JP2003008341A - 平面アレーアンテナ - Google Patents

平面アレーアンテナ

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JP2003008341A
JP2003008341A JP2001189668A JP2001189668A JP2003008341A JP 2003008341 A JP2003008341 A JP 2003008341A JP 2001189668 A JP2001189668 A JP 2001189668A JP 2001189668 A JP2001189668 A JP 2001189668A JP 2003008341 A JP2003008341 A JP 2003008341A
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metal plate
waveguide
probe
coupling
planar array
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JP2001189668A
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English (en)
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Hiromitsu Uchida
浩光 内田
Hisafumi Yoneda
尚史 米田
Tatsuhiko Suzuki
龍彦 鈴木
Moriyasu Miyazaki
守▲泰▼ 宮▲崎▼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信電波が高周波となったときでも、所定の
アンテナ素子及び導波路の結合度を容易に得ることがで
きる平面アレーアンテナを得る。 【解決手段】 平面アレーアンテナ1は、所定の間隔で
複数の開孔2aが設けられた第1金属板2、第1金属板
2に対向して配置された第2金属板3及び第1金属板2
及び第2金属板3の周縁部で接続された側板8で画成さ
れた導波路4と、第2金属板3から導波路4内に給電プ
ローブ5aが挿入された給電体5と、各開孔2aに結合
プローブ9が挿入されて立設されたアンテナ素子7とを
備えている。第2金属板3には、結合プローブ9の先端
部9aに対向する対向面11aを有した導波路厚さ形成
手段11が設けられている。各先端部9aと対向面11
との距離を、給電プローブ5aから離れるに従って、小
さくすることにより、各結合プローブ9と導波路4との
結合度を調整し、各アンテナ素子7の給電プローブ5a
からの送信電波による励振振幅を同一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のアンテナ
素子を用いた平面アレーアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、高い周波数の電波は空間での伝
搬損失が大きいため、この電波の送受信をするアンテナ
は高利得のものが要求される。高利得のアンテナとし
て、最近、平面アレーアンテナが用いられている。図5
は、従来の平面アレーアンテナの構成を模式的に示した
断面図である。図5において、平面アレーアンテナ10
1は、複数の開孔102aが設けられた第1金属板10
2及びこの第1金属板102に対向して配置された第2
金属板103がそれぞれの周縁部で側板108により接
続されて画成された導波路104と、第2金属板103
の中央部でこの導波路104に挿入され、送信電波を導
波路104内に放出する給電プローブ105aを有する
給電体105と、各開孔102aに誘電体106を介し
て挿入立設され、導波路104内を伝搬してきた送信電
波を受けて励振し外部に放射するアンテナ素子107と
を備えている。
【0003】第1金属板102は、円形の平板である。
それぞれの開孔102aは、これら開孔に挿入立設され
た各アンテナ素子107の励振による送信電波が第1金
属板102と平行な面に対してすべて同位相になるよう
に配置されている。第2金属板103は、第1金属板1
02に対して平行に配置されており、中央部分に開孔1
03aが設けられ、給電プローブ105aがこの開孔1
03aに挿入されている。
【0004】導波路104は、第1金属板102、第2
金属板103及び側板108によって取り囲まれて画成
されており、給電プローブ105aで放射された送信電
波を各アンテナ素子107に伝搬する。
【0005】アンテナ素子107は、導波路104に挿
入されて給電プローブ105aからの送信電波を受け取
る棒状の結合プローブ109と、この結合プローブ10
9に設けられた放射部110とを有している。結合プロ
ーブ109は、一端部は導波路104内に挿入されてい
るが、他端部は第1金属板102のアンテナ外部側に残
っている。また、結合プローブ109は、各開孔102
aに誘電体106によって固定されており、この結合プ
ローブ109の軸線が第1金属板102に対して垂直に
保たれている。放射部110は、アンテナ外部に存在す
る円形平板であり、結合プローブ109の軸線に垂直に
設けられている。さらに、各アンテナ素子107は、そ
れぞれの結合プローブ109の長さが側板108に近づ
くに従って長くなっており、導波路104内に挿入され
ている結合プローブ109の部分も側板108に近づく
に従って長くなっている。
【0006】給電体105は、棒状の給電プローブ10
5aを有し、第2金属板103の開孔103aからこの
給電プローブ105aが導波路104内に挿入固定され
ており、電源に接続されて送信電力を給電されるように
なっている。
【0007】このような構成の平面アレーアンテナ10
1は、以下のようにして動作する。即ち、電源(図示し
ない)から給電体105に送信電力が給電されると、こ
の送信電力は給電プローブ105aから送信電波として
導波路104を伝搬して各アンテナ素子107に分岐供
給される。このとき、給電プローブ105から側板10
8に近づくに従って、送信電波密度が小さくなる。各ア
ンテナ素子107は、導波路104を伝搬する送信電波
により励振され放射部110から外部に放射される。
【0008】ここで、各アンテナ素子107は、アンテ
ナ利得を最大とするためにすべて同一振幅となるように
設定されている。即ち、各アンテナ素子107の結合プ
ローブ109と第2金属板103との間の送信電波密度
に従って、結合プローブ109及び第2金属板103間
の距離を調整する。具体的には、導波路104内の送信
電波密度が小さくなるに従って、結合プローブ109の
長さを長くすることにより、その先端109a及び第2
金属板103間の距離を小さくして、結合プローブ10
9及び第2金属板103間のキャパシタンスを大きくす
ることにより導波路104と結合プローブ109との結
合度を調整している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、送信電
波の波長は、導波路104及び結合プローブ109の結
合度と、アンテナ素子107の結合プローブ109の長
さとの関係に影響を及ぼし、波長が小さいと結合プロー
ブ109の長さの変化量に対して結合度の変化量が大き
くなることから、送信電波が高周波になると波長が小さ
くなり、結合プローブ109の長さを調整することで、
導波路104と結合プローブ109との結合度の調整が
困難になるという問題点があった。
【0010】また、平面アレーアンテナ101を組み立
てた後に、結合プローブ109の長さを調整する場合に
は、各アンテナ素子107を一旦第1金属板102から
取り外し、その結合プローブ109の長さを調整して再
度第1金属板102に取り付けなければならず、この調
整に多大な労力及び時間を要するという問題点があっ
た。
【0011】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題とするもので、送信電波が高周波となった
ときでも、所定のアンテナ素子及び導波路の結合度を容
易に得、また結合度の調整が簡単な平面アレーアンテナ
を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る平面アレ
ーアンテナは、所定の間隔で複数の開孔が設けられた第
1金属板、前記第1金属板に対向して配置された第2金
属板及び前記第1金属板及び前記第2金属板のそれぞれ
の周縁部に接続された側板により画成された導波路と、
前記第2金属板から前記導波路内に給電プローブが挿入
され、電源から供給された送信電力を前記給電プローブ
から送信電波として前記導波路内に放出する給電体と、
前記導波路を伝搬した前記送信電波を前記複数の開孔に
それぞれ挿入立設された結合プローブで受けて励振し外
部に放射するアンテナ素子とを備え、前記第2金属板に
は、前記結合プローブの先端部に対向した対向面を有す
る導波路厚さ形成手段が設けられており、前記導波路厚
さ形成手段は、前記対向面が前記給電プローブから離れ
るに従って前記結合プローブの端部に近づくように構成
されて、各前記アンテナ素子の前記励振振幅が同一とな
るようになっている。
【0013】また、前記導波路厚さ形成手段は、前記対
向面が階段状の金属板である。
【0014】また、前記導波路厚さ形成手段は、前記対
向面が傾斜した金属板である。
【0015】また、前記導波路厚さ形成手段は、第2金
属板と一体になっている。
【0016】また、前記導波路厚さ形成手段は、各前記
結合プローブに対向して設けられた複数の棒状部材であ
る。
【0017】また、前記棒状部材は、調整ねじとなって
おり、各前記調整ねじは、前記結合プローブに近づく方
向及び前記結合プローブから離れる方向に移動可能にな
っている。
【0018】また、前記第2金属板には、前記結合プロ
ーブに近づく方向及び前記結合プローブから離れる方向
に移動可能な調整ねじが設けられており、前記調整ねじ
は、前記結合プローブの先端部に対向するねじ対向面を
有している。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係る平面アレーアンテナの構成を示す
断面図である。図1において、平面アレーアンテナ1
は、複数の開孔2aを有した円形の第1金属板2及びこ
の第1金属板2に対向して配置された円形の第2金属板
3のそれぞれの周縁部で側板8により接続されて画成さ
れた導波路4と、第2金属板の中央部で導波路4に挿入
された給電プローブ5aを有する給電体5と、第1金属
板2の開孔2aに挿入立設されたアンテナ素子7とを備
えている。
【0020】給電体5は、棒状の給電プローブ5を有
し、図示しない電源に接続されており、導波路4内に送
信電波を放出するように、給電プローブ5aが第2金属
板3の中央開孔3aから挿入され立設されている。
【0021】第1金属板2の各開孔2aは、この開孔2
aに立設されたアンテナ素子7からアンテナ外部に放射
される送信電波の位相が同位相になるような所定の間隔
で配置されている。
【0022】アンテナ素子7は、各開孔2aに誘電体6
を介して挿入立設された棒状の結合プローブ9と、この
結合プローブ9に設けられた円板状の放射部10を有し
ている。結合プローブ9は、一端部が導波路4内に挿入
されており、他端部に放射部10が設けられている。放
射部10は、アンテナ外部に存在しており、その円板の
面が結合プローブ9の軸線に垂直になるように設けられ
ている。また、すべてのアンテナ素子7の結合プローブ
9は、導波路4内に同一長さだけ第1金属板2に対して
垂直に挿入されている。
【0023】第2金属板3には、厚さが導波路4側に階
段状に大きくなっている導波路厚さ形成手段11が設け
られている。この導波路厚さ形成手段11は、金属板
で、第2金属板3の内面に存在する。また、導波路厚さ
形成手段11は、第2金属板3に平行で各結合プローブ
9の先端部9aと導波路4を介して対向する複数の対向
面11aを有しており、この対向面11aが側板8に近
づいていくに従って結合プローブ9の先端部9aに近づ
いていることにより、階段状を形成している。さらに、
この対向面11aは、鏡面加工により仕上げられ、各ア
ンテナ素子7が放射する送信電波の振幅が同一になるよ
うに、導波路厚さ形成手段11の厚さが設定されてい
る。
【0024】次に、動作について説明する。まず、電源
(図示しない)から給電された送信電力が給電プローブ
5から送信電波として導波路4内に放出される。この送
信電波は導波路4内を給電プローブ5から放射状に伝搬
していき、各アンテナ素子7の結合プローブ9に分岐供
給される。送信電波が供給された各アンテナ素子7は、
それぞれ励振し、この送信電波は放射部10を介してア
ンテナ外部に同位相で放射される。
【0025】ここで、アンテナ利得が最大となるのは、
各アンテナ素子7が同一振幅で励振するときである。ア
ンテナ素子7の励振振幅は、そのアンテナ素子7に供給
された送信電波の送信電力によって決まる。給電プロー
ブ5から側板8に近づくに従って送信電波密度は小さく
なる。
【0026】この平面アレーアンテナ1は、給電プロー
ブ5から側板8に近づくに従って、導波路厚さ形成手段
11の対向面11aが結合プローブ9の先端部9aに近
づくように階段状に形成されている。従って、各結合プ
ローブ9の先端部9aと各対向面11aとの間のキャパ
シタンスは側板8に近づくほど大きくなっている。結合
プローブ9と対向面11aとの間のキャパシタンスが大
きいほど結合プローブ9と導波路4との結合度が大きく
なることから、結合プローブ9と対向面11aとの距離
が近い側板8側の結合プローブ9と導波路4との結合度
は、結合プローブ9と対向面11aとの距離が離れてい
る給電プローブ5側の結合プローブ9と導波路4との結
合度より大きくなる。従って、送信電波密度の小さいと
ころで対向面11aを結合プローブ9に近づけ、その結
合度により送信電波密度を補うように調整されているこ
とにより、各アンテナ素子7に同一の送信電力が与えら
れ、各アンテナ素子7は同一振幅で励振される。
【0027】このような構成になっているので、結合プ
ローブ9の長さで結合度を決定するのではなく、第2金
属板3に設けられている導波路厚さ形成手段11の厚さ
によって決定することができ、送信電波が高周波となる
ようなときにも、各結合プローブ9と導波路4との結合
度の微小な違いに対して容易に対応することができる。
【0028】なお、対向面11aは鏡面加工であること
が望ましいが、各結合プローブ9と導波路4との結合度
の微小な違いに対して容易に対応することができるの
で、鏡面加工でなくてもよい。
【0029】また、導波路厚さ形成手段11は、金属板
であれば同様な効果を奏するので、第2金属板3と同一
部材で一体化されていても構わない。
【0030】また、給電プローブ5は、すべてのアンテ
ナ素子7の励振振幅が同一となるように導波路厚さ形成
手段11の対向面11aの位置を設定すればよいので、
第2金属板3の中央に設けなくてもよい。
【0031】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2に係る平面アレーアンテナの構成を示す断面図で
ある。図2において、平面アレーアンテナ21は、導波
路厚さ形成手段22を備えている。導波路厚さ形成手段
22は、第2金属板3と一体化しており、第2金属板3
の中央にある中央開孔3aから側板8に近づくに従っ
て、その厚さが大きくなっている。また、導波路厚さ形
成手段22は、各アンテナ素子7に導波路4を介して対
向する対向面22aを有している。この対向面22aが
中央開孔3aに向かって傾斜しており、対向面22aは
中央開孔に向かうに従って結合プローブ9の先端部9a
から離れるように構成されている。従って、全体として
対向面22aは、形状がすり鉢状になるように構成され
ている。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0032】このような構成の平面アレーアンテナ21
は、実施の形態1と同様の効果を奏するとともに、導波
路厚さ形成手段22の対向面22aが傾斜していて段差
がないので、給電プローブ5から各アンテナ素子7に伝
搬される送信電波の損失が実施の形態1の送信電力より
小さくなり、効率的に給電プローブ5から各アンテナ素
子7に送信電力を供給することができる。
【0033】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3に係る平面アレーアンテナの構成を示す断面図で
ある。図3において、平面アレーアンテナ31は、導波
路厚さ形成手段32を備えている。第2金属板3は、各
結合プローブ9の先端部9aに導波路4を介して対向し
た部分にねじ穴3bが設けられている。導波路厚さ形成
手段32は、ねじ穴3bに螺合された棒状部材である調
整ねじ33を有している。各調整ねじ33は、第2金属
板3に垂直方向に導波路4内に挿入されており、その導
波路4内の調整ねじ33の先端部が対向面33aとなっ
ている。従って、各結合プローブ9の先端部9aと対向
面33aとはそれぞれ導波路4内で対向して配置されて
いる。また、各調整ねじ33は、第2金属板3の中央開
孔3aから側板8に近づくに従って、導波路4内に挿入
される長さが長くなっている。即ち、各結合プローブ9
の先端部9aと各対向面33aとの距離が、中央開孔3
aから側板8に近づくに従って、小さくなっている。各
調整ねじ33は、ねじ穴3bに螺合されているので、調
整ねじ33の軸線周りに回転させることにより、その軸
線方向、即ち第2金属板3に垂直な方向に移動可能とな
っている。他の構成は実施の形態1と同様である。
【0034】このような構成の平面アレーアンテナ31
は、各調整ねじ33のねじ対向面33aと各結合プロー
ブ9の先端部9aとの距離で、各結合プローブ9と導波
路4との結合度が決まるので、アンテナ組立により生じ
た誤差に対しても、アンテナ組立後に各調整ねじ33を
これら調整ねじ33の軸線方向に移動させることによ
り、各結合プローブ9の先端部9aとねじ対向面33a
との距離を調整し、容易に各結合プローブ9と導波路4
との結合度を決定することができる。
【0035】なお、調整ねじ33は、実施の形態1と同
様の効果を奏するので、第2金属板3に固定されていて
も構わない。
【0036】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4に係る平面アレーアンテナの構成を示す断面図で
ある。図4において、平面アレーアンテナ41は、先端
部が各結合プローブ9の先端部9aに対向するねじ対向
面43aとなっている調整ねじ43を備えている。ま
た、第2金属板3及びこの第2金属板3と一体になって
いる導波路厚さ形成部11には、各結合プローブ9に対
向する部分に各結合プローブ9の中心軸線方向にねじ穴
44が設けられている。このねじ穴44に調整ねじ43
が螺合され、導波路4内で結合プローブ9の先端部9a
にねじ対向面43aが対向するように調整ねじ43が設
けられている。従って、各結合プローブ9の先端部9a
に対向する導波路厚さ形成手段11の各対向面11a内
に各調整ねじ43のねじ対向面43aが突出している構
成になっている。他の構成は実施の形態1と同様であ
る。
【0037】このような構成としたことにより、実施の
形態1と同様の効果を奏する。また、各結合プローブ9
と導波路4との結合度は、各結合プローブ9の先端部9
aと対向面11aとの距離、及び各結合プローブ9の先
端部9aとねじ対向面43aとの距離の両方の距離に影
響し、ねじ対向面43aの移動量が多くても、対向面1
1aの影響で結合度の変化量はねじ対向面43aの移動
量に比べて小さい。従って、調整ねじ43による調整の
際に、各結合プローブ9と導波路4との結合度の微調整
が可能になり、より精度の高い調整をすることができ
る。
【0038】なお、調整ねじ43は、実施の形態2の平
面アレーアンテナ21に適用されても、同様な効果を奏
する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、この発明
によれば、この発明に係る平面アレーアンテナは、所定
の間隔で複数の開孔が設けられた第1金属板、前記第1
金属板に対向して配置された第2金属板及び前記第1金
属板及び前記第2金属板のそれぞれの周縁部に接続され
た側板により画成された導波路と、前記第2金属板から
前記導波路内に給電プローブが挿入され、電源から供給
された送信電力を前記給電プローブから送信電波として
前記導波路内に放出する給電体と、前記導波路を伝搬し
た前記送信電波を前記複数の開孔にそれぞれ挿入立設さ
れた結合プローブで受けて励振し外部に放射するアンテ
ナ素子とを備え、前記第2金属板には、前記結合プロー
ブの先端部に対向した対向面を有する導波路厚さ形成手
段が設けられており、前記導波路厚さ形成手段は、前記
対向面が前記給電プローブから離れるに従って前記結合
プローブの端部に近づくように構成されて、各前記アン
テナ素子の前記励振振幅が同一となるようになっている
ので、前記送信電波が高周波となるようなときにも、各
前記結合プローブと前記導波路との結合度の微小な違い
に対して容易に対応することができる。
【0040】また、前記導波路厚さ形成手段は、前記対
向面が階段状の金属板であるので、前記送信電波が高周
波となるようなときにも、各前記結合プローブと前記導
波路との結合度の微小な違いに対して容易に対応するこ
とができる。
【0041】また、前記導波路厚さ形成手段は、前記対
向面が傾斜した金属板であるので、前記送信電波の損失
を低減することができる。
【0042】また、前記導波路厚さ形成手段は、第2金
属板と一体になっているので、部品数が減少し、コスト
及び組立工数を減らすことができる。
【0043】また、前記導波路厚さ形成手段は、各前記
結合プローブに対向して設けられた複数の棒状部材であ
るので、組立作業が容易になる。
【0044】また、前記棒状部材は、調整ねじとなって
おり、各前記調整ねじは、前記結合プローブに近づく方
向及び前記結合プローブから離れる方向に移動可能にな
っているので、前記各結合プローブと前記導波路との結
合度を容易に調整することができる。
【0045】また、前記第2金属板には、前記結合プロ
ーブに近づく方向及び前記結合プローブから離れる方向
に移動可能な調整ねじが設けられており、前記調整ねじ
は、前記結合プローブの先端部に対向するねじ対向面を
有しているので、前記対向面及び前記ねじ対向面の相乗
効果により、前記各結合プローブと前記導波路との結合
度を容易に精度良く微調整をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る平面アレーア
ンテナの構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る平面アレーア
ンテナの構成を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る平面アレーア
ンテナの構成を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る平面アレーア
ンテナの構成を示す断面図である。
【図5】 従来の平面アレーアンテナの構成を示す断面
図である。
【符号の説明】 1,21,31,41 平面アレーアンテナ、2 第1
金属板、2a 開孔、3 第2金属板、4 導波路、5
給電体、5a 給電プローブ、7 アンテナ素子、8
側板、9 給電プローブ、9a 先端部、11,2
2,32,42導波路厚さ形成手段、11a,22a,
32a,42a 対向面、33 調整ねじ、43 調整
ねじ、43a ねじ対向面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 龍彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮▲崎▼ 守▲泰▼ 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA05 AA10 AB02 GA08 HA05 HA10 5J045 AA01 DA09 HA06 JA03 NA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔で複数の開孔が設けられた第
    1金属板、前記第1金属板に対向して配置された第2金
    属板及び前記第1金属板及び前記第2金属板のそれぞれ
    の周縁部に接続された側板により画成された導波路と、 前記第2金属板から前記導波路内に給電プローブが挿入
    され、電源から供給された送信電力を前記給電プローブ
    から送信電波として前記導波路内に放出する給電体と、 前記導波路を伝搬した前記送信電波を前記複数の開孔に
    それぞれ挿入立設された結合プローブで受けて励振し外
    部に放射するアンテナ素子とを備え、 前記第2金属板には、前記結合プローブの先端部に対向
    した対向面を有する導波路厚さ形成手段が設けられてお
    り、 前記導波路厚さ形成手段は、前記対向面が前記給電プロ
    ーブから離れるに従って前記結合プローブの端部に近づ
    くように構成されて、各前記アンテナ素子の前記励振振
    幅が同一となるようになっていることを特徴とする平面
    アレーアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記導波路厚さ形成手段は、前記対向面
    が階段状の金属板であることを特徴とする請求項1に記
    載の平面アレーアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記導波路厚さ形成手段は、前記対向面
    が傾斜した金属板であることを特徴とする請求項1に記
    載の平面アレーアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記金属板は、第2金属板と一体になっ
    ていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の
    平面アレーアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記金属板は、各前記結合プローブに対
    向して設けられた複数の棒状部材であることを特徴とす
    る請求項1に記載の平面アレーアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記棒状部材は、調整ねじであり、 各前記調整ねじは、前記結合プローブに近づく方向及び
    前記結合プローブから離れる方向に移動可能になってい
    ることを特徴とする請求項5に記載の平面アレーアンテ
    ナ。
  7. 【請求項7】 前記第2金属板には、前記結合プローブ
    に近づく方向及び前記結合プローブから離れる方向に移
    動可能な調整ねじが設けられており、 前記調整ねじは、前記結合プローブの先端部に対向する
    ねじ対向面を有していることを特徴とする請求項2乃至
    請求項4の何れかに記載の平面アレーアンテナ。
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