科医院等の臨床現場では日々外来の
多くの患者を診察する必要があり、患者一人当りの診察
時間も限られている。しかし、このような状況下におい
ても正確な診断が要求されており、特に眼底病変の場合
には微細な変化をいかに早く正確に読影できるかが問わ
れている。
【0005】ただ、現実には図7に示すように、眼底画
像毎に撮影条件の違いや撮影者の習熟度の差などから照
明むらが生ずることがあり、このような照明むらが以前
に撮影された画像との経時変化を確認する際の障害とな
っている。図7において、(a)は以前撮影された照明
むらを有する眼底画像であり、(b)は今回撮影された
眼底画像である。この例では照明むらが過去画像に入っ
ているため再撮影を行えず、このまま比較を行うしかな
いため、病変部の診断に支障が生じている。
【0006】本発明の目的は、上述の課題を解決し、過
去の画像との比較を容易にかつ確実に行うことができる
眼科用画像処理方法及び記憶媒体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る眼科用画像処理方法は、2以上の被検
眼画像においてそれぞれ所定領域を設定するステップ
と、前記所定領域の大きさに応じて平滑化フィルタのサ
イズを設定するステップと、前記設定した各画像に対応
する平滑化フィルタにより前記2以上の被検眼画像の低
周波成分画像をそれぞれ生成するステップと、前記生成
された低周波成分画像の内の何れか1つの画像と前記2
以上の被検眼画像間において画像間演算を行うステップ
とを有することを特徴とする。
【0008】本発明に係る記憶媒体は、2以上の被検眼
画像においてそれぞれ所定領域を設定するステップと、
前記所定領域の大きさに応じて平滑化フィルタのサイズ
を設定するステップと、前記設定した各画像に対応する
平滑化フィルタにより前記2以上の被検眼画像の低周波
成分画像をそれぞれ生成するステップと、前記生成され
た低周波成分画像の内の何れか1つの画像と前記2以上
の被検眼画像間において画像間演算を行うステップとを
有する画像処理プログラムをコンピュータから読み取り
可能な状態に記憶したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図6に図示の実施
の形態に基づいて詳細に説明する。図1は本実施の形態
の装置構成図を示し、1は眼底カメラ、2は眼底カメラ
1に付設したCCDカメラ、3は画像演算処理部、4は
モニタ、5はハードディスクドライブ、6は本システム
の動作手順のプログラムが記憶されているフロッピディ
スクや光磁気ディスク等で構成される記憶媒体である。
【0010】図2は動作を説明するためのフローチャー
ト図である。眼底カメラ1を用いて被検眼の眼底を撮影
すると、撮影された画像はCCDカメラ2で光電変換さ
れた後に、画像演算処理部3内の図示しないA/D変換
部でデジタル画像信号に変換された後に、図示しないメ
モリに記憶される。ここで、入力された被検眼眼底像と
比較対照する過去画像は、ハードディスクドライブ5内
に記録されており、任意の画像検索方法により該当する
過去画像をメモリに内の眼底カメラ1から入力された画
像とは別の領域に記憶される(ステップ1)。
【0011】ここでは、比較対照画像は一方は眼底カメ
ラ1で撮影された画像とし、他方はハードディスクドラ
イブ5内の画像としたが、これに限ることなく、双方共
に眼底カメラ1で撮影された画像としてもよいし、また
双方共にハードディスクドライブ5内の画像としてもよ
い。
【0012】次に、入力された画像のそれぞれについ
て、照明むらなどに起因するシェーディング成分を主に
抽出する目的で、低周波成分のみの画像を生成する(ス
テップ2)。
【0013】この際に、デジタルフィルタ処理を施すこ
とにより低周波画像を生成することとし、そのフィルタ
サイズは次のようにして設定する。図3に示すように、
被検眼の黄斑部を中心に撮影された眼底画像において
は、一般に視神経乳頭部が写し込まれている。視神経乳
頭部は他の部位(網膜、血管等)に比べて、反射率が圧
倒的に大きく、通常の眼底画像においては白色を呈して
いる。また、糖尿病性網膜症などの眼底疾患により発生
する軟性、硬性白斑も同様に白色を呈しており、その大
きさも様々である。
【0014】これらの視神経乳頭、軟性白斑、硬性白斑
等の情報成分は診断上重要な意味を持つので、シェーデ
ィング成分で或る低周波成分画像に反映させないように
するため、デジタルフィルタサイズは情報成分の内の面
積が最大のものをピックアップしてその外接正方形以上
のサイズとする。
【0015】例えば、図4の場合には白斑が最大面積で
ある場合を示し、この白斑の外接正方形の一辺をXとし
た場合に、図5に示される低周波成分画像生成用のデジ
タルフィルタサイズ(Xf・Xf)との関係は、次式と
なる。
【0016】Xf≧X …(1) ここで、情報成分の内の面積が最大のものを抽出するに
は、画像中から操作者が図示しないマウス等の入力部か
ら指定するようにする方法、又は所定画素値以上の値を
持つ画素で構成される閉領域の中で、最大のものを抽出
する処理を施すことにより達成される。
【0017】デジタルフィルタのパラメータは、全ての
値が1/(Xf) の平滑化フィルタとし、上記入力
画像に対してデジタルフィルタ処理を行い低周波成分画
像を生成する。図6はXf=3の場合の例を示してい
る。
【0018】また、式(1)の条件を満たしていない場
合でも、デジタルフィルタ処理を複数回実行することに
より、同様の効果を得ることができる。
【0019】入力画像がカラー画像の場合には、以下の
式を用いて濃度画像に変化した後に、デジタルフィルタ
処理を行う。
【0020】 I(X,Y)={R(X,Y)・0.3} +{G(X,Y)×0.6}+{B(X,Y)・0.1} …(2) なお、I(X,Y)、R(X,Y)、G(X,Y)、B
(X,Y)は、それぞれ座標(X,Y)での画素値を示
している。
【0021】次に、ステップ2で生成された低周波成分
画像について、それぞれの画素値の最大値、最小値を算
出する(ステップ3)。
【0022】ステップ3で算出された最大値、最小値か
ら、 濃度差=|最大値−最小値| …(3) を算出し、濃度差が最小の低周波成分画像を選択する
(ステップ4)。
【0023】通常では、照度むらは大きな値の変化とし
て現れるため、低周波成分画像において濃度差の大きい
画像は何らかの不要光が入り込んでいる画像であると考
えられる。従って、濃度差の小さい画像は不要光の影響
が最小であり、この画像の情報は被検眼本来の状態を反
映したものであると云えるため、この濃度差の小さい画
像を教師画像として採用し、双方の画像を単純比較でき
るように、他方(濃度差の大きい)の画像(非教師画
像)のシェーディング補正画像作成時に使用する。
【0024】なお、ここで云う教師画像とは、画像比較
を行う際に不要光等による影響がなく行えるように、そ
れぞれの画像で統一した低周波数成分画像を指してい
る。
【0025】従って、教師画像の低周波成分画像をPt
(X,Y)、非教師画像の低周波成分画像をP(X,
Y)とすると、先ず双方の画像について画素値の最大値
を1で正規化した画像をそれぞれPt'(X,Y)、P'
(X,Y)と作成しておき、これらの画像から非教師画
像の次のシェーディング補正画像Pm(X,Y)を作成
する。
【0026】 Pm(X,Y)=P(X,Y)/Pt(X,Y) …(4) 式(4)では、画像P(X,Y)と画像Pt(X,Y)
の画像間演算を実行することを示している。従って、求
める非教師画像Pd(X,Y)は、次式となる。
【0027】 Pd(X,Y)=O(X,Y)/Pm(X,Y) …(5) 式(5)において、O(X,Y)は非教師画像の原画像
を示す(ステップ5)。
【0028】以上のようにして求められた非教師画像P
d(X,Y)と教師画像の原画像は、不要光の影響を受
けることなく、単純にモニタ4で比較することが可能と
なる(ステップ6)。
【0029】なお、ここではステップ4において、濃度
差(画素値)が最小の画像を教師画像として処理するよ
うに説明したが、第2の実施の形態として、低周波成分
画像のうち、画素値の平均値が最小の画像を教師画像と
することもできる。
【0030】更には、第3の実施の形態として低周波成
分画像のうち、画素値の最大値が最小の画像を教師画像
としても同様の効果が得られる。
【0031】上記の説明では、2画像間における画像比
較の場合を例に挙げて説明したが、3画像以上の画像に
おいても同様の効果が得られる。更に、ここでは眼底画
像による実施の形態で説明したが、これに限ることなく
スリットランプ(細隙灯顕微鏡)等の機器により、撮影
された被検眼前眼部の画像を用いても同様の効果が得ら
れる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼科用
画像処理方法及び記憶媒体は、比較対照画像間におい
て、低周波成分を合わせる処理を施すように構成したた
め、画像に不要光が混入している画像においても、その
影響を受けることなく、迅速かつ正確な画像比較を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置の構成図である。
【図2】フローチャート図である。
【図3】眼底画像の説明図である。
【図4】白斑のサイズの説明図である。
【図5】デジタルフィルタのサイズの説明図である。
【図6】平滑化フィルタの説明図である。
【図7】画像比較画面の説明図である。
【符号の説明】
1 眼底カメラ 2 CCDカメラ 3 画像演算処理部 4 モニタ 5 ハードディスクドライブ 6 記憶媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上の被検眼画像においてそれぞれ所
    定領域を設定するステップと、前記所定領域の大きさに
    応じて平滑化フィルタのサイズを設定するステップと、
    前記設定した各画像に対応する平滑化フィルタにより前
    記2以上の被検眼画像の低周波成分画像をそれぞれ生成
    するステップと、前記生成された低周波成分画像の内の
    何れか1つの画像と前記2以上の被検眼画像間において
    画像間演算を行うステップとを有することを特徴とする
    眼科用画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記所定領域は視神経乳頭部位であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の眼科用画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記所定領域は被検眼眼底部に出現する
    軟性又は硬性の白斑であることを特徴とする請求項1に
    記載の眼科用画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記画像間演算処理の対象画像である前
    記低周波成分画像は、画素値の最大値と最小値の差が最
    小であるものとすることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記画像間演算処理の対象画像である前
    記低周波成分画像は、画素値の平均値が最小であるもの
    とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 2以上の被検眼画像においてそれぞれ所
    定領域を設定するステップと、前記所定領域の大きさに
    応じて平滑化フィルタのサイズを設定するステップと、
    前記設定した各画像に対応する平滑化フィルタにより前
    記2以上の被検眼画像の低周波成分画像をそれぞれ生成
    するステップと、前記生成された低周波成分画像の内の
    何れか1つの画像と前記2以上の被検眼画像間において
    画像間演算を行うステップとを有する画像処理プログラ
    ムをコンピュータから読み取り可能な状態に記憶したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016104305A (ja) * 2016-03-02 2016-06-09 株式会社トプコン 眼科撮影装置
JP2016104304A (ja) * 2016-03-02 2016-06-09 株式会社トプコン 眼科撮影装置及び眼科画像処理装置
JP2017140401A (ja) * 2017-03-02 2017-08-17 株式会社トプコン 眼科撮影装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016104305A (ja) * 2016-03-02 2016-06-09 株式会社トプコン 眼科撮影装置
JP2016104304A (ja) * 2016-03-02 2016-06-09 株式会社トプコン 眼科撮影装置及び眼科画像処理装置
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