JP2009125432A - 眼科撮影装置及び眼科画像処理装置 - Google Patents

眼科撮影装置及び眼科画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単板方式の撮像装置により撮影されたカラー画像を参照して行う眼科診断の確度の向上への寄与を図る。
【解決手段】この眼科撮影装置の撮像部60には単板方式の撮像装置210が設けられている。撮像装置210は、R、G、Bの各色成分に対応する撮像素子230R、230G、230Bが所定のパターンで配列された単一の撮像面220を有し、照明光の眼底反射光の各色成分を同時に検出して生データUR、UG、UBを形成する。撮像部60は、各生データUR、UG、UBに対して補間処理を施して補間画像データVR、VG、VBを形成し、これら補間画像データVR、VG、VBを合成して合成画像データVを形成する。生データ復元部51は、合成画像データVからB成分の復元生データUB′を形成する。解析部54は、復元生データUB′を解析して視神経線維層の厚さ分布情報を求める。
【選択図】図1

Description

この発明は、被検眼を撮影する眼科撮影装置、及び、被検眼の画像を処理する眼科画像処理装置に関する。特に、この発明は、カラー眼科画像を処理する技術に関するものである。
眼科分野においては、被検眼の状態を観察するために各種の画像を取得する。このように眼科分野で取得される画像を眼科画像と呼ぶことにする。
眼科画像は、各種の眼科撮影装置によって取得される。眼科撮影装置としては、たとえば、眼底カメラ、スリットランプ(細隙灯顕微鏡)、OCT(Optical Coherence Tomography)装置、手術用顕微鏡、SLO(Scanning Laser Ophthalmoscope)、スペキュラーマイクロスコープ(Specular Microscope)などがある。
眼底カメラやスリットランプや手術用顕微鏡は、被検眼のカラー画像を取得することができる。他の装置では、被検眼のモノクロ階調画像又は疑似カラー画像が得られる。
眼底カメラは、被検眼の眼底写真を取得する装置である(たとえば特許文献1を参照)。スリットランプは、スリット光を用いて被検眼の透光体の光切片(optical section)を取得する装置である(たとえば特許文献2を参照)。手術用顕微鏡は、眼の手術部位の拡大像を取得する装置である(たとえば特許文献3を参照)。
このようなカラー眼科画像を取得可能な装置においては、いわゆる3CCDタイプのCCDイメージセンサを撮像装置として用いることが多い。3CCDタイプのCCDイメージセンサは、被検眼による照明光の反射光を3つの色成分(R成分、G成分、B成分)に分光し、各色成分を個別のCCDイメージセンサで検出するものである。
しかし、3CCDタイプのCCDイメージセンサを用いると、各画素毎に3つの検出データが割り当てられるため、各眼科画像のデータサイズが大きくなる。眼科分野では、一般に非常に多くの眼科画像を保管・管理することから、各眼科画像のデータサイズが大きくなると、記憶装置の容量やデータの伝送速度などに問題が生じるおそれがある。
このような事情から、近年では、1つのCCDイメージセンサでカラー撮影を行う眼科撮影装置が用いられるようになってきた。このように1つのCCDイメージセンサでカラー画像を撮影する手法は、単板方式などと呼ばれる。単板方式の撮影手法としては、たとえばベイヤ(Bayer)方式が広く用いられている(たとえば特許文献4を参照)。
ベイヤ方式は、R、G、Bの3色の微小なフィルタを所定パターンで配列させたカラーフィルタをCCDイメージセンサの前に配置することにより、1つのCCDイメージセンサにR、G、Bの各色成分を検出させるものである。
このように、ベイヤ方式では、CCDイメージセンサの受光面に配列された複数のCCD素子を3つの群に分けて検出を行う必要がある。すなわち、CCDイメージセンサの複数のCCD素子を、R成分用のCCD素子と、G成分用のCCD素子と、B成分用のCCD素子とに分類して検出を行う必要がある。
また、ベイヤ方式を適用する場合には、R、G、Bの各色成分の画像データを作成するための補間処理を行うようになっている。以下、R成分に関する補間処理について説明する(B成分、G成分も同様)。
CCDイメージセンサは、前述のように、その一部のCCD素子(R成分用のCCD素子)のみによってR成分を検出する。よって、CCDイメージセンサによる検出結果から直接に得られるR成分の画像データは、フレーム内の一部の画素、つまりR成分用のCCD素子に対応する画素でしか定義されていない。したがって、G色成分用及びB成分用のCCD素子に対応する画素を補間して、フレーム全体に亘るR成分の画像データを作成している。
このような補間処理の手法としては、線形補間法、色相を保つ補間法、メジアン処理による補間法、勾配に基づく補間法、適応型カラープレーン補間法(Advanced Color Plane Interpolation:ACPI)などがある。
ベイヤ方式が適用された眼科撮影装置では、一般に、補間処理までを自動的に実行するようになっているため、CCDイメージセンサによる直接の検出結果、つまり補間処理前の各色成分の検出結果を参照できないことが多い。よって、外部装置(眼科撮影装置、データベース等)から眼科画像を取得する眼科画像処理装置においても、CCDイメージセンサによる直接の検出結果を参照できないことが多い。
特開2003−250764号公報 特開2005−65813号公報 特開2004−226985号公報 特開2007−13275号公報
しかし、眼科画像は、被検眼の病変の発見や病変の状態の把握など、高い信頼性が要求される診断において用いられるため、人為的な補間処理が施された眼科画像を用いると診断の確度が低下するおそれがある。
特に、1つの色成分の画像を参照して診断を行う場合における確度の低下が懸念される。たとえば、眼底カメラで撮影された画像のB成分の画像データを解析して、視神経乳頭の周囲の視神経線維層の厚さ分布を求める場合において、厚さ分布の確度が低下するおそれがある。
この発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、単板方式の撮像装置により撮影されたカラー画像を参照して行う眼科診断の確度の向上に寄与することが可能な眼科撮影装置及び眼科画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被検眼に照明光を投射する照明光学系と、R、G、Bの各色成分に対応する撮像素子が所定のパターンで配列された単一の撮像面を有し、前記被検眼による前記照明光の反射光の前記各色成分を同時に検出する検出手段と、を備え、前記検出手段による前記R、G、Bの3つの色成分の検出結果に基づいて、前記各色成分毎に他の2つの色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを補間して画像データを形成し、前記3つの色成分の画像データを合成して前記被検眼のカラー画像の画像データを形成する眼科撮影装置であって、前記3つの色成分のうちの所定の色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを、前記カラー画像の画像データから抽出する抽出手段と、前記抽出された画素データを解析して所定の解析結果を求める解析手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の眼科撮影装置であって、前記抽出手段は、前記撮像素子の配列パターンを表すパターン情報を予め記憶する記憶手段を含み、前記パターン情報に基づいて、前記カラー画像の画像データにおける前記所定の色成分の撮像素子に対応する画素を特定し、前記特定された画素の画素データを抽出する、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の眼科撮影装置であって、前記被検眼のカラー画像はカラー眼底画像であり、前記抽出手段は、前記B成分の撮像素子に対応する画素の画素データを前記カラー眼底画像の画像データから抽出し、前記解析手段は、該抽出されたB成分の画素データを解析し、前記被検眼の眼底における視神経線維層の厚さ分布情報を前記所定の解析結果として求める、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、R、G、Bの各色成分の画像データを含む被検眼のカラー画像を処理する眼科画像処理装置であって、前記カラー画像は、被検眼に照明光を投射する照明光学系と、前記各色成分に対応する撮像素子が所定のパターンで配列された単一の撮像面を有し、前記被検眼による前記照明光の反射光の前記各色成分を同時に検出する検出手段とを備え、前記検出手段による前記R、G、Bの3つの色成分の検出結果に基づいて、前記各色成分毎に他の2つの色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを補間して画像データを形成し、前記3つの色成分の画像データを合成して前記被検眼のカラー画像の画像データを形成する眼科撮影装置によって取得されたものであり、前記眼科撮影装置により取得されたカラー画像の画像データを受け付ける受付手段と、前記3つの色成分のうちの所定の色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを、前記受け付けられたカラー画像の画像データから抽出する抽出手段と、前記抽出された画素データを解析して所定の解析結果を求める解析手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の眼科画像処理装置であって、前記抽出手段は、前記検出手段の撮像素子の配列パターンを表すパターン情報を予め記憶する記憶手段を含み、前記パターン情報に基づいて、前記カラー画像の画像データにおける前記所定の色成分の撮像素子に対応する画素を特定し、前記特定された画素の画素データを抽出する、ことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の眼科画像処理装置であって、前記受付手段は、複数の前記眼科撮影装置によりそれぞれ取得されたカラー画像の画像データを受け付け、各カラー画像の画像データには、これを取得した眼科撮影装置に対応する識別情報が付帯され、前記記憶手段は、前記識別情報と前記パターン情報とを予め関連付けて記憶し、前記抽出手段は、前記受付手段により受け付けられたカラー画像の画像データに付帯された識別情報に関連付けられたパターン情報を選択し、前記選択されたパターン情報に基づいて該カラー画像の画像データにおける前記所定の色成分に対応する画素を特定する、ことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6に記載の眼科画像処理装置であって、前記被検眼のカラー画像はカラー眼底画像であり、前記抽出手段は、前記B成分の撮像素子に対応する画素の画素データを前記カラー眼底画像の画像データから抽出し、前記解析手段は、該抽出されたB成分の画素データを解析し、前記被検眼の眼底における視神経線維層の厚さ分布情報を前記所定の解析結果として求める、ことを特徴とする。
この発明に係る眼科撮影装置は、被検眼による照明光の反射光のR、G、Bの各色成分を単一の撮像面で同時に検出し、各色成分の画素の画素データを補間して各色成分の画像データを形成し、これら3つの色成分の画像データを合成して被検眼のカラー画像の画像データを形成する。
更に、この眼科撮影装置は、所定の色成分の撮像素子に対応する画素の画素データをカラー画像の画像データから抽出し、抽出された画素データを解析して所定の解析結果を求めるように作用する。
このような眼科撮影装置によれば、単板方式の撮像装置により撮影されたカラー画像を参照して行う眼科診断において、検出手段による検出結果から直接に得られる画素データのみからなる画像データに基づく解析結果を取得することができる。したがって、人為的な補間処理が施された画像データを用いる従来の診断手法と比較して、診断の確度の向上に寄与することが可能である。
この発明に係る眼科画像処理装置が処理するカラー画像の画像データは、被検眼による照明光の反射光のR、G、Bの各色成分を単一の撮像面で同時に検出し、各色成分の画素の画素データを補間して各色成分の画像データを形成し、これら3つの色成分の画像データを合成することにより形成されたものである。
この眼科画像処理装置は、所定の色成分の撮像素子に対応する画素の画素データをカラー画像の画像データから抽出し、抽出された画素データを解析して所定の解析結果を求めるように作用する。
このような眼科画像処理装置によれば、単板方式の撮像装置により撮影されたカラー画像を参照して行う眼科診断において、検出手段による検出結果から直接に得られる画素データのみからなる画像データに基づく解析結果を取得することができる。したがって、人為的な補間処理が施された画像データを用いる従来の診断手法と比較して、診断の確度の向上に寄与することが可能である。
この発明に係る眼科撮影装置及び眼科画像処理装置の実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態に係る眼科撮影装置は、たとえば眼底カメラ、スリットランプ、手術用顕微鏡のように、眼のカラー画像を取得可能な眼科装置である。カラー画像は、一般に、R(Red:赤)、G(Green:緑)、B(Blue:青)の3つの色成分の画像データからなる。
また、この実施形態に係る眼科画像処理装置は、眼底カメラ等の眼科撮影装置により取得されたカラー画像を処理する機能を持つ眼科装置である。この眼科画像処理装置は、コンピュータを含んで構成される。なお、眼科画像処理装置は、眼科撮影装置の一部として構成されている場合もある。
以下、眼科撮影装置についてまず説明し、その後に眼科画像処理装置について説明する。なお、以下の説明において、画素値等のデータ(画素データ)がそれぞれ定義された複数の画素により形成される「画像データ」と、この画像データにより表現される「画像」とを同一視することがある。
[眼科撮影装置]
この実施形態に係る眼科撮影装置は、単板方式の撮像装置を用いて眼のカラー画像を撮影する装置である。この実施形態では、この発明に係る構成を眼底カメラに適用した場合について詳しく説明するが、他の眼科撮影装置についても同様の構成を適用することにより同様の作用効果を得ることが可能である。
〔構成〕
この実施形態に係る眼科撮影装置の構成を説明する。図2は、この眼科撮影装置の外観構成の一例を表している。この眼科撮影装置は、コンピュータ100と眼底カメラ200を備えている。コンピュータ100と眼底カメラ200は、ケーブル300で接続されている。
なお、この眼科撮影装置では、コンピュータ100と眼底カメラ200とが別々の筐体を有しているが、これらを単一の筐体として構成することも可能である。
眼底カメラ200は、被検眼の眼底を撮影する装置である。眼底カメラ200は、散瞳剤を用いない無散瞳タイプであってもよいし、散瞳剤を用いる散瞳タイプであってもよい。眼底カメラ200としては、デジタルデータとしての撮影画像を取得可能な従来の眼底カメラを用いることができる(たとえば特開2000−232961号公報を参照)。
眼底カメラ200は、従来の眼底カメラと同様に、照明光学系と撮影光学系とを有する。照明光学系は、被検眼(眼底)に照明光を投射する。撮影光学系は、被検眼による照明光の反射光(眼底反射光)を撮像装置210に導く。
撮像装置210について説明する。撮像装置210は、この発明の「検出手段」の一例として機能し、眼底画像のデジタルデータを生成する。
撮像装置210は、ベイヤ方式のカラー撮影に用いられる。撮像装置210は、以下に説明するように従来と同様の構成を有する。なお、ベイヤ方式以外の方式でカラー撮影を行うことが可能な撮像装置210を用いることも可能である(ただし、1CCDタイプ、つまり単板式に限定される)。
撮像装置210の撮像面220(眼底反射光Lが投射される面)の前面には、図3に示すようにカラーフィルタ250が設けられている。カラーフィルタ250は、たとえば撮像面220に貼り付けられている。
撮像面220には、図4に示すように複数の撮像素子230が配設されている。複数の撮像素子230は、所定のパターン(たとえばマトリクス状)で配列されている。各撮像素子230は、光を検出して電気信号を生成(光電変換)する機能を有する。各撮像素子230は、検出した光量に応じた強度の電気信号を生成する。
各撮像素子230は、たとえばCCD(Charge Coupled Device)や、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の光電変換素子により構成される。
各撮像素子230には、上記配列パターンに応じた位置情報が付与されている。たとえば配列パターンがマトリクス状である場合、図4の縦方向の順序(第i行目)と横方向の順序(第j列目)とを用いた位置情報(i、j)が、各撮像素子230に対して付与されている。以下、位置情報(i、j)が付与された撮像素子230を、符号「230(i、j)」で表すことがある。
カラーフィルタ250は、図5に示すように、Rフィルタ250R、Gフィルタ250G及びBフィルタ250Bを含んで構成される。Rフィルタ250Rは、光のR成分を透過させるフィルタである。Gフィルタ250Gは、光のG成分を透過させるフィルタである。Bフィルタ250Bは、光のB成分を透過させるフィルタである。
これらフィルタ250R、250G、250Bは、それぞれ、撮像素子230に応じたサイズを有する。たとえばカラーフィルタ250が撮像面220に貼り付けられている場合には、各フィルタ250R、250G、250Bのサイズと、撮像素子230のサイズとがほぼ等しくなるように設計される。
フィルタ250R、250G、250Bは、撮像素子230と同様のパターンで配設される。たとえば撮像素子230がマトリクス状に配設されている場合には、フィルタ250R、250G、250Bもマトリクス状に配設される。
カラーフィルタ250は、1つのRフィルタ250R、2つのGフィルタ250G及び1つのBフィルタ250Bからなる組Qを単位として構成されている。各組Qにおいては、2つのGフィルタ250Gが対角位置に配置され、残りの2つの位置にRフィルタ250RとBフィルタ250Bが配置されている。ここで、Gフィルタ250Gを2倍だけ設けているのは、人間の眼の分光感度が緑付近をピークとしており、緑の解像度が見かけ上の解像度を向上させることを考慮してのものである。
このようにして、1つの撮像素子230に対してフィルタ250R、250G、250Bのうちのいずれか1つが割り当てられる。それにより、各撮像素子230は、R成分、G成分及びB成分のうちのいずれか1つを検出することになる。
また、複数の撮像素子230は、カラー撮影を行う際には、組Qに対応する4つの撮像素子230の組Pを単位として機能する。すなわち、4つの撮像素子230の組Pによる検出結果に基づいて1つの画素の色が表現される。
撮像装置210は、撮像素子230により生成された電気信号に基づいて公知の補間処理を実行して、R、G、Bの各色成分の画像データを生成する。この補間処理について説明する。なお、この補間処理は、従来と同様に、カラー画像を形成する一連の処理に含まれるものである。また、この補間処理をコンピュータ100が実行するように構成することもできる。
撮像素子230による検出結果から直接に得られるデータ(生データ)は、たとえば図6〜図8のような形態をしている。なお、図6〜図8では、生データの一部のみを記載している。
すなわち、各撮像素子230は、前述のようにR、G、Bのうちのいずれか1つの色成分に対応しているため、R成分の生データURは、図6に示すように、R成分に対応する撮像素子230Rによる検出結果のみから形成される。同様に、G成分の生データUGは、図7に示すように、G成分に対応する撮像素子230Gによる検出結果のみから形成され、B成分の生データUBは、図8に示すように、B成分に対応する撮像素子230Bによる検出結果のみから形成される。
よって、各色成分の生データUR、UG、UBにおいては、他の2つの色成分に対応する画素のデータ(画素データ)が空欄のままになっている。たとえば、R成分の生データURにおいては、G成分及びB成分に対応する画素データ、つまり前述の単位P、QのうちのG成分及びB成分に対応する画素データが定義されていない状態である。
なお、R成分の生データURに示す文字「R」は、当該画素における画素データ(画素値)を表している。一般に、各画素において画素データ「R」の値は異なる。G成分及びB成分についても同様である。
補間処理は、各色成分の生データUR、UG、UBについて、他の2つの色成分に対応する画像データを設定するものである。
補間処理の手法としては、従来と同様に、線形補間法、色相を保つ補間法、メジアン処理による補間法、勾配に基づく補間法(勾配法)、適応型カラープレーン補間法など、任意の手法を適用することが可能である。これらの手法のうち、比較的広く用いられている線形補間法、勾配に基づく補間法、及び適応型カラープレーン補間法について簡単に説明する。
線形補間法は、補間対象の画素の画素データとして、その周囲の画素の画素データの平均値を付与する手法である。線形補間法は、非常に簡単なアルゴリズムであるため、処理を短時間で行えるなどのメリットはあるが、画像のエッジ部分に色ズレや滲みが生じ易いなどのデメリットがある。
勾配法では、まず、補間対象の画素の配列において連続性の高い方向に沿ってG成分(輝度成分)を求め、このG成分の補間値を他の色成分の補間処理で用いられたG成分の補間値と比較することにより色ズレの低下を図る手法である。
適応型カラープレーン補間法は、補間対象の画素の周囲の画素の線形補間値に高周波成分を付加することにより鮮鋭度の向上を図る手法である。
このような補間処理により得られる画像データを図9〜図11に示す。図9は、R成分の生データに補間処理を施して得られる画像データ(補間画像データ)VRを表している。このR成分の補間画像データVRにおいて、補間処理により付加された画素データは小文字「r」で表され、それ以外の画素データ(生データURから受け継がれた画素データ)は大文字「R」で表されている。G成分の補間画像データVG、及び、B成分の補間画像データVBについても同様である。
更に、撮像装置210(又はコンピュータ100)は、3つの色成分の補間画像データVR、VG、VBの画素データを各画素毎に(各撮像素子230(i、j)毎に)合成することにより、図12に示すような合成画像データVを形成する。合成画像データVの各画素の画素データには、従来と同様に、R、G、Bの各色成分の画素データが識別可能に含まれている。合成画像データVは、被検眼のカラー画像(RGB画像)の画像データである。
撮像装置210は、このようにして形成された合成画像データV(又は補間画像データVR、VG、VB)を、ケーブル300を通じてコンピュータ100に送信する。
コンピュータ100は、眼底カメラ200から送信された合成画像データVを受信して画像を表示する。なお、補間画像データVR、VG、VBを受信する場合には、コンピュータ100は、上記と同様の合成処理を行って合成画像データVを形成して画像を表示する(以下同様)。また、コンピュータ100は、合成画像データVに基づいて、後述の解析処理を実行する。
コンピュータ100は、従来のコンピュータと同様に、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、表示デバイス、操作デバイス等を含んで構成される。ハードディスクドライブには、コンピュータプログラムが予め格納されている。マイクロプロセッサは、このコンピュータプログラムをRAMに展開することにより、この実施形態に特徴的な処理をコンピュータ100に実行させる。
なお、通信回線上のサーバにコンピュータプログラムを格納し、コンピュータ100をこのサーバのクライアントとして構成することによって、当該処理をコンピュータ100に実行させることも可能である。この場合、コンピュータ100は、LANカードやモデム等の通信デバイスを具備している。
〔制御系の構成〕
この実施形態に係る眼科撮影装置の制御系の構成の例を図1に示す。この眼科撮影装置は、制御部10、記憶部20、表示部30、操作部40、画像処理部50及び撮像部60を含んで構成される。
(撮像部)
撮像部60は、被検眼の眼底のカラー画像、すなわち合成画像データVを形成する。撮像部60は、眼底カメラ200を含んで構成される。なお、前述した画素データの補間処理や、補間画像データVR、VG、VBから合成画像データVを形成する処理をコンピュータ100側で実行する場合、撮像部60は、コンピュータ100のマイクロプロセッサを含んで構成される。
(制御部)
制御部10は、眼科撮影装置の各部を制御する。特に、制御部10は、撮像部60(眼底カメラ200)により取得された眼底画像を表示部30に表示させる。また、制御部10は、操作部40を用いて操作がなされたときに、その操作内容に応じた処理を眼科撮影装置に実行させる。また、制御部10は、記憶部20に記憶された情報を読み出す処理や、記憶部20に情報を記憶させる処理を行う。
制御部10は、コンピュータ100のマイクロプロセッサを含んで構成される。また、制御部10の一部(特に眼底カメラ200の各部を制御する構成)を眼底カメラ200に設けてもよい。
(記憶部)
記憶部20は、各種のデータを記憶する。記憶部20に記憶されるデータとしては、Jたとえば、パターン情報21、前述のコンピュータプログラム、眼底画像(合成画像データVや補間画像データVR、VG、VBなど)がある。記憶部20は、ハードディスクドライブを含んで構成される。なお、記憶部20は、RAMやROMを含んでいてもよい。
パターン情報21は、撮像素子230(画素)の配列パターンを表す情報である。この配列パターンは、図5に示すRフィルタ250R、Gフィルタ250G及びBフィルタ250Bの配列を反映したものである。すなわち、パターン情報21は、複数の撮像素子230(画素)について、R、G、Bの3つの色成分に対応する撮像素子の配列パターンを表す情報である。パターン情報21は、R、G、Bの各色成分毎の撮像素子の配列パターンをそれぞれ表す情報であってもよい。
(表示部)
表示部30は、制御部10により制御されて各種の情報を表示する表示デバイスである。特に、表示部30は、撮像部60(眼底カメラ200)により撮影された眼底画像を表示する。
表示部30は、たとえば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等のフラットパネルディスプレイ、並びにCRTディスプレイなど、任意の表示装置を含んで構成される。
(操作部)
操作部40は、眼科撮影装置を操作するときや、眼科撮影装置に情報を入力するときなどにオペレータによって使用される。操作部40は、オペレータによる操作に応じた信号を制御部10に入力する。制御部10は、この信号に基づいて眼科撮影装置を動作させる。
操作部40は、たとえばキーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、専用のコントロールパネルなど、任意の操作デバイスや入力デバイスを含んで構成される。
なお、表示部30と操作部40は、それぞれ個別のデバイスから構成されている必要はない。たとえば、タッチパネル式の液晶ディスプレイやペンタブレットのように、表示デバイスと操作デバイスとを一体化した装置を用いることも可能である。
(画像処理部)
画像処理部50は、眼底カメラ200により取得された画像(合成画像データV)に対して各種の処理を施す。画像処理部50は、マイクロプロセッサを含んで構成される。また、画像処理部50は、画像処理を実行する専用の電子回路を含んでいてもよい。
(生データ復元部)
画像処理部50には、生データ復元部51が設けられている。生データ復元部51は、合成画像データVから生データUR、UG、UBを復元する。そのために、生データ復元部51には、画素特定部52と画素データ抽出部53が設けられている。なお、生データ復元部51は、この発明の「抽出手段」の一例として機能するものである。
(画素特定部)
画素特定部52は、パターン情報21に基づいて、カラー画像の画像データ(合成画像データV)における所定の色成分の撮像素子(たとえばB成分の撮像素子230B)に対応する画素を特定する。換言すると、画素特定部52は、合成画像データVを構成する画素のうち、前述の補間処理により画素データが付加された画素以外の画素(つまり補間処理以前から画素値が定義された画素)を特定する。
画素特定部52が実行する処理の具体例を説明する。パターン情報21は、前述のように、撮像素子230(画素)の配列パターンを表す情報、すなわちR、G、Bの各色成分毎の撮像素子の配列パターンを表す情報である。
画素特定部52は、図12に示す合成画像データVを受けると、まず、各色成分の補間画像データVR、VG、VBを抽出する(図9〜図11を参照)。この処理は、たとえば、合成画像データVの各画素データ(従来と同様に各色成分が識別可能に記録されている)から各色成分の画素データを抽出し、各色成分毎に抽出された画素データをまとめて画像データを形成することにより実行できる。
なお、画素特定部52に補間画像データVR、VG、VBが入力される場合には、この処理を行う必要はない。また、以下の処理(特に解析部54による解析処理)に供される色成分の画素データのみを合成画像データVから抽出するようにしてもよい。
次に、画素特定部52は、パターン情報21を参照し、予め設定された色成分(ここではB成分とする)の補間画像データVBの画素のうちから、B成分の撮像素子230Bに対応する画素を特定する。それにより、図11に示す補間画像データVBの画素のうちから、図8に示す生データUBにおいて画素データが定義されている画素が特定される。すなわち、図5に示すカラーフィルタ250においてBフィルタ250Bに対応する画素が特定される。
画素特定部52は、画素の特定結果を画素データ抽出部53に送る。
(画素データ抽出部)
画素データ抽出部53は、画素特定部52により特定された所定の色成分の画素の画素データを抽出し、この色成分の新たな画像データを形成する。
この処理は、たとえば、特定された画素から画素データを抽出し、抽出された画素データを当該画素位置に応じて配列することにより実行できる。また、この処理は、補間画像データVB(或いは補間画像データVR、VG)の画素のうち、特定された画素以外の画素の画素データを消去する(たとえば画素値0にする)ことにより実行することも可能である。
このような処理により得られる画像データは、生データUB(或いは生データUR、UG)と同じデータ構成を有する。このように、生データ復元部51は、合成画像データV(又は補間画像データVR、VG、VB)から生データUR、UG、UBを復元するように作用する。生データ復元部51により得られるR、G、Bの画像データをそれぞれ復元生データUR′、UG′、UB′と称することにする(図示は省略する)。生データ復元部51は、復元生データUB′(或いは復元生デ―タUR′、UG′)を解析部54に送る。
(解析部)
解析部54は、生データ復元部51のより取得された復元生データUR′、UG′、UB′に基づいて所定の解析処理を実行する。解析部54は、この発明の「解析手段」の一例である。
この解析処理は、たとえば、被検眼の眼底における視神経線維層の厚さ分布を取得するための処理である。一般に、光を被検物に照射すると、波長の長い成分ほど被検物の深部まで到達する。よって、この眼科撮影装置(眼底カメラ)においては、照明光のR成分、G成分、B成分の順に眼底の深部まで到達する。
従来の研究により、照明光のB成分は、眼底の表面近くの視神経線維層程度まで到達することが知られている。この事実を利用し、従来から、B成分の画像データ(生データUBや補間画像データVB)は、視神経線維層の厚さの分布を解析するために用いられている。B成分の画像データに基づく視神経線維(網膜神経線維)の解析については、たとえば次の文献に記載されている:眼科検査法ハンドブック(第3版第5刷)、丸尾敏夫外4名編集、医学書院、2003年7月1日、第336頁)。
解析部54は、生データ復元部51により取得されたB成分の補間画像データVBに対して従来と同様の解析処理を施すことにより、被検眼の眼底における視神経線維層の厚さ分布情報を取得する。
なお、緑内障の診断においては視神経乳頭の周辺部分における視神経線維層の厚さが特に重要であるので、当該部分のみを選択的に解析するようにしてもよい。このとき、解析対象となる領域の指定は、たとえば、制御部10が合成画像データV(又は他の画像データ)に基づく眼底画像を表示部30に表示させ、オペレータが操作部40を操作することにより眼底画像中の領域を指定することにより行う。
また、合成画像データV(又は他の画像データ)を解析して視神経乳頭(たとえば乳頭中心や乳頭の縁部)に相当する画像領域を特定し、この画像領域に基づいて解析対象の領域を自動で指定するように構成することも可能である。この処理は、画像処理部50が実行する。
解析部54が実行する解析処理は上記のものに限定されるものではなく、R成分、G成分、B成分のうちの少なくとも1つの色成分の画像データを用いる任意の解析処理であってよい。たとえば、R成分の画像データに基づいて脈絡膜の血管の状態(たとえば出血部位の特定など)を解析することができる。また、G成分の画像データに基づいて網膜の血管の状態を解析することができる。これらの解析については、たとえば上記文献の同頁に記載されている。
〔動作態様〕
この実施形態に係る眼科撮影装置の動作態様について説明する。図13に示すフローチャートは、この眼科撮影装置の動作態様の一例を表している。
まず、撮像部60は、被検眼の眼底を撮影し、図6〜図8に示すような生データUR、UG、UBを形成する(S1)。
次に、撮像部60は、各生データUR、UG、UBに対して補間処理を施し、図9〜図11に示すような補間画像データVR、VG、VBを形成する(S2)。
続いて、撮像部60は、補間画像データVR、VG、VBを合成し、図12に示すような合成画像データVを形成する(S3)。合成画像データVは制御部10に送られる。制御部10は、合成画像データVを画像処理部50に送る。
画素特定部52は、まず合成画像データVからB成分の画素データを抽出する(S4)。更に、画素特定部52は、パターン情報21を参照し、抽出されたB成分の画素のうちから、B成分の撮像素子230Bに対応する画素を特定する(S5)。
次に、画素データ抽出部53は、特定された画素から画素データを抽出し、これら抽出された画素データのみを含む、B成分の復元生データUB′を形成する(S6)。
解析部54は、復元生データUB′を解析し、被検眼の眼底(の視神経乳頭の周囲)における視神経線維層の厚さ分布情報を求める(S7)。
制御部10は、視神経線維層の厚さ分布情報を表示部30に表示させる(S8)。このとき、たとえば、視神経線維層の厚さを複数段階に分類し、各段階の領域を所定の色で表示することにより厚さ分布を表現する。また、復元生データUB′の各画素位置(空欄でない各画素位置)における厚さを表す数値を表示するようにしてもよい。また、合成画像データV(或いは補間画像データVB、生データUB、復元生データUB′等)に基づく画像を、厚さ分布情報とともに表示することもできる。
〔作用・効果〕
この実施形態に係る眼科撮影装置の作用及び効果を説明する。
この眼科撮影装置の撮像部60には、単板方式の撮像装置210が設けられている。すなわち、撮像装置210は、R、G、Bの各色成分に対応する撮像素子230R、230G、230Bが所定のパターンで配列された単一の撮像面220を有し、照明光の眼底反射光の各色成分を同時に検出して生データUR、UG、UBを形成する。
更に、撮像部60は、各生データUR、UG、UBに対して補間処理を施して補間画像データVR、VG、VBを形成し、これら補間画像データVR、VG、VBを合成して合成画像データVを形成する。
生データ復元部51は、所定の色成分の撮像素子230に対応する画素データを合成画像データVから抽出して復元生データを形成する。更に、解析部54は、この復元データを解析して所定の解析結果を求める。
たとえば、生データ復元部51は、合成画像データVからB成分の復元生データUB′を形成し、解析部54は、復元生データUB′を解析して視神経線維層の厚さ分布情報を求める。
このような眼科撮影装置によれば、単板方式の撮像装置により撮影されたカラー画像を参照して行う眼科診断において、生データUR、UG、UBと同様の復元生データUR′、UG′、UB′を用いて診断を行うようになっているので、人為的な補間処理が施された眼科画像(当該実施形態においては補間画像データVR、VG、VB)を用いる従来の診断手法と比較して、診断の確度の向上に寄与することが可能である。
すなわち、従来の診断手法では、人為的な補間処理により付加された画素データも解析処理に供されるため、補間処理の誤差が解析結果に反映されて診断結果に影響を及ぼすおそれがある。
一方、この実施形態に係る眼科撮影装置によれば、補間処理により付加された画素データを除外し、実際に検出された結果(生データUR、UG、UBに定義された画素データ)のみを用いて解析処理を行うようになっている。このようにして補間処理に起因する誤差の影響を除外することで、診断の確度の向上に寄与することが可能になる。
また、この実施形態に係る眼科撮影装置は、撮像素子230の配列パターンを表すパターン情報21を予め記憶しておき、合成画像データVが取得されたときに、パターン情報21に基づいて合成画像データVにおける所定の色成分の撮像素子230に対応する画素を特定し、特定された画素の画素データを抽出するように作用する。それにより、目的の画素データを確実かつ迅速に抽出することができる。
[眼科画像処理装置]
この実施形態に係る眼科画像処理装置は、単板方式の撮像装置を備えた眼科撮影装置により取得されたカラー画像を処理する装置である。
〔構成〕
この実施形態に係る眼科画像処理装置の構成を説明する。この眼科画像処理装置は、通常のコンピュータと同様の外観構成を有する(たとえば図2のコンピュータ100を参照)。また、この眼科画像処理装置は、通常のコンピュータと同様に、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、ハードディスクドライブ、表示デバイス、操作デバイス、通信デバイス等を含んで構成される。
この実施形態に係る眼科画像処理装置の構成の一例を図14に示す。眼科画像処理装置500は、通信回線Nを介して眼科画像データベース600に接続されている。通信回線Nは、たとえば当該医療機関内に構築されたLAN(Local Area Network)である。
(眼科画像データベース)
眼科画像データベース600は、各種の眼科画像を保管し管理するデータベースである。眼科画像データベース600は、たとえばNAS(Network Attached Storage)等の記憶装置により構成される。
眼科画像データベース600は、通信回線Nを介して任意台数の眼科撮影装置に接続されている。図14では、眼科画像データベース600は、3台の眼科撮影装置700A、700B、700C(まとめて眼科撮影装置700と称することがある)に接続されている。
(眼科撮影装置)
各眼科撮影装置700は、眼底カメラ、スリットランプ、OCT装置、手術用顕微鏡、SLO、スペキュラーマイクロスコープのように、被検眼の画像を取得する装置である。特に、各眼科撮影装置700は、前述の実施形態の眼科撮影装置のように、被検眼のカラー画像を取得可能な装置である。更に、各眼科撮影装置700は、単板方式の撮像装置にいよって被検眼を撮影する。各眼科撮影装置700に搭載された撮像装置は、たとえば、前述の実施形態の撮像装置210と同様の構成を有する(図3〜図5を参照)。
各眼科撮影装置700は、前述の実施形態と同様に、まずR、G、Bの各成分の生データ(図6〜図8を参照)を形成し、これら生データに対して補間処理を施して各色成分の補間画像データ(図9〜図11を参照)を形成し、これら補間画像データを合成して合成画像データ(図12を参照)を形成する。この合成画像データ(或いは3つの色成分の補間画像データ)が、被検眼のカラー画像の画像データに相当する。
各眼科撮影装置700は、被検眼のカラー画像の画像データを、通信回線Nを介して眼科画像データベース600に送信する。また、各眼科撮影装置700は、この画像データに所定の識別情報を付帯させる。
この識別情報は、各眼科撮影装置700の装置IDであってもよいし、その撮像装置(単板方式)の装置IDであってもよいし、その撮像装置における撮像素子の配列パターンに応じたID情報であってもよい。眼科画像データベース600は、この識別情報を画像データに付帯させて保管する。
(眼科画像処理装置)
眼科画像処理装置500の内部構成を説明する。眼科画像処理装置500は、制御部510、記憶部520、表示部530、操作部540、画像処理部550及び通信部560を備えている。
制御部510、記憶部520、表示部530、操作部540及び画像処理部550は、それぞれ、前述の実施形態に係る眼科撮影装置の制御部10、記憶部20、表示部30、操作部40及び画像処理部50と同様に構成されている。
また、眼科画像処理装置500には通信部560が設けられている。通信部560は、通信回線Nを介してデータ通信を行う。通信部560は、たとえばLANカード等の通信デバイスを含んで構成されている。
以下、前述の実施形態に係る眼科撮影装置と異なる部分を中心に説明する。
記憶部520にはパターン情報521が予め記憶されている。パターン情報521は、前述の実施形態のパターン情報21と同様に、眼科撮影装置700の撮像素子の配列パターンを表す情報である。
なお、一般に、撮像装置には、様々な撮像素子の配列パターンが適用されている。撮像素子の配列パターンの一例を図15に示す。図15(A)〜(D)に示す配列パターンは、それぞれ、Rフィルタ、Gフィルタ、Bフィルタの組の単位(図5の符号Qを参照)を表している。
図15(A)に示す配置パターンでは、前述の実施形態と同様に、左上と右下にGフィルタ(G成分に対応する撮像素子)が配置され、左下にRフィルタ(R成分に対応する撮像素子)が配置され、右上にBフィルタ(B成分に対応する撮像素子)が配置されたものである。図15(B)に示す配置パターンは、図15(A)の配置パターンにおいてRフィルタの位置とBフィルタの位置とを交替させたものである。
また、図16(C)に示す配置パターンでは、左下と右上にGフィルタが配置され、左上にRフィルタが配置され、右下にBフィルタが配置されたものである。図15(D)に示す配置パターンは、図15(C)の配置パターンにおいてRフィルタの位置とBフィルタの位置とを交替させたものである。
なお、撮像素子の配置パターンはこれらに限定されるものではない。たとえば、略八角形状の画素を互い違いに配列させたもの(ハニカムパターン)などがある。
この実施形態では、眼科撮影装置700Aの撮像装置には図15(A)の配列パターンが適用され、眼科撮影装置700Bの撮像装置には図15(B)の配列パターンが適用され、眼科撮影装置700Cの撮像装置には図15(C)の配列パターンが適用されているものとする。
更に、パターン情報521は、識別情報と配列パターンとを次のように関連付けて記録している:(1)眼科撮影装置700Aが画像データに付与する識別情報と、図15(A)に示す配列パターンを表す情報とを関連付ける;(2)眼科撮影装置700Bが画像データに付与する識別情報と、図15(B)に示す配列パターンを表す情報とを関連付ける;(3)眼科撮影装置700Cが画像データに付与する識別情報と、図15(C)に示す配列パターンを表す情報とを関連付ける。
通信部560は、上記の識別情報が付帯されたカラー画像の画像データを眼科画像データベース600から取得する。制御部510は、この識別情報に関連付けられた配列パターンの情報をパターン情報521から選択する。
更に、制御部510は、この配列パターンの情報と、このカラー画像の画像データを画像処理部550に送る。
この実施形態においては、この発明の「抽出手段」には、後述の生データ復元部551とともに制御部510が含まれる。
画像処理部550には、前述の実施形態と同様に生データ復元部551と解析部554が設けられている。更に、生データ復元部551には画素特定部552と画素データ抽出部553が設けられている。
画素特定部552は、制御部510が選択した配列パターンの情報を参照し、カラー画像の画像データにおける、所定の色成分の撮像素子に対応する画素を特定する。画素データ抽出部553は、特定された画素から画素データを抽出し、当該色成分の新たな画像データを形成する。この画像データは、前述の実施形態における復元生データである。解析部554(解析手段)は、この復元生データを解析して所定の解析結果を求める。
〔動作態様〕
眼科画像処理装置500の動作態様について説明する。図16に示すフローチャートは、眼科画像処理装置500の動作態様の一例を表している。
眼科画像データベース600には、眼科撮影装置700A〜700Cにより取得された被検眼のカラー画像の画像データが保管されているものとする。これらの画像データには、前述の識別情報がそれぞれ付帯されている。
まず、眼科画像処理装置500は、眼科画像データベース600からカラー画像の画像データ(合成画像データV)と識別情報を取得する(S21)。このカラー画像はカラー眼底画像であるとする。
この処理は、たとえば次のようにして行う。まずオペレータは操作部540を用いて所望の画像(患者IDや画像)を指定する。制御部510は、通信部560を制御し、指定された画像の配信を眼科画像データベース600に要求する。眼科画像データベース600は、配信要求に係る画像を検索して眼科画像処理装置500に送信する。
次に、制御部510は、取得された画像データに付帯された識別情報を参照し、この識別情報に関連付けられた配列パターンの情報を、パターン情報521から選択する(S22)。制御部510は、選択された配列パターンの情報を、カラー画像の画像データ(合成画像データV)とともに画像処理部550に送る。
画素特定部552は、まず合成画像データVからB成分の画素データを抽出する(S23)。更に、画素特定部552は、選択された配列パターンの情報を参照し、抽出されたB成分の画素のうちから、B成分の撮像素子に対応する画素を特定する(S24)。
次に、画素データ抽出部553は、特定された画素から画素データを抽出し、これら抽出された画素データのみを含む、B成分の復元生データUB′を形成する(S25)。
解析部554は、復元生データUB′を解析し、被検眼の眼底(の視神経乳頭の周囲)における視神経線維層の厚さ分布情報を求める(S26)。制御部510は、視神経線維層の厚さ分布情報を表示部30に表示させる(S27)。
〔作用・効果〕
眼科画像処理装置500の作用及び効果を説明する。
眼科画像処理装置500が処理するカラー画像の画像データは、単板方式の撮像装置を搭載する眼科撮影装置700により取得される。この撮像装置は、R、G、Bの各色成分に対応する撮像素子が所定のパターンで配列された単一の撮像面を有し、被検眼による照明光の反射光の各色成分を同時に検出して各色成分の生データを形成する。
更に、眼科撮影装置700は、各色成分の生データに対して補間処理を施して補間画像データを形成し、これら補間画像データを合成することにより、被検眼のカラー画像の画像データ(合成画像データ)を形成する。
生データ復元部551は、合成画像データから、所定の色成分の撮像素子に対応する画素の画素データを抽出して復元生データを形成する。更に、解析部554は、この復元データを解析して所定の解析結果を求める。
たとえば、生データ復元部551は、合成画像データVからB成分の復元生データを形成し、解析部554は、復元生データを解析して視神経線維層の厚さ分布情報を求める。
このような眼科画像処理装置500によれば、単板方式の撮像装置により撮影されたカラー画像を参照して行う眼科診断において、生データと同様の復元生データを用いて診断を行うようになっているので、人為的な補間処理が施された眼科画像を用いる従来の診断手法と比較して、診断の確度の向上に寄与することが可能である。
また、眼科画像処理装置500は、撮像素子の配列パターンを表すパターン情報521を予め記憶しておき、合成画像データが取得されたときに、パターン情報521に基づいて合成画像データから所定の色成分の撮像素子に対応する画素を特定し、特定された画素の画素データを抽出するように作用する。それにより、目的の画素データを確実かつ迅速に抽出することができる。
更に、眼科画像処理装置500は、合成画像データに付帯された識別情報に関連付けられた配列パターンの情報をパターン情報521から選択し、選択された情報に基づいて当該合成画像データから所定の色成分の撮像素子に対応する画素を特定するように作用する。
ここで、眼科撮影装置700により補間される画素データの画素位置は、撮像素子の配列パターンそれによって異なる。この実施形態に係る眼科画像処理装置500によれば、眼科撮影装置700(に搭載された撮像装置)に応じて確実かつ迅速に目的の画素データを抽出することが可能である。
以上に説明した構成は、この発明を実施するための一具体例に過ぎない。よって、この発明を実施しようとする者は、この発明の要旨の範囲内における任意の変形を適宜に施すことが可能である。
たとえば、以上の実施形態では、眼底画像に対する処理について説明したが、たとえば前眼部や角膜や水晶体や硝子体など、眼底以外の部位の画像についても同様の処理を施すことが可能である。
また、以上の実施形態では、R、G、Bの色成分からなるカラー画像について説明したが、他の色成分からなるカラー画像についても同様の処理を施すことが可能である。たとえば、印刷用の色成分、つまりC(Cyan;シアン)成分、M(Magenta;マゼンタ)成分、Y(Yellow;黄)成分、K(Key plate;黒)成分からなるカラー画像に対して同様の処理を施すことが可能である。一般に、この発明に係る処理は、任意の表色系に基づく色成分からなるカラー画像に対して適用することが可能である。
この発明に係る眼科撮影装置の実施形態の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態の外観構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態における撮像装置の構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態における撮像装置の構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態における撮像装置の構成の一例を表す概略図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態による補間処理を説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態による補間処理を説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態による補間処理を説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態による補間処理を説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態による補間処理を説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態による補間処理を説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態により形成されるカラー画像の画像データを説明するための概略説明図である。 この発明に係る眼科撮影装置の実施形態の動作態様の一例を表すフローチャートである。 この発明に係る眼科画像処理装置の実施形態の構成の一例を表す概略ブロック図である。 この発明に係る眼科画像処理装置の実施形態に接続された眼科撮影装置の撮像装置における撮像素子の配列パターンの一例を表す概略図である。 この発明に係る眼科画像処理装置の実施形態の動作態様の一例を表すフローチャートである。
符号の説明
10、510 制御部
20、520 記憶部
21、521 パターン情報
30、530 表示部
40、540 操作部
50、550 画像処理部
51、551 生データ復元部
52、552 画素特定部
53、553 画素データ抽出部
54、554 解析部
100 コンピュータ
200 眼底カメラ
210 撮像装置
220 撮像面
230 撮像素子
250 カラーフィルタ
250R Rフィルタ
250G Gフィルタ
250B Bフィルタ
500 眼科画像処理装置
600 眼科画像データベース
700A、700B、700C 眼科撮影装置
UR、UG、UB 生データ
VR、VG、VB 補間画像データ
V 合成画像データ
N 通信回線

Claims (7)

  1. 被検眼に照明光を投射する照明光学系と、
    R、G、Bの各色成分に対応する撮像素子が所定のパターンで配列された単一の撮像面を有し、前記被検眼による前記照明光の反射光の前記各色成分を同時に検出する検出手段と、
    を備え、
    前記検出手段による前記R、G、Bの3つの色成分の検出結果に基づいて、前記各色成分毎に他の2つの色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを補間して画像データを形成し、前記3つの色成分の画像データを合成して前記被検眼のカラー画像の画像データを形成する眼科撮影装置であって、
    前記3つの色成分のうちの所定の色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを、前記カラー画像の画像データから抽出する抽出手段と、
    前記抽出された画素データを解析して所定の解析結果を求める解析手段と、
    を備えることを特徴とする眼科撮影装置。
  2. 前記抽出手段は、前記撮像素子の配列パターンを表すパターン情報を予め記憶する記憶手段を含み、前記パターン情報に基づいて、前記カラー画像の画像データにおける前記所定の色成分の撮像素子に対応する画素を特定し、前記特定された画素の画素データを抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記被検眼のカラー画像はカラー眼底画像であり、
    前記抽出手段は、前記B成分の撮像素子に対応する画素の画素データを前記カラー眼底画像の画像データから抽出し、
    前記解析手段は、該抽出されたB成分の画素データを解析し、前記被検眼の眼底における視神経線維層の厚さ分布情報を前記所定の解析結果として求める、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科撮影装置。
  4. R、G、Bの各色成分の画像データを含む被検眼のカラー画像を処理する眼科画像処理装置であって、
    前記カラー画像は、被検眼に照明光を投射する照明光学系と、前記各色成分に対応する撮像素子が所定のパターンで配列された単一の撮像面を有し、前記被検眼による前記照明光の反射光の前記各色成分を同時に検出する検出手段とを備え、前記検出手段による前記R、G、Bの3つの色成分の検出結果に基づいて、前記各色成分毎に他の2つの色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを補間して画像データを形成し、前記3つの色成分の画像データを合成して前記被検眼のカラー画像の画像データを形成する眼科撮影装置によって取得されたものであり、
    前記眼科撮影装置により取得されたカラー画像の画像データを受け付ける受付手段と、
    前記3つの色成分のうちの所定の色成分の前記撮像素子に対応する画素の画素データを、前記受け付けられたカラー画像の画像データから抽出する抽出手段と、
    前記抽出された画素データを解析して所定の解析結果を求める解析手段と、
    を備えることを特徴とする眼科画像処理装置。
  5. 前記抽出手段は、前記検出手段の撮像素子の配列パターンを表すパターン情報を予め記憶する記憶手段を含み、前記パターン情報に基づいて、前記カラー画像の画像データにおける前記所定の色成分の撮像素子に対応する画素を特定し、前記特定された画素の画素データを抽出する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の眼科画像処理装置。
  6. 前記受付手段は、複数の前記眼科撮影装置によりそれぞれ取得されたカラー画像の画像データを受け付け、
    各カラー画像の画像データには、これを取得した眼科撮影装置に対応する識別情報が付帯され、
    前記記憶手段は、前記識別情報と前記パターン情報とを予め関連付けて記憶し、
    前記抽出手段は、前記受付手段により受け付けられたカラー画像の画像データに付帯された識別情報に関連付けられたパターン情報を選択し、前記選択されたパターン情報に基づいて該カラー画像の画像データにおける前記所定の色成分に対応する画素を特定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の眼科画像処理装置。
  7. 前記被検眼のカラー画像はカラー眼底画像であり、
    前記抽出手段は、前記B成分の撮像素子に対応する画素の画素データを前記カラー眼底画像の画像データから抽出し、
    前記解析手段は、該抽出されたB成分の画素データを解析し、前記被検眼の眼底における視神経線維層の厚さ分布情報を前記所定の解析結果として求める、
    ことを特徴とする請求項4〜請求項6に記載の眼科画像処理装置。
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