JP2003008713A - 携帯機器用外装ケース及びその製造方法 - Google Patents
携帯機器用外装ケース及びその製造方法Info
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- JP2003008713A JP2003008713A JP2001177489A JP2001177489A JP2003008713A JP 2003008713 A JP2003008713 A JP 2003008713A JP 2001177489 A JP2001177489 A JP 2001177489A JP 2001177489 A JP2001177489 A JP 2001177489A JP 2003008713 A JP2003008713 A JP 2003008713A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M1/00—Substation equipment, e.g. for use by subscribers
- H04M1/02—Constructional features of telephone sets
- H04M1/0202—Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
- H04M1/0279—Improving the user comfort or ergonomics
- H04M1/0283—Improving the user comfort or ergonomics for providing a decorative aspect, e.g. customization of casings, exchangeable faceplate
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- H04M1/0206—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
- H04M1/0208—Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
- H04M1/0235—Slidable or telescopic telephones, i.e. with a relative translation movement of the body parts; Telephones using a combination of translation and other relative motions of the body parts
- H04M1/0237—Sliding mechanism with one degree of freedom
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓄光性顔料を用いて携帯機器用外装ケースの
デザインを書換え可能とし、ユーザが自分の趣味嗜好に
応じてそのデザインを換えることができる携帯機器用外
装ケース及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 各セルには赤(R)に発色する蓄光性顔
料207r、緑(G)に発色する蓄光性顔料207g、
青(B)に発色する蓄光性顔料207bが規則的に配置
されている。デザインを施す際には紫外線パルスレーザ
装置から外装ケースに向けてレーザ光を照射し、各RG
B値に対応する発光強度で蓄光性顔料が発光するように
励起させる。
デザインを書換え可能とし、ユーザが自分の趣味嗜好に
応じてそのデザインを換えることができる携帯機器用外
装ケース及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 各セルには赤(R)に発色する蓄光性顔
料207r、緑(G)に発色する蓄光性顔料207g、
青(B)に発色する蓄光性顔料207bが規則的に配置
されている。デザインを施す際には紫外線パルスレーザ
装置から外装ケースに向けてレーザ光を照射し、各RG
B値に対応する発光強度で蓄光性顔料が発光するように
励起させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、その表面に蛍光体
を有した携帯機器用外装ケース及びその製造方法に関す
る。
を有した携帯機器用外装ケース及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機の急速な普及に伴い、顧客獲
得のための様々な競争(広告、サービス、価格)が行わ
れている。その一例として、端末本体の表面に様々なデ
ザインを施して商品化している端末メーカが多く現れて
いる。既に商品化されているものとしては「特定の自動
車をデザインコンセプトとした携帯電話機」「特定の球
団仕様の携帯電話機」「特定のタレントがデザインした
携帯電話機」などがあげられる。このように、端末ユー
ザを獲得する手段として本体表面に多種多様なデザイン
を起用することは従来から行われていた。
得のための様々な競争(広告、サービス、価格)が行わ
れている。その一例として、端末本体の表面に様々なデ
ザインを施して商品化している端末メーカが多く現れて
いる。既に商品化されているものとしては「特定の自動
車をデザインコンセプトとした携帯電話機」「特定の球
団仕様の携帯電話機」「特定のタレントがデザインした
携帯電話機」などがあげられる。このように、端末ユー
ザを獲得する手段として本体表面に多種多様なデザイン
を起用することは従来から行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、購入し
てしまった端末の色や柄は固定であり、異なる色や柄の
ものを使用したいときには再度端末を購入しなければな
らなかった。本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、蓄光性顔料を用いて携帯機器用外装ケースのデザイ
ンを書換え可能とし、ユーザが自分の趣味嗜好に応じて
そのデザインを換えることができる携帯機器用外装ケー
ス及びその製造方法を提供することを目的とする。
てしまった端末の色や柄は固定であり、異なる色や柄の
ものを使用したいときには再度端末を購入しなければな
らなかった。本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、蓄光性顔料を用いて携帯機器用外装ケースのデザイ
ンを書換え可能とし、ユーザが自分の趣味嗜好に応じて
そのデザインを換えることができる携帯機器用外装ケー
ス及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願第1の発明による携帯機器用外装ケースは、ケ
ース表面に蓄光性顔料を配置したことを特徴とする。ま
た、上記携帯機器用外装ケースは、赤、緑、及び青の発
光色を有した複数種類の蓄光性顔料を規則的に配置する
ことが好ましい。
め、本願第1の発明による携帯機器用外装ケースは、ケ
ース表面に蓄光性顔料を配置したことを特徴とする。ま
た、上記携帯機器用外装ケースは、赤、緑、及び青の発
光色を有した複数種類の蓄光性顔料を規則的に配置する
ことが好ましい。
【0005】さらに、本願第2の発明による蓄光性顔料
の配置方法は、赤、緑、及び青の発光色を有した複数種
類の蓄光性顔料を携帯機器用外装ケースの表面に規則的
に配置する方法であり、赤、緑、又は青の発光色を有し
た各蓄光性顔料の配置規則を決定する段階と、配置規則
に基づいて、各蓄光性顔料を携帯機器用外装ケースの表
面に配置する段階とを具備したことを特徴とする。ま
た、上記蓄光性顔料の配置方法は、所定種類のプラスチ
ックと蓄光性顔料とを混合する段階を具備してもよい。
の配置方法は、赤、緑、及び青の発光色を有した複数種
類の蓄光性顔料を携帯機器用外装ケースの表面に規則的
に配置する方法であり、赤、緑、又は青の発光色を有し
た各蓄光性顔料の配置規則を決定する段階と、配置規則
に基づいて、各蓄光性顔料を携帯機器用外装ケースの表
面に配置する段階とを具備したことを特徴とする。ま
た、上記蓄光性顔料の配置方法は、所定種類のプラスチ
ックと蓄光性顔料とを混合する段階を具備してもよい。
【0006】さらに、本願第3の発明は、ケース表面に
蓄光性顔料が規則的に配置された携帯機器用外装ケース
へのデザイン書き込み方法であり、所望のデザインに基
づいて発光させる蓄光性顔料と当該蓄光性顔料の発光強
度とを決定する第1の段階と、発光させる蓄光性顔料に
基づいて携帯機器用外装ケースとレーザ光出力装置との
位置決めを行う第2の段階と、発光強度に基づいてレー
ザ光出力装置からレーザ光を照射することにより、発光
させる蓄光性顔料を励起させる第3の段階とを具備し、
所望のデザインがケース表面に施されるまで、第2の段
階と第3の段階とを繰り返すことを特徴とする。また、
上記携帯機器用外装ケースへのデザイン書き込み方法に
おいて、レーザ光出力装置は紫外線パルスレーザである
ことが好ましい。
蓄光性顔料が規則的に配置された携帯機器用外装ケース
へのデザイン書き込み方法であり、所望のデザインに基
づいて発光させる蓄光性顔料と当該蓄光性顔料の発光強
度とを決定する第1の段階と、発光させる蓄光性顔料に
基づいて携帯機器用外装ケースとレーザ光出力装置との
位置決めを行う第2の段階と、発光強度に基づいてレー
ザ光出力装置からレーザ光を照射することにより、発光
させる蓄光性顔料を励起させる第3の段階とを具備し、
所望のデザインがケース表面に施されるまで、第2の段
階と第3の段階とを繰り返すことを特徴とする。また、
上記携帯機器用外装ケースへのデザイン書き込み方法に
おいて、レーザ光出力装置は紫外線パルスレーザである
ことが好ましい。
【0007】さらに、本願第4の発明は、蓄光性顔料に
よってケース表面に各種デザインを施した携帯機器用外
装ケースの製造方法であり、赤、緑、又は青の発光色を
有した各蓄光性顔料の配置規則を決定する第1の段階
と、配置規則に基づいて、各蓄光性顔料を携帯機器用外
装ケースの表面に配置する第2の段階と、所望のデザイ
ンに基づいて発光させる蓄光性顔料と当該蓄光性顔料の
発光強度とを決定する第3の段階と、発光させる蓄光性
顔料に基づいて携帯機器用外装ケースとレーザ光出力装
置との位置決めを行う第4の段階と、発光強度に基づい
てレーザ光出力装置からレーザ光を照射することによ
り、発光させる蓄光性顔料を励起させる第5の段階とを
具備し、所望のデザインがケース表面に施されるまで、
第4の段階と第5の段階とを繰り返すことを特徴とす
る。また、上記携帯機器用外装ケースの製造方法は、所
定種類のプラスチックと蓄光性顔料とを混合する段階を
具備してもよい。また、上記携帯機器用外装ケースの製
造方法において、レーザ光出力装置は紫外線パルスレー
ザであることが好ましい。
よってケース表面に各種デザインを施した携帯機器用外
装ケースの製造方法であり、赤、緑、又は青の発光色を
有した各蓄光性顔料の配置規則を決定する第1の段階
と、配置規則に基づいて、各蓄光性顔料を携帯機器用外
装ケースの表面に配置する第2の段階と、所望のデザイ
ンに基づいて発光させる蓄光性顔料と当該蓄光性顔料の
発光強度とを決定する第3の段階と、発光させる蓄光性
顔料に基づいて携帯機器用外装ケースとレーザ光出力装
置との位置決めを行う第4の段階と、発光強度に基づい
てレーザ光出力装置からレーザ光を照射することによ
り、発光させる蓄光性顔料を励起させる第5の段階とを
具備し、所望のデザインがケース表面に施されるまで、
第4の段階と第5の段階とを繰り返すことを特徴とす
る。また、上記携帯機器用外装ケースの製造方法は、所
定種類のプラスチックと蓄光性顔料とを混合する段階を
具備してもよい。また、上記携帯機器用外装ケースの製
造方法において、レーザ光出力装置は紫外線パルスレー
ザであることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】紫外線などの光を吸収して可視光
を発光する物質の中に蓄光性顔料がある。長年、この蓄
光性顔料には長残光性蛍光体が用いられ、それには硫化
物蛍光体が利用されてきた。しかし、硫化物蛍光体は残
光の発光時間が短かったり、発光が弱いことなどから、
これに放射性物質を加えて放射線エネルギーでその欠点
を補っていたため、実用的用途には制限があった。しか
し、近年、放射性物質を加えなくとも発光・残光・耐光
の各面から優れた特性をもつN夜光(特許番号254382
5)に代表されるような新蓄光性顔料が開発されてい
る。本発明は、上記のような新蓄光性顔料を用いること
により、携帯機器用外装ケースのデザインを書換え可能
としたことを特徴とする。
を発光する物質の中に蓄光性顔料がある。長年、この蓄
光性顔料には長残光性蛍光体が用いられ、それには硫化
物蛍光体が利用されてきた。しかし、硫化物蛍光体は残
光の発光時間が短かったり、発光が弱いことなどから、
これに放射性物質を加えて放射線エネルギーでその欠点
を補っていたため、実用的用途には制限があった。しか
し、近年、放射性物質を加えなくとも発光・残光・耐光
の各面から優れた特性をもつN夜光(特許番号254382
5)に代表されるような新蓄光性顔料が開発されてい
る。本発明は、上記のような新蓄光性顔料を用いること
により、携帯機器用外装ケースのデザインを書換え可能
としたことを特徴とする。
【0009】<蓄光性顔料の特徴>(参考文献:根元特
殊化学(株)村山義彦「機能顔料N夜光(ルミノー
バ)」)N夜光はその蛍光体の種類により次の3種類が
ある。 SrAl2O4:Eu,Dy Sr4Al14O25:Eu,Dy CaAl2O4:Eu,Nd N夜光の一般的性状を表1に示す。
殊化学(株)村山義彦「機能顔料N夜光(ルミノー
バ)」)N夜光はその蛍光体の種類により次の3種類が
ある。 SrAl2O4:Eu,Dy Sr4Al14O25:Eu,Dy CaAl2O4:Eu,Nd N夜光の一般的性状を表1に示す。
【表1】
【0010】蓄光性顔料を発光させるためには予め光を
照射する必要がある。表1の励起ピーク波長は蓄光性顔
料が最もよく励起する波長を示す。これら励起ピーク波
長から、上記3種類の蛍光体は紫外線によく励起されて
発光することがわかる。表1の残光輝度はJIS Z8720に
規定する常用光源Da(白色蛍光灯に近似)を用いて10
00ルクスの照度で5分間励起した後の、10分後と60
分後の残光輝度である。また、残光時間は残光輝度が0.
3mcd/m2に減衰するまでの経過時間を分単位で表したも
のである。表1からSrAl2O4:Eu,Dy()及びSr4Al14O
25:Eu,Dy()が2000分以上、CaAl2O4:Eu,Nd()が1
000分以上、ということが分かる。
照射する必要がある。表1の励起ピーク波長は蓄光性顔
料が最もよく励起する波長を示す。これら励起ピーク波
長から、上記3種類の蛍光体は紫外線によく励起されて
発光することがわかる。表1の残光輝度はJIS Z8720に
規定する常用光源Da(白色蛍光灯に近似)を用いて10
00ルクスの照度で5分間励起した後の、10分後と60
分後の残光輝度である。また、残光時間は残光輝度が0.
3mcd/m2に減衰するまでの経過時間を分単位で表したも
のである。表1からSrAl2O4:Eu,Dy()及びSr4Al14O
25:Eu,Dy()が2000分以上、CaAl2O4:Eu,Nd()が1
000分以上、ということが分かる。
【0011】また、N夜光とプラスチックとを混合させ
ることもできる。この場合、N夜光の添加量はプラスチ
ックの強度との関係から30%位が適当である。そして、
その程度までなら残光輝度は添加量に比例する。両者を
混合させた状態でN夜光が光っていないときにはプラス
チックの色になる。また、全体の厚さが3mm程度までな
ら残光輝度は厚さに比例する。よって、所望の残光輝度
に応じて「添加量の割合」や「成形品の厚さ」を決定す
ることが望ましい。
ることもできる。この場合、N夜光の添加量はプラスチ
ックの強度との関係から30%位が適当である。そして、
その程度までなら残光輝度は添加量に比例する。両者を
混合させた状態でN夜光が光っていないときにはプラス
チックの色になる。また、全体の厚さが3mm程度までな
ら残光輝度は厚さに比例する。よって、所望の残光輝度
に応じて「添加量の割合」や「成形品の厚さ」を決定す
ることが望ましい。
【0012】さらに、近年では上記〜のほかに、赤
色に発色する新蓄光性顔料が開発された。本発明は、R
(赤色)G(緑色)B(青色)に発色する新蓄光性顔料
を携帯電話機に配置することにより、出荷時に特定のデ
ザインが施されていなくても、購入者によって所定時間
(例えば1日)だけ特定のデザインを施すことのできる
携帯電話機を提供することを特徴とする。本実施の形態
では、購入者は特定の装置(ここでは紫外線パルスレー
ザ装置)のあるところに出向き、自分の持ち込んだ写真
やデザイン(その装置がインターネットに接続されてい
る場合にはダウンロードしたデザイン)を書き込むこと
とする。
色に発色する新蓄光性顔料が開発された。本発明は、R
(赤色)G(緑色)B(青色)に発色する新蓄光性顔料
を携帯電話機に配置することにより、出荷時に特定のデ
ザインが施されていなくても、購入者によって所定時間
(例えば1日)だけ特定のデザインを施すことのできる
携帯電話機を提供することを特徴とする。本実施の形態
では、購入者は特定の装置(ここでは紫外線パルスレー
ザ装置)のあるところに出向き、自分の持ち込んだ写真
やデザイン(その装置がインターネットに接続されてい
る場合にはダウンロードしたデザイン)を書き込むこと
とする。
【0013】図1は本発明の実施の形態を説明するため
の携帯電話機の全体斜視図である。同図(a)は使用時
における表ケース101、アンテナ103、ディスプレ
イ105、スライド部107、及び本体側面109の位
置関係を示している。本実施の形態では表ケース10
1、スライド部107、及び本体側面109を総称して
「外装ケース」と称す。同図(b)はスライド部107
を可動方向111にスライドさせたときの表ケース10
1、アンテナ103、ディスプレイ105、スライド部
107、及び本体側面109の位置関係を示している。
同図(c)は表ケース101、アンテナ103、ディス
プレイ105、スライド部107、及び本体側面109
の分解斜視図である。
の携帯電話機の全体斜視図である。同図(a)は使用時
における表ケース101、アンテナ103、ディスプレ
イ105、スライド部107、及び本体側面109の位
置関係を示している。本実施の形態では表ケース10
1、スライド部107、及び本体側面109を総称して
「外装ケース」と称す。同図(b)はスライド部107
を可動方向111にスライドさせたときの表ケース10
1、アンテナ103、ディスプレイ105、スライド部
107、及び本体側面109の位置関係を示している。
同図(c)は表ケース101、アンテナ103、ディス
プレイ105、スライド部107、及び本体側面109
の分解斜視図である。
【0014】本発明の実施の形態では、上記外装ケース
に新蓄光性顔料を配置することにより、図2(a)のよ
うなデザインを施すと仮定する。図2(a)の各セルに
はRGBの配置パターンで各色に発色する新蓄光性顔料
が配置されている。各セルの拡大図を図2(b)に示
す。同図に示すように、各セルには赤(R)に発色する
蓄光性顔料207r、緑(G)に発色する蓄光性顔料2
07g、青(B)に発色する蓄光性顔料207bが規則
的に配置されている。なお、本実施の形態ではR→G→
Bの順に各種蓄光性顔料を配置しているが、これに限定
されないことは明らかである。
に新蓄光性顔料を配置することにより、図2(a)のよ
うなデザインを施すと仮定する。図2(a)の各セルに
はRGBの配置パターンで各色に発色する新蓄光性顔料
が配置されている。各セルの拡大図を図2(b)に示
す。同図に示すように、各セルには赤(R)に発色する
蓄光性顔料207r、緑(G)に発色する蓄光性顔料2
07g、青(B)に発色する蓄光性顔料207bが規則
的に配置されている。なお、本実施の形態ではR→G→
Bの順に各種蓄光性顔料を配置しているが、これに限定
されないことは明らかである。
【0015】本実施の形態では、図2(a)のセル20
1を黄色、セル203を紫色、セル205を水色に発光
させるとする。この場合、紫外線パルスレーザ装置から
外装ケース(図1)に向けてレーザ光を照射し、セル2
01では黄色のRGB値(例えば、FFFF00)に対
応する発光強度で各新蓄光性顔料が発光するように励起
させる。一方、セル203では紫色のRGB値(例え
ば、E178FF)に対応する発光強度で各新蓄光性顔
料が発光するように励起させる。また、セル205では
水色のRGB値(例えば、B9FFFF)に対応する発
光強度で各新蓄光性顔料が発光するように励起させる。
1を黄色、セル203を紫色、セル205を水色に発光
させるとする。この場合、紫外線パルスレーザ装置から
外装ケース(図1)に向けてレーザ光を照射し、セル2
01では黄色のRGB値(例えば、FFFF00)に対
応する発光強度で各新蓄光性顔料が発光するように励起
させる。一方、セル203では紫色のRGB値(例え
ば、E178FF)に対応する発光強度で各新蓄光性顔
料が発光するように励起させる。また、セル205では
水色のRGB値(例えば、B9FFFF)に対応する発
光強度で各新蓄光性顔料が発光するように励起させる。
【0016】具体的には、上記デザインから、発光させ
るべき蓄光性顔料とそれらの発光強度とを決定し、当該
発光強度に基づいて蓄光性顔料のドットをレーザ光で一
つずつ励起させる。そのために、所望のデザインが施さ
れるまで「外装ケースとレーザスポットとの位置決め」
→「レーザ光の照射」を繰り返す。このとき「外装ケー
ス(携帯電話機)とレーザスポットとの位置決め」は下
記〜のいずれを用いてもよい。 xy−ステージによって外装ケース(携帯電話機)を
移動させる。 ミラーを2次元に移動させて、レーザスポットの位置
を変更する。
るべき蓄光性顔料とそれらの発光強度とを決定し、当該
発光強度に基づいて蓄光性顔料のドットをレーザ光で一
つずつ励起させる。そのために、所望のデザインが施さ
れるまで「外装ケースとレーザスポットとの位置決め」
→「レーザ光の照射」を繰り返す。このとき「外装ケー
ス(携帯電話機)とレーザスポットとの位置決め」は下
記〜のいずれを用いてもよい。 xy−ステージによって外装ケース(携帯電話機)を
移動させる。 ミラーを2次元に移動させて、レーザスポットの位置
を変更する。
【0017】周知のとおり、セルサイズを小さくすれば
デザインの解像度をあげることができる。ある程度写真
のようなイメージを作る場合にはドットサイズを0.2
mm 2以下とすることが望ましい。なお、これら蓄光性
顔料は太陽光などに含まれる紫外線で不要に励起される
ことがあってはならないため、余分な紫外線はケース材
料のプラスチックで吸収させることが好ましい。また、
これら蓄光性顔料を太陽光で励起させず、且つ、レーザ
光では励起させるようにすることが困難な場合には、脱
着可能な厚い透明のプラスチックを表面にコートし、書
き込み時はそれを外してレーザ光を照射することも可能
である。
デザインの解像度をあげることができる。ある程度写真
のようなイメージを作る場合にはドットサイズを0.2
mm 2以下とすることが望ましい。なお、これら蓄光性
顔料は太陽光などに含まれる紫外線で不要に励起される
ことがあってはならないため、余分な紫外線はケース材
料のプラスチックで吸収させることが好ましい。また、
これら蓄光性顔料を太陽光で励起させず、且つ、レーザ
光では励起させるようにすることが困難な場合には、脱
着可能な厚い透明のプラスチックを表面にコートし、書
き込み時はそれを外してレーザ光を照射することも可能
である。
【0018】以上のように、N夜光等の新蓄光性顔料を
携帯電話機のような携帯機器の外装ケースに利用するこ
とにより、その携帯機器をユーザの所望の色・デザイン
で発光させることができる。また、本発明によると、特
定のデザインのものを数時間だけ又は1日だけ使用する
などというニーズにも答えることができる。また、上記
説明から分かるように、N夜光とプラスチックとを混合
して用いる場合、両者の添加量や成形物の厚さによって
成形物の特性が異なってくるため、これら「添加量」
「厚さ」を所望の特性にしたがって調節することが望ま
しい。以上、本発明の実施の形態について詳述したが、
本発明は上記説明に限定されず、携帯機器は携帯電話機
の他、携帯型パソコン、ネットワークに接続していない
電子機器などでもよいことは明らかである。
携帯電話機のような携帯機器の外装ケースに利用するこ
とにより、その携帯機器をユーザの所望の色・デザイン
で発光させることができる。また、本発明によると、特
定のデザインのものを数時間だけ又は1日だけ使用する
などというニーズにも答えることができる。また、上記
説明から分かるように、N夜光とプラスチックとを混合
して用いる場合、両者の添加量や成形物の厚さによって
成形物の特性が異なってくるため、これら「添加量」
「厚さ」を所望の特性にしたがって調節することが望ま
しい。以上、本発明の実施の形態について詳述したが、
本発明は上記説明に限定されず、携帯機器は携帯電話機
の他、携帯型パソコン、ネットワークに接続していない
電子機器などでもよいことは明らかである。
【0019】
【発明の効果】このように、本発明によれば、蓄光性顔
料を用いて携帯機器用外装ケースのデザインを書換え可
能とし、ユーザが自分の趣味嗜好に応じてそのデザイン
を換えることができる携帯機器用外装ケース及びその製
造方法を提供することができる。
料を用いて携帯機器用外装ケースのデザインを書換え可
能とし、ユーザが自分の趣味嗜好に応じてそのデザイン
を換えることができる携帯機器用外装ケース及びその製
造方法を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態である携帯電話機の斜視
図。
図。
【図2】本発明の実施の形態である外装ケース表面の拡
大図。
大図。
【符号の説明】
101 表ケース
107 スライド部
109 本体側面
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 4E068 AB00 CF00 DA09 DA13
4E360 AA02 AB12 AB42 BA13 ED27
EE11 FA01 FA11 GA51 GB26
GC11
5K011 AA01 JA01
5K023 AA07 BB01 BB04 MM25 QQ01
RR05
Claims (9)
- 【請求項1】 ケース表面に蓄光性顔料を配置したこと
を特徴とする携帯機器用外装ケース。 - 【請求項2】 請求項1に記載の携帯機器用外装ケース
において、 赤、緑、及び青の発光色を有した複数種類の蓄光性顔料
を規則的に配置したことを特徴とする携帯機器用外装ケ
ース。 - 【請求項3】 赤、緑、及び青の発光色を有した複数種
類の蓄光性顔料を携帯機器用外装ケースの表面に規則的
に配置する方法であり、 赤、緑、又は青の発光色を有した各蓄光性顔料の配置規
則を決定する段階と、 前記配置規則に基づいて、前記各蓄光性顔料を前記携帯
機器用外装ケースの表面に配置する段階とを具備したこ
とを特徴とする蓄光性顔料の配置方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の蓄光性顔料の配置方法
において、 所定種類のプラスチックと前記蓄光性顔料とを混合する
段階を具備したことを特徴とする蓄光性顔料の配置方
法。 - 【請求項5】 ケース表面に蓄光性顔料が規則的に配置
された携帯機器用外装ケースへのデザイン書き込み方法
であり、 所望のデザインに基づいて発光させる蓄光性顔料と当該
蓄光性顔料の発光強度とを決定する第1の段階と、 前記発光させる蓄光性顔料に基づいて前記携帯機器用外
装ケースとレーザ光出力装置との位置決めを行う第2の
段階と、 前記発光強度に基づいて前記レーザ光出力装置からレー
ザ光を照射することにより、前記発光させる蓄光性顔料
を励起させる第3の段階とを具備し、 前記所望のデザインが前記ケース表面に施されるまで、
前記第2の段階と前記第3の段階とを繰り返すことを特
徴とする携帯機器用外装ケースへのデザイン書き込み方
法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の携帯機器用外装ケース
へのデザイン書き込み方法において、 前記レーザ光出力装置が紫外線パルスレーザであること
を特徴とする携帯機器用外装ケースへのデザイン書き込
み方法。 - 【請求項7】 蓄光性顔料によってケース表面に各種デ
ザインを施した携帯機器用外装ケースの製造方法であ
り、 赤、緑、又は青の発光色を有した各蓄光性顔料の配置規
則を決定する第1の段階と、 前記配置規則に基づいて、前記各蓄光性顔料を前記携帯
機器用外装ケースの表面に配置する第2の段階と、 所望のデザインに基づいて発光させる蓄光性顔料と当該
蓄光性顔料の発光強度とを決定する第3の段階と、 前記発光させる蓄光性顔料に基づいて前記携帯機器用外
装ケースとレーザ光出力装置との位置決めを行う第4の
段階と、 前記発光強度に基づいて前記レーザ光出力装置からレー
ザ光を照射することにより、前記発光させる蓄光性顔料
を励起させる第5の段階とを具備し、 前記所望のデザインが前記ケース表面に施されるまで、
前記第4の段階と前記第5の段階とを繰り返すことを特
徴とする携帯機器用外装ケースの製造方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の携帯機器用外装ケース
の製造方法において、 所定種類のプラスチックと前記蓄光性顔料とを混合する
段階を具備したことを特徴とする携帯機器用外装ケース
の製造方法。 - 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の携帯機器
用外装ケースの製造方法において、 前記レーザ光出力装置が紫外線パルスレーザであること
を特徴とする携帯機器用外装ケースの製造方法。
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Cited By (1)
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