JP2003009009A - 固体撮像装置およびその駆動方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその駆動方法

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JP2003009009A
JP2003009009A JP2001188262A JP2001188262A JP2003009009A JP 2003009009 A JP2003009009 A JP 2003009009A JP 2001188262 A JP2001188262 A JP 2001188262A JP 2001188262 A JP2001188262 A JP 2001188262A JP 2003009009 A JP2003009009 A JP 2003009009A
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signal charges
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JP2001188262A
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Yukio Fujita
幸生 藤田
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オートフォーカス等の自動制御時においても安
定した高フレームレートと低消費電力を達成することが
できる固体撮像装置およびその駆動方法を提供する。 【解決手段】撮像領域10において水平および垂直方向
に複数のセンサ部11が配され、センサ部11で発生し
た信号電荷を所定の駆動信号に応じて垂直および水平方
向に転送して撮像信号を得る固体撮像装置であって、各
センサ部11毎に対応して設けられた読み出しゲート部
12と、読み出しゲート部12に読み出し電圧を印加し
て、センサ部11から信号電荷を読み出すとともに、当
該信号電荷を転送する駆動信号を印加する駆動部2aと
を有し、駆動部2aは、撮像領域の中央部および周辺部
に配された読み出しゲート部に、それぞれ独立に読み出
し電圧を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、固体撮像
装置およびその駆動方法に関し、特に各画素から信号電
荷を間引いて読み出すいわゆる間引き読み出し駆動が可
能な固体撮像装置およびその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタルスチルカメラの高画質化
に伴い、固体撮像素子の画素数が増加する傾向にある。
しかし、多画素になれば、必然的にフレームレートが低
くなってしまう。
【0003】デジタルスチルカメラには、オートフォー
カス(AF:Auto Focus) 、オートホワイトバランス
(AW:Auto White balance) 、自動露光(AE:Auto
Exposure)といった自動制御装置が備えられているが、
これらの制御は固体撮像素子から得られる信号を使用し
て行われている。
【0004】画素数の多い固体撮像素子の場合、上述し
たように、フレームレートが低い、すなわち、固体撮像
素子の出力信号の周期が長いので、自動制御の応答時間
が遅くなるという問題が出てくる。
【0005】固体撮像素子のフレームレートを高くする
方法の一つとして、出力信号のデータレートを高くする
方法がある。しかしながら、出力信号のデータレートを
高くするためには、サンプリングレート変換器を設ける
必要が生じ、またクロック数が高くなることに伴って、
消費電力が増大したり、垂直および水平転送の劣化やS
/N比の劣化等の問題が新たに発生し、好ましくない。
【0006】もう一つの方法としては、所定の繰り返し
単位の読み出しゲート部毎に読み出し電圧を印加して、
一部のラインのみ信号を読み出すことにより、出力する
ライン数を減らして、より高速の撮像信号を得る、いわ
ゆるライン間引き動作がある。
【0007】図15は、このライン間引き動作を行う場
合の固体撮像装置の概略構成図である。図16は、この
ライン間引き動作の概念図である。ここでは、一例とし
て、垂直方向の12画素中4画素のみの信号電荷を読み
出す場合を例に採って説明する。
【0008】このライン間引き動作を行う場合には、撮
像領域10の不図示の垂直転送部において、予め1相
目、3相目の垂直転送クロックφV1、φV3について
は、2系統のφV1A/φV1B、φV3A/φV3B
を発生させることになる。そして、間引き時には、φV
1AおよびφV3Aのみに読み出し電圧を加える。
【0009】図16に示すように、ライン間引き動作で
は、例えば、行方向(垂直方向)において12画素を繰
り返し単位とし、この12画素のうち4画素のみの信号
電荷を読み出し、水平ブランキング期間中で6ライン分
の垂直転送を行い、信号電荷の存在するパケットと空の
パケットとを加算する。
【0010】すなわち、図16において、下から1画素
目から6画素目までの信号電荷が水平転送部14で加算
され、また、下から7画素目から12画素目までの信号
電荷が水平転送部14で加算される。これは、4/12
ライン間引きといわれ、データレートを高速にする必要
もなくフレームレートを高くすることが可能となるた
め、現在よく利用されている。
【0011】上記の間引き方法を利用してのオートフォ
ーカス(AF)用駆動方法の一連動作について、図17
〜図19を用いて説明する。
【0012】まず、図17(a)に示すように、撮像領
域10の全体について、垂直方向における12画素中か
ら4画素のみの信号電荷を読み出す。ここで、撮像領域
10を撮像領域A、撮像領域B、撮像領域Cと分けた場
合に、オートフォーカス(AF)時に信号処理する信号
は、主として中央部の撮像領域Aの信号電荷Aeであ
り、撮像領域Bの信号電荷Beおよび撮像領域Cの信号
電荷Ceは不要な信号電荷となる。
【0013】次に、図17(b)に示すように、垂直転
送により撮像領域Cの信号電荷Ceを水平転送部14へ
転送して、水平転送部14により信号電荷Ceを不要信
号として掃き出していく。
【0014】次に、図18(c)に示すように、垂直転
送により撮像領域Aの信号電荷Aeを水平転送部14へ
転送して、出力部18から所望の撮像信号として出力す
る。
【0015】次に、図18(d)に示すように、残った
不要信号Beを、通常の垂直転送よりも高速に垂直転送
して掃き出す。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図18(d)の不要信号Beの高速掃き出しによる時間
のロスが発生し、また、高速掃き出しを行うために電力
を消費してしまうという問題がある。
【0017】ここで、図19(c)に示すように、垂直
転送により撮像領域Aの信号電荷Aeを水平転送部14
へ転送して、出力部18から所望の撮像信号として出力
した後、不要信号Beの高速掃き出しを行わずに、図1
9(e)に示すように、次の信号を読み出してフレーム
レートを上げることもできるが、信号を読み出すときに
掃き捨てなかった不要信号Beは、次に読み出す撮像領
域Cの不要信号Ce’と垂直転送部において重ねられる
ことになる。
【0018】この時に、垂直転送部のダイナミックレン
ジが不足していると、垂直転送の際に、不要信号Be+
Ce’と必要な領域の信号Ae’とが混ざってしまう恐
れがある。この問題は、従来例において、図15に示す
ように、撮像領域10の全領域において、4/12間引
きを行えるように読み出し電極が形成されているため
に、撮像領域Bおよび撮像領域Cの不要領域においても
信号が読み出されていることに起因している。
【0019】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、オートフォーカス等の自動制御時
においても安定した高フレームレートと低消費電力を達
成することができる固体撮像装置およびその駆動方法を
提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の固体撮像装置は、撮像領域において水平お
よび垂直方向に複数のセンサ部が配され、前記センサ部
で発生した信号電荷を所定の駆動信号に応じて垂直およ
び水平方向に転送して撮像信号を得る固体撮像装置であ
って、前記各センサ部毎に対応して設けられた読み出し
ゲート部と、前記読み出しゲート部に読み出し電圧を印
加して、前記センサ部から前記信号電荷を読み出し、当
該信号電荷を転送する前記駆動信号を印加する駆動部と
を有し、前記駆動部は、前記撮像領域の中央部および周
辺部に配された前記読み出しゲート部に、それぞれ独立
に読み出し電圧を印加する。
【0021】前記撮像領域の中央部および周辺部におけ
る複数の前記読み出しゲート部は、それぞれ垂直方向に
おいて所定の繰り返し単位で共通接続されており、前記
駆動部は、前記撮像領域の中央部および周辺部におい
て、それぞれ共通接続された複数の前記読み出しゲート
部毎に、前記読み出し電圧を印加する。
【0022】前記駆動部は、第1の動作モード時におい
て、前記撮像領域の中央部における前記読み出しゲート
部に前記読み出し電圧を印加し、当該動作モードに応じ
た前記駆動信号を印加する。
【0023】前記駆動部は、第1の動作モード時におい
て、前記撮像領域の中央部における複数の前記読み出し
ゲート部のうち、一部の前記共通接続された前記読み出
しゲート部のみに前記読み出し電圧を印加し、当該動作
モードに応じた前記駆動信号を印加する。
【0024】前記駆動部は、第2の動作モード時におい
て、前記撮像領域の中央部および周辺部における複数の
前記読み出しゲート部のうち、一部の共通接続された前
記読み出しゲート部のみにそれぞれ前記読み出し電圧を
印加し、当該動作モードに応じた前記駆動信号を印加す
る。
【0025】前記駆動部は、第3の動作モード時におい
て、前記撮像領域の中央部および周辺部における全セン
サ部に対応する前記読み出しゲート部にそれぞれ前記読
み出し電圧を印加し、当該動作モードに応じた前記駆動
信号を印加する。
【0026】上記の本発明の固体撮像装置によれば、撮
像領域においてセンサ部に光が入射すると、当該センサ
部により光電変換されて入射光量に応じた信号電荷が発
生する。例えば、オートフォーカス時などのように、撮
像領域の中央部における信号電荷のみを必要とする場合
には、駆動部により、撮像領域の中央部に配された読み
出しゲート部にのみ読み出し電圧が印加され、撮像領域
の中央部のセンサ部のみの信号電荷が読み出される。そ
して、当該撮像領域の中央部に配されたセンサ部の信号
電荷が垂直転送および水平転送されて、撮像信号として
得られることとなる。上記のように、撮像領域の中央部
における信号電荷のみを読み出すことにより、中央部に
おける信号電荷を垂直転送した後には、撮像領域には不
要な信号がないことから、その直後に、撮像領域の中央
部における信号電荷を読み出して、垂直および水平転送
することができる。また、同様の理由で、撮像領域の中
央部における信号電荷を垂直転送し終わった後には、撮
像領域には不要信号がないことから、消費電力を向上さ
せる原因となる高速掃き出しなどを行う必要もない。
【0027】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の固体撮像装置の駆動方法は、撮像領域において水平
および垂直方向に配された複数のセンサ部と、前記各セ
ンサ部で発生した信号電荷を読み出す複数の読み出しゲ
ート部と、前記読み出しゲート部を介して読み出された
信号電荷を垂直転送する複数の垂直転送部と、前記複数
の垂直転送部から転送された信号電荷を水平転送する水
平転送部とを有する固体撮像装置の駆動方法であって、
第1のモード時において、前記撮像領域の中央部に配さ
れた前記読み出しゲート部のみに、読み出し電圧を印加
して信号電荷を読み出すステップと、前記読み出した信
号電荷を垂直方向に転送し、前記水平転送部へ転送する
ステップと、前記読み出した信号電荷を水平方向に転送
するステップとを有する。
【0028】前記読み出した信号電荷を前記水平転送部
へ転送した直後に、前記撮像領域の中央部に配された前
記読み出しゲート部のみに、前記読み出し電圧を印加し
て信号電荷を読み出すステップをさらに有する。
【0029】前記撮像領域の中央部および周辺部におけ
る複数の前記読み出しゲート部は、それぞれ垂直方向に
おいて所定の繰り返し単位で共通接続されており、前記
信号電荷を読み出すステップにおいて、前記撮像領域の
中央部において、垂直方向における一部の所定の繰り返
し単位を有する読み出しゲート部のみに前記読み出し電
圧を印加する。
【0030】前記撮像領域の中央部および周辺部におけ
る複数の前記読み出しゲート部は、それぞれ垂直方向に
おいて所定の繰り返し単位で共通接続されており、第2
の動作モード時において、前記撮像領域の中央部および
周辺部において、垂直方向における一部の所定の繰り返
し単位を有する読み出しゲート部のみにそれぞれ前記読
み出し電圧を印加して、垂直方向における一部のセンサ
部から信号電荷を読み出すステップと、前記読み出した
信号電荷を垂直方向に転送し、前記水平転送部へ転送す
るステップと、前記読み出した信号電荷を水平方向に転
送するステップとを有する。
【0031】第3の動作モード時において、前記撮像領
域の中央部および周辺部における全センサ部に対応する
読み出しゲート部にそれぞれ読み出し電圧を印加して、
全センサ部から信号電荷を読み出すステップと、前記読
み出した信号電荷を垂直方向に転送し、前記水平転送部
へ転送するステップと、前記読み出した信号電荷を水平
方向に転送するステップとを有する。
【0032】上記の本発明の固体撮像装置の駆動方法に
よれば、撮像領域においてセンサ部に光が入射すると、
当該センサ部により光電変換されて入射光量に応じた信
号電荷が発生する。例えば、第1の動作モードとして、
オートフォーカス時などのように、撮像領域の中央部に
おける信号電荷のみを必要とする場合には、撮像領域の
中央部に配された読み出しゲート部にのみ読み出し電圧
が印加され、撮像領域の中央部に配されたセンサ部のみ
の信号電荷が読み出される。そして、当該撮像領域の中
央部のセンサ部の信号電荷が垂直転送および水平転送さ
れて、撮像信号として得られることとなる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。なお、本実施形態で
は、インターライン転送(IT:Interline Transfer)
方式のCCD(Charge Coupled Device)固体撮像素子を
用いた場合を例に採って説明する。
【0034】図1は、本実施形態に係る固体撮像装置を
示す概略構成図である。図1に示すように、行列状に配
列され、入射光をその光量に応じた電荷量の信号電荷に
変換して蓄積する複数のセンサ部11と、これらセンサ
部11の垂直列ごとに設けられ各センサ部11から読み
出しゲート部12によって読み出された信号電荷を垂直
転送するCCDからなる複数本の垂直転送部13とによ
って撮像領域10が構成されている。
【0035】この撮像領域10において、センサ部11
は、例えばpn接合のフォトダイオードから構成されて
いる。このセンサ部11に蓄積された信号電荷は、読み
出しゲート部12に後述する読み出しパルスが印加され
ることによって垂直転送部13へ読み出される。
【0036】垂直転送部13は、例えば、4相の垂直転
送クロックφV1(A/B/C/D)、φV2、φV3
(A/B/C/D)、φV4によって転送駆動され、読
み出された信号電荷を水平ブランキング期間内において
所望のライン分ずつ順に垂直方向に転送する。
【0037】撮像領域10の図面上の下側には、CCD
からなる水平転送部14が配されている。この水平転送
部14には、複数本の垂直転送部13から信号電荷が順
次転送される。水平転送部14は、例えば2相の水平転
送クロックφH1、φH2によって転送駆動され、複数
本の垂直転送部13から移された信号電荷を、水平ブラ
ンキング期間後の水平走査期間において順次水平方向に
転送する。
【0038】水平転送部14の転送先側の端部には、例
えば、フローティングディフージョンアンプ構成の電荷
−電圧変換部15と、MOSトランジスタからなる出力
増幅器16と、出力端子17とを有する出力部18が設
けられている。この電荷−電圧変換部15は、水平転送
部14によって水平転送されてきた信号電荷を順次信号
電圧に変換して出力する。この信号電圧が出力増幅器1
6により増幅されて、出力端子17から、CCD出力V
outとして出力される。
【0039】上述したセンサ部11、読み出しゲート部
12、垂直転送部13、水平転送部14、出力部18等
は半導体基板Sub上に形成される。以上により、イン
ターライン転送方式のCCD固体撮像素子1が構成され
ている。
【0040】このCCD固体撮像素子1を駆動するため
の先述した垂直転送クロックφV1〜φV4および水平
転送クロックφH1、φH2は、タイミング発生回路2
aで発生される。このタイミング発生回路2aは、CC
D固体撮像素子1を駆動する駆動手段として機能する。
ここで、垂直転送クロックφV1〜φV4のうち、1相
目、3相目の垂直転送クロックについては、後述する通
常の撮像領域10の全体の間引き動作および撮像領域1
0の中央部のみの間引き動作を実現するために、例え
ば、それぞれ4系統の垂直転送クロックφV1A/φV
1B/φV1C/φV1D、およびφV3A/φV3B
/φV3C/φV3Dが発生される。なお、図示はしな
いが、タイミング発生回路2aは、上述した転送クロッ
ク以外にも、電子シャッタ時に、センサ部11の各々に
蓄積された信号電荷を、一斉に基板Subに掃き出すた
めに当該基板Subに印加するシャッタパルスなどの各
種のタイミング信号をも適宜発生する構成となってい
る。
【0041】図2は、撮像領域10の具体的な構成の一
例を示す平面パターン図である。垂直転送部13は、半
導体基板上に形成された転送チャネルCHと、この転送
チャネルCHの上方にその転送方向に繰り返し配列され
た4相の転送電極TE1〜TE4とから構成されてい
る。
【0042】これらの転送電極TE1〜TE4におい
て、2相目の転送電極TE2と4相目の転送電極TE4
が1層目のポリシリコンによって形成され、1相目の転
送電極TE1と3相目の転送電極TE3が2層目のポリ
シリコンによって形成された2層電極構造となってい
る。
【0043】4相の転送電極TE1〜TE4には、電荷
転送時に、例えば、4相のクロック信号φV1,φV
2,φV3,φV4が印加される。4相のクロック信号
が各転送電極TE1〜TE4に印加されると、転送チャ
ネルCHのポテンシャルψが順次変化し、その結果、転
送チャネルCH内の電荷が垂直方向に転送される。な
お、上述したように、1相目の転送電極TE1と3相目
の転送電極TE3には、それぞれφV1A/φV1B/
φV1C/φV1D、およびφV3A/φV3B/φV
3C/φV3Dのいずれかが印加される。
【0044】また、1相目および3相目の転送電極TE
1およびTE3は、センサ部11の一側部に大きく隣接
するように形成されており、読み出しゲート部12のゲ
ート電極を兼ねている。このことから、4相の垂直転送
クロックφV1〜φV4のうち、1相目および3相目の
転送電極TE1およびTE3に印加される転送クロック
φV1、φV3は、低レベル(以下、Lレベルと称
す)、中間レベル(以下、Mレベルと称す)、および高
レベル(Hレベルと称す)の3値をとるように設定され
ており、その3値目のHレベルのパルスが読み出しゲー
ト部12の読み出しパルスφRGとなる。そして、読み
出しゲート部12の制御用を兼ねた転送電極TE1、T
E3に読み出し電圧φRGが印加されると、図2に示す
読み出しゲートROGから、電荷がセンサ部11に隣接
する転送チャネルCHに転送される。
【0045】本実施形態に係る固体撮像装置では、図3
に示すように、撮像領域Aにおいては、4系統に別れた
垂直転送クロックφV1(A/B/C/D)およびφV
3(A/B/C/D)のうち、垂直転送クロックφV1
AおよびφV1B、φV3AおよびφV3Bが印加され
るようになっている。また、撮像領域Bおよび撮像領域
Cにおいては、垂直転送クロックφV1CおよびφV1
D、φV3CおよびφV3Dが印加されるようになって
いる。
【0046】図4および図5に、上記の動作を実現する
ための、垂直転送部13の転送電極の配線パターン例を
示す。ここでは、行(垂直方向)において12画素を繰
り返し単位として、4画素のみからの信号電荷を読み出
す場合、すなわち、4/12間引きを行う例について説
明する。なお、図4は、撮像領域Aにおける配線パター
ン例を示しており、図5は、撮像領域Bおよび撮像領域
Cにおける配線パターン例を示している。
【0047】図4および図5に示すように、撮像領域1
0においては、垂直転送クロックφV1(A/B/C/
D)、φV2、φV3(A/B/C/D)、およびφV
4を転送するための計10本のバスライン21−1〜2
1−10が配線されている。
【0048】そして、撮像領域Aにおいては、図4に示
すように、垂直転送クロックφV1Aを伝送するバスラ
イン21−1には、下から1画素目および3画素目のセ
ンサ部11に対応する1相目の転送電極TE1が接続さ
れている。
【0049】垂直転送クロックφV1Bを伝送するバス
ライン21−2には、下から5画素目、7画素目、9画
素目、11画素目のセンサ部11に対応する1相目の転
送電極TE1が接続されている。
【0050】垂直転送クロックφV2を伝送するバスラ
イン21−5には、全ての2相目の転送電極TE2が接
続されている。
【0051】垂直転送クロックφV3Aを伝送するバス
ライン21−6には、下から8画素目および10画素目
のセンサ部11に対応する3相目の転送電極TE3が接
続されている。
【0052】垂直転送クロックφV3Bを伝送するバス
ライン21−7には、下から2画素目、4画素目、6画
素目、12画素目のセンサ部11に対応する3相目の転
送電極TE3が接続されている。
【0053】垂直転送クロックφV4を伝送するバスラ
イン21−10には、全ての4相目の転送電極TE4が
接続されている。
【0054】なお、撮像領域Aの配線パターンを示す図
4には、図面の簡略化のため示さなかったが、撮像領域
Aにおける1相目と3相目の転送電極TE1およびTE
3には接続されないバスライン21−3、21−4、2
1−8、21−9も形成されている。
【0055】そして、撮像領域Bおよび撮像領域Cにお
いては、1相目および3相目の転送電極TE3には、垂
直転送クロックφV1A/φV1BとφV3A/φV3
Bの代わりに、垂直転送クロックφV1C/φV1Dと
φV3C/φV3Dを伝送するためのバスライン21−
3、21−4、21−8、21−9が図4と同様なパタ
ーンで接続されている。
【0056】すなわち、図5に示すように、垂直転送ク
ロックφV1Cを伝送するバスライン21−3には、下
から1画素目および3画素目のセンサ部11に対応する
1相目の転送電極TE1が接続されている。
【0057】垂直転送クロックφV1Dを伝送するバス
ライン21−4には、下から5画素目、7画素目、9画
素目、11画素目のセンサ部11に対応する1相目の転
送電極TE1が接続されている。
【0058】垂直転送クロックφV2を伝送するバスラ
イン21−5には、全ての2相目の転送電極TE2が接
続されている。
【0059】垂直転送クロックφV3Cを伝送するバス
ライン21−8には、下から8画素目および10画素目
のセンサ部11に対応する3相目の転送電極TE3が接
続されている。
【0060】垂直転送クロックφV3Dを伝送するバス
ライン21−9には、下から2画素目、4画素目、6画
素目、12画素目のセンサ部11に対応する3相目の転
送電極TE3が接続されている。
【0061】垂直転送クロックφV4を伝送するバスラ
イン21−10には、全ての4相目の転送電極TE4が
接続されている。
【0062】なお、図4と同様、撮像領域Bおよび撮像
領域Cの配線パターンを示す図5には、図面の簡略化の
ため示さなかったが、撮像領域Bおよび撮像領域Cにお
ける1相目と3相目の転送電極TE1およびTE3には
接続されないバスライン21−1、21−2、21−
6、21−7も形成されている。
【0063】次に、上記構成の本実施形態に係る固体撮
像装置の動作について、オートフォーカス時等に使用す
る駆動方法(第1の動作モード)を中心に説明する。
【0064】本実施形態に係る第1の動作モードでは、
図3に示す撮像領域Aのみ通常の間引きモードと同様に
して読み出し、撮像領域Bおよび撮像領域Cにおいては
読み出さない。なお、一例として撮像領域Aのみ4/1
2間引きモードを行う例について説明する。
【0065】図6に、第1の動作モード時における撮像
領域Aの読み出しの様子を示し、図7に第1の動作モー
ド時における撮像領域Bおよび撮像領域Cの読み出しの
様子を示す。
【0066】また、図6および図7において、各画素の
横には、図4および図5に示した配線原理に沿って各画
素に与えられる4系統の垂直転送クロックφV1A/φ
V1B/φV1C/φV1D、φV3A/φV3B/φ
V3C/φV3Dについての各画素との対応関係を示し
ている。
【0067】また、第1の動作モードにおける4相の垂
直転送クロックφV1A/φV1B/φV1C/φV1
D、φV2、φV3A/φV3B/φV3C/φV3
D、φV4のタイミングチャートを図8および図9に示
す。ここで、図9は、図8に示すタイミングチャートの
水平ブランキング期間H−BLKにおける各垂直転送ク
ロックの詳細な位相関係を示すものである。
【0068】まず、図8に示すタイミングチャートにお
いて、垂直ブランキング期間のあるタイミングで1相目
および3相目の垂直転送クロックφV1A、φV3Aに
Hレベルの読み出しパルスφRGが印加されることで、
垂直方向において12画素を繰り返し単位として、その
12画素のうちの4画素についてのみセンサ部11の信
号電荷が垂直転送部13に読み出される。
【0069】具体的には、図6から明らかなように、撮
像領域Aにおいて、下から1行目から12行目を繰り返
し単位とし、1行目、3行目、8行目、10行目の各画
素についてのみ信号電荷が読み出され、残りの2行目、
4〜7行目、9行目、11〜12行目の各画素について
は信号電荷が読み出されないで、間引かれることにな
る。また、図7から明らかなように、撮像領域Bおよび
撮像領域Cにおいては、全ての画素からの信号電荷が読
み出されない。
【0070】上記のようにして読み出されることで、図
10(a)に示すように、撮像領域Aのみから信号電荷
Aeが垂直転送部に読み出され、撮像領域Bおよび撮像
領域Cにおいては信号電荷が垂直転送部に読み出されな
いことから、撮像領域Bおよび撮像領域Cにおいては垂
直転送部内には不要な信号電荷が存在しないことにな
る。
【0071】そして、撮像領域Aで読み出された信号電
荷を、垂直転送部13内で加算することなく、図10
(b)に示すように、水平転送部14方向へ転送してい
く。
【0072】この垂直転送部13における信号電荷の転
送の際には、水平ブランキング期間H−BLKにおい
て、4相の垂直転送クロックφV1(A/B/C/
D)、φV2、φV3(A/B/C/D)、φV4の図
9に示すタイミング関係によって6ライン(6行)単位
で垂直転送が行われる。
【0073】各水平ブランキング期間H−BLKにおい
て、順次、6ライン分シフトされていくことで、ついに
は、撮像領域Aで読み出された信号電荷Aeが水平転送
部14へ転送されることになる。このとき、撮像領域A
で読み出された、信号電荷Aeが存在する1行目および
3行目を含めた1行目から6行目までの画素の信号電荷
が、水平転送部14内で加算されることになる。その
後、水平転送部14によって順に水平転送され、電荷−
電圧変換部15を有する出力部18により信号電圧に変
換されてCCD出力Voutとして出力される。同様に
して、次の水平ブランキング期間H−BLKにおいて、
6ライン分シフトされて、撮像領域Aで読み出された、
信号電荷Aeが存在する8行目および10行目を含めた
7行目から12行目までの画素の信号電荷が、水平転送
部14内で加算されて、加算された信号電荷が水平転送
部14によって水平転送されて、出力部18により信号
電圧に変換されてCCD出力Voutとして出力され
る。以上の動作を繰り返すことで、撮像領域Aにおいて
読み出された信号電荷を次々とCCD出力Voutとし
て出力していく。
【0074】図11(c)に示すように、撮像領域Aで
読み出された信号電荷Aeを全て水平転送部14へ転送
した後には、撮像領域Bにおいては、信号電荷が読み出
されていないことから、撮像領域10の垂直転送部内に
は信号電荷が存在しないことになる。
【0075】従って、図11(d)に示すように、撮像
領域Aで読み出された信号電荷Aeを全て水平転送部1
4へ転送した直後に、再び、撮像領域Aにおける信号電
荷Aeを読み出して、上述した垂直転送および水平転送
動作が行われることとなる。
【0076】上述したように、本実施形態に係る固体撮
像装置では、オートフォーカス時などのように撮像領域
Aのみの信号電荷を高速に必要とする場合において、撮
像領域Aのみの信号電荷Aeを垂直転送部に読み出すこ
とから、図11(d)に示すように、撮像領域Aで読み
出された信号電荷Aeを全て水平転送部14へ転送した
直後に、再び、撮像領域Aにおける信号電荷Aeを読み
出すことができる。従って、不要領域である撮像領域B
および撮像領域Cにおける信号電荷は読み出さないこと
から、従来例に比して、撮像領域Aの信号電荷を水平転
送部14へ転送した後に、撮像領域Bにおける信号電荷
の高速掃き出しを行う必要がないことから、その分時間
のロスがなくなり、フレームレートを向上させることが
できる。また、高速掃き出しを行う必要がないことか
ら、消費電力を低減することができる。また、従来にお
ける、撮像領域Bの不要信号を捨てずに次の信号電荷を
読み出す動作を行った際に、垂直転送部13のダイナミ
ックレンジ不足の問題から、不要信号が重ね合わさるこ
とによる、必要な信号領域に不要信号が漏れ込むといっ
た不具合もない。
【0077】ここで、第2の動作モードとして、撮像画
像を液晶モニタ等でモニタリングする場合に、なめらか
な画像を得るためフレームレートを向上させたいときに
は、撮像領域10の全体について間引き読み出しを行
う。この第2の動作モード時におけるタイミングチャー
トを図12に示す。
【0078】まず、図12に示すように、垂直ブランキ
ング期間のあるタイミングで1相目および3相目の垂直
転送クロックφV1(A/C)、φV3(A/C)にH
レベルの読み出しパルスφRGが印加されることで、撮
像領域10全体において、垂直方向の12画素を繰り返
し単位として、その12画素のうちの4画素についての
みセンサ部11の信号電荷が垂直転送部13に読み出さ
れる。
【0079】具体的には、図6に示した撮像領域Aにお
ける読み出しの様子は、第1の動作モードと同様である
が、図7に示す撮像領域Bおよび撮像領域Cにおいて
も、φV1C、φV3Cが印加される画素、すなわち、
図6と同様に、下から1行目から12行目を繰り返し単
位とし、1行目、3行目、8行目、10行目の各画素に
ついてのみ信号電荷が読み出される。
【0080】上記のようにして読み出されることで、撮
像領域10の全体について、4/12間引きが行われ
る。
【0081】そして、読み出された各信号電荷は、垂直
転送部13内で加算されることなく、順次、図9に示す
タイミング関係によって、各水平ブランキング期間H−
BLKにおいて、6ライン分シフトされていき、1行目
から6行目までの信号電荷が、水平転送部14内で加算
されることになる。その後、水平転送部14によって水
平転送され、電荷−電圧変換部15を有する出力部18
により信号電圧に変換されてCCD出力Voutとして
出力される。同様にして、次の水平ブランキング期間H
−BLKにおいて、6ライン分シフトされて、7行目か
ら12行目までの信号電荷が、水平転送部14内で加算
されて、加算された信号電荷が水平転送部14によって
水平転送されて、出力部18により信号電圧に変換され
てCCD出力Voutとして出力される。以上の動作を
繰り返すことで、撮像領域10の全体において間引き読
み出しされた信号電荷を次々とCCD出力Voutとし
て出力していく。
【0082】以上により、撮像領域10の全体について
間引き読み出しを行う第2の動作モードを実現すること
ができる。
【0083】次に、第3の動作モードとして、通常の静
止画像を得るために、撮像領域10の全センサ部11か
ら信号電荷を読み出す場合には、図13のタイミングチ
ャートに示すように、垂直ブランキング期間のあるタイ
ミングで1相目および3相目の垂直転送クロックφV1
(A/B/C/D)、φV3(A/B/C/D)にHレ
ベルの読み出しパルスφRGが印加されることで、撮像
領域10の全センサ部11からの信号電荷が垂直転送部
13に読み出される。
【0084】そして、読み出された各信号電荷は、垂直
転送部13内で加算されることなく、順次、各水平ブラ
ンキング期間H−BLKにおいて、1ライン分ずつシフ
トされていき、水平転送部14へ転送され、水平転送部
14によって水平転送され、出力部18により信号電圧
に変換されてCCD出力Voutとして出力される。
【0085】以上により、撮像領域10の全体について
読み出しを行う第3の動作モードを実現することができ
る。
【0086】図14は、上記の本実施形態に係る固体撮
像装置を撮像デバイスとして用いたカメラシステムの概
略構成図である。本カメラシステムは、例えば、ディジ
タルスチルカメラとして用いられる。
【0087】本カメラシステムにおいて、CCD固体撮
像素子1には、上述した本実施形態に係るCCD固体撮
像素子、すなわち、上述した撮像領域Aのみの間引き読
み出し、撮像領域10の全体からの間引き読み出し、お
よび撮像領域10の全画素からの読み出しを行うことが
可能なCCD固体撮像素子が用いられる。
【0088】CCD固体撮像素子1の撮像面上には、図
示しない被写体から入射される像光が、レンズ3等の光
学系を通して結像される。このCCD固体撮像素子1
は、先述したタイミング発生回路2a等を含むCCD駆
動回路2によって駆動される。
【0089】CCD固体撮像素子1の出力信号(CCD
出力Vout)は、次段の信号処理回路4において、自
動ホワイトバランス(AWB)調整等の種々の信号処理
が行われた後、撮像信号として外部に出力される。
【0090】また、CCD固体撮像素子1の動作モード
を設定するための動作モード設定部5が設けられてい
る。この動作モード設定部5では、一例として、静止画
を撮影するための通常撮像モード(第3の動作モード)
と、撮影画像を液晶モニタ等でモニタリングするための
モニタリングモード(第2の動作モード)と、オートッ
フォーカス時に使用する特殊モード(第1の動作モー
ド)とが設定される。
【0091】この動作モード設定部5で設定された動作
モードを表すモード情報は、CCD駆動回路2および信
号処理回路4に供給される。CCD駆動回路2は、通常
撮像モードの設定時には、例えば、全画素読み出し動作
を行うようにCCD固体撮像素子1を駆動し、モニタリ
ングモードの設定時には、上述した撮像領域10の全体
において間引き読み出し動作を行うようにCCD固体撮
像素子1を駆動し、特殊読み出しモードの設定時には、
上述した撮像領域Aのみ間引き読み出しし、他の領域は
読み出さないように動作を行うようにCCD固体撮像素
子1を駆動する。
【0092】上記の本実施形態に係る固体撮像素子を備
えたカメラシステムにおいて、オートフォーカス制御等
を行う際に、これらの自動制御装置の応答速度を向上さ
せることができることから、より高性能のカメラシステ
ムを実現することができる。
【0093】本発明は、上記の実施形態の説明に限定さ
れない。例えば、本実施形態では、垂直方向に配列した
12画素を繰り返し単位として、12画素中4画素のみ
の信号電荷を読み出す方法について説明したが、これに
限られるものでなく、間引き率は種々異ならせることが
できる。また、本実施形態では、4相の垂直転送電極T
E1〜TE4により垂直転送する例について説明した
が、例えば、3相の垂直転送電極により垂直転送する方
式を採用することも可能である。また、本実施形態で
は、撮像領域Aで間引き読み出しした信号電荷を出力部
から全て出力して有効な撮像信号を得る例について説明
したが、これに限られるものでなく、撮像領域Aのう
ち、水平方向における周囲の信号電荷を、例えば、信号
処理回路4に用意されているラインメモリを用いて切り
捨てて、垂直および水平方向における中央部の信号電荷
のみをオートフォーカス時に必要な信号として取り出す
こともできる。
【0094】また、本実施形態では、静止画を撮像する
際に、全画素の信号電荷を同一時刻に一斉に読み出し、
かつ各画素の信号電荷を独立に転送する全画素読み出し
方式を一例にして説明したが、これに限られるものでな
い。例えば、これ以外にも、周知の読み出し方法、例え
ば、奇数ラインと偶数ラインの各画素の信号電荷をフィ
ールドごとに交互に読み出し、かつ各画素の信号電荷を
独立に転送するいわゆるフレーム読み出し方式を採用す
ることもできる。また、例えば、垂直に隣接する2画素
の信号電荷を垂直転送部内で加算して、各フィールドで
混合する画素の組み合わせを変えるフィールド読み出し
方式を採用することもできる。その他、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
【0095】
【発明の効果】本発明によれば、オートフォーカス等の
自動制御時においても安定した高フレームレートと低消
費電力を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る固体撮像装置を示す概略構成
図である。
【図2】撮像領域の具体的な構成の一例を示す平面パタ
ーン図である。
【図3】本実施形態に係る固体撮像装置において、撮像
領域の各領域に印加される垂直転送クロックの様子を示
す図である。
【図4】撮像領域Aにおける垂直転送クロックの伝送系
の配線パターン図である。
【図5】撮像領域B,Cにおける垂直転送クロックの伝
送系の配線パターン図である。
【図6】第1の動作モード時における撮像領域Aの読み
出しの様子を示す図である。
【図7】第1の動作モード時における撮像領域B,Cの
読み出しの様子を示す図である。
【図8】撮像領域Aのみ間引き動作を行う場合の、垂直
転送クロックのタイミングチャートを示す図である。
【図9】図8に示すタイミングチャートの水平ブランキ
ング期間におけるラインシフトパルスの詳細な位相関係
を示す図である。
【図10】撮像領域Aのみ間引き動作を行う場合におい
て、撮像領域全体の一連の動作を説明するための図であ
る。
【図11】撮像領域Aのみ間引き動作を行う場合におい
て、図10に示す続きの動作を説明するための図であ
る。
【図12】撮像領域の全体についてライン間引きを行う
場合のタイミングチャートを示す図である。
【図13】撮像領域の全画素を読み出す場合のタイミン
グチャートを示す図である。
【図14】本実施形態に係る固体撮像装置を備えたカメ
ラシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図15】従来例に係る固体撮像装置に印加される垂直
転送クロックの様子を示す図である。
【図16】従来例に係る固体撮像装置において、間引き
動作を行う場合の信号電荷の読み出しの様子を示す図で
ある。
【図17】従来例に係る固体撮像装置において、オート
フォーカス時等に使用される撮像領域の中央部のみの信
号電荷を切り出す際の、撮像領域全体の一例の動作を説
明するための図である。
【図18】従来例に係る固体撮像装置において、オート
フォーカス時等に使用される撮像領域の中央部のみの信
号電荷を切り出す際の、図17に示す続きの1工程を説
明するための図である。
【図19】従来例に係る固体撮像装置において、オート
フォーカス時等に使用される撮像領域の中央部のみの信
号電荷を切り出す際の、図17に示す続きの他の工程の
例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…CCD固体撮像素子、2a…タイミング発生回路、
2…CCD駆動回路、3…レンズ、4…信号処理回路、
5…動作モード設定部、10…撮像領域、11…センサ
部、12…読み出しゲート部、13…垂直転送部、14
…水平転送部、15…電荷−電圧変換部、16…出力増
幅器、17…出力端子、18…出力部、TE1,TE
2,TE3,TE4…転送電極、21−1,21−2,
21−3,21−4,21−5,21−6,21−7,
21−8,21−9,21−10…バスライン、CH…
転送チャネル、H…水平転送期間、H−BLK…水平ブ
ランキング期間。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像領域において水平および垂直方向に複
    数のセンサ部が配され、前記センサ部で発生した信号電
    荷を所定の駆動信号に応じて垂直および水平方向に転送
    して撮像信号を得る固体撮像装置であって、 前記各センサ部毎に対応して設けられた読み出しゲート
    部と、 前記読み出しゲート部に読み出し電圧を印加して、前記
    センサ部から前記信号電荷を読み出し、当該信号電荷を
    転送する前記駆動信号を印加する駆動部とを有し、 前記駆動部は、前記撮像領域の中央部および周辺部に配
    された前記読み出しゲート部に、それぞれ独立に読み出
    し電圧を印加する固体撮像装置。
  2. 【請求項2】前記撮像領域の中央部および周辺部におけ
    る複数の前記読み出しゲート部は、それぞれ垂直方向に
    おいて所定の繰り返し単位で共通接続されており、 前記駆動部は、前記撮像領域の中央部および周辺部にお
    いて、それぞれ共通接続された複数の前記読み出しゲー
    ト部毎に、前記読み出し電圧を印加する請求項1記載の
    固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記駆動部は、第1の動作モード時におい
    て、前記撮像領域の中央部における前記読み出しゲート
    部に前記読み出し電圧を印加し、当該動作モードに応じ
    た前記駆動信号を印加する請求項1記載の固体撮像装
    置。
  4. 【請求項4】前記駆動部は、第1の動作モード時におい
    て、前記撮像領域の中央部における複数の前記読み出し
    ゲート部のうち、一部の前記共通接続された前記読み出
    しゲート部のみに前記読み出し電圧を印加し、当該動作
    モードに応じた前記駆動信号を印加する請求項2記載の
    固体撮像装置。
  5. 【請求項5】前記駆動部は、第2の動作モード時におい
    て、前記撮像領域の中央部および周辺部における複数の
    前記読み出しゲート部のうち、一部の共通接続された前
    記読み出しゲート部のみにそれぞれ前記読み出し電圧を
    印加し、当該動作モードに応じた前記駆動信号を印加す
    る請求項2記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】前記駆動部は、第3の動作モード時におい
    て、前記撮像領域の中央部および周辺部における全セン
    サ部に対応する前記読み出しゲート部にそれぞれ前記読
    み出し電圧を印加し、当該動作モードに応じた前記駆動
    信号を印加する請求項1記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】撮像領域において水平および垂直方向に配
    された複数のセンサ部と、前記各センサ部で発生した信
    号電荷を読み出す複数の読み出しゲート部と、前記読み
    出しゲート部を介して読み出された信号電荷を垂直転送
    する複数の垂直転送部と、前記複数の垂直転送部から転
    送された信号電荷を水平転送する水平転送部とを有する
    固体撮像装置の駆動方法であって、 第1のモード時において、 前記撮像領域の中央部に配された前記読み出しゲート部
    のみに、読み出し電圧を印加して信号電荷を読み出すス
    テップと、 前記読み出した信号電荷を垂直方向に転送し、前記水平
    転送部へ転送するステップと、 前記読み出した信号電荷を水平方向に転送するステップ
    とを有する固体撮像装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】前記読み出した信号電荷を前記水平転送部
    へ転送した直後に、前記撮像領域の中央部に配された前
    記読み出しゲート部のみに、前記読み出し電圧を印加し
    て信号電荷を読み出すステップをさらに有する請求項7
    記載の固体撮像装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】前記撮像領域の中央部および周辺部におけ
    る複数の前記読み出しゲート部は、それぞれ垂直方向に
    おいて所定の繰り返し単位で共通接続されており、 前記信号電荷を読み出すステップにおいて、前記撮像領
    域の中央部において、垂直方向における一部の所定の繰
    り返し単位を有する読み出しゲート部のみに前記読み出
    し電圧を印加する請求項7記載の固体撮像装置の駆動方
    法。
  10. 【請求項10】前記撮像領域の中央部および周辺部にお
    ける複数の前記読み出しゲート部は、それぞれ垂直方向
    において所定の繰り返し単位で共通接続されており、 第2の動作モード時において、 前記撮像領域の中央部および周辺部において、垂直方向
    における一部の所定の繰り返し単位を有する読み出しゲ
    ート部のみにそれぞれ前記読み出し電圧を印加して、垂
    直方向における一部のセンサ部から信号電荷を読み出す
    ステップと、 前記読み出した信号電荷を垂直方向に転送し、前記水平
    転送部へ転送するステップと、 前記読み出した信号電荷を水平方向に転送するステップ
    とを有する請求項7記載の固体撮像装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】第3の動作モード時において、 前記撮像領域の中央部および周辺部における全センサ部
    に対応する読み出しゲート部にそれぞれ読み出し電圧を
    印加して、全センサ部から信号電荷を読み出すステップ
    と、 前記読み出した信号電荷を垂直方向に転送し、前記水平
    転送部へ転送するステップと、 前記読み出した信号電荷を水平方向に転送するステップ
    とを有する請求項7記載の固体撮像装置の駆動方法。
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