JPH053405A - 導波管結合構造 - Google Patents

導波管結合構造

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JPH053405A
JPH053405A JP15341791A JP15341791A JPH053405A JP H053405 A JPH053405 A JP H053405A JP 15341791 A JP15341791 A JP 15341791A JP 15341791 A JP15341791 A JP 15341791A JP H053405 A JPH053405 A JP H053405A
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waveguide
waveguides
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radiation
power
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JP15341791A
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Naohisa Goto
尚久 後藤
Kazuo Maehara
和雄 前原
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 幅狭面10Dを密着させて配設した2本の導
波管の裏面10Bに1本の給電用導波管12Cを、互い
にその幅広面同士を密着させて配置し、それぞれの管端
を短絡板で閉塞すると共に、この短絡板に近接して幅広
面にT字型の結合スロット18を形成し、この結合スロ
ット18に接する部分の幅狭面10Dに2本の導波管間
を連通する窓17を設けて、1本の導波管12Cから2
本の導波管1に電力を分岐させるように構成する。 【効果】 コンパクトで、振動などに対して強く、製作
の容易な導波管の電力分岐構造が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波などの高周
波送受信用に使用される導波管スロットアレーアンテナ
等に好適な導波管結合構造に関し、詳しくは、1本の給
電用導波路から2本の導波管に電力を等分配するように
した電力分岐回路の給電構造を有する導波管結合構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波帯などの比較的高い周波数の
電波を高効率で送受信するアンテナとして導波管スロッ
トアレーアンテナが知られており、このようなアンテナ
の1つに漏洩波型の導波管スロットアレーアンテナがあ
る。
【0003】かかる漏洩波型の導波管スロットアレーア
ンテナとして、例えば、W.J.GETSINGERに
よる文献、”Elliptically Polari
zed Leaky−Wave Array”,IRE
TRANSACTIONSON ANTENAS A
ND PROPAGATION,pp165−172,
March,1962に開示されたものがある。このア
ンテナは一本の一様断面を有する矩形導波管の幅広面
(H面)の管軸中心線からずれた位置に、十字型のスロ
ットを長手方向に所定の間隔で多数形成し、矩形導波管
の一端から高周波を投入するようにしたもので、他端を
無反射終端構造とした、円偏波用1次元アレーアンテナ
である。
【0004】このアンテナは基本的にはビームチルト型
となるもので、また、逐次給電型でありながら帯域幅も
比較的広くとれるという特徴を持っており、これを平面
状(2次元)にアレー化することによって、例えば衛星
放送受信用の高性能かつ高機能の開口面アンテナとする
ことができる。
【0005】すなわち漏洩波型の導波管スロットアレー
アンテナは、導波管構造を有するため給電損失が小さ
く、従ってアンテナ全体を小型化でき、またビームのチ
ルト角を適切に設定することによって、静止衛星放送の
電波を受信するに際して垂直あるいは水平に設置するこ
とが可能となる。更にまた、家屋等においては壁に沿っ
て設置できる外車両等への搭載の場合は、屋根に水平に
設置して背を低くできるので外観や風の抵抗などの面で
大きな利点がある。
【0006】ところで、かかる漏洩波型の導波管スロッ
トアレーアンテナを2次元化する場合の重要な課題とし
て給電構造をいかに構成するかがある。発明者はその好
適な構造の一つとして先にマイクロストリップ線路を用
いた回路を提案した(特開平2−58906号参照)。
【0007】この方式は、帯域特性が比較的良好である
上、サスペンデッドライン構造を採用することによって
給電損失をもかなり小さくすることが可能であり、特に
大量生産時の製造コストを安くできるという最大の利点
がある。しかし、例えば列車に搭載するアンテナのよう
な業務用途などでは、いかに給電損失を低く押さえ、ア
ンテナ全体の大きさを小さくし、あるいは軽くするかと
いったことがコストに優先する場合があり、このような
場合には給電回路に、より損失の小さい導波管を用いる
方が有利であると考えられる。
【0008】発明者はかかる結合構造のものをすでに提
案しており、これを図3および図4に示す。図3におい
て1は、放射用の導波管であり、本例では8本のかかる
導波管1がそれぞれその幅広面(H面)の一方を表に
し、幅狭面1Dが相互に接して並べられており、その表
の面である放射面1Aに放射用のスロット1Cが多数設
けられ、これによって放射部が形成されている。また、
2本のこれらの導波管1を一組として、これらの導波管
1同士が接する幅狭面1Dが管端から所定の長さにわた
り切除されて連通窓7が形成されており、管端は短絡板
2によって閉塞されている。図4は裏面の構造を示す。
図4において、給電用の導波管分岐回路6は、給電管6
Aから分岐部6Bで第1分岐管6Cに分岐され、さらに
ここから分岐部6Dで第2分岐管6Eに分岐されるまで
がすべて矩形の導波管で構成されており、その幅広面が
前記放射用の導波管1の背面(裏面1B)に密接して設
けられている。また、分岐されたこれら第2分岐管6E
の両端は短絡板6Fで閉塞されており、この短絡板6F
の近傍にあたる連通窓7の所定の位置に、導波管1およ
び第2分岐管6Eの幅広面を貫ぬいて貫通孔3が設けら
れ、ここに誘導体スリーブ5を介して給電プローブ4が
上下双方の導波管に突出するように固定されている。
【0009】そこで、このように構成されたスロットア
レーアンテナにおいては、給電管6Aから高周波電力を
投入すると、この電力は先ず分岐部6Bで等位相,等振
幅の2つの電力に分けられ、そのそれぞれが分岐部6D
で再度等位相,等振幅の2つの電力に分けられて、結局
導波管分岐回路6において4つの等しい電力に分けられ
る。そしてこれらの電力は、給電プローブ4を経てそれ
ぞれ8本の放射用導波管1に導かれ、これらの放射用導
波管1が等しい電力で励振されるのでこの電力が放射用
のスロット1Cから放射され、所定の開口面アンテナと
して作用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな導波管結合構造による導波管スロットアレーアンテ
ナにおいては、給電回路として2段の分岐部と、4本の
給電プローブによって8本の放射用導波管を励振できる
という有利な特色があるものの、実際の作製にあたって
いくつかの点で難しさがあった。
【0011】第1は、対の導波管1同士間に設けられる
連通窓7を形成するための加工、すなわち導波管1の幅
狭面1Dを切除する加工が、特定の形態のものから行な
うとすると非常に難しかったり、手順によっては時に不
可能な場合があるという問題があった。例えば、個別に
形成された導波管を並べて一体の導波管を構成する場合
は、まず個々の導波管1の端部における幅狭面1Dの一
部を切除した上で並べれば良く、この場合の切除加工は
比較的容易である。しかし、アンテナの構造剛性あるい
は強度を増すために、スロット1Cが形成される放射部
を例えば8本の導波管の配列による一体のものの構造体
(以下連管と呼ぶ)として構成することが考えられる
が、かかる場合には、先の幅狭面の切除のためには切削
刃物を前記連管の端部側から挿入しなければならず、特
定の工作機械が必要になる。あるいは、上述のアンテナ
を縦に2台連結し、しかもアンテナ全体の剛性を保持す
るために、構造上は先に述べたような連管をアンテナ単
体として使用した上、機能上は中間に短絡板を設置して
独立した2台のアンテナとして使用するというケース
(詳細は省略するが、帯域の劣化を避けながら、利得を
倍増するための手段)では、先の連管の長手方向におい
てその中ほどの位置の幅狭面を切除しなければならず、
実際上不可能である。
【0012】第2の問題は、給電プローブ4の固定作業
についてである。前述のごとく、給電プローブ4は誘電
体スリーブ5を介して貫通孔3に固定され、2つの導波
管1の双方にまたがって中途まで突出する構造となって
おり、この結合部が好ましい性能(低反射)であるため
には、これら双方への突出量を精度良く保たなければな
らないが、これが加工,組み立てをきわめて難しくして
いる。また給電プローブ4を支える誘電体スリーブ5の
材質は剛性の低いプラスチック材料(シフッ化エチレン
樹脂(PTFE)など)であるため、かかるアンテナを
列車などのように強い振動を受ける用途に使用するとき
の不安点として指摘されてきた。
【0013】また、以上に示したような、放射管の一端
側から電力を投入する構造のアンテナにおいては一般的
に、電力を投入する構造部分そのものがなるべくコンパ
クトであることが要求される。すなわち、放射管におい
て実質的にアンテナとして作用する部分はスロットが設
けられる放射部の範囲であり、またスロットはその導波
管の安定なモード(矩形導波管では、TE01モード)
を生じている領域に形成するべきであって、これまでに
述べてきた従来の電力を投入する構造部分は一般にこの
ような条件を十分に満足しているとはいえない。特にこ
の部分はアンテナの実効面積として算入できない領域で
あり、この部分をいかに小さく(一本の放射管でいえ
ば、いかに短く)できるかはこの種のアンテナで高い開
口効率を実現する上での共通した課題であった。
【0014】本発明の目的は、上述したような従来の問
題点に着目し、その解決を図るべく、作製および組立が
容易で特に給電部から放射部に高周波電力を導くための
給電プローブに代えて、導波管端部の短絡板近傍に共通
の給電用導波路から2本の放射用導波管に対して等分に
電力の分配が可能なスロットを設けるようになして、コ
ンパクトでしかも十分な剛性が保証される導波管スロッ
トアレーアンテナ等に好適な導波管結合構造を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、幅狭面を介して連設された2本毎の導
波管の放射スロットが形成されていない側の幅広面の中
央に1本の給電用導波管の幅広面を互いに密着させて接
合し、それぞれの一方の管端を短絡板で閉塞すると共
に、接合させた前記幅広面同士の中央で前記短絡板近傍
の位置に導波管の管軸方向の長孔およびこれに直角な長
孔よりなる結合スロットを穿設し、該結合スロット近傍
の前記幅狭面に前記2本毎の導波管間の連通窓を設け
て、前記結合スロットおよび前記連通窓を介し、前記1
本の給電用導波管から前記2本の導波管に電力を等分に
分配可能としたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明によれば、1本の給電用導波管から、短
絡板近傍の幅広面同士を共に穿設して形成されたほぼT
字型の結合スロットと、この結合スロットの位置に対応
する幅狭面に結合スロットと連続して設けられた連通窓
とを介して2本の放射用導波管に等分に電力が分配され
るもので、振動に強く、安定した高性能,高信頼性の給
電損失が少ない導波管スロットアレーアンテナの提供に
貢献できるばかりでなく、製作上の課題であった結合ス
ロットおよび連通窓の形成が容易となり、量産に適した
構造の電力分岐回路の提供が可能となった。
【0017】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本発明の実施例を
具体的に説明する。
【0018】図1は本発明の1実施例を示す。ここで、
放射管体10は矩形の導波管1を幅狭面(E面)10D
が隣接するように8本並べた形態のものを1体に形成し
たもので、通常の押出し成形によって容易に得ることが
できる。なお、以下でこの放射管体10の放射スロット
1Cが設けられる側の面を放射面10Aと呼び、他方の
面を裏面10Bと呼ぶことにし、形成されている各導波
管構造部分を導波管1と呼ぶこととする。そしてこの放
射面10Aには、各導波管1に沿って所定の放射スロッ
ト1Cが多数配設されている。また、10Dは隣接する
導波管1同士間の共有幅狭面である。
【0019】11は板状の金属で形成された給電回路体
であり、給電回路体11には深さに比して幅の方が広い
矩形状の溝12が形成されていて、このような給電回路
体11を放射管体10の裏面10B側に密着接合した
上、更にその外側にこれも金属製の上板13を密着接合
してその間に上記溝12による給電回路が形成される。
すなわち、上板13上に固定されるフランジ14には給
電口15が設けられていて、ここから給電された電力は
E曲りにより下方の給電回路の溝12に導かれ、更に第
1の分岐路12A,および第2の分岐路12Bを経て、
4本のそれぞれ独立した分岐回路12Cに分配されるも
ので、これによって給電回路では実質線路長が等しく保
たれる。
【0020】なお、これら4本の分岐回路12Cはその
端部12Dが閉塞されており、図2に示すように放射管
体10の短絡板16が設けられる側の端部と給電回路体
11の分岐回路12Cが閉塞された端部12Dとが重ね
合わされた状態で接合固定される。更に、図2の(A)
において、17は互いに隣接する導波管1同士間を仕切
る形で設けられている幅狭面10Dを切欠いて形成した
連通窓である。また、18は各分岐回路12Cの端部1
2Dに2本の導波管1に跨って穿設され、更に、放射管
体10の裏面10Bを貫通させる形で設けられた結合ス
ロットである。
【0021】ここで、結合スロット18と連通窓17と
の相対的な関係を図1および図2を参照して詳述してお
く。結合スロット18は図1および図2の(B)に示す
ようにほぼT字型をなすもので、各分岐回路12Cにお
いてはその幅方向が長手となる長円型の第1スロット部
18Aとして形成されると共に第1スロット部18Aの
中央部から上述の連通孔17上に分岐回路12Cの回路
形成方向に沿って延在された形で第2スロット部18B
が形成される。
【0022】そこで、これらの結合スロット18および
連通窓17を介して各分岐回路12Cに導かれた電力を
放射管体10の各第1導波管1に導いた上、各放射スロ
ット10Cを介して放射させることができ、また、放射
スロット10Cからの受信電波を各導波管1を介して短
絡板16で閉塞されたその端部に導き、更に連通窓17
および結合スロット18を介して給電回路12により給
電口15に導いて、電力として取出す受信用アンテナと
して機能させることができる。
【0023】なお、かかる作用が順調に行われるために
は各部の設計がそれぞれ適切になされる必要がある。
【0024】そこで本発明にかかる上述の結合スロット
18について、詳述する。
【0025】かかる結合スロット18の第1スロット部
18A,第2スロット部18Bおよび連通窓17を高周
波電力がスムーズ(反射無く)に通過するためには、そ
の大きさおよび位置を、導波管1ならびにこの結合スロ
ット18近傍の給電回路12(給電用導波管)のサイズ
に応じて適切に設定する必要がある。
【0026】発明者の実験では以下のような条件で好適
な結果を得た。
【0027】前記放射用導波管のサイズ:幅18mm、
高さ9.5mm 前記結合構造部付近の溝12のサイズ:幅18.5m
m、深さ5mm 第1スロット部18Aのサイズ:幅2〜5mm、長さ1
4〜18.5mm 第2スロット部18Bのサイズ:幅2〜4mm、長さ1
0mm前後 連通窓17のサイズ:その長さは第1スロット部18A
の幅と第2スロット部18Bの長さとの和、深さは6m
m前後 このような寸法で、短絡板16を第1スロット部18A
とわずかに重なる位置とした時、衛星放送の受信帯域で
ある11.7乃至12GHzの周波数帯域で良好な結合
を得た。
【0028】以上に述べたように、本発明によれば、第
1に、本発明者が先に提案した1本の給電用導波路から
2本の導波管に給電できるという利点を生かしつつ、加
工上の問題点の解決を図ることができる。すなわち、第
1スロット部18Aおよび第2スロット部18Bと連通
窓17とは、共に通常のフライス盤で上板13の取付前
に容易に精度良く加工,形成できる。しかもこれらの開
口スロットは前記放射管体10と給電回路体11との双
方に跨って形成されるものであり、両者の寸法および位
置を精度良く一致させなくてはならず、一見困難に見え
るが、いわゆるNC制御のフライス盤を用いることで両
者を別々に加工したとしても十分な精度が得られる。ま
た、放射管体10および給電回路体11を予め密着した
状態に組み立てた上で、同時に加工(一般に共加工と呼
ぶ)することも可能で、この場合はより容易に好ましい
結果が得られる。
【0029】第2に、本発明になるアンテナは強固であ
り、強い振動を受けるような用途において特に有効であ
る。すなわち、本発明では一般に柔らかいとされるプラ
スチック製の誘電体を必ずしも使用する必要がないこ
と、そして付加的な部品を組合わせる必要のない単純な
構造であるため、振動でずれを生じるなどの問題が起こ
りにくく、強い振動の中で初期の性能を安定に維持する
ことができる。特に本アンテナの放射管形成部分は剛性
の高い(断面2次モーメントの大きい)矩形断面構造と
しており、アンテナ全体としても元来振動に強い構造を
持っているもので、本発明はその特性を十分に活かした
ものといえる。
【0030】第3に、結合スロット18および連通窓1
7が形成される結合構造部分が占めるスペースはわずか
であり、有効な放射面積をほとんど減じることがない。
因みに、連通窓17の長さは前記の通り15mm以下で
あり、また短絡板16あるいは溝端12Dが、第1スロ
ット部18Aに密接して設けられることにより良好な透
過特性が得られる。実際に前記短絡板16の厚さ等を加
えたこの結合構造部分の占める長さは、高々管内波長の
1/2程度にしかならず、開口効率の高いアンテナを実
現することができた。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、幅狭面を介して連設された2本毎の導波管の放射ス
ロットが形成されていない側の幅広面の中央に1本の給
電用導波管の幅広面を互いに密着させて接合し、それぞ
れの一方の管端を短絡板で閉塞すると共に、接合させた
前記幅広面同士の中央で前記短絡板近傍の位置に導波管
の管軸方向の長孔およびこれに直角な長孔よりなる結合
スロットを穿設し、該結合スロット近傍の前記幅狭面に
前記2本毎の導波管間の連通窓を設けて、前記結合スロ
ットおよび前記連通窓を介し、前記1本の給電用導波管
から前記2本の導波管に電力を等分に分配可能としたこ
とにより、開口効率が高く、振動などに強いアンテナを
安定に製造できるため、特にもともと車載用途に適した
性能的あるいは構造的特徴を有する漏洩波型導波管スロ
ットアレーアンテナの同用途への活用の道を更に大きく
開くことができる。なお、本発明が、アンテナの給電回
路としてだけでなく導波管の一般的な電力分岐回路とし
て利用できることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成の一例を一部破砕して裏面側から
見て示す斜視図である。
【図2】図1のX−X’断面(A)およびその(A)に
おけるY−Y’断面(B)をそれぞれ示す結合構造部分
の説明用断面図である。
【図3】従来例の構成を一部破砕して示す斜視図であ
る。
【図4】図3を裏面側から見て示す斜視図である。
【符号の説明】
1 導波管 1C スロット 1D,10D 幅狭面 10 放射管体 10A 放射面 10B 裏面 10C 放射スロット 11 給電回路体 12 溝 12A 第1分岐路 12B 第2分岐路 12C 分岐回路 12D 端部 13 上板 16 短絡板 17 連通窓 18 結合スロット 18A 第1スロット部 18B 第2スロット部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 幅狭面を介して連設された2本毎の導波
    管の放射スロットが形成されていない側の幅広面の中央
    に1本の給電用導波管の幅広面を互いに密着させて接合
    し、それぞれの一方の管端を短絡板で閉塞すると共に、
    接合させた前記幅広面同士の中央で前記短絡板近傍の位
    置に導波管の管軸方向の長孔およびこれに直角な長孔よ
    りなる結合スロットを穿設し、該結合スロット近傍の前
    記幅狭面に前記2本毎の導波管間の連通窓を設けて、前
    記結合スロットおよび前記連通窓を介し、前記1本の給
    電用導波管から前記2本の導波管に電力を等分に分配可
    能としたことを特徴とする導波管結合構造。
JP15341791A 1991-06-25 1991-06-25 導波管結合構造 Withdrawn JPH053405A (ja)

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