JP2003009898A - 細胞の突起検出方法 - Google Patents
細胞の突起検出方法Info
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- JP2003009898A JP2003009898A JP2001204342A JP2001204342A JP2003009898A JP 2003009898 A JP2003009898 A JP 2003009898A JP 2001204342 A JP2001204342 A JP 2001204342A JP 2001204342 A JP2001204342 A JP 2001204342A JP 2003009898 A JP2003009898 A JP 2003009898A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 細胞体の突起を精度良く抽出することを目的
とする。 【解決手段】 細胞の周囲をサーチして、エッジを検出
すると、これを突起として追跡する。
とする。 【解決手段】 細胞の周囲をサーチして、エッジを検出
すると、これを突起として追跡する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動植物の細胞画像
を画像処理することにより細胞の突起検出を行う細胞の
突起検出方法に関するものである。
を画像処理することにより細胞の突起検出を行う細胞の
突起検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイオテクノロジーや医薬品開発の分野
では動植物細胞や微生物などに対する様々薬品や薬など
の物質の効果や影響、またはこれらの物質物質に対する
動植物細胞や微生物等の反応を確認する作業が行われ
る。例えば神経細胞の神経突起など逐次伸長する突起を
観察対象とする場合には、細胞突起の状態を経時的に追
跡して観察・記録し、データ化する作業が必要となる。
では動植物細胞や微生物などに対する様々薬品や薬など
の物質の効果や影響、またはこれらの物質物質に対する
動植物細胞や微生物等の反応を確認する作業が行われ
る。例えば神経細胞の神経突起など逐次伸長する突起を
観察対象とする場合には、細胞突起の状態を経時的に追
跡して観察・記録し、データ化する作業が必要となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、細胞の
突起の観察作業は研究者の目視観察に依存しており、観
察結果が研究者間でばらついたり、顕微鏡画像を長時間
観察することによる疲労により観察結果が変動するとい
う問題があった。一方、突起の状態を自動的に観察する
適切な手段は実現されていないというのが現状である。
突起の観察作業は研究者の目視観察に依存しており、観
察結果が研究者間でばらついたり、顕微鏡画像を長時間
観察することによる疲労により観察結果が変動するとい
う問題があった。一方、突起の状態を自動的に観察する
適切な手段は実現されていないというのが現状である。
【0004】そこで本発明は、このような問題に鑑み、
細胞画像から細胞の突起を自動的に抽出することができ
る細胞の突起検出方法を提供することを目的とする。
細胞画像から細胞の突起を自動的に抽出することができ
る細胞の突起検出方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の細胞の突
起検出方法は、細胞本体の周囲をサーチして突起の根元
を検出する根元検出工程と、根元から突起の先端へ向か
って連続するエッジを検出するエッジ検出工程を含む。
これにより突起以外のエッジの無駄な検出を極力省いて
効率よく確実に突起のエッジを検出することができる。
起検出方法は、細胞本体の周囲をサーチして突起の根元
を検出する根元検出工程と、根元から突起の先端へ向か
って連続するエッジを検出するエッジ検出工程を含む。
これにより突起以外のエッジの無駄な検出を極力省いて
効率よく確実に突起のエッジを検出することができる。
【0006】請求項2記載の細胞の突起検出方法は、細
胞本体の外周にサーチラインを設定し、このサーチライ
ン上を横切るエッジを検出することにより根元検出工程
を行うものである。これにより突起の根元を確実に検出
することができる。
胞本体の外周にサーチラインを設定し、このサーチライ
ン上を横切るエッジを検出することにより根元検出工程
を行うものである。これにより突起の根元を確実に検出
することができる。
【0007】請求項3記載の細胞の突起検出方法は、サ
ーチラインを細胞本体のエッジから所定画素外側に設定
するものである。これにより突起以外のエッジの誤検出
を少なくすることができる。
ーチラインを細胞本体のエッジから所定画素外側に設定
するものである。これにより突起以外のエッジの誤検出
を少なくすることができる。
【0008】請求項4記載の細胞の突起検出方法は、エ
ッジ検出工程で検出したエッジの軌跡がサーチラインに
到達したらこのエッジ検出工程を終了して次の突起の根
元検出を行うものである。これにより1個の細胞の突起
を連続的に検出することができる。
ッジ検出工程で検出したエッジの軌跡がサーチラインに
到達したらこのエッジ検出工程を終了して次の突起の根
元検出を行うものである。これにより1個の細胞の突起
を連続的に検出することができる。
【0009】請求項5記載の細胞の突起検出方法は、細
胞画像から突起を除去した細胞本体の画像を生成する細
胞本体画像生成工程と、細胞本体画像から突起の根元を
検出するためのサーチラインを設定するサーチライン設
定工程と、細胞画像においてサーチラインに沿ってエッ
ジをサーチして突起の根元を検出する根元検出工程と、
根元から突起の先端へ向かって連続するエッジを検出す
るエッジ検出工程を含むものである。これにより細胞本
体の画像を手がかりに根元検出用のサーチラインを設定
して効率よく確実に検出突起のエッジを検出することが
できる。
胞画像から突起を除去した細胞本体の画像を生成する細
胞本体画像生成工程と、細胞本体画像から突起の根元を
検出するためのサーチラインを設定するサーチライン設
定工程と、細胞画像においてサーチラインに沿ってエッ
ジをサーチして突起の根元を検出する根元検出工程と、
根元から突起の先端へ向かって連続するエッジを検出す
るエッジ検出工程を含むものである。これにより細胞本
体の画像を手がかりに根元検出用のサーチラインを設定
して効率よく確実に検出突起のエッジを検出することが
できる。
【0010】請求項6記載の細胞の突起検出方法は、細
胞画像を周波数変換して得られる低周波側の成分から細
胞本体画像を生成することにより、サーチラインを設定
するための手がかりとなる細胞本体の画像を容易に得る
ことができる。
胞画像を周波数変換して得られる低周波側の成分から細
胞本体画像を生成することにより、サーチラインを設定
するための手がかりとなる細胞本体の画像を容易に得る
ことができる。
【0011】請求項7記載の細胞の突起検出方法は、細
胞本体画像の細胞本体のエッジを所定画素外側に拡大し
て得られるエッジをサーチラインとするものである。こ
れにより突起以外のエッジの誤検出を少なくすることが
できる。
胞本体画像の細胞本体のエッジを所定画素外側に拡大し
て得られるエッジをサーチラインとするものである。こ
れにより突起以外のエッジの誤検出を少なくすることが
できる。
【0012】請求項8記載の細胞の突起検出方法は、細
胞本体のエッジから所定画素外側にサーチライン設定す
るものである。これにより突起以外のエッジの誤検出を
少なくすることができる。
胞本体のエッジから所定画素外側にサーチライン設定す
るものである。これにより突起以外のエッジの誤検出を
少なくすることができる。
【0013】請求項9記載の細胞の突起検出方法は、エ
ッジ検出工程で検出したエッジの軌跡がサーチラインに
到達したらこのエッジ検出工程を終了して次の突起の根
元検出を行うものである。これにより1個の細胞の突起
を連続的に検出することができる。
ッジ検出工程で検出したエッジの軌跡がサーチラインに
到達したらこのエッジ検出工程を終了して次の突起の根
元検出を行うものである。これにより1個の細胞の突起
を連続的に検出することができる。
【0014】上記構成の発明によれば細胞の突起を細胞
画像から自動的に抽出することができる。
画像から自動的に抽出することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の一実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の画
像処理装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の一
実施の形態の細胞画像の画像処理方法のメインフローを
示すフローチャート、図3は本発明の一実施の形態の細
胞画像の画像処理方法における二値化処理のフローチャ
ート、図4は本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処
理方法におけるサーチライン設定処理のフローチャー
ト、図5は本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理のフローチャート、図6は本
発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方法における
突起判定処理のフローチャート、図7は本発明の一実施
の形態の細胞画像を示す画像図、図8、図9は本発明の
一実施の形態の細胞画像の画像処理方法における二値化
処理の説明図、図10は本発明の一実施の形態の細胞画
像の画像処理方法におけるサーチライン設定処理の説明
図、図11、図12、図13は本発明の一実施の形態の
細胞画像の画像処理方法における突起検出処理の説明
図、図14は本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処
理方法における突起判定処理の説明図である。
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の画
像処理装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の一
実施の形態の細胞画像の画像処理方法のメインフローを
示すフローチャート、図3は本発明の一実施の形態の細
胞画像の画像処理方法における二値化処理のフローチャ
ート、図4は本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処
理方法におけるサーチライン設定処理のフローチャー
ト、図5は本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理のフローチャート、図6は本
発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方法における
突起判定処理のフローチャート、図7は本発明の一実施
の形態の細胞画像を示す画像図、図8、図9は本発明の
一実施の形態の細胞画像の画像処理方法における二値化
処理の説明図、図10は本発明の一実施の形態の細胞画
像の画像処理方法におけるサーチライン設定処理の説明
図、図11、図12、図13は本発明の一実施の形態の
細胞画像の画像処理方法における突起検出処理の説明
図、図14は本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処
理方法における突起判定処理の説明図である。
【0016】まず図1を参照して細胞画像の画像処理装
置の構成を説明する。図1において位置決めステージ1
上には、観察対象の細胞を収容するマイクロタイタープ
レート2が載置されている。マイクロタイタープレート
2は多数のウェル2aを備えており、ウェル2a内に
は、観察対象の動植物の細胞を含む試料3が収容されて
いる。位置決めステージ1の下方には顕微観察を行う光
学系4が配設されており、光学系4の下方にはカメラ5
が配置されている。位置決めステージ1の上方に配設さ
れた照明装置6を点灯してウェル2aを照明した状態
で、光学系4を介してカメラ5によってウェル2a内の
試料3中の動植物の細胞を撮像することにより、カメラ
5は細胞画像(図7参照)を取得する。
置の構成を説明する。図1において位置決めステージ1
上には、観察対象の細胞を収容するマイクロタイタープ
レート2が載置されている。マイクロタイタープレート
2は多数のウェル2aを備えており、ウェル2a内に
は、観察対象の動植物の細胞を含む試料3が収容されて
いる。位置決めステージ1の下方には顕微観察を行う光
学系4が配設されており、光学系4の下方にはカメラ5
が配置されている。位置決めステージ1の上方に配設さ
れた照明装置6を点灯してウェル2aを照明した状態
で、光学系4を介してカメラ5によってウェル2a内の
試料3中の動植物の細胞を撮像することにより、カメラ
5は細胞画像(図7参照)を取得する。
【0017】カメラ5は画像処理部10と接続されてお
り、画像処理部10は以下に説明する各部より構成され
る。画像記憶部11は、カメラ5によって取得された細
胞画像(原画像)データを記憶する。二値化処理部12
は、突起抽出データ取得のための形状抽出対象となる探
査用画像を原画像より生成する。二値化画像記憶部13
は、生成された二値化画像を記憶する。
り、画像処理部10は以下に説明する各部より構成され
る。画像記憶部11は、カメラ5によって取得された細
胞画像(原画像)データを記憶する。二値化処理部12
は、突起抽出データ取得のための形状抽出対象となる探
査用画像を原画像より生成する。二値化画像記憶部13
は、生成された二値化画像を記憶する。
【0018】細胞本体検出処理部14は、原画像データ
を周波数変換することにより、細胞画像中の突起を消去
した細胞本体画像を検出する。サーチライン設定処理部
15は、細胞本体画像に基づいて、細胞本体画像の周囲
に突起検出用のサーチラインを設定する。サーチライン
記憶部16は、設定されたサーチラインの位置情報を記
憶する。突起情報記憶部18は、突起検出処理において
サーチラインを横切るエッジとして検出された突出部分
についての突起情報を記憶する。突起判定処理部19
は、記憶された突出部分が、検出目的に合致した突起に
該当するか否かを判定する。
を周波数変換することにより、細胞画像中の突起を消去
した細胞本体画像を検出する。サーチライン設定処理部
15は、細胞本体画像に基づいて、細胞本体画像の周囲
に突起検出用のサーチラインを設定する。サーチライン
記憶部16は、設定されたサーチラインの位置情報を記
憶する。突起情報記憶部18は、突起検出処理において
サーチラインを横切るエッジとして検出された突出部分
についての突起情報を記憶する。突起判定処理部19
は、記憶された突出部分が、検出目的に合致した突起に
該当するか否かを判定する。
【0019】画像処理部10を構成するハードウェアと
しては、パーソナルコンピュータのようにコンピュータ
プログラムによって作動する汎用的な処理装置が用いら
れる。本実施の形態ではこのような処理装置に、画像処
理部10として機能させるためのコンピュータプログラ
ム及び二値化処理部12、細胞本体検出処理部14、サ
ーチライン設定処理部15、突起検出処理部17、突起
判定処理部19の機能を実現させるためのプログラムを
インストールして細胞画像の処理装置を構成している。
しては、パーソナルコンピュータのようにコンピュータ
プログラムによって作動する汎用的な処理装置が用いら
れる。本実施の形態ではこのような処理装置に、画像処
理部10として機能させるためのコンピュータプログラ
ム及び二値化処理部12、細胞本体検出処理部14、サ
ーチライン設定処理部15、突起検出処理部17、突起
判定処理部19の機能を実現させるためのプログラムを
インストールして細胞画像の処理装置を構成している。
【0020】次に細胞画像の画像処理方法について、各
図を参照して説明する。この画像処理方法は、神経細胞
などの細胞本体から外側に突出する突起を、画像処理手
法によって細胞画像から抽出するものである。ここで
は、観察対象の細胞を撮像して得られた細胞画像(図7
参照)中の細胞本体24aの周囲をサーチして突起24
bの根本を検出し、この根本から先端へ向かって連続す
るエッジを検出する方法が用いられる。
図を参照して説明する。この画像処理方法は、神経細胞
などの細胞本体から外側に突出する突起を、画像処理手
法によって細胞画像から抽出するものである。ここで
は、観察対象の細胞を撮像して得られた細胞画像(図7
参照)中の細胞本体24aの周囲をサーチして突起24
bの根本を検出し、この根本から先端へ向かって連続す
るエッジを検出する方法が用いられる。
【0021】まず図2のフローチャートに沿って画像処
理方法のメインフローについて説明する。図2のフロー
チャートは、画像処理部10の機能を実現するための処
理プログラムである。ここでは、上記処理の概要につい
て述べ、詳細な説明を要するステップについては個別に
後述する。図2において、取得された細胞画像(原画
像)の二値化処理が行われる(ST1)。次に細胞本体
24aの外周に突起の根本を検出するためのサーチライ
ンを設定するサーチライン設定処理が行われる(ST
2)。
理方法のメインフローについて説明する。図2のフロー
チャートは、画像処理部10の機能を実現するための処
理プログラムである。ここでは、上記処理の概要につい
て述べ、詳細な説明を要するステップについては個別に
後述する。図2において、取得された細胞画像(原画
像)の二値化処理が行われる(ST1)。次に細胞本体
24aの外周に突起の根本を検出するためのサーチライ
ンを設定するサーチライン設定処理が行われる(ST
2)。
【0022】そして二値化処理により得られた二値化画
像(探査用画像)においてサーチラインSLに該当する
位置(画素)に沿って突起抽出が行われる(図11参
照)。すなわち、サーチラインに沿って輝度の変化を確
認することによりサーチライン上を横切る突起の根本の
エッジを検出し、このエッジを起点として突起の輪郭を
検出する。
像(探査用画像)においてサーチラインSLに該当する
位置(画素)に沿って突起抽出が行われる(図11参
照)。すなわち、サーチラインに沿って輝度の変化を確
認することによりサーチライン上を横切る突起の根本の
エッジを検出し、このエッジを起点として突起の輪郭を
検出する。
【0023】図11に示すように探査用画像を構成する
格子配列の各画素Aには、位置情報を示すラベルiが付
されている。すなわち、ラベルiを指定することによ
り、その画素を注目画素とし、またラベルiの値で左上
端に位置する画素A[0]から右下端に位置するA[S
IZE−1]まで、各画素の位置を特定することができ
る。上述のサーチライン検出のための画像処理において
は、処理の対象となる注目画素A[i]を各画素位置に
移動させながら所定の処理ステップが反復実行される。
格子配列の各画素Aには、位置情報を示すラベルiが付
されている。すなわち、ラベルiを指定することによ
り、その画素を注目画素とし、またラベルiの値で左上
端に位置する画素A[0]から右下端に位置するA[S
IZE−1]まで、各画素の位置を特定することができ
る。上述のサーチライン検出のための画像処理において
は、処理の対象となる注目画素A[i]を各画素位置に
移動させながら所定の処理ステップが反復実行される。
【0024】このため、(ST2)以後のメインフロー
においては、まず探査用画像の画像サイズ入力が行わ
れ、探査用画像の画素数(SIZE)を画像サイズとし
て入力し(ST3)、ラベルiを0とする(ST4)こ
とにより、最初の画素A[0]から順次各画素について
以下の処理ステップが行われる。
においては、まず探査用画像の画像サイズ入力が行わ
れ、探査用画像の画素数(SIZE)を画像サイズとし
て入力し(ST3)、ラベルiを0とする(ST4)こ
とにより、最初の画素A[0]から順次各画素について
以下の処理ステップが行われる。
【0025】まず対象となる当該注目画素A[i]はサ
ーチラインに該当するか否かを判断し(ST5)、サー
チラインに該当すると判断されたならば、さらに当該サ
ーチラインは未だ以降の処理の対象となっていない未検
出のサーチラインであるか否かを判断し(ST6)、未
検出のサーチラインであれば、突起抽出を行う対象とな
るサーチラインが検出されたと判断して、突起検出処理
(ST7)を行う。
ーチラインに該当するか否かを判断し(ST5)、サー
チラインに該当すると判断されたならば、さらに当該サ
ーチラインは未だ以降の処理の対象となっていない未検
出のサーチラインであるか否かを判断し(ST6)、未
検出のサーチラインであれば、突起抽出を行う対象とな
るサーチラインが検出されたと判断して、突起検出処理
(ST7)を行う。
【0026】この(ST5)〜(ST7)のサーチライ
ン検出処理(及び検出されたサーチラインについて行わ
れる突起検出処理)は、探査用画像の全ての画素が注目
画素とされ、所要処理ステップが完了するまで反復され
る。すなわち、ラベルiをi+1に置き換え(ST
8)、ここでiが画像サイズとして入力された画素数
(SIZE)に到達したか否かを判断し、到達していな
ければ(ST5)に戻ってサーチライン検出処理を反復
する。
ン検出処理(及び検出されたサーチラインについて行わ
れる突起検出処理)は、探査用画像の全ての画素が注目
画素とされ、所要処理ステップが完了するまで反復され
る。すなわち、ラベルiをi+1に置き換え(ST
8)、ここでiが画像サイズとして入力された画素数
(SIZE)に到達したか否かを判断し、到達していな
ければ(ST5)に戻ってサーチライン検出処理を反復
する。
【0027】そして、ラベルiが画素数(SIZE)に
到達している場合には、全画素を注目画素としたサーチ
ライン検出処理及び検出されたサーチラインについて行
われる突起検出処理が完了したと判断し、突起判定処理
(ST10)に移行する。ここでは(ST7)にて検出
された突起が検出目的に該当する突起であるか否かを判
定する。そして突起判定の後、細胞画像の画像処理を終
了する。
到達している場合には、全画素を注目画素としたサーチ
ライン検出処理及び検出されたサーチラインについて行
われる突起検出処理が完了したと判断し、突起判定処理
(ST10)に移行する。ここでは(ST7)にて検出
された突起が検出目的に該当する突起であるか否かを判
定する。そして突起判定の後、細胞画像の画像処理を終
了する。
【0028】以上が細胞画像の画像処理方法のメインフ
ローであり、以下個別処理の詳細について説明する。ま
ず図8,図9を参照して、二値化処理について図3のフ
ローチャートに沿って説明する。この二値化処理は、透
過照明によって細胞を撮像して得られた細胞画像(原画
像)から、形状抽出のための探査用画像を生成するもの
であり、後述するように同一対象画像内において、二値
化対象画素に応じてしきい値を変動させる動的二値化処
理が用いられる。
ローであり、以下個別処理の詳細について説明する。ま
ず図8,図9を参照して、二値化処理について図3のフ
ローチャートに沿って説明する。この二値化処理は、透
過照明によって細胞を撮像して得られた細胞画像(原画
像)から、形状抽出のための探査用画像を生成するもの
であり、後述するように同一対象画像内において、二値
化対象画素に応じてしきい値を変動させる動的二値化処
理が用いられる。
【0029】次に二値化処理の対象となる原画像につい
て説明する。図7に示すように原画像では、各種のノイ
ズ成分を含む背景部分22の中に細胞24の画像が現れ
ている。細胞24は、細胞本体24aとこの細胞本体か
ら突出する突起24bより成る。
て説明する。図7に示すように原画像では、各種のノイ
ズ成分を含む背景部分22の中に細胞24の画像が現れ
ている。細胞24は、細胞本体24aとこの細胞本体か
ら突出する突起24bより成る。
【0030】この原画像においては、細胞本体24aの
周囲には輪状の高輝度部分23が現出している。このよ
うな高輝度部分は、照明装置6からの透過照明光によっ
てカメラ5で細胞を撮像する場合に、照明光が細胞本体
24aの近傍を通過する際に回折することによって生じ
るものである。そしてこのような本来存在しない高輝度
部分を含む画像をそのまま動的二値化処理の対象とする
と、形状抽出用として適切な二値化画像を得ることがで
きない場合が生じるため、本実施の形態に示す二値化処
理においては、以下に説明する前処理を施した画像を動
的二値化処理の対象とするようにしている。
周囲には輪状の高輝度部分23が現出している。このよ
うな高輝度部分は、照明装置6からの透過照明光によっ
てカメラ5で細胞を撮像する場合に、照明光が細胞本体
24aの近傍を通過する際に回折することによって生じ
るものである。そしてこのような本来存在しない高輝度
部分を含む画像をそのまま動的二値化処理の対象とする
と、形状抽出用として適切な二値化画像を得ることがで
きない場合が生じるため、本実施の形態に示す二値化処
理においては、以下に説明する前処理を施した画像を動
的二値化処理の対象とするようにしている。
【0031】図3のフローチャートは、二値化処理部1
2の機能を実現するための二値化プログラムを示してい
る。まず図8(a)に示すように二値化対象の全画素の
輝度の分布を求める(ST11)。図8(a)は輝度の
分布を示すためのヒストグラムであり、横軸に輝度、縦
軸には度数(画素数)をとっている。次いで輝度の分布
から輝度の平均値Mを求めるとともに、高輝度検出用の
しきい値THを設定し(ST12)、輝度値Bがこのし
きい値THを超える範囲HBに対応する画素を、高輝度
部分として抽出する(ST13)。このしきい値THの
設定方法としては、しきい値を超える画素の全画素に対
する割合が所定の値を超えるような値に設定する方法
等、様々な手法が適用できる。透過照明にて得られた細
胞画像において、光の回折によって細胞本体の周囲に生
じた高輝度部分を検出する。これにより、図7に示す原
画像中の高輝度部分23が画素単位で特定される。
2の機能を実現するための二値化プログラムを示してい
る。まず図8(a)に示すように二値化対象の全画素の
輝度の分布を求める(ST11)。図8(a)は輝度の
分布を示すためのヒストグラムであり、横軸に輝度、縦
軸には度数(画素数)をとっている。次いで輝度の分布
から輝度の平均値Mを求めるとともに、高輝度検出用の
しきい値THを設定し(ST12)、輝度値Bがこのし
きい値THを超える範囲HBに対応する画素を、高輝度
部分として抽出する(ST13)。このしきい値THの
設定方法としては、しきい値を超える画素の全画素に対
する割合が所定の値を超えるような値に設定する方法
等、様々な手法が適用できる。透過照明にて得られた細
胞画像において、光の回折によって細胞本体の周囲に生
じた高輝度部分を検出する。これにより、図7に示す原
画像中の高輝度部分23が画素単位で特定される。
【0032】そして特定された高輝度部分23の輝度の
値を、(ST12)で求めた平均値Mと置換する(ST
14)。すなわち高輝度部分の輝度の値を所定の値に置
換してこれらの高輝度部分を消去する。これにより、図
8(b)に示すように原画像のうち高輝度部分23の輝
度を平均値Mで置き換えて平均輝度部23’とした前処
理画像が生成される。この後、このようにして得られた
前処理画像を対象として、動的二値化処理によって全画
素を二値化処理し、得られた二値化画像を二値化画像記
憶部13に記憶させる(ST15)。
値を、(ST12)で求めた平均値Mと置換する(ST
14)。すなわち高輝度部分の輝度の値を所定の値に置
換してこれらの高輝度部分を消去する。これにより、図
8(b)に示すように原画像のうち高輝度部分23の輝
度を平均値Mで置き換えて平均輝度部23’とした前処
理画像が生成される。この後、このようにして得られた
前処理画像を対象として、動的二値化処理によって全画
素を二値化処理し、得られた二値化画像を二値化画像記
憶部13に記憶させる(ST15)。
【0033】ここで動的二値化処理について説明する。
この動的二値化処理においては、図8(c)に示すよう
に、二値化対象画素A[j]の周囲に複数の画素Aを含
む参照範囲Zを設定し、この参照範囲Z内の画素Aの輝
度の値に基づいて、二値化対象画素A[j]の二値化し
きい値を設定する。ここでは、参照範囲Z内の画素Aの
輝度の平均値を二値化しきい値として用いている。そし
て二値化対象画素A[j]の輝度を二値化しきい値と比
較することにより、二値化対象画素A[j]の輝度値
は、「1」または「0」のいずれかに置き換えられる。
この動的二値化処理においては、図8(c)に示すよう
に、二値化対象画素A[j]の周囲に複数の画素Aを含
む参照範囲Zを設定し、この参照範囲Z内の画素Aの輝
度の値に基づいて、二値化対象画素A[j]の二値化し
きい値を設定する。ここでは、参照範囲Z内の画素Aの
輝度の平均値を二値化しきい値として用いている。そし
て二値化対象画素A[j]の輝度を二値化しきい値と比
較することにより、二値化対象画素A[j]の輝度値
は、「1」または「0」のいずれかに置き換えられる。
【0034】これにより、図9(a)に示すように、背
景画像を明部(輝度値「1」)とし、細胞本体24a、
突起24bを暗部(輝度値「0」)とする二値化画像を
得る。この原画像の二値化において前述のような動的二
値化処理を用いることにより、同一の画像内において領
域によって輝度値の分布に偏りがある場合にあっても、
画像内の全ての領域について正しい形状抽出結果を与え
る探査用画像を生成することができる。
景画像を明部(輝度値「1」)とし、細胞本体24a、
突起24bを暗部(輝度値「0」)とする二値化画像を
得る。この原画像の二値化において前述のような動的二
値化処理を用いることにより、同一の画像内において領
域によって輝度値の分布に偏りがある場合にあっても、
画像内の全ての領域について正しい形状抽出結果を与え
る探査用画像を生成することができる。
【0035】ここで、この動的二値化処理において、原
画像中の高輝度部分を消去する前処理の意義について説
明する。図9(b)は、同様の細胞画像を対象として、
このような前処理を行わない従来の動的二値化処理によ
って得られた二値化画像を参照のために示したものであ
る。この場合においても、細胞本体24aの周囲には透
過照明光の回折によって高輝度部分23が輪状に現れて
いる。
画像中の高輝度部分を消去する前処理の意義について説
明する。図9(b)は、同様の細胞画像を対象として、
このような前処理を行わない従来の動的二値化処理によ
って得られた二値化画像を参照のために示したものであ
る。この場合においても、細胞本体24aの周囲には透
過照明光の回折によって高輝度部分23が輪状に現れて
いる。
【0036】そしてこの高輝度部分23の外側近傍の画
素を動的二値化処理の対象とする場合において、この範
囲にノイズなどにより輝度値が幾分周囲よりも低い部分
(グレーゾーン)が存在する場合には、以下に説明する
不具合が生じる。すなわち二値化しきい値を設定するた
めに参照範囲Z内の複数画素の輝度値の平均値を求める
と、高輝度部分23が参照範囲Z内に含まれていること
から、平均値は高輝度部分23が存在しない場合と比較
して高輝度側に偏る。この結果、設定された二値化しき
い値が上述のグレーゾーンの輝度値よりも高くなる場合
が発生する。
素を動的二値化処理の対象とする場合において、この範
囲にノイズなどにより輝度値が幾分周囲よりも低い部分
(グレーゾーン)が存在する場合には、以下に説明する
不具合が生じる。すなわち二値化しきい値を設定するた
めに参照範囲Z内の複数画素の輝度値の平均値を求める
と、高輝度部分23が参照範囲Z内に含まれていること
から、平均値は高輝度部分23が存在しない場合と比較
して高輝度側に偏る。この結果、設定された二値化しき
い値が上述のグレーゾーンの輝度値よりも高くなる場合
が発生する。
【0037】そしてこのような場合には、グレーゾーン
を二値化対象画素とした動的二値化処理においては、本
来ならば輝度値「1」に区分されるべき場合にあって
も、二値化しきい値が高輝度側に偏って設定されている
ことから、当該画素は輝度値「0」に区分される。この
ため、高輝度部分23の近傍にグレーゾーンが存在する
場合には、二値化画像では本来存在しない暗部25とし
て現れ、形状抽出においてこのような暗部25は突起2
4bと誤認されやすいことから、突起検出精度を低下さ
せることとなっていた。
を二値化対象画素とした動的二値化処理においては、本
来ならば輝度値「1」に区分されるべき場合にあって
も、二値化しきい値が高輝度側に偏って設定されている
ことから、当該画素は輝度値「0」に区分される。この
ため、高輝度部分23の近傍にグレーゾーンが存在する
場合には、二値化画像では本来存在しない暗部25とし
て現れ、形状抽出においてこのような暗部25は突起2
4bと誤認されやすいことから、突起検出精度を低下さ
せることとなっていた。
【0038】これに対し、本実施の形態に示す細胞画像
の画像処理においては、前述のように原画像中の高輝度
部分23を予め消去した前処理画像を動的二値化処理の
対象としていることから、上述の高輝度部分23の存在
に起因する二値化処理上の誤差を生じることなく、正し
い形状抽出を行うことができる。
の画像処理においては、前述のように原画像中の高輝度
部分23を予め消去した前処理画像を動的二値化処理の
対象としていることから、上述の高輝度部分23の存在
に起因する二値化処理上の誤差を生じることなく、正し
い形状抽出を行うことができる。
【0039】次に図10を参照して、サーチライン設定
処理について図4のフローチャートに沿って説明する。
図4のフローチャートは、サーチライン設定処理部15
の機能を実現するためのサーチライン設定プログラムを
示している。まず図10(a)に示すように、原画像よ
り突起24bを消去し細胞本体24aのみとした画像
(細胞本体画像)を細胞本体検出処理部14より入手す
る(ST21)。この細胞本体画像は、細胞本体検出処
理部14にて生成され、原画像中の細胞画像をウェーブ
レット変換によって周波数変換して得られる低周波側の
成分から細胞本体画像が生成される。なお、周波数変換
としては、ウェーブレット変換以外にもアダマール変換
や離散コサイン変換(DCT)、フーリエ変換等を使用
したものを用いてもよい。
処理について図4のフローチャートに沿って説明する。
図4のフローチャートは、サーチライン設定処理部15
の機能を実現するためのサーチライン設定プログラムを
示している。まず図10(a)に示すように、原画像よ
り突起24bを消去し細胞本体24aのみとした画像
(細胞本体画像)を細胞本体検出処理部14より入手す
る(ST21)。この細胞本体画像は、細胞本体検出処
理部14にて生成され、原画像中の細胞画像をウェーブ
レット変換によって周波数変換して得られる低周波側の
成分から細胞本体画像が生成される。なお、周波数変換
としては、ウェーブレット変換以外にもアダマール変換
や離散コサイン変換(DCT)、フーリエ変換等を使用
したものを用いてもよい。
【0040】そしてこの細胞本体画像から突起の根本を
検出するためのサーチラインSLが設定される。すなわ
ち図10(b)に示すように、この細胞本体画像におい
て細胞本体24aを数画素太らせた画像(細胞本体24
a’の画像)を生成して、サーチライン記憶部16に格
納し(ST22)、メインフローに戻る。そしてここで
求められた拡大された細胞本体24a’の外側のエッジ
が、サーチラインSLとして設定される。すなわち細胞
本体画像の細胞本体24aのエッジを所定画素外側に拡
大して得られる細胞本体のエッジが突起の根本を検出す
るためのサーチラインSLとして設定される。
検出するためのサーチラインSLが設定される。すなわ
ち図10(b)に示すように、この細胞本体画像におい
て細胞本体24aを数画素太らせた画像(細胞本体24
a’の画像)を生成して、サーチライン記憶部16に格
納し(ST22)、メインフローに戻る。そしてここで
求められた拡大された細胞本体24a’の外側のエッジ
が、サーチラインSLとして設定される。すなわち細胞
本体画像の細胞本体24aのエッジを所定画素外側に拡
大して得られる細胞本体のエッジが突起の根本を検出す
るためのサーチラインSLとして設定される。
【0041】なお、ここでサーチラインSLを求める処
理として、図10(c)に示すように細胞本体画像にお
いて細胞本体24aのエッジの数画素外側に直接サーチ
ラインSLを設定し、これをサーチライン記憶部16に
格納するようにしてもよい(ST22’)。すなわちこ
の場合にはサーチラインSLは、細胞本体画像の細胞本
体24aのエッジから、根本検出のサーチのために適切
な距離に相当する所定画素だけ外側に設定される。
理として、図10(c)に示すように細胞本体画像にお
いて細胞本体24aのエッジの数画素外側に直接サーチ
ラインSLを設定し、これをサーチライン記憶部16に
格納するようにしてもよい(ST22’)。すなわちこ
の場合にはサーチラインSLは、細胞本体画像の細胞本
体24aのエッジから、根本検出のサーチのために適切
な距離に相当する所定画素だけ外側に設定される。
【0042】次に図11、図12、図13を参照して、
突起検出処理について図5のフローチャートに沿って説
明する。図5のフローチャートは、突起検出処理部17
の機能を実現するための突起検出処理プログラムを示し
ている。この突起検出処理は、図11に示すように二値
化処理によって求められた二値化画像(探査用画像)に
おいて、サーチラインSLに該当する位置(画素)に沿
ってエッジをサーチして突起の根本を検出し、検出され
た根本から突起の先端へ向かって連続するエッジを検出
するものである。これらの処理は、サーチラインSLに
該当する位置(画素)に沿って注目画素を移動させなが
ら行われる。そして以下に示すステップが注目画素に対
して適用される。
突起検出処理について図5のフローチャートに沿って説
明する。図5のフローチャートは、突起検出処理部17
の機能を実現するための突起検出処理プログラムを示し
ている。この突起検出処理は、図11に示すように二値
化処理によって求められた二値化画像(探査用画像)に
おいて、サーチラインSLに該当する位置(画素)に沿
ってエッジをサーチして突起の根本を検出し、検出され
た根本から突起の先端へ向かって連続するエッジを検出
するものである。これらの処理は、サーチラインSLに
該当する位置(画素)に沿って注目画素を移動させなが
ら行われる。そして以下に示すステップが注目画素に対
して適用される。
【0043】図5においてまず画素A[i](図12参
照)を注目画素とする(ST31)。次いで注目画素A
[i]の輝度を検出する(ST32)。そしてこの注目
画素A[i]が根本条件に合致しているか否かを判断す
る(ST33)。根本検出条件とは、サーチラインSL
上で注目画素を移動させて突起を検出する過程におい
て、当該注目画素が細胞本体から外側に突出する突起の
根本のエッジに到達したか否かを判定するための条件で
あり、具体的には図12(a)に示す点P1から点P2
に注目画素が移動した場合のように、現在の注目画素
(点P2)の輝度値「1」であり、かつサーチラインS
L上の1つ手前の注目画素(点P1)の輝度値が「0」
となる場合、現在の注目画素(点P2)を根本検出条件
に合致するものとする。
照)を注目画素とする(ST31)。次いで注目画素A
[i]の輝度を検出する(ST32)。そしてこの注目
画素A[i]が根本条件に合致しているか否かを判断す
る(ST33)。根本検出条件とは、サーチラインSL
上で注目画素を移動させて突起を検出する過程におい
て、当該注目画素が細胞本体から外側に突出する突起の
根本のエッジに到達したか否かを判定するための条件で
あり、具体的には図12(a)に示す点P1から点P2
に注目画素が移動した場合のように、現在の注目画素
(点P2)の輝度値「1」であり、かつサーチラインS
L上の1つ手前の注目画素(点P1)の輝度値が「0」
となる場合、現在の注目画素(点P2)を根本検出条件
に合致するものとする。
【0044】そして根本検出条件に合致しているなら
ば、当該注目画素A[i]を突起のエッジとして突起情
報記憶部18に記憶させる。また(ST33)にて根本
検出条件に合致していない場合には、サーチラインSL
に沿って注目画素を1つだけ移動する(ST39)。そ
して突起の根本が検出されたならば、この注目画素に連
続する突起のエッジを検出する(ST35)。すなわち
図12(b)に示すように突起24bの根本として検出
された注目画素(矢印(イ))を起点として、突起24
bの輪郭であるエッジを連続して検出するエッジ追跡が
行われる。ここでは、図13に示すように注目画素A
[i]の廻りを時計回りにサーチし、輝度値が「0」→
「1」となる画素を見いだすことにより、エッジに該当
する画素を検出する。図13においてWが新たなエッジ
として検出される。
ば、当該注目画素A[i]を突起のエッジとして突起情
報記憶部18に記憶させる。また(ST33)にて根本
検出条件に合致していない場合には、サーチラインSL
に沿って注目画素を1つだけ移動する(ST39)。そ
して突起の根本が検出されたならば、この注目画素に連
続する突起のエッジを検出する(ST35)。すなわち
図12(b)に示すように突起24bの根本として検出
された注目画素(矢印(イ))を起点として、突起24
bの輪郭であるエッジを連続して検出するエッジ追跡が
行われる。ここでは、図13に示すように注目画素A
[i]の廻りを時計回りにサーチし、輝度値が「0」→
「1」となる画素を見いだすことにより、エッジに該当
する画素を検出する。図13においてWが新たなエッジ
として検出される。
【0045】このエッジ検出の過程において、検出対象
とする突起24bの輪郭が全て追跡されたか否かを確認
する目的で、以下のステップが実行される。すなわちエ
ッジが検出される度に、検出されたエッジはサーチライ
ンSLに該当するか否かを判断する(ST36)。エッ
ジ追跡が未だ完了しておらず注目画素がエッジ上の矢印
(ロ)の位置にあって、サーチラインSLに該当しない
ならば、検出した当該エッジの画素を次の処理の対象と
なる注目画素とし(ST37)、(ST34)に戻る。
そして以降のステップを反復し、エッジ追跡を継続して
行う。このようにして(ST34)〜(ST37)のス
テップを反復することにより、突起24bの根本から先
端に向かって連続するエッジが検出される。
とする突起24bの輪郭が全て追跡されたか否かを確認
する目的で、以下のステップが実行される。すなわちエ
ッジが検出される度に、検出されたエッジはサーチライ
ンSLに該当するか否かを判断する(ST36)。エッ
ジ追跡が未だ完了しておらず注目画素がエッジ上の矢印
(ロ)の位置にあって、サーチラインSLに該当しない
ならば、検出した当該エッジの画素を次の処理の対象と
なる注目画素とし(ST37)、(ST34)に戻る。
そして以降のステップを反復し、エッジ追跡を継続して
行う。このようにして(ST34)〜(ST37)のス
テップを反復することにより、突起24bの根本から先
端に向かって連続するエッジが検出される。
【0046】また(ST36)において注目画素がサー
チラインSLに該当するならば、すなわちエッジとサー
チラインSLの交点を示す矢印(ハ)に注目画素が戻っ
たならば、注目画素を根本検出条件に合致した最新の画
素(矢印(イ))に戻す(ST38)。そしてこの後サ
ーチラインSLに沿って注目画素を1つだけ移動させて
(ST39)、新たな突起の根本検出を行う。すなわち
エッジ検出工程で検出したエッジの軌跡が、突起24b
の縁を周回して細胞本体24a側に向かって戻り、サー
チラインSLに到達したならば、エッジ検出工程を終了
して根本検出工程を再開する。
チラインSLに該当するならば、すなわちエッジとサー
チラインSLの交点を示す矢印(ハ)に注目画素が戻っ
たならば、注目画素を根本検出条件に合致した最新の画
素(矢印(イ))に戻す(ST38)。そしてこの後サ
ーチラインSLに沿って注目画素を1つだけ移動させて
(ST39)、新たな突起の根本検出を行う。すなわち
エッジ検出工程で検出したエッジの軌跡が、突起24b
の縁を周回して細胞本体24a側に向かって戻り、サー
チラインSLに到達したならば、エッジ検出工程を終了
して根本検出工程を再開する。
【0047】そしてサーチラインSLに沿って順次移動
させた注目画素が、画素A[i]であるか否か、すなわ
ちサーチラインSL上の起点に戻ったか否かを判定し、
戻っていなければ(ST32)に戻って同一サーチライ
ンSL上で新たな突起を検出するためのステップを反復
する。また起点に戻ったならば、当該サーチラインSL
についての突起検出処理を終了しメインフローに戻る。
させた注目画素が、画素A[i]であるか否か、すなわ
ちサーチラインSL上の起点に戻ったか否かを判定し、
戻っていなければ(ST32)に戻って同一サーチライ
ンSL上で新たな突起を検出するためのステップを反復
する。また起点に戻ったならば、当該サーチラインSL
についての突起検出処理を終了しメインフローに戻る。
【0048】上記説明したように、この細胞画像の画像
処理におけるエッジ検出工程は、細胞本体24aからス
タートして細胞本体24aから離れ、再び細胞本体24
aに戻る連続したエッジを検出するものである。そして
細胞本体24aからスタートして再び細胞本体24aに
戻る形態の1つとして、ここでは細胞本体の外側に設定
されたサーチラインSLからスタートしてサーチライン
SLに戻る形態となっている。
処理におけるエッジ検出工程は、細胞本体24aからス
タートして細胞本体24aから離れ、再び細胞本体24
aに戻る連続したエッジを検出するものである。そして
細胞本体24aからスタートして再び細胞本体24aに
戻る形態の1つとして、ここでは細胞本体の外側に設定
されたサーチラインSLからスタートしてサーチライン
SLに戻る形態となっている。
【0049】次に図14を参照して、突起判定処理につ
いて図6のフローチャートに沿って説明する。ここで
は、突起検出処理において検出された突起が、検出目的
に該当する突起であるか否かが判定される。まず突起2
4bの連続するエッジのデータを抽出し(ST41)、
連続するエッジの軌跡は所定距離内で隣接しているか否
かを判断する(ST42)。
いて図6のフローチャートに沿って説明する。ここで
は、突起検出処理において検出された突起が、検出目的
に該当する突起であるか否かが判定される。まず突起2
4bの連続するエッジのデータを抽出し(ST41)、
連続するエッジの軌跡は所定距離内で隣接しているか否
かを判断する(ST42)。
【0050】すなわち図14に示すように、突起24b
の縁に沿ったエッジが連続して検出された軌跡のうち、
細胞本体24aから遠ざかる方向の往路の軌跡と細胞本
体24a側に向かって戻る復路の軌跡との間の距離Dが
所定距離以内であって隣接していると判断されたなら
ば、当該エッジは検出目的に該当する突起であると判定
する。そしてさらに未判定のエッジがあるか否かを判断
し(ST44)、未判定のエッジがある場合には、(S
T41)に戻って、当該エッジについて同様の突起判定
処理を行う。また未判定のエッジが存在しないならば、
メインフローに戻る。
の縁に沿ったエッジが連続して検出された軌跡のうち、
細胞本体24aから遠ざかる方向の往路の軌跡と細胞本
体24a側に向かって戻る復路の軌跡との間の距離Dが
所定距離以内であって隣接していると判断されたなら
ば、当該エッジは検出目的に該当する突起であると判定
する。そしてさらに未判定のエッジがあるか否かを判断
し(ST44)、未判定のエッジがある場合には、(S
T41)に戻って、当該エッジについて同様の突起判定
処理を行う。また未判定のエッジが存在しないならば、
メインフローに戻る。
【0051】これに対し(ST42)において、図14
に示す細胞本体24aから外側へ幾分突出した凸部24
cのように、軌跡形状が緩やかな弧状であり往路の軌跡
と復路の軌跡が離れているような場合には、すなわち連
続するエッジの軌跡が隣接していないならば、当該エッ
ジは検出目的に該当せずと判定して当該エッジのデータ
を突起情報記憶部18から削除し(ST43)、この後
(ST44)に進む。
に示す細胞本体24aから外側へ幾分突出した凸部24
cのように、軌跡形状が緩やかな弧状であり往路の軌跡
と復路の軌跡が離れているような場合には、すなわち連
続するエッジの軌跡が隣接していないならば、当該エッ
ジは検出目的に該当せずと判定して当該エッジのデータ
を突起情報記憶部18から削除し(ST43)、この後
(ST44)に進む。
【0052】すなわち、ここでは細胞本体から外側へ突
出した部分のエッジのうち、エッジの往復の軌跡が互い
に所定距離内で隣接したものを突起のエッジとする。こ
れにより、突起抽出処理において本来の検出目的に合致
する形状の突起のみを正しく抽出することができる。
出した部分のエッジのうち、エッジの往復の軌跡が互い
に所定距離内で隣接したものを突起のエッジとする。こ
れにより、突起抽出処理において本来の検出目的に合致
する形状の突起のみを正しく抽出することができる。
【0053】上記説明したように、細胞画像から神経突
起などの突起部分のみを検出する突起抽出処理におい
て、細胞本体の周囲のみを突起検出のための探査対象と
することにより、画像に含まれるノイズの影響を低減し
て、突起抽出を適切にかつ効率よく行うことができる。
また、探査用画像の生成において、動的二値化処理に先
立って撮像時に照明光の回折によって細胞本体の周囲に
生じた高輝度部分を検出し、検出した高輝度部分の輝度
の値を所定の値に置換してこれらの高輝度部分を消去す
る処理を行うようにしたので、高輝度部分の影響を排除
して正しい形状抽出を行うことができる。
起などの突起部分のみを検出する突起抽出処理におい
て、細胞本体の周囲のみを突起検出のための探査対象と
することにより、画像に含まれるノイズの影響を低減し
て、突起抽出を適切にかつ効率よく行うことができる。
また、探査用画像の生成において、動的二値化処理に先
立って撮像時に照明光の回折によって細胞本体の周囲に
生じた高輝度部分を検出し、検出した高輝度部分の輝度
の値を所定の値に置換してこれらの高輝度部分を消去す
る処理を行うようにしたので、高輝度部分の影響を排除
して正しい形状抽出を行うことができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、細胞本体の周囲をサー
チして突起の根元を検出する根元検出工程と、根元から
突起の先端へ向かって連続するエッジを検出するエッジ
検出工程を含むので、細胞の突起を自動的に検出するこ
とができる。
チして突起の根元を検出する根元検出工程と、根元から
突起の先端へ向かって連続するエッジを検出するエッジ
検出工程を含むので、細胞の突起を自動的に検出するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施の形態の画像処理装置の構成を
示すブロック図
示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法のメインフローを示すフローチャート
法のメインフローを示すフローチャート
【図3】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における二値化処理のフローチャート
法における二値化処理のフローチャート
【図4】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法におけるサーチライン設定処理のフローチャート
法におけるサーチライン設定処理のフローチャート
【図5】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における突起検出処理のフローチャート
法における突起検出処理のフローチャート
【図6】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における突起判定処理のフローチャート
法における突起判定処理のフローチャート
【図7】本発明の一実施の形態の細胞画像を示す画像図
【図8】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における二値化処理の説明図
法における二値化処理の説明図
【図9】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理方
法における二値化処理の説明図
法における二値化処理の説明図
【図10】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法におけるサーチライン設定処理の説明図
方法におけるサーチライン設定処理の説明図
【図11】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理の説明図
方法における突起検出処理の説明図
【図12】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理の説明図
方法における突起検出処理の説明図
【図13】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起検出処理の説明図
方法における突起検出処理の説明図
【図14】本発明の一実施の形態の細胞画像の画像処理
方法における突起判定処理の説明図
方法における突起判定処理の説明図
2 マイクロタイタープレート
3 試料
5 カメラ
10 画像処理部
12 二値化処理部
14 細胞本体検出処理部
15 サーチライン設定処理部
17 突起検出処理部
19 突起判定処理部
24 細胞
24a 細胞本体
24b 突起
フロントページの続き
Fターム(参考) 2G045 CB01 FA11
4B063 QA18 QQ05 QQ08 QQ09 QS39
QS40 QX01
5B057 AA10 CA12 CA16 CB12 CB16
CH01 CH11 DA06 DB02 DC16
5L096 BA06 BA18 FA06 FA22 FA32
Claims (18)
- 【請求項1】細胞本体から突出する突起を細胞画像から
抽出する細胞画像処理方法であって、 細胞本体の周囲をサーチして突起の根元を検出する根元
検出工程と、 前記根元から突起の先端へ向かって連続するエッジを検
出するエッジ検出工程を含むことを特徴とする細胞の突
起検出方法。 - 【請求項2】前記根元検出工程は、細胞本体の外周にサ
ーチラインを設定し、このサーチライン上を横切るエッ
ジを検出することを特徴とする請求項1記載の細胞の突
起検出方法。 - 【請求項3】前記サーチラインは、細胞本体のエッジか
ら所定画素外側に設定することを特徴とする請求項2記
載の細胞の突起検出方法。 - 【請求項4】前記エッジ検出工程で検出したエッジの軌
跡が前記サーチラインに到達したらこのエッジ検出工程
を終了して前記根元検出工程を再開することを特徴とす
る請求項2記載の細胞の突起検出方法。 - 【請求項5】細胞本体から突出する突起を細胞画像から
抽出する細胞画像処理方法であって、 細胞画像から突起を除去した細胞本体の画像を生成する
細胞本体画像生成工程と、 前記細胞本体画像から突起の根元を検出するためのサー
チラインを設定するサーチライン設定工程と、 細胞画像において前記サーチラインに沿ってエッジをサ
ーチして突起の根元を検出する根元検出工程と、 前記根元から突起の先端へ向かって連続するエッジを検
出するエッジ検出工程を含むことを特徴とする細胞の突
起検出方法。 - 【請求項6】前記細胞本体画像生成工程は、前記細胞画
像を周波数変換して得られる低周波側の成分から細胞本
体画像を生成することを特徴とする請求項5記載の細胞
の突起検出方法。 - 【請求項7】前記サーチラインは、前記細胞本体画像の
細胞本体のエッジを所定画素外側に拡大して得られるエ
ッジであることを特徴とする請求項5記載の細胞の突起
検出方法。 - 【請求項8】前記サーチラインは、前記細胞本体画像の
細胞本体のエッジから所定画素外側に設定することを特
徴とする請求項5記載の細胞の突起検出方法。 - 【請求項9】前記エッジ検出工程で検出したエッジの軌
跡が前記サーチラインに到達したらこのエッジ検出工程
を終了して前記根元検出工程を再開することを特徴とす
る請求項5記載の細胞の突起検出方法。 - 【請求項10】コンピュータプログラムによって作動す
る処理装置に、細胞本体から突出する突起を細胞画像か
ら抽出する処理を実現させるプログラムであって、細胞
本体の周囲をサーチして突起の根元を検出する根元検出
工程と、 前記根元から突起の先端へ向かって連続するエッジを検
出するエッジ検出工程を含むことを特徴とする細胞の突
起検出を実現させるためのプログラム。 - 【請求項11】前記根元検出工程は、細胞本体の外周に
サーチラインを設定し、このサーチライン上を横切るエ
ッジを検出することを特徴とする請求項10記載の細胞
の突起検出を実現させるためのプログラム。 - 【請求項12】前記サーチラインは、細胞本体のエッジ
から所定画素外側に設定することを特徴とする請求項1
1記載の細胞の突起検出を実現させるためのプログラ
ム。 - 【請求項13】前記エッジ検出工程で検出したエッジの
軌跡が前記サーチラインに到達したらこのエッジ検出工
程を終了して前記根元検出工程を再開することを特徴と
する請求項11記載の細胞の突起検出を実現させるため
のプログラム。 - 【請求項14】細胞本体から突出する突起を細胞画像か
ら抽出する細胞画像処理方法であって、 細胞画像から突起を除去した細胞本体の画像を生成する
細胞本体画像生成工程と、 前記細胞本体画像から突起の根元を検出するためのサー
チラインを設定するサーチライン設定工程と、 細胞画像において前記サーチラインに沿ってエッジをサ
ーチして突起の根元を検出する根元検出工程と、 前記根元から突起の先端へ向かって連続するエッジを検
出するエッジ検出工程を含むことを特徴とする細胞の突
起検出を実現させるためのプログラム。 - 【請求項15】前記細胞本体画像生成工程は、前記細胞
画像を周波数変換して得られる低周波側の成分から細胞
本体画像を生成することを特徴とする請求項14記載の
細胞の突起検出を実現させるためのプログラム。 - 【請求項16】前記サーチラインは、前記細胞本体画像
の細胞本体のエッジを所定画素外側に拡大して得られる
エッジであることを特徴とする請求項14記載の細胞の
突起検出を実現させるためのプログラム。 - 【請求項17】前記サーチラインは、前記細胞本体画像
の細胞本体のエッジから所定画素外側に設定することを
特徴とする請求項14記載の細胞の突起検出を実現させ
るためのプログラム。 - 【請求項18】前記エッジ検出工程で検出したエッジの
軌跡が前記サーチラインに到達したらこのエッジ検出工
程を終了して前記根元検出工程を再開することを特徴と
する請求項14記載の細胞の突起検出を実現させるため
のプログラム。
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---|---|---|---|---|
WO2007069414A1 (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-21 | The University Of Tokyo | 線状の形態を有する細胞等を解析する方法及び神経細胞解析方法並びにそれら方法を実行する装置及びプログラム |
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JP2009063509A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Olympus Corp | 神経細胞画像解析装置及び神経細胞画像解析ソフトウェア |
JP2018198605A (ja) * | 2018-07-26 | 2018-12-20 | 株式会社ニコン | 細胞評価装置、細胞評価方法およびプログラム |
JP2021027836A (ja) * | 2020-11-16 | 2021-02-25 | 株式会社ニコン | 細胞評価装置、インキュベータおよびプログラム |
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